JPH03213497A - 回転翼機のロータブレードの抗力を緩衝/弾性回復させる回転粘弾性装置と、それを備えたロータヘッド - Google Patents

回転翼機のロータブレードの抗力を緩衝/弾性回復させる回転粘弾性装置と、それを備えたロータヘッド

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JPH03213497A
JPH03213497A JP2283246A JP28324690A JPH03213497A JP H03213497 A JPH03213497 A JP H03213497A JP 2283246 A JP2283246 A JP 2283246A JP 28324690 A JP28324690 A JP 28324690A JP H03213497 A JPH03213497 A JP H03213497A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は回転翼式航空機のロータブレードの抗力を緩衝
し且つ弾性的に引き戻す装置に関するものである。
本発明は特に、変形に対して大きな抵抗を示す粘弾性材
料、例えば弾性体の周方向ズレによって作動する緩衝装
置を兼ねた回転型の弾性的引き戻し装置(緩衝兼弾性回
復装置)に関するものである。
(従来技術) 抗力を受けるロータブレードの変形に対して大きな抵抗
を示す粘弾性材料の周方向ズレによって作動する上記形
式の緩衝装置を兼ねた弾性的引き戻し装置は既に種々公
知である。回転翼機、特にヘリコプタ−用に用いられる
これらの装置は、般に、緩衝兼弾性回復装置、抗力緩衝
装置あるいは抗力装置とよばれており、抗力面内でのロ
ータブレードの運動を粘弾性材料に伝達してこの粘弾性
材料にのズレによってロータブレードの角度方向く周方
向)運動を緩衝し且つ抗力面内のニュートラル位置であ
る初期位置へロータブレードを弾性的に戻すような構造
になっている。
本出願人のフランス特許第206969号には回転翼機
のローフハブとロータブレードとの間を弾性的に緩衝す
る連結装置が記載されている。この連結装置は、弾性要
素と緩衝要素とを組み合わせたハブにロータブレードの
脚部を固定する手段を有している。この特許には、コイ
ルバネや金属製積層円錐座金のような機械的バネの作用
と、オイルを入れたシリンダ中を摺動するピストンを用
いた油圧緩衝装置の作用とを組み合わせた例の他に、第
7〜9図で、ロータブレードの抗力を弾性回復させ且つ
弾性材料のズレによって緩衝させる装置が記載されてい
る。この弾性材料は弾性が低く、変形に対して大きな抵
抗力を示す特殊な特性を有しる。この第7〜9図に示さ
れた具体例の緩衝兼弾性回復部材は、互いに平行な弾性
材料の縦長な四角形プレートと、同じく互いに平行な金
属製の縦長な四角形プレートとを交互に積層・接着した
もので構成されており、各金属製プレートはロータブレ
ードの脚部とハブとに交互に連結されていて、対応する
ロータブレードが抗力でズレた時にその縦軸線内で互い
に相対移動し、その結果、弾性材料のプレートが縦軸線
内で相互にズレて、動的緩衝とニュートラル位置へ弾性
回復が行われるようになっている。この特許にはさらに
、金属製の四角形プレートを互いに同心状に配置された
2つの管状要素に代え、これら管状要素間で粘弾性材料
を加硫させた変形例も記載されている。この装置は軸線
方向の揺動が少ないズレ装置である。
この特許の第9図に示された緩衝兼弾性回復部材は、互
いに同心状に積層された円形金属板すなわち金属ディス
クの間に挿入された弾性材料のシムの形をした粘弾性材
料層を互いに同心状に積層し、積層体の軸線方向両端の
金属ディスクが共通軸線0 の回りで相対回転運動できるように作られている。
この積層体の片側端部の金属ディスクは、ロータブレー
ドの脚部の保持軸が取付けられるハブの取付は軸受に支
持され、その反対側端部の金属ディスクは、ハブへの取
付は軸受中のロータブレード脚部を回転自在に支持した
軸上にネジ止めまたはキー止めされている。この構造で
は、粘弾性の薄いシム板のズレによって、取付は軸受に
対するロータブレードの周方向運動が緩衝され、ニュー
トラル位置へ弾性回復される。
なお、この特許の緩衝兼弾性回復部材は、ロータブレー
ドの抗力面内での回転を一定限度に制限するためのロー
タブレードをハブに取付ける単一取付は部の所で、ロー
タヘッドに直接取付けられていているので、近年開発さ
れた最新式のヘリコプタ−に装備された関節ロータの構
造に関するものではないという点に注意されたい。
最新式のヘリコプタ−に装備されている関節ロータの構
造は本出願人のフランス特許第247251号、第24
56934号、第2584995号、第1584996
号に記載れている。
フランス特許第247251号に記載のロータは、ロー
タマストと一体またはロータマストにボルト止めされた
金属製または複合材料製の剛性ハブを有し、この剛性ハ
ブには積層球形軸受を介して各ロータブレードの脚部が
連結されている。この積層球形軸受はズレ作用をする弾
性緩衝要素を有していて、周方向のピッチ運動、フラッ
ピングおよび抗力運動を可能にし、抗力弾性回復を可能
にする。ハブは外周形状が凸状多角形または円形の放射
方向に平らなプレートまたはリングの形をしており、ロ
ータ軸方向に孔が貫通している。積層球形軸受の各当接
部は番孔の外周端縁部と対応するロータブレードの脚部
と一体なフォーク状連接具の放射方向内側枝部の端部と
の間に取付けられており、抗力弾性回復をおこなわせる
弾性緩衝要素は互いに交互に積層された金属の板と変形
に対する抵抗力が大きい粘弾性材料の板とよって構成さ
れ、この積層体の一端は玉継手を介してロータブレード
の脚部に直接または対応するフォーク状連接具に接続さ
れており、その他端は、一つのロータブレードの積層球
形軸受とロータの回転方向においてその直ぐ次のロータ
ブレードの積層球形軸受との間のハブの外周部の一点に
接続されている。
一つの好ましい取付は方法では、線型緩衝作用と線型弾
性回復作用をする縦長な積層支持体上に関節結合した玉
継手の中心を一つのロータブレードの積層球形軸受とロ
ータの回転方向においてその直ぐ次のロータブレードが
各々ニュートラル位置に有る時の各ピッチ変更用縦軸線
XXの二等分線上に配置し、しかも、この中心を対応す
る積層球形軸受の中心を通るロータブレードの揺動軸の
近くに配置している。
上記特許の追加特許であるフランス特許第245693
4号に記載の剛性ハブはロータマストを伸ばした中心コ
ラムを有し、この中心コラムには上側放射板と上側放射
板が取付けられ、ロータブレードをハブに関節支持させ
る積層球形軸受の放射方向外側支持体が、これら2枚の
板の間に挿入され且つ剛性タイロッド状態でその端部に
直接固定され、3 各ロータブレードの脚部は他の剛性支持体すなわち放射
方向に配置された積層球形軸受の放射方向内側支持体に
軸受を介してと一体化されており、2つの放射方向枝部
は、積層球形軸受の放射方向外側支持体が自由に通過で
きるだけの空間を介してロータ軸方向に互いに離反して
おり、積層球形軸受の一部は上記枝部の間と上記2枚の
板の間に収容されている。この特許に記載の他の抗力対
抗部材は縦長の剛性板と粘弾性材料の層とを交互に積層
した形をしており、この抗力対抗部材の縦軸方向両端部
は玉継手を介して対応するロータブレードの軸受および
ハブの中心コラムに各々取付けられている。この場合で
も、粘弾性材料が、ロータブレードの脚部とハブとに交
互に接続された抗力対抗部材の縦長の剛性板の間で縦方
向にズレることによって、線型の緩衝作用と弾性回復作
用とが発揮される。
フランス特許第2584995号と第1584996号
に記載のロータマストとハブは互いに一体成形された単
一部材によって構成されており、この部材には4 各ロータブレード用に一つまたは2つの孔が形成されて
おり、ロータブレードをハブに取付けるための2つの放
射方向内側枝部の一つまたは両方はこの孔を横断してお
り、これら2つの枝部の放射方向内側両端部は対応する
積層球形軸受の放射方向内側支持体に剛性結合されてお
り、この積層球形軸受の少なくとも一部は一体成形され
たロータマスト/ハブの内部に収容されていて、その放
射方向外側支持体は一体成形されたロータマスト/ハブ
の外周部に固定されており、必要に応じてこの外周部は
複合材料の補強バンドによって取り巻かれており、各ロ
ータブレード用の孔または各ロータブレード用の2つの
孔の各々が上記外周部の近くに配置されている。この装
置では、各ロータブレードのニュートラル軸方向への抗
力緩衝と弾性回復が、剛性板と粘弾性材料板とを交互に
積層して構成された線型に作用する細長い対抗部材また
は同心状に配置された2つの剛性管とその間に配置され
た粘弾性材料の円筒形スリーブによって構成される対抗
部材によって行われる。この緩衝兼弾性回復対抗部材は
対応するロータブレードの回転面内で細長い構造をして
おり、その一端部は玉継手を介して対応するロータブレ
ードの脚部またはロータブレードの脚部をハブに連結す
るスリーブの形をしたフォーク状連接具に連結され、そ
の他端部は同じく玉継手を介して一体成形された管状ハ
ブに連結されている。この装置は軸方向に作動する。す
なわち、ロータブレードが抗力で周方向に運動すると、
緩衝兼弾性回復対抗部材が軸方向に接近・離反して内部
の粘弾性材料が軸線方向にズレる。
米国特許第4645423号には、ヘリコプタ−の非関
節式ロータブレードの抗力振動を緩衝するための伸縮自
在ロッドを有する装置が記載されている。
この装置では、各ロータブレードの脚部の一端が放射方
向に可撓性のある少なくとも一つのトーションアームを
介してハブに連結され、このトーションアームの放射方
向外側端部がロータブレードの脚部に剛性連結されてい
る。この装置は各ロータブレードに対して、従って、上
記の各トーションアームに対して少なくとも一つの剛性
ロッドが備えられており、この剛性ロッドは、ロータの
回転軸線に対して放射方向外側すなわち対応するロータ
ブレードに対して縦方向に、対応するロータブレードの
抗力面内でトーションアームに対して横にズレた状態で
、トーションアームの長さだけ延びている。剛性ロッド
之放射方向外側端部はトーションアームの外周端部の第
1取付は部にピボット接続されており、その内側端部は
、トーションアームに対してロータブレードの抗力面内
で横にズレた緩衝装置の外周端部にピボット接続されて
おり、この芯材の内側端部はハブに剛性連結されている
。従って、トーションアームがロータブレードの抗力面
内で曲がると剛性ロッドが放射方向に移動し、それによ
って剛性ロッドの内側端部とハブとの間に配置された緩
衝装置に反作用が生じる。この緩衝装置は剛性ロッドの
放射方向移動運動を緩衝して、トーションアームの抗力
的げに応じて取付は部が放射方向に運動できるようにな
っている。また、この取付は部の端部に一つの口7 ラドを配置し、対応するトーションアームの端部に別の
ロッドを配置し、これら2つのロッドを、剛性タイロッ
ドを用いてトーションアームから離した状態で、トーシ
ョンアームに実質的に平行に延ばすのが好ましい。この
場合、剛性タイロッドと2つのロッドの間に軸方向緩衝
体の役目をする弾性材料の継手を挿入するのが好ましい
。伸縮自在なロッドをハブに接続する主緩衝装置は少な
くとも2つの放射方向剛性プレート集合体によって構成
される放射方向に動く線型緩衝装置であり、この放射方
向剛性プレート集合体の一方はハブと一体であり、他方
は対応する伸縮自在ロッドの内側端部にピボット接続さ
