JPH03211278A - フィルムへの薄膜形成方法およびその装置 - Google Patents

フィルムへの薄膜形成方法およびその装置

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JPH03211278A
JPH03211278A JP434690A JP434690A JPH03211278A JP H03211278 A JPH03211278 A JP H03211278A JP 434690 A JP434690 A JP 434690A JP 434690 A JP434690 A JP 434690A JP H03211278 A JPH03211278 A JP H03211278A
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JP
Japan
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film
thin film
vacuum chamber
winding
core
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JP434690A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Funaoka
英彦 船岡
Yoshihiro Arai
芳博 荒井
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、フィルムへの薄膜形成方法およびその際用い
られる装置に関し、さらに詳しくは、真空槽内を搬送し
ながらフィルムに薄膜を形成する方法およびその装置の
改良に関する。
発明の技術的背景 送出手段により真空槽内の一方の側からフィルムを送り
出し、このフィルム裏面を支持手段により支持し、この
際フィルム表面に真空槽内の蒸発源から蒸発した蒸発粒
子を被着させ薄膜を形成させた後に、真空槽内の他方側
にて、このフイルムを巻き取る薄膜形成方法が知られて
いる。
このような薄膜形成方法を適用した装置では、−船釣に
は、送出手段は、薄膜を形成する前のフィルムを巻回し
た送り出しコアと、送り出しコアから送り出されるフィ
ルムを前記支持手段に案内するガイドローラとを備えて
いる。
支持手段としては、冷却機能を備えかつ所定の速度で回
転するクーリングキャンなどが用いられる。巻取り手段
は、所定の速度で回転して薄膜形成後のフィルムを巻き
取る巻取りコアと、支持手段から送り出されるフィルム
を巻取りコアに案内するガイドローラとを備えるのが一
般的である。
このようなフィルムの搬送系は、フィルムの搬送速度、
張力などが適当な値となるように自動制御装置で作動を
制御されており、たとえば、巻取りコアは、通常クラッ
チを介して駆動軸に接続され、このクラッチの面圧を制
御回路で自動的に調節することにより、フィルムの搬送
速度および張力を適当な値に設定できるようになってい
る。
従来このような薄膜形成方法では、フィルムは蒸発粒子
を被着させる前後でグロー放電処理され、表面を浄化す
るとともに活性化して形成される薄膜の密着性を向上さ
せていた。
ところが、このような方法を適用した装置では、真空槽
内にグロー放電前処理室および後処理室を別途設ける必
要があり、フィルム搬送系が複雑化し、装置自体か大型
化するため、保守管理が繁雑化するという欠点があった
また、蒸発粒子を被着させる前後でグロー放電処理を行
なうことによりフィルムが帯電し、フィルム搬送が円滑
に行なわれず、たとえばフィルムがクーリングキャンに
巻込まれることによるつまりなどが発生しやすかった。
そこで、本発明者らは、フィルムを支持する支持手段に
高周波電圧を印加し、放電を生じさせて上記フィルムに
放電処理を施すとともに、フィルム表面に上記蒸発粒子
を被着させて薄膜を形成させる薄膜形成方法およびその
装置をすてに提案している(特願平1−87310号明
細書参照)。
このような薄膜形成方法および装置では、真空槽内にグ
ロー放電処理室を別途設ける必要がなく、またフィルム
が帯電することもない。
