JPH03214029A - 光測定器 - Google Patents

光測定器

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JPH03214029A
JPH03214029A JP1013390A JP1013390A JPH03214029A JP H03214029 A JPH03214029 A JP H03214029A JP 1013390 A JP1013390 A JP 1013390A JP 1013390 A JP1013390 A JP 1013390A JP H03214029 A JPH03214029 A JP H03214029A
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奥井 静弘
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博 古川
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堀江 和泉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、測定対象からの光の強度を電気量に変換する
光電変換回路を有する光測定器に関する。
〔従来の技術〕
近年、光測定器、例えばコンピュータ用デイスプレィや
TVのホワイトバランスを測定する光測定器には高精度
のものが要求されている。ところが、この光測定器を構
成する光センサと該光センサの出力を増幅する増幅回路
を含む光電変換部は温度変化の影響を受は易く、このた
め要求される高精度を維持するために種々の対策が講じ
られている。
従来、−船釣な光電変換部として第12図のものがある
。同図に示すように、オペアンプOP3の反転入力端子
、非反転入力端子間には光センサPC2が接続されてい
る。また、非反転入力端子は設置され、反転入力端子は
抵抗Rf−を介して出力端子に接続されている。
第13図は、上記第12図における光電変換部の光セン
サへの入射光と出力100丁との特性線を温度をパラメ
ータにして示したものである。ここでは、温度変化に対
し、光センサの出力が負の温度係数を持っている場合に
ついて述べる。この図より、温度変化による受光部の出
力変化はLl、L2 、L3で示すようにオフセットの
レベル及び特性線の傾斜として表われる。
従来、これに対する温度補償として、サーミスタ等の感
熱素子を使用して、回路上で補正することが一般的にな
されていた。第14図はその一例を示す回路図である。
同図において、オペアンプOPの両入力端子間には光セ
〉・すPC□が接続されている。上記オペアンプOPの
出力端は次段ADC20に接続されるとともに、抵抗R
とサーミスタRTHからなる直列回路に接続されている
。また、この中点は抵抗R,を介して反転入力端子に接
続されている。
そして、上記出力VOt11はADC20でデジタルデ
ータに変換され、更にCPU30に導かれて後述する温
度補正を施された後、表示装置40に表示される。なお
、50は受光部を覆うキャップである。
上記回路において、電圧VRF及び出力■oUTは、 VRF =  (IP +IB) °Ry +vOFF
・・・・・・(1) VOUT =(R+RTH)/RTH’VRF= (R
+R7H) /RT H(− (I、 +IB) ・Rr +VOFF)・・・・・・
(2) ここで、IFは光電流、■8はオペアンプの反転入力端
子からの電流、VOFF はオペアンプのオフセット電圧 となる。
以下、従来の温度補正の方法について説明する。
(1)オフセット変化の補正 受光部をキャップ50で覆って入射光を遮ると、すなわ
ち■、=0にする(以下、リセットという)と、(1)
   (2j式は、 VRF /da+に= −IB  ・RF +VOF 
FVo v T /”’da1に= (R+R7H) 
/ R7H(−IB −Ry +VOF F ) となり、上記VouT/darkをADC20でデジタ
ルデータに変換してそのデータをCPU30内のメモリ
に記憶する。そして、光センサPC,による測定毎にこ
のデータを減算することで、補正を行う。
ところで、測定時の温度がリセット時の温度から変化し
たときは、上記 (2)式のIB s vOF Fが温
度により多少変化し、第13図に示したLl、L2、L
3のようにオフセットのレベルvOυT/darkのデ
