JPH0322291Y2 - - Google Patents

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JPH0322291Y2
JPH0322291Y2 JP5810586U JP5810586U JPH0322291Y2 JP H0322291 Y2 JPH0322291 Y2 JP H0322291Y2 JP 5810586 U JP5810586 U JP 5810586U JP 5810586 U JP5810586 U JP 5810586U JP H0322291 Y2 JPH0322291 Y2 JP H0322291Y2
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JP
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side stay
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heald
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stay
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JP5810586U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は織機の綜絖枠を構成するサイドステー
に関するものである。
(従来技術) 近時、織機の高速化に伴い、綜絖枠の軽量化が
要請されている。従来、綜絖枠のサイドステー
は、上記要請に応えるべく、アルミニウム等の軽
金属またはプラスチツクにて形成されている。と
ころが、とくにエアージエツトルーム、ウオータ
ージエツトルーム等の超高速織機に使用される綜
絖枠のサイドステーの場合、上記軽金属材料にて
超高速回転に耐え得る剛性を確保しようとすれば
重量が重くなり、軽量化の要請に十分応えられな
いことになつていた。
この点の改善策として、軽くてしかも剛性に富
む炭素繊維強化プラスチツク(以下、CFRPと記
す)にてサイドステーを構成することが考えられ
る。しかし、このCFRPを用いたサイドステーの
場合、超高速織機用の綜絖枠に使用するには、上
下方向引つ張り強度および厚み方向の曲げ強度に
問題が残る。
また、サイドステーの上下両側に、開口装置に
連結されるフツク状の連結部が設けられる場合が
ある。このような連結部付きサイドステーを
CFRPにて製作する場合、連結部の強度保持のた
め、炭素繊維を布状に織つたものを基材とする
CFRPを使用する必要があるが、加工が面倒でコ
ストが高くなる。
あるいは、連結部を除いたサイドステー本体を
CFRP製とし、この本体の上下両側に空洞状の嵌
合部を設け、アルミニウム等の軽金属製または上
記炭素繊維布を基材とするCFRP製の連結具を、
一部この嵌合部に嵌め込んで接着固定する手段が
考えられるが、これでは連結具の取付強度が不足
し、到底実用に適さないものとなる。
(考案の目的) そこで本考案は、軽量でしかも高剛性、高強度
が得られ、また連結具の取付けを含めて製作が容
易でコストが安くてすむとともに、十分な連結具
取付強度を確保することができる綜絖枠のサイド
ステーを提供するものである。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、サイドステー本
体の上下両側に、開口装置に連結される連結具が
設けられてなる綜絖枠のサイドステーであつて、
上記サイドステー本体は、ハニカム構造体の両面
に表裏両側スキンが固着されて三層構造に構成さ
れ、このサイドステー本体と上記両側連結具とに
跨つてサイドステー長さ方向全周に補強部が設け
られ、この補強部は、炭素繊維からなるテープが
サイドステー長さ方向に多重に巻付けられ、かつ
加熱加圧により硬化、一体化されて形成された綜
絖枠のサイドステー、にある。
(実施例) 図において、1,1は上下のヘルドバー、2,
2は左右のサイドステーで、これらが額縁状に枠
組みされて綜絖枠が構成される。
サイドステー2はサイドステー本体2aの上下
両側にヘルドバー1,1に結合されるヘルドバー
結合部材2b,2bと、開口装置に連結されるフ
ツク状の連結具2c,2cとが設けられて成つて
いる。なお、ヘルドバー結合部材2b,2bおよ
び連結具2C,2Cは、それぞれアルミニウム等
の軽金属にて形成されている。
サイドステー本体2aは、アルミニウム箔、ク
ラフト紙等を素材とするハニカム構造体21の両
面に、サイドステー長さ(上下)方向に並べられ
た炭素繊維群を含むCFRP、またはステンレス板
からなる表裏両側スキン22,22が接着、一体
化された三層構造に構成されている。
このように表裏両側スキン22,22間にハニ
カム構造体21が芯体として挟み込まれたサンド
イツチ構造に構成されたこのサイドステー本体2
aは、ハニカム構造体21が軽量でありながら高
剛性を有することから、全体として、アルミニウ
ム製のものと比較して遥かに軽く、しかも剛性に
富んだものとなる。
また、両側スキン22,22にCFRPを用いた
場合には、軽量性を維持しながらCFRPの特性が
加えられて剛性が一層高められることとなる。一
方、両側スキン22,22にステンレス板を用い
た場合には、織機運転中において綜絖枠昇降ガイ
ド用のガイド部材との摩擦によるスキン22,2
2の発熱がおさえられるという利点を有する。
このサイドステー本体2aには、上下両側部分
において、第3図に示すようにハニカム構造体2
1が部分的に切除されて空洞状の嵌合部23が形
成され、ヘルドバー結合部材2bの長さ(左右)
方向ほぼ半部がこの嵌合部23に嵌入され、接着
固定されている。これにより、ヘルドバー結合部
材2b,2bがサイドステー本体2aの上下両側
に取付けられ、このヘルドバー結合部材2b,2
bが上下のヘルドバー1,1の端部に嵌入され、
螺着、かしめ、接着等にて結合される。
一方、上下の連結具2C,2Cは、サイドステ
ー本体2aの上下両端面に突合わされた状態で、
この連結具2C,2Cを含めてサイドステー全周
に亘りサイドステー長さ方向に鉢巻状に設けられ
た補強部3によつて固定されている。この補強部
3は、第5図イ,ロに示すように、炭素繊維から
なるテープ3aがサイドステー長さ方向に多重に
巻付けられた後、加熱加圧により、硬化、一体化
