JPH0322332Y2 - - Google Patents

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JPH0322332Y2
JPH0322332Y2 JP14561384U JP14561384U JPH0322332Y2 JP H0322332 Y2 JPH0322332 Y2 JP H0322332Y2 JP 14561384 U JP14561384 U JP 14561384U JP 14561384 U JP14561384 U JP 14561384U JP H0322332 Y2 JPH0322332 Y2 JP H0322332Y2
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JP
Japan
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valve
drain valve
overflow
water
drain
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JP14561384U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、下水の集水升にかゝり、特に商店
街などのように頻繁に路面に水を流す場所に適し
た集水升に関する。
<従来の技術> 下水の集水升としては、密閉型のものが広く使
用されているが、商店街の場合は店内や路面を頻
繁に水洗することが多く、その水が流入するよう
に格子蓋がよく用いられている。
<考案が解決しようとする問題点> 格子蓋を用いた場合は、商店の店先などに設置
した場合に汚い内部が見えて美観を損い、下水の
臭気が発散して附近の住民や通行人に不快感を与
える。このような格子蓋を用いたことによる問題
の解決策として、格子蓋の下方に弁状に開閉する
内蓋、即ち排水弁を設け、常時これを閉鎖させて
おいて美観の改善及び臭気発散の防止を行わせ、
排水時には自動的に開弁させて流入した水を下水
管へ流下させることが考えられる。しかし、この
ような排水弁を設けると、大雨等によつて下水管
内が増水して集水升から溢水が起こる際に、内圧
によつて排水弁が破損する問題を副次的に発生す
る。
<問題を解決するための手段> この考案の集水升は、外枠の内側面に蓋を受け
る段部が連続して突設されており、この蓋として
は格子蓋のような透水性の蓋を用いる。上記段部
の下面には弁座が形成され、その下方に排水弁が
位置する。排水弁はその一側縁寄りの位置を上記
外枠に支持され、この位置を中心とする揺動運動
により、上記一側縁以外の縁部分が上記弁座に当
接する閉弁状態と、この縁部分が上記弁座から離
れる開弁状態をとることができる。そして、通常
は閉弁状態を維持するように、排水弁の上記一側
縁の近傍に重錘が取付けられている。
この排水弁には、大きな面積の溢水窓が穿設さ
れていて、この溢水窓を閉塞するようにその上面
に溢水弁が乗つており、この溢水弁の一側縁は蝶
番によつて上記排水弁に結合されている。
<作用> この考案の集水升は、格子蓋等で被蓋されてい
るので、地表面の水を容易に升内に導くことがで
きる。升内へ流入した水は、重錘の重力に抗らつ
て排水弁を押下げて開孔し、下水管内へ排出され
る。
下水管内が大雨等によつて増大して内圧が高ま
ると、内部の水は溢水弁を押上げて開弁し、溢水
窓を通り地表へ溢出し、下水管の内圧を引下げ
る。
<実施例 1> 第1図において、1は外枠で、その内面には連
続して段部2が突設され、丁度外枠1内に納まる
寸法の格子蓋3が段部3上に載置されている。段
部3の下方に排水弁4が位置し、図における左側
縁寄りの位置で外枠1に設けた軸5によつて揺動
自在に支持されている。排水弁4の軸5を境とし
て左側の部分4Lには、これを貫通する螺桿6及
びナツト7,7によつて重錘8が取付けられ、そ
の重力により排水弁4は常に反時計廻りの力を受
けている。この力によつて、排水弁4の軸5を境
とする右側部分4Rの周縁部分は、段部3の下面
に形成した弁座9に軽く当接する。排水弁4の左
側部分4Lは、排水弁4が軸5を中心に時計廻り
の運動を行い得るように、段部3の内のりよりも
若干小さく作られている。なお、螺桿6の先端は
逆J字形に屈曲され、その先端は段部2の上面に
当接するストツパ10を形成する。
排水弁4の右側部分4Rには、その周縁部分を
残して大きな溢水窓11が穿設され、この窓11
よりも若干大きな寸法の溢水弁12が、窓11を
閉塞するように排水弁4上に乗せられ、かつ軸5
側の側縁が蝶番13によつて排水弁4に結合され
ている。
上述の集水升は、平常は第1図に示すように排
水弁4が重錘8の重力によつて弁座9に当接した
閉弁状態にあるため、格子蓋3の隙間を通して升
内が見えるのを防ぎ、かつ下水管から上昇してく
る臭気を遮断している。
次に、地表の水を格子蓋3の隙間から流し込む
と、排水弁4上に溜つた水は重錘8の重力に抗つ
て第2図示のように排水弁4を開弁し、升内の下
方へ落下し、これを終れば自動的に第1図示の閉
弁状態へ復旧する。
また、下水管内が増水して内圧が高まつた場合
