JPH03220175A - ピロリジン誘導体の製法 - Google Patents

ピロリジン誘導体の製法

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JPH03220175A
JPH03220175A JP2013669A JP1366990A JPH03220175A JP H03220175 A JPH03220175 A JP H03220175A JP 2013669 A JP2013669 A JP 2013669A JP 1366990 A JP1366990 A JP 1366990A JP H03220175 A JPH03220175 A JP H03220175A
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Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
國郎 小笠原
Koji Iwabuchi
好治 岩渕
Minoru Moriya
実 守谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不斉合成における不斉素子として有用な化合物
であるC2対称を有する光学活性なトランス−2,5−
二置換ピロリジン誘導体を立体選択性が高くかつ簡単に
合成する製造方法に関する。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕C2対
称を有するトランス−2,5−二置換ピロリジン誘導体
は不斉合成における不斉素子として有用であることが知
られている(例えば有機合成化学協会誌、 44.53
2(1986))。そしてこの二置換ピロリジン誘導体
を製造する方法として出発物質に光学活性な化合物を用
いる方法(例えばTetrahedron Lett、
、 28.2083(1987))や、目的物を光学分
割して得る方法も知られている(例えばJ、 Org、
 Chem、、 42.1663(1977)および同
誌53.5383(1988))。しかしながらこれら
の方法は収率、工程の面からみて、満足できるものでは
ない。そこでC2対称を有する光学活性なトランス−2
,5−二置換ピロリジン誘導体の高収率で高立体選択的
な製法の開発が求められている。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らはかかる問題点を解決するべく鋭意研究した
結果、出発原料としてN−ベンゾイル−δ ε−不飽和
アミド体を用いこれをヨウ素と共に環化して(2S、5
S) −2−ベンゾイルオキシ−5−(保護されたヒド
ロキシメチル)ピロリジンとし次いでC2対称を有する
(2S、5S)2.5−二置換ピロリジンとする、工程
が簡単で、かつ収率が高く、立体選択性が高い製造方法
を見出して本発明を完成させたのである。
すなわち本発明は、下記式(n) (ここでR3は水酸基の保護基であり、Phはフェニル
基または環上の水素が置換されていてもよいフェニル基
を示す)で表わされる化合物またはその対掌体をヨウ素
と処理することにより環化して下記式(III) (ここでRいPhは上記定義の通りであり、R2はアミ
ノ基の保護基である)で表わされる化合物またはその対
掌体とし、 次いでこの化合物を脱ベンゾイル化するか、脱ベンゾイ
ル化とR1の除去とを行なうか、または脱ベンゾイル化
の後にその水酸基をR3と同じ保護基で保護することに
より下記式(I)(ここでR1、Phは上記定義の通り
である)で表わされる化合物またはその対掌体とし、こ
の化合物のアミン基を保護基の導入によって保護して、
下記式(IV) 2 (ここでR2は上記定義の通りであり、R3は同一また
は異なり、水素またはR1である)で表わされるトラン
ス−2,5−二置換ピロリジン誘導体またはその対字体
を製造する方法に関するものである。
この製造方法により例えば上記式(I)(I[)(II
I)および(IV)の化合物において、定義されるR1
すなわち水酸基の保護基とは、水酸基の保護基としては
この技術分野で通常用いられている保護基、例えばベン
ジル基、芳香環の水素が低級アルキル、低級アルコキシ
により置換されたベンジル基、トリメチルシリル基など
が挙げられるがベンジル基が好ましい。
また、上記式(I)および(TV)の化合物において定
義されるR2すなわちアミノ基の保護基としては、この
技術分野で通常用いられている保護基、例えばt−ブト
キシカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基等が挙げられt−
ブトキシカルボニル基が好ましい。
さらに式(■)、式(I[[)中におけるph基とはフ
ェニル基および芳香環上の水素が低級アルキル、低級ア
ルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、ハロゲン、アシ
ルオキシ、アロイルオキシで置換されていてよいフェニ
ル基を意味し、好ましい基としてはフェニル基がある。
本発明において、式(II[)の化合物をヨウ素で処理
して式(I[[)の化合物を得る反応は、ヨウ素を、式
(n)の化合物に対して1〜5倍モル、好ましくは3倍
モル使用して、非プロトン性溶媒、例えば、アセトニト
