JPH03213211A - 旋盤による突切り加工時の残存突起切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は旋盤加−Ｃによる突切り加工時に発生し易い残
存突起を的確に切削除去することができる装置６に関し
、特に被加工物の寸法、形状等の条件の変化に関係なく
　・つの装置であらゆる残存突起を除去することができ
るものに関する。

（従来の技術） 多品種少量生産される金属部品は１品種毎に形状１寸法
が異なっているため、これらの部品を切削加重する場合
、各品種毎に専用の切削加工設備を使用することはコス
ト面で非効率的である。このため、旋盤等を用いて個別
に加工を行うのが般的である０例えば、長尺の棒状体を
その長さ方向に添って所定長に切断する場合５旋盤を用
いた突切り加１が行なわれる。

ところで、突切り加工は、旋盤の主軸台に保持した棒状
体をその軸を中心として回転させながら周面にバイトを
押し付けて清要寸法に切断する加下方法であり、突切り
加ｆにおいては切断完了直＋１１１に被加工物が０重に
より弔れ下るため１回転軸心部に小さな突起（ダボ）が
残留し易く、この残ｌｒ突起の存在が切削後の端面仕Ｆ
げを必要としている。

残存突起を除去する端面仕上の方法としては。

突っ切り加り後の被加工物を再度旋盤を用いて研磨する
方法があるが、旋盤による加１にあっては、液加り物た
る棒状体の断面形状、径・ｒ法が変わる度に棒状体を１
軸台に取付ける際のセンタリング作業をやり直す必要が
あり、作業性が著しく悪かった。この上、うに旋盤によ
る端面仕Ｉ・げは、熟練を☆する生産性の低いｎ業であ
るため、改丹が望まれていた。

また、Ｌ記の他に砂質の金属台等の角部に残り突起を押
し当てた状態で液加１°物本体を木ハンマー等て叩いて
切断除去する方法も行なわれる。しかしながら、この方
法にあっては２人間の１によって取扱いできる程度に液
加［物が大きい場合にはハンマーによって叩くことがＩ
ｉｆ能となるが、指先でつまめる程度の小さいものを叩
いて残存突起を除去することは不ｉｉｌ能である。

また、被加工物が黄銅等の如く切削性の高い材質から成
る場合にはハンマーによる端面仕りが容易であるが、ス
テンレスのように硬質の金属についての端面仕Ｅには多
大の労力を必要とする。また、ハンマーによる作業は＝
一般に作業者の指を叩く危険が大きく安全性を高める対
策が望まれていた。

（発明の目的） 本発明はＥ記に鑑みてなされたものであり、旋盤の突切
り加工において生じ易い残留突起を、被ＪＩＩＩ　ｉｎ
物の形状、讐１法の相違に関係なく、シかも作ｍ竹よく
安全に除去することができる多品種少量生産に適した旋
盤による突切り加１時の残存突起切断装置を提供するこ
とを目的としている。

（発明の概要） １−２目的を達成するため１本発明の旋盤による突切り
加「時の残存突起切断装置は、被加工物を保持して端面
の残存突起を下面から突出させる保持穴を備えた固定ガ
イド板と、該固定ガイド板の下面と１重行に近接配置さ
れるとともに内周縁に切削刃を有した切削穴を備えた回
転切削板と５を備え、前記固定ガイド板の保持穴からＦ
方に突出した前記残存突起が前記切削穴内に突出した状
態で前記回転切削板を回転させることによって該切削穴
の切削刃によって該残存突起を切削することを特徴とし
ている。

