JPH03216700A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH03216700A
JPH03216700A JP2010703A JP1070390A JPH03216700A JP H03216700 A JPH03216700 A JP H03216700A JP 2010703 A JP2010703 A JP 2010703A JP 1070390 A JP1070390 A JP 1070390A JP H03216700 A JPH03216700 A JP H03216700A
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JP
Japan
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digital filters
parallel
digital
filters
delay element
Prior art date
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Pending
Application number
JP2010703A
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English (en)
Inventor
Mikio Yamaguchi
幹雄 山口
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1産業上の利用分野〕 本発明は、人工的手段によって音声を出力する音声合成
装置に関し、特に、縦続接続された複数のディジタルフ
ィルタを有する音声合成装置に関する。
本発明は、たとえば、声道伝達関数なホルマントパラメ
ータを用いて表現し、縦続接続されたディジタル極回路
・零回路により、所望のスペクトルパタンを合成するホ
ルマント型合成器等に好適である。
〔従来の技術〕
第2図(A) . (B) . (C:)に、従来技術
による音声合成装置の代表的な構成例を示す。
第2図(A)は、音声波形を生成する合成回路の全体構
成を示したものである。2lは有声音源であり、声帯振
動に相当するインパルス列を生成する。22は摩擦音源
であり、声道の狭めを空気が通るときに発生する乱流に
よる雑音(ランダムノイズ)を模擬する。これらの音源
21. 22で生成された音は、23から28のフィル
タによって所望のスペクトルバタンか与えられ、合成音
声となって出力される。23から28のフィルタは声道
伝達関数を模擬するためのもので、第2図(A)では6
ヶの極回路または零回路の縦続接続で実現されている。
音源の強度やスペクトルバタンを表すホルマントパラメ
ータは、時系列に沿って音源・フィルタに与えられ音声
が合成される。
第2図(B)には極回路となる一つのディジタルフィル
タの構成を示す。30のz − 1は1サンプル時点の
遅延を意味し、通常は波形値を記憶するメモリで実現す
る。3lから33は係数であり、フィルタの中心周波数
をf、帯域幅をWとすると、で表される。ただし、Tは
サンプリング間隔である。時点nTにおける出力y (
nT)は、y(nT)=Ax(nT)+By(nT−T
)+Cy(nT−2T)−(z)で求められる。
第2図(C)には零回路となる一つのディジタルフィル
タの構成を示す。中心周波数fと帯域幅Wを与えたとき
の係数は(1)式から求まるA,B,C使つと、 で計算できる。時点nTにおける出力y (nT)は、
y(nT)=A’x(nT)+B’x(nT−T)+C
’x(nT−2T)− (4)で求められる。
〔発明が解決しようとする課題J しかしながら、上記のような従来の音声合成装置では、
上記の(2)式および(4)式から判るように、あるサ
ンプル時点におけるディジタルフィルタの出力y(nT
)は、その人力x(nT)が定まらなければ求められな
い。従って、第2図(A)のようにディジタルフィルタ
23, 24, 25, 26, 27. 28が縦続
接続されていると、全体の出力を求めるには、入力側の
フィルタ23から順番にそれぞれのフィルタの出力を計
算してゆ《必要がある。すなわち、フィルタの計算は逐
次的にしか進められない。
さて、音声合成装置を実際に制作する場合は、ディジタ
ルフィルタの計算には、DSP(DigitalSig
nal Processor:デイジタル信号処理プロ
セッサ)がよ《用いられる。DSPの一般的な構成とし
ては、乗算器と加算器を内蔵しており、並行して動作さ
せることができる。また、演算を高速化するために乗算
器と加算器を複数個内蔵したDSPもある。
DSPを用いて信号処理を行なう場合は、演算処理の並
行度を上げ、乗算器、加算器等の演算部分を休な《動作
させることが、DSPの利用効率向上の点から必要であ
