JPH03209452A

JPH03209452A - 蓄積性蛍光体シートのカセッテ装填方法

Info

Publication number: JPH03209452A
Application number: JP542790A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Agano; 俊孝阿賀野
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1990-01-12
Filing date: 1990-01-12
Publication date: 1991-09-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は蓄積性蛍光体シートを用いた放射線画像情報記
録再生方法において、画像記録（撮影）の際に蓄積性蛍
光体シートをカセツテに自動装填する方法に関するもの
である。

（従来の技術）蓄積性蛍光体シートを利用して、人体等の被写体の放射
線画像情報を一部蓄積性蛍光体シートに記録し、これを
励起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電
的に読み取って画像信号を得、この画像信号を処理して
診断適性の良い被写体の放射線画像を得る放射線画像情
報記録再生方法か提案されている（例えば特開昭５５−
１２４２９号、同５６−１１３９５号、同５５−１６３
４７２号、同５６−１０４６４５号、同５５−１１６３
４０号等）。この方法において、最終的な画像はハード
コピーとして再生したものでもよいし、ＣＲＴ等のデイ
スプレィ装置上に再生したものでもよい。このような放
射線画像情報記録再生方法においては、蓄積性蛍光体シ
ートは最終的に画像情報を記録せず、上記のような最終
的な記録媒体に画像を与えるために一時的に画像情報を
担持するものであるから、この蓄積性蛍光体シートは繰
り返し使用するようにしてもよく、またそのように繰返
し使用すれば極めて経済的である。

この方法において、さらに同一被写体に対して相異なる
線質を有する放射線を照射せしめ、被写体の特定の構造
物（例えば、臓器、骨、血管等）か特有の放射線吸収特
性を有することを利用して特定の構造物か異なって抽出
された２つの放射線画像を得、その後この２つの放射線
画像に適当な重みづけをした上で両画像間で減算（サブ
トラクト）を行ない特定の構造物の画像を抽出する、所
謂エネルギー・サブトラクション方法か知られている。

かかるエネルギーサブトラクション方法においては、被
写体が静止している間に素早く２つ以上の曝射をして、
被写体の動きによる偽画像（モーションアーティファク
ト）の発生を防止しなければならず、このために２枚以
上の蓄積性蛍光体シートに素早く異なった条件下での放
射線照射をしなければならない。

また、２枚以上の蓄積性蛍光体シートを重ねて各蓄積性
蛍光体シートにエネルギーの異なる放射線による記録を
行なって、その後各蓄積性蛍光体シートの画像を読み出
し、上述のようなサブトラクションを行なうこと（ワン
ショットエネルギーサブトラクション）も知られている
。また、複数の蓄積性蛍光体シートに重ねて画像を記録
し、これを読み取った後加算してノイズを低減させる重
ね合わせ処理も知られている。（例えば特開昭６１−９
５３３８号、同６１−９８３４１号等）（発明が解決し
ようとする課題）これらの場合には、複数の蓄積性蛍光体シートの互いの
相対的位置が一致していないと、減算や加算ができない
。

そこで記録時に被写体とともにマーカーを写し込んで、
このマーカーにより相対位置を一致させて演算する方法
か提案されている。（特開昭５８−１６３３３８号）しかし、マーカーを写し込むためには照射野を絞り込め
ないという難点がある上、マーカーを利用して演算で位
置合せをするときに時間がかかるという問題かある。

また、マーカーを使用すると、診断には必要のないマー
カーの像が診断のための画像中に写ってしまうという欠
点もある。

一方、蓄積性蛍光体シートはカセットに装填して使用さ
れるが、蓄積性蛍光体シートとカセットの間にはガタが
あるため、蓄積性蛍光体シートのカセットの中での位置
は一定しておらず、エネルギーサブトラクションや重ね
合せの際に２枚あるいはそれ以上の蓄積性蛍光体シート
の相対位置が装填の度にばらついてしまう。したかって
、マーカーを使用しなければ、互いの位置を正確に合致
させる必要のあるサブトラクションや重ね合せの撮影を
事実上行なうことはできない。

本発明は上記のような問題に鑑み、きわめて簡単な方法
により蓄積性蛍光体シートを常にカセツテの一定位置に
装填し、マーカー等による位置合せを不要にする蓄積性
蛍光体シートのカセツテ装填方法を提供することを目的
とするものである。

（課題を解決するだめの手段）本発明による蓄積性蛍光体シートのカセツテ装填方法は
、本体と蓋体とからなり、該本体が該本体内に装填され
る蓄積性蛍光体シートの隣接する２辺に当接する、互い
に垂直な２つの基準面を有するカセツテに、前記蓄積性
蛍光体シートを装填する方法において、カセツテの前記蓋体を開いて、前記本体内に蓄積性蛍光
体シートを供給し、前記本体に前記蓄積性蛍光体シートが前記２つの基準面
に当接するよう衝撃を与え、その後前記蓋体を閉じることを特徴とするものである。

（作用および効果）このようにすることにより、蓄積性蛍光体シートは衝撃
によりカセツテ内の一定位置に自動的に位置決めされ、
複数の蓄積性蛍光体シートが共にカセツテに供給された
場合も、別々に１枚ずつカセツテに入れられた場合も、
互いに相対位置は常に一定するから、マーカーがなくて
も読取時には同じ基準面に蓄積性蛍光体シートを寄せて
位置決めすることにより、互いの位置合せができ、画像
データの減算、加算が支障なくできる。