ータが変化するため、測定時には再度前記のリセットを
して、正確なオフセットレベル変化の温度補正を行う。
(2)傾斜変化の補正 感熱素子であるサーミスタRTHは通常温度が高くなる
に従って抵抗値が減少するものである。
また、前記電圧VRFは高温になる程、第13図に示す
ようにその傾斜が小さくなる。
ところで、例えば温度50℃、20℃、−10℃のとき
の前記(2)式の(R+R7H) /RT Hが、 (R+RT H150℃)/RT H2SO℃>  (
R+RT、/20  ℃)/RTH/20 ℃>  (
R+ RT H/−10℃)/RTH/−10℃の関係
になる様、サーミスタRTHに直列、あるいは並列に抵
抗を接続することによって、上記(R+ R7H) /
 Rt Hの温度に対する変化を所望の変化率に設定す
ることが可能である。
従って、今VRFの温度変化率を1/K (T)とおく
と、抵抗値RとRTHを適当に選ぶことにより、 A−K  (T)  =  (R+RT H)  /R
T Hここで、Aは定数 が得られ、これを前記(2)式に代入すると、Vot+
r=A  −K(T)  ・ VRF=A φ K  
(T)  ・ V ′□ F  /K  (T)=A−
V 3 。
となり、■。UTは温度と無関係に一定の傾斜が得られ
る。なお、V′。、は温度とは無関係で、入射光のみに
関与する関数である。
この傾斜の温度変化を補正した状態の電圧VRFと入射
光との関係を策15図に示す。このように、上記補正に
より各特性線の傾斜が平行になる。
従って、このような補正回路を備えた光測定器では、先
ず、リセットによりオフセットのレベルVout/da
rkのデータNoを求め、次に測定時の測定レベルvo
UTのデータN1を求め、更にCPU30でN1−No
を演算することにより温度補正された測定データを求め
ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述したサーミスタの抵抗値R1の温度特性
は、 R1=Rz eIpB (1/TI −1/T2 )こ
こで、R□はT□ (K)時の抵抗値R2はT2  (
K)時の抵抗値 Bはサーミスタ定数 で示される。この場合、通常サーミスタの抵抗値の温度
特性と希望する抵抗値の特性は必ずしも一致しないため
、サーミスタと直列、並列に抵抗を接続して所望の抵抗
値の温度特性に合わせているが、サーミスタは上式の抵
抗値R2やサーミスタ定数Bが比較的大きなばらつきを
有するため、サーミスタ自体の抵抗値のばらつきが大き
くなる。
従って、正確な温度補償を行うためには、各サーミスタ
のばらつきに合った抵抗が選定されねばならないが、多
種類の抵抗を用意することは困難であるとともに、本装
置の生産作業を複雑にする。
一方、可変抵抗器を用いると、高価、かつ大型化を招く
ことになる。また、サーミスタの特性が正確に把握でき
ても全ての温度について温度補償がされるものではなく
、実際は数点程度であり、充分とは言い難い。
更に、従来の温度補正技術では、光測定器の操作者には
光電変換部の温度が不明であるために、いつリセットが
必要か分からず、従って精度の確保のため測定毎にリセ
ットが要求されるため測定作業に長時間を費やし、実用
的ではなかった。
方、光センサの温度を監視する別の温度計を配設すると
、操作者に測定毎に温度をチエツクすることが要求され
、測定作業が煩わしくなる。
ところで、出願人は上記に鑑みて、温度センサ部を光測
定系とは別に設けた光測定器を提案するとともに、オペ
アンプのオフセット電圧vOF Fが周囲温度の変化に
伴って変化することからリセット時と測定時にある程度
の温度差が生じた時の誤差分dvoU丁により測定誤差
が大きくなる点を考慮して警告を発してリセットし直し
を要求する光測定器を提案している(特願平1−180
048号)。
すなわち、本件出願の第1図を参照するとき、リセット
時のオペアンプOP1出力VIOυTとして、 ”l0UT”−IBI  ”R1+”l0FFを得、次
に、測定時の光電流IPXに対するオペアンプoP1出
力■1oUTとして、 Vz OUT =−(Ip x +Ia t ) ・R
□+V1OFF = IPX ’R1−hat  °R1+V1OFF を得られたとすると、リセット時と測定時の温度差があ
る範囲内のときはそのまま両値を減算して測定値を求め
るようにし、一方リセット時と測定時の温度差が所定の
範囲を越えたときは警告を発するようにしたものである
