JPH03222864A - 噴射ノズル特性測定装置 - Google Patents

噴射ノズル特性測定装置

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JPH03222864A
JPH03222864A JP23837290A JP23837290A JPH03222864A JP H03222864 A JPH03222864 A JP H03222864A JP 23837290 A JP23837290 A JP 23837290A JP 23837290 A JP23837290 A JP 23837290A JP H03222864 A JPH03222864 A JP H03222864A
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pressure
fuel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の燃料噴射弁等の噴射ノズル特性を
測定する装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関の燃料噴射弁等の噴射ノズルの特性は、噴射量
制御、あるいは噴射ノズルを駆動させるアクチュエータ
やばね等の設計にも影響する。従って所定の燃料噴射を
実現する上で、その特性を知ることは重要である。この
内でも特に、ニードルノズルのリフト量と噴射量との関
係が重要である。
例えば、燃料噴射ノズルの圧力損失を表すものとして、
実噴口流量係数αが存在する。このαは各パラメータと
は次式の関係にある。
Q=α・r (ΔX)  (2g−P/γ)1″ここで
、Q:噴射量、ΔX:X:ビードルリフト量 (ΔX)
:ΔXをパラメータとする開口面積を表す関数、g:重
力加速度、P:燃料圧力と外気圧との圧力差、γ:燃料
の比重量である。
この内、g、p、  γは、設定条件や設定寸法である
ので、通常一定であり比較的容易に決定できる。しかし
、噴射11Qとニードルリフト量ΔXとは、実際に近い
条件で、現実に燃料を噴射させてニードルリフト量と噴
射量Qとの関係を測定しないと決定できない。
従って、この関係を求めることができる測定装置が望ま
れる。
従来、燃料噴射ノズルから燃料を噴射させつつ、その燃
料噴射量が所定の噴射量となるように、ニードルノズル
の付勢ばね位置を調整ねじの螺入により調節する装置が
知られている(特開昭61−277869号公報)。
[発明が解決しようとする課題] この装置は、確かに噴射量調整時に燃料の噴射量を測定
しているが、その調整は、ばね位置を調整して行ってい
るのであり、またその調整時に燃料は噴射したままであ
る。しかし実際の燃料噴射では、ばね位置は変動するこ
とはなく、噴射したままということもない。従って実際
の燃料噴射とは、かけ離れた方法で測定しているのであ
る。さらにニードルリフト量に応じた噴射量を測定して
いるわけでもない。
さらにニードルノズルのリフト量は測定されていないの
で、リフト量が判明しない。しかも、ばわ(1χ置の調
整手段は、付勢ばねを介してニードルノズルと結合して
いる。このため、ばね位置の調整手段の調整量からリフ
ト位置を判断しようとしても、付勢ばねの伸縮によりニ
ードルノズルの位置は不定となるので、調整量からはニ
ードルノズルのリフト量を決定することはできない。従
って、この装置からは、ニードルリフhiと噴射量との
関係は全く判らない。
この他、燃料圧力計を設けて開弁圧の測定や噴射状態の
観察を行うもの(特開昭58−217761号公報)、
燃料噴射量を測定するためにサーボプランジャの移動員
を測定するもの(実開昭60−23248号公報)等が
存在するが、いずれもニードルノズルのリフト量と噴射
量との関係は測定できない。
本発明は前述したような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は実際に近い噴射条件下でニードルノズル