れている。2つの放射方向剛性プレート集合体の各板は
互いに交互に積層され、一つの集合体の各プレートは四
角い平らな緩衝・弾性材料の面を介して他方の集合体の
少なくとも一つのプレートに接続されている。この緩衝
・弾性材料の面は一方の集合体の片側面と他方の集合体
の片側面とに接着されていて、伸縮自在ロッドが平行移
動した時に、弾性材料が縦方向に8 ズレて、対応する伸縮自在ロッドの運動を縦方向に緩衝
する。
(発明が解決しようとする課題) 最新式のヘリコプタ−では、性能を向上させるために航
空力学上の抗力を減らす研究が行われている。その結果
、ロータヘッドはできるだけコンパクトにすることが要
求されており、この小型化の要求から、ロータヘッドの
抗力緩衝兼弾性回復装置の部品の多くの使用が制限され
、寸法が制限されるようにになっている。従って、「弾
性(エラストメリック)」な形式の装置の場合には、2
枚または4枚の弾性材料のズレ層または細長い金属スリ
ーブをハブの外側すなわちハブとロータブレードの脚部
との間またはハブとロータブレードの脚部を連結するス
リーブとの間に配置すると、その表面積が相対的に大き
くなとともに、空気力学形状にならなくなり、ロータヘ
ッドの抗力バランスが悪(なるという欠点がなる。前記
の各フランス特許に記載の装置にはこうした欠点がある
しかも、公知の構造では、緩衝兼弾性回復部材の端部関
節軸受がこの緩衝兼弾性回復部材と一体になついるので
、この軸受が使用中に摩耗した場合には、緩衝兼弾性回
復部材も一緒に交換しなければならならず、従って、保
守点検コストが高くなるという欠点がある。
また、上記の各特許の装置の場合には、緩衝兼弾性回復
部材が、ロータブレードの脚部とハブとの連結がハブに
対、して実質的に平行になっているか、ハブの放射方向
に対してわずかに傾斜しているため、これらの縦長の緩
衝兼弾性回復部材の縦方向変位はロータブレードの関節
部の中心に対して小さなアーム(テコ長さ)でしか行う
ことができないため、抗力を弾性回復させる力が弱い。
そのため、ロータブレードのいわゆる一次モードの振動
値を、粘弾性材料によって与えられる緩衝係数に合った
ロータの規定速度から十分に離して、いわゆる「地面共
振(resonance−sol) 」現象が生じる危
険を無(すすことかできないとう欠点がある。換言すれ
ば、前記公知の装置の緩衝兼弾性回組部材の支持部材の
基本周波数を用いた場合には弾性回復材の半径を大きく
しなければならず、そうすると、装置の支持部材の寸法
がさらに複雑になり、さらに大型になり、コスト面で不
利になるだけでなくロータヘッドの航空力学特性が悪く
なる。
さらに、前記フランス特許では、放射プレートのハブま
たは管状のロータマスト/ハブ一体成形物をこれらと同
心なリムまたは複合構造体で補強し、ロータブレードの
抗力を緩衝・弾性回復する部材の関節玉継手を、これら
のリムまたは複合構造体に対してロータ軸に沿ってズレ
た位置で、これらのハブの外周部に保持しているので、
これらのリムまたは複合構造体と上記の玉継手をハブに
機械的に保持する手段とを一緒に用いることはことはで
きない。
本発明の目的はこれらの欠点を解決することにある。す
なわち、本発明の対象とする回転翼機のロータブレード
の抗力を緩衝/弾性回復させる装置は、変形に対して大
きな抵抗を示ず粘弾性材料1 のズレによって作動する緩衝兼弾性回復部材を有し、こ
の緩衝兼弾性回復部材はロータヘッドに簡単に取付けで
き、このロータヘッドにはロータブレードの脚部に可動
状態で固定されたフォーク状連接具と、このフォーク状
連接具の放射方向枝部の間でハブの開口部中に少なくと
も一部が収容された関節支持手段とを介して各ロータブ
レードが接続されており、上記緩衝兼弾性回復部材は少
なくとも一つの積層軸受、特に積層球形軸受を有し、こ
の積層球形軸受は、ハブと一体な放射方向外側支持体と
フォーク状連接具の2つの枝部と一体な放射方向内側支
持体との間に保持されているので、本発明の緩衝兼弾性
回復部材は、ロータヘッドの脚部をハブに連結する手段
と本発明の緩衝兼弾性回復部材との全体の表面積が小さ
くなり、ロータヘッド全体が流線形により近づいて、航
空力学特性が向上するので、従来の類似構造のロータヘ
ッドに比較してロータヘッドの抗力を小さ(することが
できる。
本発明の他の目的は、ロータヘッドへの取付け2 が容易で、保守コストが安く、特に使用時に摩耗し易い
関節玉継手の取付け・保守が容易な上記形式の装置を提
供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ロータヘッドへ取付けた際
のロータブレードの関節中心に対するアーム(てこアー
ム)を長くして、抗力弾性回復力を大きくし、それによ
ってロータブレードのいわゆる一次抗力振動モード値を
ロータの規格速度に対して十分率さな値にし、地面共振
現象が起きないようにすることができるような上記形式
の装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ハブへの機械的連結手段が
、複合材料の補強バンドまたはリムが存在した場合にも
使えるような上記形式の装置を提供することにある。
本発明の最後の目的は、上下揺動、抗力運動およびピッ
チ運動の全てに対して、好ましくは球形軸受、特にフラ
ンス特許第247251号、第2456034号、第2
584995号、第1584996号に記載の球形軸受
の中心で関節運動する構造が簡単でコストが安く、しか
もロータヘッドの他の部品の位置決めの自由度、特に、
一方のピンをピボット式ヒンジとして使用可能な着脱自
在なピンとした2本のピンでロータブレードの脚部を取
付ける場合に、その取付は位置の自由度が大きい単一の
関節軸受を有するロータヘッドに取りつけることができ
るような上記形式の装置を提供することにある。
(課題を解決する手段) 本発明の提供する回転翼機のロータブレードの抗力を緩
衝/弾性回復させる装置は、各ロータブレードが、ロー
タ軸の回りを回転駆動されるハブに連結された脚部を有
し且つロータブレードの回転面内で抗力に対するロータ
ブレードの周方向運動を可能にする少なくとも一つの関
節継手を介して上記ハブに支持されており、変形に対し
て大きな抵抗を示す粘弾性材料のズレによって作動する
緩衝兼弾性回復部材が互いに相対運動可能な2つの剛性
芯材の間に挿入されているような装置であって、その特
徴は、上記の粘弾性材料が薄い管状層の形状をしており
、この管状層の内外壁が内側芯部材の外面および外側芯
部材の内面に各々接着されており、外側芯部材は管状で
、上記内側芯部材および上記管状層と同軸に配置され且
つこれらを少なくとも部分的に取り囲んでいて、上記内
面および外面が緩衝兼弾性回復部材の軸線に対して互い
に回転同心状になっており、外側芯部材は緩衝兼弾性回
復部材のほぼ放射方向外側に向かって突出したレバーを
有し、このレバーには、第1の玉継手を介して一定長さ
の長い剛性ロッドが関節接続されており、この剛性ロッ
ドの他端部にはロータブレードの脚部を可動状態で固定
する第2の玉継手が取付けられており、内側芯部材は、
ハブによってロータ軸の回りを回転駆動され且つロータ
ブレードの脚部の運動を拘束しない支持体に、ロータブ
レードの周方向抗力運動を剛性ロッドを介してレバーお
よび外側芯部材へ伝達して、これらを緩衝兼弾性回復部
材の軸線の回りで内側芯部材に対して回転させるように
、固定されており、粘弾性材料製の薄い管状層は周方向
にズらされて5 2つの芯部材の相対運動を回転緩衝し且つこれら2つの
芯部材を抗力に対してニュートラルな位置に対応する初
期の相対位置の方向へ戻す回転弾性回復力を生じさせる
ようになっている点にある。
この装置は構造が極めて簡単で、コストが安くなり、取
付けが容易という利点があり、緩衝兼弾性回復部材は回
転粘弾性部材の性能を向上させることができ、しかも、
単一の剛性ロッドをロータブレードをハブに連結する手
段の前後に配置するだけであるので、装置全体の表面積
が小さくなる状態でハブで駆動される支持連結すること
ができるということは理解できよう。
さらに、上記の緩衝兼弾性回復部材を関節継手から分離
して剛性ロッドの両端に取付けることによって保守・点
検、特に、玉継手が摩耗した場合の交換作業コストが安
くなるということは理解できよう。
構造をさらに簡単にし且つコストをさらに下げるために
は、粘弾性材料の薄い管状層を断面が円形の円筒にし、
内外側壁にこの薄い管状層が接着3日 される剛性芯材の対応する同心表面も円筒にするのが好
ましい。
しかし、回転緩衝兼弾性回復部材の横方向安定性を上げ
るためには、内外側壁に粘弾性材料の薄い管状層が接着
される剛性芯材の対応する同心表面の少なくとも一部を
円錐にするのが好ましい。
また、内外剛性芯材の対応する実質的に同心な表面側壁
に接着される粘弾性材料の薄い管状層をこれら剛性芯材
の間で予め圧縮しておくのが好ましい。
このように粘弾性材料の薄い管状層に予め応力を加えて
おくと、剛性芯村上での弾性回復力が大きくなると同時
に回転粘弾性部材の横方向安定性が向上する。
本発明装置の上記レバーと剛性ロッドとの間の連結/解
除を容易にするためには、回転粘弾性材料の外側芯部材
から放射方向外側に突出したレバーの放射方向外側端部
に2つのジョーを形成し、これらのジョーの間に剛性ロ
ッドの第1の玉継手を挿入するのが好ましい。
この構造の場合には、好ましくは同心管状の内外剛性芯
材の間に配置される薄い管状の回転粘弾性材料の層によ
って、内側芯部材の回りでの外側芯部材の回転ガイド軸
受を形成することができ、この回転ガイド軸受で引張/
圧縮力の一部を法用することができる。
他の好ましい実施態様では、内外剛性芯材の軸線方向寸
法を実質的に同じとし、上記レバーの2つのジョーを実
質的に平らにし、互いに平行にし、回転粘弾性材料部材
の軸線に対して実質的に直角にし且つこの部材の軸線に
直角な、この部材の軸線方向寸法の中間の中間面に対し
て互いに対称にし、剛性ロッドの第1の玉継手の中心を
この中間面内におき、この第1の玉継手を回転粘弾性材
料部材の軸線に平行な軸によってレバーの軸受中に保持
するのが好ましい。このようにすることによって、剛性
ロッドと回転粘弾性材料部材の外側剛性芯材のレバーと
の間の連結は、緩衝兼弾性回復部材の内側芯部材に対し
て内側芯部材がより良い回転粘弾性を示す優れた連結と
なる。
本発明の緩衝/弾性回復装置を、その緩衝兼回転弾性回
復部材がハブに対するロータブレードの抗力運動を完全
的に止めるように取付ける場合には、回転粘弾性材料の
薄い管状層の内外壁と、この回転粘弾性材料の薄い管状
層が接着される外側芯部材の内面および内側芯部材の外
面を実質的に対称なで、軸線方向に収束する2つの円錐
面(双円錐面)とするのが好ましい。そうすることによ
って、回転粘弾性材料部材を単一の管状部材で作った場
合には得られない横方向安定性の向上が達成され、しか
も、小型化の利点も達成される。
この場合には、双円錐面形の粘弾性材料の薄い層をさら
に2つの截頭円錐台形に分けてその短辺を互いに当接さ
せ、内側芯部材も実質的に互いに対称な独立した2つの
部分に分け、その各部分を円錐台形とし、その短辺を互
いに当接させ、各部分を粘弾性材料の薄い層の対応する
各上記の部分に接着し、無加圧状態で2つの部分が互い
に軸線方向に離れた状態で対向させ、軸線方向に圧縮し
て互いに当接させる。そうすることによって、円9 錐台形面形の粘弾性材料の管状層部分に予備応力が加わ
る。
このように、芯部材と回転粘弾性材料の管状層を双円錐
面形として予備圧縮力を加えることは、粘弾性材料が芯
