JP3489864B2 - 反射型ホログラム製造方法 - Google Patents

反射型ホログラム製造方法

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JP3489864B2 JP01859994A JP1859994A JP3489864B2 JP 3489864 B2 JP3489864 B2 JP 3489864B2 JP 01859994 A JP01859994 A JP 01859994A JP 1859994 A JP1859994 A JP 1859994A JP 3489864 B2 JP3489864 B2 JP 3489864B2
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    • G03H1/22Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
    • G03H1/2202Reconstruction geometries or arrangements
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    • G03H2001/2231Reflection reconstruction
    • GPHYSICS
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    • G03H2210/50Nature of the object
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2223/00Optical components
    • G03H2223/18Prism

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドアップディスプレ
イに使用される反射型ホログラムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として以下に
説明するヘッドアップディスプレイがある。図10はヘ
ッドアップディスプレイの概略を説明する図である。本
図に示すように、ヘッドアップディスプレイは、ウィン
ドシールドコンバイナ200と、ウィンドシールドコン
バイナ200に表示像を投影するホログラム光学素子2
01と、例えばCRT等からなる表示部202とを具備
する。本ヘッドアップディスプレイによれば、ホログラ
ム光学素子201によって表示部202からの蛍光発光
スペクトルの任意の光に対してブラッグ反射が行われ
て、表示部202の一部の光を反射させることになる。
これをウィンドシールドコンバイナ200に反射させ運
転者の目に入射させる。さらに。ホログラム光学素子2
01に結像作用を持たせて像の拡大、縮小をすることに
より、表示部202に表示された像、例えば、「80k
m/h」を任意の距離に表示させることができる。以下
に前記ホログラム光学素子201を製造する従来の方法
について説明する。
【0003】図11は従来の反射型ホログラムを用いた
光学素子を製造する2光束法を説明する図である。本図
に示すように、反射型ホログラムは一つのレーザ光を二
つに分け、それらをホログラム乾板の裏表から照射する
ことにより露光する2光束法が一般的である。しかし、
この2光束法によれば、乾板までの光路長が長いため空
気の揺らぎや振動の影響を受けやすく、それらが治まる
まで長時間の待機が必要となり、量産に適さない。これ
に対する解決策を以下に説明する。
【0004】図12は従来の反射型ホログラムを用いた
光学素子を製造するホログラムコピー法を説明する図で
ある。2光束法によって作製した反射型ホログラムをマ
スタホログラム11とし、本図に示すように、その前に
別のホログラムコピー用乾板13を置き、前面からレー
ザ光を照射し、そのレーザ光がホログラムコピー用乾板
13を透過し、マスタホログラム11によって回折され
た回折光によって生じる干渉縞を記録するホログラムコ
ピー法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ホ
ログラムコピー法には以下に説明する問題点がある。図
13は図12を詳細に説明する図である。本図に示すよ
うに、マスタホログラム11はマスタのベースガラス1
1aと、これに形成されたホログラム面11bと、これ
を保護するマスタのカバーガラス11cからなる。ホロ
グラムコピー用乾板13は前記マスタのカバーガラス1
1cに接する乾板のベースガラス13aと、コピーが形
成されるゼラチン膜13bとからなる。コピーのために
前面からレーザ光を照射すると、ホログラムによる回折
光以外に各界面及び表面での反射光はノイズ光として発
生しゴースト像を形成する原因となる。図3に示すノイ
ズ光の中で、裏面反射光aはベースガラス11aの裏面
を黒色塗装することによりゴースト像形成の対策が可能