には、排水弁4は運動できないが、第3図に示す
ように溢水弁12が蝶番13を支点として開弁
し、内部の水を溢水窓11及び格子蓋3の隙間か
ら地表へ溢水させ、内圧を引下げ、内圧上昇によ
る排水弁4の破損を防ぐ。そして、下水管の内圧
が降れば溢水弁12は自己の重力によつて復旧す
る。
<実施例 2> 第4図及び第5図において、外枠1の内面に突
設した段部2上に格子蓋3が載置されている。段
部2の下方には、軸14によつてほぼ対称形に蝶
番結合された1対の排水弁15,16が位置し、
外枠1に植立したピン17,17,17,17に
よつて、蝶番軸14に近い部分を下方から支えら
れている。段部2は、蝶番軸14を通る中心線1
8から各ピン17の上方までの範囲を欠除し、残
存する部分の下面に弁座19を有する。外枠内面
の中心線18上には垂直な誘導溝20,20が形
成され、蝶番軸14の両端はこれら誘導溝20,
20内に位置する。棒状の重錘21の両端に設け
た鉤22,22が、誘導溝20,20の外で蝶番
軸14に吊るされている。
各排水弁15,16は溢水窓23,23を有
し、これらの窓を閉塞するように各排水弁の上に
置かれた溢水弁24,24が、それぞれ蝶番2
5,25,25,25により各排水弁に結合され
ている。
上述の実施例において、蝶番軸14は、両端を
誘導溝20,20で誘導されながら、重錘21の
重力によつて引下げられ、その結果、各排水弁1
5,16の周縁部は、ピン17,17,17,1
7を支点とする弁の運動により弁座19に軽く当
接し、閉弁状態を取つて下水管からの臭気の拡散
を防いでいる。
格子蓋3の隙間から升内に水を流入させると、
水の重量が重錘21の重量にうち勝つため、蝶番
軸14は誘導溝20,20に沿つて上昇して排水
弁15,16が開弁し、水を落下させ、この排水
動作が終ると排水弁は復旧する。下水管の内圧が
高まつた際は、溢水弁24,24が上方へ開い
て、管内の水を外界へ逃がし、内圧が降下すれば
溢水弁は復旧する。
<効果> 以上のように、この考案によるときは排水弁に
より集水升を常時閉塞しているので、格子蓋を用
いても美観を損わず、かつ下水管からの臭気の拡
散を防止することができ、格子蓋の隙間から升内
へ流入させた水は、排水升が自動的に開弁するた
めに支障なく落下する。しかも、この排水弁には
溢水窓を透設してこれに溢水弁を設けているため
に、大雨等により下水管内が異常増水して内圧が
高まつた際は、速やかに溢水弁が開弁して外界へ
溢水させ、下水管内圧を降下させるので、下水管
内圧の上昇による排水弁の破損を効果的に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例の閉弁状態の縦断
面図、第2図は同実施例の排水弁開弁状態の縦断
面図、第3図は同実施例の溢水弁開弁状態の縦断
面図、第4図はこの考案の他の実施例の部分切断
平面図、第5図は同実施例の縦断面図である。 1……外枠、2……段部、3…格子蓋、4,1
5及び16……排水弁、5……軸(揺動中心)、
17……ピン(揺動中心)、8及び21……重錘、
9及び19……弁座、11及び23……溢水窓、
12及び24……溢水弁、13及び25……蝶
番。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外枠の内側面に蓋の下面を受ける段部を突設
    し、この段部の下面に弁座を形成し、周縁部の大
    部分が上記弁座に接する排水弁をその一側縁に近
    い位置を中心とする揺動運動により開閉弁できる
    ように上記外枠に支持し、上記排水弁の上記中心
    よりも上記一側縁側に偏つた位置に上記排水弁を
    閉弁状態に維持するに足る重量の重錘を設け、上
    記排水弁に溢水窓を穿設し、この溢水窓を閉塞す
    るように上記排水弁上に溢水弁を載置し、この溢
    水弁の一側縁を上記排水弁に蝶番結合してなる防
    臭型集水升。
JP14561384U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0322332Y2 (ja)

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JP14561384U JPH0322332Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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JP14561384U JPH0322332Y2 (ja) 1984-09-25 1984-09-25

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Publication Number Publication Date
JPS6162987U JPS6162987U (ja) 1986-04-28
JPH0322332Y2 true JPH0322332Y2 (ja) 1991-05-15

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