JPH03209980A - Ｘ線診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、Ｘ線透視画像をテレビカメラによって撮影可
能なＸ線診断装置に関する。

（従来の技術） Ｘ線診断装置は第２図に示すように、被検体１を支持す
る寝台部１６と、被検体１に対してＸ線曝射を行うＸ線
管２と、寝台部１６内に設けられてＸ線撮影された画像
を直接記録するカセット１７とを備えている。このよう
なＸ線診断装置の撮影機能は主として術後の記録手段と
して使用されている。この理由は術中は不潔なカセット
操作を行うことが滅菌上問題があるからである。しかし
ながら術中のＸ線画像を診断情報として必要とする場合
があり、このような要望に応えるためにＸ線診断装置に
は不潔なカセット操作を必要としない第３図に示すよう
な間接撮影機能が備えられている。この間接撮影機能は
Ｘ線像を光学像に変換する１、Ｉ（イメージインテンシ
ファイヤ）３とテレビカメラ５とを組み合せて、数分間
にわたってＸ線曝射を行って撮影したＸ線透視画像をメ
モリ等の画像記憶装置７に記憶すると共にモニタ８上に
Ｘ線透視画像を表示し、この表示画像をイメージャ９に
より撮影して記録するように構成したものである。

このように間接撮影によりＸ線透視画像の撮影を行う場
合、テレビカメラ５の撮像管はダイナミックレンジが狭
いのでＸ線条件が適当でないときはすぐに飽和してしま
う。このためこれを防止する目的でＡＢＣ（Ａｕｔｏ　
Ｂｒｉｇｈｔｎｅｓｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　　：自動輝度
調整）機能が備えられている。

（発明が解決しようとする課題） ところで従来のＸ線診断装置では、Ｘ線透視条件に基づ
いてＸ線曝射が行われる間接撮影を行っているので、Ｉ
、Ｉに入射される線量が少ないためＳ／Ｎ比が悪くて、
画質に劣る透視画像しか撮影できないという問題がある
。Ｓ／Ｎ比を改善するにはＩ、　　Ｉへの入射線量を増
加すればよいが、従来では透視条件に基いた間接撮影で
あるためどうしても制約を受けざるを得なかった。

本発明は以上のような問題に対処してなされたもので、
間接撮影であってもＩ、　　Ｉに対する入射線量を増加
できるＸ線診断装置を提供することを目的とするもので
ある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、被検体に対するＸ
線透視時の画像をテレビカメラによって撮影可能なよう
に構成されたＸ線診断装置において、テレビカメラに対
する入射光量を絞り込むアイリス絞り手段と、Ｘ線透視
画像の撮影時前記アイリス絞り手段を動作させるスイッ
チ手段と、アイリス絞り手段が操作されたとき透視中の
自動輝度調整条件と装置の最大定格とを比較した値とか
ら決定されるＸ線条件を自動的に設定するＸ線条件設定
手段と、前記Ｘ線条件に基いてアイリス絞り手段に対す
る絞り込み量を決定する制御手段とを備えたことを特徴
とするものである。

（作　用） アイリス絞りを設は撮影が必要なとき瞬間的にこのアイ
リス絞りを絞り込ませることにより、結果的にＩ、　　
Ｉに対する入射線量を増加させて撮影を行う。このとき
のＸ線条件は透視時のＡＢＣ条件と装置の最大定格との
比較によって設定され、透視時の数倍のＸ線を曝射する
ことができる。これによってＳ／Ｎ比を改善することが
できるので画質に優れた静止画像を得ることができる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明のＸ線診断装置の実施例を示すブロック
図で、１は被検体、２は被検体１に対してＸ線曝射を行
うＸ線管、３はＸ線管２の反対側に配置されＸ線像を光
学像に変換する１、Ｉ（イメージインテンシファイヤ）
、４は後述のテレビカメラ５に対する入射光量を絞り込
むアイリス絞り、５は撮像管を内蔵して１．［３の光学
像を撮影するテレビカメラ、６はテレビカメラ５によっ
て撮影された光学像を電気信号（画像信号）に変換する
カメラコントロールユニットテする。

