JPH03219057A - 自己潤滑性焼結摺動材とその製造方法 - Google Patents

自己潤滑性焼結摺動材とその製造方法

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JPH03219057A
JPH03219057A JP1438090A JP1438090A JPH03219057A JP H03219057 A JPH03219057 A JP H03219057A JP 1438090 A JP1438090 A JP 1438090A JP 1438090 A JP1438090 A JP 1438090A JP H03219057 A JPH03219057 A JP H03219057A
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iron
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JP1438090A
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Takemori Takayama
武盛 高山
Hiroya Terui
照井 博哉
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は耐焼付性と耐摩耗性を向上させた自己潤滑性焼
結摺動材に関し、かつ該摺動材の製造方法に関する。
〔従来技術] 市販されている自己潤滑性焼結摺動材としては、銅系焼
結材の母相に黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングス
テンなどの固体潤滑材を分散させたもの(東芝タンガロ
イ性、SL合金)がある。また、より安価な自己潤滑性
焼結摺動材としで、特殊なプラスチック材が使われてい
る。
本発明者らは先に、非常に高荷重に耐えるものとして、
鉄系焼結材の母相に黒鉛、二硫化モリブデンなどの固体
潤滑材を分散させた自己潤滑性焼結摺動材を提案(特願
昭63−190994) している。
プラスチック性自己潤滑性焼結摺動材は、その硬度およ
び強度の観点から摺動面圧200kg/cdを超える場
合にUヘクリ」現象を示し、かつ耐摩耗寿命が著しく短
くなる。
また、銅系焼結材を母相とする摺動材では、面圧500
kg/cIIIを超える摺動条件で使用するとやはり「
ヘタリ」現象が起こりやすく、特に連接の作業機部に用
いる場合、偏荷重のかかりやすい場所では使用できない
という問題点がある。
さらに、偏荷重と高荷重のかかるブツシュ類では、その
内径面部の深さ約1[1111程度を熱処理して硬化し
、強化させた鉄系焼結自己潤滑摺動材にし、その外部を
通常の高強度鉄系焼結材で包被構成とする2層成形ブツ
シュがある。しかし、偏荷重が強烈に加わると、鉄系焼
結材の母相に分散された黒鉛粒の周辺に多数のマイクロ
クランクが発生したり、異常摩耗を起こすことがあると
いう問題点がある。
[発明が解決しようとする課題] 偏荷重と高荷重が加わる鉄系自己潤滑性焼結摺動材につ
いて、鉄系焼結材の母相に黒鉛などの固体潤滑剤を分散
させた組織を観察すると、焼結時の熱処理によって黒鉛
粒の周辺にセメンタイトのような硬い炭化物が生成し、
また、黒鉛が消耗されて粒径が小さくなったり、黒鉛粒
周辺に微小な孔が生じたりしている。黒鉛の消耗を防止
するには、高温焼結時に鉄と反応せず、かつ酸化抵抗の
強い黒鉛を使用すれば防止ができる。また、黒鉛粒周辺
の孔は、銅系材を溶浸して孔の封止処理をすれば、強度
、たとえば抗折力を一段と向上させることができる。
しかし、連接の作業機部に使用するようなブツシュ類に
加わる摺動面圧は、推測して900〜1300kg/c
flにも及ぶので、上記のような解決策を施しても問題
点は解消されていない。そのため、偏荷重が加わるブツ
シュ類には特殊な機械加工を施すが、やはり問題点が残
されている。
本発明は前記に鑑みてなされたもので、偏荷重と高荷重
下の状態において耐焼付性と耐摩耗性を有する鉄系自己
潤滑性焼結摺動材とその製造方法を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは上記の問題点を解決するために種々検討し
た結果、偏゛荷重と高荷重の加わる鉄系自己潤滑性焼結
摺動材では、母相(マトリックス)が材質的に硬く (
マイクロビッカースIIv :550〜SOO>されて
いるため、強い偏心応力が加わると、黒鉛粒周りの母相
に応力が集中するため、局部の母相がより硬質化してマ
イクロクラックを生じたり、跪くなって欠落したりする
、との知見を得た。結論的には、母相の靭性が乏しく、
ブツシュの摺動面と挿入されたシャツh(軸ピン)との