リフト量と噴射量との関係が測定可能な噴射ノズル特性
測定装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明は、ニードルノズルの
リフトにより液体を外部に噴射する噴射ノズルの特性を
測定する装置であって、上記液体を所定圧力に設定する
圧力設定手段と、上記ニードルノズルを所望のリフト量
に移動可能なニードル移動手段と、上記ニードルノズル
のリフト量を測定するニードルリフト量測定手段と、上
記噴射ノズルから外部に流出する液体量を測定する噴射
液体量測定手段とを備えた噴射ノズル特性測定装置をそ
の要旨とするものである。
[作用1 圧力設定手段により液体の圧力を所定圧力に設定した後
に、ニードル移動手段にてニードルノズルを移動させリ
フトさせてゆくと、噴射ノズルから外部へ液体が流出す
る。
このときのニードルリフト量は、ニードルリフト量測定
手段により判明し、噴射ノズルからの液体流出型は噴射
液体量測定手段により判明する。
従って、ニードルリフト量と液体噴射量とは同時に判明
し、その関係データが得られる。しかもニードルノズル
は、ニードル移動手段により所望のリフト量に移動して
ゆくことができるため、単に特定のリフト量に停止して
いる状態での噴射量との関係ばかりでなく、ニードルノ
ズルの移動過程における現実に即したニードルリフト量
と噴射量との関係も判明する。
[第一実施例] 以下、本発明を具体化した第一実施例を説明する。本発
明はこれらに限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲の種々の態様のものか含まれる。
第1〜3図に本実施例の燃料噴射ノズル特性測定装置を
示す。なお、第1図は全体概略構成図、第2図はその測
定部の正面方向縦断面図、第3図はその右側面方向縦断
面図を表している。
本特性測定装置は、圧力設定部1、測定部3及び演算部
5を備えている。圧ノJ設定部lにては、油圧ポンプモ
ータ7にて駆動される油圧ポンプ9が、油タンクIIの
作動油13を汲み上げ、IJ +、1−フ弁15にて所
定の圧力に設定し、サーボバルブ17を介してサーボシ
リンダI9のピストン19aで隔てられた左室19bま
たは右室19cに圧送している。サーボシリンダ19の
ロッド19dは圧力発生シリンダ21のロッド21aと
連結し、両者19d、21aは一体となっている。
なお、油圧ポンプ9の出口には圧力計22が設けられ、
設定油圧が観察可能となっている。
圧力発生シリンダ2Iのピストン21bの図面右側に設
けられた燃料室21cには、燃料ポンプモータ23にて
駆動される燃料ポンプ25により燃料タンク27から汲
み上けられた燃料29が、チエツク弁31を介して供給
されている。またその燃料29はリザーバタンク33、
及び測定部3側にも供給されている。
リザーバタンク33には圧力計35と圧力変換”A’i
i 37とか設けられており、圧力計35によりリザー
バタンク33内の燃料29の圧力が観察可能とされてい
る。また、圧力変換器37により検出された圧力データ
は動歪計39により電圧信号としてサーボアンプ41に
出力される。サーボアンプ4Iは、動歪計39からの電
圧と制御電源43に設定されている電圧とを比較し、そ
の結果に基ついて、サーボバルブ17を切り換え制御し
ている。
サーボバルブ17は、4ポ一ト3位置弁であり、上記電
圧の比較により同一電圧である場合には、サーボアンプ
41により中央位置17aとされる。
この中央位置17aの場合には、油圧ポンプ9とサーボ
シリンダ19との間が遮断されて、サーボシリンダ19
内の油圧が維持される。
動歪計39側の電圧の方が低い場合、即ちリザーバタン
ク33内の燃料圧力が設定圧力よりも低い場合には、サ
ーボバルブ17は図の左側のオフセット位置17bとさ
れる。左側のオフセット位置17bでは、油圧ポンプ9
からの作動油13がサーボシリンダ19の左室19bに