である。また、基板となっているマスタのカバーガラス
11cと乾板のベースガラス13aとの間にある空気層
との界面による界面反射光bはガラスと屈折率を併せた
シリコンオイル等でインデックスマッチングを行うこと
によりゴースト像形成の対策が可能である。しかしなが
ら、干渉縞が記録されているホログラム面11bはゼラ
チン、フォトポリマ等のホログラム感光剤で形成されて
おり、ガラスであるマスタのカバーガラス11c、乾板
のベースガラス13aとの間には通常屈折率に違いがあ
る。しかもこの屈折率の調整が困難であるため、ホログ
ラム面11bとカバーガラス11cの界面からの反射光
cは対策が困難である。
【0006】したがって、本発明は、上記問題点に鑑
み、反射回折光を用いてマスタホログラム11をホログ
ラムコピー用乾板13にコピーする反射型ホログラム製
造方法において、ホログラム面11bとカバーガラス1
1cとの界面からの反射によるノイズ光がホログラムコ
ピー用乾板に入射するのを防止できる反射型ホログラム
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、次の構成を有する反射型ホログラム製
造方法を提供する。反射回折光を用いてマスタホログラ
ムをコピーしたコピーホログラムを形成する反射型ホロ
グラム製造方法において、マスタのホログラムを記録す
るマスタホログラム記録用乾板の前面に、コピー時にコ
ピーホログラムを形成するためのホログラムコピー用乾
板を置く位置が平面でありかつ前記乾板と概略等しい屈
折率を有する透明な物質で形成されたプリズムを密着
し、前記プリズムの平面及びマスタホログラム記録用乾
板の裏面から記録光を入射してマスタホログラムを形成
する。
【0008】次に、形成された前記マスタホログラムと
前記ホログラムコピー用乾板との間に前記プリズムをそ
れぞれ密着し、ホログラムコピー用乾板側からコピー光
を入射してコピーホログラムを形成する。また、マスタ
のホログラムを記録するマスタホログラム記録用乾板の
前面に、コピー時にホログラムコピー用乾板を置く位置
が平面でありかつ前記マスタホログラム記録用乾板と概
略等しい屈折率を有する透明な物質で形成された第1の
プリズムを密着し、前記マスタホログラム記録用乾板の
後面に、第1のプリズムと同一の第2のプリズムを第1
のプリズムの配置とは逆に配置し、第1及び第2のプリ
ズムの平面から記録光を入射してマスタホログラムを形
成してもよい。
【0009】これにともない、形成された前記マスタホ
ログラムと前記ホログラムコピー用乾板との間に前記第
1のプリズムをそれぞれ密着し、ホログラムコピー用乾
板側からコピー光を入射してコピーホログラムを形成す
る。さらに、前記コピーホログラムの作製時に、前記マ
スタホログラムと前記プリズムとの界面によるノイズ光
がホログラムコピー用乾板に入射しても、マスタホログ
ラムからの回折光の方向と前記ノイズ光の方向とが所定
量だけずれるように前記プリズムの頂角を決めるように
してもよい。
【0010】
【作用】本発明の反射型ホログラム製造方法によれば、
マスタホログラム記録用乾板の前面にプリズムを密着し
て前記マスタホログラムが形成される。このようにして
形成されたマスタホログラムと前記ホログラムコピー用
乾板との間に前記プリズムをそれぞれ密着し、ホログラ
ムコピー用乾板側からコピー光を入射してコピーホログ
ラムを形成することにより、マスタホログラムのホログ
ラム面とガラス面との界面からの反射によるノイズ光の
方向が変えられる。このため、ノイズ光がホログラムコ
ピー用乾板に入射するのを防止できるようになり、ノイ
ズ光の影響を受けずにつまりゴーストの形成なしに、ホ
ログラムをコピーすることができる。
【0011】さらに、コピーホログラムにより再生され
る像を見る方向が限定される場合には、ノイズ光による
ゴースト像が形成されても見えなければよいので、前記
プリズムの頂角を小さくできる。このため、プリズムに
よる収差を小さくでき、像の歪みを小さくできる。ま
た、コピーホログラムにより再生される像を見る方向が
限定されず、少しのゴースト像も許されない場合には、
マスタホログラム記録用乾板の前面に、第1のプリズム
を密着し、第2のプリズムを前記マスタホログラム記録
用乾板の後面に第1のプリズムの配置とは逆に配置し、
第1及び第2のプリズムの平面から記録光を入射してマ
スタホログラムが形成される。これにともない、前記マ
スタホログラムと前記ホログラムコピー用乾板との間に
前記第1のプリズムをそれぞれ密着し、ホログラムコピ
ー用乾板側からコピー光を入射してコピーホログラムが
形成されることにより、プリズムの収差なくノイズ光に
よるゴースト像を除去できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係る反射型ホログラ
ム製造方法において、マスタのホログラムを記録する光
学系を示す図である。本図に示すように、プリズム12
は前面12a及び後面12bを有する。マスタのホログ
