JPH03217486A - コークス炉上昇管 - Google Patents

コークス炉上昇管

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Publication number
JPH03217486A
JPH03217486A JP1342090A JP1342090A JPH03217486A JP H03217486 A JPH03217486 A JP H03217486A JP 1342090 A JP1342090 A JP 1342090A JP 1342090 A JP1342090 A JP 1342090A JP H03217486 A JPH03217486 A JP H03217486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
refractory
coke oven
coating material
Prior art date
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Pending
Application number
JP1342090A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomi Terasono
寺園 清己
Michio Honma
道雄 本間
Yasuro Hongo
本郷 靖郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Nippon Tokushu Rozai KK
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Nippon Tokushu Rozai KK
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp, Nippon Tokushu Rozai KK filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、内張り耐火物へのカーボン付着を防止したコ
ークス炉上昇管に関する。
く従来の技術〉 一般にコークス炉に石炭を装入しコークスを製造する際
、コークス化過程中に石炭から放出されるガス状生成物
(以下、Cガスという)は炉頂部の上昇管を経て外部へ
吸い出されるようになっている。
このコークス炉上昇管には、内張り耐火物として耐火煉
瓦や耐火キャスタプルが用いられている。
ところで、コークス炉操業時には、前記上昇管内部を、
加熱された前記Cガスが通過し上昇管付近で冷却され固
体力−ボンを生成する。
生成した固体力−ボンは前記内張り耐火物の表面に強固
に付着、沈積し操業の妨げとなるため、これを定期的に
除去する必要がある。
これらの付着物の除去方法としては、酸素ガスを用いて
カーボンを焼き落とす方法があるが、この際内張り耐火
物の表面部分が損傷するという問題がある。
内張り耐火物へのカーボン付着防止対策としては、例え
ば特開昭55−131086号に示されたものがあるが
、前記公報に開示された技術を適用した上昇管では、2
か月の使用で従来のカーボン付着量の1/2に抑制でき
る程度であった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このように上昇管内張り耐火物の気孔内にカーボンが侵
入、沈積することにより、カーボンは耐火物へ強固に付
着し、このカーボン付着物は徐々に成長し、やがて炉の
操業に支障をきたすようになるため定期的な除去作業が
必要となるが、カーボンを焼き落とす際に内張り耐火物
の表面部が損傷されるため上昇管の耐用性に悪影響を与
えるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解消し内張り耐火物へのカーボ
ン付着を防止し、かつ耐火物の損傷のないコークス炉上
昇管を提供することを目的としている。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明によれば、耐火物を内
張りしてなるコークス炉上昇管において、 PbO     40 〜50wt%、S  i  O
 2   2  5〜3  5wt%、8203   
 10 〜20wt% からなる低融点ガラス粉末45〜55重量部と、 S i O2    6 0〜7 0wt%、Aff 
2 0g    1  5 〜2  0wt%、K2 
 0      1  0〜1  5wt%、Na 2
 0     3 〜4wt%からなるカリ長石粉末4
5〜55重量部と、粉末りん酸塩0.5〜2重量部とが
らなるコーティング材を前記内張り耐火物表面に塗布し
、焼成してガラス化層を形成させてなることを特徴とす
るコークス炉上昇管が提供できる。
前記コーティング材に有機糊材0.1〜0.5重量部を
加えたコーティング材を用いるのが好ましい。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明においてコークス炉上昇管は、例えば第1図に示
すように外側から鉄皮1、断熱材2、内張り耐火物3を
有し、この耐火物3の表面にコーティング材のガラス化
層4が形成されている。 5はモルタル目地である。
前記ガラス化層4を形成させるためのコーティング材は
下記(1)〜(3)あるいは(1)〜(4)の原料で構
成されている。 即ち、 (1)PbO   40〜50wt%、S i O 2
  2 5〜3 5wt%、8203  10 〜20
wt% からなる低融点ガラスを45〜55重量部、(2) S
 i O z   6 0〜7 0wt%、AI220
x  1 5〜20wt%、Kz 0    1 0〜
1 5wt%、Naz0   3〜4wt% からなるカリ長石を45〜55重量部と、および(3)
粉末りん酸塩を0.5〜2重量部よりなる混合粉末ある
いはさらに、(4)有機糊材を0.1〜0.5重量部を
含む混合粉末を水で混練しスラリー状にする。 施工は
、スプレー吹付またははけ塗りで行なう。
前記低融点ガラスとカリ長石とを各50重量部混合した
ものは、約1 000℃より溶融を開始し内張り耐火物
3の内部へ浸透する。 この溶融物は粘性が低いため耐
火物3の気孔内への浸透が容易である。
カリ長石の割合が増加すると溶融時の粘性が上昇し耐火
