JPH03219140A - 振動制御装置 - Google Patents

振動制御装置

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JPH03219140A
JPH03219140A JP2061592A JP6159290A JPH03219140A JP H03219140 A JPH03219140 A JP H03219140A JP 2061592 A JP2061592 A JP 2061592A JP 6159290 A JP6159290 A JP 6159290A JP H03219140 A JPH03219140 A JP H03219140A
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JP
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vibration
digital filter
control device
adaptive
actuator
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JP2061592A
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Kazutomo Murakami
和朋 村上
Keiichiro Mizuno
恵一郎 水野
Kazuyoshi Iida
一嘉 飯田
Toshihiro Miyazaki
俊弘 宮崎
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可動基礎から該基礎上に防振支持された物体
へ伝搬される振動を、能動的に制御し、大幅に低減し得
る振動制御装置に関する。
〔従来の技術〕
動力機械から周辺へ伝搬される振動や騒音を低減したり
、トラックや鉄道輸送において積載物への振動伝達を軽
減したり、さらには、電子顕微鏡やIC製造装置などの
精密機器へ設置台を通して伝達される振動を遮断するた
めの防振支持方法として、一般に、防振ゴム、空気ばね
、金属ばね等の弾性体を介して支持するとともに、必要
に応して減衰器(ダンパー)を介在させる構造のものが
使用されている。
第25図は従来のこの種の防振支持装置の模式的立面図
であり、第26図は第25図の防振支持装置を使用する
時の振動伝達率(応答倍率)の周波数特性を例示する。
従来の防振支持方法としては、第25図に示すように、
振動を生じる加振源である可動基礎1と防振支持すべき
物体である防振対象物体3との間に、ばね定数におよび
減衰係数Cを有する防振支持系(弾性系)2を取付けた
だけの、いわゆる、受動的(パッシブ)な防振支持方法
が採用されていた。
しかし、このような防振支持機構では、第26図ニ示ス
ヨウニ、To = (1/2 π) FK7■1決まる
周波数[。に大きな応答倍率すなわち共振点が発生し、
この近傍の周波数帯域では防振されずに逆に振動が増幅
され、防振対象物体の振動状態が悪化することになる。
そこで、最近、弾性体2のばね定数におよび粘性係数C
を可変にする方法(セミアクティブ)も実施され始めた
[発明が解決しようとする技術的課題]しかし、この可
変方式でも、特にランダム振動など広い周波数帯域にわ
たる周波数成分を含んだ振動が基礎から伝達される場合
には、どこかの周波数帯域で必ず共振点が存在するため
、この共振点近傍の周波数帯域では、やはり、振動が増
幅され防振対象物体の振動状態が悪化するという問題が
あった。
したがって、従来のパッシブまたはセミアクティブな防
振方法では、防振を対象とする広い周波数帯域の全域に
おいて大きな防振効果を実現することはきわめて困難な
場合が多かった。
本発明は、このような技術的課題を解決すべくなされた
ものであり、広い周波数帯域の全域において振動を能動
的に大幅に低減させうる振動制御装置を提供することを
目的とする。
〔課題解決のための手段〕
本発明は、可動基礎に防振支持された防振対象物体の振
動制御装置において、防振対象物体の振動を振動センサ
で検出し、その検出信号をディジタルフィルタに通すこ
とにより、防振対象物体の振動と干渉して該振動を打ち
消す振動波形を生成し、その信号波形をアクチュエータ
に印加することにより、防振対象物体の振動を能動的に
低減する構成により、広い周波数帯域の全域において振
動を大幅に低減させ得る振動制御装置を提供するもので
ある。
〔実施例〕
以下、第1図〜第24図を参照して本発明を具体的に説
明する。
第1図は本発明による振動制御装置の第1実施例の構成
を示すブロック図である。
第1図において、可動基礎1から防振支持系2を通して
、防振テーブル4および防振対象物体3に振動が伝達さ
れているが、この振動を打ち消すための振動(逆振動)
を発生させる回路14を併設し、その振動をアクチュエ
ータ7で防振チーフル4または防振対象物体3に印加し
て干渉させることにより、防振対象物体3の振動を大幅
に低減し得るように構成されている。