リル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエ
タン、ジエチレングリコールジエチルエーテルなどと、
水の混合溶媒中で0〜50℃、好ましくは20°C前後
の反応温度で、2〜4時間かけて行なわれる。
次の式(I[[)の化合物のN位に保護基を導入して式
(IV)の化合物を得る方法は、通常の保護基導入法に
よって行なわれる。例えばt−ブトキシカルボニル基の
場合、ジ−t−ブチルカーボネート(Di−t−but
yl Dicarbonate)を用い、塩基、例えば
トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、キノ
リン、ジメチルアニリンなどの含窒素有機塩基の存在下
、例えばジクロルメタン、クロロホルム、ジクロルエタ
ン、トリクレンなどのハロゲン系溶媒中、0〜40°C
1好ましくは10〜30°Cの反応温度で、5〜20時
間かけて行なわれる。
次の、式(IV)の化合物より式(I)の化合物を得る
方法は、まず、式(IV)の化合物のベンゾイル基を除
去することによって行なわれる。この脱ベンゾイル化反
応は、炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムを用いて、溶
媒、例えばメタノールまたはエタノール中において、1
0〜30℃の反応温度で、30分〜2時間かけて行なわ
れる。
そして、化合物(I)においてR1が共に水素である化
合物を得たい場合、脱ベンゾイル化に引き続きR1の除
去が行なわれる。例えばR1がベンジル基の場合、水素
添加触媒、例えば水酸化パラジウム−炭素触媒の存在下
に溶媒、例えばメタノール、エタノール中において、1
0〜30℃の反応温度で、10〜30時間常圧下または
加圧下に水素添加することによって行なわれる。
そしてまた、化合物(I)においてR1が共にR3、す
なわち保護されたヒドロキシメチルである化合物を得た
い場合、脱ベンゾイル化の後にその水素基をR1と同じ
保護基で保護することによって行なわれる。例えばR1
がベンジル基の場合、脱ベンゾイル化した化合物を水素
化ナトリウムのような塩基の存在下、テトラヒドロフラ
ン、N、N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、ハロ
ゲン化ベンジルと常温〜溶媒の沸点の反応温度で数分〜
数十時間反応させることによって行なわれる。
上記した本発明の方法は次のスキーム(I)によって示
される (又キーム中、Bnはベンジル基であり、Phはフェニ
ル基であり、t−Buはt−ブチル基でありDMFはジ
メチルホルムアミドである。なおこのベンジル基はp−
メ1−キシフェニル、p−メトキンベンジル、よたはt
−ブチルジメチルシリルなとであっても良い。) (スキーム 本発明の原料である式(I[XR,−ベンジル)の化合
物は、次のスキーム■の方法により調製することができ
る。
CH2CJI2 (スキーム中、Bnはベンジル基、THFはテトラヒド
ロフラン、Etはエチル基であり、Phはフェニル基で
ある。なおこのベンジル基はp−メトキンフェニル、p
−メトキシベンジルまにはt−ブチルジメチルシリルな
どであっても良い。) すなわち、式(V)の(S) −0−ベンジルグリ/ド
ールを、テトラヒドロフラン中、塩化アリルマグ不ソウ
ムと反応させ、式(Vl)の化合物を得、次にこの化合
物をジイソグロビルアゾジ力ルポキンレートおよヒドリ
フェニルホスフィンの存在下、テトラヒドロフラン中フ
タルイミドと反応させ式(■)の化合物とし、次にこの
化合物ヲエタノール中、ヒドラジンで処理して、式(■
)の化合物とし、最後に、この化合物をトリエチルアミ
ンの存在下、塩化メチレン中、塩化ベンゾイルと反応さ
せることにより式(I[)の化合物を得る。
式(1)で表わされる化合物は、不斉合成における不斉
素子として有用であるが、さらにまた、そのもの自身天
然物合成の中間体となり得る。
例えば、−形式(I)で表わされる化合物で、R2がt
−ブトキシカルボニル基でR3が水素のものは、次のス
キーム■の方法によって、海洋紅藻類Schizyme
nia dubyiから得られるアミノ酸である(2S
、5S)−ピロリジン−2,5−ジカルボン酸(ff)
に導くことができる。
(スキーム III) (1:R)−H,R2−Co、t−Bn)有用であり、
さらに他の化合物例えば海洋紅藻類から得られるアミノ
酸化合物を生成させる出発物質としても利用することが
可能である。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
C02t−Bu (V) 以上詳述したように、本発明の方法により、従来高立体
選択的に、高収率で得るのが困難であったトランス−2
,5−二置換ピロリジン誘導体を1ステツプで容易に高
立体選択的に得られることが明らかにされた。本発明の
方法で得られる化合物は不斉合成における不斉素子とじ
て実施例 1 (R)−6 ベンジルオキシ 5−ヒドロキシ− 1−ヘキセン (VT) テトラヒドロ7ラン40mQ中のマグネシウム3.2f
? (132ミリモル)の溶液に塩化アリル9.8mQ
(120ミリモル)を水冷下、1時間かけて滴下し同温
度で30分撹拌後、テトラヒドロフラン35+++12
溶液中の(S)−〇−ベンジルグリシドール(V)6.
