JPH03223882A

JPH03223882A - ホログラムブラインドとコピー防止印刷物

Info

Publication number: JPH03223882A
Application number: JP1998390A
Authority: JP
Inventors: Teruo Sakamaki; 照夫坂巻; Koichiro Imazaki; 浩一郎今崎
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1990-01-30
Filing date: 1990-01-30
Publication date: 1991-10-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、傾斜した多数の短冊をホログラム画像として
記録したホログラムブラインドおよびそれを利用したコ
ピー防止印刷物に関するものである。

〔従来の技術］コピー機の発達に伴い、著作物等が無許可でコピーされ
ることが多く、様々なコピー防止対策がなされている。

第８図、第９図は、コピー防止印刷物の従来例を示した
図である。

第８図の例は、印刷物８１の表面にハーフミラ−フィル
ム８２をカバーしてラミネートしたものである。

この場合には、ランプ９１の光は、ハーフミラ−フィル
ム８２で正反射してしまうので、印刷物８Ｉの画像部か
らの反射光は、部分的にしか、レンズ９２を介して、感
光ドラム９３上に導かれないので、完全なコピーを作る
ことはできない。

なお、ハーフミラ−フィルム８２をラミネートする代わ
りに、全反射材に画像部を印刷するようにしてもよい。

第９図の例は、印刷物８３を印刷するときに、画像部と
背景部とが、コピー機の感光ドラム９３の分光反射特性
などの感度が同一になるような色相や明度に設定したも
のである。この場合には、背景部は濃い赤色にすること
が多い。

〔発明が解決しようとする課題］前述した従来のコピー防止印刷物で１よ、コピー機に写
りにくクシた反面、目視による場合にも印刷物の画像部
が見にくいという問題があった。

本発明の目的は、従来にはない３次元画像の視差を利用
することにより、印刷物をコピー機でコピーすることを
防止するホログラムブラインドとそれを用いたコピー防
止印刷物を提供することである。

（課題を解決するための手段］前記課題を解決するために、本発明によるホログラムブ
ラインドは、ホログラム感光材料の表面もしくはその付
近にその表面に対して傾斜して配置した多数の短冊の実
像をホログラム画像として記録するように構成しである
。

また、本発明によるコピー防ｌ）１印刷物は、ホログラ
ム感光材料の表面もしくはその付近にその表面に対して
傾斜して配置した多数の短冊の実像をホログラム画像と
して記録し、前記ホログラム感光材料の深い部分に印刷
用被写体の実像をホログラム画像として記録するように
構成されている。

さらに、本発明によるコピー防止印刷物は、ホログラム
感光材料の表面もしくはその付近にその表面に対して傾
斜して配置した多数の短冊の実像をホログラム画像とし
て記録したホログラムブラインドを、印刷物の表面に貼
り付けるように構成してもよい。

Ｃ実施例〕以下、図面等を参照して、実施例について、本発明の詳
細な説明する。

刷物の製造工程を説明するための図、第４図、第５図は
、同実施例印刷物の再生状態を説明するための図である
。

この実施例のコピー防止印刷物ｌは、ホログラム感光材
料１１の表面付近に、ホログラムブラインド１２が記録
されている。ホログラム感光材料ＩＩとしては、通常使
用されるものが使用できる。

ホログラムブラインド１２は、ホログラム感光材料１１
の表面に対して、３０〜６０度程度傾斜した短冊１２ａ
が、多数平行に配置されたものの実像が、ホログラム画
像として記録されたものである。したがって、このホロ
グラムブラインド１２は、コヒーレント光はもとより、
白色光によっても再生することができる。

ホログラム感光材料１１の深い部分には、印刷用被写体
の実像をホログラム画像として記録した印刷物記録面１
３が形成されている。印刷用被写体としては、平面的な
図形や文書の他に立体物をも対象にすることができる。

特に、楽譜や地図などの知識集約的な著作物を対象にす
れば、効果がある。

つぎに、第２図、第３図を参照して、製造工程に従って
、本発明のコピー防止印刷物についてさらに説明する。

まず、第２図に示すように、コヒーレントな撮影用光２
１を、ブラインド２２と印刷用被写体２３とに照射し、
それらから反射してくる物体光２４と直接照射されるコ
ヒーレントな参照光２５とを干渉させた干渉縞によって
、マスクホログラム用の感光材料２６を露光したのち現
像して、マスクホログラム３２を作製する。