ラムを記録するためのマスタホログラム記録用乾板11
は前記プリズム12の後面12bに密着される。プリズ
ム12の前面12a及び後面12bからレーザ拡散光1
31及び132(記録光)が入射され、マスタのホログ
ラムが記録されたマスタホログラム11が形成される。
【0013】図2は本発明の実施例に係る反射型ホログ
ラム製造方法において、マスタホログラム11を用いて
コピーホログラム13を作製する光学系を示す図であ
る。本図に示すように、コピーホログラム作製光学系に
おいては、マスタホログラム作製時と同形状のプリズム
12の後面12bにマスタホログラム11を密着する。
次にプリズム12の前面12aに、マスタホログラム1
1をホログラムコピー用乾板13を密着して、大量にコ
ピーできる。ホログラムコピー用乾板13の前面からレ
ーザ拡散光231(コピー光)を照射し、ホログラムコ
ピー用乾板13を通過したレーザ拡散光231はマスタ
ホログラム11で回折され回折光232となり、再びホ
ログラムコピー用乾板13の裏面より入射する。この裏
面からの入射回折光232は前面からの入射拡散光23
1との間で干渉し、これによりコピーホログラム13が
形成される。この場合、マスタホログラム11のホログ
ラム面とガラス面間の界面の反射光(ノイズ光)は点線
233で示す方向へ進行しホログラムコピー用乾板13
には入射しない。すなわち、マスタホログラム11を、
大量に製造するホログラムコピー用乾板13に対して傾
けて配置し、その間をプリズム12で埋めることによ
り、マスタホログラム11のホログラム面とガラス面と
の界面からの反射によるノイズ光の方向が変えられる。
このため、ノイズ光がホログラムコピー用乾板13に入
射するのを防止できるようになり、ノイズ光の影響を受
けずにつまりゴーストの形成なしに、ホログラムをコピ
ーすることができる。次に本実施例のさらなる改良につ
いて説明する。
【0014】まず、図2を用いて改良すべき問題点を説
明する。図2の回折光232はプリズム12中を通過し
てからホログラムコピー用乾板13に入射している。こ
のため、ホログラムコピー用乾板13にはプリズム12
の収差が乗ったホログラムが記録されることになる。し
たがって、プリズム12の頂角αが大きい場合には再生
像に歪みが生じるという問題がある。前述の実施例で
は、ノイズ光がホログラムコピー用乾板13に入射しな
いようにマスタホログラム11に対するホログラムコピ
ー用乾板13の傾きが設定されている。しかし、コピー
のホログラムを再生する際にその正規の再生像(回折光
によって記録されたホログラムによる再生像)を見る方
向が限定されている場合は、その方向からノイズ光によ
るゴースト像が見えなければ、ノイズ光がホログラムコ
ピー用乾板13に入射してもよい場合がある。このよう
な点を考慮して、次に解決手段を説明する。
【0015】図3は本発明の実施例に係る反射型ホログ
ラム製造方法において、マスタのホログラムを記録する
光学系の第1の変形を示す図である。本図に示す記録光
学系において、頂角αが小さなプリズム12の後面12
bにマスタホログラム記録用乾板11を密着してマスタ
のホログラムを記録する。図4は本発明の実施例に係る
反射型ホログラム製造方法において、マスタホログラム
11を用いてコピーホログラム13を作製する光学系の
第1の変形を示す図である。本図に示すように、コピー
時に同形状のプリズム12の後面12bにマスタホログ
ラム11を密着し、その前面12aにホログラムコピー
用乾板13を密着する。この状態で前面側にレーザ拡散
光231を照射しホログラムコピー用乾板13にホログ
ラムを記憶する。その際、マスタホログラム11のホロ
グラム面とガラス面との界面からの反射によるノイズ光
233は、ホログラムコピー用乾板13に入射し、これ
にホログラムを形成する。以下にノイズ光により形成さ
れる再生像について説明する。
【0016】図5は図4のコピーホログラム13により
形成されるゴースト像の再生を示す図である。本図に示
すように、使用時にノイズ光によって生じるゴースト像
の再生方向は、正規の像の再生方向と異なる。このた
め、ゴースト再生像は正規な再生像を観察する位置から
は見えない。図6は表示部202、ホログラム光学素子
201の配置を調整してゴースト像の再生を防止する例
を示す図である。図6に示すように、図5とは逆に回折
光の進行方向に表示部202、ホログラム光学素子20
1を置く構成にすれば、ノイズ光に形成されたコピーホ
ログラム13の最大効率入射方向とは異なる方向から再
生光が入射するため、ほとんどゴースト再生像は形成さ
れない。以上述べたように、本方法によれば、ノイズ光
の影響をほとんど受けずに、なおかつプリズム12の頂
角αが小さいためプリズム12の収差も生じずにホログ
ラムコピー用乾板13を露光することができる。
【0017】上記方法では見る方向が限定されない場合
や、わずかなゴースト再生像の発生も許されない場合に
は適応できない。そのような場合のために、以下に他の