振動制御用の前記逆振動は、前記防振対象物体3に対し
て、直接的に印加できるのは勿論であるが、前記防振テ
ーブル4など、前記防振対象物体3と一体的に振動した
り、あるいは一定の相関関係で振動する部分を介して、
印加することができる。
前記回路14は、例えば、第2図〜第7図のいずれかに
示すような構造をしており、適応型ディジタルフィルタ
18および適応アルゴリズム21を備えている。
前記回路14は逆振動発生回路であり、第1図の実施例
では、振動センサ5により防振テーブル4の振動を検出
し、この検出信号が最小になるように前記適応アルゴリ
ズム21によって前記適応型ディジタルフィルタ18の
フィルタ係数を高速で変化させていくように動作する。
前記逆振動発生のための振動センサ5または6による防
振対象物体3の振動検出は、該防振対象物体3の振動を
直接的に検出する他、該防振対象物体3と一体的または
一定の相関関係で振動している部分(例えば、前記防振
テーブル4)の振動を検出することによっても行うこと
ができる。
前述のように適応型ディジタルフィルタ18を主たる構
成要素とする適応型の逆振動発生回路14におけるフィ
ルタ係数を、振動センサ5または6からの検出信号が最
小になるように、高速で収束させることによって、防振
支持系2の伝達特性あるいはセンサ5.6やアクチュエ
ータ7等の特性の変化にも追従可能となり、安定的に防
振対象物体3の振動を低減しうるように構成されている
こうして、本発明による振動制御装置、すなわち、可動
基g1に防振支持2された防振対象物体3の振動制御装
置において、防振対象物体3の振動を振動センサ5で検
出し、その検出信号をディジタルフィルタ14に通すこ
とにより、防振対象物体3の振動と干渉して該振動を打
ち消す振動波形を生成し、その信号波形をアクチュエー
タ7に印加することにより、防振対象物体3の振動を能
動的に低減することを特徴とする振動制御装置が構成さ
れている。
第8図は、本発明の第2実施例による振動制御装置の構
成を示すブロック図である。
前述の第1図の構成において、防振対象物体3が殆ど剛
体であり、かつ防振テーブル4上に防振支持系を介さず
に固定されており、両者が一体的に振動している場合、
あるいは、防振テーブル4が無く防振対象物体3が直接
防振支持系2で支持されている場合には、本発明による
振動制御装置は第8図のように構成することができる。
なお、第8図中では、第1図中の各部と対応する部分は
、それぞれ同一番号で表示されている。
第1図および第8図の各実施例からも明らかなごとく、
本発明による振動制御装置は、逆振動発生回路14への
入力として、防振対象物体3または防振テーブル4から
検出した振動信号を使用し、同し防振対象物体3または
防振テーブル4に対しアクチュエータ7で逆振動を印加
するというフィードバック要素の強い制御動作を実行す
るものである。
このようにフィードバック要素の強い制御であるため、
前記逆振動発生回路14には、第2図〜第7図に示すよ
うに、発振防止回路16を付加することが好ましい。
第1図および第80中の逆振動発生回路14は、第2回
〜第7図に示すごとく、適応型ディジタルフィルタ18
と適応アルゴリズム21を中心として構成されている。
前記適応型ディジタルフィルタ18は、例えば、FIR
型ディジタルフィルタまたはIIR型ディジタルフィル
タで構成することができる。
第9図は前記FIR型ディジタルフィルタの構成を例示
する。
第9回の適応型ディジタルフィルタ18は、フィルタ係
数W。、、W、、、−−−−−、WLKを適切に決定す
ることにより、入力信号XKを所望の出力信号Y、に変
換するように構成されている。
この場合、前記フィルタ係数W。KsWIK、WLKは
、適応アルゴリズム21と組合せることにより、適応的
に変化していき、システムや環境の変化に追従しながら
最適なフィルタ係数値に収束していく。
前記適応アルゴリズム21は、例えば、L M S(最
小平均自乗)法、SEP (逐次回帰)法、ニュートン
法、最急降下法等で構成することができるが、実用上で
はLMS法が最も効率的である。
LMS法においては、利得因子(μ)により、適応型デ
ィジタルフィルタ18の収束速度と安定性をバランス良
く調整することができる。
さらに、適応型ディジタルフィルタ18では、フィルタ
係数WOK、 w、に、 、−−−−WLKを固定する
ことにより、固定型ディジタルフィルタ方式による振動
制御へ移行させることも可能である。
第10図は、第1図の振動制御装置において、適応型の
逆振動発生回路14の適応型ディジタルフィルタ18の
フィルタ係数を固定し、固定型の逆振動発生回路15に
転換した構成(第3実施例)を示すブロック図であり、
第11図は、第8回の振動制御装置において、適応型の
逆振動発生回路14の適応型ディジタルフィルタ18の
フィルタ係数を固定し、固定型の逆振動発生回路15に
転換した場合の構成(第4実施例)を示すブロック図で
ある。
第10圀および第11図の固定型の逆振動発生回路15
は、第2図〜第7図の構成において、適応型ディジタル