部材に加硫によりアンカーする力が向上し、回転粘弾性
材料部材の横方向安定性が向上する。この構造はハブに
対するロータブレードの抗力運動を完全に吸収する場合
に特に好ましい。
本発明の上記装置の製作と組立てを容易にするためには
、剛性ロッドは四角形で、その長さが調節自在になって
おり、その取付は端部に玉継手を取付け、この取付は端
部を剛性ロッドの中間部に対して着脱自在且つ軸方向に
調節自在にするのが好ましい。そうすることによって、
玉継手付きの取付は端部を交換することによって玉継手
の交換ができ、粘弾性材料部材の外側芯部材のレバーの
端部軸受と剛性ロッドをロータブレードの脚部または剛
性ロッドが固定されているハブへの連結手段取付ける第
2の玉継手との間の剛性ロッドの長0 さを必要な長さに調節することができる。
本発明はさらに本発明による上記の緩衝/回転弾性回復
装置を備えた回転翼機のロータヘッドを対象としている
本発明の対象とするこのロータヘッドは、(a)  ロ
ーフマストによってロータ軸(A)の回りを回転駆動さ
れるハブを有し、さらに、 各ロータブレードに対して、 (b)  ロータ軸の方向に互いに離反して配置された
2つの放射方向側枝部を有し且つ各ロータブレードの脚
部に可動状態に連結されたフォーク状連接具と、 (c)ハブに固定された放射方向外側支持体とフォーク
状連接具の2つの放射方向枝部との間に保持されて、ロ
ータブレードの回転面内での周方向の交互抗力運動を可
能にする少なくとも積層球形軸受によって構成される、
上記ハブの開口の内部に少なくとも一部分が収容され且
つ上記フォーク状連接具の放射方向枝部の間に収容され
たハブ上にロータブレードを関節支持するための手段と
、 (d)上記緩衝兼弾性回復部材の第1の芯材がロータブ
レードの脚部に連結され、その第2の芯材が、ハブによ
ってロータ軸の回りを回転駆動され且つロータブレード
の脚部の運動を拘束しない支持体に連結されるように、
互いに相対運動可能な2つの剛性芯材の間に挿入された
変形に対して大きな抵抗を示す粘弾性材料のズレによっ
て作動するロータブレードの抗力を緩衝し且つ弾性回復
させる部材とを有する回転翼機のロータヘッドであって
、その特徴は、上記緩衝兼弾性回復部材が前記の本発明
による緩衝兼弾性回復部材であり、前記剛性ロッドが第
2の玉継手を介してフォーク状連接具に関節接続されて
おり、前記第2の芯材は上記支持体に固定された緩衝兼
弾性回復部材の内側芯部材であり、この内側芯部材は第
1の芯材に固定されており、第1の芯材は緩衝兼弾性回
復部材の外側芯部材であり、この第1の芯材に固定され
たレバーは緩衝兼弾性回復部材の軸線および第2の玉継
手の関節中心とを通る方向に傾いていて、ロータブレー
ドの周方向抗力運動が剛性口゛ラドを介してレバーおよ
び緩衝兼弾性回復部材の外側芯部材へ伝達され、レバー
および緩衝兼弾性回復部材の外側芯部材が緩衝兼弾性回
復部材の軸線の回りを回転移動されて、粘弾性材料製の
薄い管状層が軸線の回りを周方向にズレて2つの芯材の
相対回転運動を回転緩衝し、ロータブレードの抗力に対
してニュートラルな位置に対応する初期の相対位置の方
向へ2つの芯部材に回転弾性回復力を生じさせるように
なってる点にある。
このロータヘッドが本発明による上記の抗力緩衝/回転
弾性回復装置の持つ利点をそのまま有していることは明
らかである。
このロータヘッドでは、緩衝兼弾性回復部材の内側芯部
材を、緩衝兼弾性回復部材の軸線がロータ軸とほぼ平行
になるように、緩衝兼弾性回復部材の支持体上に固定す
ることによって、本発明の緩衝兼弾性回復部材を取付け
ることができる。この配置では、粘弾性材料の管状層が
対応するロー3 タヘッドの抗力面内にほぼ含まれる剛性ロッドの移動に
よってロータ軸とほぼ平行な軸の回りでズラすことがで
きる。
この場合、第2の玉継手を対応するフォーク状連接具か
らフォーク状連接具およびロータブレードのピッチ変更
用縦軸線から横に突出させた2つのジョーの間に保持し
、さらに好ましくは、第2の玉継手の中心が上記ピッチ
変更用縦軸線を通るロータブレードの抗力面内に配置す
るのが好ましい。また、剛性ロッドの第1および第2の
玉継手の各々を、対応ず回転粘弾性材料の軸線に平行な
軸を介してレバーとフォーク状連接具上で保持し、第1
の玉継手をロータ軸に対して回転粘弾性材料の軸線の放
射方向外側にして、粘弾性材料の管状層がロータブレー
ドの関節中心に対して大きなレバーアーム(てこ長さ)
で運動するようにするのが好ましい。こうすることによ
って、抗力に対する弾性反発力が大きくなり、ロータブ
レードの抗力のいわゆる一次周波数をロータブレードの
規定回転数から遥かに離れた所にもってくることができ
、いわゆる「地面共振」現象を起こさない緩衝特性に粘
弾性材料を合わせることができる。
本発明の好ましい一実施態様では、フォーク状連接具が
中間部材がスリープ状である単一の一体部品であり、こ
のスリーブ状一体部品の両端部には、ハブにロータブレ
ードを関節支持する放射方向内側枝部と、ロータブレー
ドの脚部への連結用放射方向外側枝部とが設けられてお
り、スリープ状の単一の一体部品の、その縦軸線XXに
対して対応する緩衝兼弾性回復部材の側からは、第2の
玉継手を保持するジョーが横向きに突出しており、この
反対側からはハブへ向かって横向き且つ下側へピッチ変
更レバーが突出している。
既に述べたように、本発明のロータヘッドでは、各ロー
タブレードを関節支持する手段が積層球形軸受によって
構成され、この積層球形軸受の中心がピッチ変更軸線、
対応するロータブレードの揺動軸線および抗力軸線を通
っている。
本発明のロータヘッドは、そのハブがロータブレードの
数に対応する数の孔を有する放射方向に延びた平らな単
一の板であり、番孔は対応する積層球形軸受の一部を収
容するキャビティーを形成し、積層球形軸受の放射方向
外側支持体はこの孔の外側端縁上に固定されており、そ
の放射方向内側支持体はこの孔を自由に貫通して対応す
るフォーク状連接具の放射方向内側枝部の間を上記単一
の板の両側で互いに連結・固定しているようなロータヘ
ッドにすることができる。このロータヘッドは本出願人
のフランス特許第2427251号に記載のロータヘッ
ドに対応しているが、ロータブレードの抗力を緩衝し回
転弾性回復させる部材の構造および取付は方法は異なっ
ている。
また、本発明のロータヘッドは、そのハブがロータ軸線
方向に互いに離れた2枚の放射方向プレートによって構
成され、これら2枚の放射方向プレートの間に各ロータ
ブレードの積層球形軸受が収容し、その対応する放射方
向内側支持体が対応するフォーク状連接具の放射方向内
側枝部の間を連結し、その放射方向内側枝部は凹部を有
し且つ上記2枚の放射方向プレートの間で係合しており
、積層球形軸受の放射方向外側支持体も、フォーク状連
接具の放射方向枝部の上記凹部を貫通して、これら2枚
の放射方向プレートの放射方向端縁部の間を連結してい
るようなロータヘッドにすることもできる。このロータ
ヘッドは本出願人のフランス特許第2456034号に
記載のロータヘッドに対応しているが、ロータブレード
の抗力を緩衝し回転弾性回復させる部材の構造および取
付は方法は異なっている。
さらに、本発明のロータヘッドは、そのハブが、各ロー
タブレードに対して、対応するフォーク状連接具の放射
方向内側枝部を通すための少なくとも一つの開口部を有
する管状のロータマスト/ハブ一体部品になっており、
対応する積層球形軸受がこのロータマスト/ハブ一体部
品の内部に少なくとも部分的に収容されており、その放
射方向外側支持体がこのロータマスト/ハブ一体部品の
球形部の上に固定されており、その放射方向外側支持体
が対応するフォーク状連接具の放射方向内側枝部の間を
連結・固定しているようなロータベラ4t′ ドにすることもできる。このロータヘッドは本出願人の
フランス特許第2584995号および第258499
6号に記載のロータヘッドに対応しているが、ロータブ
レードの抗力を緩衝し回転弾性回復させる部材の構造お
よび取付は方法は異なっている。
これら本発明の各々異なるロータヘッドの実施態様の場
合には、本発明の抗力緩衝/弾性回復装置を好ましい第
1形態の取付は法、すなわち、各ロータブレードに対し
て、緩衝兼弾性回復部材の支持体と一体なこの緩衝兼弾
性回復部材の放射方向内側芯材をハブに直接固定するこ
とができる。
この第1形態の取付は法は、ロータブレードの数が少な
い、例えば3翼の場合に特に適している。
すなわち、この場合には、互いに隣接する2枚のロータ
ブレードのフォーク状連接具の間のハブの外周部に、こ
れら2枚のロータブレードの緩衝/弾性回復装置の回転
粘弾性部材の内側芯部材を固定するだけの十分な空間的
余裕がある。
この取付は方法の例は、各ロータブレードに対して、剛
性ロッドの第1の玉継手が、緩衝兼弾性8 回復部材の第1の芯材のレバー上に支持され、この第1
の玉継手の中心が実質的に揺動軸線上にあるようなロー
タヘッドの場合には特に有利である。
この場合には、対応するロータブレードの揺動運動から
ほぼ独立して抗力を緩衝/回転弾性回復するようにする
ことができる。
前記のフランス特許第2456034号に記載のロータ
ヘッドの場合には、ハブの2枚の放射プレートの放射方
向端縁部の間で、各ロータブレードと組み合わせた回転
粘弾性材料の部材すなわち緩衝兼弾性回復部材をハブの
外周部に直接取付けることができるが、前記フランス特
許第2584995号および第2584996号に記載
のロータヘッドの場合には、緩衝兼弾性回復部材をハブ
の放射方向外周部に片持ち状態で支持させることができ
る。
いずれの場合でも、回転粘弾性材料の内側芯部材が、ハ
ブの複合補強バンドの放射方向内側でハブに固定された
少なくとも一つの実質的に放射方向の支持体を介してハ
ブに固定することができる。
従って、本発明の第1の取付は法は、ハブの回りに少な
くともひとつのリブまたは複合材料の補強バンドがある
場合にも使うことができる。
本発明の第2の取付は法では、剛性ロッドの第1の玉継
手の中心と緩衝兼弾性回復部材の軸線とが、実質的にロ
ータブレードのニュートラル抗力位置でロータ軸線と対
応するロータブレードとその隣のロータブレードの各ピ
ッチ変更軸線の2等分線とを通る同一の放射方向面内に
くるように、緩衝兼弾性回復部材をハブに取付けらるこ
とかできるという利点がなる。この取付は法の場合には
ハブ上での回転粘弾性材料部材の位置は自由であり、互
いに隣接する2枚のロータブレードの間から常に横に突
出しているロータブレードのピッチ制御レバーの運動を
邪魔することはない。
しかし、本発明の好ましい第2の取付は法では、各ロー
タブレードに対する緩衝兼弾性回復部材の支持体を、ロ
ータの直ぐ近くにあるロータブレードのフォーク状連接
具によって構成して、対応する剛性ロッドが、互いに隣
接する2枚のロータブレードのフォーク状連接具を連結
するタイロツドとなるようすることができる。
この好ましい第2の取付は法は、ロータブレードの数が
比較的多い場合、例えば4翼以上の場合に特に好ましい
。すなわち、この場合にはロータブレードのフォーク状
連接具とピッチ制御レバーがハブの外周部に混み合って
存在しており、回転粘弾性材料部材をハブに取付ける余
裕がない。
この好ましい第2の取付は法では、緩衝兼弾性回復部材
の軸線が隣接するロータブレードのフォーク状連接具の
ピッチ変更軸線XXを切るように、緩衝兼弾性回復部材
をその内側芯材を介して隣接するフォーク状連接具の内
部に収容・固定するのが好ましい。
この場合には、中間部分にスリーブを有する前記のよう