009(36,6ミリモル)を0°Cで5分かけて滴下
しtこ。
同温度で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え、セライト濾過後エーテルで抽出した。エーテ
ル層を飽和NaCQ飽和水溶液で洗浄後硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し得られた残渣をシリ
カゲル250gを用いるカラムクロマトグラフィーに付
し、エーテル−n−ヘキサン(1:6 v/v)の流分
よりアルコール体(Vl)を無色油状物として7.18
g(収率95%)得 Iこ 。
Cσ 磨    7.38°   (c    1.0
02.   CHC(2,)元素分析CC15H1aO
□として) 計算値(%): C、75,68; H、8,8実測値
(%): C、75,50; H,8,80IRy n
8atcm−’ : 3450       、aX ’H−NMR(CDCff、)δ: 1.36−1.6
8(2H; m)、 2.012.33(2H,m)、
 2.35−2.57(IH,br、s、 D20での
交換可)、 3.22−3.60(2H,m)、 3.
7O−3−95(LH。
m)、 4−55(2H,s)、 4−87−5.45
(2H,m)、 5.58−6.06(IH,m)、 
7−33(5H,s)MS ++/e : 206 (
M”) 、 91 (100%)exact  mas
s 計算値CGrsH1sChとして) : 206.13
07(M”)実測値: 206.1297(M”);実
施例 2 (S)−6−ベンジルオキシ−5−フタロイルアミノ−
1−ヘキセン (■) テトラヒドロフラン80mQ中のアルコール体(■)6
.969 (33,8mmol)の溶液に撹拌下、フタ
ルイミド6.479(44,0ミリモル)とトリフェニ
ルフォスフインl l 、59(43,8ミリモル)を
加え、水冷下でジイソプロピルアゾカルボキシレート8
.7m12 (44,2ミリモル)を滴下した。徐々に
室温まで昇温し同温で20分間撹拌しシリカゲル309
を加え減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲル
300gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、エ
ーテル−n−ヘキサン(1:6 v/v)の流分より化
合物(■)を無色油状物として9.67g(収率85%
)得た。
(ex )M + 31.4° (c  O,994C
HCL)元素分析(C21H21NO3として)計算値
(%) : C,75,20; H,6,31; N 
、4゜18実測値(%) : C,74,83; H,
6,46; N 、4.14IR”atcm−’ : 
1710.1780ax ’H−NMR(CD(jls)δ: 1.70−2.2
0(4H,m)、 3.66(LH。
dd、 J=5.5.9.5Hz)、 4.00(LH
,t、 J□9.5Hz)。
4.48−4.68(3H,m)、 4.86−5.1
0(2H,m)、 5.55−6.00(IH,m)、
 7.23(5H,s)、 7.65−7.90(4H
m) MS m/、 : 335(Mつ、 148 (100
%)exact  mass 計算値(C*+Hz□NO3として’) : 335.