フィルタ1日のフィルタ係数を固定して固定型ディジタ
ルフィルタとし、第10図および第11回中の点Sおよ
び点Tを第2図〜第7図中の点Pおよび点Qのそれぞれ
に対応させた構成により実現させることができる。
実際には、例えば、第1図の適応型の逆振動発生回路1
4で振動制御を実行し、防振対象物体3の振動が低減し
た時点から、系や環境等の特性が変化しなければ、適応
型ディジタルフィルタ18のフィルタ係数はある一定値
へ収束してくる。
フィルタ係数W。K、 WIK、 −−−−−WLKを
高速に変化この状態でフィルタ係数を固定することによ
り、第1図および第8図の振動制御装置を第1O図およ
び第11図の構成のものへ移行させることができ、これ
ら第10図および第11図の振動制御装置(第3実施例
および第4実施例)によっても第1図および第8図の適
応型の逆振動発生回路14の場合と同様の振動低減効果
を達成することができる。
また、前述とは逆の移行、すなわち、第10図および第
11図の固定型から第1図および第8図の適応型への移
行も可能である。
例えば、固定されたディジタルフィルタ係数による制御
を実行している際に、何らかの原因で制振効果が低減し
てきた場合には、その時点で、固定された前記適応型デ
ィジタルフィルタ18(固定型ディジタルフィルタ)を
適応型へ戻すように切換えることにより、固定型制御に
おけるフィルタ係数を初期値として適応アルゴリズム2
1が動作を開始し、最適な振動低酸状態へ近づくように
させていくことができる。
このように固定型フィルタ係数を初期値として適応型制
御を開始させる切換え制御を実行すると、適応型制御を
始めからやり直すよりは、最適なフィルタ係数(防振対
象物体3の振動低減量が最大となる状態)までの収束時
間を短縮できる場合が多い。
したがって、本発明による振動制御装置においては、例
えば、第10図および第11図に示したような固定型デ
ィジタルフィルタ方式で動作を開始し、固定型の逆振動
発生回路15のフィルタ係数W。K、W□、−−−−W
L、を次のような計測および演算によって求め、次いで
、この求めたディジタルフィルタ係数を初期値とする適
応型ディジタルフィルタ方式(第1図および第8図)へ
移行させるように構成することもできる。
このような方法によれば、一般に、収束時間を短縮する
ことができる。
次に、前述の固定型の逆振動発生回路15のフィルタ係
数、すなわち、固定型ディジタルフィルタ方式のフィル
タ係数の求め方について説明する。
先ず、次のような2つの伝達特性を計測等によって求め
、これら2つの伝達関数よりディジタルフィルタ係数W
。K、Wlに、−WLKを計算する。
伝達関数(T):可動基礎1から防振支持系2を通り防
振対象物体3へ至る伝達関数。
伝達関数(D):固定型の逆振動発生回路15をオール
バスに設定しておき、雑音等の信号をこの回路15に入
力し、アクチュエータ7を動作させた場合の入力信号と
防振対象物体3に発生した振動信号との伝達関数。
ここで、求める固定型の逆振動発生回路15の伝達関数
(インパルスレスポンス)をHとすると、これはH=−
(T/D)により求めることができる。
また、このフィルタ係数Hを固定型の逆振動発生回路1
5へ書き込むことにより、例えば、第10図および第1
1図のような固定型の振動制御装置を構成することがで
きる。
前述の伝達関数TおよびDは、例えば、第10図におい
て、次のような方法によって求めることができる。
伝達間数Tは、第1O図において、アクチュエータ7を
オフとし、点Sと点Mの伝達関数をFFT等より計測す
ることにより求めることができる。
伝達関数りは、第10図において、適当に周波数帯域を
制限し、増幅されたランダム信号を点Sから入力する。
この時、アンプ8は点Sから切り離しておき、固定型の
逆振動発生回路15はオールバスにしておく。点Sから
の入力信号によりアクチュエータ7を作動させ、この作
動状態で点Sと点Mとの間の伝達関数を計測する。
以上のようにして、固定型の逆振動発生回路15の固定
型のフィルタ係数を求めることができ、このフィルタ係
数を初期値として適応型ディジタルフィルタ18を存す
る適応型の逆振動発生回路14へ移行することができる
ここでの逆振動発注回路I4の構成は、前述の第2図〜
第7図のいずれの構成でもよい。
しかし、固定型と適応型との間で交互に変換可能とする
場合は、両方式での構成は第2図〜第7図のうちのいず
れかに一敗させておく方が望ましい。
以上の説明からも明らかなごとく、本発明による振動制
御装置を実施するに際しては、第1図および第8図に示
すような適応型の逆振動発生回路14すなわち第2図〜
第7図に示すような適応型ディジタルフィルタ18およ
び適応アルゴリズム21で構成した逆振動発生回路14
のみを使用することによっても、入力振動の性状(周期
的あるいはランダム的)の如何に係わらず、大きな振動
低減効果が得られるが、さらに、この適応型ディジタル
フィルタ18のフィルタ係数W。に、Wlに、WLXを
固定型と適応型との間で切換え可能にすることにより、
