JPH03217251A - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

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JPH03217251A
JPH03217251A JP1170990A JP1170990A JPH03217251A JP H03217251 A JPH03217251 A JP H03217251A JP 1170990 A JP1170990 A JP 1170990A JP 1170990 A JP1170990 A JP 1170990A JP H03217251 A JPH03217251 A JP H03217251A
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rotary table
scraper
rollers
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充 池田
Shigeki Kondo
茂樹 近藤
Keiichiro Miyazaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転テーブルと粉砕ローラとの協働により、セ
メント原料や石炭,化学品などを粉砕する竪型粉砕機に
関するものである. [従来の技術] セメント原料や石炭,化学品などの粉体を細かく粉砕し
粉体とする粉砕機の一種として回転テーブルとローラと
を備えた竪型粉砕機が広〈用いられている。この種の粉
砕機は、円筒状ケーシングの下部において減速機付きモ
ータで駆動されて低速回転する円盤状の回転テーブルと
、その上面外周部を円周方向へ等分する箇所に油圧等で
圧接されて従動回転する複数個のローラとを備えている
.この竪型粉砕機において、回転テーブルの中心部へ供
給管で供給された原料としての粉体は、テーブルの回転
によりテーブル半径方向の遠心力を受けてテーブル上を
滑るときにテーブルにより回転方向の力を受け、テーブ
ルとの間で滑ってテーブル回転数よりいくらか遅い回転
を行なう.以上2つの力、すなわち、半径方向と回転方
向の力とが合成され、粉体はテーブル上を渦巻状の軌跡
を描いて回転テーブルの外周部へ移動する.この外周部
には、ローラが圧接されて回転しているので、渦巻線を
描いた粒体はローラと回転テーブルとの間ヘローラ軸方
向とある角度をなす方向から進入して噛み込まれて粉砕
する。
一方、ケーシングの基部にはダクトによって熱風が導か
れており、この熱風が回転テーブルの外周面とケーシン
グの内周面との間の気流吹上用の通路(本明細書でこの
通路を環状空間部という。)から吹き上がることにより
、微粉体は乾燥されなからケーシング内を上昇し、熱風
との混合体として排出口から排出され次の工程へ送られ
る.ところで、粉砕機に供給された被粉砕物は粉砕ロー
ラによる粉砕作用を一回うけただけでは到底この粉砕機
の要求する精粉粒度に粉砕されることは積であり、また
回転テーブル中央に落下した被粉砕物はすべて粉砕ロー
ラに噛み込まれるわけではないので、回転テーブルの外
周端に達した粉粒体は前記の環状空間から吹き上がって
くる熱風気流に乗り上昇しても、粉砕機の上部に設置さ
れるセバレータに達するまでに、その粒度に応じて途中
で落下したり、セパレータにより分級排除されたりして
回転テーブル上へ戻される. このように、粉砕機内に時々刻々供給される被粉砕物は
最終製品となる所望の精粉粒度に達して粉砕機より流出
していくまでに、回転テーブルからセバレータへ上昇し
、あるいは、回転テーブルからセパレータへ達する途中
からの落下を幾度となく繰り返し次第に粉砕されて所望
の粒度になる.[発明が解決しようとする課題] 上記のごとき従来の竪型粉砕機においては、テーブル上
において、ローラの噛込偏に到達した被粉砕物のうちか
なりの量のものがローラに噛み込まれずに環状空間部へ
押し流されていくのが普通である。そして、ローラの噛
込側で環状空間部へ押し流されている被粉砕物のうち粒
径の大きなものは排石となり環状空間部を落下し、排石
量を増大させてその処理作業量を増大させる。また、環
状空間部に押し流された被粉砕物のうち粒径の小さなも
のは再度飛散するので、セパレータに加えられる負荷が
大きくなり、分級効率の低下をもたらしやすい。さらに
、環状空間部へ多量の被粉砕物が押し流されることによ
り、該環状空間部の通気圧損が増大し,これによってフ
ァン動力が増大する。
このように粉砕機においてはオーバーフロー粒体を吹き
上げて循環させるために必要風量の数倍の風量を有する
送風設備が必要となり、また循環量の増大により大きな
風量と風圧とが必要となって設備費と共に動力消費量が
大幅に増大するばかりでなく、特に比較的被粉砕性の悪
い物性を有する原料を超微粉砕する場合には、ミル振動
が頻発することが多く、振動値(振幅)が特に大きい場
合には機器の損傷や運転不能に陥って止むなく運転休止
に追い込まれることがあった. このため,大きな振動が発生した場合の対策として,粉
砕部の原料層の振動数を変化させて共振域から遠ざかる
ために、テーブルのせき(堰)高さ,粉砕圧力,テーブ
ル回転数を操作して変更することが考えられるが、この
うち、回転テーブルの駆動装置を可変とするのは設備費
が過大となり実現性が薄く、テーブルせき高さ(ダムリ
ング高さ)を変えるには粉砕機の運転を停止しての内部
作業を要し、また、粉砕圧力を変えると製品粒度が所望
のものと変わってくる難点があり、結局ミル処理量を低
下させて対応しているのが実情であり、安定した生産計
画を損なうことになっていた。
したがって、ミル振動が発生してもミル処理量を大きく
低下させることなく、粉砕原料層の振動数を変化して振
動振幅を減少させて通常の安定した振動の小さい運転状
態に早急に復起する何らかの手段が渇望されていた.そ
して、これらの振動の発生は、中砕領域よりも微粉砕あ
るいは超微粉砕になるほど頻発しやすい傾向があった.