1521(Mつ実測値: 335.1524(lilつ
実施例 3 (S)−5−アミノ−6−ベンジルオキシ−l−ヘキセ
ン (■) (■) エタノール200mQ中のイミド体(■)7.009(
20,9ミリモル)の溶液にヒドラジンモノヒトレート
g、1mQ(1ロアミリモル)を加え20分間加熱還流
した。冷却後減圧下で溶媒および過剰の試薬を留去し残
渣をクロロホルムを用いセライト濾過しだ。炉液から減
圧下に溶媒を留去し、得られた残渣を減圧蒸留に付し無
色油状物としてアミン体(■)を3.589 (収率8
4%)得た。
梯点: 105°O(0,2mmHg)クーゲルロール
’H−NMR(CD(4,)δ: 1.341.46(
4H,m、 2HがD20で交換可)、2.00−2.
26(2H,m)、 2.87−3.06(IH,m)
、 3.24(IH,t、 J□8.8Hz)、 3.
44(IH。
dd、J=6.8,8.8Hz)、4.52(2H,s
)、4.89−5.10(2H,m)、5.99(IH
,aat、J=6.6.9.8.17.2Hz)、7.
33(5H,s) 実施例 4 (S)−5−ベンゾイルアミノ−6−ペンジルオキシ−
1−ヘキセン (I[) (II) 塩化メチレン20mQ中のアミン体(■)1.8・52
g(9,0ミリモル)の溶液に水冷下、トリエチルアミ
ン1.4mff(10ミリモル)および塩化ベンゾイル
1.2mM10ミリモル)を滴下し同温で4分間撹拌し
た。室温に戻し1時間30分撹拌した後に塩化メチレン
を加え有機層を水、飽和NaCl2水溶液で順次洗浄し
硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下で溶液を留去し、残液をシリカゲル909を用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル−n−ヘ
キサン(1:4 v/v)の流分から無色固形物として
ベンズアミン体(I[)を2.60g(収率94%)得
た。これをn−ヘキサンより再結晶し、無色針状晶とし
て2.409(収率86%)得た。融点80〜81 ’
0 元素分析(CZ。H23NO2として)計算値(%) 
: C,77,63; H,7,50; N 、4.5
3実測値(%) : C,77,63i H,7,59
; N 、4.55IRy nujolcm−’ : 
3300.163−OaX ’H−NMR(CDCL)δ: 1.73−1.92(
2H,m)、 2.03−2.20(2H,m)、 3
.62(2H,d、 J=3.91Hz)、 4.15
−4.48(IH,m)、 4.89−5.14(2H
,m)、 4.55(2H。
s)、 5.64−6.08(IH,m)、 6.25
−6.50(LH,m)。
7.33(5H,s)、 7.37−7.54(2H,
m)、 7.67−7.82(2H,m) (a :lS  35−7’  (c  0.996.
 CHCL)exact  mass 計算値(C2゜H23N02として)  : 309.
1729CM”)実測値: 309.1710(Mつ 実施例 5 (2S、5S)−5−ベンゾイルオキシメチル−2−ベ
ンゾイルオキシメチルピロリジン (III)(2S、
5S)−5−ベンゾイルオキシメチル−2−ベンゾイル
オキシメチル−1−t−ブトキシカルボニルピロリジン
 (IV) (■)                01 R=−C−0−t−Bu  (IV) アセトニトリル−水(3:l v/v)20m(2中の
アミド体(II )1.109(3,56ミリモル)の
溶液に室温でヨウ素2.719(10−7ミリモル)を
加え同温で3時間撹拌後、エーテルを加え有機層を飽和
NaHCO3MS ′/e : 309(Mつ、 10
5(100%)水溶液、10%NaxS20s水溶液、
飽和NaCQ水溶液で洗浄し硫酸マグ不ンウムで乾燥し
た。減圧下溶媒を留去し、粗ピロリジン体(I[[)を
得た。この粗生成物を塩化メチレン12mQに溶解し、
トリエチルアミンQ、5mQ (3,6ミリモル)およ
びジt−ブチルジカーボネート780mg(3,57ミ
リモル)を加え室温で15時間撹拌しt;。塩化メチレ
ンを加え、水、飽和NaCQ水溶液で順次洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥し減圧溶媒を留去した。残渣をンリ
カゲル60gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
、エーテル−〇−ヘキサン(1ニアv/v)の流分より
化合物(IV)を無色油状物として740mg(原料回
収を考慮し収率63%)得た。エテル−n−ヘキサン(
1:4 v/v)の流分より原料を243mg回収した
Ca )r  65−1’  (c  1.004. 
