JPH03207621A - 二重射出成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、異なる少なくとも２種類の成型品を一体成
形する二重射出成形方法に関する。

【従来技術】

本出願人は、先に特願昭６０−２９９２↓２号において
、上下動する支持部材に取付けられた第１および第２の
固定金型の内、第１の固定金型を可動金型に対向させた
後、第１の射出装置により型締めされた第１の固定金型
と可動金型内に合成樹脂を射出して第ｌの成型品を形或
する第１の射出工程と、上記第１の射出工程後、第１の
固定金型と可動金型とを型開きする型開工程と、支持部
２ 材の上下動に伴って、可動金型に対し第２の固定金型を
対向させる固定金型移動工程と、型締めされた可動金型
と第２の固定金型内に対し第２の射出装置により合戒樹
脂を射出して第１の成型品に第２の成型品を一体成形す
る第２の射出工程とからなる二重射出成形方法を提案し
た。

【発明が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した二重射出或形方法においては、
第１および第２の固定金型が取付けられる支持部材を上
下動して可動金型と第１あるいは第２の固定金型とを選
択的に対向させて射出成形するため、例えば長尺物の成
型品を二重成形する場合、支持部材を長い距離にて上下
方向へ移動させなければならない欠点を有している。す
なわち、長尺物の成型品に応じた固定金型を射出装置よ
り下方あるいは上方へ位置させるには、下方向へ移動し
た取付盤を収容するように本体フレーム自体の高さを高
くするか、上方に多くのスペースを設けなければならな
い。このため、長尺物の固定金型を本体フレーム内に位
置させる場合には、戒３ 形機自体が大型化および重量化する欠点が、また上記固
定金型を上方に位置させる場合には、成形機の取付スペ
ースが広《なり、工場スペースを有効利用できなかった
。 本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明さ
れたものであり、その目的とするところは、既存の成形
機を簡易に改造して射出装置の小型化および軽量化を図
りなから長尺物の成型品をも効率的に成形することが可
能な二重射出戒形方法を提供することにある。

【問題点を解決するための手段】

このため本発明は、第１の成型品に対して同一あるいは
異なる種類の合成樹脂の第２の成型品を一体に成形する
二重射出戒形方法において、型締めされた単一の可動金
型と第１の固定金型との成形空間内に第１の射出装置に
より第１の成型品を射出成形して該第１の固定金型と可
動金型とを離型したのち、該第１の固定金型が取付けら
れた取付け盤を可動金型の型締め方向と直交する横方向
へ移動して第２の固定金型を第１の或型品を保持４ した可動金型に対向させ、次に型締めされた可動金型と
第２の固定金型との成形空間内に第２の射出装置により
第１の或型品に対して第２の成型品を一体に成形するこ
とを特徴としている。

【発明の作用】

本発明は上記のように構成されるため、型締めされた可
動金型と第１の固定金型との射出空間内に第ｌの射出装
置により溶融した合成樹脂が射出されると、第１の成型
品が射出成形される。次に、第１の成型品と可動金型と
が離型されたとき、射出成形された第１の成型品は可動
金型に保持されている。この状態で取付盤が横方向へ移
動されると、可動金型に対して第２の固定金型が対向さ
れる。次に、上記状態で第１の成型品を保持した可動金
型と第２の固定金型とが型締めされたのち、これらの射
出空間内に第２の射出装置により第２の成型品が射出或
形されると、該射出空間内に保持された第１の成型品に
対して第２の成型品が射出され、両者が一体化される。 このため、成形機自体の小型化を図りながら長５ 尺状の成型品を二重成形することができる。