次の1)および11)の2つの制御モードが可能になり
、適用対象によっては、本発明による振動制御装置をよ
り有効に使用することができる。
)適応型ディジタルフィルタ方式 11)適応型ディジタルフィルタ方式と固定型ディジタ
ルフィルタ方式の相互切換え方式次に、第2図〜第7図
の各適応型の逆振動発生回路14の構成要素である発振
防止回路16と遅延回路20について説明する。
まず、第1図および第8回を参照して発振防止回路16
について説明する。
前述のように、アクチュエータ7により発生させた逆振
動が防振テーブル4へ伝達され、この振動をセンサ5で
検出し、再度ディジタルフィルタ18を通してアクチュ
エータ7へ印加してしまうという閉ループが構成されて
おり、この閉ループのために発振現象が生じ易いが、前
述発振防止回路16はこの発振現象を防止するための回
路である。
すなわち、前記閉ループの発振を防止するために、セン
サ5で検出した振動信号からアクチュエータ7で発生し
た振動成分を差引いて、本来の防振テーブル4の振動信
号を適応型ディジタルフィルタ18(回路14)へ入力
する回路が設けられている。
前記発振防止回路16は、例えば、ディジタルアナログ
変換器19(第2図)→ローパスフィルタ12(第1図
)→パワーアンプ10(第1図)→アクチュエータ7→
防振テーブル4→振動センサ5→アンプ8(第1図)→
ローパスフィルタ11 (第1図)→アナログディジタ
ル変換器17(第2図)における伝達関数を計測し、計
測されたインパルス応答をフィルタ係数として書き込ん
だディジタルフィルタによって構成されている。
次に、第1図および第2図を参照して前記遅延回路20
について説明する。
第2図において、適応アルゴリズム21は、適応型ディ
ジタルフィルタ1日のフィルタ係数を決めるために、下
記の2つの入力信号を用いている。
a)振動センサ6により検出された防振対象物体3の振
動信号。
b)適応型ディジタルフィルタ18への入力信号を遅延
回路20に通した信号。
ここで、これら2つの人力信号a)、b)は同時刻にお
ける信号を適応アルゴリズム21へ入力する必要がある
そのため、適応型ディジタルフィルタ18→デイジクル
アナログ変換器19→ローパスフイルタ12(第1図)
→パワーアンプ10(第1図)→アクチュエータ7(第
1図)→防振テーブル4→センサ6→アンプ9(第1図
)→ローパスフィルタ13(第1図)→アナログディジ
タル変換器22を経由する時間分だけ、適応型ディジタ
ルフィルタ18の入力信号を遅延させることにより、前
記両人力信号a)、b)の同期化が図られている。
前記遅延回路20は前記遅延時間を実現できる遅延素子
を用いて構成することもできるが、前記経路すなわち、
適応型ディジタルフィルタ18→デイジタルアナログ変
換器19→ローパスフイルタ(第1図)→パワーアンプ
10(第1図)→アクチュエータ7→防振テーブル4→
センサ6→アンプ9(第1図)→ローパスフィルタ13
(第1図)→アナログディジクル変換器22へ至る経路
の伝達特性をディジタルフィルタにより実現し、このデ
ィジタルフィルタによって構成することもできる。
第1図、第8回、第10図および第11図の各振動制御
装置におけるローパスフィルタ(LPF)12.13は
、バンドパスフィルタ等でも構成することができ、制御
条件、環境条件および演算誤差等を考慮して適正に設定
することが望まれる。
次に、第1図、第8図、第1O図および第11図の各振
動制御装置における振動センサ5.6およびアクチュエ
ータフについて説明する。
前記振動センサ5.6は、前記説明からも明らかなよう
に、適応型の逆振動発生回路14または固定型の逆振動
発生回路15への入力信号を検出するためのものであり
、この検出信号を適応型ディジタルフィルタ18(固定
化した時を含む)へ入力することにより、防振対象物体
3の振動と干渉させるための逆振動を発生させるもので
ある。
すなわち、前記振動センサ5または6により検出する振
動信号は、防振対象物体3の振動と相関性を存する信号
であればよく、第1図および第1O図のような防振テー
ブル4の振動信号、あるいは、第8図および第11図の
ように振動センサ6で検出する防振対象物体3自体の振
動信号のいずれでもよい。
また、前記振動センサ5.6はそれぞれ振動波形を検出
できるものであればよく、形式としては、例えば、変位
センサ、振動センサ、加速度センサ等種々の形式のもの
を使用することができる。
第1図、第8図、第10図および第11図の振動制御装
置の構成要素であるアクチュエータ7は、ディジタルフ
ィルタ1日からの出力信号により逆振動を防振対象物体
3に付与できるものであれば、どのような構造のアクチ
ュエータでも使用することができ、例えば、電磁型ま・
たは圧電型のアクチュエータ、あるいは超音波モータ、
空気圧、油圧、形状記憶材料、電気粘性流体(ERF)
、磁性流体等を利用したアクチュエータを使用すること
もできる。
第12図は、第1図の構成において、アクチュエータ7
の取付は位置を可動基Vilと防振テーブル4との間に
変更した本発明の第5実施例に係わる振動制御装置の構
