JPH03212665A - 荷電粒子搬送装置 - Google Patents

荷電粒子搬送装置

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JPH03212665A
JPH03212665A JP2008051A JP805190A JPH03212665A JP H03212665 A JPH03212665 A JP H03212665A JP 2008051 A JP2008051 A JP 2008051A JP 805190 A JP805190 A JP 805190A JP H03212665 A JPH03212665 A JP H03212665A
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JP
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electrode
electrodes
charged particles
voltage
charged
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JP2008051A
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English (en)
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Hisafumi Shoji
尚史 庄司
Makoto Kobu
真 小夫
Tomoko Ogawa
朋子 小川
Junichi Terai
純一 寺井
Shinsuke Kikui
菊井 伸介
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、荷電粒子の搬送装置に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕荷電粒
子というのは、絶縁粒子を摩擦帯電するなどして所定の
電荷量に帯電させた粒子のことを言うが、例えば、複写
機などの画像形成装置のあるものでは、現像剤にかよう
な荷電粒子を用いている。感光体に対置される現像ロー
ラも、荷電粒子である絶縁性のトナーを周面上において
搬送するものであると言えるし、又、貯留部のトナーを
現像装置に向けて運ぶものも荷電粒子の搬送装置である
と言うことができ、特に、この種の装置では搬送スクリ
ュー等の機械的な搬送手段を用いている。又、その撹拌
も必要となって、撹拌パドルなども用いている。
荷電粒子の搬送や撹拌に、かような機械的搬送手段や撹
拌パドルなどを用いると、これの回転駆動手段やローラ
の回転支持機構(以後、これらを可動部という)などを
必要とするため、現像装置の場合などにはこの構成が複
雑化し易くなるが、例えば、特開昭59−179360
号公報などに開示される、現像剤保持体上の電極群に位
相の異なる電圧を印加して現像剤を搬送するような技術
を用いると、かかる可動部をなくすことができ、現像装
置構成などを簡素化できるが、このような技術では現像
剤搬送量に制限がある。
この他、特開昭61−62077号公報に開示されるよ
うに、2枚の平板電極を互いに傾斜態位に配備して、両
電極間に直流電圧を印加して導電性トナーを両電極間で
搬送するようにしたものも提案されているが、この例で
は、搬送粒子が導電性でなければならないという制約条
件がある。
第1の発明の目的は、荷電粒子を撹拌しつつ大量に搬送
できるようにした可動部の少ない荷電粒子搬送装置を提
供することにある。
第2の発明の目的は、撹拌パドルなどの荷電粒子の特別
な撹拌手段を必要とすることなしに、その荷電粒子を大
量に搬送し得るようにした荷電粒子搬送装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、前述の目的を達成するため、その発明に
係る荷電粒子搬送装置を、板状の電極と、一方端と前記