リセット時と測定時との温度差によるIBI、VIOF
Fの変化分をそれぞれdIB□、dv□OFFとし、V
l□g7の変化分をdVloUTとすると、 ”VIOUT=IBI  ’R1+V1OFFである。
ここで、入射光が多く光電流IPXが大きいと、VIO
UTとdVvloUTの比が小さく、dV工。。アの影
響が無視し得、一方、光電流I P X カ小さくなる
と、vloUTとdvl。
UTとの比が大きくなって、dvl。0アの影響が無視
出来なくなる点を考慮すれば、−律に所定温度差でリセ
ットを強いると許容誤差の均一性が担保されないし、ま
た該リセット操作が繁雑になり兼ねない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、得られる光電
流IPXの大小によってリセットすべき温度差を設定し
、光電流IPXの大小に拘らず、常に所定の測定精度内
での測定に好適な光測定器を提供することを目的とする 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、測定対象からの光の強度に応じた電気量を出
力する光電変換部を有する光測定器において、上記光電
変換部の温度を測定する温度センサと、上記光電変換部
のオフセット値を測定するオフセット値測定手段と、上
記オフセット値を記憶する第1のメモリと、上記オフセ
ット値測定時に上記温度センサによって得られる温度を
記憶する第2のメモリと、測定時の測定値から上記第1
のメモリに記憶されたオフセット値を減算する減算手段
と、上記光電変換部の出力に対する温度差許容巾との関
係が記憶された第3のメモリと、光電変換部の出力から
該出力に対応する上記温度差許容巾データを上記第3の
メモリから読出す手段と、上記第2のメモリに記憶され
た温度と測定時の温度との差が上記読み出した温度差許
容巾データ以上のとき警告信号を出力する警告信号発生
手段とを備えたものである。
また、温度差許容巾を光センサで得られる測定値がある
範囲内では一定になるように設定してもよい。
〔作用〕
本発明に係る光測定器によれば、予め光電変換部のオフ
セット値が測定し、記憶され、この後に測定対象につい
ての光強度の測定が行われる。
オフセット値の測定時には、オフセット値測定手段によ
って測定されたオフセット値は第1のメモリに記憶され
、このオフセット値側定時に温度センサによって得られ
た温度は第2のメモリに記憶される。かかる事前のオフ
セット値測定の後、測定対象に対する光測定が行われる
。この測定により得られた測定値は演算手段により上記
第1のメモリのオフゼット値から減算されてオフセット
補正が施される。
また、この測定時における光電変換部の出力から該出力
に対応する温度差許容巾データが読出手段により第3の
メモリから読み出される。そして、第2のメモリに記憶
されているオフセット時の温度と測定時に温度センサで
得られた温度との温度差を求め、該温度差が読み出した
上記温度差許容巾データ以上かどうかが判別される。温
度差が温度差許容巾データ以下であれば、そのまま測定
対象の受光強度が求められ、一方温度差が温度差許容巾
データ以上であれば、警告信号が発せられる。
また、請求項2記載の構成によれば、ある範囲内の測定
値に対しては等しい温度差許容巾データが読み出され、
この温度差許容巾データと、オフセット時と測定時との
温度差との大小が比較される。
〔実施例〕
本発明に係る光測定器の外観斜視図を第2図に示す。
図において、1は測定器本体、2はケーブルである。該
ケーブル2の一方端にはコネクタ3が、他端には光電変
換部4が接続されている。本体1の適所にはジャック5
が取付けられ、コネクタ3が着脱可能に接続できるよう
になされている。また、本体1の上面適所には載置台6
が形成され、不使用時に光電変換部4が載置可能になさ
れている。
第3図は第2図の■−■線断面図を示すもので、載置台
6の側断面を表わしたものである。図より分かるように
、本体1の一部に、その中心部61を除いて所定の深さ
を有する円筒孔62が形成されている。そして、この部
分に光電変換部4の、後述する先端のフード44が嵌め
込まれることにより、姿勢を安定させて載置できるよう
にしである。
第4図は光電変換部4の詳細な構成を示すもので、図(
A)は正面図、図(B)は側断面図である。
4x、4Y及び4□は波長λx1λy及びλ2の分光特
性を有する3個の、例えばシリコンフォトダイオード等