CHCl23)元素分析(C2S831NO5として)
計算値(%) : C,70,55; H,7,35;
 N 、3.29実測値(%) : C,70,34;
 H,7,52; N 、3.38IRy neaLc
m−’ : 1690. 1720TlaX ’H−NMR(CDCQs)δ : 1.41−1.5
5(9H,m)、1.892.25(4,H,m)、3
.26−3.70(2H,m)、3.82−4.59(
6H,m)、7.261.61(8H,m)、7.96
−8.10(2H。
m) MS m/e : 425(Mつ、 190(100%
 )exact  mass 計算値(C25H31NO5として) : 425,2
202(Mつ実測値: 425,2176(Mつ 実施例 6 (2S、5S)−2−ベンジルオキシメチル−1−tブ
トキシカルボニル−5−ヒドロキシメチルピロリジン 
(1) (IV) (I) メタノール6mrl中の化合物(TV)697mg(1
,64ミリモル)の溶液に炭酸カリウム250mg(1
,81ミリモル)を室温で加えた。2時間30分撹拌後
減圧下溶媒留去しエーテルを加え、飽和NaCQ水溶液
で有機層を洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲル15gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル−n−ヘ
キサン(3:2 v/v)の流分から無色油状物として
化合物(I)を470mg(収率89%)得た。
C、)H−58,7° (c  O,992,CHC(
2,)IRy neatcm−’ : 1690. 3
450aX ’H−NMR(CDCQ、)δ: 1.43(9H,s
)、 1.82−2.16(4H。
m)、3.33−3.70(5H,m)、3.85−4
.09(2H,br)。
4.52(2H,s)、7.33(5H,s)MS m
/e: 321(Mつ、 200(100%)exac
t  mass 計算値(C+ 8H27NO4として) : 321.
1940(r)実測値: 321.1920(M”) 実施例 7 (2S、5S) −1−t−ブトキシカルボニル−2,
5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン CI)(I
) (1) メタノール10mQ中のアルコール体(I )470m
g(1,46mmol)の溶液に20%水酸化パラジウ
ム炭素20mgを加え、水素気流下10時間撹拌した。
メタノールを用いセライト濾過し炉液を減圧溶媒留去し
、残渣をシリカゲル109を用いるカラムクロマトグラ
フィーに付し、3%メタノール−ニー チル−n−ヘキ
サン(エーテル:n−ヘキサン 1:4 v/v)の流
分から化合物(I)を無色あめ状として325mg(収
率96%)得た。
(a〕y−66,9° (c  3.00. MeOH
)lRy ””tcm−1: 1670.1690.3
400ax I H−NMR(CDCQ、)δ: 1.47(9H,
s)、 1.64−2.20(4H。
m)、2,9O−3−10(2H,br、 D20で交
換可)、 3.474.08(68,m) MS m/e : 231(M”)、 200(100
%)exact  mass 計算値(C+ IH21NO4として) : 231.
1470(M”)実測値: 231.1476(M”) 実施例 8 (2S、5S) −1−t−ブトキシカルボニル−2,
5ビス(メトキシカルボニル)ピロリジン (V)(1
) (V) 四塩化炭素二アセトニトリル:水C2:2:3v/v)
中のジオール体(I )325mg(1,41mmol
)の溶液を室温下撹拌し過ヨウ素酸ナトリウム1.86
g(8,70ミリモル)および塩化ルテニウムCRuC
Qs・HzO)8−3mg(0,032mmol)を加
え3時間撹拌した。
塩化メチレンを用い4回抽出を行い、抽出液にジアゾメ
タンのエーテル溶液を加えた。飽和NaHCO,水溶液
、飽QNaC4水溶液で順次洗浄し硫酸マグ不ンウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をシリカ
ゲル8gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しエー
テル−n−ヘキサン(1:3 v/v)の流分からジエ
ステル体(1を無色固形物として288mg(収率69
%)得た。
サラニエーテルーn−ヘキサンから再結晶をし無色板状
晶220mg(収率54%)を得た。
融点=73〜75℃ 〔σ〕乙’  −72,2° (c  0.994. 