なじみ性を欠くものと考察シ、焼結時における直接焼入
れ処理または浸窒処理後の焼入れによって、母相に多重
の残留オーステナイト相を析出させ、慴動面のなじみ性
を向上させることを見出して本発明を完成させたもので
ある。
本発明の鉄系自己潤滑性焼結摺動材は、■ 0.05〜
1.0mm径の黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タング
ステン、窒化ホウ素の固体潤滑材の1種または2種以上
が容積比で25〜50νo1χとし、残部が鉄を主成分
とした鉄系焼結粉である混合粉を、所定形状に加圧成型
し、高温の非酸化雰囲気中で焼結し、焼入れ後の常温焼
結体のマトリックス組織が容積比で30〜95νo1χ
範囲の残留オーステナイト相を有するものとするもので
ある。
■ 0.05〜1 、0 mm径の黒鉛、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン、窒化ホウ素の固体潤滑材の
1種または2種以上が容積比で25〜50νof″Aと
し、残部が鉄を主成分とした鉄系合金粉である混合粉を
、所定形状に加圧成型し、高温の非酸化雰囲気中で焼結
した焼結体または該焼結体に銅系材を溶浸させたものを
、表面層の僅少厚さを機械加工によって除去した後、6
00℃以上の温度で浸窒または浸炭浸窒処理を施して焼
入れし、焼入れ後の常温焼結体のマトリックス組織が容
積比で30〜95νO1χ範囲の残留オーステナイト相
を有するものである。
■ ならびに、■、■の自己潤滑性焼結摺動材の製造法
を提案するものである。
次に、本発明の構成について更に説明する。
本発明で使用する黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、窒化ホウ素の固体潤滑材の1種または2種以
上が容積比で25〜50νOIχとするのは、25vo
lχ未満では潤滑性が不十分となるためであって、逆に
、50ν01χを超えるときは摩耗が著しく多くなり好
ましくない。したがって、上記のように規定する。また
、固体潤滑材の粒径は、潤滑性を考慮して0.05〜1
 、0 mm径とするものである。
本発明で使用する鉄を主成分とした鉄系焼結粉とは、F
e−C,Fe−N1−C,、Fe−Mo−C,Fe−N
i−Mo−Cなどで、特に規定するものではない。
本発明で使用する規定の鉄系焼結粉とは、0.1〜1.
5wtχ炭素に加えて、0.05〜2.0wtχクロム
、0.05〜2.Owtχモリブデン、0.05〜25
intX ニッケルなどを含む範囲から組合せ、残部が
鉄と不可避不純物からなるものである。添加するクロム
、モリブデン、ニッケル量の下限値は焼入れ性を考慮す
るもので、クロムおよびモリブデンの添加は浸炭によっ
て炭化物を析出させるためのものでもあり、上限値はコ
スト的な観点から制限するものである。ニッケルの添加
は残留オーステナイト相の形成に寄与させるためで、上
限値は浸炭、浸窒処理を施さずに、直接焼入れをする場
合に残留オーステナイト相の形成量を多くするためのも
のである。また、ニッケル量が多いとコスト高となり、
上限値としている。添加する炭素はマトリックスの硬さ
を高め、強度化させるためで、添加量がO,bvtχ未
満では強度化に欠け1.5wtχを超えるとマトリック
スの靭性となじみ性が低下するので好ましくなく、好ま
しい範囲は0.1〜1.5wtχである。
本発明の構成で非酸化雰囲気中で焼結し、焼入れ後の常
温(定常的な作業運転時の温度、以下同じ)焼結体のマ
トリックス組織が容積比で30〜95vol%範囲の残
留オーステナイト相とするとあるのは、鉄−炭素合金状
態図から理解されるように鋼の焼入れ硬化において焼入
れを最も極端に行う、すなわち極端に急冷するとオース
テナイトの状態がそっくり、そのまま常温に持ちこされ
るが、炭素鋼ではどんなに急冷してもオーステナイト組
織を10oz常温に持ちこすことができない。一般には
、オーステナイト組織と異なる非常に硬いマルテンサイ
ト組織が共存する。変化しないまま高温のオーステナイ
ト組織が残ったのであるから残留オーステナイトという
。マトリックス組織に多くの残留オーステナイト相を形
成すると靭性のあるマトリックスとなる。残留オーステ
ナイト相の下限値は、なじみ効果があられれ始める量を
30volχとし、上限値の95volχは摺動テスト
後の摺動面のへクリ観察から定めた。
本発明の構成で、600℃以上の温度で浸窒しまたは浸
炭浸窒処理してとあるのは、窒化のように通常550”
C程度で熱処理すると、粒子表面に通常の窒化物が生成
して、焼結体の強度が低下する。浸窒処理は窒化と異な
り本発明の別の必須条件であって、600℃以上の温度
と定めた理由は、特に、浸窒処理する時にT、ε相など
の窒化物が表面層に析出(白層と呼ばれるもの)し難い