の光センサで、セルホルダー41面上で、例えば正三角
形の各頂点に配設されている。また、該セルホルダー4
1の適所、例えば中心位置には光電変換部4の温度を測
定するための温度センサ42が設けである。この温度セ
ンサ42は温度、例えば絶対温度(K)に比例した電流
を出力するものが使用されている。光電変換部4を構成
する光センサ4X s 4Y % 4z N温度センサ
42及びこれらのセンサの出力を増幅する増幅回路(不
図示)は温度差のないように熱容量の大きな金属筒内に
組み込まれており、光センサと増幅回路は同一温度とな
っている。
上記セルホルダー41の前面には入射光が各光センサ4
x、4Y%4□で均一に受光されるように拡散板43が
取付けてあり、更に該拡散板43の前面には所定長を有
するフード44が取付けである。このフード44は光セ
ンサ4x (光センサ4 Y % 4 zについても同
様である)が光電変換部4の中心位置にないために、光
電変換部4を回転させた時に光センサ4xで受光される
光量変化の発生を出来るだけ抑えるためのものである。
例えば、直径21ma+のフード44において、長さを
2.5■から15.0mmにすると、光量変化による測
定データの変化が1桁下がることを確認している。
第1図は、本発明に係る光測定器の回路図の一例を示す
もので、図中、オペアンプOP1は光電流IPXを電圧
に変換して出力し、オペアンプOP2は温度センサ10
(第4図における温度センサ42)の出力電流を電圧に
変換して出力するものである。R□、R2は各々帰還抵
抗である。
ADCll、ADC12は各オペアンプop、、oP2
のアナログ出力をデジタルデータに変換するものである
。CPU13はADCll、ADC12から送入される
測定データ、温度データ及びメモリ14に予め記憶され
た後述する各データとから上記測定データに温度補正を
施すものである。
補正後の測定値は表示部15に表示される。また、CP
U13は後述する第5図、あるいは策6図のような光電
流IPXに対する温度差許容巾との関係を換算テーブル
として、あるいは換算式として予め記憶しており、リセ
ット時と測定時の温度差が上記換算して得られた温度差
許容巾データに比して大きいときは警告信号を出力し、
表示部15にその旨を表示させ、あるいは音による警報
を発生させるようになされている。なお、キャップ16
は後述するリセット時に光センサへの入射光を遮光する
ものである。
次に、第5図〜第11図を用いて、警告動作並びにオフ
セット値変化の補正と傾斜変化の補正からなる温度補償
の方法について説明する。なお、説明は分光感度λXを
持つ光センサ4Xについて行い、他の光センサ4Y14
2については同様なため省略する。
第5図は、温度差許容巾tが段階的に設定されている場
合の関係図である。この例では光電流Ipxが0〜IP
KOの範囲でt=5℃、tpx。
〜IPXLの範囲でt=10℃、IPXI以上ではt=
15℃のように、IPXが大きくなるにつれて順次段階
的に大きな値になるように設定されている。
第6図は、許容温度中tが連続的な関数で設定されてい
る場合の関係図である。この例では、光電流IPXの変
化に対応して許容温度中tも変化し、ある点IPXOで
はt=8℃に設定されている。なお、上記第5図の場合
同様に考えて、関数の勾配は少なくとも正となる。そし
て、これらの換算内容は予めメモリ14内(以下、便宜
上メモリMOという)に記憶されている。
第7図は、警告動作の要否を説明するためのフローチャ
ートである。
jlIg図は、光センサ4xの光電流IPXと入射光の
関係を、温度をパラメータにして示した特性線図である
。箪9図は温度Toを基準にして校正したときの該温度
To (℃)からの温度差に対する光電流rpxの変化
率を表わした相対変化率図である。そして、この相対変
化率図は予めメモリ14内(以下、便宜上メモリM1と
いう)に記憶されている。
箪10図は、温度と出力電流の関係を示す温度センサ1
0の特性図である。そして、この特性図は、温度T (
’C)とADC12の出力データMTとの対照表として
予めメモリ14内(以下、便宜上メモリM2という)に
記憶されている。
(1)オフセット値変化の補正 温度センサ10の出力電流ITは■ア)IB2であり、
帰還抵抗R2を適当な値に選ぶことで、v2゜1.を無
視することができる。従って、オペアンプOP2の出力