供給され、右室19cは油タンクIIに開放されて、そ
の差圧がピストン19aを図の右側方向に付勢させる。
この圧力が圧力発生シリンダ21のピストン21bにか
かり、燃料室21c内の燃料を増圧させる。
(菫って燃1=l室21cに連通しているリザーバタン
ク33の燃料も、測定部3側に供給されている燃料も増
圧する。
燃料圧力が設定圧力になるまでこの状態が続き、燃料圧
力が設、定圧力になると、動歪計39と制御T3.7原
413との電圧が同一となり、サーボバルブ17は中央
位置17aに戻され、サーボシリンダ19の圧力状態が
維持される。
逆にリザーバタンク33内の燃料圧力が設定圧力以上に
なると、動歪計39の出力する電圧が大きくなる。この
ため、サーボアンプ41は動歪計39と制御’を源43
との電圧が同一となるよう、即ちリザーバタンク33内
の燃料圧力が低下するように、サーボバルブ17を図の
右側のオフセラ)・位置17cに切り換える。右側のオ
フセット位置17cでは、油圧ポンプ9からの作動油1
3がサーボシリンダI9の右室19cに供給され、左室
19bは曲タンク11に開放されて、その差圧かピスト
ン19aを図の左側方向に付勢させる。
従って、千カ発生シリンダ21の燃料室21c内を減圧
させることになる。燃料圧力が設定圧力になるまで、こ
の状態が続き、動歪計39と制御、電源43との電圧が
同一となると、サーボバルブl、7は中央位置に戻され
、サーボシリンダ19の圧力状態が維持される。
このようにして圧力設定部1は、制御電源43にて設定
された圧力へ燃料圧力を制御して測定部3側に供給して
いる。
測定部3は、第2,3図に示すごとく、噴射ノズル取付
部1a、ニードルリフト量測定部1b、ニードル推力測
定部1c、ニードル移動部1d、及び燃料流量測定部1
eを備えている。これらは基台45の垂直プレート45
aに固定されている。
噴射ノズル取付部1aは、ノズル取付基台47とその円
筒状噴射弁収納部47aの外周螺刻面に螺合するナツト
ノズルリテーニング49とを備え、測定対象である噴射
ノズル51を水平面に対して垂直上方に噴射する姿勢で
固定している。この固定は、噴射弁収納部47aの内底
部へスペーサ部材53をはめ込んだ後、噴射ノズル51
の基部側を挿入しナツトノズルリテーニング49の貫通
孔に噴射ノズル51の先端を挿通させて、ナツトノズル
リテーニング49を噴射弁収納部47aの外周螺刻面に
螺合させることにより行う。なお、噴射ノズル51は、
ボディノズル51aとその内部のニードルノズル51b
とから構成されており、ボディノズル51aとニードル
ノズル51bとの間には油だまり部51cが設けられて
いる。この油だまり部51cは、ノズル取付基台47に
設けられたポート47b、及び3つの燃料通路47C1
53a、51dにより、リザーバタンク33と連通して
いる。従って、リザーバタンク33と同圧の燃料で満た
されている。
ノズル取付基台47は、噴射弁収納部47aの内底部に
開口し反対側に貫通する摺動孔55を備えている。この
摺動孔55内にはプレッシャピン57が摺動可能に挿入
されている。プレッシャピン57の上部突出端57aの
先端面は球面状をなし、ニードルノズル51bの下端平
面と点接触している。またプレッシャピン57の下部突
出端57bには強磁性体からなる円板状のセンサプレー
ト59が嵌合して固定されている。従ってセンサプレー
ト59はプレッンヤピン57の移動に伴って移動する。
ニードルリフト量測定部1bは、このセンサプレート5
9と、隣接のストロークセンサ61とで構成されている
。ストロークセンサ61は基台45側に固定されている
ので、プレッシャピン57の移動により、センサプレー
ト59との間隙が変化する。ストロークセンサG1はこ
の間隙の距離を自身の備える電気コイルの磁界の変化か
ら検出し、距離に応じた電気信号を出力する。
ニードル推力測定部1cは、ロードセル63、リーク燃
料費は部65、スライドシャフト67.2つのスライド
