JPH03216809A

JPH03216809A - 回転磁気ヘッド装置

Info

Publication number: JPH03216809A
Application number: JP1080390A
Authority: JP
Inventors: Toshiro Tsukahara; 塚原　敏郎
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1990-01-20
Filing date: 1990-01-20
Publication date: 1991-09-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、例えばビデオテープレコーダ（Ｖ’ｒＲ）
などの回転磁気ヘッド装置に関し、特Ｋ磁気ヘッドの磁
気テープの幅方向Ｋ対する高さ位置調整にかかわる。

〔従来の技術〕

第７図は例えば特開昭６３−２５８２１号分報に示され
た回転磁気ヘッド装置の要部断面図であり、ヘリカルス
キャン式磁気記録再生装置に装着される。図において、
１は回転軸、２は固定の下ドラムで、軸受６を介し回転
軸ｌｔ−支持している。３は上ドラムで、回転軸１Ｋ固
着された台座９に取付けられていて回転される。５は上
ドラム３側に支持された板ばね４１に取付けられ九磁気
ヘッドで、先端が上，下ドラム３．２の外円周からわず
か突出しており、上ドラム３によりともＫ回転される。

これにより、磁気ヘッド５は磁気テープ１３　　にしゆ
う動接触し、画儂（又は音声）信号を記録又は再生する
。

磁気ヘッド５は接続部１０，配線板１１，接続部１２　
　を経て回転側の上トランスフに接続されている。上ト
ランスフにエアギャップを介して対向する固定側の下ト
ランス８は、磁気的に結合されていて信号を相互Ｋ＠運
する。

４０は磁気ヘッド５の高さ位置（磁気テープ１３の幅方
向に対する位置）を移動調整するヘッド高さ変位手段（
以下「変位手段」と称する）、ｌ４は変位手段４０ｌＣ
制Ｉｌｌｔ流を伝える丸めの固定側の接触子、１５は接
触子１４にしゆう動接触する電極で、台座９の一部Ｋ設
けられていてともに回転される。

上記変位手段４０部は、第８図Ｋ示すように構成されて
いる。板ばね４１の上面には円筒形コイル４２が取付け
られている。４３は円筒形コイル４２の内部にエアギャ
ップを介し配された円柱形永久磁石、４４はこの永久磁
石を固着し上ドラム３の凹所３ａ内に取付けねじ４９で
取付けられたヨーク、４５はこのヨークに取付けられ永
久磁石４３Ｋ対しエアギャップを介し磁気回路を構成す
る強磁性体板である。強磁性体板４５は一端部が反ヘッ
ド側に延びて取付部４５ａを形成していて、板ばね４ｌ
をスペーサ４７と座金４８を介し取付けねじ４６により
取付けている。

板ばね４１は自由端部が可動であり、円筒形コイル４２
に制御電流を通すと永久磁石４３による磁界との電磁力
で、上下方向く変位する。これＫより板ばねも変形し，
磁気ヘッド５が高さ方向（テープ幅方向）に変位する。

〔発明が解決しようとする課題〕

磁気ヘッド５で磁気テープ１３［情報を記鎌する際、基
準信号に対して定められた位置に記録する必要がある（
例えばｖＨＥＩ規格ではＸ値で規定している）。

しかし、上記のような従来の回転磁気ヘッド装置では、
環境（温度，湿度）、寿命などで磁気ヘッド６が所定の
高さからずれていることがあり、この状態で磁気テープ
Ｋ記録すると、他の磁気記録再生装置では再生性能が低
下するという問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
念もので、磁気ヘッドで磁気テープＫ情報を記録する際
、基準信号Ｋ対し定められ九位置Ｋ記録ができ、他の磁
気記録再生装置Ｋよっても再生能が向上され、互換性の
高い回転磁気ヘッド装置を得ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

この発明にかかる回転磁気ヘッド装置は、請求項１の発
明では、磁束発生装置をドラムに対し磁気テープの巻付
け側とは反対側Ｋ配置し固定部に取付け、磁気ヘッドの
基準高さ位置く磁束発生素子を対応させ、磁気ヘッドに
発生した誘起電圧を測定し、磁気ヘッドの高さ位置を検
知し、所定位置へ調整できるようＫしたものである。

また、請求項２の発明では、磁束検出装置をドラムに対
し磁気テープの巻付け側とは反対側に配置し、固定部に
取付け、磁気ヘッドの基準高さ位置に磁束検出素子を対
応させ、磁気ヘッドＫ電流を流し、これによる磁束を測
定し、磁気ヘッドの高さ位置を検知し、所定位置へ調整
できるようにしたものである。

〔作　用〕

この発明κおける回転磁気ヘッド装置は、請求項１の発
明では、磁束発生素子による磁束により磁気ヘッドに電
圧が発生し、この出力電圧により磁気ヘッドの高さ位置
のずれを検知し、ヘッド高さ変位手段により所定位置に
移動調整する。