成を示すブロック図である。
この第12図の構成のその他の部分は第1図の場合と実
質上回しであり、それぞれ対応する部分を同一番号で表
示し、それらの詳細な説明は省略する。
防振対象物体3への逆振動の付与は、第12図のような
位置に取付けたアクチュエータフによっても行うことが
でき、実質上回し態様で振動制御′Bを実行することが
できる。
また、前記アクチュエータ7の加振方法は、第1回、第
8図、第1O図および第11図に示したような慣性力を
利用した慣性マス印加法の他、第12図に例示するよう
に、防振対象物体3と可動基礎1との間にアクチュエー
タ7を挿入して加振する方法を採用することもできる。
さらに、第12回のような構成において、動特性(ばね
力、減衰力)が可変なアクチュエータ(例えば、電気粘
性流体または磁性流体を利用したもの等)を用い、それ
らの動特性を変化させることにより、防振対象物体3に
逆振動を印加するように構成することもできる。
以上、最も基本的な1次元(水平の一方向)の振動制御
モデルを用いて本発明を説明したが、本発明によれば、
以上のような振動制御装置を複数個組み合わせることに
より、より実際的な多次元(多自由度)の振動制御装置
を容易に構成することができる。
基本的には、振動低減を図る方向にセットした振動セン
サおよびアクチュエータを含む前述の振動制御装置を、
振動低減の必要な自由度(方向)の数だけ防振対象物体
に適用し、これらを同時に作動させることにより、1次
元から任意の多次元までの振動を同時に低減することが
できる。
第27図は、2次元(2自由度)の振動を制御する振動
制御装置の構成を示すブロック図である。
第27図に示すように、2系統(X方向およびY方向)
に前述の振動制御装置を適用することにより、水平方向
2軸(X方向およびY方向)の振動を同時に低減するこ
とができる。
ここで、第27図中の振動制御回路7oは、第28図に
示すように、X方向の振動低減およびY方向の振動低減
に個別に使用される2つの適応型の逆振動発生回路14
(第1図)または固定型の逆振動発生回路15(第10
図)で構成することができる。
ただし、これら2方向の振動の間に相関関係がある場合
は、それぞれの相関(クロストーク)成分を取り除くこ
とにより、さらに大きな振動低減効果を図ることができ
る。
このクロストーク成分は、例えば、第27図のモデルの
場合、次の2つの成分となる。
)X方向にアクチュエータで加振した時に、該X方向加
振により発生した防振対象物体3上のY方向の振動成分
1i)Y方向にアクチュエータで加振した時に、該Y方
向加振により発生した防振対象物体3上のX方向の振動
成分。
そこで、このようなりコストーク成分を除去し、より大
きな振動低減効果得るためには、第27図中の制御回路
70は、例えば、第29図に示すような構成にすること
ができる。
第29図中のクロストーク成分除去回路71は、例えば
、適応型または固定型の逆振動発生回路14または15
を用いて、第30図中または第31図中に示すように構
成することもできる。
第31図の振動制御回路70においては、振動波形出力
系のアクチュエータ7、パワーアンプ10およびLPF
 l 2が、各方向にそれぞれ2個づつ、合計4個使用
されることになる。
第32図は、3次元(3自由度)の振動を制御する振動
制御装置の構成を示すブロフク図である。
3次元の振動制御の場合も、上記2次元の場合の延長上
で実施することができ、基本的には、第32図に示すよ
うに、3系統の振動制御装置を組み合わせることにより
3次元(例えば、水平方向2軸および垂直軸の3方向)
の振動を同時に低減することができる。
ここで、第32図中の振動制御回路72は、第33図に
示すように、X方向の振動低減、Y方向の振動低減およ
びX方向の振動低減に個別に使用される3つの適応型の
逆振動発生回路14(第1図)または固定型の逆振動発
生回路15(第10圓)で構成することができる。
ただし、これら3方向の振動の間に相関関係がある場合
は、それぞれの相関(クロストーク)成分を取り除くこ
とにより、さらに大きな振動低減効果を図ることができ
る。
第34図は、前記クロストーク成分を除去するのに好適
な第32図中の制御回路72の構成を例示するブロック
回である。
ここで、第34図中のクロストーク成分除去回路73は
、例えば、適応型または固定型の逆振動発生回路14ま
たは15を用いて、第30図の場合に倣って、第35[
5のように構成することもできる。
以上、第27図〜第35図の2次元および3次元の振動
制御装置を例示して説明したように、多次元(多自由度
)の振動制御に対しては、基本的には、第1図〜第12
図を用いて説明した振動制御装置を複数個(制御したい
自由度の数)組み合わせて構成することにより、多自由
度振動の同時制御が可能である。
ただし、多自由度の場合には、各自由度間の振動のクロ
ストーク成分を除去することがより好ましく、適切なり
ロストーク成分除去回路を併用することにより、より大
きな振動低減効果を達成することができる。
また、理論的には、本発明による振動制御装置を適用す