７は画像信号の入力に基き撮影された画像を記憶する画
像記憶装置、８は撮影された画像を表示するモニタ、９
は表示画像を撮影して記録するイメージヤである。

１０はＡＢＣ設定器で所定のビデオレベルとなるＸ線条
件を決定するような電圧を出力して後述の比較器１１に
出力する。比較器１１は常にカメラコントロールユニッ
ト６及びＡＢＣ設定器１０の出力電圧を比較して、両者
が同一となるような制御動作を行ってこの電圧をＸ線制
御器１２に加える。Ｘ線制御器１２は比較器１１からの
出力電圧に基いてＸ線管２を制御する。１３はアイリス
制御器で後述の静止画像記録スイッチ１５を操作したと
きＸ線制御器１２によって制御されてアイリス絞り４の
絞り込み量を制御する。１３はフートスイッチ、１４は
静止画記録スイッチである。

この静止画記録スイッチ１４が操作されたとき比較器１
１及びＸ線制御器１２は透視時のＡＢＣ条件と装置の最
大定格（ｍＡ）とを比較した値とから最適なＸ線条件を
設定して、アイリス制御器１３を介してアイリス絞り４
を制御する。

次に本実施例の作用を説明する。

フートスイッチ１４をオンするとカメラコントロールユ
ニット６とＡＢＣ設定器１−０との出力電圧が一致する
ように比較器１１によって制御動作が行われて、これに
基いて設定された透視条件によってＸ線管２からＸ線曝
射が行われてテレビカメラ５によりＸ線透視画像の撮影
が行われる。このときのＸ線条件は常に記憶される。

次にこの状態で静止画記録スイッチ１５をオンすると、
前記記憶されたＸ線条件と装置の最大定格（ｍＡ）との
比較が行われることによって新たなＸ線条件が設定され
、このＸ線条件となるようにアイリス絞り４の絞り込み
量がアイリス制御器１３によって制御される。例えば装
置の最大定格の１−／３の値（ｍＡ）でＸ線条件が設定
されていたとすると、Ｘ線管２からその３倍のＸ線量が
曝射されるような新たなＸ線条件が設定される。これに
より１．Ｉ３への入射線量は３倍に増加するが、アイリ
ス絞り４の絞り込みによってテレビカメラ６への入射光
量は増加しないので撮像管が影響されることはない。

このようにしてテレビカメラ５によって撮影されたＸ線
透視画像は画像記憶装置７に記憶された後、モニタ８に
表示されると共にイメージヤ９によって撮影される。

このような本実施例によれば、アイリス絞り４によって
テレビカメラ５の撮像管への入射光量を絞り込むことに
よって撮像管に影響を与えることなく、Ｉ、Ｉ３に対す
る入射線量を増加することができる。従って、間接撮影
であっても丁、■への入射線量が増加するためＳ／Ｎ比
を改善できて、画質に優れた静止画像を得ることができ
る。尚、ｒ、Ｉ３に増加して入射される線量は静止画記
録スイッチがオンされる瞬間的な時間なのでＸ線管２に
負担を与えることはない。

Ｕ発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、テレビカメラの撮像
管へ影響を与えることなく丁、ｒへの入射線量を増加す
ることができるので、Ｓ／Ｎ比を改善することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＸ線診断装置の実施例を示すブロック
図、第２図及び第３図は従来装置の概略を示す構成図で
ある。 ２・・・Ｘ線管、 ３・・・Ｉ、Ｉ（イメージインテンシファイヤ）、４・
・・アイリス絞り、５・・・テレビカメラ、１０・・・
ＡＢＣ設定器、１１・・・比較器、１２・・・Ｘ線制御
器、　１３・・・アイリス制御器、１４・・・フートス
イッチ、 １５・・・静止画記録スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被検体に対するＸ線透視時の画像をテレビカメラによっ
   て撮影可能なように構成されたＸ線診断装置において、
   テレビカメラに対する入射光量を絞り込むアイリス絞り
   手段と、Ｘ線透視画像の撮影時前記アイリス絞り手段を
   動作させるスイッチ手段と、アイリス絞り手段が操作さ
   れたとき透視中の自動輝度調整条件と装置の最大定格と
   を比較した値とから決定されるＸ線条件を自動的に設定
   するＸ線条件設定手段と、前記Ｘ線条件に基いてアイリ
   ス絞り手段に対する絞り込み量を決定する制御手段とを
   備えたことを特徴とするＸ線診断装置。