な構造おフォーク状連接具を用いるのが好ましい。すな
わち、各緩衝兼弾性回復部材を、対応するフォーク状連
接具のスリーブの中間部の内部に保持し、このスリーブ
の中間部の縦軸線の片側には対応するロッドの第1の玉
継手を対応するレバーに連結させるための横方向開口を
形成し、1 このレバーを緩衝兼弾性回復部材の軸線に対して放射方
向外向き傾は且つ対応する剛性ロッドがタイロッドとし
て連結されている隣接するフォーク状連接具に向かって
横に向け、また、上記縦軸線の反対側には、このスリー
ブの中心部から外に向かって突出した2つのジョーを形
成し、これらのジョーの間に別の開口を形成し、この開
口の中には、反対側で隣接するフォーク状連接具に収容
された回転粘弾性材料部材に連結された上記ロッドの第
2の玉継手の支持軸受けを挿入するのが好ましい。
この実施例の場合には、放射方向内側枝部に続くスリー
ブ状のこれらの部分をスリーブ内部にアクセス可能なだ
け互いに離すことができ、しかも、ロータブレードの数
が多くなっても、隣りのロータブレード用のスリーブ状
部分に連結される剛性ロッドの取付けが問題なく行える
ので、回転粘弾性部材をスリーブの中間部の内部に容易
に配置することができる。
この構造では、緩衝/弾性回復装置の剛性ロッ2 ドはタイロッドとして取付けられるので、緩衝/弾性回
復用タイロッドを備えた回転翼機のロータヘッドに関す
る本出願人のフランス特許出願第8805816号に近
くなる。すなわち、この特許出願の装置では、ロータブ
レードをハブに連結するフォーク状連接具内に回転粘弾
性部材を設け、隣接するフォーク状連接具に剛性ロッド
を連結し、緩衝兼弾性回復部材の役目は前記公知の方法
で互いに平行に積層された板と粘弾性材料の板の積層体
に行っている。
しかし、本発明の装置はこのフランス特許出願第880
5816号に記載のものより、表面積が小さくなり、従
って、抗力がより小さくなるという利点がある。
本発明およびその利点は添付図面を用いた2つの実施例
に関する以下の説明からより良く理解できよう。しかし
、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
実施例 第1.2図はヘリコプタ−の3枚翼用土ロータヘッドの
概念図を示している。このロータヘッドは管状のロータ
マスト2と一体になった剛体のハブ1を有している。こ
のロータマスト/ハブ組立体は鍛造された素材から作ら
れる一体部材で構成することができるが、複合構造にす
ることもできる。
この場合には、ハブ1の所に硬化性合成樹脂を塗布・含
浸した機械的抵抗力の強い合成繊維および/または無機
繊維層を積層して作ることができる。
このロータマスト/ハブ組立体はヘリコプタ−の主変速
機の出力軸に接続されたローフマスト脚部(図示せず)
を介してロータ軸線Aの回りを回転駆動される。
第1図に示すように、ロータ軸線Aに対して回転対称な
ハブ1の中心部は、截頭円錐部1bを介してロータの管
状ロータマスト2の上端部に接続されており且つ放射方
向(ローフ軸Aに対して)に外向きに延びて実質的に円
形プレートまたはリング状の外周部ICとなっている。
この外周部ICにはロータ軸A方向に貫通した孔3が形
成されており、この孔3の中をロータの端部が貫通して
いる。図示した例では、ロータは3枚のブレードを有し
ている。第1図に示すように、番孔3は平面形状が実質
的に台形またはインゲン豆状で、ハブ1の中心部からそ
の外周部ICの所まで延び、この孔3の放射方向外側表
面はロータ軸Aと平行な血中にあり、外周部1cの放射
方向外側表面からはハブ1の外周端縁部を介して離れて
いる。ハブ1のこの外周端縁部にはハブ1の外周部IC
の放射方向外向きに開口した外周溝が形成できるだけの
十分な幅を有している。この外周溝はハブ1の上記外周
部ICとそれ以外のハブ1の外周端縁部に形成されてい
る。この外周溝中には複合材料で作られた補強バンド4
、例えば合成樹脂を含浸させた機械的抵抗力の大きな有
機および/または無機のフィラメントを単一方向に互い
に並べた帯体を積層・巻き付け、剛体化したバンドが収
容されている。上記のような構造によって、複合材料製
の補強バンド4を有するハブlとロータマスト2とによ
って構成5 される組立体は機械的抵抗力、特に遠心力に起因する引
張り力とハブ1の外周部1cに加わる曲げ応力に対する
抵抗力が極めて大きい。
番孔3の中には、各ロータブレードの積層球形軸受5 
(これ自体は公知)が収容されており、この積層球形軸
受5は孔3の上記外周端縁部上に支持されている。積層
球形軸受5は金属、例えばアルミ合金またはチタン合金
で作られた放射方向外側芯材6を含み、その放射方向内
側部分は球形凸状になっている。この放射方向外側芯材
6の放射方向外側部分には、上記孔3とハブ1の放射方
向外側面との間の区域中でハブ1の外周部1cの外周端
縁部の上下と各々係合する2つの耳部7が設けられいて
いる。また、積層球形軸受5は、上記放射方向外側芯材
6と同じ金属の放射方向内側芯材8を有しており、この
放射方向内側芯材8の放射方向外側部分は球形凹状にな
っている。積層球形軸受5の放射方向外側芯材6と放射
方向内側芯材8との間には、剛性のある金属で作られた
部分球体層と弾性体で作られた弾性層とを交互に実質的
6 に同心円状に積層した積層体9が挿入されている。
これらの放射方向外側芯材6、剛性金属の部分球体層と
弾性体層上の積層体9および放射方向内側芯材8の全体
は加硫によって一体部品となっている。この一体部品は
軸線方向の圧縮力を伝達すると同時に、積層体9の弾性
体層がズレて弾性変形することによって、放射方向外側
芯材6に対して放射方向内側芯材8が単一の回転中心の
回りを任意の方向に相対回転運動できるようになってい
る。
積層球形軸受5の放射方向外側芯材6は、孔3の所で、
対応する孔3の放射方向外側面上に当接しており、ハブ
1の外周部ICの外周端縁部を跨いでいる放射方向外側
芯材6の上記2つの耳部7はネジ10によってハブ1の
外周部ICの上記外周端縁部を跨いでいるU型金具11
の放射方向耳部12に当接・固定されている。この放射
方向耳部12は、ハブ1の外周部ICの外周端縁部の上
下で放射方向外側から放射方向内側に向かって延びて、
放射方向外側芯材6の耳部7に当接し、それにネジ10
で固定されている。従って、U型金具11と積層球形軸
受5の放射方向外側芯材6とは、ハブ1の外周端縁部と
それを取り囲んでいる複合バンド4とを取り巻いた状態
で互いに連結されている。積層球形軸受5は上記のよう
な状態でハブ1上に固定されているので、積層球形軸受
5の単一の回転中心はバンド4が存在する区域、好まし
くはロータ軸Aに直角なバンド4の中心面内に来る。
ロータブレードの各脚部は、第2図に示すように(図で
はその一つが13で示しである)、フォーク状連接具1
4を介して、ハブ1上にロータブレードを関節保持する
手段を構成する上記積層球形軸受5に接続されている。
このフォーク状連接具14は、対応するロータブレード
のピッチ変更用縦軸線xxと同心な状態でハブ1に向っ
て延びた対応するロータブレードの脚部13の端部と一
体になっている。また、このフォーク状連接具14の両
端に形成された各放射方向リンクの間の中間部分は、ロ
ータ軸Aに対して放射方向すなわち上記縦軸線XXに沿
った方向に延びたスリーブ15になっている。フォーク
状連接具14の放射方向外側端部に形成された放射方向
リンクは、ロータ軸Aに直角で且つ互いに平行な実質的
に平坦な2つの枝部16a、16bによって構成されて
おり、これら2つの枝部16a、 16bは対応するロ
ータブレードの脚部13を間に収容できるだけの距離だ
け互いに隔てられている。ロータブレードの脚部13は
、ピッチ変更用縦軸線XXおよびフォーク状連接具14
の軸線に直角な平面内でロータ軸Aおよび上記バンドの
軸線に平行で且つピッチ変更用縦軸線XXに対して互い
に対称な2本のシャツ) 17a、17bによって放射
方向リンクの2つの枝部16aと16bとの間に保持さ
れている。2本のシャツ) 17a、 17bの一方、
例えば17aは着脱自在になっているが、他方のシャツ
) 17bは放射方向リンクの枝部16aと6bおよび
ロータブレード13に形成された整合孔中に係合してい
る。着脱自在な方のシャフト17aは通常は公知の任意
の手段、例えば止金によって固定されているが、駐機時
にはこの止金を外して、着脱自在なシャフト17aを抜
くことによって、他方のシャツ) 17bを中心として
ロータブレードをその脚9 部13の所で回動して、例えばヘリコプタ−の後方へ折
り畳むことができるようになっている。フォーク状連接
具14の放射方向内側端部にも実質的に平坦な2つの枝
部18aと18bを有する放射方向リンクが形成されて
いる。上側枝部18aは上記スリーブ15の上側部分か
ら延び、下側枝部18bはこのスリーブ15の下側部分
から延びている。これら2つの枝部18a、 18bは
、上側枝部18aがハブ1および積層球形軸受5の上側
に、また、下側枝部18hがハブ1および積層球形軸受
5の下側に向がって、これらの各放射方向端部が互いに
離反するように、しかも、積層球形軸受5の積層体9お
よび放射方向外側芯材6と接触しない状態で延び、その
放射方向内側端部は3本のボルト19によって積層球形
軸受5の放射方向内側芯材8に連結されている。これら
のボルト19はロータ軸線へに並行で且つフォーク状連
接具14の縦軸線XXに直角な同一面内にあり、各ボル
ト19のロッド部は2つの枝部18a、18bの放射方
向内側端部と積層球形軸受5の放射方向内側芯材8の放
射方向内側中実部分とに形成された整合孔を貫通してお
り、各ボルト19のヘッド20は、第2図に示すように
、下側の枝部18bの下側表面から突出したボルト19
の下端ネジ部と螺合したナツト22を締付けることによ
って、上側の枝部18aの上側表面(これはロータプレ
ートの上側揺動ストッパー21を兼ねている)に当接し
ている。従って、積層球形軸受5の放射方向内側芯材8
は、この積層球形軸受5を介してフォーク状連接具14
の2つの枝部13a、 18bの放射方向内側端部を互
いに剛体に連結している。
フォーク状連接具14のスリーブ15はピッチ制御レバ
ー23と一体成形された金属、例えばアルミ合金で作ら
れている。ピッチ制御レバー23は、上記枝部18a、
18bに近い方のスリーブ15の端部からこのスリーブ
15の軸線XXの片側へ向かって横に突出し且つハブ1
の方に向かってわずかに傾斜している。このピッチ制御
レバー23の端部は関節軸受24で終わっており、この
関節軸受24には図示していない周期的運動装置に連結
されたピッチ軸受(図示せず)の上側端部が接続される
。このピッチ制御レバー23の端部にある関節軸受24
の中心は、積層球形軸受5の中心(補強バンド4の所に
有る)を通るロータプレートの揺動軸線の近くにあると
いうことは理解できよう。
また、フォーク状連接具14の下側枝部18bのロータ
マスト2近くにある端部には下側揺動ストッパー25が
一体成形されている。この下側揺動ストッパー25は下
側枝部18bの下側表面から下向きに突出し且つ同じく
この下側枝部18bと一体成形された実質的に放射方向
に延びたリブ26によって補強さている。また、下側揺
動ストッパー25の下側端部には公知構造の往復動リン
グ(図示せず)と共同作動する着脱自在な摩擦シ5−2
7が、ロータマスト2の回りで且つハブ1の下側に公知
の方法で取付けられていて、ロータブレードの下向き揺
動運動を制限している。
同様に、ロータブレードの上向き揺動運動を制限するた
めに、フォーク状連接具14の上側枝部18a上の各ス