る。利用効率が上がれば、同じDSPを使っても、より
複雑なディジタルフィルタの構成が可能となり、音声合
成をより精密に行なうことができる。あるいは同じディ
ジタルフィルタの構成であっても、高い利用効率でDS
Pを使う方法があれば処理能力のより低い、言い換えれ
ば、より廉価なDSPを使うことができるので、演算の
並行処理を実現することは重要な課題である。
本発明の目的は、上述の点に鑑みて、縦続接続されたデ
ィジタルフィルタの計算を並行して行なえる音声合成装
置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段J 上記目的を達成するため、本発明は、縦続接続された複
数のディジタルフィルタを有する音声合成装置において
、互いに縦続接続されたディジタルフィルタの演算を複
数のディジタルフィルタに関して並行に行なうための遅
延要素を該デイジタルフィルタ間に接続したことを特徴
とする。
〔作 用1 本発明は、縦続接続された複数のディジタルフィルタを
有する音声合成装置において、そのディジタルフィルタ
の間に遅延要素を接続したので、その遅延要素により互
いに縦続接続されたディジタルフィルタの演算を複数の
フィルタに関して並列に行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図(A)は本発明の一実施例の縦続接続されたディ
ジタルフィルタの構成を示す。1から6まではディジタ
ルフィルタの1段分を示し、7は遅延要素を示す。
遅延要素7により、ディジタルフィルタ4の入力は1サ
ンプル時点前のディジタルフィルタ3の出力となる。す
なわち、あるサンプル時点を取ってみれば、ディジタル
フィルタ4の入力は、その時点におけるディジタルフィ
ルタ3の出力を計算する前に、確定していることになる
。すなわち、ディジタルフィルタ4,5.6の計算は、
ディジタルフィルタ1,2.3の計算結果を待つ必要が
ない。よって、ディジタルフィルタ4,5.6の計算は
、デイジタルフィルタ1,2.3の計算と並行して進め
ることができる。
この並列計算の進行はたとえば、以下のようになる。
ステップ1:ディジタルフィルタ1と4の計算を並行し
て行なう。
ステップ2:ディジタルフィルタ2と5の計算を並行し
て行なう。
ステップ3:ディジタルフィルタ3と6の計算を並行し
て行なう。
なお、出力される合成音声には、本発明を用いない場合
にくらべて、遅延要素7による遅れが生ずるが、この遅
れの効果は聴覚上は無視できる。
また、遅延要素7を置く前のディジタルフィルタ1〜6
が第2図(B)で表わされる同様の極回路の場合、極回
路から信号を取り出す取り出し方により、この遅延要素
7を省くことができる。この場合の、本発明実施例での
出力信号の取り出し方を第1図(B)に示す。すなわち
、極回路を構成するディジタルフィルタの中の遅延要素
8の出力を取り出すことで、新たな遅延要素7を追加す
ることなく本発明を実施できる。この場合、本発明の実
施に際して遅延要素を構成するためにメモリを必要とし
ないので、実用上の利点が大きい。
第3図(A).(B)には、ディジタルフィルタ1〜6
の間に遅延要素を入れる箇所を増やすことで、計算の並
列度を上げることを可能にした本発明実施例の構成を示
す。第3図(A)は、2つの遅延要素41.42を使っ
た場合であり、3つのディジタルフィルタの計算を並行
に進めれば、次のように2ステップで計算を終えること
ができる。
ステップ1:ディジタルフィルタ1と3と5の計算を並
行して行なう。
ステップ2:ディジタルフィルタ2と4と6の計算を並
行して行なう。
第3図(B)は、6つの遅延要素43から47を使った
場合の本発明実施例の構成を示す。本例のように6つの
ディジタルフィルタ1〜6の計算を遅延要素を用いて並
行に進めれば、■ステップで計算を終えることができる
上述した各本発明実施例を用いれば,従来技術では並列
に計算が進められなかった縦続接続型のディジタルフィ
ルタの計算を並行して進められる。このことにより、 (a)同じDSPを使っても、より複雑なディジタルフ
ィルタの構成が可能となり、音声合成をより精密に行な
うことができる。あるいはまた(b)同じディジタルフ
ィルタの構成であっても、高い利用効率でDSPを使え
るので、処理能力のより低い、言い換えれば、より廉価
なDSPを使うことができる。
また、縦続接続型のディジタルフィルタを複数有する音
声合成装置の場合は、従来の方法でも、並行して計算を
行なえたが、本発明を用いるとより効率的に並行計算が
行なえる場合がある。第4図に例を挙げてこれを説明す
る。本例の装置は、有声音源51による波形は52から
57のディジタルフィルタを経て計算し、無声音源59
による波形は60から63のディジタルフィルタを経て
計算し、両者の足し合わせによって出力する合成音声を