ところが、このような薄膜形成方法およびその装置では
、支持手段が高電位となっているため、フィルム表面に
導電性の薄膜を形成すると、フィルムの薄膜形成部分が
巻取り手段に接触した時点て、支持手段からこの導電性
薄膜を介して巻取り手段、特にフィルムと直接接触する
巻取リコアなどの部材およびこれら部材力(固定される
真空槽に電流が流れる。このような場合、電流が流れる
ときに発生するジュール熱により導電性薄膜自身または
フィルムが破損してしまうという問題があった。
また、この薄膜形成方法および装置では、フィルムの薄
膜形成部分が巻取り手段に接近した時点て、薄膜と巻取
りコアなどとの間に異常放電が発生し、この放電に起因
するノイズにより巻取り手段の作動制御回路、たとえば
上記したようなりラッチの作動制御回路が誤動作をし、
フィルムの巻取りを円滑に行なえなくなるという問題が
あった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術における問題点を解決
しようとするものであって、導電性の薄膜を形成した場
合でも薄膜およびフィルムの破損が発生せず、かつ円滑
にフィルムの巻取りを行なうことができるフィルムへの
薄膜形成方法およびその装置を提供することを目的とし
ている。
発明の概要 本発明に係るフィルムへの薄膜形成方法は、真空槽内の
一方側から送り出されるフィルムを支持手段により支持
し、 上記支持手段に高周波電圧を印加して放電を生じさせて
上記フィルムに放電処理を施すとともに、フィルム表面
に真空槽内の蒸着源から発生した蒸発粒子を被着させて
薄膜を形成させた後に、上記真空槽内の他方側にて、上
記フィルムを真空槽と電気的に絶縁した状態で巻取るこ
とを特徴としている。
本発明に係るフィルムへの薄膜形成装置は、真空槽内で
蒸着源を蒸発させて蒸発粒子を発生させる蒸発手段と、 上記真空槽内の一方側からフィルムを送り出す送出手段
と、 上記送出手段から送り出されたフィルムの裏面を支持す
る支持手段と、 上記支持手段に高周波電圧を印加し放電を生じさせて上
記フィルムに放電処理を施すとともに、フィルム表面に
上記蒸発粒子を被着させ薄膜を形成させる高周波電圧印
加手段と、 上記真空槽内の他方側にて、上記支持手段を介して送り
出されるフィルムを、真空槽と電気的に絶縁した状態で
巻き取る巻取り手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る薄膜形成方法では、薄膜が形成されたフィ
ルムを真空槽と電気的に絶縁した状態で巻き取っている
ため、フィルム表面に導電性の薄膜を形成した場合でも
、支持手段から導電性薄膜を介して巻取り手段に電流が
流れることがなく、また、薄膜と巻取り手段との間に異
常放電が発生することもない。
発明の詳細な説明 以下本発明に係るフィルムへの薄膜形成方法について、
具体的に説明する。
本発明では、送出手段から送り出されたフィルムを支持
する支持手段に高周波電圧を印加し、放電を生じさせな
がらフィルム上に薄膜を形成させ、ついてこのフィルム
を真空槽と電気的に絶縁した状態で巻き取っているが、
以下に本発明に係る薄膜形成方法およびその装置を第1
図に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る薄膜形成装置を示す。
第1図に示すように、この薄膜形成装置1では、真空槽
2の内部上方左右に、フィルム3の送出手段としての送
り出しコア5、送り出し側ガイドローラ6およびタッチ
ローラ7と、巻取り手段としての巻取りコア8および巻
取り側ガイドローラ9.10とが配設されている。また
、真空槽2は、送り出しコア5と巻取りコア8とのほぼ
中間下方位置に配設されるクーリングキャン11を備え
ており、このフィルム3はクーリングキャン11により
裏面側を支持されている。
なお巻取りコア8は、図示されないクラッチを介して駆
動軸に接続され、このクラッチは、作動制御回路により
その面圧をフィルム3に適当な張力を与えるように調節
されている。
このような送出手段および巻取り手段を内蔵する真空+
!2の内部下方には蒸着源13が設けられており、この