改良方法を説明する。図7は本発明の実施例に係る反射
型ホログラム製造方法において、マスタのホログラムを
記録する光学系の第2の変形を示す図であり、図8は図
7の光学系の立体図である。図7、8に示すように、マ
スタのホログラムを記録する時には、第1のプリズム1
2の後面12bにマスタホログラム記録用乾板11を密
着する。さらに第1のプリズム12と同形状の第2のプ
リズム14の後面14bに、マスタホログラム記録用乾
板11の前記密着面と反対側を密着する。そして、図7
に示すように、第1及び第2のプリズム12及び14の
前面12a及び14aからレーザ拡散光131、132
を照射し、マスタホログラム記録用乾板11にマスタの
ホログラムを記憶する。
【0018】図9は本発明の実施例に係る反射型ホログ
ラム製造方法において、マスタホログラム11を用い
て、コピーホログラム13を作製する光学系の第2の変
形を示す図である。次に、コピーホログラム13を作製
するときには、図9に示すように、マスタホログラム記
録用乾板11にマスタのホログラムを記録するときと同
形状の第1のプリズム12の前面12aにホログラムコ
ピー用乾板13を装着する。さらに、第1のプリズム1
2の後面12bにマスタホログラム11を装着する。ホ
ログラムコピー用乾板13の表面からコピーのためのレ
ーザ拡散光を照射すると、ホログラムコピー用乾板13
を透過したレーザ光がマスタホログラム11で回折さ
れ、ホログラムコピー用乾板13の裏面から入射して、
ホログラムコピー用乾板13にホログラムが記録され
る。コピーの際、マスタホログラム11で回折されたレ
ーザ光は第1のプリズム12を通過した後、ホログラム
コピー用乾板13に入射するが、この回折光は、マスタ
記録時に第2のプリズム14を通った後にマスタホログ
ラム11に記録されているため、図9に一点鎖線13
2’で示す光線と等しいものとなる。したがって、回折
光は、第2のプリズム14と第1のプリズム12を通っ
た光と見なすことができる。一方、マスタのホログラム
の記録時に第2のプリズム14に入射する面14aと、
コピー時にホログラムコピー用乾板13に入射する面1
2aとは平行になる。このため、結局、回折光は、平面
13aと平面12aで挟まれた平板を通過しただけのも
のとなり、プリズムの収差をほとんど生じない。かくし
て、この方法を用いれば、頂角αの大きなプリズムを用
いても収差がほとんど生じないため、プリズムの収差な
しでノイズ光を取り除くことができる。なお、ノイズ光
が入射してもよい場合には、前述の方法と組合せること
によって収差の影響をさらに減らすことが可能となる。
【0019】以上、本発明によれば、ノイズ光によるゴ
ースト像を生じることなくホログラムコピー用乾板を露
光することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スタホログラム記録用乾板にプリズムを密着して前記マ
スタホログラムが形成される。このようにして形成され
たマスタホログラムを用いて前記プリズムを介在してコ
ピーホログラムを形成することにより、マスタホログラ
ムのホログラム面とガラス面との界面からの反射による
ノイズ光の方向が変えられる。このため、ノイズ光がホ
ログラムコピー用乾板に入射するのを防止できるように
なり、ノイズ光の影響を受けずにつまりゴースト像の形
成なしに、ホログラムをコピーすることができる。さら
に、プリズムによる収差を小さくでき像の歪みを小さく
でき、これに限られず、さらに、プリズムの収差なくノ
イズ光によるゴースト像も除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタのホログラムを記録する光学系を示
す図である。
【図2】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタホログラム11を用いて、コピーホ
ログラム13を作製する光学系を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタのホログラムを記録する光学系の第
1の変形を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタホログラム11を用いて、コピーホ
ログラム13を作製する光学系の第1の変形を示す図で
ある。
【図5】図4のコピーホログラム13により形成される
ゴースト像の再生を示す図である。
【図6】図10の表示部202、ホログラム光学素子2
01の配置を調整してゴースト像の再生を防止する例を
示す図である。
【図7】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタホログラム11を用いて、コピーホ
ログラム13を作製する光学系の第2の変形を示す図で
ある。
【図8】図7の光学系の立体図である。
【図9】本発明の実施例に係る反射型ホログラム製造方
法において、マスタホログラム11を用いて、コピーホ
