JPH03208010A

JPH03208010A - ホログラムディスク

Info

Publication number: JPH03208010A
Application number: JP388590A
Authority: JP
Inventors: Naritake Iwata; 岩田　成健; Mamoru Hokari; 守穂刈; Shinya Hasegawa; 信也長谷川
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-01-11
Filing date: 1990-01-11
Publication date: 1991-09-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕光ビームの走査を行うホログラムディスクに関し、ディスクの複合機能化を図ることを目的とし、回転駆動
軸に固定し、形威された走査用ホログラムに光ビームを
照射して回折により再生を行うホログラムディスクにお
いて、前記走査用ホログラム以外の領域に、所定の情報
が記録された情報ホログラムを有するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光ビームの走査を行うホログラムディスクに
関する。

近年、ＰＯＳ　（販売時点情報管理）用バーコードリー
ダ、レーザプリンタ用走査光学系、ヘッドアップディス
プレイなどの光学を利用した入出力機器や、光情報処理
のような従来の電子計算機に対しより２次元情報を並列
的に高速で処理することができる技術など、広く光学技
術が利用され開発がすすめられている。このような分野
において、従来のレンズ、ミラー、プリズムといった光
学素子は、厚い、重い、高い表面精度が必要であるなど
、装置の小型化、製造性、コストの点で問題があった。

さらに、光ビックアップ用の小型非球面レンズといった
複雑な表面形状のものについては、高精度の加工技術と
検査技術が要求される。そこで、これらの主に光の屈折
、反射を利用した素子に代わり、光の回折現象を利用し
た光学素子であるホログラムが用いられる。

〔従来の技術〕

ホログラムは通常、コヒーレント光の干渉を利用して感
光材料を露光し、化学的に現像処理をおこなうことによ
り作製される。数〜数十μ−の感光材料ｉ１膜は、ガラ
ス等の表面上に作製できるため大きな空間を占めること
がなく、また、複製により量産化が可能であり、装置の
小型化、製造性、コストの点で従来の素子に比べ、優れ
た特徴をもつ。そして、複数光束の干渉により記録する
ホログラフィは、通常の写真が物体の強度分布のみを記
録するのに対し、位相情報をも記録することができる。

このため、３次元的な立体像を再生する技術として広く
一般に知られている。また、再生する波面を制御できる
ため、従来の光学素子に置き換えられ、前述の光学式情
報入出力機器にも利用されている。

第５図に従来のホログラムディスクが利用される光学系
の構成図を示す。第５図はレーザプリンタ等の走査光学
系に回転多面鏡に代ってホログラムディスクが使用され
た場合である。第５例において、ホログラムディスク３
０がモータ３１の回転軸に固定され、矢印方向に回転す
る。このホログラムディスク３０にレーザダイオード３
２からの半導体レーザ光３３がホログラムレンズ３４を
介して照射される。そして、半導体レーザ光３３がホロ
グラムディスク３０により透過回折して感光ドラム３５
上にスポットに照射する。ここで、ホログラムディスク
３０には、円周上に走査用ホログラム３０ａ，３０ｂ，
３０ｃ，・・・を所定数配置され、各ホログラムはそれ
ぞれ一本の走査線３５ａに対応する。

従って、このような走査系を搭載したレーザプリンタ等
においては、ホログラムディスク３０を回転するために
、面振れ、偏心を微小に抑えた高精度のモータを必要と
する。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記ホログラムディスク３０は、円周上に走
査用ホログラムを形成するのみであり、他の領域は何も
使用ざれず、無駄であるという問題があった。

そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、ディ
スクの複合機能化を図るホログラムディスクを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図に本発明の原理説明図を示す。第１図のホログラ
ムディスク１は、円帯状に走査用ホログラム２ａ，２ｂ
，２ｃ，・・・が形成される。そして、その走査用ホロ
グラム２ａ，　２ｂ，２Ｇ，・・・以外の領域、すなわ
ち内側及び外側に、情報記録媒体３ａ，３ｂが形成され
る。この情報記録媒体は、走査用の情報とは別の情報が
記録される。