トッパー21を図示していない遠心力作用で作動するス
トッパーを有する機構(この機構はロータマストの上部
中心に固定することができる)と共同作動させることが
できる。
本発明では、各ロータブレードと抗力を緩衝吸収し且つ
弾性回復させる装置28が組み合わされている。この衝
撃吸収/弾性回復装置28は基本的に粘弾性材料のズレ
によって回転して衝撃吸収する緩衝兼弾性回復部材29
と、剛体ロッド30とによって構成されている。緩衝兼
弾性回復部材29は、中心軸線Bに対して同心な2つの
剛性管状芯部材すなわち外側芯部材32とその内部に収
容された内側芯部材31とによって構成されている。こ
れらの芯部材31.32は粘弾性材料の薄い層を介して
互いに離されている。この粘弾性材料は変形に対して抵
抗力の大きい粘弾性のある弾性材料を放射方向に薄い厚
さに塗布し、それを内外側芯部材31.32と一緒に加
硫して形成して管状層33としたものである。金属製、
例えば鋼製の外側芯部材32の外側は上記中心軸線Bを
中心とする円形断面の円筒の一部の形状をしており、こ
の円筒の外側側部表面には2つの軸受35a、 35b
を有するレバー34が中心3 軸線Bから遠ざかる外側方向に向かって突出している。
このレバー34は外側芯部材32と一体である。
2つの軸受35a、35bは平坦且つ互いに平行で、外
側芯部材32の軸方向寸法の中間部を通る外側芯部材3
2の中間面に対して互いに対称な状態で、外側芯部材3
2の軸線に対して直角に延びている。外側芯部材32の
側部内側表面は、外側芯部材32の外側端部から中間面
に向かって収束するような、中間面に対して互いに対称
な2つの截頭円錐面となっている。内側芯部材31は外
側芯部材32と同じ軸線方向寸法と中心軸線Bを有して
いるが、例えばアルミ合金で作られおり、緩衝兼弾性回
復部材29の中間面に対して互いに対称な2つの互いに
分離された円筒状部材31a、31bによって構成され
ている。各円筒状部材31a、31bの横側外表面は截
頭円錐形をしており、この截頭円錐の短辺は外側芯部材
32の截頭円錐面の短辺に対応し、この截頭円錐の傾斜
角度は外側芯部材32の内側截頭円錐面の傾斜に対応し
ている。各円筒状部材31a、 31bは軸線方向に延
びた放射方向厚さの薄い短いスリ4 −ブ36によって構成されて、互いに対向している。
内側芯部材31の軸線方向両端部には相対的に厚さの厚
い放射方向蓋部37が形成されており、各放射方向蓋部
37には互いに同軸な中心整合孔38が形成されている
。弾性材料よりなる上記管状層33は、緩衝兼弾性回復
部材29の中間面に対して対称な2つの截頭円錐(双円
錐)層33a、 33bによって構成され、その各々が
外側芯部材32の截頭円錐状内側横部表面と内側芯部材
31の截頭円錐状内側横部表面との間で加硫されている
各円筒状部材31a、 31bは、ハブ1に緩衝兼弾性
回復部材29を取付ける前の状態では軸線方向に互いに
一定の遊びを介して離れているが、取付けた状態では互
いに当接して、弾性体に予備応力を与えるようになって
いる。この予備応力は緩衝兼弾性回復部材29の取付は
時に与えられる。すなわち、上記遊びを考慮して弾性体
を塗布した後、内側芯部材31の各円筒状部材31a、
31bを互いに当接させて両方の円筒状部材31a、3
1bの間に存在した軸方向の初期遊びを無くすことによ
って弾性体に予備応力が付与され、この予備応力は内側
芯部材31をハブ1に連結することによって維持される
。すなわち、以下で述べるように、円筒状部材31、a
、 31bを軸線方向に互いにボルト止めして、当接さ
せることによって維持される。すなわち、円筒状部材3
1a、 31bを固定し且つ上記予備応力を維持するた
めに、各円筒状部材31a、31bに、緩衝兼弾性回復
部材29の周方向に均一に分布した5つのボアを形成す
る。このボアは上記放射方向蓋部37を貫通して各円筒
状部材31a、 31bのスリーブ36の内側にある中
心空間中に開口している。
両方の円筒状部材31a、31bの各ボアは互いに整合
していて、以下で述べるように、5本の軸方向固定ボル
ト39を両方の円筒状部材31a、31bに挿入できる
ようになっている。
上記の剛性ロッド30は長さが調節可能な一定長さのロ
ッドで、四角形または円筒形の管状中間体40を有し、
この管状中間体40の両端部には、軸方向長さが調節可
能な状態で、玉継手43.44を備えた取付は金具41
.42のネジ付きロッドが挿入・螺合している。各取付
は金具41.42は、取付は金具41.42の上記ネジ
付きロッドと螺合した調節ナツト45.46を管状中間
体40に対して締め付けることよっての軸線方向の任意
の位置に固定することができる。
この剛性ロッド30は、取付は金具41の玉継手43を
上記レバー34の2つの軸受35a、35bの間に挿入
し、緩衝兼弾性回復部材29の軸線Bと平行な軸線を有
するネジ/ナツト組立体で構成されるピボット47を挿
入することによって、回転弾性回復部材29の外側芯部
材32に関節接続されている。従って、取付は金具41
の中心は緩衝兼弾性回復部材29の中間面中にある。
各フォーク状連接具14と組み合わされ上記構造を有す
る#r撃膜吸収/弾性回復装置28下記のようにしてロ
ータヘッドに取付けられている。すなわち、剛性ロッド
30は、スリーブ15の縦軸線XXに対して上記ピッチ
制御レバー23とは反対側から横方向に突出した2つジ
ョーの軸受49a、 49bの間で、取付は金具42の
玉継手44を介してフォーク状7 連接具14に関節接続されている。この玉継手44はシ
ャフト17a、 17bに平行な軸線を有するネジ/ナ
ツト組立体によって構成されるピボット48によって保
持されている。第3図に示すように、上記軸受49a、
49bのジョーは平坦且つ互いに平行で、スリーブ15
と一体成形されており、ロータブレードの旋回面、従っ
てフォーク状連接具14の旋回面の両側で互いに対称に
なっている。このロータブレードの旋回面はロータブレ
ードの回転面に対応し、その縦軸線Xxとロータブレー
ドの揺動軸線とによって規定される。このロータブレー
ドの揺動軸線は上記縦軸線xxおよび積層球形軸受5の
回転中心を通るロータ軸Aに対して直角である。
なお上記回転中心は上記縦軸線Xx上且つ補強バンド5
中にある。従って、玉継手44の中心を実質的にロータ
ブレードの旋回面内に維持することができる。
衝撃吸収/弾性回復装置28の回転弾性回復部材29は
、内側芯部材31を介してハブ1の外周部ICに片持ち
状態で固定されている。すなわち、緩衝兼8 弾性回復部材29は、一つのロータブレードのフォーク
状連接具14に対応する積層球形軸受5が収容されてい
る孔3とこのロータブレードの隣りのロータブレードの
フォーク状連接具14に対応する積層球形軸受5が収容
されている孔3との間のハブ1の外周部ICの区域から
横方向外向きに且つロータブレードの軸線XXに対して
衝撃吸収/弾性回復装置28の管状中間体40の端部の
玉継手44を備えた関節軸受49a、 49bと同じ同
じ側に突出している。この場合、緩衝兼弾性回復部材2
9は/SSi2跨ぐU金具、実際には2本の放射方向フ
ランジ50a50bを用いてハブ1に固定される。これ
らの放射方向フランジ50a、 50bは互いに反対方
向に湾曲し且つリブが付けられていて、ハブ1の外周部
ICの中間面に対して実質的に対称に取付けられており
且つロータブレードの旋回面とほぼ一致している。これ
ら上下の放射方向フランジ5Qa、 50bの放射方向
内側部分はロータ軸Aに対して周方向に幅が広がってお
り且つ放射方向にリブが付いている。第2図に示すよう
に、各放射方向フランジ50a  50bの放射方向内
側部分はハブ1の外周部ICの上側表面および下側表面
の所まで延びて、ロータ軸Aに平行な軸線を有する2本
のボルト51によってハブ1に直接固定されている。こ
のボルト51は、補強バンド4の放射方向内側でハブ1
の外周部ICを貫通している。一方、各放射方向フラン
ジ50a、50bの丸くなった放射方向外側部分は片方
の内側芯部材31aの上側表面上と、他方の内側芯部材
31bの下側表面上まで延びていると同時に、内側芯部
材31a、 31bに形成された孔38と同じ直径の中
心孔と、内側芯部材31a、 31bに挿入されるボル
ト39の整合孔と整合した5つの孔とを有している。こ
れら各放射方向フランジ5Qa、 50bの放射方向外
側部分は、内側芯部材31a、31bとこれら放射方向
フランジ50a、 50bとに形成された上記整合孔に
挿入されたボルト39と、下側の放射方向フランジ50
bから突出したボルト39のネジ付き下端部と螺合した
ナツトとによって、互いに軸線方向に締め付は保持され
る。なお、緩衝兼弾性回復部材29を取り付ける際には
、先ずボルト39を用いて放射方向フランジ50a、 
50bを内側芯部材31a、31bに締め付け、その後
、ボルト51を用いてハブ1に固定することによって、
緩衝兼弾性回復部材29をハブ1に対して着脱が容易に
なる。また、2つの内側芯部材31a、3111はボル
ト39によって軸線方向に互いに当接した状態で圧縮さ
れ、使用時には前記の2つの円錐台形の内側芯部材が形
成され、前記の管状層33は予備圧縮応力が加えられた
状態に維持される。粘弾性材料で作られたこの管状層3
3の放射方向厚さは比較的薄いので、この管状層33は
、この管状層33が緩衝兼弾性回復部材29の軸線Bを
中心として周方向に回転された際に、内側芯部材31の
回りを外側芯部材32が回転運動するのを案内する軸受
の役目をし且つ引張り/圧縮剪断応力に対して抵抗する
。さらに、内側芯部材31と外側芯部材32とに弾性材
料がアンカーされているので、弾性材料内での予備圧縮
応力が大きくなり、しかも、内側芯部材31と外側芯部
材32が2つの円錐台形を合わせた形状をしているので
、緩衝兼弾性回復部材29の横方向の安定性が向上する
緩衝兼弾性回復部材29はその軸線Bがロータ軸線Aと
並行となるようにハブ1に片持ち支持されており、その
横方向中心横断面および玉継手43の中心はロータプレ
ートの旋回面内にある。また、緩衝兼弾性回復部材29
の両側の互いに隣接する2枚のロータプレートがニュー
トラルな旋回位置にある場合には、緩衝兼弾性回復部材
29の軸線Bおよび玉継手43の中心は、これら互いに
隣接した2枚のロータブレードの各軸線X、xの二等分
線とロータ軸線Aとを通る放射面内にあり、玉継手43
の中心はロータ軸線Aに対して緩衝兼弾性回復部材29
の軸線Bの放射方向外側にあり、しかも、対応する剛性
ロッド30が関節結合しているフォーク状連接具14に
連結されたロータブレードの前記揺動軸線の近くで且つ
このフォーク状連接具14の軸線Xxに対してこのフォ
ーク状連接具14のピッチ制御レバー23の端部の関節
軸受24とは反対側にある。
従って、軸受49a、 49bをフォーク状連接具14
の放射方向外側部分にある枝部16a、 16bに取付
け2 場合でも、各剛性ロッド30の玉継手43.44の中心
を通る線は、対応するフォーク状連接具14の軸線XX
に対して大きく傾いており、また、第1図に示す例では
、剛性ロッド30は玉継手43の中心および緩衝兼弾性
回復部材29の軸線Bを通る線よりも放射方向外側にあ
り且つ玉継手43の中心と緩衝兼弾性回復部材29の軸
線Bとを通る放射直線に対してほぼ直角になっている。
この玉継手43はロータ軸線Aに対して外側芯部材32
から放射方向外側に突出しているレバー34上に支持さ
れている。
従って、各ロータブレードとそのフォーク状連接具14
がロータの回転方向に対してロータの旋回面内で前後に