また、請求項２の発明では、磁気ヘッドへの検出のため
の通電による磁束を磁束検出素子で検出し、この出力電
圧Ｋより磁気ヘッドの高さ位置のずれを検知し、ヘッド
高さ変位手段により所定位置に移動調整する。

〔実施例〕

第１図はこの発明の、第１の実施例による回転磁気ヘッ
ド装置の要部断面図であり、１〜３．５〜１２，　１４
　，　１５　，　ａａ上記従来装置と同一のものである
。６ｏは下ドラム３　又はデッキベースなど固定部に取
付けられた磁束発生装置で、回転する磁気ヘッド５に対
応する高さ位置くされていて、磁束を発生する。

この磁束発生装置は第２図に示すように、上，下ドラム
３．２の磁気テープ１３が巻付けられた角度１８０（ム
ービー形の小径回転磁気ヘッド装置では約２７西の反対
側位置く配置されている。

１　８ａ　，　１８ｂ　　はガイドローラ、１９ａ，　
　１９ｂは傾斜ビン、２０はインビーダンスローラ、２
１は磁気テ一プに制御基準信号を記録，再生する▲Ｏヘ
ッドである。

磁束発生装置６０部を第３図Ｋ示す。礁束発生装置６０
には、永久磁石．電磁コイルなどからなる磁束発生素子
６１が設けられ、回転通過する磁気ヘッド５の先端に対
応させ基準高さ位置にされている。

通常、回転磁気ヘッド装置は、第２図のように、矢印方
向に１８００ｒ，　ｐ，　ｍ，で回転している。磁気ヘ
ッド５が磁気テープ１３から離れ、磁束発生装置６０の
前を通過すると、磁気ヘッド５のヘッドコイルの両端に
電圧ｅが誘起される。この電圧ｅは次式で表わされる。

８　＝Ｋ　ｌ／（ｄｔ）　　　Ｋ　：係数　　一：磁束
鎖交ａこの電圧ｅの値により、基準位置に対す磁気ヘッ
ド５の高さが検出されるようにしている。

磁気ヘッド６が磁束発生装置５０の前を通過後、その誘
起電圧ｅ値を検出し、変位手段４ｏにより磁気ヘッド５
を所定高さ位置にさせ、磁気テープ１３を走査するよう
にしている。

次Ｋ，磁気ヘッド６の高さを基準目標位置にする方法を
説明する。通常、磁気ヘッド５に誘起される電圧は、第
４図に示すようＫ，上ドラム３の回転周期ごとにあるレ
ベルを示す。磁束発生素子６１から磁気ヘッド５が遠ざ
かるＫつれて、電圧ピーク値は下がることになる。

第５図は磁気ヘッド６の高さを変化させたときの、ヘッ
ド出力電圧のピーク値の変化を示す。環境変化、寿命な
どで，磁気ヘッド５の高さ位置がｈ１に移動したとする
。このｈ１からＡ方向へ移動させた場合、ヘッド出力電
圧は下がり目標高さ位置ｈから遠ざかっていることが分
かる。次にｈｌからＢ方向へ移動させた場合、ヘッド出
力電圧が上がり、目標位ｆｉｈを通り過ぎさせて、最高
値になる目標高さ位ｉｈをみつけ、そこへ磁気ヘッド５
を位置させる。

なお、組立てにおいて、磁気ヘッド５が目標高さ位置ｈ
にあるとき、ヘッド出力電圧が最大になるように、磁束
発生素子５１の基準（目標）高さ位置を設定し調整して
おく必要がある。

′Ｍ６図はこの発明の第２の実施例による回転磁気ヘッ
ド装置を示す磁束検出装置部の断面図である。磁束検出
装置６２の外の構成は、上記第１の実施例の第１図と同
様であり、図示は略していも磁束検出装１１６２には、
磁気ヘッド．ホール素子ヘッド，磁気抵抗ヘッド（ＭＲ
ヘッド）などからなる磁束検出素子６３が設けられ、回
転通過する磁気ヘッド５の先端に対応し基準高さ位置に
されている。磁束検出装置６２は下ドラム３又はデツキ
ベースなど固定部に取付けられ、ＷＪｚ図に示すように
、上，下，ドラム３．２の磁気テープ１３が巻付けられ
た側の反対側位置に配置されている。

通常、回転ヘッド装置は、第２図のように矢印方向に１
８０Ｏｒ，　ｐ，　ｍ，　　で回転している。磁気ヘッ
ド５が磁気テープ１３から離れ磁束検出装置６２の前を
通過する前に、第１図に示す回転ヘッド装置内の下トラ
ンス８．上トランス７．配線板１１，接続部１２を介し
て、磁気ヘッド５に検出用電流を流し、先端から磁束を
出している。これを磁束検出素子６３で検出するもので
ある。