る場合の自由度の数に制限は無いが、実際の振動制御に
おいては、2〜6程度の自由度の振動制御により、防振
対象物体3の振動をほぼ最大限低減し得るものと考えら
れる。
なお、適用する振動制御装置組み合わせ数およびそれら
の制御方向については、必ずしも個々に制御する自由度
の数および方向に一致させる必要は無く、防振対象物体
の振動を効果的に低減できるように構成できる数および
方向のものであれば良い。
ただし、−C的に:よ、実際C二制御する自由度数およ
び方向を含め、同数またはそれ以上の自由度に構成して
おき、必要に応して3A沢できるようにしておくことが
好ましい。
以上各種の実施例に基いて説明したごとく、本発明によ
る振動制御1装置は、制御された起振力を発生するアク
チュエータ7から防振対象物体3に印加される振動(逆
振動)により、可動基礎lから防振支持系(ばね系)2
を通して該防振対象物体3に伝&してくる振動を、能動
的に打ち消すものであり、しかも、前記逆振動を、前記
防振対象物体3の振動またはこれに相関する振動の検出
信号に基いて逐次修正していき、振動低減効果を常に最
大に維持するように構成されている。
すなわち、以上説明した振動制御装置は、防振対象物体
3の振動を、能動的(アクティブ)でしかも適応型(ア
ダプティブ)の制御動作で、低減するものである。
第13図のグラフは、第1図の構成を有する本発明の振
動制tllll装置において、動作をオフ己ニし制御を
実行しない状態(A)と、動作をオンとし適応型ディジ
タルフィルタ18のフィルタ係数が一定値に収束した状
態(B)での、可動基礎1に対する防振対象物体3の振
動応答倍率1X−1/父。1を示すグラフであり、第1
4図のグラフは同しく第13回の各状態(A)、(B)
での防振対象物体3の振動加速度レヘル1χ、1のll
I定結果を示す。
第13図および第14図は、可動基礎1への入力振動が
ランダム振動の場合の測定結果を示し、周期振動および
周期変動振動入力のいずれに対しても同様の振動低減効
果が得られた。
これらの試験結果によれば、制御対象周波数範囲0−1
0Hzにおいて、第13図からは、本発明を適用するこ
とにより応答倍率が1.0以下の共振点の無い(無共振
)防振支持装置を実現させ得ることがわかり、第14図
からは、本発明を適用することにより、防振対象物体3
の振動加速度1−自体の値も大幅に減少させ得ることが
でき(例えば、周波数4陽で約19dB減少)、大きな
振動低減効果を実現できることがわかる。
第15図のグラフは、第1図の構成を有する本発明の振
動制御装置において、動作をオンとし、適応型ディジタ
ルフィルタ18のフィルタ係数が定値に収束した時(B
)と、動作をオフとした時(A)の、防振対象物体3の
振動加速度振幅の測定結果を示す。
第15図のグラフからも、本発明を適用することにより
、振動加速度振幅を非常に小さくノイズ的なものに減少
させることができ、防振対象物体3の振幅を大幅に低減
させうることかわかる。
さらに、第15図の動作オンの状態(B)を5分間保っ
た後、当該振動制御装置(第1図)の適応型ディジタル
フィルタ18のフィルタ係数を固定して第10図の固定
型ディジタルフィルタの回路15に切換えた場合でも、
前述の第13図〜第15図の各グラフの動作オンの状態
(B)とほとんど同し振動低減効果が得られた。
このことから、防振対象物体3および防振支持系2等の
特性が変化しなければ、適応型フィルタ18が収束した
後であれば、固定型フィルタへ移行させてもほぼ同程度
の振動低減効果が得られることが確認された。
次に、第8図の構成の本発明による適応型の振動制御装
置において、前述の第13図〜第15図と同様の試験を
行なった。
その結果、第1図の構成の振動制御装置の場合の試験結
果(第13図〜第15図)とほとんど同し試験が得みれ
た。
このことに関しては、鉄製のg++体である防振対象物
体3を防振テーブル4に固定したモデルを使用したので
、防振テーブル4と防振対象物体3は一体的に振動し、
適応型フィルタ18を有する逆振動発生回路14への人
力信号が、防振テーブル4(第1同)および防振対象物
体3(第8図)のいずれから検出しても、同し結果とな
ったことが原因と考えられる。
第16図は本発明による振動制御装置の実験モデルの構
成を示す模式的立面図であり、第17図〜第20図−よ
第16図の振動制御装置の試験結果のグラフである。
第16図において、防振対象物体3は、直径500mm
で長さ370#の円柱3Aと直径280 mraで長さ
560mmの円柱3Bを図示のように溶接して一体化し
、その中心に直径120mmの円柱状の空洞を形成し、
重量が約500kgの物体で構成した。
この防振対象物体3は850mmX 850mmの防振
テーブル4の中心付近に固定され、該防振テーブル4は
防振ゴム4個から成る防振支持系2で支持されている。
この第16図の振動制御装置は、第1図の構成の振動制
御装置の点Rおよび点Qに、第3図の逆振動発生回路(
ディジタルフィルタ)を接続した構成のものである。
また、第16図の試験装置では、可動基礎1にも振動セ