温度とするものである。浸窒は焼結体中に窒素を拡散、
吸収させるものである。浸窒処理は、アンモニヤ分解ガ
ス雰囲気中、800〜900℃の温度範囲で行うのが好
ましい。浸窒処理のみをするのは、炭素を含む合金鋼粉
から焼結体を得る場合で、浸炭浸窒処理は炭素を含まな
い合金鉄粉と黒鉛粉の混合粉から焼結体を得る場合には
、常法に従って、まず浸炭処理を行った後、引続いて浸
窒処理をするか、浸炭と浸窒を同時に処理する。浸窒は
、焼結体中に窒素を拡散させて残留オーステナイト相の
析出を容易にさせる。
〔作 用〕
本発明に係わる自己潤滑性焼結摺動材は、そのマトリッ
クスに多量の残留オーステナイト相を析出させて摺動材
になじみ性を付与しであるため、強烈な偏荷重が作用し
た場合に、従来のもののようにマトリックスがマルテン
サイトのような硬い組織でないので、応力集中があって
もマイクロクラックを生じることがない。また、本発明
は、該摺動材になじみが形成されるときには、加工誘起
に伴ってマルテンサイト相が瞬時に析出し、硬化して耐
摩耗性が向上する。同時にマトリックス中に分布する固
体潤滑剤が優れた潤滑性を発現する。したがって、ヘタ
リが防止でき、該摺動材の寿命が長期に維持される。
さらに本発明では、残留オーステナイト相の量的関係は
マルテンサイトの開始温度(Ms)を低温側に下げるニ
ッケル、クロム、モリブデンの添加量が調整できるよう
にしている。あわせて、添加する金属元素を多量に添加
することは、コストを高くするので、安価な方法として
600℃以上の温度で浸窒または浸炭浸窒処理すること
によって、添加する金属元素の添加量を減することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく、本発明の自己潤滑性焼結摺動材は
黒鉛潤滑剤をマウントするマトリックス組織に多量の残
留オーステナイト相を焼結後の焼入れまたは浸窒もしく
は浸炭浸窒処理後の焼入れによって形成させるので、摺
動面のなじみ性がよく、偏荷重と高荷重の状態にあって
も、優れた耐焼付性、耐摩耗性を有し、かつ安価に得ら
れるので、連接および一般産業機械の無給脂化に大きく
寄与できる。
本発明の自己潤滑性焼結摺動材は、前記したように偏荷
重と高荷重のもとにあって優れた耐焼付性、耐摩耗性を
有するから、ブツシュのような円筒状機械部材はもとよ
り、たとえばピボット受部材のような偏向荷重を受けや
すい他の平板状機械部材にも使用できることはいうまで
もない。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
実施例1− 合金鉄粉(神戸製鋼社製アトメル4600.4100)
、黒鉛粉(ロンザ社製KS6)およびカーボニルニッケ
ル粉(インコネル社製、平均粒径bzm)を用いて5種
類の組成の混合粉を作成し、該混合粉に対して粒径50
〜150IImの人造黒鉛粒(ロンザ社製)を容積比で
35volχを添加し混合して、第1表に示す自己潤滑
性焼結摺動材用の焼結粉(A)を作った。別に合金鉄粉
(神戸製鋼社製アトメル)、黒鉛粉(ロンザ社製KS6
)およびリン鉄(幅用金属社製)を用いてFe−0,6
evtχC−0,5wt%Pの焼結粉(B)を作り、第
1図に示されるような2層円筒形状部品の内筒円管には
焼結粉(A)を用い、外筒円管には焼結粉(B)を用い
て4.5t/cfflの加圧力でCIP成形し、10−
”torr以下の真空雰囲気中、1100℃×1時間の
条件で焼結後、焼結体を900〜960℃の温度から窒
素ガスによる焼入れを行った。また、前記で得た第1表
の試料番号1〜3の焼結体を850℃の温度で雰囲気ガ
ス(C(h:0.2χ、’ NH3:10χ)中で3時
間の浸炭浸窒処理を施した後、80℃の油中に焼入れし
、内管摺動面の残留オーステナイト量を調べた結果を、
第1表に示す。
第  1  表 第1表で得た試料番号1〜5を第2図に示される試験装
置を用いて、第3図に示される偏荷重の加圧パターンを
加えて、摩擦係数と加圧パターンの繰返し回数との関係
を求めた。その結果は第4図に示されるとおりであった
(注)第2図、試験装置での試験条件は下記の通りであ
る。
シャフト材質: SBMA751QT品試験速度:3r
pm(180°揺動) 試験荷重:常用300kg/cnT 最大900kg/clIY 第4図の結果から、残留オーステナイト相の多量析出に
より、なじみ性が向上し、さらにマイクロクラック(疲
労)の発生、異常摩耗による摩擦係数の急激な上昇や異
音の発生がみられなくなった。
実施例2 実施例1で説明した第1表試料番号1の焼結粉(A)と
焼結粉(B)とを用いて第1図に示す2層円筒形状部品
をCIP形成し焼結させる。該焼結体部品の内筒円管に
銅系溶浸剤(幅用金属社製、FIP−A3)を用いて、