磁気ヘッド５が磁束検出装ｆｆ６２の前を通過省は、検
出用電流を止め、磁束検出素子６３の出フ竃圧により、
目標高さ位置く対する磁気ヘッド５の高さ位置のずれを
検知する。この件ずれＫ応じ変位手段４０　Ｋより磁気
ヘッド５を所定高さ位油Ｋ調整させ、磁気テープ１３　
　を走査するようにしている。

上記磁束検出素子６３は、回転する磁気ヘッド６の先端
の磁束を受け、第４図Ｋ示すものと同樟に出力電圧の変
化が生じる。

これを，上記第１の実施例で第６図により説頃した乍用
と同様Ｋして、磁気ヘッド６の高さ位置ｈ１が目標高さ
位置ｈに移＃ｌｙ４整される。

なお、磁気ヘッド５が目標高さ位１ｌｈにあるとき、磁
束検出素子６３　の出力電圧が最大になるように、あら
かじめ磁束検出素子６３基準（目標）の高さ位置を設定
し調整して訃く。

まえ、上記実施例では、回転する上ドラム３Ｋ磁気ヘッ
ド５を高さ調整可能に装着した場合を示したが、上ドラ
ムにはこの外に固定の磁気ヘッドをも取付けた場合があ
る。この場合は，可調整磁気ヘッドと固定磁気ヘッドの
高さ位置がそれぞれ検出でき、双方のずれが検知され、
所定の高さに調整することかでき、より高精度な記録，
再生がされる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、ドラムに対し磁気テ
ープの巻付け側とは反対側に、磁束発生装置を配置し、
磁気ヘッドに対向させ、磁束発生装置による磁束で磁気
ヘッドに生じた出力電圧により磁気ヘッドの高さ位置を
検出し、又は磁束発生装置の代りに磁束検出装置を配置
し、磁気ヘッドＫ検出電流を流してその磁束で磁束検出
装置に生じた出力電圧により、磁気ヘッドの高さ位置を
検出し、ヘッド高さ変位手段により所定の高さ位置に調
整するようにしたので、磁気ヘッドで磁気テープに情報
を基準信号に対し定められた位置に正確に記鎌ができ、
他の磁気記録再生装置によっても再生性能が向上され、
互換性の高い回転磁気ヘッド装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例による回転磁気ヘッド
装置の要部縦断面図、＠２図は第１図のドラム回り部分
の概略平面図、第３図は第１図の磁気ヘッドと磁束発生
装置部の拡大断面図、第４図は第３図の磁束発生装置の
磁束による磁気ヘッドの出力電圧の曲線図、第５図は第
４図の出力電圧により磁気ヘッドを目標高さ位置ｋさせ
る説明図、第６図はこの発明の第２の実施例を示す磁気
ヘッドと磁束検出装置部の拡大断面図、第７図は従来の
回転磁気ヘッド装置の要部縦断面図、第８図は第７図の
ヘッド高さ変位手段部の縦断面図である。図において、１・・・回転軸、２・・・下ドラム、３・
・・上ドラム、５・・・磁気ヘッド、１３・・・磁気テ
ープ、４０・・・ヘッド高さ変位手段、４１・・・板ば
ね、６０・・・磁束発生装置、６１・・・磁束発生素子
、６２・・・磁束検出手段、６３・・・磁束検出素子で
ある。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転する上ドラムに取付けられており、上、下ド
ラムの外円周に所定角度範囲にヘリカル状に巻付けられ
走行する磁気テープに情報を記録再生する磁気ヘッドと
、この磁気ヘッドの高さ位置を調整するヘッド高さ変位
手段とを有する回転磁気ヘッド装置において、固定部に取付けられ、上記ドラムに対し磁気テープの巻
付け側とは反対側に配置され、磁束発生素子を基準高さ
位置にし上記回転する磁気ヘッドの先端に対向させた磁
束発生装置を備え、上記磁束発生素子前を通過する磁気
ヘッドの出力電圧により磁気ヘッドの高さ位置を検出し
、上記ヘッド高さ変位手段により磁気ヘッドを所定高さ
位置に調整するようにした回転磁気ヘッド装置。
（２）回転する上ドラムに取付けられており、上、下ド
ラムの外円周に所定角度範囲にヘリカル状に巻付けられ
走行する磁気テープに情報を記録再生する磁気ヘッドと
、この磁気ヘッドの高さ位置を調整するヘッド高さ変位
手段とを有する回転磁気ヘッド装置において、固定部に取付けられ、上記ドラムに対し磁気テープの巻
付け側とは反対側に配置され、磁束検出素子を基準高さ
位置にし上記回転する磁気ヘッドの先端に対向させた磁
束検出装置を備え、上記磁束検出素子前を通過する磁気
ヘッドに検出用電流を流し、これによる磁束を受けた磁
束検出素子の出力電圧により、磁気ヘッドの高さ位置を
検出し、上記ヘッド高さ変位手段により磁気ヘッドを所
定高さ位置に調整するようにした回転磁気ヘッド装置。