ンサ29を取付け、狭帯域周波数分析器(FFT)28
により、可動基礎1から防振対象物体3への伝達特性を
計測できるようにした。
さらに、振動制御方向は水平−軸方向で行ない、可動基
礎lへの人力は広帯域ランダム振動とした。
第17図は第16図の試験装置(モデル〕において振動
制御の動作をオフにした時の可動基礎1から防振対象物
体3への振動の伝達率(応答倍率気、/χ。I)を示す
グラフであり、前述の第13図のグラフ(A)と異なり
、1次共振点(約4Hz)以外に口、キングモードと思
われる2次共振点(約9Hz)が見られる。
本発明を第16図の振動制御装置に適用することにより
、これら2つの共振ピークを同時に大幅に低下させるこ
とができる。
第18図および第19図は、それぞれ、本発明を適用し
た第16図の振動制御装置において、動作オンにした後
に適応型ディジタルフィルタ18のフィルタ係数が一定
値にほぼ収束した時(B)と、動作オフにした時(A)
の、可動基礎1に対する防振対象物体3の振動の応答倍
率1晃1/そ。 の周波数特性、および防振対象物体3
の振動加速度レヘル(dB)の周波数特性を示すグラフ
である。
これらの試験結果によれば、制御対象周波数範囲O〜1
2H2において、次のようなことが確しセ、された。
すなわち、第18図によれば、本発明を通用することに
より、2つの共振ピーク(4Hz、9Hz付近)が同時
に大きく低減され、応答倍率が1以下の無共振状態とな
っていることがわかり、第19図からは、本発明を通用
することうこより、防振対象物体3の振動加速度1に1
1の値も大幅に凋少させることができ、大きな振動低減
効果が得られることがわかった。
第20図のグラフは、本発明を適用した第16図の振動
制御装置を動作オンとして適応型ディジタルフィルタ1
8のフィルタ係数がほぼ収束した時(B)と、該装置を
動作オフとした時(A)との、防振対象物体3の振動加
速度振幅の時間波形を示す。
第20図の試験結果からも、本発明を通用することによ
り、振動振幅を非常に小さいノイズ的なものにすること
ができ、防振対象物体3の振動を大幅に低減させ得るこ
とがわかる。
以上説明した第13図〜第15図並びに第16回〜第2
0閲の各試験例では、防振対象物体3の一軸方向成分の
振動制御について説明したが、多次元の振動を同時に低
減させたいような場合には、本発明による振動制御装置
を複数個組合せて構成することにより、多次元、例えば
、X、Y、Zの3方向成分の振動を同時にかつ大幅に低
減させることができる。
また、防振対象物体3が複雑な構造の場合、例えば、第
21図に例示するように主たる3つの部位から成ってい
るような場合には、振動低減を図るための振動信号とし
て、各部位(振動センサ30.31.32)から検出し
た振動信号を第21図中に示すような信号ミキサー39
によって加算合成した信号を用いることにより、防振対
象物体3の振動を全体的に低減させることが可能になる
以上の各実施例で説明した本発明の振動制御装置は、可
動基礎lから防振支持系2を通して、防振テーブル4ま
たは防振対象物体3へ伝達される振動を低減させるとい
う原理的な構成のものであったが、次に、本発明を実用
化する場合の応用例について説明する。
第22図は、本発明を自動車、航空機、船舶などの乗物
における座席ソートの振動制御に適用する場合の構成を
示す模式図である。
第22図において、本体フレーム54からノドサスペン
ション55を通してシート52に伝達される振動を、ア
クチュエータ53によって印加する逆振動で低減するよ
うに構成されている。
第22図中の51はシート52に着座した搭乗者を示し
、防振対象物体3に相当する前記シート52には振動セ
ンサ56が取付けられている。
第23図は本発明を自動車等のサスペンシヨンにおける
ばね上の振動制御に適用する場合の構成を示す模式図で
ある。
第23図において、路面60からタイヤ59およびサス
ペンノヨン58を介して、ばね上質量61に伝達される
振動を、アクチュエータ62から印加される逆振動によ
って低減するように構成されている。
第23図中、63は防振対象物体3に相当するばね上質
量61に取付けられた振動センサを示し、64は車軸等
のばね上質量を示す。
第24図は、本発明を自動車、航空機、船舶等のエンジ
ンにより発生する振動の制御装置に適用する場合の構成
を示す模式Vである。
第24図において、振動発生源(可動基礎1に対応)で
あるエンジン65が車体フレーム66上に防振支持系6
7を介して防振支持されている場合、このエンジン65
から防振支持系67を通して車体フレーム66へ伝達さ
れる振動を、アクチュエータ68が発生する逆振動によ
り、低減させるように構成されている。
第24Iffi中、69は防振対象物体3に相当する車
体フレーム66に取付けられた振動センサを示す。
以上の各実施例および各実用例から明らかなように、本
発明による振動制御装置は、防振対象物体3がどのよう
な形状、構造を有し、どのような防振支持条件を有し、
さらにどのような使用環境であっても、振動センサ5.