電極の一方端との間隔が最も狭くなるように、他方端と
前記電極の他方端との間隔が最も広くなるように該電極
と相互に傾斜状態に対向配備される板状の電極と、前者
の電極と後者の電極との各一方端近傍の電極間空間に向
けて荷電粒子を供給する手段と、両電極間に振動電圧を
印加する手段とで構成したことを特徴とする。
第2の発明は、前述の目的を達成するため、その発明に
係る荷電粒子搬送装置を中央部が折り返すように曲げら
れた板状の電極と、該電極の内部空間に設けられ、一方
端と前者の電極の一方端との間隔が最も狭くなるように
、且つ、他方端が前者の電極の折り返えし部に向けて漸
次広がるように傾斜状態に配備される板状の電極と、前
者の電極の一方端と後者の電極の一方端との間に向けて
荷電粒子を供給する手段と、前者の電極の他方端と後者
の電極の一方端の間から荷電粒子を搬出する手段と、両
電極間に振動電圧を印加する手段とで構成したことを特
徴とする。
なお、前者の電極の内部空間の長手方向に後者の電極を
複数並列させると有利である。
また、前者の電極を湾曲板とすると効果的である。
さらに、荷電粒子を、互いに逆極性に帯電せられる2種
類の粒子を含むものとすると効果的である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図において、符号1はフラットな板状の電極を示し
、該電極1には、この電極1の一方端1aと、符号2a
で示す一方端との間隔が最も狭くなるように、又、その
電極1の他方端1bと、符号2bで示す他方端との間隔
が最も広くなるように、該電極1と相互に傾斜状態にな
した同じくフラットな板状の電極2が対向配備されてい
る。
周電極1,2間には振動電圧、例えば、正弦波の交流電
圧が印加される。符号10で示すものは、その印加のた
めの交流電圧電源であり、かかる振動電圧印加手段とし
ては、矩形波の交番電圧を印加するものや、その他の周
期的交番電圧を印加するものであっても良い。
かかる交流電圧の印加によって、周電極1,2間には電
界が形成されるのであるが、破線で示すものはその電界
を形成する電気力線である。今、荷電粒子が電極1の方
へ引き付けられる向きに、電界が形成されるものとして
、荷電粒子Qは電気力線の法線方向にFcなる遠心力を
受ける。又、荷電粒子Qは電気力線の接線方向にして電
極1の方へ引き付けられるFgなる力を受けるaFcと
Fgなる各力のベクトル上の合成力がFrであり、結果
的に、荷電粒子Qはこの合成力によって画電極の各他方
端1b、2b間の広い方の開口に向けて移動することと
なる。
第2図は電極1,2間にある荷電粒子Qの移動軌跡を示
したものである。電極1,2間の空間の狭いところでは
電界が強くなっているので、荷電粒子Qは各電極部分に
ぶつかりながら広い開口の方へ移動してゆく。
一方、電極1,2間の空間の広いところでは電界が弱く
なっているので、荷電粒子が電極に達する前に逆方向に
それが戻されるようになる。このようにして荷電粒子は
移動し、やがて広い開口から飛び出すようになる。
荷電粒子Qは画電極1,2の各一方端1a、2aとの間
に来るまでの間で、帯電状態にされていて、この荷電粒
子は、狭い開口Cの部位から、この部位に近い両電極間
空間へ向けて、例えば空気噴出などによる供給手段によ
って入り込む。
ここで、広い開口Fのところからは荷電粒子が飛び出す
のであるが、この飛び出すときの荷電粒子の位置は、粒
子自体の電荷量の違いや交流電圧の大きさの違いや、荷
電粒子の初速の違いやどちらかの電極に近いところかに
入って来たかの違いなどによって、変わるが、多くの荷
電粒子が両電極間に存在すれば、かかる荷電粒子は開口
全体にわたっである程度均らされた分布で一様に飛び出
すこととなる。
いずれにしても、かかる構成によれば、荷電粒子を狭い
開口Cのところから、広い開口Fのところに向けて搬送
することができ、後者の開口から、それを飛翔させるこ
とができるのである。
このような構成は1例えば、荷電粒子として絶縁性トナ