v2゜UTは、 V20UT=  (I7+IB2)*R2+V2OFF =−IT −R2 となる。
先ず、リセット処理を行う。この時の温度をT1とする
と、温度センサ10の出力電流ITIから、オペアンプ
OP2の出力として、V20UT= ITI  °R2 を求め、この出力を更にADC12で変換してデジタル
データM71を求める。そして、これをリセット時の温
度データとしてメモリ14にデータMT工の形で記憶し
ておく。
また、このリセット時に光電変換部4にキャップ16を
被せて、この時の光センサ4xからの出力電流は0であ
るから、VloUTとして、viout=  IBI 
 ”R1+V1OFFを得、これを、ADCllで変換
して、デジタルデータNOOを求め、メモリ14に記憶
する。
次に、測定時には、キャップ16を外して通常の測定を
行う。この時、光センサ4xの光電流をIPXとすると
・vtou↑として・ V1OUT=   (Ipx+IBt)  ・R1+v
10 F F を得、これを、ADCIIで変換して、デジタルデータ
Nア、を求め、CPU13に入力する。CPU13は、 NT I  No o = Ip x −Rt  −・
=(3)の演算を実行して、オフセット補正された測定
値を求める。
ところで、光電変換部4の温度が上記T1から変化する
と、オペアンプOPt  (OF2 )のオフセット電
圧V工。、2及び漏れ電流■8□が変化し、上記のよう
にして求めた (3)式のオフセットのレベルが変化す
る。
このため、測定精度の均一化を確保すべくリセットの要
否のための警告を行うかどうかの判定を行わせる。この
警告動作について、第7図のフローチャートにより説明
する。
このフローチャートに先立っては、リセット処理を行う
際の温度T□が、前述したようにリセット時の温度デー
タとしてメモリ14に記憶されている。
さて、光電変換部4の出力をA/D変換し、そのカウン
ト値NTXが取り込まれる(ステップ#1)とともにこ
の時の温度Txが測定され、取り込まれる(ステップ#
2)。
次に、ステップ#3で、リセット時に得られているオフ
セット値N。0を差し引いた値NPXを求め、上iil
!(3)式に基づいてIPXを算出する(ステップ#4
)。
そして、CPU13は前記メモリ14内の換算内容から
、得られた光電流IPXに対応する温度差許容巾tを得
る(ステップ#5)。続いて、この温度差許容巾tと温
度差(Tx−TX)の大小関係が比較される(ステップ
#6)。
上記温度差(Tx−TX)が温度差許容巾tを越えたと
き、すなわち(TX−T□)>1のときは(ステップ#
6でYES)、測定精度が許容頻回を越えたと見なして
警告信号を出力しくステップ#7)、操作者に再度リセ
ットが必要であることを通報するようにしている。一方
、ステップ#6でNOのときは、更に、後述の傾斜変化
補正が施されて真の測定値が求められる(ステップ#8
)。
なお、説明の便宜上、温度をT、温度差許容巾をtで表
わしたが、実際の処理はメモリ14内のリセット時の温
度データMT工、測定時の検出温度を変換して得られた
温度データ(MT Xとする)及びかかる温度データと
同一基準で表わされる形で前記メモリMOに記憶された
換算温度中データを用いて比較が行われる。また、前記
第5.6図で、それらの横軸をADCIIの出力デジタ
ルデータ(N、□)の単位で表わしてもよい。
また、上記実施例では、温度差許容巾データを光電流I
PXに対応させて得るようにしているが、これに限らず
光電流rpxの変化に伴って変化する値、例えばステッ
プ#1で得られるF’J’rxやステップ#3で得られ
るI’Jpxに対応させて得るようにしてもよい。この
とき、上記NTX、NPXに対応する換算内容をメモリ
MOに記憶しておけばよい。
なお、以下にオフセット補正された測定値に傾斜変化に
よる補正を施す方法について示す。
(2)傾斜変化の補正 今、予め温度T2で入射光に対して正確な測定データが
得られるように校正が行われているとする。この校正は
、光電変換回路の出力であるアナログ信号を校正回路に
よって校正するようにしてもよいし、CPU30内でA
DC20から入力されるデジタルデータに所定の係数を
掛けるようにしてもよい。
この校正時の温度T2はメモリ14にデータMT2の形
で記憶されている。そして、リセットの結果、オフセッ
トのレベルとして%NOOが得られている。
次に、測定時に温度センサ10により得られた温度がT
a  (データMT3)であったとする。このとき、測
