JPS638268A - MgO・Al↓2O↓3・SiO↓2・Li↓2O系低膨張性溶射材料 - Google Patents

MgO・Al↓2O↓3・SiO↓2・Li↓2O系低膨張性溶射材料

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JPS638268A
JPS638268A JP61148190A JP14819086A JPS638268A JP S638268 A JPS638268 A JP S638268A JP 61148190 A JP61148190 A JP 61148190A JP 14819086 A JP14819086 A JP 14819086A JP S638268 A JPS638268 A JP S638268A
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JP
Japan
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weight
spray material
thermal
thermal spray
li2o
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Pending
Application number
JP61148190A
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English (en)
Inventor
行雄 尾崎
杉本 弘之
良介 中村
篠塚 康孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコークス炉等の加熱、冷却の多い工業窯炉に用
いる低膨張性溶射材料に関する。
[従来の技術] 近年、火炎溶射による工業窯炉の熱間補修が実施され効
果をあげている。従来、コークス炉の炉寿命は15〜2
0年といわれていたが、操業条件の適性化あるいは補修
技術の向上から30〜35年の炉寿命を目指すようにな
ってきており、より優れた補修技術が必要となってきて
いる。
このためコークス炉の補修技術の一つとして火炎溶射技
術が適用され、ドア付近の損傷部の補修、れんが抜は落
ち部分の充填あるいはガスのシール等に用いられ、顕著
な効果をあげている。
火炎溶射には可燃性気体と酸素あるいは可燃性液体と酸
素、更にはテルミット反応を利用した金属と酸素等によ
る熱源の異なった方法がとられている。
これらの溶射法には以下に記載するような溶射材料が使
用されている0例えば、特開昭55−21539号公報
にはA1.O,SiO2を主成分に液相生成促進剤とし
てNa2O、K2O,B2O3、pb。
を1〜30%を混合した溶射材料が挙げられている。ま
た、製鉄研究No、305 、第128〜138頁(1
981年)には溶射材料の溶融点が1100〜1280
°Cの5in2を約70%含んでなる材料が提案されて
いる。更に、特開昭59−227780号公報には5i
n2・A1.○、・L i、o系溶耐用粉末材料が述べ
られている。また、特開昭59−161681号公報に
はAZ、Siという酸化容易性金属と耐火粉末との混合
物が挙げられている。
[発明が解決しようとする問題点] 上述の溶射材料には以下に記載するような欠点がある。
すなわち、特開昭55−21539号公報の溶射材料で
は基本的に熱間のuJ、膨張率が高く、加熱、冷却のサ
イクルの多い工業窯炉への適用は難しく、溶射して形成
されたM(以下、溶射膜と記載する)は亀裂が発生し易
く、剥がれ易い欠点がある。製鉄研究No、305.第
128〜138頁の溶射材料は融点が1100〜128
0℃であるためコークス炉のような最高1300°Cと
もなる操業条件下では、溶射材料の融点に近いため、機
械的強度が不足し、また溶射材料が溶けるために耐用性
は著しく低いものとなる。更に、特開昭59−2277
80号公報に記載された溶射材料を更に詳細に検討した
結果、該公報の溶射材料には次の欠点があることが判明
した。すなわち、溶射材料の溶融物粘性が高いため、接
着面(炉壁面)との充分な濡れ性が欠如し剥がれ易い、
更に、低膨張性ではあるが、熱間膨張率が充分低くヲ<
、温度変化の繰り返しによる亀甲状亀裂の発生により、
剥落し、耐用が不充分であることがわかった。
更に、特開昭59−161681号公報のテルミット反
応を利用した溶射材料は気孔率が高く、通気性が高いた
め、ガスシール性に劣る。更に、表面性状が平滑となら
ないため、カーボンが付着しやすく、コークスの出し入
れに支障をきたす欠点がある。
本発明の目的は非常に低膨張性で且つ低溶融粘性であり
、それによって炉壁面との濡れ性が良く、耐剥離性のす
ぐれた耐用性の高い溶射膜を形成できる溶射材料を提供
するにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明はマグネシア質材料5〜50重量部及
びリチウム質材料50〜95重量部がらなり、成分含量
がMgO:5〜40重量%、AN20*: 10〜60
重量%、SiO2:30〜75重量%、L1□○: 1
〜5重量%及び不純物5重量%以下であることを特徴と
するMgO・A 1203・SiO2・L i20系低
膨張性溶射材料を提供するにある。
[作 用] 本発明の溶射材料は可燃性気体と酸素あるいは可燃性液
体と酸素から形成される火炎中で半溶融あるいは溶融し
て炉壁面へ接着させることができる材料である。
本発明の溶射材料はM g O−A 120.・S10
.・Li2O系溶射材料であって、マグネシア質材料と
リチウム質材料とからなるものである。
マグオ・シア質材料として溶融マグネシア、海水マグネ
シアクリンカ−1天然マグネシアクリンカ−1溶融スビ
イ・ル、焼結スピネルクリンカ−等を使用できる。
リチウム質材料としてスボジュメン、ペタライト、ユー
クリプタイト、レビオライト、炭酸リチウム等のリチウ
ム鉱物あるいはリチウム化合物を使用できる。
マグネシア質材料とリチウム質材料の使用比率はマグネ
シア質材料5〜501景部、リチウム質材料50〜95