上記衝撃をカセツテ本体に与える方法としては、バネに
より機械的衝撃を与える方法や、空気圧により衝撃を与
える方法等が使用できる。

（実　施　例）以下、図面により本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図で、図示せぬ蓄
積性蛍光体シートの供給手段によりＡ方向から供給され
た蓄積性蛍光体シート１０を受けるカセツテ本体２人は
、これに蝶着された蓋体２Ｂを有し、第２図に誇張して
示すように、蓄積性蛍光体シート１０の隣接する２辺１
０ａ、１０ｂに当接する、互いに垂直な２つの基準面２
ａ、２ｂを有している。

カセツテ２の装置内の装着位置の近傍に、端部５Ａを支
持した板バネ５が弯曲自在に設けられ、第１図に一点鎖
線で示す非付勢位置から、外部の力によって実線で示す
ように弯曲（変形）せしめられ、その外力を外すことに
よって非付勢位置まで自身の弾力によって復元し、この
とき該板バネ５がカセツテ２の角２Ｃに衝撃を与えるよ
うになっている。板バネ５に外力を加えて、板バネ５を
変形させる手段には各種の機構が使用できるものであり
、その例は図示しない。

カセツテ２に加える衝撃の方向は、第１図の例のように
第２図のＳ方向でもよいし、第２図のＸ方向およびＹ方
向の２方向でもよい。

空気圧によりカセツテ２に衝撃を加える方法としては、
例えば上記Ｘ方向とＹ方向の２方向から、エアノズルに
よりカセツテ２の本体２Ａの側面に瞬間的に空気流を吹
きつける方法が考えられる。

そのエアノズルはカセツテ本体２Ａの側面に接していて
もよいし、僅かに離れていてもよい。

このようにカセツテ２に衝撃を与えると、本体２Ａの中
に供給された蓄積性蛍光体シート１０はその２辺１０ａ
、ｌＯｂを基準面２ａ、２ｂに当接させるよう、移動し
、カセツテ内で蓄積性蛍光体シート１０の位置決めかな
される。

次に、カセツテの蓋体２Ｂを閉じて、蓄積性蛍光体シー
ト１０を本体２Ａとの間に挾持して保持する。

これにより、蓄積性蛍光体シート１０は縦横がカセツテ
２内の所定の位置に位置決めされ、その後その上に放射
線が被写体を通して照射される。照射後、この蓄積性蛍
光体シート１０はカセツテ２から排出され、次いて、２
枚目の蓄積性蛍光体シート１０が同様に位置決めされ、
２回目の照射がなされる。エネルギーサブトラクション
の場合は、１回目と放射線エネルギーか異なる放射線で
記録がなされる。これは図示せぬ放射線エネルギー変換
用フィルタを介して放射線を照射するようにしてもよい
し、放射線エネルギー吸収特性か異なる蓄積性蛍光体を
有する蓄積性蛍光体シートに記録するようにしてもよい
。

このようにして、同じ位置に位置決めされた２枚の蓄積
性蛍光体シート１０に放射線画像が記録さる。したがっ
て、蓄積性蛍光体シート１０同士の相対位置が固定され
ているためマーカーがなくても正しく画像信号の加算、
減算の演算ができ、前述のような演算による位置合せを
行なう必要がない。

なお、上記実施例では、蓄積性蛍光体シート１０が１枚
ずつカセツテに装填され、位置決めされる例を示したが
、前記ワンショットエネルギーサブトラクションや重ね
合せのための記録時には、２枚あるいはそれ以上の蓄積
性蛍光体シートをカセツテ内に重ねて位置決めし、−回
の放射線照射によりこれらの蓄積性蛍光体シートに同時
に放射線画像の蓄積記録をすることかできることは言う
までもない。

以上から明らかなように、蓄積性蛍光体シートは常にカ
セツテ内の一定位置に位置決めされるので、このカセツ
テを使ってエネルギーサブトラクション処理や重ね合せ
処理のために複数枚の蓄積性蛍光体シートに放射線記録
をすると、被写体は常に蓄積性蛍光体シートの一定の位
置に記録される。したがって、読取時にこれと同様に右
と下に基準面を設け、その基準面に蓄積性蛍光体シート
を寄せて位置決めした上で読取りをすれば、後でマーカ
ー等で演算により位置合せをする必要かない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による蓄積性蛍光体シートのカセツテ装
填方法の一実施例を示す斜視図、第２図はそのときのカ
セツテに対する蓄積性蛍光体シートの位置決めの方法を
説明する正面図である。２・・・カセツテ　　　　２Ａ・・・本体２Ｂ・・・蓋
体　　　　　２ａ、２ｂ・・・基準面５・・・板バネ　
　　　　１０・・・蓄積性蛍光体シート第図

Claims

【特許請求の範囲】本体と蓋体とからなり、該本体が該本体内に装填される
蓄積性蛍光体シートの隣接する２辺に当接する、互いに
垂直な２つの基準面を有するカセッテに、前記蓄積性蛍
光体シートを装填する方法において、カセッテの前記蓋体を開いて、前記本体内に蓄積性蛍光
体シートを供給し、前記本体に前記蓄積性蛍光体シートが前記２つの基準面
に当接するよう衝撃を与え、その後前記蓋体を閉じることを特徴とする蓄積性蛍光体
シートのカセッテ装填方法。