ベアリング69及びそのハウジング71を備えている。
ロードセル63の受圧部63aの先端は球面状をなし、
前記プレッシャピン57の下部突出端57bの平面状端
面に点接触している。このロードセル63は基台63b
を介してスライドシャフト67の上端部67aにボルト
等で固定されている。リーク燃料費は部65は基台63
bにボルト等で固定され、その周壁65aはロードセル
63を包囲している。スライドシャフト67はスライド
ベアリング69にて支持されているので、その軸位置を
維持したまま所望の上下位置に移動することが可能であ
る。
なお、噴射ノズル取付部1aのノズル取付基台47と、
ニードルリフト量測定部1bのストロークセンサ61と
は、ニードル推力測定部1cのノ\ウジング71に固定
されている。
ニードル移動部1dは、プレッシャシャフト73、送り
ねじ75、ウオームホイール77、ウオーム79及びハ
ンドル80を備えている。これらの構成はギヤボックス
81中に収納されている。プレッシャシャフト73は、
摺動孔部材81aの中心部に設けられた摺動孔81bに
、上下方向に摺動自在に挿入されている。この摺動孔部
材81aはボルト82でギヤボックス81と一体化され
ている。プレッシャシャフト73の上端は球面状をなし
、前記スライドシャフト67の下端平面に点接触してい
る。
一方、上端側よりも小径の下端側の外周面には、ねじ状
に螺刻部73aが形成され、送りねじ75の中心のねじ
孔75aと螺合している。なお、プレッシャシャフト7
3の上端側には軸方向に摺動溝73bが設けられ、摺動
孔部材81aから突出するピン81cが挿入されている
。従ってプレッシャシャフト73は、上下方向の摺動は
可能であるが、回転は規制されている。
送りねじ75はスペーサ75bを介して、ボルト75c
にてウオームホイール77に固定されている。ウオーム
ホイール77はベアリング77aを介して摺動孔部材8
1aにて回転自在に支持されている。このウオームホイ
ール77に歯合しているつオーム79はハンドル80と
直結し、ハンドル80により、左右回転自在に操作可能
である。
従って、操作者がハンドル80を右方向(矢印入方向)
に回転操作すると、ウオーム79が右回転し、このこと
によりウオームホイール77は、上方から見て左回転す
る。同時に送りねじ75も左回転するが、送りねじ75
に螺合しているプレッンヤシャフト73はピン81cの
ため回転できないので、送りねじ75のねじ孔75aと
プレッシャシャフト73の螺刻部73aとの螺合面で摺
動が起こり、プレッシャシャフト73が下方に移動する
ことになる。
プレッシャシャフト73は、スライドシャフト67、ロ
ードセル63及びプレッシャピン57を介してニードル
ノズル51bを支えているので、ニードルノズル51b
が下方向の力を受けていれば、ニードルノズル51bは
プレッシャシャフト73の移動風と同一量移動するこき
になる。プレッシャシャフト73の移動量はハンドル8
0の回転量で調整できるので、リフト量はハンドル80
にて任意に調整できることになる。
燃料流量測定部1eは、流量計83、圧力計85及び可
変絞り弁87を備えている。この内、流量計83は噴射
ノズル51から噴射されて来る燃料の流量を電気信号と
して出力している。なお、可変絞り弁87は燃料噴射の
際の背圧を1 kg / cnf以上に設定し燃料内の
気泡を減少させて流量計83の検出値への影響を無くす
ためのものである。
演算部5は、演算回路89、表示装置91及びプロッタ
93を備える。演算回路89は、ストロークセンサ61
、ロードセル63及び流量計83からの電気信号を受け
て所定の演算をし、その結果を表示装置91あるいはプ
ロッタ93に文字やグラフとして出力するものである。
本実施例では上記電気信号から得られる距離データ、推
力データ及び流量データのタイミングチャートをプロッ
タ93に出力する。
本特性測定装置は、この他に適宜の位置にターラ95.
