JPH0321354Y2 - - Google Patents

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JPH0321354Y2
JPH0321354Y2 JP1985082087U JP8208785U JPH0321354Y2 JP H0321354 Y2 JPH0321354 Y2 JP H0321354Y2 JP 1985082087 U JP1985082087 U JP 1985082087U JP 8208785 U JP8208785 U JP 8208785U JP H0321354 Y2 JPH0321354 Y2 JP H0321354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船舶の救命設備あるいは救命艇の艤
装品等として、または登山者の非常携行品として
水難時あるいは山岳遭難時に使用され、捜索者側
の発するレーダー等の電波あるいは投光機等の照
射光を反射して遠距離にいる遭難者の位置を捜索
者側に知らせる救難用反射器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
船舶の救命設備あるいは救命艇の艤装品等とし
て使用される従来の救難用反射器としては、フラ
ツトな金属板あるいは合成樹脂板等の板体の平滑
な表面に、電波反射率の高い金属箔等を貼つた平
面鏡型の救難用反射器や、反射面を救面状の凹面
に形成した凹面鏡型の救難用反射器が知られてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記した平面鏡型および凹面鏡型の救
難用反射器の場合には、入射されたレーダーの電
波の復路が発信源の捜索者側へ反射されるために
は、前記平面鏡型の反射器の場合には両面の反射
面に垂直な方向から、また前記凹面鏡型の反射器
の場合には、該反射器の鏡軸と平行な方向からそ
れぞれ電波が入射した場合に限られるという不都
合があつた。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、あら
ゆる角度から入射するレーダー等の電波あるいは
投光機等の照射光を効率よく反射し、入射した電
波あるいは光を、その発射源の方向に反射すると
共に、折畳んでコンパクトに収納でき、使用時に
はワンタツチで容易に使用状態に展開できる折畳
み式救難用反射器の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための手段として本考案
は、表裏両面にアルミ箔を貼着し、その外面に保
護被膜を設けた合成樹脂製基板により、少なくと
も直線状の一辺をそれぞれ有する略同一形状の6
枚の合成樹脂製基板片を形成し、これら6枚の合
成樹脂製基板片のうちの4枚を縦部材、残りの2
枚を横部材とし、前記4枚の縦部材は各縦部材の
前記直線状の一辺をそれぞれ突合せ、互いに隣接
する縦部材間の成す角度が直角となるように前記
突合せ部において折畳み可能に、かつ分離不能に
接合すると共に、これら接合された縦部材のうち
の対向する2枚には、該縦部材のそれぞれの前記
直線状の一辺に対する垂直二等分線上に、接合部
の反対側から切込みをそれぞれ形成し、前記2枚
の横部材には、該両横部材のそれぞれの直線状の
一辺に対する垂直二等分線上に、前記直線状の一
辺側から切込みをそれぞれ形成し、これら2枚の
横部材を、前記2枚の縦部材に形成された切込み
に各横部材の切込みを差込んで、これら2枚の横
部材と前記縦部材との成す角度が全て直角となる
ように分離不能に組付け、それぞれ組付けられた
縦部材の切込み形成位置を支点として両横部材が
回動することにより折畳み可能にすると共に、両
横部材が前記縦部材に対して直角となる位置にお
いて各横部材の回動を規制して固定可能としたこ
とを特徴としている。
〔作用〕
このように構成することにより、使用時には4
枚の縦部材がそれぞれ互いに直角となるように展
開すると共に、縦部材に組付けた2枚の横部材を
回動して各横部材が前記縦部材とそれぞれ直角に
接するように展開して固定具により固定する。
また、収納時あるいは携帯時には前記固定具を
外して横部材を回動し、縦部材に添わせると共に
各縦部材を接合部において折畳むと、縦部材1枚
の大きさに折畳まれる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
反射器1は、同一寸法で略同一形状に形成され
た長方形の6枚の反射板11,12,13,1
4,15,16から構成されており、説明を明確
にするため前記6枚の反射板11,12,13,
14の4枚をそれぞれ縦部材とし、反射板15,
16の2枚をそれぞれ横部材として説明する。
前記縦部材11,12,13,14および横部
材15,16は、第2図に断面を示すように両面
を平滑に形成した合成樹脂製基板Pの両面にアル
ミ箔Aをそれぞれを貼着するとともに、貼着した
アルミ箔の外面に保護被膜Fを設けたもので、前
記合成樹脂製基板Pとしては、ABS、アクリル、
ポリカーボネート等の合成樹脂板の単体を用いる
か、又は耐衝撃性の向上を図るためこれに樹脂製
織布を被覆したものを用い、また前記アルミ箔A
