JPH03219185A

JPH03219185A - バタフライバルブの結露防止構造

Info

Publication number: JPH03219185A
Application number: JP1559390A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Naito; 宏内藤; Chikashi Gomi; 知佳士五味
Original assignee: Kitz Corp; Kitazawa Valve Co Ltd
Current assignee: Kitz Corp
Priority date: 1990-01-25
Filing date: 1990-01-25
Publication date: 1991-09-26
Anticipated expiration: 2013-04-22
Also published as: JP2741548B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】澄明の目的（産業上の利用分野）本発明の操作装置は、空調設備の配管に配設されるバル
ブなどの操作装置に関するものであり、特に、操作装置
の外表面で結露し、この結露水カス操作装置その他を発
錆させたり、配管や）＜）レブの断熱被覆材を湿らして
断熱効果を低下させたり、環境を汚したりするような場
合に好適な操作装置に関する。

（従来の技術とその課題）空調設備などの冷温配管では、パイプやノ＜）レブの外
表面で空気中の水分が結露する。ノ（イブや）くルブは
、冷熱効率を維持するためし；、断熱材で被覆するのが
一般で、このため、ノくイブや）＜ルブの外表面は空気
に直接触れないので、結露しなし）。

しかし、バルブの操作装置は、その中を流体が流れる訳
でなく、形状が複雑で断熱材の被覆が厄介であるので、
一般に断熱材によって被覆しない。

しかし、バルブが低温になっているので、バルブへの装
着面を通じて、操作装置の熱が奪われ、操作装置まで低
温になり、その外表面で結露することがある。そして、
結露水が操作装置に錆を生しさせ、バルブへ流れてバル
ブを被覆した断熱材や配管を被覆した断熱材の中にしみ
込んで濡らし。

断熱材の中の空気を追い出して断熱効果を低下させる。

更には、結露水が、特に錆を含んだ赤水が床面その他を
汚し、環境を悪化させるなどの問題点があった。

本発明は、これらの問題点を解決しようとするものであ
り、製作や装着が容易で、効果的な成形断熱筐体で被覆
した操作装置を提供しようとするものである。

なお、ここに言う操作装置には、歯車式などの手動操作
装置ばかりでなく、空気式、油圧式、その他の自動操作
装置も含まれることは勿論である。

発明の構成（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するため、本発明は、バルブなどに装
着した操作装置であって、該操作装置のほぼ全外表面を
発泡スチロール、グラスウールなどの断熱材でおおむね
密着させて被覆した。

この場合、２個以上に分割した成形断熱筐体の部分を接
合して装置本体を被覆するとよく、成形断熱筐体の部分
の接合面の間に両面接着テープを挾み込んで接合すると
よい。

また、成形断熱筐体の部分の接合面は、互に嵌合する凹
凸面であるとよく、成形断熱筐体の全部又は一部を、同
一形状の一対の該成形断熱筐体の部分の一方を上下反転
させて他方に接合して形成するとよい。

更に、装置本体のバルブへの装着面又は装置本体を装着
するバルブなどの装着面に凹部を設けるのが好ましい。

（作　用）依って、本発明によると、先ず操作装置のほぼ全外表面
を発泡スチロール、グラスウールなどの断熱材で密着さ
せて被覆したので、空気が装置本体の外表面に直接触れ
ることがなく、このため、装置本体がバルブを経由して
流体に熱を奪われて低温になっていても、結露すること
がない。

このため、装置本体やその他の設備が結露水によって錆
びることがなく、バルブや配管の断熱被覆材が結露水を
吸い込んで断熱効果を低下させることがない。

更に、結露水が、特に錆で汚れた水が床などに流れて、
床面その他の環境を悪化させることがない。

この場合、装置本体の被覆を、２個以上に分割した発泡
スチロールなどの成形断熱筐体の部分で装置本体を包ん
で接合するようにすると、被覆作業が容易であり、結露
防止効果が良好である。

この成形断熱筐体の接合を、接合面の間に両面接着テー
プを挾み込んで接合すると、作業が一層容易である。

更に、成形断熱筐体の部分の接合面を、互に嵌合する凹
凸面にして接合させると１部分と部分との関係位置を正
しく接合でき、接合が一層強固になる。

また、成形断熱筐体の全部又は一部を、同一形状の一対
の成形断熱筐体の部分の一方を上下反転させて他方に接
合して形成するようにすると、成形断熱筐体の部分を成
形する型の種類及び成形断熱筐体の部分の種類が減り、
その分、経済的である。