97及びフィルタ99,101を備えている。
次に本実施例の特性測定装置を用いた測定の一例につい
て説明する。なお、測定中の各検出値のタイミングチャ
ートを第4図に示す。
まず、制御電源43を調節して、燃料圧力を200kg
/cnfに設定する。燃料圧力が安定すれば、次にハン
ドル80の回転を開始する。最初は、ニードルノズル5
1bがボディノズル51aのシート部にtiしていると
ともに、ハンドル80側からの圧力がかかっているため
、噴射ノズル51が開く前には、ハンドル80を回転さ
せるにつれて、ロードセル63にて検出されるニードル
推力Fは一旦低下する(tO〜tl)。そして次にプレ
ッシャシャフト73の下方移動に伴い、スライドシャフ
ト67、ロードセル63及びプレッシャピン57もニー
ドル推力(圧力)Fにより相互に接触状態を維持しなが
ら下方へ移動する。
このときボディノズル51aとニードルノズル51bと
の間の油だまり部51cの燃料圧力による下方への推力
により、ニードルノズル51bの下端面は、下方に移動
して行くプレッシャピン57の上部突出端57aへの接
触状態を維持しようとする。従ってニードルノズル51
bはプレッシャピン57とともに下方に移動することに
なる。このためニードルノズル51bの先端面部がボデ
ィノズル51aから離れ始める(tl)。離れ始めると
、いままで流量計83側の低圧を受けていたニードルノ
ズル51bの先端にも高圧の燃料圧力か作用する。この
ため第4図に示すごとく、二ドル推力Fは上昇して行く
以後、ニードルノズル51bはプレッシャピン57とと
もに下方に移動するので、ハンドル80の回転に比例し
てニードルリフト量は増加して行く。その増加の途中(
t2)で、リフト量が十分に大きくなれば、ニードルノ
ズル51b先端への燃料圧力は最大となり、その結果、
ニードル推力Fは最大値に達する。また前後して開口面
積も最大となるので噴射流11Qも最大値に達する。従
ってハンドル80の回転を停止するまで、ニードルリフ
ト量は直線的に増加して行くが、ニードル推力Fと噴射
流量Qとは変化しなくなる。そしてハンドル80の回転
を停止すると、ニードルリフト量も増加を停止する(t
3)。
次にハンドル80の左への回転を開始する(L4)と、
プレッシャピン57は押し上げられ、ニードル推力F、
噴射流量Q及びニードルリフト量はいままでとは逆のパ
ターンで元へ戻って行く。そしてニードルノズル51b
がボディノズル51aのノート部に着座ずれは(t5)
、ハンドル80の回転を停止する。たたし、着座後、摩
擦等によりハンドル80側から少し圧力か加わったまま
となるので、ロー1〜セル63の出力値としては少し上
昇する。
本実施例によれば、上述のごとく、ニードルノズル51
b゛の静的な状態ばかりでなく、動的な状態でのニード
ルリフト 判明する。さらにロードセル63がプレッノヤピン57
とスライドシャフト67との間でニードル推力Fを測定
しているため、ニードル推力Fとの関係も同時に判明す
る。従って、実噴口流量係数α等も正確な値を求めるこ
とか可能となり、燃料噴射弁のアクチュエータ等の設計
に有用なデータを提供できる。
またニードル推力Fは、ボディノズル51aとニードル
ノズル51bとの間、及びノズル取付基台47とプレッ
シャピン57との間での摺動時の摩擦力により異なる場
合がある。すなわち、第11図中Llにて往路を、L2
にて復路を示すと、これらの往路L1と復路L2との間
で段差dが生ずる。ノズル取付基台47とプレッシャピ
ン57との間の摩擦力が無視できるように設定しておけ
ば、前記段差dの1/2は、ボディノズル51aとニー
ドルノズル51bとの間の摩擦力を表しているので、摩
擦力の測定が可能となる。またこの摩擦力が現れている
際の、実際のニードル推力Faは、往路Llで測定され
たニードル推力Fbにd/′2を加えた値(Fb+d/
2)となる。
また油だまり部51cの燃料は一部がその圧力により、
ボディノズル51aとニードルノズル51bとの間隙か
ら漏出するが、この燃料は、スペーサ部材53及びノズ