し課題を解決するための手段] 上記目的を達するために、本発明の竪型粉砕機は、 回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な粉砕ロ
ーラを配置し、回転テーブル中央部に供給した原料を粉
砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と
粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機において、 前記粉砕ローラと粉砕ローラとの間の回転テーブル外周
部上面に粉砕ローラへの噛込原料の層を周面で圧縮する
回転自在な補助ローラを配設し、該補助ローラの原料噛
込側に上下進退動可能なスクレーバを配設し、かつ、該
スクレーパの上下進退動手段を備え、 該スクレーパ長手方向と回転テーブル半径方向とが交差
する角度を回転テーブル回転方向に10°〜30°とな
し、かつ、該スクレーパの最内側端が形成する内接円直
径が回転テーブル直径のlO%〜50%の範囲に設定さ
れた構成とした。
[作用] 原料投入シュートから回転テーブル中央部上面に供給さ
れた原料は回転テーブル上で渦巻状の軌跡を描いて回転
テーブル外周側へ移動し補助ローラの噛込側に至り、補
助ローラと回転テーブルとの間に流入すると、補助ロー
ラは回転しつつその周面で所要の押圧力でその原料粒子
同士を圧縮し、圧縮された各原料粒子は密な状態とされ
て、いわゆる、圧密層とされる.この圧密層は回転テー
ブルの回転により粉砕ローラの噛込側に至り、粉砕ロー
ラが粉砕力として高い押圧力を付与されていても、より
高い確率で噛み込まれ、連続した粉砕が行なわれる。ま
た、粉砕ローラで粉砕されて細かくなって粉砕ローラの
反噛込側から出されるバラバラ状のいわゆる、粗密層と
して流動する原料粒子はこの補助ローラで同様な圧密作
用を受けて次に位置する粉砕ローラヘ高い確率で噛み込
まれて効率良〈粉砕される.補助ローラの回転テーブル
上面方向への押圧力は粉砕には寄与しないで原料粒子同
士を圧縮して粒子間が密な層、いわゆる、圧密層(以下
、このような層を形成する作用を圧密ということがある
。)が形成される程度の力とされ、粉砕ローラの押圧力
よりも格段に小さい力とされる. 上記補助ローラを粉砕ローラの原料噛込側に近づけて配
すると、回転テーブル外周部に導かれてくる原料投入シ
ュートからの新原料が粉砕ローラの原料噛込側に流入し
にくくなって補助ローラの原料噛込側へ流入する割合が
多くなるので補助ローラで圧縮されて原料粒子同士が密
にされた圧密層が前記新原料によって乱されにくくなり
、粉砕ローラへの噛み込みがより確実に行なわれる.勿
論、前の粉砕ローラで粉砕された原料と新原料とが一緒
になってこの補助ローラで圧密される.それと同時に,
補助ローラで一定厚さの圧密層とすることにより原料層
の持つ固有の振動数を一定に保持し、振動が起こりにく
くするのが補助ローラの第2番目の主な機能である. このようにして、補助ローラで圧密された粉体層を補助
ローラの後段に配設される粉砕ローラにより効率良く粉
砕され、かつ、原料層を一定高さに保って振動を起こり
に〈〈シているが、それにも拘らず何らかの原因により
層厚が増大してこのため急激にミル振動が激しくなるこ
とがあった。
この場合には粉砕原料の性状や含有水分が変化して原料
の被粉砕性が悪化し,このため回転テーブル上の原料層
厚が正常時に比べて大きくなっており、本発明の竪型粉
砕機においては、補助ローラの噛込側にスクレーパを配
設し、しかもスクレーパは半径方向より回転の下流側に
傾けて配置し、かつ、スクレーパ内端は回転テーブル直
径の半分以下の位置に設定することにより,このスクレ
ーパで増加した原料層厚分を回転テーブルの外側へ溢流
させて、常に補助ローラヘ流れ込む原料層厚を一定に保
持しようとするものである。したがって、原料性状の変
化があっても一定の層厚のみ補助ローラヘ供給され,こ
れを圧密して粉砕ローラで正規の粉砕作用が継続される
ので、粉砕能力の低下や製品の粒度分布の変化等の悪影
響が防止される. [実施例] 以下、図面に基づいて、本発明の実施例について詳細に
説明する. 第1図〜第4図は本発明の実施例を示し、第1図は全体
概略縦断面図、第2図は粉砕部の要部拡大図で、第2図