つぎに、第３図に示すように、作製したマスクホログラ
ム３２に、参照光２５と共役な再生光３Ｉを照射し、イ
メージホログラム用の感光材料３５上に、ブラインド２
２と印刷物被写体２３の実像２２ａ、２３ａを再生し、
これを物体光３３として参照光３４で干渉させた干渉縞
によって、その感光材料３５を露光して現像することに
より、コピー防止印刷物１を得ることができる。

なお、このコピー防止印刷物１は、表面レリーフの金型
を作り、プラスチ、クシートに熱プレスするなどして、
エンボスホログラムを大量に作製することができる。

また、これにアルミニウム蒸着などの反射処理を施すこ
とにより、反射形ホログラムとすることもできる。

このようにして作製したコピー防止印刷物１またはその
複製物は、第４図に示すように、所定の角度に目４を置
いて見れば、印刷物記録面１３はよく見える。

このコピー防止印刷物１を、第５図に示すように、コピ
ー機の原稿ガラス而５１上に載置して、コピーしようと
しても、光源光５２がホログラムブラインド１２により
遮られて、感光ドラム５３上に印刷物記録面１３の潜像
を形成しないので、コピーすることができない。

なお、ホログラムブラインド１２の間隙から光源光５２
が入射するように、コピー防止印刷物１を傾けてコピー
しようとしても、原稿ガラス面５１から離れた部分の画
像が歪んでしまうので、やはり、コピーすることができ
ない。

第６図、第７図は、本発明によるコピー防止印刷物の他
の実施例を模式的に示した図である。

この実施例のコピー防止印刷物６は、第６図に示すよう
に、ホログラム感光材料６１にホログラムブラインド６
２のみを記録したものであり、その裏面に粘着層６４、
および剥離紙６５を形成したものである。

第７図に示すように、コピー防止印刷物６の剥離紙６５
を剥がして、用紙７１に通常のインキ７２で印刷した印
刷物７上に、粘着層６４によって貼り付ければ、第１図
に示したコピー防止印刷物１と同様にコピーすることが
できない。

以上説明した実施例に限定されることなく、本発明の範
囲内で種々の変形ができる。

例えば、ホログラムの撮影方法は、レインボウホログラ
ムなどの他の方法であってもよい。

〔発明の効果〕

以上詳しく説明したように、本発明によれば、ホログラ
ムブラインドの裏側の画像は所定の角度で見れば見える
が、それ以外の角度では入射光を遮断してしまう。した
がって、このホログラムブラインドが表面付近に再生さ
れる印刷物は、水平に近いコピー機等の光源光は遮断し
てしまい、コピーすることはできない。

【図面の簡単な説明】

す１１物の製造工程を説明するための図、第４図、第５
図は、同実施例印刷物の再生状態を説明するための図で
ある。第６図、第７図は、本発明によるコピー防止印刷物の他
の実施例を模式的に示した図である。第８図１第９図は、コピー防止印刷物の従来例を示した
図である。ｌ・・・コピー防止印刷物１１・・・ホログラム感光材料１２・・・ホログラムブラインド１３・・・印刷物記録面２１・・・撮影用光　　　　２２・・・ブラインド２３
・・・印刷物被写体　　２４・・・物体光２６・・・感
光材料３２・・・マスクホログラム３４・・・参照光５・・・参照光１・・・参照光３・・・物体光５・・・感光材料・・・目ｌ・・・原稿ガラス面３・・・感光ドラム・・・コピー防止印刷物１・・・ホログラム感光材料２・・・ホログラムブライン４・・・粘着層・・・印刷物５２・・・光源光ドロ５・・・剥離紙

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ホログラム感光材料の表面もしくはその付近にそ
の表面に対して傾斜して配置した多数の短冊の実像をホ
ログラム画像として記録するように構成したホログラム
ブラインド。
（２）ホログラム感光材料の表面もしくはその付近にそ
の表面に対して傾斜して配置した多数の短冊の実像をホ
ログラム画像として記録し、前記ホログラム感光材料の
深い部分に印刷用被写体の実像をホログラム画像として
記録するように構成したコピー防止印刷物。（３）ホロ
グラム感光材料の表面もしくはその付近にその表面に対
して傾斜して配置した多数の短冊の実像をホログラム画
像として記録したホログラムブラインドを、印刷物の表
面に貼り付けるように構成したコピー防止印刷物。