定時の温度はTaであるが、その測定値NT3は校正時
の温度T2における特性が加味されたものであり、温度
変化分の補正が必要である。CPU13は今回の測定時
における温度データMT3、校正時の温度データMT2
及びメモリM1の対照表から得られる相対変化率−a%
(温度T2のもの)、−b%(温度T3のもの)とから
、 Nta   Noo   (1−a/10G)/(1−
b/100)・・・・・・(4) の演算を実行する。すなわち、上記 (4)式では傾斜
変化分が加味されているため受光部4の温度依存性を排
除した測定値が求められる。しかも、この補正方法は光
センサの光電流の変化の割合に関係することなしに、高
精度の測定値が得られる。
なお、この本実施例では、光センサの温度特性として、
相対変化率を記憶するようにしたが、光電流と温度との
関係が特定可能なものであれば、記憶内容及び方法は特
に限定されるものではない。
次に、他の温度補償について説明する。この実施例は光
センサの出力電流の変化が温度の一次関数になっている
場合である。
この場合は、前実施例のように、第9図の表をそのまま
メモリに記憶する代わりに、計算式を記憶するようにし
たものである。
すなわち、第11図は温度20℃を基準にして校正した
ときの該温度20℃からの温度差に対する光電流IPX
の変化率を表わした相対変化率図で、この相対変化率γ
は、 γ=−C(T−20℃)   ・・・・・・(5)ここ
で、Cは変化率の係数 と表わされ、この (5)式はメモリに記憶されている
さて、傾斜変化の補正において、今、校正を温度T2で
行ったとする。この時の温度データMT2をメモリ14
に記憶する。
また、リセット時にキャップ16を被せて測定した測定
データから、オフセットのレベルF’Jo。
が得られ、これを記憶する。
また、上記校正は通常、室温で行われることから、この
リセット時の温度T2は20℃付近にあり、従って、上
記 (5)式は、 γ=−C(TT2)      ・・・・・・(6)と
なる。
次に、温度T3において、キャップ16を外して通常の
測定を行い、ADCllで変換してデジタルデータNT
3を求め、CPU13に入力する。
そして、CPU43は、 NT 3−No O= Ip x −Rt  ・−” 
(7)の演算を実行する。
更に、CPU13は温度センサ10により得られた温度
T3と校正時の温度T2とを、上記 (6)式に代入す
るとともに、上記 (7)式で割り算、すなわち、 (NT3  No o ) / (1−C(T3−T2
 ) )の演算を実行し、これにより傾斜変化分を加味
した測定値が求まる。
この、実施例によれば、相対変化率の係数Cの値のみを
メモリに記憶しておくだけで、温度補正が行える。
なお、以上の実施例では、温度センサとして絶対温度に
比例した電流を出力する素子で説明したが、例えばサー
ミスタを使用した場合でも、同様の補正を行うことが出
来、これによって温度センサの回路周辺に負担を掛ける
ことなく、簡単な回路構成で正確な温度を求めることが
できる。
この場合、使用するサーミスタの抵抗値と温度の関係を
求めて、予めメモリに記憶しておき、測定毎にこのメモ
リから温度を求めるようにする。
この方法によれば、サーミスタの特性にばらつきがあっ
ても、演算プログラム内の一部の定数を書き換えるだけ
で対応できるため、温度センサの周辺回路に使用される
抵抗等の値をサーミスタの特性毎に対応させる必要がな
くなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、光電変換部の温
度を測定する温度センサと、光電変換部のオフセット値
を測定するオフセット値測定手段と、上記オフセット値
を記憶する第1のメモリと、上記オフセット値測定時に
上記温度センサによって得られる温度を記憶する第2の
メモリと、測定時の測定値から上記第1のメモリに記憶
されたオフセット値を減算する減算手段と、光電変換部
の出力に対する温度差許容巾との関係が記憶された第3
のメモリと、上記光電変換部の出力から該出力に対応す
る上記温度差許容巾データを上記第3のメモリから読出
す手段と、上記第2のメモリに記憶された温度と測定時
の温度との差が上記読み出した温度差許容巾データ以上
のとき警告信号を出力する警告信号発生手段とを備え、
オフセット時の温度と測定時の温度との差が光センサの
測定値に対応する温度差許容巾以上のときは警告を行っ