(a)は縦断面図、第2図(b)は平面図、第2図(C
)は側面図、第3図はスクレーパと補助ローラと粉砕ロ
ーラの配置を示すもので、第3図(a)は平面配置図、
第3図(b)は第3図(a)の正面展開図、第4図(a
),(b),(C)は各々スクレーパの形状を示す断面
図である。
第1図において、粉砕機lは、後述する回転テーブル3
等の粉砕部全体を収納するケーシング20を備えており
,このケーシング20は、円筒状に形成されて床面に固
定された下部ケーシング20aと、中絞りされた断面円
形の内部コーン20cを内設してある中部ケーシング2
0bと、その上端に接合された上部ケーシング20dを
備えている。
下部ケーシング20aの中心部には、モータ付きの減速
Ia2が配設されていて、その上方に向かう出力軸には
円盤状に形成された回転テーブル3が軸着されており、
減速機2に駆動されて第1図の上から見て時計方向に回
転している。5はローラボスアームであって、回転テー
ブル3の上部外周端に複数個配設され、その下端にはそ
れぞれ、ほぼ水平状態に軸着された頭截円錐状の粉砕ロ
ーラ4が枢着されている. ローラポスアーム5の上部内周端上面には、環形状(本
実施例では円環形状)をなす圧力枠6がボルト締め等の
手段により固設されており、複数個の粉砕ローラ4およ
びローラポスアーム5ならびに圧力枠6は一体的に形成
され、回転テーブル3の上面に載架される.一方、各々
のローラポス5の上部外周端はビン7およびフォークエ
ンド7aにより回転自在に連接棒8,ターンバックル9
およびシリンダロッドloaを介して、油圧シリンダ1
0に連結され、油圧シリンダ10の下端は回転ピン11
および回転座12により、ベースプレート13に連結さ
れている。
各粉砕ローラ4は、ローラ軸4aを介してローラポス5
に回転自在に軸承されており、回転テーブル3の上端外
周面にその周面を対接されているので、回転テーブルの
回転に伴って従動回転可能である. また、粉砕ローラ4と隣り合う粉砕ローラ4とが位置す
る回転テーブル3の外周部上面には、おのおの粉砕ロー
ラ4の原料噛込側に近づけた位置に粉砕ローラ4よりも
小径の補助ローラ30が配置されている。
この補助ローラ30は第2図(e)にも示すように、ケ
ーシング20に軸33によって回転自在に軸支された略
コ字状のアーム31の先端に固定されたローラ軸35に
回転自在に転支されて取り付けられている。アーム3l
の下端には油圧シリンダ32のピストンロンド32aが
軸承されて連結され、油圧シリンダ32のロッドエンド
室32bに一定圧の油圧を作用させておくことにより原
料の層の圧縮力を付与する.油圧シリンダ32の反ピス
トンロッド側の端部はケーシング20に回転自在に軸承
されている. なお、この圧縮力は油圧シリンダ32のロッドエンド室
32bに連結される油圧ラインに付設された図示してい
ない圧力調整弁によって油圧を調整することにより行な
われる。また、この油圧ラインにはアキュムレータが接
続され、油圧シリンダ32のロッドエンド室内32bは
一定圧に保たれている。油圧シリンダ32のピストンロ
ッド32aを伸縮することによりアーム31が軸33を
回転中心として回転され、補助ローラ30が上下動する
。アーム31の下部には補助ローラ30と回転テーブル
3上面との間の隙間を調整,設定する隙間調整器34が
設けられており、隙間調整器34はケーシング20に固
持され、螺子孔を突設された基台34bと、この基台3
4bの該螺子孔に螺合されて支持される螺子軸34aか
らなり、螺子軸34aの先端をアーム3lの側端部に当
接させることにより、補助ローラ30と回転テーブル3
上面との隙間を設定できるように構成されている。
なお、原料の層の圧縮力として補助ローラ30の自重で
良い場合には,油圧シリンダ30をフリーにしておく. 一方、回転テーブル3の中心部上方には、排出口22a
が開設されており、最終の精粉排出管22が接続されて
いる.また、ケーシング上方より,原料供給管l6が該
排出管22の天井壁を貫通して該排出口22a内に差し
込まれ、さらに下端部がセバレータl5の下部近傍にま
で達するように配置されている。この原料供給管16は
、排出管22を介して上部ケーシング20dに支持され
ており、この原料供給管l6の周囲には逆円錐状の筒で
形成されるセパレータ15が図示しないステーにより中