ログラム13を作製する光学系の第2の変形を示す図で
ある。
【図10】ヘッドアップディスプレイの概略を示す図で
ある。
【図11】従来の反射型ホログラムを用いた光学素子を
製造する2光束法を説明する図である。
【図12】従来の反射型ホログラムを用いた光学素子を
製造するホログラムコピー法を説明する図である。
【図13】図12の詳細を説明する図である。
【符号の説明】
11…マスタホログラム、マスタホログラム記録用乾板 12…プリズム、第1のプリズム 13…コピーホログラム、ホログラムコピー用乾板 14…第2のプリズム 131、132、132’…記録光 200…ウィンドシールドコンバイナ 201…ホログラム光学素子 202…表示部 231…コピー光 232…回折光 233…ノイズ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−329585(JP,A) 特開 平5−35172(JP,A) 特開 昭64−18175(JP,A) 特開 昭59−3463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 1/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射回折光を用いてマスタホログラムを
    コピーしたコピーホログラムを形成する反射型ホログラ
    ム製造方法において、 マスタのホログラムを記録するマスタホログラム記録用
    乾板の前面に、コピー時にコピーホログラムを形成する
    ためのホログラムコピー用乾板を置く位置が平面であり
    かつ前記乾板と概略等しい屈折率を有する透明な物質で
    形成されたくさび型プリズムを密着し、前記くさび型
    リズムの平面及びマスタホログラム記録用乾板の裏面か
    ら記録光を入射してマスタホログラムを形成し、 形成された前記マスタホログラムと前記ホログラムコピ
    ー用乾板との間に前記くさび型プリズムと同形状のプリ
    ズムをそれぞれ密着し、ホログラムコピー用乾板側から
    コピー光を入射してコピーホログラムを形成することを
    特徴とする反射型ホログラム製造方法。
  2. 【請求項2】 反射回折光を用いてマスタホログラムを
    コピーしたコピーホログラムを形成する反射型ホログラ
    ム製造方法において、 マスタのホログラムを記録するマスタホログラム記録用
    乾板の前面に、コピー時に前記コピーホログラムを形成
    するためのホログラムコピー用乾板を置く位置が平面で
    ありかつ前記乾板と概略等しい屈折率を有する透明な物
    質で形成された第1のプリズムを密着し、前記マスタホ
    ログラム記録用乾板の後面に、第1のプリズムと同一の
    第2のプリズムを前記マスタホログラム記録用乾板に対
    して第1のプリズムの配置とは逆に配置し、第1及び第
    2のプリズムの平面から記録光を入射してマスタホログ
    ラムを形成し、 形成された前記マスタホログラムと前記ホログラムコピ
    ー用乾板との間に前記第1のプリズムをそれぞれ密着
    し、ホログラムコピー用乾板側からコピー光を入射して
    コピーホログラムを形成することを特徴とする反射型ホ
    ログラム製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プリズムは、少なくともガラス、樹
    脂の透明な固体で形成されることを特徴とする、請求項
    1又は2に記載の反射型ホログラム製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コピーホログラムの作製時に、前記
    マスタホログラムと前記プリズムとの界面によるノイズ
    光がホログラムコピー用乾板に入射しても、マスタホロ
    グラムからの回折光の方向と前記ノイズ光の方向とが所
    定量だけずれるように前記プリズムの頂角を決めること
    を特徴とする、請求項1に記載の反射型ホログラム製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記コピーホログラムの作製時に、前記
    マスタホログラムと前記第1のプリズムとの界面による
    ノイズ光がホログラムコピー用乾板に入射しても、マス
    タホログラムからの回折光の方向と前記ノイズ光の方向
    とが所定量だけずれるように前記第1及び2プリズムの
    頂角を決めることを特徴とする、請求項2に記載の反射
    型ホログラム製造方法。
  6. 【請求項6】 前記コピーホログラムを使用する際に回
    折光の進行方向に表示像を投影するホログラム光学素
    子、表示部を設けることを特徴とする、請求項4又は5
    に記載の反射型ホログラム製造方法。
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