JPH03210337A - 耐熱性ゴム材の製造方法 - Google Patents

耐熱性ゴム材の製造方法

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JPH03210337A
JPH03210337A JP493090A JP493090A JPH03210337A JP H03210337 A JPH03210337 A JP H03210337A JP 493090 A JP493090 A JP 493090A JP 493090 A JP493090 A JP 493090A JP H03210337 A JPH03210337 A JP H03210337A
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JP
Japan
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rubber
vulcanization
heat
compression set
resistant rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP493090A
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English (en)
Inventor
Jiyunichirou Mori
森 純一朗
Seiji Ito
伊藤 政治
Hitoshi Nishizawa
西沢 仁
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ハロゲン化ブチルゴムを主成分とする耐熱性
ゴム材の製造方法に係り、特に高温時の圧縮永久歪み特
性を向上させた耐熱性ゴム材の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来から各種配管継目のシール材としてゴムバッキング
が使用されているが、特に耐熱性が要求される用途、た
とえば蒸気配管や温水配管等には、耐熱性の点からEP
DM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合体)やEP
M(エチレン−プロピレン共重合体)を過酸化物加硫し
たゴムからなるバッキングが使用されている。
しかしながらこのようなゴムバッキングは、圧縮永久歪
み、特に高温時の圧縮永久歪み特性が不良なため十分な
シール効果が得られないという難点があった。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように耐熱性が要求される用途、たとえば蒸気配
管や温水配管等のシールバッキングに有用な、耐熱性が
良好で、高温時の圧縮永久歪み特性に優れたバッキング
材料の開発が要求されている。
本発明はこのような従来の要求に応えるべくなされたも
ので、高温時の圧縮永久歪み特性に優れた耐熱性ゴム材
の製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の耐熱性ゴム材の製造方法は、ハロゲン化ブチル
ゴムを主成分とするゴム組成物に一次加硫を施した後、
140〜200℃の温度で1時間以上加熱する二次加硫
を施すことを特徴とする。
本発明に使用されるハロゲン化ブチルゴムとしては、市
販されている各種のハロゲン化ブチルゴムを使用するこ
とができ、たとえばクロロブチル108B (エクソン
社製商品名、ハロゲン含有率1.2%)、クロロブチル
1088 (エクソン社製商品名、ハロゲン含有率1.
2%)等のクロロブチルゴムや、ブロモブチルX2(ボ
リサー社製商品名、ハロゲン含有率261%)、ブロモ
ブチル2030 (ポリサー社製商品名、ハロゲン含有
率2.196)等のブロモブチルゴムがあげられる。
本発明のゴム組成物には、加硫剤として、たとえばイオ
ウ、亜鉛華、テトラメチルチウラム・ジスルフィド(T
MTD) 、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS
) 、エチレンチオウレア、アルキル・フェノール中ジ
スルフィド、酸化マグネシウム、ジフェニルグアニジン
等、ハロゲン化ブチルゴムの加硫剤として一般に使用さ
れているものが、単独または混合されて一般に使用され
ている範囲で配合される。
また、以上の成分の外に、使用目的に応じて本発明の効
果を阻害しない範囲で、充填剤、加硫助剤、老化防止剤
、加工助剤その他の添加剤を配合することができる。
充填剤の例としては、カーボンブラック、微粉シリカ、
ハードクレー タルク等があげられる。