は厚さ7μ〜50μ、好ましくは15μ程度のものを使
用し、前記保護被膜Fとしてはポリエチレンテレ
フタレート等の透明で耐熱性(−30℃〜100℃程
度)および耐候性の優れた合成樹脂製で、厚さ
12μ程度のフイルムをラミネートするかあるいは
所望の厚さにコーテイングしたものを使用する。
そして、前記4枚の縦部材11,12,13,
14のうちの縦部材11,13と、2枚の横部材
15,16とには、それぞれの長辺の垂直二等分
線上に、一方の長辺から短辺の長さの二分の一に
相当する長さの切込み11a,13aおよび15
a,16aを予めそれぞれに形成し、前記縦部材
12,14の長辺を突合せ一直線上に配置すると
共に、縦部材11,13はそれぞれ前記切込み1
1a,13aを設けていない側の長辺を対向させ
ると共に、一直線上に配置された前記縦部材1
2,14の突合せ位置においてそれぞれ直角に接
するように配置して、前記突合せ位置において折
畳み可能に、かつ分離不能に接合してある。
これら4枚の縦部材11,12,13,14の
接合は、4枚の突合せ部において直角に隣接する
縦部材11の裏面と縦部材12の表面との合せ
目、縦部材12の裏面と縦部材13の表面との合
せ目、縦部材13の裏面と縦部材14の表面との
合せ目の3箇所を、表面に透明の保護被膜を備え
た可撓性を有するアルミ粘着テープ(図示せず)
で分離不能に貼付けてそれぞれ折畳み可能に接合
してある。
また、接合された4枚の縦部材11,12,1
3,14のうちの対向配置された前記縦部材1
1,13には、縦部材11に一方の横部材15
が、該縦部材11に形成された切込み11aに横
部材15の切込み15aを差込むことにより組付
け、この横部材15が縦部材11と直角になると
共に縦部材14および12とそれぞれ直角に接
し、また該横部材15が組付けられた前記縦部材
11に対して前記切込み11aの形成位置を支点
として該縦部材11の表裏に重なる方向へ回動可
能に取付けられ、更に、これら縦部材11と横部
材15とは、該縦部材11と横部材15との当接
位置において両者を可撓性のアルミ粘着テープ
(図示せず)で分離不能に接合し、この接合位置
を支点として横部材15を回動することにより該
横部材15の半分が縦部材11の表面に、横部材
15の残りの半分が縦部材11の裏面にそれぞれ
重なつて折畳めるようになつている。
また、前記縦部材13には他方の横部材16
が、前記縦部材11に取付けられた前記横部材1
5と同様に回動可能に組付けて、折畳み可能に、
かつ分離不能に取付けられ、展開した使用状態に
おいては、前記両横部材15,16が縦部材1
1,12,13,14とそれぞれ直角となる位置
で固定して回動を規制するように、4本の掛止脚
2aを正方形の各コーナーから互いに平行に立設
したクリツプ状の固定具2,2を、前記縦部材1
1と横部材15が直交している位置および縦部材
13を挟んで前記両横部材15,16が接してい
る位置のそれぞれの外縁側から前記各掛止脚2a
間で縦部材11と横部材15および縦部材13と
横部材16とをそれぞれ挟持して取付けられ、こ
れら縦部材11,12,13,14および横部材
15,16のそれぞれの表裏両面にフラツトに形
成された各反射面が、互いに隣接する全ての反射
面とそれぞれ直角を成すように固定されている。
以上のように構成される反射器1は、収納時あ
るいは輸送時等の非使用時には折畳んだ状態とさ
れ、その折畳み方法は、先ず固定具2,2を外し
た後、2枚の横部材15,16をそれぞれ回動し
て、横部材15は縦部材11に、横部材16は縦
部材13にそれぞれ添うように折畳まれる(第3
図参照)。次に、縦部材11,12,13,14
を接合部を中心に回動して折畳み(第4図参照)、
最終的には縦部材11の一側面に縦部材12,1
3,14が重なるように折畳む。
また、使用時には先ず、縦部材11,12,1
3,14を、それぞれ互いに直角となる位置まで
聞き(第3図参照)、次に両横部材15,16を、
該両横部材15,16が前記縦部材11,12,
14と、また縦部材13,12,14とそれぞれ
直角となる位置まで回動して展開し、固定具2に
より両横部材15,16の回動を規制して固定す
る。
展開して使用状態とした反射器1は、あらゆる
方向からのレーダー波や照射光を、隣接する三面
の反射面を一組として反射し、各反射面に対して
垂直に入射した際には一つの反射面で、傾いて入
射した際には二つまたは三つの反射面で反射し、
反射されたレーダー波あるいは照射光の復路が入
射方向に同方向となるように形成されている。
尚、本実施例においては、反射器1を構成する
各反射板として合成樹脂製基板Pを使用したが、
該合成樹脂製基板Pを発泡合成樹脂製基板として
浮力を持たせれば、水難用の反射器として使用し
た場合に、この反射器を海等に落しても浮揚し、
また水上に浮べて使用することも可能となり、こ
の反射器を多数個水上に投下してそれぞれ水上に
浮べて使用すれば、レーダー波等を反射して捜索
者側からの遭難位置発見の機会を増すことができ
る。
また、本実施例においては、各反射板に貼着し
たアルミ箔Aの外面を保護する保護被膜Fとして
ポリエチレンテレフタレート等の透明な合成樹脂
膜を用いたが、前記アルミ箔Aの表面をアルマイ