ル取付基台47とプレッシャピン57との間隙を通過し
さらにセンサプレート59の上面を流れ、センサプレー
ト59の縁から垂下してリーク燃料受は部65に溜まる
。この漏出燃料は排出口65bから排出されるのでこの
流量を測定すれば、噴射ノズル51のリーク量も測定す
ることができる。
また上記実施例は手動にてハンドルを回転操作して測定
したか、勿論、各種の回転駆動装置を用い、制御装置の
コントロール下にて、設定パターンにしたかってニード
ルノズル51bを移動させることにより、すべて全自動
で測定を実行させるようにしてもよい。
[第二実施例] 次に、本発明の第二実施例を第5〜9図に従って説明す
る1,第5図は噴射ノズル特性測定装置における圧力設
定部l及び測定部3の部分概略構成図、第6図は噴射ノ
ズル取付部1aの部分拡大断面図である。
本実施例では燃料の流量を測定するための流量計83の
取付位置、及び噴射弁収納部47aの内底部に1茨め込
まれたスペーサ部材53の形状か前記第一実施例と異な
っており、他の構成は第一実施例と同じである。以下に
、これらの相違点について第一実施例と対比しながら説
明する。
■第一実施例では第1図に示すように流量計831噴射
ノズル51の下流側に取付け、この噴射ノズル51から
の噴射燃料の流量を測定するようにした。このようにす
ると、噴射ノズル51から燃料が噴射されるときに、同
燃料の圧力が約200kg/c++fから急激に低下し
、その結果、同燃料内に含有している気泡が膨張して流
量計83の測定精度に影響を及ぼすおそれがある。この
ため、第一実施例では、可変絞り弁87によって燃料噴
射の際の背圧を1 kg / cr1以上(約5 kg
 / cnf )に設定し、燃料内の気泡の量を減少さ
せて前記問題点に対処している。
ところが、このように可変絞り弁87で背圧を生じさせ
ても、気泡の膨張による測定精度への影響を完全に無く
すことは難しい。これは次のような理由による。
第7図はニードルリフト量と背圧Pとの関係、及びニー
ドルリフト量と噴射流量Qとの関係を示す図であり、こ
の図から、噴射流量最大時(二トルリフト量が大きい時
、図中−点鎖線より右側部分)の背圧は約5kg/cn
rであるが、ニードルノズル51bが開き始めた時に一
ドルリフト量が小さい時、図中−点鎖線より左側部分)
には背圧がほとんどかからないことがわかる。そのため
、燃料の噴射開始時には背圧による効果がほとんど見ら
れず流量計83における測定精度が低い。
さらに、ニードルノズル51bがある程度上動した後に
おいても、約5 kg / ctの背圧では気泡の膨張
を無くすには不十分であり、この膨張が計測精度に影響
するおそれがある。なお、可変絞り弁87を強く絞って
背圧を上げることが考えられるが、このようにすると背
圧が流量に影響するので好ましくない。
そこで、第二実施例では、第5図に示すように前記流量
計83を高圧(200kg/cn?)ライン内であるリ
サーバタンク33と噴射ノズル51との間に介在させた
。このようにすると流量計83前後の燃料圧力の差かほ
ぼ0となり、急激な圧力変化による燃料内の気泡の膨張
をなくすことができる。従って、この実施例によれば流
量計83の測定精度を第一実施例よりも向上させること
かできる。
■また、前記第一実施例では第1図に示すように、スペ
ーサ部材53にニードルノズル511〕の下動を規制す
る機能かなく、従って、同ニードルノズル51bはプレ
ノンヤピン57と常に一体となって下方へ移動する。こ
のため、各部での燃料のリーク量、例えばボディノズル
51aに対するニードルノズル51bの摺動部分てのリ
ーク量を流量計83で測定できない。
これに対し第二実施例では、第6図に示すように、プレ
ッシャピン57の上部突出端57aをニードルノズル5
1bの下端部よりも小径とするとともに、同上部突出端
57aが挿通ずるスペーサ部材53の透孔53bの内径
を、同ニードルノズル51bの下端部よりも小径にした
。)このため、プレッシャピン57を下動させた場合、