そして、該情報記録媒体３ａ，３ｂを有するホログラム
ディスク１は回転駆動軸に固定されて回転し、該情報記
録媒体３ａ，３ｂに平行光であるビームを照射して、回
折により該情報再生を行う。

〔作用〕

第１図に示すように、ホログラムディスクに、走査用ホ
ログラム２ａ，　２ｂ，２ｃ，・・・とは別の領域に情
報記録媒体３ａ，３ｂを形成している。

この情報記録媒体３ａ，３ｂには所定の情報が記録され
る。これにより、該ホログラムディスクには走査用ホロ
グラムの他に種々の情報のための記録媒体を形成するこ
とができ、当該ディスクの複合機能化を図ることが可能
となる。

〔実施例〕

第２図に本発明の一実施例を説明するための図を示す。

第２図（Ａ）において、ホログラムディスク１の走査用
ホログラム２ａ，２ｂ，２ｃ，・・・以外の領域の情報
記録媒体３ａ，３ｂの表面に、光（磁気）ディスク記録
媒体と同様の２値論理情報を凹凸又は屈折率の異なるビ
ットとして記録している。記録及び再生を第２図（Ｂ）
〜（Ｅ）により説明する。まず、回転駆動軸４に固定さ
れたホログラムディスク１の表面上に、フォトレジスト
等の感光材料薄膜が設けられ、回転させながら走査用ホ
ログラム２ａ，２ｂ，２ｃ，・・・をホログラフィック
露光により作製する〈第２図〈Ｂ〉〉。

ホログラフィック露光は、所定の領域（走査用ホログラ
ム２ａ，２ｂ，２ｃ、…）に参照光４ａ及び物体光４ｂ
を照射して干渉により形或する。また、走査用ホログラ
ム２ａ，２ｂ，２ｃ，・・・以外の領域（情報記録媒体
３ｂ）に、電子描画装置６（又はレーザービーム）によ
り、例えば第２図（Ａ）のような２値論理情報を直接描
画する（第２図（Ｃ））。そして、第２図（Ｄ）に示す
ように、照射光７により走査用ホログラム２ａ，２ｂ，
２ｃ，・・・の走査ビーム８を再生する。一方、情報記
録媒体３ｂ　（３ａ）の領域では、光ピックアップ（又
は別光源の参照光）により２値情報を再生し、利用する
。

ここで、情報記録媒体３ｂ（３ａ）の記録内容には、例
えば、論理情報、メッセージ、音楽等の音声情報、画像
情報等がある。論理情報には、漢字等のフォント情報、
レーザプリンタ起動用プログラム、レーザプリンタ起動
時印字用のデモ用画像情報のメッセージ等がある。また
、音声情報は、上述と同様にレーザプリンタ使用時のメ
ッセージを記録するが、一般に大容量情報を必要とする
ため、半導体メモリ等に記録を行うのに比べて低コスト
化が可能である。さらに、画像情報は、ＣＲＴ、液晶等
の２次元像表示装置により再生する。

次に、第３図に本発明の他の実施例を説明するための図
を示す。第３図（Ａ＞のホログラムディスク１は走査用
ホログラム２ａ，２ｂ，２ｃ，・・・以外の領域（情報
記録媒体３ａ，３ｂ）に像再生用ホログラム３Ｃを形成
したものである。まず、第３図（Ｂ）のように、ホログ
ラムディスク１の上方に所定の位置（走査用ホログラム
位置〉が開口された遮光マスク１０が設けられ、参照光
５ａ及び物体光５ｂにより走査用ホログラム２ａ（回転
により２ｂ，２ｃ、…）を形成する。一方、第３図（Ｃ
）に示すように、像再生用ホログラム（３Ｃ）を記録す
るにあたり、ホログラムディスク１の上方に、走査用ホ
ログラム２ａ，　２ｂ，２ｃ，・・・の領域のみを遮光
したマスク１１を設け、参照光５ａ及び物体光５ｂの干
渉により画像情報を記憶する。そして、第３図（Ｄ）に
示すように、走査用ホログラム（２ａ．２ｂ，２ｃ．・
・・）において照射光７により走査ビーム８を再生し、
像再生ホログラム（３Ｃ）を参照光源からの照射光１２
により画像を再生する。そして、再生光１３により観察
者１４が当該再生画像を認識する。この場合、点線方向
くホログラムディスク１の照明光１２の反対側〉に虚像
（再生像〉が表われる。