蒸着源13は蒸発手段としての加熱器15により加熱さ
れて蒸発し蒸発粒子を発生する。
この薄膜形成装置1では、クーリングキャン11にマツ
チングボックス(図示せず)を経て高周波電源17が接
続されおり、クーリングキャン11に高周波電圧を印加
できるようになっている。
なお第1図において、20はガス導入管、21は排気管
である。
なお、この薄膜形成装置1はフィルム3の支持手段とし
てクーリングキャン11を設けているが、本発明におい
て支持手段は、搬送途中のフィルムを支持できる部材で
あれば特に限定されず、たとえば無端ベルトなどであっ
てもよい。
また、薄膜形成装置1は、真空槽2内部の上方と下方と
をマスクをかねた隔壁2aで区画されており、薄膜形成
時に真空槽2内部上方と下方とを異なる真空度に保つこ
とができる。
この薄膜形成装置1では、送出手段を構成する送り出し
コア5はアルミニウム製であるが、送り出し側ガイドロ
ーラ6およびタッチローラ7は、クーリングキャン11
からの異常放電を防止するために絶縁体であるゴムから
なっている。
本発明では、薄膜が形成されたフィルム3を、真空槽2
と電気的に絶縁した状態で巻き取っており、このために
は、フィルム3と直接接触する部材、すなわちガイドロ
ーラ9.10および巻取りコア8そのものを絶縁体とす
る以外に、たとえば導電性のローラ9.10あるいはコ
ア8に絶縁性の被覆を施す、導電性のローラ9.10あ
るいはコア8とその軸とを絶縁性スリーブ(図示せず)
を介して接続する、あるいは導電性のローラ9、10あ
るいはコア8の軸を適当な強度を有する絶縁体とするな
どの構成を取ることができる。
このようなガイドローラ9.10、巻取りコア8、被覆
、軸およびスリーブの絶縁性材料としては、ベークライ
ト(フェノール樹脂)、テフロン、シリコンゴム、ポリ
イミドなどのエンジニアリングプラスチックなどの樹脂
以外に、セラミックなと様々な絶縁体を各々の部材に要
求される強度などを考慮して用いることができる。
ところで、巻取り手段において、ガイドローラ9.10
あるいは巻取りコア8などのフィルム3と直接接触する
部材を導電性とし、これらを絶縁体を介して真空t!2
に固定した場合には、支持手段であるクーリングキャン
11とこれらローラ9.10あるいはコア8とが等電位
となるまでてはあるが導電性薄膜に電流が流れる。この
電流により発生するジュール熱は一般的には小さく無視
できる程度ではあるが、フィルム3の薄膜形成部分がこ
れらローラ9.10あるいはコア8に接触する前に、ク
ーリングキャン11などの支持部材とローラ9.10あ
るいはコア8などの部材とを等電位とすることにより、
全く電流が流れないようにすることがより好ましい。
このように、支持手段と巻取り手段のフィルム3に直接
接触する部材とを等電位とするには、これらを電気的に
接続すればよく、具体的には、たとえばガイドローラ9
.10あるいは巻取りコア8の軸とクーリングキャン1
1の軸との間に導電性材料からなるスプリング(図示せ
ず)を張設し、このスプリングの外周が各々のローラ9
.1oあるいはコア8の端面に接触するようにすればよ
い。
以上のような薄膜形成装置1を用いて薄膜を形成するに
は、先ずフィルム3が、送り出しコアラおよびガイドロ
ーラ6、タッチローラ7からなる送出手段と、巻取りコ
ア8およびガイドローラ9.10からなる巻取り手段に
装着される。この際フィルム3は、クーリングキャン1
1の外周面に巻回されることにより、裏面側から支持さ
れる。
このようにしてフィルム3を装着し、さらに蒸着源13
を装着した後、真空槽2内を減圧し、次いて蒸着源13
を加熱・蒸発させる。
この際の真空槽2内の真空度は、通常lX10〜4 X
 10−’torr、好ましくは2.3×5 5 10 〜3 X 10−’torrである。
この真空度は、薄膜形成部近傍での値であり、薄膜形成
部近傍とは、フィルムから蒸着源の直線距離の1/3程
度までの領域を意味している。
本発明では、上記のような真空条件下に保持するのに真
空+112内にガス導入管20からアルゴンガスなどの
不活性ガスを導入してもよいし、反応性蒸着を行なう場
合には酸素ガス、窒素ガスなどの気体を導入してもよく