て操作者に通報するようにしたので、測定毎に誤差の監
視がなされているとともに、測定値の大小に拘らず常に
誤差の許容範囲内での測定が可能となる。そして、警告
がないときは、測定値は許容誤差内に収まるものと確認
出来るので、リセット処理を行う手間が省け、測定作業
が正確、迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
5111図は本発明に係る温度補償を行う光測定器の一
例を示す回路図、第2図は光測定器の外観斜視図、第3
図は茶2図の■−■線断面図、第4図は受光部の詳細な
構成を示すもので、図(A)は正面図、図(B)は側断
面図、第5図は許容温度中tが段階的に設定されている
場合の換算内容を示す関係図、第6図は許容温度中tが
連続的な関数で設定されている場合の換算内容を示す関
係図、東7図は警告動作を説明するフローチャート、東
8図は光センサ4xの光電流IPXと入射光の関係を、
温度をパラメータにして示した特性線図、第9図は温K
 T oで校正したときの温度To(℃)からの温度差
に対する光電流IPXの変化率を表わした相対変化率図
、第10図は温度と出力電流の関係を示す温度センサ4
2の特性図、第11図は温度20℃で校正したときの温
度20℃からの温度差に対する光電流IPXの変化率を
表わした相対変化率図、第12図は温度補償を行わない
従来技術である光電変換回路を示す回路図、第13図は
第12図の回路における入射光と出力との特性線を温度
をパラメータにして示した図、第14図は従来の温度補
償回路を示す図、第15図は従来技術を説明するための
温度変化率を一定に補正した状態の電圧VRFと入射光
との関係を示す図である。 10.42・・・温度センサ、11.12・・・ADC
(アナログデジタルコンバータ)、13・・・CPU。 14・・・メモリ、15・・・表示部、16・・・キャ
ップ、op□、op2−・・オペアンプ、4x、4y、
4z・・・光センサ、R1,R2・・・帰還抵抗。 第 2 図 を 第 図 第 図 第 5 図 第 図 第 図 91度Toでn4hf乙IAI!’+Ipx’Jfi封
tイL4!  ipt′第 1゜ 図 ■□、糺封礒 第 11 図 と 20’CでjLオ各17’:Ipx/11Ea3変イ乙
率第 5 図 −IO”C 入鼾尤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、測定対象からの光の強度に応じた電気量を出力する
    光電変換部を有する光測定器において、上記光電変換部
    の温度を測定する温度センサと、上記光電変換部のオフ
    セット値を測定するオフセット値測定手段と、上記オフ
    セット値を記憶する第1のメモリと、上記オフセット値
    測定時に上記温度センサによって得られる温度を記憶す
    る第2のメモリと、測定時の測定値から上記第1のメモ
    リに記憶されたオフセット値を減算する減算手段と、上
    記光電変換部の出力に対する温度差許容巾との関係が記
    憶された第3のメモリと、上記光電変換部の出力から該
    出力に対応する上記温度差許容巾データを上記第3のメ
    モリから読出す手段と、上記第2のメモリに記憶された
    温度と測定時の温度との差が上記読み出した温度差許容
    巾データ以上のとき警告信号を出力する警告信号発生手
    段とを備えたことを特徴とする光測定器。 2、前記温度差許容巾は、光センサで得られる測定値が
    ある範囲内では一定になるように設定されていることを
    特徴とする請求項1記載の光測定器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05114860A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Harman Co Ltd センサ用a/d変換装置
JP2002202254A (ja) * 2000-10-30 2002-07-19 Dkk Toa Corp 光測定方法及び装置
JP2012526276A (ja) * 2009-05-08 2012-10-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 光の特性を検知するための回路及び方法

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