加工助剤の例としては、ステアリン酸、クマロン樹脂、
低分子量ポリエチレン等があげられる。
老化防止剤の例としては、パラフィンワックス、ジブチ
ルジチオカルバミン酸ニッケル(NID B C)等が
ある。
本発明においては、このようなゴム組成物に次加硫を施
す。その条件としては1.40〜1.80℃の温度で5
分以上の加熱が適当である。
この後火のような熱処理により二次加硫を行う。
すなわち140〜200℃の温度で 1時間以上、好ま
しくは 1〜10時間加熱する。温度がこの範囲より低
すぎたり、時間が短くなると圧縮永久歪み特性の改善効
果が小さくなり、また温度が200℃を越えると機械的
特性が低下してくる。なお、この二次加硫は、空気中、
不活性ガス雰囲気下のいずれであってもよいが、不活性
ガス雰囲気下で処理した場合、この熱処理に起因する機
械的特性、特に機械的伸びの低下を抑えることができる
このようにして得られる耐熱性ゴム材は、高温時の圧縮
永久歪み特性が良好で、しかも強度、伸び等の機械的特
性にも優れている。したがって−般用途のバッキング材
としてはもとより、厳しい高温時の圧縮永久歪み特性が
要求される蒸気配管や温水配管等のシールバッキング材
として有用である。
(作 用) 本発明方法では、−時加硫後のハロゲン化ブチルゴムを
主成分とするゴム組成物に、上記したような特定条件の
二次加硫を施すことにより、機械的特性が良好で、かつ
高温時の圧縮永久歪み特性に優れた耐熱性ゴム材が得ら
れ、蒸気配管や温水配管等のシールバッキング等に使用
した場合に高いシール効果を期待することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1〜5 クロロブチルゴム(CIIIR)またはブロモブチルゴ
ム(BrllR)をベースゴムとし、充填剤、老化防止
剤、加硫剤を適当量配合してなるゴム組成物を、加圧プ
レスにより170℃で10分間加硫(−次加硫)して、
高さ 3111%外径28.5mmのOリングを作製し
た。
ここで得られた各Oリングの引張強度、伸びおよび硬さ
をそれぞれ月S K 8301(1975)に準拠して
■1定した。また圧縮永久歪み率をJIS K 630
1(1,975)に準拠して、100℃、70時間、圧
縮率25%の条件でΔP1定した。結果は表に示す通り
であった。
次いで、これらの−次加硫Oリングに表に示すような条
件の熱処理を施し二次加硫を行った。
得られたOリングの引張強度、伸びおよび硬さをそれぞ
れJIS K 8301(1975)に準拠して測定し
たところ表に示す通りであった。また得られた0すング
を25%圧縮した状態で150℃(4気圧)の熱水中に
70時間浸漬した後、JIS K 6301(1975
)に準じて圧縮永久歪み率をall定し、二次加硫後の
Oリングの高温時における圧縮永久歪み特性を調べた。
結果は表に示した通り、いずれも圧縮永久歪み率20%
以下の優れた圧縮永久歪み特性を有していた。
なお表中、比較例として示したのは、比較例1が一次加
硫のみ行い二次加硫を行わなかった例、比較例2が二次
加硫温度条件が好適範囲に達していない例、比較例3は
、ベースゴムとしてEPDMを通常の配合、加硫条件で
加硫させて得られた従来の0リングの例であり、いずれ
も本発明との比較のために示したものである。
(以下余白) 表からも明らかなように、本発明により得られた製品は
、高温時の圧縮永久歪み特性がいずれも著しく向上して
いる。しかも機械的特性の低下も認められず、蒸気配管
や温水配管用Oリングに使用しうるに十分な特性を備え
ている。
[発明の効果] 以上の実施例から明らかなように、本発明方法により得
られた耐熱性ゴム材は、ノ10ゲン化ブチルゴムを主成
分とするゴム組成物に一次加硫を施し、さらにこれに所
定の条件で二次加硫を行うようにしたので、機械的特性
が良好で、かつ高温時の圧縮永久歪み特性に優れた耐熱
性ゴム材が得られる。
したがって、蒸気配管や温水配管等のシールバッキング
材に使用した場合に高いシール効果を期待することがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハロゲン化ブチルゴムを主成分とするゴム組成物
    に一次加硫を施した後、140〜200℃の温度で1時
    間以上加熱する二次加硫を施すことを特徴とする耐熱性
    ゴム成形品の製造方法。
JP493090A 1990-01-12 1990-01-12 耐熱性ゴム材の製造方法 Pending JPH03210337A (ja)

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