ーを用い、これを、貯留部から現像装置へ量的に多く搬
送するようなものに適用することができる。この場合、
例えば、トナー搬送スクリュ一部材のような可動部が不
要であり、現像装置の全体構成を一段と簡素化すること
ができる。また、荷電粒子Qが第2図に示すような活発
な動きをするので、搬送と撹拌との双方を同時に行わせ
ることができる。特に、絶縁性トナーの密の部分と、疎
の部分とが混在する場合、かかる撹拌機能で、それを均
らすことができる。更に、大きな点は、搬送粒子が導電
性トナーのような導電性粒子でなくても、その搬送を行
うことができることである。
電子写真式の複写機などでは、感光体上の顕像を転写紙
などの転写材に転写するに際し、コロナ放電を行ってい
るが、導電性のトナーを用いる場合、かかるコロナ放電
による転写がしにくくなっている。
以上は第1の発明に対応する実施例であるが、次に、第
2の発明に対応する実施例について説明する。
第3図において、符号11Aは第1の電極、11Bは第
2の電極、12は第3の電極をそれぞれ示し、このうち
の第1及び第2の電極11A、11Bはそれぞれフラッ
トな板状の電極の一方の端部側を直角に折り曲げたもの
となっていて、各端部が絶縁部13を介して接合されて
いる。このような電極11A、IIBの内部空間にフラ
ットな板状の第3の電極12が傾斜状態に配備されてい
るのである。
第1の電極11Aと、第3の電極12との間には交流電
圧電源10−1によって第1の交流電圧が印加され、又
、第2の電極11Bと、第3の電極12との間には別の
交流電圧電源10−2によって第2の交流電圧が印加さ
れる。
荷電粒子が先に述べたような供給手段によってCの位置
から供給されると、この供給される荷電粒子は、前述し
た原理で電極11A、12間を第2図に示す如く振動し
乍ら、Dの位置付近で広がりつつ移動する。そして、折
り返えし部に沿って下降したあと、各荷電粒子がEの位
置に至ると、該荷電粒子は今度は電極11B、12間を
振動し乍ら移動し、Fの位置に向けて飛び出す。この場
合、静電的に荷電粒子を引き付ける電気的手段や空気吸
引手段などの荷電粒子搬出手段をFの位置に設けること
で、飛翔力の弱い荷電粒子を積極的にFの位置へ向けて
搬出することができる。
この実施例によれば、荷電粒子を折り返えし乍ら搬送す
ることができ、上述の荷電粒子搬出手段を設けることで
、荷電粒子を撹拌しつつ搬送して充分な搬出力をもって
荷電粒子を搬出することができ、この場合、何らの搬送
スクリューなどの機械的な搬送手段を必要とすることが
ない。
なお、第1及び第2の電極11A、IIBを一体化する
ようにして、この一体化した電極と電極12との間に、
1つの交流電圧電源によって交流電圧を印加するように
しても良い。このようにすると、電源の数を減らすこと
ができ、簡潔な構造の荷電粒子搬送装置とすることがで
きる。
第4図は、当該荷電粒子搬送装置を電子写真式の画像形
成装置の現像装置に応用した例を示したものである。
この例の電極11は第3図の例の電極11Aと11Bを
一体化したものであり、中央部のところが折り曲げられ
たU字状の電極となっている。電極12は、かかる電極
11の内部空間に設けられ、−万端12aと、電極11
の一方端11a側との間隔が最も狭くなるように、且つ
、他方端12bが折り返えし部11cに向けて漸次法が
るように傾斜状態に配備されている。
導電層に光導電層を積層したエンドレスベルト状の像担
持体14は矢印方向に回転駆動されるようになっていて
、先ず、帯電チャージャ15により像担持体14の表面
が一様に帯電される。このあと、露光部15のところで
画像露光系又は光書き込み系25により画像露光又は光
書き込みが行われることにより、像担持体表面に静電潜
像が形成される。
ここで、電極11の内部には電極12と共に、現像ロー
ラ16が設けられていて、かように構成された現像装置
100が像担持体14に対置されているのである。
かかる現像装置100の内部には、例えば、荷電粒子の
一例である一成分絶縁性トナーが収容されており、かよ