ニードルノズル51bの下端面かスペーサ部材53上面
に当接するまでは、同ニードルノズル51bがプレッシ
ャピン57と一体的に下動するが、両者が当接するとニ
ードルノズル5 ]、 bのそれ以上の下動か規制され
る。
このようにすると、ニードルノズル51bの下端外周面
と、ボディノズル51aの下端内周面との間隙Aに基つ
く燃料のリーク量を測定することかできる。また、同ニ
ードルノズル51bの下端面が、スペーサ部材53の上
面に当接したときの両者間の間隙Bに基づく・燃料のリ
ーク量も測定できる。これらのことを、第8図に示すタ
イミングチャートに従って説明する。なお、第8図の縦
軸はニードル推力F、噴射流量Q及びニードルリフト里
をそれぞれ示す。
ハンドル80の右回転を開始してプレッシャピン57及
びニードルノズル51bを下動させようとする時(to
)には、ニードルノズル51bがプレッシャピン57に
よって押し上げ゛られ、同ニードルノズル51bの下端
面がスペーサ部材53から上方へ大きく離間し、両者の
間に空間Sが形成されている(第6図実線参照)。この
ため、燃料通路47c、53a、51dを順に経て油だ
まり部51cに供給された燃料は、間隙Aを通過した後
前記空間S内へ入り込む。さらに、前記燃料はスペーサ
部材53及びノズル取付基台47とプレッシャピン57
との間隙Cに流入する。
このため、前記間隙Aに基つく燃料のリーク量をelと
すると、ニードルノズル51b先端がボディノズル51
aから離れ始め(tl)、噴射流量Qか最大となり(t
2)、ニードルノズル51bの下端面がスペーサ部材5
3の上面に接触する(t3)までの間は、噴射流ff1
Qは第一実施例に比ベリーク量elの分たけ多くなる。
プレッシャピン57の下動にともない、ニードルノズル
51bの下端面がスペーサ部材53の上面に接触すると
、同プレッンヤピン57の下動が引き続き行われるもの
の、同ニードルノズル51bの下動がスペーサ部材53
によって規制されるので、ニードル推力Fは急激に低下
する。
この際、ニードルノズル51bの下端面と、スペーサ部
材53の上面との間隙Bが無いと、間隙Aに基づくリー
ク量e1がOとなるので、噴射流量Qは第8図に破線で
示すように、このリーク量e1の分だけ低下する。とこ
ろが間隙Bかいくらかでも生じていると、前記間隙Aを
通過した燃料は同間隙Bを経て間隙Cへ入り込む。
ここで、前記間隙Bに基つくリーク量をe2で表し、実
際のリーク量をe3で表すと、後者のリークe3は間隙
Aに基つくリークffi e l と同一ではなく間隙
Bに基つくリークff1e2の分だけ多いことになる。
このことを考慮すれば、本実施例の測定装置によって得
られる噴射流ff1Qのタイミンチヤードに基づき、e
2 =el−e3の関係式から間隙Bに基つく燃料のリ
ークfJk e 2を求めることができる。
ニードルノズル51bの下端面がスペーサ部材53の上
面に接触した後、ハンドル80の回転を停止するとニー
ドルリフト量の増加が停止する(t4)。
次に、ハンドル8 []の左回転を開始する(t5)と
、プレッシャビン57かニードルノズル51bに当接し
て押し上げ(t6)、ニードル推力F、噴射流iQ及び
ニードルリフト量はいままでとは逆のパターンで元へ戻
って行く。そして、ニードルノズル51b先端がボディ
ノズル51aのシート部に着座したところで(t7)、
ハンドル80の回転を停止する。
なお、第8図のニードル推力Fのタイミングチャートで
は実、1.tRLlが往路を、破線L2が復路を示す。
これらの往路Llと復路L2との間では前記第一実施例
と同様な段差dが生ずる場合がある。
このため、前記段差dに基づき、ボディノズル51aと
ニードルノズル51bとの間の摩擦力(d/2)を/1
11定するこきができる。
ところで、第9図は本実施例の測定装置によって得られ
たニードルノズル51bの特性を示す図である。図中、
横軸はニードルリフト量であり、縦軸はニードル推力F
及び噴射fifliQである。この図より、ニードルノ
ズル51bを移動させたときのニードルリフト量と噴射