、また残留ガスによってもよい。
このようにして、真空槽2内の真空度を上記条件に設定
し、蒸発粒子濃度を安定させた後、フィルム3の搬送を
開始するとともに、クーリングキャン11に高周波電圧
を印加する。
クーリングキャン11に印加される高周波電圧とは、1
00KHz以上の周波数を有する電圧を意味する。本発
明では、上記のような高周波電圧だけを印加してもよく
、高周波電圧を直流電圧に重畳させながら印加してもよ
い。
また、放電が発生するクーリングキャン11近傍に磁界
を印加し、放電を安定化させてもよい。
このような高周波電圧をクーリングキャン11に印加す
るとクーリングキャン11近傍に放電が生ずる。
この際クーリングキャン11に生ずる直流成分の電圧す
なわち直流電圧VDCは、0.2〜8KV。
好ましくは0.−4〜6KVの範囲となるようにするこ
とが望ましい。この直流電圧VDCは、高周波電圧のみ
を印加した場合であっても、また高周波電圧を直流電圧
に重畳させて印加した場合であっても同様の条件に設定
される。
クーリングキャン11に誘起される直流電圧VDCが0
.2KV未満であると、放電の安定性がとれないばかり
か、フィルム3への蒸発粒子の衝突エネルギーが小さく
なり、安定性および密着強度の良好な薄膜が得られない
傾向がある。一方直流電圧 VDCが8KVを超えると
、フィルム3の熱損傷が大きくなる傾向がある。
このような放電処理を行なうことにより、送り出しコア
5から送り出されたフィルム3は、搬送途中でクーリン
グキャン11に支持される部分、すなわち薄膜が形成さ
れる部分で放電処理されて活性化され、同時に放電によ
り蒸着源13から発生する蒸発粒子がイオン化し、フィ
ルム3の表面に強く衝突して薄膜が形成される。
このようにして薄膜が形成されたフィルム3は、たとえ
ば巻取り側がイドローラ9.10および巻取りコア8を
絶縁体とすることにより、真空槽2と絶縁した状態で巻
取りコア8に巻き取ることができる。
したがって、薄膜形成装置1では、フィルム3に導電性
の薄膜を形成した場合であっても、薄膜を介して巻取り
手段、特にフィルム3と直接接触する巻取りコア8、ガ
イドローラ9.10などの部材およびこれら部材が固定
される真空槽2に大電流が流れることがない。
また、フィルム3の薄膜形成部分が巻取り手段、すなわ
ち巻取り側ガイドローラ9に接近した時点で、異常放電
が発生することがなく、したがってたとえば、上記した
ようなりラッチの作動回路が誤動作をすることがない。
以上導電性の薄膜を形成する場合につき説明してきたが
、本発明に係るフィルムへの薄膜形成方法およびその装
置は、絶縁性の薄膜を形成する場合に従来の方法および
装置と同様に使用できることは言うまでもない。
発明の効果 本発明に係る薄膜形成方法およびその装置は、薄膜が形
成されたフィルムを真空槽と電気的に絶縁した状態で巻
取り、フィルム表面に導電性の薄膜を形成した場合でも
、支持手段から導電性薄膜を介して巻取り手段に電流が
流れることがなく、また、薄膜と巻取り手段との間に異
常放電が発生することもない。
したがって本発明に係る薄膜形成方法およびその装置に
よれば、導電性薄膜形成時に薄膜に流れる電流により発
生するジュール熱で薄膜自身あるいはフィルムが破損す
ることを有効に防止でき、また、薄膜形成初期にフィル
ムの薄膜形成部分が巻取り手段に接近した時点で異常放
電が発生し、この際発生するノイズにより巻取り手段の
作動回路などが誤動作をすることがなく円滑にフィルム
の搬送を行なうことができる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 第1図に示される装置1(テフロン製のガイドローラ9
.10と、ベークライト製巻取すコア8とを用いている
)に長さ500m、厚さ0.05mmのポリパラバン酸
フィルム(フィルム3)と、銅(蒸着源13)とを装着
し、Arガスを導入して真空槽2内の真空度をI X 
10−’torrとした後、蒸着源13を加熱して蒸発
粒子を発生させた。
次いて、フィルム3を搬送速度10m/分で搬送しなが
ら、周波数13.56MHz、電力IKwの高周波電圧