重量部であり、得られた溶射材料の成分含量はM、○:
5〜40重量%、Al2O,=10〜60重景%、S重
重2:30〜75重量%、重重20:1〜5重量%及び
不純s$A5重景%重重である。
MgO含有量が40重量%を超えると、融点が上昇し且
つ見掛の溶融粘性が上昇するため、炉壁との濡れが劣化
し且つ熱間膨張率が高くなり、耐熱衝撃性に劣るために
好ましくない、従って、MgO含有量は40重量%以下
が望ましい、また、MgO含有量が5重量%未満となる
と溶融時に流下し易くなり、適切な補修が難しくなり、
更に、溶削温度が1300°C以下となるため、コーク
ス炉の操業条件下では、機械的強度が欠落するため好ま
しくない。
また、同様にAl2O,含有量が10重1%未満である
と、溶融粘性が低くなるために好ましくなく、また、6
0重量%を超えると熱膨張が大きくなるために好ましく
ない。
更に、SiO2含有量が30重量%未満では、溶融粘性
に腰がないために施工し難く、75重量%を超えると亀
裂が発生し易くなるために好ましくない。
LLO含有量が1重量%未満では、低膨張性が得られず
、また、5重量%を超えると溶削温度が低くなるため好
ましくない。
本発明の溶射材料はマグネシア質材料とリチウム質材料
を混合して遺るものであり、両材料の粒度はそれぞれI
I以下が望ましい0粒度が1ffiI11を超えると、
火炎中での溶融性が不充分となってリバウンドロスが著
しく増加するために好ましくない、また、材料タンクよ
りノズルまでの長距離を搬送する必要があるため、材料
粒度は10μ以下の粒子が20%以下であることが望ま
しい。
このようにして材料の吐出性が良く、且つ溶融粘性が低
く、極めて低膨張性の溶射膜を形成できる溶射材料を得
ることができる。
溶射法としては可燃性液体と酸素あるいは可燃性気体と
酸素で形成される火炎中に本発明の溶射材料を投入して
溶融する方法等を適用することができる。火炎温度が1
500°C以上となる溶射法を使用することが好ましい
、火炎温度が1500℃未満であると、材料が未溶融と
なり、接着率が極端に悪くなる。溶射法に使用できる条
件をプロパンガスと酸素ガスを使用する場合を例にとっ
て以下に記載する・ プロパンガス/酸素ガス容積比 1/6〜1/4好適に
は115 粉体供給量        10〜40ky/時間溶射
距M          150〜200IIIm施工
厚             5〜30IIIII+[
実  施  例コ 以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を説明する。
丸1乱り 以下の第1表に記載する配合割合をもつ本発明品1〜■
及び比鮫品I及び■を得た。
酸素−プロパンによる火炎溶射法によって、本発明品I
〜■と比較品I及び■を珪石れんが上に溶射し、緒特性
を測定した。得られた結果を第1表に併記する。
なお、本例で使用した溶射条件は以下の通りである: プロパンガス     1ONm’/時間酸素ガス  
     5ONm3/時間溶射距離       2
00mm 施工厚        5〜30mm バーナ操作      手動 次に、1100°Cに予熱した珪石れんが上にそれぞれ
の溶射材料を溶射してパネルスポーリングテストを実施
した。加熱冷却条件は1100°C−15分噴霧による
水冷の10分サイクルの20回繰返しテストである。第
1表よりわかるように本発明の溶射材料はいずれも接着
強度、曲げ強度も高く且つ極めてすぐれた耐熱スポーリ
ング性を示し、緻密な溶射膜も形成できることが判明し
た。
($1): 1100°C−15分/水冷10分を20
回反復(*2):プロパンバーナーによる加熱犬1」L
L 第1表の本発明品■及び■をそれぞれA社コツバース型
コークス炉の窯口付近の損傷部分及び炉奥のガスリーク
部分に溶射した。
なお、本例で使用した溶射条件は以下の通りである: 本発明品           ■■ プロパンガス(N137時間)   10   t。
酸素ガス(Nm17時間)     50  50粉体
供給量(k2/時口)     18  22溶射距離
           20011II11施工厚  
         5〜30mmバーナ操作     
     手動 本例において、溶射を行なう際には、コークス炉炭化室
付近の内壁れんがを溶射バーナーで0.01m”当たり
約1分間予熱し、次に溶射を行なった。
本発明品■は比較的耐火度が低いが、耐熱スポーリング
性に優れ、本発明品■は比較的耐熱スポーリング性が弱
いが、耐火度が高い1本発明品■は炉口部分で1年半後
もほとんど残存し、優れた耐用性を示した0本発明品■
は1年半後もガスリークを防止し、優れた効果を示して
いる。
[発明の効果コ 本発明の溶射材料は低い溶融粘性を示すので炉壁への濡
れ性がきわめて良く、接着強度が著しく高く、機械的強
度も優れ且つ緻密な組織を形成し易い、更に、優れた低
膨張性を示す溶射膜であるため加熱冷却サイクルに対す
る抵抗性が極めて優れている。
以上の特徴により本発明の溶射材料は機械的摩耗が多く
且つ温度変化の著しい所への適用ができ、且つ緻密な組
織であるためガスシール性にも優れた効果を示す。
以上の如く、本発明品は低膨張で熱衝撃に対する抵抗性
が大きく且つ機械的強度にも優れた緻密な溶射膜を形成
できる溶射材料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マグネシア質材料5〜50重量部及びリチウム質材料5
    0〜95重量部からなり、成分含量がMgO:5〜40
    重量%、Al_2O_3:10〜60重量%、SiO_
    2:30〜75重量%、Li_O:1〜5重量%及び不
    純物5重量%以下であることを特徴とするMgO・Al
    _2O_3・SiO_2・Li_2O系低膨張性溶射材
    料。
JP61148190A 1986-06-26 1986-06-26 MgO・Al↓2O↓3・SiO↓2・Li↓2O系低膨張性溶射材料 Pending JPS638268A (ja)

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