更に、装置本体のバルブへの装着面又は操作装置を横着
するバルブの装着面に凹部を設けて、装着面間の密着面
積を減らすと、装置本体からバルブへの熱の流れが少な
くなり、結露防止効果が高くなる。

（実施例）次に、本発明の操作装置の実施例を、図面に基づいて説
明する。

第１図、第２図及び第３図は、本発明の操作装置の１実
施例を装着したバタフライバルブを、成形断熱筐体だけ
を断面して示した正面図、側面図及び平面図である。

第１図、第２図及び第３図において、１はバタフライバ
ルブ、２は装置本体であり、３は発泡スチロール、グラ
スウールなどの断熱材で形成した成形断熱筐体である。

なお、４は、成形断熱筐体３と、バルブに施される断熱
被覆との間を繋いでこの部での結露を防ぐ成形断熱筒で
ある。

なお、１ａはバルブの装置本体２の装着フランジであっ
て、成形断熱筐体３は、このフランジ１ａまで被覆して
いる。

第４図は、２分割した成形断熱筐体３の部分３ａと３ｂ
を示す斜視図で、部分３ｂは部分３ａを上下反転させた
もので、部分３ａと３ｂとは、同一形状である。

この２個の部分３ａと３ｂは、接合面３ｃと３ｄとの間
に両面接着テープを挾み込んで接着すると作業が容易で
あるが、接合面３ｃ及び３ｄの両方又は一方に接着剤を
塗布して接着してもよい。

第５図は、２分割した成形断熱筐体３の他の実施例を示
す斜視図で、成形断熱筐体３の部分３ａと３ｂの接合面
３ｃ及び３ｄは、互に嵌合する凹凸面を有している。こ
の凹凸面の形状の例を第６図のイ及び口に示したが、第
５図に示した接合面３ｃ及び３ｄの形状は、第６図口の
形状である。

更に、第５図に示した部分３ａと３ｂは、第４図に示し
たものと同様に、部分３ｂは部分３ａを上下反転させた
もので、部分３ａと３ｂとは同一形状である。このため
、接合面３ｃ及び３ｄの形状を、上半分と下半分とを凹
凸の反対形状にしである。

第７図は、バルブ１の操作装置を装着する装着面１ｂに
凹部１ｃを設けた場合の、バルブだけを断面して示した
部分正面図である。ただし、成形断熱筐体は取り除いで
ある。また、第８図は装着面］ｂの平面図である。この
実施例では、凹部１Ｃをバルブ１側に設けたが、装置本
体２のバルブ１への装着面２ａに設けてもよい。

なお、第１図乃至第３図に示した実施例では、成形断熱
筐体３の外表面をカラー鉄板５で被覆してあり、これに
よって、外部の水や湿気が成形断熱体３に吸い込まれて
断熱効果が低下するのを防いでいる。このような成形断
熱筐体の外表面の被覆は、例えば樹脂塗料を塗布するな
ど、他の防水処理によってもよい。

また、第１図乃至第３図において、１ｄは回転指示板、
１ｅは固定指示板で、これらによってバルブ１の開閉状
態を示しているので、回転指示板１ｄ及び固定指示板１
ｅは、いずれも成形断熱筐体３の外方に設けである。

第４図及び第５図に示した成形断熱筐体３の形状、分割
方法、接合面の形状などは、いずれも本発明の実施例と
して示したに過ぎず、操作装置の形状に応じて適宜選定
するものである。また、開度指示装置、開度調節装置、
ハンドル軸などのための穴などは、必要に応じて成形断
熱筐体３を成形した後に、適宜に加工して形成してもよ
い。

次に、上記実施例の作用を説明する。

先ず、装置本体２は、そのほぼ全表面を発泡スチロール
、グラスウールなどの断熱材で形成した成形断熱筐体３
で、おおむね密着させて被覆させであるので、空気が装
置本体２の本体の外表面に直接触れることがなく、この
ため、装置本体２がバルブ１を経由して流体に熱を奪わ
れて低温になっても、結露することがない。