うなトナーを収容する電極11と、電極12との間には
交流電圧電源10によって交流電圧が印加されている。
現像ローラ16は図示矢印方向に回転駆動されるように
なっていて、この局面に担持されたトナーはFの位置か
ら出て像担持体14に接しつつ移動し、このとき、像担
持体の静電潜像にトナーが静電的に付着して、該静電潜
像が顕像化される。
上記顕像は記録紙Pに転写ローラ17による押圧作用又
は転写チャージャ(不図示)の作動により転写され、定
着部18のところを通って機外へ排出される。このあと
、像担持体14の表面はクリニング装置19によりクリ
ーニング状態にされる。
一方、静電潜像の顕像化に寄与しなかったトナーは、ス
クレーパ21により現像ローラ16の局面から掻き取ら
れ、電極11と電極12との間に形成されている振動電
界中に入る。そして、電界中でトナーは第2図に示すよ
うに振動し乍ら、折り返えし部11cに向かい、ここか
らUターンして電極12の下部空間を振動し乍ら現像ロ
ーラ16に向けて移動し、該現像ローラ16に再び供給
される。
このようなトナーの移動時に、トナーは撹拌されて、そ
れに凝集部分があるときは、はぐされて均らされ、帯電
量の偏りも無くなるか、又は軽微なものにされる。
この例では、現像ローラ16が1つで、Cのところでの
トナーの供給と、Fのところでのトナーの積極的な搬出
を共に行うことになり、供給手段と排出手段とが、この
現像ローラ16によって兼用されている。
この例においては、トナーを撹拌するような撹拌パドル
などが不要であり、可動部を少なくすることができ、構
成の簡素化された現像装置とすることができる。
なお、今仮に、像担持体の表面が+600V程度に帯電
され、その露光部が+50V程度に設定され、又、絶縁
性トナーが正極性に帯電され、その平均帯電量が+5μ
c/g程度になるものとして、現像ローラ16と、電極
11には直流電圧電源22により+500Vの直流電圧
が印加される。
一方、電極12には+500vの直流電圧が印加される
と共に、交流電圧電源10により2〜5KHz(7)周
波数で300〜100ov(実効値)の交流電圧が印加
される。
なお、現像ローラ16に交流電圧と直流電圧とを印加し
、電極11の方に直流電圧のみを、電極12の方に交流
電圧のみをそれぞれ印加するようにしてもよい。この他
、電極11について、第3図に示す如く分割方式として
、各電極に別々に交流電圧を印加するようにしても良い
のであるが、電極を一体のものとすると交流電圧電源と
しては1つで済み、簡潔な構成の現像装置とすることが
できる。なお、現像ローラ16としては、例えば、アル
ミニウム等の導体材質の単体ローラとして構成される。
この他、電極12と電極11との最も狭い間隔は0.1
〜10閣程度に設定される。
第5図に示す実施例は、電極31A〜31Dを絶縁部1
3を介して接続して成る電極31の内部区間の長手方向
に、傾斜態位にした電極32A。
32Bを並列させたものであり、この例では2個である
が、3個以上であっても良い。
電極32Aと、それぞれの電極31A、31Dとの間に
は交流電圧電源10−1.10−4によって交流電圧が
それぞれ印加され、電極32Bと、それぞれの電極31
B、31Gとの間には交流電圧電源10−2.10−3
によって交流電圧がそれぞれ印加される。
荷電粒子が先に述べた供給手段によってCの位置から供
給されると、前述した原理に基づき荷電粒子は電極31
A、32A間を振動し乍ら、一部はDの位置に至り、残
りはGの部位に向けて移動する。Dの位置に至った荷電
粒子は同じく電極31Bと電極32Bとの間を振動し乍
らEの位置に至る。その後、電極32B、31G間を振
動し乍ら図において左方へ移動し、一部はFの位置に至
す、残りはGの位置へ回り込む。Fの位置に至った荷電
粒子は電極32A、31D間を振動し乍らHの位置へ移
動し、前述した搬出手段で積極的に外部へ搬出される。
一方、Gに至った荷電粒子はDの位置から再び電極31
B、32B間に入り、同じようにして再循環する。