部ケーシング20bに支持されている。このセパレータ
15の上端外周上面には、流入してくる粉塵ガスに旋回
力を付与するための可動ベーン15aが円周方向に複数
個均等配置され、一端を軸受15cに軸承された軸15
bおよびハンドル15dにより回転自在に外部より調節
可能になっている。
一方、回転テーブル3の外周部下方には,ダクト18に
よって熱風発生装置との間を接続された環状の熱風通路
21が設けられ、この熱風通路21の上方には、回転テ
ーブル3とケーシング20aとの間に、内周壁14aと
外周l14bとで環状空間部14が画成されている.こ
の環状空間部14には、複数個の板状ブレード14cが
水平面に対して所要の傾斜角を保って円周に等間隔に配
列固設されている. また、熱風通路の下部には、粉砕中の異物や過負荷の際
に余剰の被粉砕物を一時的に排出させる排出シュート1
9が設置され、回転ピン19aの回りに回動自在な排出
ドア19bより取り出せる構造となっている. 一方、各補助ローラ30の噛込側には補助ローラ30へ
向かう原料層の回転テーブル下面から原料層表面までの
高さ、つまり、原料層の層厚(第2図(a)のH)を規
制するスクレーパ100が半径方向より回転方向にいく
らか傾斜方向(第2図(b).第3図(a),第3図(
b)参照)に水平に配設される(第2図(b)に示す傾
斜角θ)。実験によれば、傾斜角θは10’<θく30
°の範囲に選べば余分の原料はスムースに回転テーブル
の外周に溢流する. また、スクレーパ100の内端が形成する内接円の直径
をdとすると、回転テーブル直径Dに対して0 .1D
<d<0 .5Dの範囲に設定すると,スクレーバで排
除しきれない原料が粉砕ローラへ向かうことを避けるこ
とができるので好都合である。スクレーパ100はコネ
クティングロッド100aを介してビンサポート120
のピン支点110回りに回動できるようになっており、
他端にはピン100bにより架台140にビン支持した
油圧シリンダ130のピストンロッド130aの先端に
連結されており、ピストンロッド130aの上下動に応
じて上下動できるようになっている。
また、スクレーパ100の断面形状は第4図(a)に示
すようにストレート形以外にも、原料の流れや排除を円
滑に行なうように第4図(b)に示す先端湾曲形や第4
図(C)に示す先端丸味形とすることもできる. そして、コネクテイングロツド100aのケーシング貫
通個所には可撓性のエアシール150が設けられ、ミル
内外の気密が保持されている。
以上のように構成された本発明の竪型粉砕機の実施例の
作動について次に説明する。
原料投入用シュート16から回転テーブル3の中央部上
面へ供給された原料は回転テーブル3の遠心力をうけて
回転テーブル上を渦巻状の軌跡を描いて、予めある一定
の高さにセットされたスクレーパ100と回転テーブル
3の隙間(第2図(a)の原料層厚H)を通り抜けて補
助ローラ30へ噛み込まれ圧密されて圧密層となり、さ
らに後段に配設された粉砕ローラ4へ送られて粉砕ロー
ラ4で粉砕される.そして粉砕された粉末は、環状空間
部14より高速で上昇する。熱風により吹き上げられ、
セバレータ15まで運ばれ、セパレータl5による分級
作用により分級点以下の微粉末は排出管22で排出され
る一方、分級点以上の粗粉は再び回転テーブル3上へ戻
される.以上のような作動の繰り返しにより、粉砕機は
連続的に原料を粉砕し製品である微粉末を連続的に得る
ことができる。
ところが、操業中何らかの原因により原料性状が変化し
たり、あるいは含有水分が変化することによって原料の
被粉砕性が変化し、今までの粉砕条件(ミル型番,回転
テーブル回転数,粉砕ローラの回転テーブル面への緊張
力,ダムリング高さ,セパレー夕の分級点等)が同一で
あっても、これらの間の適正なバランスがくずれ、層厚
が増加してミル振動値が異常に高くなる現象に見舞われ
る.この場合には、第3図(a)や第3図(b)に示す
ように、適正な原料層厚H以上の流入する原料は図のG
(溢流流れ)に示すように、傾斜角θほど外側に傾斜し
たスクレーバ100によって排除され、回転テーブル3
の外周側に方向転換して溢流し、前記のとおり熱風によ
り上方へ送られる.一方、原料層厚Hまでの原料は図の
F(噛み込み流れ)に示すように従来どおりと同じ軌跡
を辿って補助ローラ30へ供給される。なお、4Aは粉
