JPH03219814A - 漆の栽培方法 - Google Patents

漆の栽培方法

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Publication number
JPH03219814A
JPH03219814A JP2014277A JP1427790A JPH03219814A JP H03219814 A JPH03219814 A JP H03219814A JP 2014277 A JP2014277 A JP 2014277A JP 1427790 A JP1427790 A JP 1427790A JP H03219814 A JPH03219814 A JP H03219814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lacquer
growth
rhus verniciflua
seedlings
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014277A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Suzuki
鈴木 脩
Takehiro Nomoto
野本 武宏
Sumio Makino
牧野 澄夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsurumi Soda Co Ltd
Original Assignee
Tsurumi Soda Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tsurumi Soda Co Ltd filed Critical Tsurumi Soda Co Ltd
Priority to JP2014277A priority Critical patent/JPH03219814A/ja
Publication of JPH03219814A publication Critical patent/JPH03219814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02P60/216

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は漆の栽培方法に関するものである。
B、従来の技術及び発明が解決しようとする課題 漆の樹液は漆器用塗料、電気絶縁塗料あるいは耐酸塗料
として用いられ、その塗膜は、硬度が高く、耐水、耐酸
、電気絶縁性の大きい優れたものである。特に漆器用塗
料は、古来より最も尊重された唯一の塗料であり、その
中でも日本産の漆が最も良質であるといわれている。し
かしながら最近では産出も極めて少なく価格も高いこと
から、特殊な場合か美術工芸品以外では使用されなくな
ってきた。
このようなことの−因としては、育成に長い時間がかか
ることが挙げられる。即ち漆は人体の皮膚にかぶれを起
こすことから民家から離れた山の中で植栽されているが
、苗木を本植えしてから採液できる成木に成長するまで
に約10年もの年月を要する。このため虫の害や雪の害
等により成育状況が悪くなると、新たに栽培してその分
を補うといったことができないのて採液量が減少してし
まう。更に漆工芸が衰退しているためその職人も少なく
なっているので栽培中の漆が十分な手入れを受けずに放
置されており、このことも大きく影響している。
本発明はこのような事情のもとになされたものであり、
その目的とするところは、漆の成育に要する時間を大幅
に短縮し、漆の産出量の増加に寄与することのできる栽
培方法を提供することにある。
C課題を解決するための手段及び作用 本発明では、ハウス内において成長促進剤を混合した育
成水に漆の苗木の根を浸漬して漆を栽培する。
成長促進剤としてはπwa t e r、アミノ酸、亜
鉛、硼素あるいは硅酸か用いられる。更に電場や磁場を
苗木に印加して成長を促進させるようにしてもよい。ハ
ウス内の雰囲気については、温度18〜32℃、湿度5
5%以上とする。この理由は、温度が高過ぎたり、低過
ぎる場合には、成長が鈍り、枯れてしまうことがあるか
らであり、また湿度を高くすることにより葉の先端の萎
れを防いで葉の隅々まで養分が行き渡るようにするため
である。また苗木に空気が十分行き渡るようにするため
に成育水を曝気して空気の飽和状態としておくことが望
ましい。苗木の根を浸漬するに当たっては、根の腐敗を
防止するために根の先端部のみを成育水中に浸漬するこ
とが好ましい。更に葉の部分に直射日光が当たると葉焼
けを起こして成長が鈍ることから、少なくとも葉の部分
について太陽光の一部を遮光するような処置を施す。
D、実施例 青森県で作られた漆の苗木を40本用意し、その内の3
2本を本発明方法により栽培し、残り5本を土耕栽培で
、また残り3本を本発明方法とは異なった条件による水
耕栽培で栽培した。その具体的方法及び結果について以
下に詳述する。
(+)実施例 ハウス内に水槽を配置して、上記の苗木32本の各々を
根の先端部のみが水槽内に浸漬されるように支持し、水
温を15〜20℃、室温を20〜30°Cの範囲内に維
持すると共に、加湿器によりハウス内の湿度を日中60
%、夜間80〜90%となるようにコントロールし、更
にハウス全体に遮光ネットを張って太陽光の一部を遮光
している。
また水槽内の育成水としては純水に成長促進剤を混合し
たものを用いており、育成水中には常時空気を供給して
空気を飽和状態としている。第1図はこのような水耕の
様子を示す図であり、■は漆の苗木、2は水槽、3は空
気供給管、4は支持体である。
ここで上記の水耕を開始した時期は1987年4月から
であり、現在(1989年12月)の時点にてこれら苗
木を観察したところ、苗木の太さ。
長さ共に当初の2倍程度の大きさになり、また大きくて
沢のある葉をつけていた。
(2)比較例 ■本出願人の横浜布の敷地内の庭に上記の苗木5本を植
えて上記実施例と同一の期間自然環境下に放置した。同
時期にこれら苗木を観察したところ、苗木の太さ、長さ
共に若干大きくなっている程度であり、葉については小
さく、かつ枯れ気味で、沢もほとんどなかった。
■残りの苗木3本を根の先端部のみが水槽内に浸漬され
るように支持すると共に葉の部分を遮光ネッートで覆い
、当該水槽を本出願人の横浜型の敷地内の庭に置いて自
然環境下に放置した。育成水の成分、曝気については実
施例と同じである。同時期にこれら苗木を観察したとこ
ろ、上記の■の土耕の場合よりも成育状態は良かったが
、実施例に比べて苗木の成育は悪く、葉も小さくて枯れ
気味であった。
このように実施例と比較例との間で差が出た理由は、水
耕によれば養分及び空気の吸収効率が非常に高いこと、
及び漆の場合には特に温度、湿度が成育に大きな影響を
与えていることにあると推測される。また実施例に係る
苗木の1本に切り込みを入れて樹液を採取したところ、
樹液の品質には問題はなかった。即ち品質の悪い樹液は
伸びがないといわれているが、上記樹液の伸びは従来の
ものと変わらなかった。
以上において実施例に係るハウス内の温度及び湿度は夫
々20〜30℃、60%以上に設定されているが、設定
誤差等を考慮するとハウス内の温度及び湿度は夫々18
〜32℃、55%以上であれば苗木の成長を促進できる
ものと推察される。
E1発明の効果 本発明では水耕と温度、湿度のコントロールとを組み合
わせて漆を栽培しているため、上記の結果かられかるよ
うに、漆の場合土耕に比べて格段に成育速度が大きく、
従って漆の産出量の増加に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を示す説明図である。 ■・・・漆の苗木、2・・・水槽、3・・・空気供給管
、4・・・支持体。 第1図 1−一−ラ蚤の苗木 2−−一木一 壇 3 −−−Sミ実1イ多(4イ11イ 4−−一叉PHt体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度18〜32℃、湿度55%以上のハウス内に
    おいて成長促進剤を混合した育成水に漆の苗木の根を浸
    漬し、育成水を曝気すると共に少なくとも葉の部分につ
    いて太陽光の一部を遮光することを特徴とする漆の栽培
    方法。
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