ト処理してもよく、またはアルミ箔Aの外面に衝
撃強度の強いガラス等を貼着してもよい。いずれ
にしてもアルミ箔Aの表面を前記保護被膜Fで覆
うことにより耐候性、耐食性、反射性の向上を図
ることができる。
更に、本実施例においては反射器1を展開した
際に横部材15,16を所定位置に固定する固定
具としてクリツプ状の固定具2を使用したが、こ
の固定具2の代りとして、縦部材12,14のそ
れぞれに、両縦部材12,14の横部材15,1
6と接触する位置に突起部を一体形成して固定さ
せてもよく、またピン、ホツク等の固定具により
固定するようにしてもよい。
また更に、本実施例において各反射板を長方形
に形成したが、本考案はこれに限らず、第6図に
示す如く各反射板を半円形に形成した反射器17
としてもよく、あるいは三角形等の他の形状の反
射板とすることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る折畳み式救難
用反射器は、表裏両面にアルミ箔を貼着してその
外面に保護被膜を設けた合成樹脂製基板片6枚を
折畳み可能に、かつ分離不能に組付け、各合成樹
脂製基板片の反射面が互いに直角を成すように構
成し、使用状態を固定可能としたので、あらゆる
角度から入射するレーダー等の電波あるいは投光
機等の照射光を効率よく反射し、入射した電波あ
るいは照射光を、その発射源の方向に反射すると
共に、折畳んだ際には前記合成樹脂製基板片1枚
の面積で該合成樹脂製基板片6枚重ねた厚さに収
納できるためコンパクト化が図れ、しかも各基板
片は分離可能であるため各基板片を粉失する虞は
全くなく、さらに使用時にはワンタツチで容易に
使用状態に展開できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
使用状態の反射器を示す斜視図、第2図は反射器
を構成する合成樹脂製基板片の断面図、第3図は
横部材の折畳み方法を示す斜視図、第4図は縦部
材の折畳み方法を示す斜視図、第5図は折畳まれ
た状態の反射器を示す斜視図、第6図は反射板を
半円形に形成した反射器の斜視図である。 1,17……反射器、2……固定具、2a……
掛止脚、11,12,13,14……反射板の横
部材、11a,13a……切込み、15,16…
…反射板の縦部材、15a,16a……切込み、
P……合成樹脂製基板、A……アルミ箔、F……
保護被膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏両面にアルミ箔を貼着し、その外面に保護
    被膜を設けた合成樹脂製基板により、少なくとも
    直線状の一辺をそれぞれ有する略同一形状の6枚
    の合成樹脂製基板片を形成し、これら6枚の合成
    樹脂製基板片のうちの4枚を縦部材、残りの2枚
    を横部材とし、前記4枚の縦部材は各縦部材の前
    記直線状の一辺をそれぞれ突合せ、互いに隣接す
    る縦部材間の成す角度が直角となるように前記突
    合せ部において折畳み可能に、かつ分離不能に接
    合すると共に、これら接合された縦部材のうちの
    対向する2枚には、該両縦部材のそれぞれの前記
    直線状の一辺に対する垂直二等分線上に、接合部
    の反対側から切込みをそれぞれ形成し、前記2枚
    の横部材には、該両横部材のそれぞれの直線状の
    一辺に対する垂直二等分線上に、前記直線状の一
    辺側から切込みをそれぞれ形成し、これら2枚の
    横部材を、前記2枚の縦部材に形成された切込み
    に各横部材の切込みを差込んで、これら2枚の横
    部材と前記縦部材との成す角度が全て直角となる
    ように分離不能に組付け、それぞれ組付けられた
    縦部材の切込み形成位置を支点として両横部材が
    回動することにより折畳み可能にすると共に、両
    横部材が前記縦部材に対して直角となる位置にお
    いて各横部材の回動を規制して固定可能としたこ
    とを特徴とする折畳み式救難用反射器。
JP1985082087U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0321354Y2 (ja)

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JPS61196893U JPS61196893U (ja) 1986-12-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227193A (en) * 1975-08-22 1977-03-01 Toshiba Corp Buoy

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53143543U (ja) * 1977-04-16 1978-11-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227193A (en) * 1975-08-22 1977-03-01 Toshiba Corp Buoy

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