JPH03210466A - 導電率測定装置 - Google Patents

導電率測定装置

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JPH03210466A
JPH03210466A JP532090A JP532090A JPH03210466A JP H03210466 A JPH03210466 A JP H03210466A JP 532090 A JP532090 A JP 532090A JP 532090 A JP532090 A JP 532090A JP H03210466 A JPH03210466 A JP H03210466A
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洋 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導電率測定装置に関する。
[従来の技術] 例えば交1jiL2極法による導電率の測定においては
、その測定セルは、電極支持ボディと、この電極支持ボ
ディに適宜の間隔をおいて設けられる一対の電極とから
主として構成される。
そして、前記電極と被検液である溶液の界面との間に電
荷の分離による電気二重層が生じ、導電率が高濃度の溶
液の導電率測定においては、前記電気二重層に起因する
コンデンサ分(分極容量)が測定に大きな誤差を与える
ことがあるため、測定セルとしてはセル定数の大きなも
のを用いるようにしているが、セル定数は電極の形状に
よって定まるところから、その設定にも限度がある。
そこで、上記分極容量の影響をできるだけ抑制するため
、電極間に印加する電圧を低くしたりあるいは電極の表
面積を大きくするなどして電流密度を小さ(したり、ま
た、測定周波数を高(するなどの手段が講じられている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記手段を講じても次のような問題点が
残る。すなわち、前記電極としては、通常、白金に白金
黒メツキを施したものが用いられているが、前記メツキ
が剥離してくると前記分極容量が増大し、測定に誤差が
生ずるのである。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、メツキの剥離を確実に検知するこ
とができると共に、高精度の測定を行うことができる信
頼性の高い導電率測定装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本発明に係る導電率測定装
置は、溶液中に浸漬された相異なる周波数の交流電圧を
印加し、それぞれの周波数における導電率を測定し、そ
のときの導電率の偏差が所定値を超えるときは、所定の
警告を発するようにし、前記偏差が所定値以下であると
きは、所定の分極容量式によって分権容量値を求めてこ
れを記憶し、導電率測定時に得られる測定結果を前記分
極容量値と共に所定の分極補正式に入力して補正し、そ
の補正結果を出力するようにした点に特徴がある。
(作用〕 本発明においては、溶液中に浸漬された電極間に相異な
る周波数の交流電圧を印加し、それぞれの周波数におけ
る導電率を測定し、そのときの偏差が所定の基準値を超
えるときは所定の警告を発するようにしているので、測
定中に電極のメツキの剥離を検出することができる。ま
た、前記偏差が所定の基準値以下であれば、所定の分極
容量式によって分極容量値を求めてこれを記憶し、所定
の分極補正式に基づいて分極補正を行うので、分極容量
に起因する誤差をなくすことができ、精度の高い測定を
行うことができる。
〔実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
第1図は本発明に係る導電率測定装置の構成を概略的に
示すもので、この図において、1は交流発振器で、後述
する制御装置7からの信号に基づいて異なる周波数の交
流電圧を発生するものである。2は演算増幅器、3.4
は測定セル(図外)に設けられる電極、5は同期整流回
路、6はA/D変換器である。そして、7は制御装置で
、詳細に図示してないが、その内部にはA/D変換器6
や図外の人力装置からの信号に基づいて演算を行う演算
部と、演算結果あるいは前記入力装置からの入力に基づ
いて交流発振器lや図外の表示部などに所定の信号を発
する演算制御部と、演算結果および外部からの入力を記
憶するメモリ部などを備えている。
第2図は測定セルにおけるインピーダンスの等価回路を