角度を変える運動をすると、剛性ロフト30は、対応す
る積層球形軸受5の単一回転中心を通るロータブレード
の旋回軸に対する大きなレバーアームとなって引張られ
るか、圧縮される。
それによって剛性ロッド30が玉継手43を介して対応
ずレバー43と緩衝兼弾性回復部材29の外側芯部材3
2とを、ハブ1に対して固定されている内側芯部材31
の回りで何れかの方向に回転駆動する。その結果、弾性
材料の管状層33は緩衝兼弾性回復部材29の軸線Bの
回りを周方向にズレる。従って、この弾性材料の管状層
33は内側芯部材31の回りの初期位置(すなわち、弾
性体に剪断変形力が加わらず、対応するロータブレード
およびフォーク状連接具14がニュートラルな旋回位置
にある状態)の方向へ戻すような大きな回転力を外側芯
部材32を加える。従って、ロータが停止・静止した時
には全てのロータブレードはニュートラル位置を取り、
大きな偏心が生じるのが避けられる。また、弾性材料の
管状層33は変形にたいする抵抗力が大きいので、緩衝
兼弾性回復部材29の軸線Bの回りでの内側芯部材31
と外側芯部材32の相対回転運動、従ってロータブレー
ドの旋回運動に対する衝撃吸収能力が太い。
緩衝兼弾性回復部材29が結合されているレバーはロー
タブレードの関節点に対して旋回方向に大きなアームで
連結されているので、緩衝兼弾性回復部材29の弾性戻
し力は十分大きく、ロータブレードの旋回時の一次振動
モードをロータ回転の通常の角速度の半分、さらには、
それ以下の値まで減らずことができ、地面が共振するよ
うな振動現象が起きるのを防止することができる。
本発明のロータヘッド上で旋回ロータブレードと組合わ
せた各緩衝兼弾性回復部材29は回転粘弾性部材の役目
をする部材である。すなわち、この緩衝兼弾性回復部材
29は各芯部材の相対回転によって互いに同軸な2つの
管状芯部材の間に加硫された粘弾性のある弾性材料の管
状層が周方向にズレ、ロータブレードをその軸線Bの回
りを回転させることによって衝撃吸収および弾性回復作
用をする。この緩衝兼弾性回復部材29は構造が極めて
簡単であるので製作コストが安くなり、小型化でき、内
側芯部材31に固定された固定用の放射方向フランジ5
0a、 50bを用いて隣接する2枚のロータブレード
の間のハブ1の外周部ICの区域に極めて簡単に取付け
ることができ、この放射方向フランジ5Qa、 50b
は構造が簡単であり、緩衝兼弾性回復部材29の組み立
て時に容易に取付けして、補強バンド4を有するハブ1
に簡単に取付けることが5 できる。また、緩衝兼弾性回復部材29の外側芯部材3
2は、前記レバー34および剛性ロッド30を介して、
玉継手43.44を両端に有する対応するロータブレー
ドのフォーク状連接具14に容易に取付けることができ
、摩耗時には緩衝兼弾性回復部材29を外さずに剛性ロ
ッド30の着脱自在な取付は金具41.42を交換する
ことによって容易に交換することができる。また、対応
するロータブレードを軸線17hの回りで回動する場合
には、緩衝兼弾性回復部材29を外す必要はない。また
、緩衝兼弾性回復部材29の全ての部材は対応するロー
タブレードの旋回面とほぼ同心であるので、玉継手43
の中心はほぼこのロータブレードの揺動軸線上にあるの
で、緩衝兼弾性回復部材29の機能はロータブレードの
揺動運動とは実質的に独立しておりまず。
また、小型の単一剛性ロッド30を対応するフォーク状
連接具14のスリーブ15の前または後に配置するだけ
であるので、剛性ロッド30のスリーブ15全体の表面
積を小さくでき、第3図に示すように旋回面内でのスリ
ーブ15の断面を卵型にしてスリg −ブ15を平らにすることができ、それによってロータ
ヘッドを流線形に近すけて、ロータヘッド全体の空気抵
抗を減らすことができ、ラグを流線形にしないハブのC
xSの5〜10%、従って、ヘリコプタ−全体の動的ラ
グの1〜2%にすることができる。
第4.5図に示す4枚翼用ロータヘッドは第1〜3図に
示した実施例のヘリコプタ−の主ロータと実質的に同じ
であり、各部材とその特徴は第1〜3図に示した実施例
のものと同じであるので詳細は省略し、第1〜3図に示
した実施例と第4〜6図に示した第2実施例で基本的に
相違するもののみについて以下説明する。
この第2実施例のハブ61もロータマストと一体成形さ
れており、その回りには補強バンド64が巻付けられて
おり、孔63の数が3つから4つになった以外は第し〜
3図に示した実施例と同じである。
番孔63の中には第1〜3図に示した実施例と同様に積
層球形軸受5が収容され、この積層球形軸受5は、放射
方向外側芯材6を介して孔63の外側端縁上の対応する
ハブ61の外周部上に、ネジ10とIJ型全金具11用
いて固定されている。同様に、この積層球形軸受5の放
射方向内側芯材8も、ハブ61にロータブレードを取り
つけるためのフォーク状連接具74の中間スリーブ75
のハブ61側の放射方向リンクを形成する上側枝部78
1]と下側枝部部78bの放射方向内側端部の間に、ボ
ルト19とナツト22によって固定されている。フォー
ク状連接具74の放射方向外側部分は2つの枝部76a
、 76bとなっており、これらの枝部76a、 76
bの間には、前記の実施例と同様な方法で、互いに平行
な2つの軸受を介して、対応するロータブレードの脚部
が接続されている。
前記の実施例と同様に、各ロータブレードに対して、緩
衝兼弾性回復部材88に調節自在な一定長さの剛性ロッ
ド90が組み合わされている。この剛性ロッド90の両
端取付は部1(11.102には玉継手103、104
が取付けらさており、玉継手103は緩衝兼弾性回復部
材89の外側管状芯部材92の放射方向外側に向かって
突出したレバー9402つの枝部95a  95bの間
に関節接続しており、この緩衝兼弾性回復部材89は粘
弾性材料の管状層93は、この粘弾性材料の管状層93
が加硫されている互いに同心な外側芯部材92内側芯部
材91との間で、その軸線の回りをズレてロータブレー
ドの抗力を緩衝し弾性回転回復する。
この第2実施例では、剛性ロッド90の玉継手104が
ボルト19に平行、従って、フォーク状連接具74の抗
力面に直角な軸108を介して、スリーブ75と一体な
2つのショー109a、 109bの間に支持されてい
る。このジョー109a、 109bはピッチ制御レバ
ー83と同じ側でスリーブ75から外向きに突出してお
り、ピッチ制御レバー83の中心は対応する積層球形軸
受5の回転中心を通る対応するピッチ変更用縦軸線XX
の近くにある。また、これら2つのジョー109a、1
09bは抗力面に対して互いに平行で且つ平らで、スリ
ーブ75の片側に横向きに形成されてた小さな開口11
0の上下で対称になっていて、両端取付は部102と玉
継手104の一部は第4.6図に示すようにスリーブ7
5内に収容されている。
9 剛性ロッド90の他端の玉継手103は、前記の実施例
と同様に、緩衝兼弾性回復部材89の軸線Bに対して互
いに平行で且つ緩衝兼弾性回復部材89のの中間面に対
して互いに対称な2つの平らなジョー95a、 95b
の間で、緩衝兼弾性回復部材89の軸線Bに平行な軸1
07に支持されている。これらのジョー95a、 95
bは外側管状芯部材92と一体な部材で、その外側側面
は断面が円形な円筒面である。本実施例でも緩衝兼弾性
回復部材89はいわゆる回転粘弾性型ではあるが、その
構造は前記の実施例よりもさらに単純化されている。す
なわち、外側管状芯部材92の内側内面と、内側管状芯
部材91の外側内面と、管状弾性材料層の内外側面とは
全て断面が円形な円筒面であり且つ互いに同心である。
また、内側管状芯部材91は単一部材で作られ且つ壁9
3の厚さが比較的薄い截頭円錐形のスリーブで作られ、
その軸線方向端部には相対的に厚い放射方向フランジ9
7が形成されており、このフランジ97には長方形の中
心孔と2つの放射方向孔97とが形成されている。各放
射方向孔97互いに直径方向反0 対価に互いに整合しており、これらの孔にボルト99を
挿入することによって内側管状芯部材91を緩衝兼弾性
回復部材89用支持体に固定することができる。
前記実施例と本実施例の本質的な違いは、緩衝兼弾性回
復部材89の支持体が互いに隣接する2つのフォーク状
連接具74の間をハブの外周部に固定する単一のU金具
ではなく、第4.5図に明瞭に示すように、対応する緩
衝兼弾性回復部材89と組合わされたロータブレードの
フォーク状連接具74の脚部83のピッチ変更レバー側
の近くにあるフォーク状連接具74のスリーブ75であ
る点にある。すなわち、このフォーク状連接具74を積
層球形軸受5およびハブ61に取付ける前に、剛性ロッ
ド90を外した緩衝兼弾性回復部材89を枝部78a、
 78bの間に入れ、スリーブ75の上下の縦方向部分
112.113の間に挿入する。これら縦方向部分11
2.113は実質的に平らでスリーブ75の中間部分よ
りも厚くなっている。スリーブには抗力面に直角な互い
に整合した2つの孔が形成されており、これらの孔はフ
ォーク状連接具74の縦軸線Xx上!こあり且つこの軸
線に沿って互いに軸線方向に離れている。この距離は固
定用ボルト99に内側管状芯部材91に形成されている
孔の間隔に対応している。従って、これらのボルト99
をスリーブ75の縦方向部分112113の整合孔と内
側管状芯部材91の整合孔に挿入し、ナツトで締め付け
ることによって、緩衝兼弾性回復部材89の軸線Bがフ
ォーク状連接具74の縦軸線Xx上に来た状態で、内側
管状芯部材91をスリーブ75内に剛性固定することが
できる。この場合、外側芯部材92のレバー94はハブ
に対して放射方向外側に傾き、スリーブ75に形成され
た横向きの開口部110の反対側の開口部111に向か
って、緩衝兼弾性回復部材89の軸線已に向かってスリ
ーブ75の外側に傾いている。
上記構造の緩衝/弾性回復装置88では、回転粘弾性8
9は、周方向抗力運動が対応する剛性ロッド90を介し
て伝達されるロータブレードのフォーク状連接具74の
隣のフォーク状連接具74のスリーブ75の内側管状芯
部材91に、2つののボルト99を用いて内側管状芯部
材91に収容・固定され、各ボルト90を、各端部に容
易に着脱可能な玉継手を備えたタイロッドとして取付け
ることができる。従って、弾性管状層93が周方向にズ
レた時に外側芯部材92が内側管状芯部材91の回りで
回転する際に、各ボルト90には引張り・圧縮応力が加
わらず、従って、緩衝と回転弾性回復作用が確実に達成
され、前記の実施例の場合のような対応するロータブレ
ードに対する抗力の絶対運動ではない、剛性ロッド90
で互いに連結された2つのロータブレードの抗力運動差
となる。
このようなタイロッドの剛性ロッド90の構造は4枚翼
以上のロータブレードを有するロータの場合、すなわち
、ハブにロータブレードを取付ける部品やフォーク状連
接具74のピッチ制御レバー83等がある場合には、ハ
ブ610回りが狭くなるため特に有利である。これらの
部材があると上記のような回転粘弾性部材89を取付け
る空間的余裕は殆どなく、その寸法も大幅に制限される
また、この実施例の緩衝/弾性回復装置88は前3 記の実施例と同じ利点、ずなわぢ、回転粘弾性部材が小
型になり、その構造が単純化され、スjJ−ブの横断面
積を大きくせずにそれをスリーブ75の内部に配置する
ことができ、従って、第6図に示すように抗力面を平ら
にすることができるという利点も有している。従って、
ロータヘッド全体の航空力学的抗力特性を前記と同じ条
件で向上させることができる。また、各剛性ロッド90
は玉継手104を介して関節結合したフォーク状連接具
74に対して大きく傾斜しており、この剛性ロッド90