1130℃の温度でAXガス雰囲気炉中、銅を溶浸させ
る。次いで、内筒円管の内径面表層部の0.1mm厚を
機械的に除去した後、実施例1と同一条件で浸炭浸窒処
理を施し、焼入れ焼戻し処理を施して試験片を作成した
。対比例は銅を溶浸させないほかは全く同一な試験片と
した。
これらの試験片を第2図に示す試験装置を用いて、試験
荷重の最大圧力を1500kg/c[まで順次上げてい
きながら、異常摩耗による破…の起る耐圧性を調べた結
果、銅を溶浸させた試験片では1500kg/ci O
)荷重に耐えられるが、銅を溶浸させない試験片では1
200〜1300kg/c+Ilの範囲で異常摩耗を呈
する。結果から、銅を溶浸させることにより焼結体の内
部気孔を減少でき、それに伴って著しく耐圧性が向上で
きることがわかる。
第5図は浸炭浸窒処理前の焼結体表面に銅溶浸させた組
織の顕微鏡写真であって、黒い部分は黒鉛粒、白いマト
リックス中に流氷状に点在するのは、銅が溶浸された部
分である。
実施例では固体潤滑材として黒鉛を用いたが、二硫化モ
リブデン、二硫化タングステン、窒化ホウ素などを用い
て、本発明に係る自己潤滑性焼結摺動材が得られること
を確かめている。
【図面の簡単な説明】
第1図は2層円筒部品の形状を示す説明図、第2図は試
験装置の概念説明図、第3図は試験条件の加圧パターン
説明図、第4図は摩擦係数と加圧パターンの繰返し回数
との関係説明図、第5図は浸炭浸窒処理前の焼結体表面
に銅を溶浸させた金属組織の顕微鏡写真である。 第1 図 第2 図 図面の浄書 s5図 第3図 操返し回数(回) 第4図 手 杼と 主甫 正 書 (方式) 事件の表示 特願平2−14380号 発明の名称 自己潤滑性焼結摺動材とその製造方法 補正をする者 事件との関係 出 願 人 住 所(居所) 東京都港区赤坂二丁目3番6号 氏 名 (名称) (123) 株式会社小松製作所 代 理 人 住 所 大阪市西区新町1丁目4番21号 補正命令の日付 平成 2年 4月24日(発送日)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 0.05〜1.0mmの黒鉛、二硫化モリブデン、
    二硫化タングステン、窒化ホウ素の固体潤滑材の1種ま
    たは2種以上が容積比で25〜50vol%とし、残部
    が鉄を主成分とした鉄系焼結粉である混合粉を、所定形
    状に加圧成型し、高温の非酸化雰囲気中で焼結し、焼入
    後の常温焼結体のマトリックス組織が容積比で30〜9
    5vol%範囲の残留オーステナイト相を有することを
    特徴とする自己潤滑性焼結摺動材。 2 0.05〜1.0mm径の黒鉛、二硫化モリブデン
    、二硫化タングステン、窒化ホウ素の固体潤滑材の1種
    または2種以上が容積比で25〜50vol%とし、残
    部が鉄を主成分とした鉄系焼結粉である混合粉を、所定
    形状に加圧成型し、高温の非酸化雰囲気中で焼結した焼
    結体または該焼結体に銅系材を溶浸させたものを、60
    0℃以上の温度で浸窒または浸炭浸窒処理を施して焼入
    れし、焼入れ後の常温焼結体のマトリックス組織が容積
    比で30〜95vol%範囲の残留オーステナイト相を
    有することを特徴とする自己潤滑性焼結摺動材。 3 固体潤滑材と鉄系焼結粉との混合粉を加圧成型する
    工程、加圧成型体を非酸化雰囲気中で焼結する工程、焼
    結体を焼入れする工程を有することを特徴とする自己潤
    滑性焼結摺動材の製造方法。 4 固体潤滑材と鉄系焼結粉との混合粉を加圧成型する
    工程、加圧成型体を焼結する工程、焼結体またはこの焼
    結体に銅系材を溶浸させる工程、および600℃以上の
    温度で浸窒または浸炭浸窒処理を経て焼入れする工程を
    有することを特徴とする自己潤滑性焼結摺動材の製造方
    法。 5 鉄を主成分とした鉄系焼結粉が、0.1〜1.5w
    t%炭素に加えて、0.05〜2.0wt%クロム、0
    .05〜2.0wt%モリブデン、0.05〜25wt
    %ニッケルのうちの1種または2種を含む範囲から組合
    せ、残部が鉄と不可避不純物からなる合金粉末である請
    求項1、2、3または4のいずれかに記載のもの。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997005980A1 (fr) * 1995-08-08 1997-02-20 Komatsu Ltd. Materiau glissant fritte auto-lubrifiant et procede pour le fabriquer
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