示すもので、この図において、R1は電極ケーブルの電
線抵抗、C1は電極ケーブルの電線容量、Cオは電極の
分極容量、R%は溶液の抵抗、R%′は電極全体の抵抗
をそれぞれ示す。
ここで、CIのインピーダンスを21.測定周波数をω
(−2πf)とすると、 ωCI  2π fC,f (但し、R1,l−とする) 2πC1 となる。
また、 t のインピーダンスを22 とすると、 ωCz   2πfCz    f (但し、Rt2−     とする) 2πC2 となる。
そして、R1′は Rt’−z+//(R1+R% +2 zz )Z、x
(R,+Rt+’l Z、) Z+ +(R,+R,,+22* ) ・・・・・・(3) と表され、ここで、ZlはRl+ Rc + 2 Z 
zより充分に大きいと考えられるので、(3)式は、R
1′ζR+ +Rt +2L となり、これより、R1は、 R1ζR,’−R,−22.       ・・・・・
・(4)となる。
ここで、Rt、R,’の導電率をそれぞれLl、L−′
とすると、上記(4)式は、 Lt L。
となり、 これより、 Lt 1  Lt’ Rt   2Lt’ Zzし。
1  Lt ’ Rt   2 LL ’ Rcz/ 
f・・・・・・(5) なる分極補正式が得られる。
ところで、上記(5)式で表される分極補正式における
Rcz(=1/2πCz、つまり、分極容量の大きさ)
は、前記第2図に示す等価回路において、異なる周波数
の電圧を2回印加することにより求めることができる。
すなわち、第2図において、電極3.4間に相異なる周
波数f+ 、fz (fl >Exとする)の交流電圧
を印加し、上記(5)式においてRci−0として算出
されたLtの(値を、それぞれL%”(f、)、LL”
(fりとすると、Lt”は第2図におけるA部の導電率
を示すから、 LL”(f、)− RL  +2/ω+CZ ζ R,+2Rcz/f+ ・・・・・・(6) L、”(fり= R,+2/ωよC8 ・・・・・・(7) Rt  + 2 Raw/ f t が得られる。
そして、(6)式から、 RL + 2 Rcz/ t l −1/LL ”(f
 1)Rt −x/Lt“(f +)  2 Rci/
 f +が得られ、また、(7)式から、 Rt −1/L−’ (f り  2 RCI/ f 
tが得られるから、 これら両式より、 1/L、”(fl)−2RC!/f。
= L/ Lc ”(f z)  2 Rcz/ f 
!が得られ、さらに、 1/LL”(f、)−1/L、”(fり−2Rcx(1
/(+   1/fz )が得られる。
よって、Rciは、 f、Xf。
× 2(fg−fl) Lt’(fり−L、”(f、) Lt ”(f +)x Lt“(f2)2(fg−fl
) となる。
つまり、導電率測定装置の測定セルにおける分極容量R
C!の大きさは、相異なる周波数f l+ f zの交
流電圧を電極3.4間に印加し、周波数ft。
f、における導電率Lt ”(f +)、Lt ”(f
 x)を測定することによって求めることができる。
次に、上記構成の導電率測定装置における分極補正の手
順について、第3図に示すフローチャートをも参照しな
がら説明する。
先ず、電極3.4を溶液に浸漬した状態で、交流発振器
1から例えば実際の導電率測定において印加する周波数
f、の交流電圧を電極3,4に例えば約3秒間印加する
。この電圧印加により、演算制御部7では所定の演算が
行われ、周波数f1における導電率り、(f、)が求め
られ、この導電率り、(f、)がメモリ部に記憶される
(ステップS1)。
次に、交流発振器1から前記周波数ftより低い周波数
f8の交流電圧が出力されるように切換え操作しくステ
ップ32)、周波数f2の交流電圧を電極3.4に約3
秒間印加する。この電圧印加により、演算制御部7では
所定の演算が行われ、周波数f8における導電率LL(
ft)が求められ、この導電率LL(ft)がメモリ部
に記憶される(ステップS3)。
そして、上記両溝電率L%(fl)、  LL(ft)
の偏差、この実施例では両者の比Lt(fり/Lt(f
l)が0.9よりも小さいか大きいかを、演算制御部7
において判別する(ステップS4)ようにし、前記比が
0.9よりも小さいとき(ステップS5)には、補正可
能範囲にあるものと判定し、前記両溝電率り、(f、)
、L、(f2)、周波数f、、ftなどを、前記(9)
弐に示す分極容量式に代入して、当該導電率測定装置の
分極容量値を求め、分極容量の補正が行なえるようにす
る(ステップS6)。
つまり、相異なる周波数の交流電圧を印加したときの導