このような荷電粒子搬送装置によれば、長い搬送領域を
折り返えしつつ荷電粒子を搬送することができ、何らの
機械的な回転する搬送手段を必要としない。又、荷電粒
子の動きが多様にして複雑になるため、その撹拌効果が
高まる。なお、各電極31A〜31Dに、それぞれ異な
る大きさの交流電圧又は異なる周波数の交流電圧ないし
は異なる位相の交流電圧を印加することで、荷電粒子の
動きが更に複雑化し、撹拌が一層高められる。
第6図は、当該荷電粒子搬送装置を電子写真式の現像装
置に応用した例を示したものである。
この例の電極31は第5図の例のものを一体化したもの
であり、この電極31と、この内部空間に並列設置され
る各電極32A、32B間には1つの交流電圧電源10
によって交流電圧が印加されている。
かように構成される現像装置101内には一成分絶縁性
トナーが入れられ、このトナーは第5図に示した実施例
と同様な動きで搬送され、この例の場合も、長い搬送領
域を折り返えすようにして現像用のトナーを搬送するこ
とができ、この場合も、トナーを撹拌するような撹拌パ
ドルが不要であり、可動部を少なくすることができ、簡
素化された現像装置とすることができる。
又、内部の電極を複数に亘り並列させることで。
振動電界の強弱変化が周期的に反復されるため、トナー
の動きが一層複雑になり、撹拌効果が一層高められ、密
の部分と、疎の部分とが互にほぐされて均らされ、又、
帯電量の偏りが無くなるか、又は軽微なものにされる。
なお、今仮に、像担持体の表面が+600V程度に帯電
され、その露光部が+50V程度に設定され、又、絶縁
性トナーが正極性に帯電され、その平均帯電量が+5μ
c/g程度になるものとして、現像ローラ16と、電極
31には直流電圧電源22により+500Vの直流電圧
が印加される。
一方、電極32A、32Bには+500V(7)直流電
圧が印加されると共に、交流電圧電源10により2〜5
KH2の周波数で3oO〜1oOOv(実効値)の交流
電圧が印加される。
第6図の実施例において、電極32Aと32Bとに、例
えば180°だけ位相の異なる交流電圧を印加するよう
にすると、Dの位置で電界が不連続に変化するため、ト
ナーの動きが複雑化し、撹拌効果が一層高められる。
又、電極32Aと32Bとに印加する交流電圧の大きさ
を変えると、例えば、後者の方の印加電圧を前者のそれ
よりも小さくすると、前者の電極のところのトナーの振
動振幅よりも、後者の電極のところのそれの方が小さく
なり、この結果、トナーの動きの複雑化が助長され、−
層の撹拌性能の向上化を図ることができる。又、第7図
に示すように、印加交番電圧の大きさを一定にし、且つ
、電極31′を図のように構成して、各電極32A。
32Bと電極31′との距離を異ならせるようにしても
、同じような機能を達成することができる。
この他、第6図の各電極32A、32Bに印加する交流
電圧の周波数を変えるようにしても良く、これによって
、それぞれの電極と電極31との間で振動するトナーの
速度や振動振幅が変わり、矢張り゛、その撹拌機能効果
を一層高めることができる。
ところで、第3図に示す実施例において、搬送される荷
電粒子として、互に逆極性に帯電される2種類の粒子を
含むものを用いるようにしても良い。例えば、正荷電粒
子と負荷電粒子とが互に静電的にくっつき合った状態で
C位置から供給されると、電極11Aと電極12との極
性が経時的に変わるのに伴って、両荷電粒子がそれぞれ
別の電極の方へ引き寄せられつつ振動して移動するよう
になる。しかし乍ら全般的な粒子の移動方向は折り返え
し部に向かう傾向になる。電極12と電極11Bとの間
でも矢張り同じように、Fの位置に2種類の荷電粒子が
向かうようになる。
結局、正荷電粒子と負荷電粒子とは分離されながらも、
一定の方向に搬送されるのである。かような荷電粒子が
移動するに従って、両電極間は広がる状態となるため、
振動電界は弱まり、荷電粒子の振幅が小さくなって、再
び、2種類の荷電粒子が一緒になって進むこととなる。
従って、このような荷電粒子搬送装置によって、かよう