はレバー94に対して、従って、緩衝兼弾性回復部材8
9の軸線Bと玉継手103の中心とを通る方向に対して
実質的に直角であり、この剛性ロッド90は緩衝兼弾性
回復部材89の軸線Bと玉継手104の中心とを通る方
向の放射方向にあるので、ロータブレードの抗力中心に
対する回転粘弾性部材89のレバー角度(てこ長さ)が
長くなり、この剛性ロッド90が連結されたフォーク状
連接具74に連結されたロータブレードに対する抗力運
動差が緩衝される。
さらに大きな緩衝効果が要求される場合には、A 上記各実施例に示した緩衝兼弾性回復部材29.89と
一緒に公知の油圧式の緩衝兼弾性回復部材を用いること
もできる。
上記各実施例では、ロータヘッドがフランス特許第24
27251号に記載のものにしたが、上記の緩衝/弾性
回復装置28.88の構造および取付は方法を変更せず
に、このロータヘッドの代わりにフランス特許第258
4995号および第2584996号に記載のものを用
いることもできる。また、上記の緩衝/弾性回復装置8
8の構造および取付は方法を変更せずに、フランス特許
第2456034号に記載のハブにすることもでき、ま
た、上記の緩衝/弾性回復装置28の回転粘弾性部材2
9の放射方向内側芯材をの2つの放射方向プレートに直
接固定するか、ハブの外周部に片持ち状態で取付け、そ
れにハブの上側放射方向プレートに固定された上側放射
方向枝部を連結し、下側放射方向プレートに固定された
下側放射方向枝部を連結することによって緩衝/弾性回
復装置28を用いることもできる。
変形例では、フォーク状連接具14.74のスIJ−ブ
を無くして、これを互いに隔てられた上側放射方向プレ
ートと下側放射方向プレートとで構成し、それに放射方
向内側軸受をハブに連結し、放射方向外側軸受をハブに
ロータブレード脚部に連結することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるロータブレードの抗力緩衝/弾性
回復装置を備えたヘリコプタ−のロータヘッドの一部を
破断して示した概念的部分断面図。 第2図は3翼式ロータヘッドの場合の、一部を側面図で
示した第1図の■−■線による断面図。 第3図は第1図の■−■線による断面図。 第4図は本発明によるロータブレードの抗力緩衝/弾性
回復装置を備えた3翼式ヘリコプターのロータヘッドの
一部を破断して示した第1図と同様な概念的部分断面図
。 第5図は第4図の■−■線による部分断面図。 第6図は一部を側面図で示した第4図のIV−IV線に
よる断面図。 (図中符号) ハブ、 孔 積層球形軸受 脚部 緩衝兼弾性回復部材 内側芯部材 粘弾性材料層 ロータマスト 補強バンド 放射方向外側芯材 スリーブ 剛性ロッド 外側芯部材 44:玉継手

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各ロータブレードが、ロータ軸(A)の回りを回
    転駆動されるハブ(1、61)に連結された脚部(13
    )を有し且つロータブレードの回転面内で抗力に対する
    ロータブレードの周方向運動を可能にする少なくとも一
    つの関節継手(5)を介して上記ハブ(1、61)に支
    持されており、変形に対して大きな抵抗を示す粘弾性材
    料(33、93)のズレによって作動する緩衝兼弾性回
    復部材(29、89)が互いに相対運動可能な2つの剛
    性芯材(31、91;32、92)の間に挿入されてい
    るような回転翼機のロータブレードの抗力を緩衝/弾性
    回復させる装置において、 上記の粘弾性材料が薄い管状層(33、93)の形状を
    しており、この管状層(33、93)の内外壁が内側芯
    部材(31、91)の外面および外側芯部材(32、9
    2)の内面に各々接着されており、外側芯部材(32、
    92)は管状で、上記内側芯部材(31、91)および
    上記管状層(33、93)と同軸に配置され且つこれら
    を少なくとも部分的に取り囲んでいて、上記内面および
    外面が緩衝兼弾性回復部材(29、89)の軸線(B)
    に対して互いに回転同心状になっており、 外側芯部材(32、92)は緩衝兼弾性回復部材(29
    、89)のほぼ放射方向外側に向かって突出したレバー
    (34、94)を有し、このレバー(34、94)には
    、第1の玉継手(43、103)を介して一定長さの長
    い剛性ロッド(30、90)が関節接続されており、こ
    の剛性ロッド(30、90)の他端部にはロータブレー
    ドの脚部(13)を可動状態で固定する第2の玉継手(
    44、104)が取付けられており、 内側芯部材(31、91)は、ハブ(1、61)によっ
    てロータ軸(A)の回りを回転駆動され且つロータブレ
    ードの脚部(13)の運動を拘束しない支持体(50a
    )50b、74)に、ロータブレードの周方向抗力運動
    を剛性ロッド(30、90)を介してレバー(34、9
    4)および外側芯部材(32、92)へ伝達して、これ
    らを緩衝兼弾性回復部材(29、89)の軸線(B)の
    回りで内側芯部材(31、91)に対して回転させるよ
    うに、固定されており、 粘弾性材料製の薄い管状層(33、93)は周方向にズ
    らされて、2つの芯部材(31、91;32、92)の
    相対運動を回転緩衝し且つこれら2つの芯部材(31、
    91;32、92)を抗力に対してニュートラルな位置
    に対応する初期の相対位置の方向へ戻す回転弾性回復力
    を生じさせるようになっていることを特徴とする装置。
  2. (2)粘弾性材料製の薄い管状層(93)が断面円筒形
    の截頭円柱体であり、この粘弾性材料製の薄い管状層(
    93)の内外壁が接着される剛性芯材(91、92)に
    対応する回転同心面が円筒であることを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  3. (3)剛性芯材(31、32)の回転同心面とこれに対
    応する粘弾性材料製の薄い管状層(33、93)の内外
    壁の少なくとも一部が円錐形状であることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  4. (4)剛性芯材(31、32)の内外壁と上記の薄い管
    状層(33)が接着されている内側芯部材(31)の外
    面および外側芯部材(32)の内面の各々が、軸線方向
    に向かって中心部で互いに収束する実質的に対称な2つ
    の円錐台形をしていることを特徴とする請求項3に記載
    の装置。
  5. (5)内外芯部材(31、32)の対応する実質的に同
    心状回転面上に接着された粘弾性材料製の薄い管状層(
    33、93)に、内外芯部材(31、32)の間で、予
    備圧縮応力が加えられていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. (6)粘弾性材料製の薄い管状層(33、93)の2つ
    の円錐台形が、互いに短辺を対向させた状態で実質的に
    対称な2つの部分(33a、33b)によって構成され
    、内側芯部材(31)が互いに独立した実質的に対称な
    2つの部分(31a、31b)によって構成され、これ
    ら部分(31a、31b)の各外面は円錐台形をしてお
    り、各部分(31a、31b)の短辺は互いに対向して
    おり、各部分(31a、31b)は互いに軸線方向間隙
    を介して粘弾性材料製の薄い管状層(33)の各部分(
    33a、33b)に接着され、緩衝兼弾性回復部材(2
    9)を組立てた時に互いに軸線方向に圧縮されて、粘弾
    性材料製の薄い管状層(33)の上記2つの円錐台形部
    分(33a、33b)に予備圧縮応力が加えられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. (7)緩衝兼弾性回復部材(29、89)の外側芯部材
    (32、92)から実質的に放射方向外側に向かって突
    き出ているレバー(34、94)の放射方向外側端部に
    2つの軸受(35a、35b;95a、95b)が設け
    られており、これらの軸受(35a、35b;95a、
    95b)には剛性ロッド(30、90)の第1の玉継手
    (43、103)が取付けられていることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. (8)上記2つの芯材(31、91;32、92)の軸
    線方向寸法がほぼ同一であり、上記レバー(34、94
    )の2つの軸受(35a、35b;95a、95b)が
    実質的に平坦で、実質的に互いに平行で、実質的に緩衝
    兼弾性回復部材(29、89)の軸線(B)に直角で且
    つ緩衝兼弾性回復部材(29、89)の寸法の半分の長
    さの所でその軸線(B)に直角な放射方向中間面に対し
    て互いに実質的に対称であり、これら軸受(35a、3
    5b;95a、95b)の間には剛性ロッド(30、9
    0)の第1の玉継手(43、103)の中心部が挿入さ
    れ、この剛性ロッド(30、90)は緩衝兼弾性回復部
    材(29、89)の上記軸線(B)と平行な軸(47、
    107)を介してレバー(34、94)の軸受中に保持
    されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. (9)剛性ロッド(30)が長さが調節可能な四角形の
    ロッドであり、その両端には玉継手(43、44)を有
    する着脱自在な取付け金具(41、42)が、この剛性
    ロッド(30)の中間部(40)に対して軸線方向長さ
    が調節自在な状態で取付けられているいることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. (10) (a)ロータマスト(2、62)によってロータ軸(A
    )の回りを回転駆動されるハブ(1、61)と、各ロー
    タブレードに対する、 (b)ロータ軸(A)の方向に互いに離反して配置され
    た2つの放射方向側枝部(18a、18b、78a、7
    8b)を有し且つ各ロータブレードの脚部(13)に可
    動状態に連結されたフォーク状連接具(14、74)と
    、 (c)ハブ(1、61)に固定された放射方向外側支持
    体(6)とフォーク状連接具(14、74)の2つの放
    射方向枝部との間に保持されて、ロータブレードの回転
    面内での周方向の交互抗力運動を可能にする少なくとも
    積層球形軸受(5)によって構成される、上記ハブの開
    口(3、63)の内部に少なくとも一部分が収容され且
    つ上記フォーク状連接具(14、74)の放射方向枝部
    の間に収容されたハブ(1、61)上にロータブレード
    を関節支持するための手段と、 (d)上記緩衝兼弾性回復部材(29、89)の第1の
    芯材(32、92)がロータブレードの脚部(13)に
    連結され、その第2の芯材(31、91)が、ハブ(1
    、61)によってロータ軸(A)の回りを回転駆動され
    且つロータブレードの脚部(13)の運動を拘束しない
    支持体(50a、50b、74)に連結されるように、