このため、装置本体２や他の設備がこの結露水によって
錆びることがなく、バルブ１や配管の断熱被覆材が結露
水を吸い込んで断熱効果を低下させることもない。

この場合、第４図及び第５図に示したように、成形断熱
筐体３を２個以上の部分３ａ及び３ｂに分割し、これで
装置本体２の本体を包んで接合すると、被覆作業が容易
であり、結露防止効果が良好である。

この成形断熱筐体３の接合を、接合面３ｃ及び３ｄの間
に両面接着テープを挾み込んで接合すると、作業が一層
容易である。

更に、成形断熱筐体の部分３ａ及び３ｂの接合面３ｃ及
び３ｄを、互に嵌合する第６図に示したような凹凸面に
して嵌合すると、部分３ａと部分３ｂとの関係位置を正
しく接合でき、接合が一層強固になる。

また・第４図及び第５図に示した成形断熱筐体３のよう
に、同一形状の一対の部分３ａ及び３ｂの一方３ｂを３
８の状態から上下反転させて他方３ａに接合して形成す
るようにすると、成形断熱筐体３の部分３ａ及び３ｂを
成形する型の種類及び成形断熱筐体の部分３ａ、３ｂの
種類が減り、その分、経済的である。

更に、装置本体２のバルブ１への装着面２ａ又は装置本
体２を装着するバルブの装着面１ｂに。

第７図に示した例では後者であるが、凹部ＩＣを設けて
、装着面１ｂと２ａの間の密着面積を小さくすると、装
置本体２からバルブ１への熱の流れが少なくなり、結露
防止効果が高くなる。

発明の（呆以上のことから明らかなように本発明によると、次のよ
うな非常に優れた幾多の効果が得られる。

■冷温流体が流れる配管に装着したバルブの操作装置に
おいて、結露を完全に防止することができる。

■このため、操作装置や他の設備を錆させることがない
。

■結露水がバルブや配管の断熱材にしみ込んで、その断
熱効果を低下させることがない。

■結露水によって、環境を汚すことがない。

■操作装置の断熱被覆が容易にできる。

■操作装置を被覆する成形断熱筐体の製作が容易であり
、経済的である。

■成形断熱筐体を分割することによって、成形、結合が
容易になり、結合を強固にすることもできる。

■バルブと操作装置との装着面での伝熱を減らし、結露
防止効果を一層大にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図は、本発明の操作装置の１実
施例を装着したバタフライバルブを、成形断熱筐体だけ
断面して示した正面図、側面図及び平面図である。第４図及び第５図は、２分割した成形断熱筐体の実施例
を示す斜視図であり、第６図は、分割した成形断熱筐体
の凹凸形状の接合面の例を示す部分断面図である。また、第７図は、バルブだけを断面して示した操作装置
とバルブの組付品の部分正面図であり、第８図は、第７
図に示したバルブの装着面の平面図である。第３図１・・・バタフライバルブ（バルブ）１ｂ・・・装着面　　　　　１ｃ・・・凹部２・・・装
置本体　　　　　２ａ・・°装着面３・・・成形断熱筐
体（断熱材）３ａ、３ｂ・・・成形断熱筐体の部分３ｃ、３ｄ・・・接合面第４図第６図（イノ第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）バルブなどに装着した操作装置であつて、装置本
体のほぼ全外表面を発泡スチロール、グラスウールなど
の断熱材で被覆したことを特徴とする操作装置。
（２）２個以上に分割した成形断熱筺体の部分を接合し
て装置本体を被覆した請求項１記載の操作装置。
（３）成形断熱筐体の部分の接合面の間に両面接着テー
プを挾み込んで接合した請求項２記載の操作装置。
（４）成形断熱筐体の部分の接合面は、互に嵌合する凹
凸面である請求項２又は３記載の操作装置。
（５）成形断熱筐体の全部又は一部を、同一形状の一対
の成形断熱筐体の部分の一方を上下反転させて他方に接
合して形成した請求項２乃至４記載の操作装置。
（６）装置本体のバルブへの装着面又は装置本体を装着
するバルブなどの装着面に凹部を設けた請求項１乃至５
記載の操作装置。