また１本発明は前記保持穴は前記固定ガイド板の円周方
向に角部を位置させた多角形であることを特徴としてい
る。

また、前記保持穴は前記回転切削板の同転方向先導側に
角部を何した切欠きであることを特徴としている。

（発明の実施例） 以Ｆ、添付図面に示した好適な実施例に基づいて本発明
の詳細な説明する。

第１図は本発明の旋盤による突切り加工時の残存突起切
断装置を示す縦断面図である、この切断装置は、底部に
位置して床面上に定置されるとともに中心部の軸受け２
によって回転軸４の下端部を回転自在に軸支する基台１
と、基台ｌの周縁部から１χ設した複数の固定柱６と、
固定柱６によって支持されたスピードコントロール干−
夕７及びモータ川コントロールバック８と、モータ７の
出力軸ｌＯに一体化した出力ギヤ１１と、１「！１転軸
４に・体化され１つ出力ギヤ１１と噛合う従動ギヤ１３
と、各ギヤ１１．１３の直上において固定柱６によって
固定的に支持され口つ中心部の軸受は部Ｉ５によって回
転軸４の上部を軸支する固定板Ｉ７と、固定板Ｉ７の直
−し位置において回転軸４に・体化された回転切削板２
０と、回転切削！＆２０のト面に一体化した切粉受皿２
１と、固定板１７からＬ方に延びた固定部＋４２５によ
って回転切削板２０の上面に摺動的に接触するように固
定配置した固定ガイド扱く保護カバー）２８とをイｊす
る。

第２図は第１図の装置の要部拡大説明図、第３図は固定
ガイド板及び回転切削板の平面図であり、固定ガイドｊ
ｌｉ２８には棒状の被加工物３０の端部を差込んだ状態
で保持する円形の保持穴３２が円周方向に添って複数打
抜き形成されている。

各保持穴３２の径は夫々異なっており、図示のように順
次大きくなるように配置する。従って、径サイズが種々
異なる液加Ｉ−物３０であっても、何れかの保持穴３２
に差込むことによって固定ガイド板２８によって保持す
ることが可能である。

固定ガイド＆２８のド面に摺接する回転切削板２０には
、１１；１記谷保持穴：Ｓ２と対応する（１／置に長円
状の切削穴３４が１ＪＩＪ敗形成されている。各切削穴
；３４の長さ）ｊ内端縁３４２１は刃状に加［されてお
り５回転切削板２０が矢印方向に回転したときに保持穴
３２のｔ方から突１１１シた残存突起、”Ｓ　Ｏ；ｘだ
けを裁断することかできる。また、固定ガイド板２８の
回転中心と回転切削板２０の回転中心とが・致しており
、しかも切削穴３４の移動軌跡が谷保持穴３２の配列と
　一致しているため、Ｍれの保持穴に保持した液加［物
の残存突起であっても切削穴コ多４によって確実に裁断
することができる。

同転すＪ前板２０のド面に同定した切粉受１１［１２＋
には、各切削穴３４の的ド位置に凹所２１ａが形成され
ており、切断された残イＩ突起はこの凹所２１ａ内に回
収される。

以］−の構成をイｆした切断装置によって、被加工物３
０の端部の残存突起３０ａを切断する場合には、当該液
加に物３ｏの径に見合った保持穴３２内に残存突起３　
Ｏａ側の端面をＦ向きにして差込む。すると、該端部が
切削穴３４の周縁部で係１卜される一方、残存突起３０
ａは切削穴３４内に突出する。この状態で干−夕７を駆
動すると、ギヤ１１．１３を介して回転軸４が回転し、
回転軸４と　・体の回転切削板２０も回転する。この結
果。

１ｉ；１述のように切削穴３４の刃によって残存突起コ
多Ｏａだけが裁断される。

この１．ＩＪ断装置によれば、径の異なる液加［’Ｌ物
の残（を突起を一つの装置によって切断することができ
るため、舒済的である。

また、同定ガイド扱は、回転切削板の切削刃がら作業者
を保護する保護カバーの役割を果たしている。

さらに、被加工物は、保持穴内に差込むだけでよく、特
別な固定１段を設けなくても切削を実行することができ
る。

モータの回転速度をコントロールすることによって液加
−ｒ物の材質や、径に応じて最適な切断条件を設定する
ことができる。

長円形の切削穴３４の長さ方向両端縁に切削刃を設ける
とともに、モータによって回転切削板をＩＦ逆転すれば
、切削刃の摩耗を低減して、１り研磨等の不具合をなく
することができる。

被加工物の長さの１ｉ短に応じて固定ガイド根の厚さを
厚くしたり、薄くすれば、切削完了後に保持穴から取出
す作業を容易化できる。

次に第４図＋ａ）及び（ｂ）は本発明の第２の実施例と
しての同定ガイド板の′ド面構成説明図及び保持穴の構
成説明図であり、正方形の保持穴を−・つだけ設けた構
成が特徴的である。

