JPH0321243Y2 - - Google Patents

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JPH0321243Y2
JPH0321243Y2 JP1986134766U JP13476686U JPH0321243Y2 JP H0321243 Y2 JPH0321243 Y2 JP H0321243Y2 JP 1986134766 U JP1986134766 U JP 1986134766U JP 13476686 U JP13476686 U JP 13476686U JP H0321243 Y2 JPH0321243 Y2 JP H0321243Y2
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JP
Japan
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tab
cover
port
thickness
welded
Prior art date
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JP1986134766U
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JPS6340939U (ja
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、血液バツグ、輸液バツグ等の医療用
バツグに取りつけられている液導出入用のポート
を密封被包して保護するためのカバーの改良に関
する。
〔従来の技術〕
血液バツグ、輸液バツグ等の医療用バツグの側
部には、バツグ内の液体を取り出したバツグ内へ
液体を注入したりするためのポートが設けられて
いるが、このポートを使用前まで無菌状態に維持
しておくために、保護カバーが設けられている。
従来より使用されている保護カバーは、実公昭52
−42634号公報に開示されているように、開封用
のタブが溶着されており、タブを引つ張つて溶着
部を引き裂き、ポートを露出させるような構造に
なつている。すなわち、タブがV字型あるいはこ
れに類似のシール線によつて溶着されており、タ
ブを引つ張るとシール線に沿つてカバーが引き裂
かれる。このとき、確実にシール線に沿つて引き
裂かれるようにするために、深いシール溝を形成
していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の保護カバーでは、シール溝を形成するた
めに前記の実用新案公報に記載されているような
特別構造のヒーターを必要とするものであつた。
また、従来の線状のシールでは、あまり強い力で
シールするとシール部が溶断してしまう恐れがあ
り、シール条件を厳しくコントロールする必要が
あつた。
本考案の目的は、特別の装置を必要とせず且つ
シール部が溶断する恐れのない保護カバーを提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は、保護カバーの引き裂き構造につい
て種々検討した結果、タブを溶着する側の保護カ
バーの厚さをタブの厚さよりも薄い特定範囲の厚
さとすることによつて、従来形成していた複雑な
構造のシール溝を形成しなくても、確実に引き裂
きが行われることを見出した。また、シール部を
広く面状にすることによつて、シール部が溶断す
ることがないようにした。
すなわち、本考案のポート保護カバーは、医療
用バツグ1の側部に設けられたポート2を密封保
護するカバーにおいて、該カバーはその1面にタ
ブ4が広く面状に溶着されており、開封に際して
該タブ4を前記ポートの基部側より端部方向に引
いて溶着シール部5を引き裂くように形成されて
おり、且つ該カバー3のタブ溶着側は厚さ0.2〜
0.4mmの軟質合成樹脂シートで形成され、タブ4
は厚さ0.5〜1.0mmの軟質合成樹脂シートで形成さ
れていることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の保護カバーは、タブを引くと、カバー
の厚さの方が薄いので力学的に弱く、溶着シール
部の周縁に沿つてカバーが引き裂かれてポートが
露出する。そして、カバーの厚さを0.2〜0.4mmと
することにより、適度な力でカバーを引き裂くこ
とができるのである。
本考案とは逆にタブの方が薄い場合には、タブ
が破断してしまうので、カバーの開封を行うこと
ができない。
〔実施例〕
第1図は、本考案のポート保護カバーを設けた
血液バツグの1例を示すものである。バツグ本体
1は2枚の透明または半透明の軟質合成樹脂シー
トの周辺部を熱シールして作られており、その側
部に2つのポート2,2′が設けられている。保
護カバーの詳細については、第2図に示す。
第2図aは、ポート2及びその保護カバー3を
部分拡大した正面図であり、bは側面図である。
保護カバー3は、その片面においてタブ4が5の
部分で溶着されている。タブは厚さ0.6mmの軟質
ポリ塩化ビニルシートから形成されており、保護
カバーは、タブの溶着された側が0.25mm、反対側
が0.4mmの厚さの軟質ポリ塩化ビニルシートから
形成されている。図の実施例では、シール部分5
は逆三角形に近似した面状に形成されており、タ
ブ4を第2図bの矢印方向に引いて、保護カバー
を引き裂くようになつている。
第3図はポートと保護カバー部の断面図であ
る。タブ4は厚さ0.5〜1.0mmの軟質合成樹脂シー
トで形成されており、保護カバーのタブ溶着側6
は厚さ0.2〜0.4mmの軟質合成樹脂で形成されてい
る。保護カバーの厚さが0.2mmよりも薄くなると、
強度が低下して破れやすくなるので、好ましくな
い。また、0.4mmよりも厚くなると、開封時に多
大の力を必要とするようになるので、不適当であ
る。保護カバーの特に好ましい厚さ範囲は0.2〜
0.3mmである。保護カバーのタブが溶着されてい
ない側7については、厚さにとくに制限はない
が、強度の点で0.3mm以上であることが好ましい。
本考案におけるタブと保護カバーとの溶着は、
加熱ヒーター、高周波ウエルダー等の従来公知の
溶着手段で行うことができる。
〔考案の効果〕
本考案のポート保護カバーの製造には、特別の
複雑な構造のヒーターを必要としないので、製造
が容易である。また、シール条件を厳しくコント
ロールしなくてもシール部が溶断する恐れがない
ので、安定した品質の製品を容易に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のポート保護カバーを設けた
血液バツグの正面図である。また、第2図は本考
案のポート保護カバーを拡大して示す図であり、
aは正面図、bは側面図である。さらに、第3図
は本考案のポート保護カバーのタブとカバーの溶
着部を拡大して示す断面図である。 1……バツグ、2……ポート、3……保護カバ
ー、4……タブ、5……面状シール部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 医療用バツグ1の側部に設けられたポート2
    を密封保護するカバーにおいて、該カバーはそ
    の1面にタブ4が広く面状に溶着されており、
    開封に際して該タブ4を前記ポートの基部側よ
    り端部方向に引いて溶着シール部5を引き裂く
    ように形成されており、且つ該カバー3のタブ
    溶着側は厚さ0.2〜0.4mmの軟質合成樹脂シート
    で形成され、タブ4は厚さ0.5〜1.0mmの軟質合
    成樹脂シートで形成されていることを特徴とす
    る医療用バツグポートの保護カバー。 (2) カバーのタブ溶着側の厚さが0.2〜0.3mmであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の保護カ
    バー。
JP1986134766U 1986-09-01 1986-09-01 Expired JPH0321243Y2 (ja)

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JP1986134766U JPH0321243Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JP1986134766U JPH0321243Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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Publication Number Publication Date
JPS6340939U JPS6340939U (ja) 1988-03-17
JPH0321243Y2 true JPH0321243Y2 (ja) 1991-05-09

Family

ID=31036315

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JP1986134766U Expired JPH0321243Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410835Y2 (ja) * 1986-10-24 1992-03-17
JP2573042Y2 (ja) * 1992-05-28 1998-05-28 川澄化学工業株式会社 医療用バッグのプロテクター

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS426795Y1 (ja) * 1966-11-09 1967-03-30
JPS5733876U (ja) * 1980-08-07 1982-02-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168332U (ja) * 1982-05-01 1983-11-10 テルモ株式会社 医療用容器

Patent Citations (2)

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JPS426795Y1 (ja) * 1966-11-09 1967-03-30
JPS5733876U (ja) * 1980-08-07 1982-02-22

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JPS6340939U (ja) 1988-03-17

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