に電圧1.5KVの直流電圧を重畳させてクーリングキ
ャン11に印加し、放電を発生させて厚さ1μmのCu
膜を形成した。
膜形成時にジュール熱の発生による薄膜およびフィルム
3の破損が発生する事がなく、また巻取りコア8のクラ
ッチが誤動作することもなく円滑にフィルム3を巻き取
ることができた。
比較例1 第1図に示される装置1の巻取りコア8をアルミニウム
製とした以外は、実施例1と同様にしてフィルム3表面
にCu膜を形成したところ、薄膜形成初期に、Cu膜形
成部分が巻取りコア8に接触した時点で、フィルム3が
熱破損し、かつ巻取りコア8のクラッチが作動しなくな
り、フィルム3がクーリングキャン11に巻き付いた。
実施例2 第1図に示される装置1のガイドローラ9.10と巻取
りコア8とをアルミニウム製とし、これらの支持部材と
、ローラ、コアの軸とをテフロンスリーブを介して接続
し、真空槽と絶縁した。
さらに、リン青銅製のバネをローラおよびコアに接触さ
せ、このバネを通してキャンと同電位の高周波電圧を印
加した。
次に、長さ500m、厚さ0.05mmのポリパラバン
酸フィルム(フィルム3)と、銅(蒸着源13)とを装
着し、Arガスを導入して真空槽2内の真空度をI X
 10 ’−’torrとした後、蒸着源13を加熱し
て蒸発粒子を発生させた。
次いで、フィルム3を搬送速度10m/分で搬送しなが
ら、周波数13.56MHz、電力IKwの高周波電圧
に電圧1,5KVの直流電圧を重畳させてクーリングキ
ャン11に印加し、放電を発生させて厚さ1μmのCu
膜を形成した。
膜形成時にジュール熱の発生による薄膜およびフィルム
3の破損が発生する事がなく、また巻取りコア8のクラ
ッチが誤動作することもなく円滑にフィルムを巻き取る
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄膜形成方法で用いられる装置の
概略断面図である。 1・・・薄膜形成装置  2・・・真空槽5・・・送り
出しコア 6・・・送り出し側ガイドローラ 7・・・タッチローラ  8・・・巻取りコア9.10
・・・巻取り側ガイドローラ 11・・・クーリングキャン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空槽内の一方側から送り出されるフィルムを支
    持手段により支持し、 上記支持手段に高周波電圧を印加して放電を生じさせて
    上記フィルムに放電処理を施すとともに、フィルム表面
    に真空槽内の蒸着源から発生した蒸発粒子を被着させて
    薄膜を形成させた後に、上記真空槽内の他方側にて、上
    記フィルムを真空槽と電気的に絶縁した状態で巻き取る
    ことを特徴とするフィルムへの薄膜形成方法。
  2. (2)真空槽内で蒸着源を蒸発させて蒸発粒子を発生さ
    せる蒸発手段と、 上記真空槽内の一方側からフィルムを送り出す送出手段
    と、 上記送出手段から送り出されたフィルムの裏面を支持す
    る支持手段と、 上記支持手段に高周波電圧を印加し放電を生じさせて上
    記フィルムに放電処理を施すとともに、フィルム表面に
    上記蒸発粒子を被着させ薄膜を形成させる高周波電圧印
    加手段と、上記真空槽内の他方側にて、上記支持手段を
    介して送り出されるフィルムを、真空槽と電気的に絶縁
    した状態で巻き取る巻取り手段とを備えることを特徴と
    するフィルムへの薄膜形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019246A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Ulvac Japan Ltd 巻取式成膜装置
JP2018053340A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 住友金属鉱山株式会社 被成膜物の成膜方法および成膜装置ならびに該成膜方法を用いた金属化樹脂フィルムの製造方法

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