【実施例】

以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。 第１図は二重射出戒形方法を具体化した射出或形装置の
概略を示す斜視図、第２図は固定金型のスライド機構を
示す斜視図であり、射出戊形機１の本体フレーム３には
対向する一対の取付盤５・７が、その長手方向へ所定の
間隔をおいて設けられ、該取付盤５・７間には４本のガ
イド軸９が、その軸線が長平方向と平行に取付けられて
いる。 そしてこれらガイド軸９には可動側型盤１１が軸線方向
へ移動可能に支持されている。また、前記可動側型盤１
１には本体フレーム３に取付けられ′た型締シリンダー
エ３のロツド１３ａが固定され、該型締シリンダーエ３
の作動により前記可動側型盤１１が軸線方向へ往復移動
される。そして可動側型盤工１には可動金型ｌ５が着脱
可能に取付けられている。 前記可動側型盤１１に対向する取付盤７の側面６ にはガイドフレーム１７が、前記ガイド軸９の軸線と直
交する前後方向へ延びるように取付けられ、該ガイドフ
レーム１７には固定側取付盤１９が移動可能に支持され
ている。該固定側取付盤１９には前記ガイドフレーム１
７に取付けられたシリンダー２０のロッド２０ａが連結
され、該シリンダー２０の作動に伴って固定側取付盤１
９が前方位置および後方位置へ移動される。前方位置に
応じた固定側取付盤１９には第１の固定金型２工が、ま
た後方位置に応じた固定側取付盤１９には第２の固定金
型２３が夫々取付けられている。なお、前後方向に対す
る前記固定側取付盤１９の移動ストロークは該固定側取
付盤１９に取付けられた固定金型２１と固定金型２３と
の離間幅と一致し、夫々の位置にて第１の固定金型２１
あるいは第２の固定金型２３と可動金型１５とが対向す
るように設定されている。 前記取付盤７の側方に応じた本体フレーム３には第１の
射出台２７が本体フレーム３の長手方向に沿って移動可
能に取付けられ、該射出台２７に７ は前記ガイド釉９の軸線方向と一致する軸線の射出スク
リュー（図示せず）が内蔵された第１の射出装置２９が
取付けられている。そして該射出台２７には前記本体フ
レーム３に取付けられた第１のシリンダー３１のロッド
（図示せず）が連結され、該シリンダー３工の作動に伴
って前記射出台２７、従って第１の射出装置２９が軸線
方向へ移動される。 また、前記取付盤７に応じた本体フレーム３の側方には
補助フレーム３３が、前記本体フレーム３の長手方向と
直交する方向へ延びるように取付けられ、該補助フレー
ム３３には第２の射出台３５が本体フレーム３の長手方
向と直交する方向へ移動可能に支持されている。該第２
の射出台３５上には前記第１の射出装置２９の射出スク
リューと直交する方向に軸線を有した射出スクリュー（
図示せず）が内蔵された第２の射出装置３７が、その射
出ノズルが型締めされた固定金型２ｌと可動金型ｌ５と
のパーティング面と一致するように取付けられている。 また、前記第２の射出台３５８ には前記補助フレーム３３に取付けられた第２のシリン
ダー３９のロッド（図示せず）が連結され、該第２のシ
リンダー３９の作動に伴って第２の射出装置３７がガイ
ド軸９の軸線と直交する方向へ移動される。 次に、上記のように構成された射出成形機１による二重
射出成形方法を第３図および第４図に従って説明する。 第１の成型品４７の成形状態を示す第３図において、シ
リンダー２０の非作動時には、固定側取付盤ｌ９が第３
図に示す右方に移動され、該固定側取付盤１９に取付け
られた固定金型の内、固定金型２１が可動金型１５に対
向されている。上記状態にて型締シリンダー１３が作動
されると、固定金型２川こ対して可動金型１５が型締め
される次に、この状態で第２のシリンダー３９が作動さ
れると、第２の射出台３５が型締めされた可動金型１５
と固定金型２１とに向かって移動してその射出ノズルが
前記可動金型１５と固定金型２１９ とのパーティング面に圧接される。次に、可動金型１５
および固定金型２１のバーティング面に設けられたスプ
ル４３を介して第２の射出装置３７から溶融した合或樹
脂がこれら可動金型１５と固定金型２１との第ｌの或形
空間４５内に射出されると、第１の成型品４７が成形さ
れる。 上記動作後に第２のシリンダー３９が復動されると、第
２の射出装置３７が可動金型１５と固定金型２工とのパ
ーティング面から離間した原位置に戻されるとともに、
所定の硬化時間が経過したとき、型締シリンダー１３の
復動により可動金型１５と固定金型２１とが型開きされ
る。このとき成形された第■の成型品４７は可動金型ｌ
５に保持される。 第１の成型品に第２の成型品を一体成形する作用を示す
第４図において、可動金型１５に第１の成型品４７が保
持された状態でシリンダー２０が作動されると、固定側
取付盤１９が後方位置へ移動され該可動金型１５と固定
金型２３とが対向される。 １０ 次に、型締シリンダー１３の作動により可動金型１５と
固定金型２３とが型締めされると、該可動金型１５と固
定金型２３との間には一部に第１の成型品４７が配置さ
れた第２の成形空間４９が形成される。 次に、第１のシリンダー３１の作動に伴って第１の射出
装置２９の射出ノズルを固定金型２３のスプル２３ａの
入口に圧接させた後に、第１の射出装置２９から溶融し
た合成樹脂が第２の成形空間４９内に射出されると、該
第２の成形空間４９に応じた第２の成型品５１が成形さ
れる。このとき、第１の成型品４７と第２の成型品５１
とは合成樹脂の融着力により一体化されて製品５３が成
形される。 なお、製品５３が成形されると、第１のシリンダー３１
が復動され、第１の射出装置２９の射出ノズルが固定金
型２３のスプル２３ａから離間されるとともに所定の硬
化時間が経過したとき、復動される型締シリンダー１３
により可動金型工５と固定金型２３とが型開きされる。 そして可動金１１ 型工５が所定の位置まで復動されると、内蔵された突出
し機構（図示せず）により該可動金型１５に保持された
製品５３が可動金型１５から離型される。

