JPH0322150Y2 - - Google Patents

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JPH0322150Y2
JPH0322150Y2 JP11981187U JP11981187U JPH0322150Y2 JP H0322150 Y2 JPH0322150 Y2 JP H0322150Y2 JP 11981187 U JP11981187 U JP 11981187U JP 11981187 U JP11981187 U JP 11981187U JP H0322150 Y2 JPH0322150 Y2 JP H0322150Y2
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punch hole
hole
packaged
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、被包装物を段ボール箱等の箱体に収
納して輸送する際に、被包装物とこれを収納する
箱体内面間に介在させて用いる発泡合成樹脂製の
緩衝体に関する。 [従来の技術] 従来、被包装物と箱体内面間に介在される発泡
合成樹脂製の緩衝体としては、一側面のみが傾斜
された正面直角台形状をなし、概略この正面形状
に相応する形状で上部のみ丸穴とした抜き穴が、
正面から背面へ貫通して形成されている緩衝体が
知られている(実開昭61ー40369号)。 上記従来の緩衝体は、抜き穴によつて、緩衝体
の支持面積に対する弾性変形能を調整すると共
に、正面直角台形状とすることにより、衝撃が加
わつたときに、いわば正面の鉛直辺側に緩衝体が
倒伏して衝撃を吸収するようにしたものである。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の緩衝体が複数回衝撃
を受けると、鉛直辺側への倒伏状態の曲りぐせが
つき、完全に元の形状に戻りにくい。この曲りぐ
せが付くと、緩衝体の衝撃吸収能が大きく低下し
てしまうので、繰返しの衝撃に対する保護が不十
分になる。また、曲りぐせが極端になると、緩衝
体上面と箱体内面間に〓間を生じ、箱体内で被包
装物がガタつき、十分な保護を期し得なくなる。 本考案は、上記従来の問題点を鑑みてなされた
もので、複数回の衝撃を受けても、当初の形状を
維持して、被包装物を十分保護し得る衝撃吸収能
が得られるようにすることを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために講じられた手段を、
本考案の一実施例に対応する第1図で説明する
と、本考案は、本体1の両側面2,3が傾斜され
た正面略等脚台形状をなし、概略この本体1の両
側面2,3の傾斜に沿つて両側面4,5が傾斜さ
れかつ上面6と下面7が上方に凸形の正面円弧状
を成す抜き穴8が、本体1の正面9から背面10
へ貫通して形成されている緩衝体とするという手
段を講じているものである。 尚、上記本考案において略等脚台形状とは、上
方過半部が等脚台形状であることをいう。 [作用] 本体1が略等脚台形状をなしているので、その
上面11に衝撃が加わつたときに、本体1が左右
に倒伏することなく、全体が弾性的に圧縮される
ことによつてこれを吸収する。このとき、抜き穴
8の上面6が上方に凸形の円弧状を成しているの
で、本体1の上面に加わつた衝撃力が本体1全体
へ均等に分散されやすく、全体の均一な圧縮変形
が促される。 一方、本体1が上下に圧縮変形すると、抜き穴
8の下面7には、これを左右に引き伸そうとする
力が作用する。抜き穴8の下面7を上方に凸形の
正面円弧状としているのは、この力を十分支持で
きるようにすると共に、その反発力によつて、本
体1の変形復帰力を高めるためである。そして、
この上方に凸形の正面円弧状を成す抜き穴8の下
面7による変形復帰力に向上と、前記本体1全体
を使つての衝撃吸収とが相俟つて、本体1のダレ
を生じにくいものとなつている。また、抜き穴8
の下面が上方に凸形の正面円弧状となつて抜き穴
8内へと膨出していることは、本体1の左右への
倒伏を生じにくくしているものでもある。 0C2B[実施例] 第1図は、本考案の一実施例に係る緩衝体の正
面図で、2つの本体1を一体的に形成した連結部
12で左右に並列されたものとなつている。 各本体1は、両側面2,3が傾斜された正面略
等脚台形状をなしている。この両側面2,3の傾
斜は、被包装物の重量等によつて調整されるもの
であるが、通常、鉛直線に対して5〜30度程度が
好ましい。 上記本体1には、本体1の両側面2,3の傾斜
に沿つて両側面4,5が傾斜されかつ上面6と下
面7が上方に凸形の正面円弧状を成す抜き穴8
が、本体1の正面9から背面10へ貫通して形成
されている。 抜き穴8の上面6と下面7の曲率半径は、上面
6の曲率半径をr、下面7の曲率半径をRとする
と、抜き穴8の大きさにもよるが、rを1とした
ときにRは2〜5程度で、特に本体1が大きく圧
縮されて上面6と下面7が接するときに、この状
態での上面6の曲率半径r′と下面7の曲率半径
R′がr′≒R′となるように定めることが好ましい。
このようにすると、本体1が衝撃によつて大きく
圧縮され、抜き穴の上面6と下面7が接触したと
きに、本体1の抜き穴8の下方部分全体を使つた
二次緩衝を図ることができる。 抜き穴8の両側面4,5の傾斜は、衝撃に伴う
圧縮力が部分的に集中しないよう、本体1の両側
面2,3の傾斜とできるだけ等しくすることが好
ましい。 抜き穴8の高さ及び幅は、被包装物の重量等に
応じて、本体1に要求される弾性変形能が得られ
るよう定めればよい。但し、本体1の下面13か
ら抜き穴8の下面7の頂部間の高さをh1、抜き穴
8の下面7の頂部から上面6の頂部間の高さを
h2、抜き穴8の上面6の頂部から本体1の上面1
1間の高さをh3とし、本体1の全体高さを10とす
ると、h1は2〜4、h2は3〜5、h3は1〜3であ
ることが好ましい。h1とh3を大きくしかつh2を小
さくし過ぎると、本体1の弾性変形能が不足しが
ちとなり、逆にh1とh3を小さくかつh2を大きくし
過ぎると、本体1の変形復帰力が不足しがちとな
る。 連結部12は、左右の本体1を連結するための