なお、再生画像の位置ぶれを防止するための照明光１２
の光源は、ホログラムディスク１の回転に同期してスト
ロボ発光するストロボ照明が用いられる。

すなわち、ホログラムディスク１の像再生ホロダラム３
Ｃには２次元、３次元の像を記録し、参照光のレーザ又
は白色光のようなコヒーレント、インコヒーレント光〈
ストロボ発光〉により再生する。上記記録情報は、例え
ばレーザプリンタ使用時の画像メッセージである。

次に、第４図に上記ホログラムディスク１を用いたレー
ザプリンタの概略構成図を示す。レーザプリンタ１５に
は窓１６が設けられており，この窓から上記情報記録媒
体に記録された像再生ホログラム（３Ｃ）の再生光１３
が写し出され、観察者１４にＷＸＩＩされる。また、レ
ーザプリンタ１５内では、モータ１７の回転駆動軸に固
定されたホログラムディスク１が回転する。このホログ
ラムディスク１の走査用ホログラム（２ａ，２ｂ．２Ｇ
，・・・〉に参照光源１８より参照光７が照射され走査
ビーム８がミラー１９で反射して感光ドラム２０で走査
される（第５図参照〉。一方、ストロボ照明２１からの
照明光１２が、ホログラムディスク１の像再生ホログラ
ム（３Ｃ）に照射され、前述の如くメッセージを表わす
。

このように、ディスクの走査に利用されない領域を使用
し画像等の情報を記録するため、装置の小型化、半導体
メモリなどの負担軽減、ディスクの複合機能化が図れる
と共に、画像、特に３次元画像、音声によるメッセージ
表示により機械の操作性向上を図ることができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、ホログラムディスクの走
査用ホログラム以外の領域に情報記録媒体を形成するこ
とにより、ホログラムディスクの複合機能化を図ること
ができ、該ホログラムディスクの有効利用を図ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、第２図は本発明の一実施例を説明するための図、第３図
は本発明の他の実施例を説明するための図、第４図はレーザプリンタに適用した場合の概略構成図、第５図は従来の走査用ホログラムディスクの再生を示し
た構或図である。図において、１はホログラムディスク、２ａ，２ｂ，２ｃ，・・・は走査用ホログラム、３ａ，
３ｂは情報記録媒体、３Ｃは像再生用ホログラム、５ａは参照光、５ｂは物体光、６は電子描画装置、７は照射光、８は走査ビーム、９は光ビックアップを示す。やり代オ（巧しＢ月の便の゛字（ｉ艷子ＴＶをＷ”月１ろＴ二
Ｉ）ｒのＧら第３図１５し一゛ワーアソソタ１：通用し乙侍合のお賢時構万Ｘ゛
図従来の定３１用ホロＴ７ムの再生を示し７：構八゛図
第５図

Claims

【特許請求の範囲】回転駆動軸（４）に固定し、形成された走査用ホログラ
ム（２ａ、２ｂ、２ｃ、…）に光ビームを照射して回折
により再生を行うホログラムディスクにおいて、前記走査用ホログラム（２ａ、２ｂ、２ｃ、…）以外の
領域に、所定の情報が記録された情報記録媒体（３ａ、
３ｂ）を有することを特徴とするホログラムディスク。