物3気孔内へ容易に浸透しなくなるため、55重量部ま
でとし、一方、粘性が低下すると、所定のコーティング
厚が確保できないので、これを防止するため45重量部
以上の添加とする。
また、低融点ガラスの割合が増加すると熱間で収縮し剥
離や亀裂の原因となるため、55重量部までの使用に止
める。
また、45重量部未満では粘性低下効果が不足し耐火物
内部への浸透力が不足する。
りん酸塩の添加により、熱間での溶融物の粘性を上げる
ことが可能である。 りん酸塩を結合材として添加する
ことにより溶融時の粘性をわずかに増加させると、種々
の形状の耐火物3に均一な厚さでコーティング処理する
ことが可能となる。 しかし、多量に添加すると粘性が
上がりすぎるため好ましくない。 従って、0.5〜2
重量部とする。
有機糊材の添加により、焼成処理前のコーティング層に
強度を持たせることができる。
焼成処理前のコーティング層は強度が非常に小さく物理
的衝撃によって損傷を受けやすい。
このため荷機糊材を添加して焼成前にある程度の強度を
持たせることが好ましい。 ただし、有機糊材を多量に
添加すると、熱間で発泡しコーティング層の気孔が増加
するので好ましくない。 従って0.5重量部を上限と
し、強度確保のために、0.1重量部以上を加えるのが
よい。
前記3または4原料を配合したコーティング材を前記内
張り耐火物表面に塗布したのち、常法により5℃/ 1
 m i n .の昇温速度で1 000℃まで昇温し
、1000℃で60m i n .保持して焼成しガラ
ス化層4を形成させる。 前記焼成後のガラス化層4に
より内張り耐火物3の表面は強固に保護され、カーボン
の付着が全くな《なった。
く実施例〉 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例l) 第1図の断面形状にて、モルタル5により円周6分割に
より施工された内張り耐火物3を有するコークス炉上昇
管の耐火物3表面に、低融点ガラス(成分比PbO:S
iO2:B.0. ’= 50:35:15)を50重
量部とカリ長石(KAJ2Sia08)  (成分比S
iO2:Aj2 20i:K20:Na20岬68:1
7:11:4) 5 0重量部とりん酸塩( Aj2H
2P30,.2H20)  (成分比P20%:AI 
.03:H20峙67:16:17) 1重量部とがら
なるコーティング材を塗布し、ガラス化層4を形成させ
、カーボン付着状況を調べた。
(実施例2) コーティング材として実施例1のものに有機糊材(ブリ
ティシュ・ガム)0.2重量部加えたものを用いたほか
は実施例1と同様にしてガラス化層4を形成させ、カー
ボン付着状況を調べた。
(比較例1) コーティング材を用いず、その他は実施例1と同じ内張
り耐火物を有する上昇管についてカーボン付着状況を調
べた。
上記実施例、比較例の結果を表1に示す。
なお、実施例lの施工3が月後のカーボン除去後の内張
り耐火物表面は損傷が発生しなかったが、比較例の耐火
物表面はカーボン除去の際に損傷が発生した。
表 1 く発明の効果〉 本発明は、以上説明したように構成されているので、従
来コーティング材を塗布しない場合には付看したカーボ
ンの焼き落とし作業はおよそ4〜5回/月のベースで行
なわれていたが、本発明の上昇管では1か月経過しても
カーボンの付着は全く認められなかった。 その後のカ
ーボン付着時の焼き落としによる耐火物の損傷も無かっ
た。
また、コーティング材に有機糊材を配合した場合は3か
月経過後もカーボン付着が全く認められない。 このた
め、この間の焼き落とし作業が不要となったほか、焼き
落としによる耐火物の損傷が無《なったため上昇管の寿
命の大幅な延長が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例を示すコークス炉上昇管の
横断面図である。 符号の説明 ■・・・鉄皮、 2・・・断熱材、 3・・・内張り耐火物、 4・・・コーティング材のガラス化層、5・・・モルタ
ル目地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐火物を内張りしてなるコークス炉上昇管におい
    て、 PbO40〜50wt%、 SiO_225〜35wt%、 B_2O_310〜20wt% からなる低融点ガラス粉末45〜55重量部と、 SiO_260〜70wt%、 Al_2O_315〜20wt%、 K_2O10〜15wt%、 Na_2O3〜4wt% からなるカリ長石粉末45〜55重量部と、粉末りん酸
    塩0.5〜2重量部とからなる コーティング材を前記内張り耐火物表面に塗布し、焼成
    してガラス化層を形成させてなることを特徴とするコー
    クス炉上昇管。
  2. (2)請求項1記載のコーティング材に有機糊材0.1
    〜0.5重量部を加えたコーティング材を用いる請求項
    1記載のコークス炉上昇 管。
JP1342090A 1990-01-23 1990-01-23 コークス炉上昇管 Pending JPH03217486A (ja)

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JP1342090A JPH03217486A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 コークス炉上昇管

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JP1342090A JPH03217486A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 コークス炉上昇管

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JPH03217486A true JPH03217486A (ja) 1991-09-25

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JP1342090A Pending JPH03217486A (ja) 1990-01-23 1990-01-23 コークス炉上昇管

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