もので、本体1を複数個隣接して介在させる場
合、連結部12で本体1を一体的につないでおく
と、取扱いやすくなるので好ましい。尚、本実施
例では、2個の本体1を連結しているが、これを
3個以上としたり、連結部12を設けずに、本体
1を1個だけ単独で使用することもできる。 本緩衝体は、従来のものと同様に、発泡合成樹
脂で形成されるもので、この発泡合成樹脂として
は、例えばポリスチレン系、ポリエチレン系、ポ
リプロピレン系、ポリウレタン系等の発泡体を挙
げることができる。このうち、ポリエチレン等の
ポリオレフイン系の発泡体が、柔軟性、強靫性に
優れるので好ましい。また、本緩衝体は、押出発
泡成形板のプレス打ち抜きや、ビーズ発泡成形等 よつて容易に製造することができる。 第2図及び第3図は、他の実施例に係る正面図
で、特にコーナー部に設けるのに適したもので、
2つの本体1′が、短かい連結部12を介して一
体的に並列されている。連結部12の上面には、
突出部14が形成されており、下面には溝部15
が形成されている。 本緩衝体は、第2図に示される状態から第3図
に示される状態のように屈曲させ、被包装物のコ
ーナー部に当てて使用されるものである。突出部
14は、この屈曲時に連結部が薄肉化し、切れや
すくなるのを防止するためのものであり、溝部1
5は、屈曲させやすくするためのものである。 尚、第2図及び第3図において、第1図と同じ
符号は、各々第1図と同等の箇所を示すものであ
る。 第4図は、本緩衝体の使用状態を示す横断面図
で、箱体17内に収納されている被包装物16に
は、第5図に示されるように、その平面部分に第
1図で説明した本体1の緩衝体、被包装物16の
コーナー部分に第2図及び第3図で説明した本体
1′の緩衝体が付設されている。本緩衝体は、通
常、下面13(第1図ないし第3図参照)を被包
装物16に接着して、箱体17の内面との間に介
在させられるものである。従つて、本緩衝体の下
面13に、粘着剤を設け、これを離型紙で覆つて
おくと、付設作業が容易になるので好ましい。 尚、上記被包装物16とは、内装又は個装を施
したものでも、これらを全く施していないもので
あつてもよいが、通常は内装又は個装を施してか
ら第4図のように箱体17内に収納する。 実験例 1 第1図に示されるような本体1(単独のもの)
の上面に対し衝撃を繰り返し加え、その最大減速
度(G値)と変形の有無を測定した。尚、測定
は、落下高さ70cm、静的応力0.07Kg/cm2の条件下
で、吉田精機製「L型貨物落下試験機DTー
100』、日本電気三栄製「ビジグラフ5L」と「セ
ンサー100H」を用いて行つた。また、本体1の
大きさ及び形状は以下の通りである。 全体高さ:65mm 奥行:30mm 本体1の上面11幅:40mm 本体1の下面13幅:65mm 抜き穴8の高さ(下面7の最下部から上面6の
最上部間):28mm 抜き穴8の上面6の曲率半径:4.5mm 抜き穴8の下面13の曲率半径:15mm 抜き穴8の上面6幅:9mm 抜き穴8の下面13幅:18mm 抜き穴8の上面6から本体1の上面11間高
さ:10mm 結果を第1表に示す。 比較実験例1 第1図に示される本体1の抜き穴8の上面6と
下面7を平面とした以外は実験例1と同様にして
G値を測定した。結果を第1表に示す。 比較実験例 2 第1図に示される本体1の側面2を下面13に
対して直角にした以外は実験例1と同様にしてG
値を測定した。結果を第1表に示す。
【表】 [考案の効果] 以上のように、本考案によれば、何回もの衝撃
を受けても、変形による衝撃吸収能の大きな低下
がなく、繰返し使用しても十分被包装物を保護で
きる緩衝体とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
他の実施例の正面図、第3図は第2図の緩衝体を
屈曲させた状態の正面図、第4図は使用状態を示
す横断面図、第5図は本緩衝体を付設した被包装
物の斜視図である。 1,1′:本体、2,3:本体の側面、4,
5:抜き穴の側面、6:抜き穴の上面、7:抜き
穴の下面、8:抜き穴、9:本体の正面、10:
本体の背面、11:本体の上面、12:連結部、
13:本体の下面、14:突出部、15:溝部、
16:被包装物、17:箱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体の両側面が傾斜された正面略等脚台形状の
    外形をなし、概略この本体の両側面の傾斜に沿つ
    て両側面が傾斜されかつ上面と下面が上方に凸形
    の正面円弧状を成す抜き穴が、本体の正面から背
    面へ貫通して形成されていることを特徴とする緩
    衝体。
JP11981187U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0322150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11981187U JPH0322150Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11981187U JPH0322150Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6426282U JPS6426282U (ja) 1989-02-14
JPH0322150Y2 true JPH0322150Y2 (ja) 1991-05-14

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ID=31365368

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JP11981187U Expired JPH0322150Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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JPS6426282U (ja) 1989-02-14

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