CHCI2m)元素分析(CI3H1□NOsとして)
計算値(%) : C,54,33; H,717、N
 、4.88測定値(%) : C,54,33; H
,7,25;N 、4.91’H−NMR(CDCL)
δ: 1.41(9H,s)、 1.89−2.38(
4H。
m)、 3.73(6H,s)、 4.39−4.59
(2B、 m)MS ++/e: 287(M”)、 
128(100%)exact  mass 計算値(C+ sHz +NOsとして) : 287
.1369(Mつ実測値: 287.1373(M+) 実施例 9 (2S、5S)−2,5−ビス(メトキシカルボニル)
ピロリジン (ff) −t−Bu (V)                 (IX)塩
化メチレン1mQ中の化合物(V)125mg(0,4
36mmol)の溶液に水冷下トリフルオロ酢酸0.3
4m12(4,4mmol)を滴下し、30分間撹拌後
室温まで昇温しざらに4時間撹拌した。減圧下で溶媒お
よび過剰の試薬を留去し塩化メチレンを加え飽和NaH
CO,水溶液、飽和NaCff水溶液で順次洗浄し、減
圧下溶媒を留去し残渣をシリカゲル6りを用いるカラム
クロマトグラフィーに付し、エーテルの流分から無色油
状物として化合物(■)を76mg(収率93%)得た
Ca )A’ −45,9°(c  1.024. C
HCQs)’ H−NMR(CDCQ 3 )δ: l
−94−1,98(2H,m) 、2.15−2.21
(2H,m)、 2.65(IH,br)、 3.73
(6H,s)。
3.98−4.00(2H,m) MS W′/e :  187(M”)、68(10(
1%)exacL  mass 計算値(CaH+sNO,として) : 187.08
44(M”)実測値: 187.0850(M”) 実施例 lo (2S、5S)−ピロリジン−2,5−ジカルボン酸(
X) (IX)                    (
X)化合物(ff )92+ng(0,49ミリモル)
にIN水酸化カリウム水溶液0.5+lIQを加え14
時間撹拌した。
この溶液をイオン交換樹脂(Dowec 50W−X8
200400Mesh H”型)に付し、0.23Nア
ンモニア水の流分からアミノ酸(X)を無色固形物とし
て7219(収率92%)得た。さらに水−エタノール
から再結晶して針状晶22mgを得た。
融点〉300℃ Ca )!’  102’ (c  O,983,Hz
O)天然物: Ca )r −112°(c  1. 
HzO)’H−NMR(DzO)δ:1.94−1.9
8(28,m)、2.15−2.21(2H,m)、3
.74(6H,s)、3.98−4.00(2H,m)
〔発明の効果〕 以上実施例でも述べた如く、本発明の方法により、トラ
ンス−2,5−二置換ピロリジン誘導体を簡便に、高立
体選択的に、しかも高収率で得ることが出来た。この化
合物は、不斉合成における不斉素子として有用であり、
また、ある種のアミノ酸等の合成の中間体としても有用
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここでR_1は水酸基の保護基であり、Phはフェニ
    ル基または環上の水素が置換されていてもよいフェニル
    基を示す)で表わされる化合物またはその対掌体をヨウ
    素と処理することにより環化して下記式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (ここでR_1、Phは上記定義の通りである)で表わ
    される化合物またはその対掌体とし、 この化合物のアミノ基を保護基の導入によって保護して
    下記式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここでR_1、Phは上記定義の通りであり、R_2
    はアミノ基の保護基である)で表わされる化合物または
    その対掌体とし、 次いでこの化合物を脱ベンゾイル化するか、脱ベンゾイ
    ル化とR_1の除去とを行なうか、または脱ベンゾイル
    化の後にその水酸基をR_1と同じ保護基で保護するこ
    とにより下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここでR_2は上記定義の通りであり、R_3は同一
    または異なり水素またはR_1で、R_1は上記定義の
    通りである)で表わされるトランス−2,5−二置換ピ
    ロリジン誘導体またはその対掌体を製造する方法。
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