な混合荷電粒子を搬送させれば、粒子同士が分離したり
、混合したりして移動するので、その撹拌効率を一段と
高めることができる。
第8図は、かかる荷電粒子搬送装置を現像装置に応用し
た例を示し、電極11の内部には、絶縁性トナーと1表
面に絶縁層をコーティングした磁性キャリアとを有する
二成分系現像剤が入れられている。
現像ローラ16の内部には磁石(不図示)が設けられ、
この例では、かかる磁石に対して現像ローラ16の方が
矢印方向に回転駆動されるようになっている。現像ロー
ラ16の周面に担持された二成分系現像剤は像担持体1
4の表面に接触しつつ移動し、このうちのトナーが潜像
担持体に静電的に移行して静電潜像が現像される。
現像に寄与しなかった現像剤はスクレーパー21によっ
て現像ローラ16から掻き取られ、このあと、電極12
の上部の振動電界に送り込まれる。
二成分系現像剤は前で述べたように、絶縁性トナーと磁
性キャリアより成り、両者は電極11内を通過する間で
摩擦帯電され、互に異極性に帯電される6トナーは例え
ば粒径が3〜15μm程度のものとなっていて、比抵抗
が10”QC!11以上となっている。これに対し、キ
ャリアは粒径が20〜100μm程度のもので、比抵抗
が101oΩ1以上となっている。
トナーとキャリアとは、互に静電的に付着し合っていて
も、先の振動電界のところで、離れたり、くっついたり
して混合状態になるので、トナーの多い現像剤が局部的
に偏ったりするようなことが防止され、トナーの帯電量
の偏りも無くなるか、若しくは極く軽微なものにされる
なお、現像ローラ16に供給された二成分系現像剤はブ
レード34の部位で、その量が規制されるようになって
いる。現像ローラ16上の現像剤層の厚さについては、
現像ローラ16と像担持体14との間の間隙よりも大き
くても良く、小さくても構わない。後者の場合は非接触
現像ということになるが、この場合には現像ローラ16
に交流電圧電源10により交流電圧を印加することで、
トナーのみを潜像部へ飛翔させて、潜像を顕像化すると
いうことになる。
この実施例において、例えば、像担持体14の帯電電位
が+600V、露光部電位が+50V、トナーの平均帯
電量が+10μc / g、像担持体と現像ローラとの
間隔が500μm、現像ローラ上の現像剤の層厚が40
0μmであるものとして、現像ローラ16及び電極12
に印加される直流電圧は+500v、交流電圧は周波数
が2〜5KHzの0.3〜IKV(実効値)程度のもの
となる。
第9図は電極31内に複数の電極32A、32Bを並列
させたものであり、現像ローラ16からスクレーパ21
により掻き取られた二成分系現像剤は、Gの位置より振
動し乍ら移動し、その一部が工の位置から電極31と電
極32Bとの間に入る。ここでは同様な原理により現像
剤が振動し、このあと、Jの位置に至る。さらに、振動
しなからKとHの各位置に至る。一方、Gの位置から入
った現像剤の残りの部分もHの位置に至る。そして、再
び工の方へ向かう、他方、Kの位置の現像剤はLに至り
、ここから現像ローラ16に供給される。
このように、二成分系現像剤は複雑に運動しながら搬送
されるので、具体的にはトナーとキャリアとが振動する
方向を変えて搬送されるので、高い撹拌効果を期待する
ことができる。
このように、異極性粒子の分離や混合などが効率良く行
われるので、トナー濃度の偏りを無くしたり、それを軽
微なものにすることができ、又、キャリアの周りのトナ
ーの付着量が過大になったり、過小になったりすること
が防止され、量的に適正なトナーが付着したキャリアを
均一に分散分布せしめることができる。
第1図に示す電極1はフラットな平板状のものであるが
、第10図に示す電極1′は荷電粒子Qの搬送される側
を凸面とした湾曲板状のものである。
すなわち、電極2と向かい合っている面が湾曲凸面とな
っていると、画電極1′と2との間の電気力線の曲率を
より大きく設定することができ、これに従って荷電粒子
Qに作用する遠心力Fcが大きくなる。この結果、荷電