砕ローラの噛込側、4Bは粉砕ローラの下流側を示し、
符号50は粗密層、符号60は圧密層を示す。
したがって、一時的に原料層厚が増加する現象が起きて
も粉砕ローラ4へ噛み込まれる原料層厚には変化はなく
、そのため原料層の有する固有振動数には変化はないの
で振動が急激に増加することはなく、安定した運転を継
続できる。
本発明は以上の構成や作用により、ミル振動増大の原因
となる粉砕ローラヘ噛み込まれる原料層厚の増加をスク
レーバで排除できるので、ミル振動急激増加現象を阻止
できる. [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の竪型粉砕機に
おいては、常に補助ローラや粉砕ローラへ供給される原
料層厚をほぼ一定に保持できるのでミル振動の急激増加
を抑制することができ、安定的連続的運転を継続するこ
とが可能で、生産性が向上すると同時に機器の損傷事故
を防止し、装置の長寿命化を達成できるなどメインテナ
ンス性も優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例を示し、第1図は全体
概略縦断面図、第2図は粉砕部の要部拡大図で、第2図
(a)は縦断面図、第2図(b)は平面図、第2図(c
)は側面図、$3図はスクレーパと補助ローラと粉砕ロ
ーラの配置を示すもので、第3図(a)は平面配置図、
第3図(b)は第3図(a)の正面展開図、第4図はス
クレーバ断面形状を示す断面図であり、第4図(a)は
ストレート形、第4図(b)は先端湾曲形、第4図(c
)は先端丸味形を示す。 1・・・・・・竪型粉砕機、 3・・・・・・回転テー
ブル、4・・・・・・粉砕ローラ、14・・・・・・環
状空間部、20・・・・・・ケーシング、30・・・・
・・補助ローラ、32・・・・・・油圧シリンダ、 34・・・・・・隙間調整器、 100・・・・・・スクレーバ、 100a・・・コネクティングロッド、100b・・・
ピン、   110・・・・・・ビン支点、120・・
・・・・ビンサポート、 1 1 l 30・・・・・・油圧シリンダ、 30a・・・ピストンロッド、 40・・・・・・架台、   150・・・・・・エア
シール,d・・・・・・・・・内接円直径, D・・・・・・・・・回転テーブル直径,H・・・・・
・・・・原料層厚、  F・・・・・・・・・噛み込み
流れ、G・・・・・・・・・溢流流れ、 θ・・・・・・・・・スクレーパ傾斜角。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な
    粉砕ローラを配置し、回転テーブル中央部に供給した原
    料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル
    上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機にお
    いて、 前記粉砕ローラと粉砕ローラとの間の回転テーブル外周
    部上面に粉砕ローラへの噛込原料の層を周面で圧縮する
    回転自在な補助ローラを配設し、該補助ローラの原料噛
    込側に上下進退動可能なスクレーパを配設し、かつ、該
    スクレーパの上下進退動手段を備え、 該スクレーパ長手方向と回転テーブル半径方向とが交差
    する角度を回転テーブル回転方向に10゜〜30゜とな
    し、かつ、該スクレーパの最内側端が形成する内接円直
    径が回転テーブル直径の10%〜50%の範囲に設定さ
    れた 竪型粉砕機。
JP1170990A 1990-01-23 1990-01-23 竪型粉砕機 Expired - Lifetime JPH074545B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03229651A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Ube Ind Ltd 竪型粉砕機
CN105457737A (zh) * 2015-12-24 2016-04-06 河南黎明重工科技股份有限公司 一种头部为齿形的铲刀
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