流量Qとの関係が判明することはもちろんのこと、ニー
ドルリフト量とニードル推力Fとの関係も判明する。ま
た、間隙Aに基づくリーク量e1及び間隙Bに基つくリ
ーク量e2も判1明する。
さらに本実施例によれは、前述した■、■の作用及び効
果のほかにも、流量計83を高圧ライン内であるリサー
バタンク33と噴射ノズル51との間に取付けたので、
流量計83による噴射流量測定時に背圧を設定する必要
がなく、従って可変絞り弁87を省略できる。このため
、第一実施例における可変絞り弁87を用いた背圧調整
作業が不要となるはかりか、同可変絞り弁87の分だけ
部品点数を減少させることか可能となった。
[定明の効果] 本発明の噴射ノズル特性測定装置は、所定の燃ギ1圧力
のもとてニードルノズルを移動させ、その間、リフトa
と噴射量とか同時に測定できる。このため、実際に噴射
ノズルを使用している状態に近い状態でのリフト量と噴
射量との関係を求めることができる。従って、噴射ノズ
ル特性解析に有用なデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明を具体化した第一実施例を示し、第
1図は燃料噴射ノズル特性測定装置の全体概略構成図、
第2図はその測定部の正面方向縦断面図、第3図はその
右側面方向縦断面図、第4図は測定値のタイミングチャ
ートであり、第5〜9図は本発明の第二実施例を示し、
第5図は噴射ノズル特性測定装置における圧力設定部及
び測定部の概略構成図、第6図は噴射ノズル取付部の部
分拡大断面図、第7図は第一実施例における二ドルリフ
トmと、背圧及び噴射流量との関係を示す図、第8図は
ニードル推力、噴射流量及び二ドルリフト量のタイミン
グチャート、第9図は測定装置により得られる噴射ノズ
ルの特性を示す図である。 ■・・・圧力設定部、la・・・噴射ノズル取付部、l
b・・・ニードルリフト量測定部、lc・・・ニードル
推力測定部、1d・・・ニードル移動部、1e・・・燃
料ii測定部、3・・・測定部、5・・・演算部、17
・・・サーボバルブ、29・・・燃料、37・・・圧力
変換器、39・・・動歪計、41・・・サーボアンプ、
43・・・制御電源、51・・・噴射ノズル、51a・
・・ボディノズル、51b・・・ニードルノズル、61
・・・ストロークセンサ、83・・・流量計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ニードルノズルのリフトにより液体を外部に噴射する噴
    射ノズルの特性を測定する装置であって、上記液体を所
    定圧力に設定する圧力設定手段と、上記ニードルノズル
    を所望のリフト量に移動可能なニードル移動手段と、 上記ニードルノズルのリフト量を測定するニードルリフ
    ト量測定手段と、 上記噴射ノズルから外部に流出する液体量を測定する噴
    射液体量測定手段と を備えたことを特徴とする噴射ノズル特性測定装置。
JP2238372A 1989-11-10 1990-09-07 噴射ノズル特性測定装置 Expired - Fee Related JP2748673B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537949A (ja) * 2010-09-22 2013-10-07 ロバート ボッシュ ゲーエムベーハー 燃料噴射器を試験し修理する方法

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JPS55167565U (ja) * 1979-05-22 1980-12-02
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JPS61277869A (ja) * 1985-06-01 1986-12-08 Diesel Kiki Co Ltd 燃料噴射弁の調整方法

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