計算する構成の音声合成装置である。従来の方式によれ
ば、縦続接続されたディジタルフィルタ同志は並行計算
できなかったため、一度に2つのディジタルフィルタの
並行計算ができたとしても、次の通りのステップ数を要
した。
ステップ1:ディジタルフィルタ52と60の計算を並
行して行なう。
ステップ2:ディジタルフィルタ53と61の計算を並
行して行なう。
ステップ3:ディジタルフィルタ54と62の計算を並
行して行なう。
ステップ4:ディジタルフィルタ55と63の計算を並
行して行なう。
ステップ5:ディジタルフィルタ56の計算を行なう。
ステップ6:ディジタルフィルタ57の計算を行なう。
一方、本発明実施例によれば、遅延要素58. 64に
より次の通り、より少ないステップ数で計算できる。
ステップ1:ディジタルフィルタ52と55の計算を並
行して行なう。
ステップ2:ディジタルフィルタ53と56の計算な並
行して行なう。
ステップ3:ディジタルフィルタ54と57の計算を並
行して行なう。
ステップ4:ディジタルフィルタ60と62の計算を並
行して行なう。
ステップ5:ディジタルフィルタ6lと63の計算を並
行して行なう。
さらに、音声を合成する場合は、有声音源と無声音源が
同時に励振されていることは少なく、通常はいずれか一
方の出力のみを計算することが多い。この場合、従来の
方式で並行計算を実現したとすると、片方の縦続接続デ
ィジタルフィルタの計算を止めようと思っても、不可能
である。しかし、本発明実施例による並行計算では、片
方ずつ縦続接続ディジタルフィルタの計算が進むので、
必要に応じて、片方だけで計算をすることもできる。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、縦続接続された
複数のディジタルフィルタを有する音声合成装置におい
て、そのディジタルフィルタの間に遅延要素を接続し、
その遅延要素により互いに縦続接続されたディジタルフ
ィルタの演算を複数のフィルタに関して並列に行えるよ
うにしたので、同じDSPを使ってもより複雑なディジ
タルフィルタの構成が可能となって音声合成をより精密
に行うことができ、また同じディジタルフィルタの構成
であっても高い利用効率でDSPを使えるので、処理能
力の低い廉価なDSPをも使うことができ、かつより効
率的に並行計算が行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A).(B) ,第3図(A),(B) .お
よび第4図はそれぞれ本発明の実施例の構成を示す構成
図、 第2図(A) . (B) . (C)はそれぞれ従来
例の構成な示す構成図である。 1〜6・・・ディジタルフィルタ、 7〜9・・・遅延要素、 10〜l2・・・係数、 41〜47, 58. 64・・・遅延要素、52〜5
7. 60〜63・・・ディジタルフィルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)縦続接続された複数のディジタルフィルタを有する
    音声合成装置において、 互いに縦続接続されたディジタルフィルタの演算を複数
    のディジタルフィルタに関して並行に行なうための遅延
    要素を該ディジタルフィルタ間に接続したことを特徴と
    する音声合成装置。
JP2010703A 1990-01-22 1990-01-22 音声合成装置 Pending JPH03216700A (ja)

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JP2010703A JPH03216700A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 音声合成装置

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54601A (en) * 1977-01-22 1979-01-06 Hiradastech Kiserleti Mech Lab Circuit for setting record player disk at predetermined performance starting position
JPS58168095A (ja) * 1982-03-29 1983-10-04 日本電気株式会社 音声合成装置
JPS59168578A (ja) * 1983-03-16 1984-09-22 Hitachi Ltd Fft演算方式
JPS63248217A (ja) * 1987-04-03 1988-10-14 Sony Corp Firデイジタルフイルタ

Patent Citations (4)

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