粒子の開口への移動速度は大きくなる。
このような画電極1′、2間に交流電圧電源10により
交流電圧を印加すると、第11図に示す如く、荷電粒子
Qは両電極間1′、2において振動しつつ広い開口の方
へ向けて運ばれる。
各電極の互に向き合う面の少なくとも一方の面が凹面と
なっていれば、荷電粒子に作用する遠心力Fcは小さく
なり、荷電粒子の開口への移動速度は遅くなる。これに
よって、荷電粒子を充分な時間振動させながら搬送させ
ることができるようになる。
第12図は、かような湾曲した電極1′を用いた荷電粒
子搬送装置の例であり、この電極1′は、電極11Aに
対向する面は凸面に、電極11Bに対向する面は凹面と
なっている。この例でも、第3図の例と同様に、各電極
11A、IIBに交流電圧電源10−1.10−2によ
り交流電圧が印加されており、Cの位置から入った荷電
粒子は面電極11A、1’間で振動し乍ら右方へと搬送
され、Eの位置からFの位置へ向けて、矢張り、画電極
1’ 、IIB間で振動し乍ら搬送される。
このような搬送の間に、荷電粒子が撹拌され乍ら搬送さ
れるのであるが、凸面領域りのところでは荷電粒子の移
動速度が大きくなり、また、電極1′と11Bとの間の
凹面領域のところでは荷電粒子の移動速度が小さくなり
、荷電粒子は十分な時間振動し乍らFの位置へ向けて移
動する。この例でも、荷電粒子の動きが複雑になるため
、撹拌効果が高められ、何らの機械的な荷電粒子の搬送
手段を必要とすることがない。
第13図は、湾曲状電極1′を用いた荷電粒子搬送装置
を現像装置に応用した例を示し、絶縁性トナーの動きや
、その搬送のされ方については第4図のものと同じであ
り、その説明を省くが、違う点は、電極1′の上部空間
ではトナーが比較的高速で移動し、下部空間ではトナー
が比較的低速で移動することである。このような構成の
現像装置でも絶縁性トナーの撹拌効果を高めることがで
き、トナーの凝集や帯電量の偏りなどを無くすことがで
きる。又、撹拌パドルなどを不要のものとすることがで
きる。
なお、第13図の例は、第12図の電極11A。
11Bを一体化したものであり、交流電圧電源が一つで
済むもので、矢張り、簡潔な構造の現像装置とすること
ができる。
第14図の例は、電極11の内部空間に、湾曲させた電
極1’−1,1’ −2を並列させた例を示す。
絶縁性トナーがCの位置から供給されると、それは電極
11と、電極1′−1との間を振動し乍ら比較的高速で
一部はDの位置へ、残りはGの位置へ移動する。Dの位
置に至ったトナーは同様に電極11と、電極1′−2と
の間を振動し乍らEの位置に至る。
このあと、電極11と、電極1′−2との間の空間を充
分な時間をもって移動し、一部はFの位置に、残りはG
の位置に至る。Fの位置に至ったトナーは電極11と、
電極1′−1との間の空間を振動し乍らHの位置に至り
、現像ローラ16へ供給される。
この例においても、T!A像剤の搬送時の運動が一層複
雑になり、優れた撹拌効果を期待することができる。
今までの実施例は、曲面が1つである単一な湾曲状電極
を用いるようにしたものであるが、第15図において符
号1′で示すように、一方の面に凹面と凸面が混在する
S字状のものを用いるようにしてもよい。この例では、
一方の面の側で、荷電粒子の速度を速くしたり遅くした
りすることができるのである。勿論、このような荷電粒
子搬送装置を現像装置にも応用でき、トナーの撹拌性を
一層高めることができる。
なお、第12図乃至第15図に示す各実施例においても
、互に異極性に帯電させられる2種類の粒子を搬送する
ことができる。現像装置の場合は、その2種類の粒子と
いうのは絶縁性トナーと磁性キャリアということになる
トナーとキャリアとは、比重、粒径、電荷量、帯電極性
などが異なるため、同じ振動電界中に置かれても、運動
の仕方(振幅、移動速度、振動方向)に差異を生じる。
このような運動の仕方をする両者が電極1′と電極11
A、IIBの間の各電界に置かれることにより、その分
離や再混合が行われるようになり、結局、かような異種