この第２の実施例においては一つの保持穴３２によって
あらゆるサイズの被加工物を保持することが可能である
。即ち、第４図（ｂ）に示すように円周方向に角部：Ｓ
２ａ、３２ｂが位置するように保持穴３２を打抜くこと
によって２回転切削板２０が回転したときに液加二［物
３０は回転方向前方側の角部：Ｓ　２　ａに押付けられ
、接触部に発生ずるスラスト抵抗によって固定状態とな
る。このため、残存突起の切断を容易に行うことができ
る。

なお、Ｆ記実施例では保持穴コタ２を四角形にしたが、
三角形その他の多ｆｆｊ形であってもよい。

更に、多角形のサイズの異なる保持穴を第３図の実施例
のように多数配列するようにしてもよい。

第５図は本発明の第３の実施例であり、第４図（ａ）　
　（ｂｌの実施例の円形の固定ガイド板２８を図示のよ
うに切欠いた構成が特徴的である。この実施例では第４
図（ｂｌに示した保持穴３２の一辺：３２ｃを延長して
直線状に切欠くとともに、外径側の角部３２　ｄを外径
方向に切欠いた構成を有する。この実施例においても、
回転切削板２０の回転方向前側の角部３２　ａによって
被加工物３０を保持することができるため、切削穴：３
２による突起裁断に支障はない。

なお、上記各実施例ではいずれも断面形状が円形の液加
−［物の端面什１−げをする場合を例示したが、本発明
の範囲はこれに限らず、多角形その他の断面形状を有し
た被加工物に対しても適用６１能である。

（発明の効果） 以１−のように本発明の１ｉｉ盤による突切り加−１−
時の残（ｆ突起切断装置は、径の異なる液加１．物を保
持することができる多数の保持穴を有した周定ガイド数
のト面に摺接状態で回転切削板を配置し。

この回転切削板に設けた切削穴によって液加「物の端面
から突出した残存突起を切削除人するようにしたため、
小型軽Ｍ化、操作性の向り、低コスト化を達成すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の旋盤による突切り加１時の残存突起切
断装置を示す縦断面図、第２図は第１図の装置のｔ部拡
大説明図、第：３図は固定ガイド板及び回転切削板のｆ
面図、第４図（ａ）及び（ｂｌは本発明の第２の実施例
としての固定ガイド板の・ト面構成説明図及び保持穴の
構成説明図、第５図は本発明の第３の実施例のであり、
第４図（ａ）　　（ｂ）の実施例の円形の固定ガイド板
を切欠いた構成を示す図である。 １　・　・　・ ６　・　・　・ モータ ＩＯ・・ １７・・ ２１・・ ２８・・ ：３０・・ ３２・・ 同転軸　２・・・軸受　４・・・ｌｉ＋１転軸固定柱　
７・・・スピードコントロール８・・・モータ用コント
ロールバック ・出力軸　１：３・・・従動ギヤ ・固定板　２０・・・回転切削板 ・切粉受１１１１　２５・・・固定部材・固定ガイド板
（保護カバー〉 ・液加−［物　３０ａ・・・残存突起 ・保持穴　　　３４・・・切削穴

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加工物を保持して端面の残存突起を下面から突
   出させる保持穴を備えた固定ガイド板と、該固定ガイド
   板の下面と平行に近接配置されるとともに内周縁に切削
   刃を有した切削穴を備えた回転切削板と、を備え、 前記固定ガイド板の保持穴から下方に突出した前記残存
   突起が前記切削穴内に突出した状態で前記回転切削板を
   回転させることによって該切削穴の切削刃によって該残
   存突起を切削することを特徴とする旋盤による突切り加
   工時の残存突起切断装置。
2. （２）前記保持穴は前記固定ガイド板の円周方向に角部
   を位置させた多角形であることを特徴とする旋盤による
   突切り加工時の残存突起切断装置。
3. （３）前記保持穴は前記回転切削板の回転方向先導鋼に
   角部を有した切欠きであることを特徴とする旋盤による
   突切り加工時の残存突起切断装置。