電率り、(f、)、L、(fz)の偏差が所定の基準値
(許容値)以下であるときは、電極3.4におけるメツ
キの剥離が生じてないかあるいは生じていても極めて僅
かであり、測定値における分極容量の影響を補正するこ
とにより、真の導電率に極めて近い測定が行なえるもの
とするのである。
一方、前記比が0.9よりも大きいとき(ステップS7
)には、補正可能範囲外であって、例えば電極3,4に
おけるメツキがかなり剥離して、実用に供することがで
きないものと判定し、表示部(図外)などに警告メツセ
ージを表示したり、警告ランプが点滅したり、ブザー音
を発するようにする。これによって、電極3,4の点検
あるいは取替えをなどの目安にすることができ、導電率
測定装置のメンテナンスが確実に行われる。
本発明者らの試験によれば、分極容量Rczを予め求め
ておき、導電率測定時における測定結果について、分極
補正によってどの程度誤差を解消できるものか調べたと
ころ、次のような結果が得られたゆすなわち、補正前の
導電率が真の値に対して5.4%の誤差を含むものであ
ったのに対し、補正後の導電率は真の値に対して僅かに
0.6%の誤差となり、分極容量に起因する誤差、特に
、電極3.4におけるメツキの剥離に基づく誤差を大幅
に低減できることが判った。
本発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば導
電率Lt(f、)、Lt(fz)の偏差の比較対象とな
る基準値は任意に設定することができる。
また、分極容量RC2は定期点検時に測定するようにし
ておけばよいが、実際の測定の際にその都度測定するよ
うにしてもよい。
(発明の効果〕 以上説明したように、本発明においては、溶液中に浸漬
された相異なる周波数の交流電圧を印加し、それぞれの
周波数における導電率を測定し、そのときの導電率の偏
差が所定値を超えるときは、所定の警告を発するように
し、前記偏差が所定値以下であるときは、所定の分極容
量式によって分権容量値を求めてこれを記憶し、導電率
測定時に得られる測定結果を前記分極容量値と共に所定
の分極補正式に入力して補正し、その補正結果を出力す
るようにしているので、分極容量に起因する誤差、特に
、電極におけるメツキの剥離に基づく誤差を大幅に低減
でき、しかも、メツキの剥離を確実に検知することがで
きるので、高精度の測定を行うことができ信頼性の高い
導電率測定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は本
発明に係る導電率測定装置の構成を概略的に示す図、第
2図は測定セルにおける等価回路図、第3図は分極補正
の手順を示すフローチャートである。 3゜ 4・・・電極。 出 願 人 株式会社 堀場製作所 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一対の電極を被検液に浸漬した状態で電極間に所定の測
    定周波数の交流電圧を印加して被検液の導電率を測定す
    る装置において、前記電極間に相異なる周波数の交流電
    圧を印加し、それぞれの周波数における導電率を測定し
    、そのときの導電率の偏差が所定の基準値を超えるとき
    は、所定の警告を発するようにし、前記偏差が所定の基
    準値以下であるときは、所定の分極容量式によって分極
    容量値を求めてこれを記憶し、導電率測定時に得られる
    測定結果を前記分極容量値と共に所定の分極補正式に入
    力して補正し、その補正結果を出力するようにしたこと
    を特徴とする導電率測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2766271A1 (fr) * 1997-07-16 1999-01-22 Zellweger Analytics Procede et dispositif de mesure de la conductivite d'une solution assurant le controle de la polarisation des electrodes
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US9651511B2 (en) 2006-12-06 2017-05-16 Abb Limited Conductivity sensor

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