6およびアクチュエタ7の取付は位置を適宜選定するこ
とにより、車両、航空機、船舶、機械、プラント、精密
機器などで自由に実施することができ、適用範囲の広い
ものである。
〔発明の効果] 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、可動
基礎に防振支持された防振対象物体の振動制御装置にお
いて、防振対象物体の振動を振動センサで検出し、その
検出信号をディジタルフィルタに通ずことにより、防振
対象物体の振動と干渉して該振動を打ち消す振動波形を
生成し、その信号波形をアクチュエータに印加すること
により、防振対象物体の振動を能動的に低減するように
構成したので、可動基礎から防振対象物体に伝搬される
振動が周期的あるいはランダム的な場合でも、また、広
い帯域にその成分を有する場合でも、当該振動の伝搬を
確実にかつ大幅に低減させうる振動制御装置が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による振動制御装置の第1実施例の構成
を示すブロック図、第2図〜第7図はそれぞれ第1図中
の適応型の逆振動発生回路の各種の構成例を示すブロッ
ク図、第8図は防振テーブルを省き防振対象物体に直接
アクチュエータを取付けた本発明による振動制御装置の
第2実施例の構成を示すブロック図、第9図は第1図中
の適応型ディジタルフィルタの構成を示す模式図、第1
O圓は第1図において適応型の逆振動発生回路を固定型
の逆振動発生回路に切り換えた本発明の第3実施例に係
わる振動制御装置、第11図は第10図から防振テーブ
ルを省き防振対象物体に直接アクチュエータを取付けた
本発明の第4実施例に係わる振動制御装置のブロック図
、第12図は第1図の振動制御装置においてアクチュエ
ータの位置を変更した本発明の第5実施例のブロック図
、第13図、第14図および第15図はそれぞれ第1図
の振動制御装置における振動の応答倍率の周波数特性、
振動加速度レベルの周波数特性および振動加速度振幅の
時間波形を示すグラフ、第16図は重くかつ重心位置該
高い防振対象物体の防振支持装置のブロック図、第17
図は第16図において本発明による振動制御をオフにし
た時の振動の応答倍率の周波数特性を示すグラフ、第1
8図、第19図および第20図はそれぞれ第16図の振
動制御装置に本発明を適用した時の振動の応答倍率の周
波数特性、振動加速度レヘルの周波数特性および振動加
速度振幅の時間波形を示すグラフ、第21図は本発明の
振動制御装置によって形状が複雑で振動部位が多自由度
の防振対象物体を振動制御する場合の装置構成の要部を
示すブロック図、第22図、第23図および第24図は
それぞれ自動車等のシート、自動車等のす久ペンション
および自動車等のエンジンマウントに本発明を通用する
各種の応用例を示す模式図、第25図は従来の防振支持
装置の構成を示す模式図、第26図は第25回の装置の
振動の応答倍率の周波数特性を示すグラフ、第27図は
本発明による振動制御装置の2次元振動低減用制御系の
基本構成を示すプロ7り図、第28図は第27図中の振
動制御回路の構成を示すブロック図、第29図〜第31
図はそれぞれ第28図の振動制御回路にクロストーク成
分除去回路を組み込む場合の回路構成の実施例を示すブ
ロックV、第32図は本発明による振動制御装置の3次
元振動低減用制御系の基本構成を示すブロック図、第3
3図は第32図中の振動制御回路の構成を示すブロック
図、第34図および第35図はそれぞれ第33回の振動
制御回路にクロストーク成分除去回路を組み込む場合の
回路構成の実施例を示すブロック図である。 1−−一可動基礎、2−−m−・防振支持系、3−−−
一防振対象物体、4−−−−−一防振テーブル、5.6
−−−−−振動センサ、7−−−−アクチユエータ、1
4−−−−−−−適応型の逆振動発生回路、15−−−
一固定型の逆振動発生回路、I El−−−−一−−適
応型デイジタルフィルタ、21−−−−−−−一適応ア
ルゴリズム、70−・・・−逆振動発生回路、71−−
−−−−クロストーク成分除去回路、72逆振動発生回
路、73−−−−−−クロストーク成分除去回路。 第1図 第3図 第4図 第2図 第5図 第6図 第9図 8 第10図 第7図 第8図 第11図 第12図 振動加速度楳−f1+[Volt] 0 振動加速度レベルヱ1[d8コ 応答倍−七[dB] 第16図 ■ 〔J 第17図 屑波数[Hzコ 〔肩 第21図 第25図 第26図 ↑O 周波数[Hzコ 第28図 第30図 315−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可動基礎に防振支持された防振対象物体の振動制
    御装置において、防振対象物体の振動を振動センサで検
    出し、その検出信号をディジタルフィルタに通すことに
    より、防振対象物体の振動と干渉して該振動を打ち消す
    振動波形を生成し、その信号波形をアクチュエータに印
    加することにより、防振対象物体の振動を能動的に低減
    することを特徴とする振動制御装置。
JP2061592A 1989-08-11 1990-03-13 振動制御装置 Pending JPH03219140A (ja)

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DE1990630289 DE69030289T2 (de) 1989-08-11 1990-08-13 Aktives Schwingungssteuergerät
EP19900308893 EP0412853B1 (en) 1989-08-11 1990-08-13 Active-type vibration control apparatus

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