類の粒子が効率良く撹拌されることになる。
なお、第13図及び第14図に示す実施例の如く、電極
11を一体化することで、交流電圧電源などを1個とす
ることができ、この種の装置の簡素化を図ることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の請求項1に記載の構成によれば、特別な機械的
な荷電粒子の搬送手段を必要とすることなしに、荷電粒
子を撹拌しつつ大量に搬送することができる。
本発明の請求項2に記載の構成によれば、特別な機械的
な撹拌手段を必要とすることなしに、荷電粒子を撹拌し
つつ大量に搬送することができる。
本発明の請求項3に記載の構成によれば、特別な機械的
な搬送手段を必要とすることなしに、荷電粒子を複雑に
運動させ乍ら撹拌搬送することができる。
請求項4に記載の構成によれば、荷電粒子が速くなった
り遅くなったりするので、矢張り、荷電粒子を複雑に運
動させ乍ら撹拌搬送することができる。
請求項5に記載の構成によれば、互に逆極性に帯電され
る2種類の荷電粒子が効果的に撹拌され、帯電量の偏り
や、トナー濃度分布のむらなどが無くなるか、又は、極
く軽微なものにされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例において対向電極間に電気力線
が形成されることを説明するための図、第2図は上記実
施例において対向電極間を荷電粒子が搬送されることを
説明するための図、第3図は本発明の別実施例の構成図
、第4図は本発明の更に別実施例の構成図、第5図は傾
斜させた電極を並列させた実施例の構成図、第6図はそ
の形式の別の実施例の構成図、第7図は更に別の実施例
の構成図、第8図は二成分系現像剤を用いる実施例の構
成図、第9図はその形式であって傾斜させた電極を並列
させた実施例の構成図、第10図は湾曲電極を用いた実
施例の構成図、第11図はその実施例における荷電粒子
の動き方について説明するための図、第12図乃至第1
4図は湾曲電極を用いた実施例を各側につき示す構成図
、第15図はS字状電極を用いた実施例の構成図である
。 1.2,11,12・・・電極 1′・・・湾曲した電
極la、2a・・・−万端  1b、2b・・・他方端
10・・・交流電圧電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板状の電極と、一方端と前記電極の一方端との間
    隔が最も狭くなるように、他方端と前記電極の他方端と
    の間隔が最も広くなるように該電極と相互に傾斜状態に
    対向配備される板状の電極と、前者の電極と後者の電極
    との各一方端近傍の電極間空間に向けて荷電粒子を供給
    する手段と、両電極間に振動電圧を印加する手段とを具
    備することを特徴とする荷電粒子搬送装置。
  2. (2)中央部が折り返すように曲げられた板状の電極と
    、該電極の内部空間に設けられ、一方端と前者の電極の
    一方端との間隔が最も狭くなるように、且つ、他方端が
    前者の電極の折り返えし部に向けて漸次広がるように傾
    斜状態に配備される板状の電極と、前者の電極の一方端
    と後者の電極の一方端との間に向けて荷電粒子を供給す
    る手段と、前者の電極の他方端と後者の電極の一方端の
    間から荷電粒子を搬出する手段と、両電極間に振動電圧
    を印加する手段とを具備することを特徴とする荷電粒子
    搬送装置。
  3. (3)前者の電極の内部空間の長手方向に後者の電極を
    複数並列させた請求項2記載の荷電粒子搬送装置。
  4. (4)前者の電極を湾曲板とした請求項2又は3に記載
    の荷電粒子搬送装置。
  5. (5)荷電粒子を、互いに逆極性に帯電せられる2種類
    の粒子を含むものとした請求項2、3又は4記載の荷電
    粒子搬送装置。
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