    互いに相対運動可能な2つの剛性芯材(31、91;3
    2、92)の間に挿入された変形に対して大きな抵抗を
    示す粘弾性材料のズレによって作動するロータブレード
    の抗力を緩衝し且つ弾性回復させる部材(29、89)
    とを有する回転翼機のロータヘッドにおいて、上記の部
    材(29、89)が請求項1〜9項のいずれか一項に記
    載の回転翼機のロータブレードの抗力を緩衝/弾性回復
    させる装置であり、前記剛性ロッド(30、90)が第
    2の玉継手(44、104)を介してフォーク状連接具
    (14、74)に関節接続されており、前記第2の芯材
    は上記支持体に固定された緩衝兼弾性回復部材(29、
    89)の内側芯部材(31、91)であり、この内側芯
    部材(31、91)は第1の芯材に固定されており、第
    1の芯材は緩衝兼弾性回復部材(29、89)の外側芯
    部材(32、92)であり、この第1の芯材に固定され
    たレバー(34、94)は緩衝兼弾性回復部材(29、
    89)の軸線(B)および第2の玉継手(44、104
    )の関節中心とを通る方向に傾いていて、ロータブレー
    ドの周方向抗力運動が剛性ロッド(30、90)を介し
    てレバー(34、94)および緩衝兼弾性回復部材(2
    9、89)の外側芯部材(32、92)へ伝達され、レ
    バー(34、94)および緩衝兼弾性回復部材(29、
    89)の外側芯部材(32、92)が緩衝兼弾性回復部
    材(29、89)の軸線(B)の回りを回転移動されて
    、粘弾性材料製の薄い管状層(33、93)が軸線(B
    )の回りを周方向にズレて2つの芯材の相対回転運動を
    回転緩衝し、ロータブレードの抗力に対してニュートラ
    ルな位置に対応する初期の相対位置の方向へ2つの芯部
    材に回転弾性回復力を生じさせるようになっていること
    を特徴とするロータヘッド。
  11. (11)緩衝兼弾性回復部材(29、89)の内側芯部
    材(31、91)が、緩衝兼弾性回復部材(29、89
    )の軸線(B)がロータ軸(A)とほぼ平行になるよう
    に、緩衝兼弾性回復部材(29、89)の支持体(50
    a、50b、74)上に固定されていていることを特徴
    とする請求項10に記載のロータヘッド。
  12. (12)各剛性ロッド(30、90)の第1および第2
    の玉継手(43、103;44、104)の各々が対応
    する緩衝兼弾性回復部材(29、89)の軸線(B)に
    平行な軸を介してレバー(34、94)とフォーク状連
    接具(14、74)上に保持されており、第1の玉継手
    (43、103)はロータ軸(A)に対して緩衝兼弾性
    回復部材(29、89)の軸線(B)の放射方向外側に
    あることを特徴とする請求項11に記載のロータヘッド
  13. (13)第2の玉継手(44、104)が、対応するロ
    ータブレードおよびフォーク状連接具(14、74)の
    ピッチ変更用縦軸線XXの片側で、フォーク状連接具(
    14、74)から放射方向に突出した2つのジョーの軸
    受(49a、49b;109a、109b)の間に保持
    されており、これら第2の玉継手(44、104)の中
    心が上記縦軸線XXを通るの抗力面内にあることを特徴
    とする請求項10〜12のいずれか一項に記載のロータ
    ヘッド。
  14. (14)ハブ(1、61)にロータブレードを関節支持
    するハブへの放射方向内側枝部(18a、18b;78
    a、78b)と、ロータブレードの脚部(13)への連
    結用放射方向外側枝部(16a、16b;76a、76
    b)との間のフォーク状連接具(14、74)の放射方
    向中間部分が、実質的にスリーブ状の単一の一体部品で
    あり、上記縦軸線XXに対して対応する緩衝兼弾性回復
    部材(29、89)の側からは、第2の玉継手(44、
    104)を保持するジョーが横向きに突出しており、必
    要な場合には、この反対側からハブ(1、61)へ向か
    って横向き且つ下側へピッチ変更レバー(23、83)
    が突出していることを特徴とする請求項13に記載のロ
    ータヘッド。
  15. (15)ハブ(1、61)へ各ロータブレードを関節接
    合する上記手段が積層球形軸受(5)によって構成され
    、この積層球形軸受(5)の中心がピッチ変更軸線、対
    応するロータブレードの揺動軸線および抗力軸線を通る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第10〜14のいずれ
    か一項に記載のロータヘッド。
  16. (16)ハブ(1、61)が、ロータブレードの数に対
    応する数の孔(3、63)を有する放射方向に延びた平
    らな単一の板であり、各孔(3、63)は対応する積層
    球形軸受(5)の一部を収容するキャビティーを形成し
    、積層球形軸受(5)の放射方向外側支持体(6)はこ
    の孔(3、63)の外側端縁上に固定されており、その
    放射方向内側支持体(8)はこの孔(3、63)を自由
    に貫通して対応するフォーク状連接具(14、74)の
    放射方向内側枝部(18a、18b;78a、78)の
    間を上記単一の板の両側で互いに連結・固定しているこ
    とを特徴とする請求項15に記載のロータヘッド。
  17. (17)上記ハブがロータ軸線方向に互いに離れた2枚
    の放射方向プレートによって構成され、これら2枚の放
    射方向プレートの間で各ロータブレードの積層球形軸受
    (5)が収容されており、対応する放射方向内側支持体
    (8)は対応するフォーク状連接具(14、74)の放
    射方向内側枝部(18a、18b; 78a、78)の
    間を連結しており、放射方向内側枝部(18a、18b
    ;78a、78)は凹部を有し且つ上記2枚の放射方向
    プレートの間で係合しており、積層球形軸受(5)の放
    射方向外側支持体も、フォーク状連接具の放射方向枝部
    の上記凹部を貫通して、これら2枚の放射方向プレート
    の放射方向端縁部の間を連結していることを特徴とする
    請求項15に記載のロータヘッド。
  18. (18)各ロータブレードに対して、対応するフォーク
    状連接具14の放射方向内側枝部を通すための少なくと
    も一つの開口部を有する管状のロータマスト/ハブ一体
    部品をさらに有し、対応する積層球形軸受がこのロータ
    マスト/ハブ一体部品の内部に少なくとも部分的に収容
    されており、その放射方向外側支持体がこのロータマス
    ト/ハブ一体部品の球形部の上に固定されており、その
    放射方向外側支持体が対応するフォーク状連接具の放射
    方向内側枝部の間を連結・固定していることを特徴とす
    る請求項15に記載のロータヘッド。
  19. (19)各ロータブレードに対して、緩衝兼弾性回復部
    材(29、89)の支持体(50a、50b)が、この
    緩衡兼弾性回復部材(29、89)の放射方向内側芯材
    (31)をハブ(1)に固定していることを特徴とする
    請求項10〜18項のいずれか一項に記載のロータヘッ
    ド。
  20. (20)各ロータブレードに対して、剛性ロッド(30
    )の第1の玉継手(43)が、緩衝兼弾性回復部材(2
    9)の第1の芯材(31)のレバー(34)上に支持さ
    れており、この第1の玉継手(43)の中心が実質的に
    揺動軸線上にあることを特徴とする請求項19に記載の
    ロータヘッド。
  21. (21)各ロータブレードの緩衝兼弾性回復部材(29
    )がハブ(1)の外周上に取付けられていることを特徴
    とする請求項19または20に記載のロータヘッド。
  22. (22)緩衝兼弾性回復部材(29)が、ハブ(1)の
    放射方向外側に片持ち状態で支持されていることを特徴
    とする請求項21に記載のロータヘッド。
  23. (23)緩衝兼弾性回復部材(29)の内側芯材(31
    )が、ハブの複合補強バンド(4)の放射方向内側でハ
    ブ(1)に固定された少なくとも一つの実質的に放射方
    向の支持体(50a、50b)を介してハブ(1)に固
    定さていることを特徴とする請求項21または22に記
    載のロータヘッド。
  24. (24)剛性ロッド(30)の第1の玉継手(43)の
    中心と緩衝兼弾性回復部材(29)の軸線(B)とが、
    実質的にロータブレードのニュートラル抗力位置でロー
    タ軸線(A)と対応するロータブレードとその隣のロー
    タブレードの各ピッチ変更軸線XXの2等分線とを通る
    同一の放射方向面内にくるように、緩衝兼弾性回復部材
    (29)がハブ(1)に取付けられていることを特徴と
    する請求項19〜23のいずれか一項に記載のロータヘ
    ッド。
  25. (25)各ロータブレードに対する緩衝兼弾性回復部材
    (89)の支持体が、ロータの直ぐ近くにあるロータブ
    レードのフォーク状連接具(74)によって構成され、
    対応する剛性ロッド(90)が、互いに隣接する2枚の
    ロータブレードのフォーク状連接具(74)を連結する
    タイロッドとなるように取付けられていることを特徴と
    する請求項10〜18のいずれか一項に記載のロータヘ
    ッド。
  26. (26)緩衡兼弾性回復部材(89)の軸線(B)が隣
    接するロータブレードのフォーク状連接具(74)のピ
    ッチ変更軸線XXを切るように、緩衝兼弾性回復部材(
    89)がその内側芯材(91)を介して隣接するフォー
    ク状連接具(74)内部に収容・固定されていることを
    特徴とする請求項25に記載のロータヘッド。
  27. (27)各緩衝兼弾性回復部材(89)が対応するフォ
    ーク状連接具(74)のスリーブ(75)の中心部の内
    部に保持されており、このスリーブ(75)の中心部の
    縦軸線の片側には対応するロッド(90)の第1の玉継
    手(103)を対応するレバー(94)に連結させるた
    めの横方向開口(111)が形成されており、このレバ
    ー(94)は緩衝兼弾性回復部材(89)の軸線(B)
    に対して放射方向外向き傾き且つ対応する剛性ロッド(
    90)がタイロッドとして連結されている隣接するフォ
    ーク状連接具(74)に向かって横を向いており、また
    、上記縦軸線の反対側には、このスリーブ(75)の中
    心部から外に向かって突出した2つのジョー(109a
    、109b)が形成されており、これらのジョー(10
    9a、109b)の間には別の開口(110)が形成さ
    れており、この開口(110)の中には、反対側で隣接
    するフォーク状連接具(74)に収容された部材(89
    )に連結された上記ロッド(90)の第2の玉継手(1
    04)の支持軸受けが挿入されていることを特徴とする
    請求項26に記載のロータヘッド。
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