【発明の効果】 このため本発明は、既存の戒形機を簡易に改造して射出
装置の小型化および軽量化を図りなから長尺物の成型品
をも効率的に成形することが可能な二重射出成形方法を
提供することが可能である

【図面の簡単な説明】

第１図は二重射出成形方法を具体化した射出成形装置の
概略を示す斜視図、第２図は固定金型のスライド機構を
示す斜視図、第３図は第１の成型品の成形状態を示す説
明図、第４図は第１の成型品に第２の成型品を一体成形
する作用を示す説明図である。 図中１は射出成形機、ｌ５は可動金型、工９は固定側取
付盤、２工は第ｌの固定金型、２３は第２の固定金型、
２９は第ｌの射出装置、３７は第１２ ２の射出装置、４７は第１の成型品、５の成型品、５３
は製品である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、第１の成型品に対して同一あるいは異なる種類の合
   成樹脂の第２の成型品を一体に成形する二重射出成形方
   法において、 型締めされた単一の可動金型と第１の固定金型との成形
   空間内に第１の射出装置により第１の成型品を射出成形
   して該第１の固定金型と可動金型とを離型したのち、該
   第１の固定金型が取付けられた取付け盤を可動金型の型
   締め方向と直交する横方向へ移動して第２の固定金型を
   第１の成型品を保持した可動金型に対向させ、次に型締
   めされた可動金型と第２の固定金型との成形空間内に第
   ２の射出装置により第１の成型品に対して第２の成型品
   を一体に成形することを特徴とする二重射出成形方法。 ２、前記取付け盤には第１の成型品に応じた型が形成さ
   れた第１の固定金型と、第１および第２の成型品に応じ
   た型が形成された第２の固定金型が別体に取り付けられ
   た請求項１記載の二重射出成形方法。 ３、前記取付け盤には第１の成型品に応じた型および第
   １および第２の成型品に応じた型が所定の間隔をおいて
   一体に形成された固定金型が取り付けられた請求項１記
   載の二重射出成形方法。