されることにより、サイドステー外周面に突出し
て設けられている。また、加熱加圧により、補強
部3がサイドステー本体2a(両側スキン22,
22)および両側連結具2C,2Cの外面に密着
し、これらと一体化される。なお、テープ3a
は、公知のように炭素繊維群が同一平面上に平行
に並べられ、かつ合成樹脂により一体に結合され
て構成され、加熱加圧前は柔軟で、通常のビニル
テープ等と同様の要領でサイドステー外周に多重
に巻付けられる。
このように、炭素繊維からなる補強部3がサイ
ドステー長さ方向に全周に亘り連続して設けられ
ることにより、サイドステー全体の軽量性が維持
されつつ、サイドステー本体2aが効果的に補強
させて高強度を与えられ、とくに上下方向の引つ
張り強度および厚み方向の曲げ強度が格段に高め
られる。このため、サイドステー全体として、織
機の超高速回転に十分耐え得る高い剛性と強度が
付与されることとなる。
また、このサイドステー2においては、補強部
3によつて連結具2C,2Cがサイドステー本体
2aの上下両側に取付けられ、この連結具2C,
2Cの取付けと補強とが同時に行なわれるため、
製作効率が良いものとなる。
しかも、 (イ) 補強部3が連結具2C,2Cとサイドステー
本体2aとに跨つて、かつ全周鉢巻状に設けら
れていること (ロ) 補強部3が高剛性、高強度を有する炭素繊維
からなること により、連結具2C,2Cが補強部3によつて
上下、左右、前後各方向に完全に拘束された状態
でサイドステー本体2aにきわめて強固に取付け
られ、超高速回転にも十分耐えうる取付強度が確
保される。
なお、サイドステー本体2aの周端面は、ヘル
ドバー結合部材2bおよび連結具2Cの取付部分
を除いて、ハニカム構造体21が外部に露呈する
開放状態となる。この状態のままでも強度的には
とくに問題ないが、ハニカム構造体21の保護等
のために、第3図仮想線で示すように開放する端
面にプラスチツク等からなる覆い部材4を接着固
定するのが望ましい。
ところで、上記実施例では連結具2Cをサイド
ステー本体2aの端面に突合わせた状態で補強部
2aによつて固定するようにしたが、連結具2C
を本体端部に一部嵌め込んでおいてもよい。ま
た、連結具2Cとヘルドバー結合部材2bとが一
体に形成される場合、またフツク状連結具2Cの
フツク部分が第1図等に示すものと逆に外側に向
く状態でこの連結具2Cが取付けられる場合があ
るが、本考案は、このような場合にも適用するこ
とができる。
(考案の効果) 上記のように本考案のサイドステーによれば、 (a) 本体が、ハニカム構造体を芯として表裏両側
にスキンが固着された三層構造に構成されてい
るため、この本体自体が軽くてしかも高剛性、
高強度を有すること (b) この本体および上下両側連結具、すなわちサ
イドステー全体の外周に、炭素繊維からなるテ
ープがサイドステー長さ方向に多重に巻付けら
れかつ硬化、一体化された補強部が設けられて
いるため、この補強部によつて高い補強効果が
得られること により、サイドステー全体としてきわめて軽
量でありながら、超高速回転にも十分耐えうる
高い剛性と強度を有するものとなり、超高速織
機用綜絖枠の軽量化の要請に十分応えることが
できる。
また、サイドステー本体の製作が容易であるこ
と、この本体に対する連結具の取付けが、補強部
の形成と同時になされること(補強部が連結具の
取付手段を兼ねること)により、製作性にすぐ
れ、コストが安くてすむ。しかも、連結具を補強
部によつて、単なる接着手段等と比較して遥かに
強固に取付けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるサイドステー
を用いた綜絖枠の一部切欠正面図、第2図は同サ
イドステーの一部切欠拡大斜視図、第3図は第1
図−線、第4図は同−線にそれぞれ沿う
拡大断面図、第5図イ,ロは補強部の形成手段を
説明するための図である。 2……サイドステー、2a……サイドステー本
体、21……ハニカム構造体、22,22……両
側スキン、2C……連結具、3……補強部、3a
……補強部を構成する炭素繊維からなるテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドステー本体の上下両側に、開口装置に連
    結される連結具が設けられてなる綜絖枠のサイド
    ステーであつて、上記サイドステー本体は、ハニ
    カム構造体の両面に表裏両側スキンが固着されて
    三層構造に構成され、このサイドステー本体と上
    記両側連結具とに跨つてサイドステー長さ方向全
    周に補強部が設けられ、この補強部は、炭素繊維
    からなるテープがサイドステー長さ方向に多重に
    巻付けられ、かつ加熱加圧により硬化、一体化さ
    れて形成されたことを特徴とする綜絖枠のサイド
    ステー。
JP5810586U 1986-04-17 1986-04-17 Expired JPH0322291Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5810586U JPH0322291Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5810586U JPH0322291Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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Publication Number Publication Date
JPS62170779U JPS62170779U (ja) 1987-10-29
JPH0322291Y2 true JPH0322291Y2 (ja) 1991-05-15

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ID=30888404

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JP5810586U Expired JPH0322291Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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