JPH0320742B2 - - Google Patents

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JPH0320742B2
JPH0320742B2 JP10707385A JP10707385A JPH0320742B2 JP H0320742 B2 JPH0320742 B2 JP H0320742B2 JP 10707385 A JP10707385 A JP 10707385A JP 10707385 A JP10707385 A JP 10707385A JP H0320742 B2 JPH0320742 B2 JP H0320742B2
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silver
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silver halide
emulsion
core
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Arekisandaa Hoen Harii
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Eastman Kodak Co
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Publication of JPH0320742B2 publication Critical patent/JPH0320742B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部潜像形成ハロゲン化銀粒子およ
び最大濃度増大カブリ防止剤を含有する、銀画像
を形成するための直接陽画写真要素に関する。さ
らに、本発明は、像露光後、このような写真要素
から直接陽画を得る方法に関する。 〔従来の技術〕 露光時に受けた放射線に直接関係する光学濃度
を有する画像を形成する写真要素はネガ作用であ
るといわれる。陽画写真要素は、第1ネガのネ
ガ、すなわち、陽画であるネガ写真画像を形成す
ることによつて形成される。直接陽画は、写真に
おいて、最初にネガ像を形成しないで形成される
陽画であると理解される。直接陽画写真は、ポジ
写真画像を得るためのより簡単なアプローチを提
供することにおいて有利である。 ハロゲン化銀写真は直接陽画形成のための最高
の到達可能な写真感度を提供するが、ハロゲン化
銀写真分野には直接陽画形成のための驚くほど多
数のアプローチが存在する。これらのアプローチ
のあるものは、ジエイムズ(James),写真プロ
セススの理論(The Theory of the
Photographic Process),第4版,マクミラン
(Macmillan)1977,7節,“反転および減感を
導く潜像効果(Latent Image Effects Leading
to Reversal and Desensitization)”中で考察さ
れている。 内部潜像の減感型画像形成は、種々の直接陽画
ハロゲン化銀像形成アプローチのうちで最高の到
達可能な写真感度を導くことが知られている。こ
のアプローチに従えば、表面カブリを実質的に含
まない内部潜像形成ハロゲン化銀粒子を含有す
る、ハロゲン化銀乳剤を用いる。像露光後、ハロ
ゲン化銀粒子を表面現像剤、すなわち、潜像をハ
ロゲン化粒子内に実質的に隠して残すであろう現
像剤で現像する。同時に、均一な露光によりある
いは核生成剤の使用により、ハロゲン化銀粒子
は、表面潜像形成ハロゲン化銀粒子のカブリを生
ずるであろう現像条件にさらされる。像露光の間
に化学線を受け取つた内部潜像形成ハロゲン化銀
粒子は、これらの条件下に、残りの内部潜像形成
ハロゲン化銀粒子に比較して遅い速度で発現す
る。 米国特許第2497917号において認められている
ように、内部潜像の減感において直接陽画の像形
成を用いるとき、ある種のカブリ防止剤は最小濃
度の領域においてカブリを減少するばかりでな
く、また最大濃度を増加する。結局、この手法
は、内部潜像減感直接陽画形成において最大濃度
増大カブリ防止剤を用いる分野において受け入れ
られた。この特別の部類のカブリ防止剤は、写真
要素中に直接混入されるかあるいは処理液、例え
ば現像液中に混入されるかにかかわらず、有用で
あることが知られている。より新しいタイプの内
部潜像減感直接陽画形成への最大濃度増大カブリ
防止剤の適用は、米国特許第3761276号およびリ
サーチ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure),Vol.151,1976年11月,アイテム
15162により例示されている。リサーチ・デイス
クロージヤー(Research Disclosure)は、ケネ
ス・メイソン・パブリケイシヨンズ・リミテツド
(Kenneth Mason Publications,Ltd.),ジ・オ
ールド・ハーバーマスターズ(The Old
Harbourmaster's),英国ハンプシヤイヤーP010
7DD,エムスワース・ノース・ストリート8に
より発行されている。 なお、上記の説明において「最大濃度増大カブ
リ防止剤」なる語を用いたけれども、従来の技術
では、該当する物質そのものが用いられているに
もかかわらずそれらの物質をこの語で表示してい
ないことも屡々である。このことは、上記からも
理解されるように、最大濃度増大カブリ防止剤が
写真の分野のうちでも非常に狭い領域に限つて用
いられていることに1つの理由があるものと考え
られる。ここでは、「最大濃度増大カブリ防止剤
(あるいは最大濃度増大型のカブリ防止剤)」のさ
らなる理解のため、本発明の詳細な説明に先がけ
てこの語を詳細に説明する。 周知の通り、ハロゲン化銀乳剤の大半はネガ作
用であり、換言すると、かかる乳剤は、最大の露
光量を受理した領域において最大濃度を示すこと
が可能である。カブリ防止剤をハロゲン化銀乳剤
中に混入することがあるが、その目的は、最小濃
度領域において濃度の最小化をはかることにあ
る。 乳剤のなかで、単一の現像工程でもつて未露光
域で最大濃度を生じかつ露光域で最小濃度を生じ
るものが公知である。これらの乳剤は、一般に直
接陽画(あるいは直接ポジ)乳剤と言われてお
り、先の説明でもすでに参照している。直接陽画
乳剤には非常に多くのタイプのものが存在してい
るけれども、本発明が関与しているのはなかんず
くそのうちの1つのタイプ、すなわち、内部潜像
形成ハロゲン化銀粒子を含有する直接陽画乳剤で
ある。先に引用したジエイムズ、写真プロセスの
理論、7節の最後の部分では、同じく先に引用し
た米国特許第2497917号(Stauffer)を参照して、
カブリ防止剤の混入について次のように論じてい
る: …Staufferではベンゾトリアゾールが用いられて
いるが、この物質は、ネガ現像を抑制すること
によつて画像の白色を改善するばかりでなく、
空気カブリの増大によつて黒白をも改善する。
… ここで特に、カブリ防止剤の機能は最小濃度領域
における濃度の低下にあるので、画像において白
色の改善が認められたということはカブリ防止剤
の活性を確定するものであるということを記載す
ることができる。加えて、黒白の改善が認められ
たということは最大濃度の増大を確定するもので
あるということも特記することができる。以上か
ら理解されるように、上記したジエイムズ、写真
プロセスの理論は、米国特許第2497917号に記載
のベンゾトリアゾールはカブリ防止剤であるが、
このカブリ防止剤は最大濃度を増大させる働きも
有していることを、記載している。 その後の多年において、内部潜像減感乳剤につ
いて記載した最もよく書かれていると思われる特
許明細書では、上記米国特許第2497917号に記載
されるベンゾトリアゾールも含めた一連のカブリ
防止剤が示されている。これらのカブリ防止剤は
事実それらの物質の最大濃度増大能を考慮して選
ばれるものであるけれども、この点まで言及して
いない特許明細書が多い。一例として、以下にお
いても引用する米国特許第3761276号(Evans)
をあげることができる。 ところで、内部潜像減感乳剤が最初に大きな規
模で用いられたものは、イーストマン・コダツク
社によつて開発された色素画像転写システムにお
いてである。このシステムの要約は、例えば、先
にも引用したリサーチ・デイスクロージヤー
Vol.151、1976年11月、アイテム15162に記載され
ている。 ちなみに、上記リサーチ・デイスクロージヤー
の78頁右欄の中程には次のように記載されてい
る: … Dmaxの増大は、Evansの米国特許第
3761276号に記載されるタイプの内部的に硫黄
及び金増感した乳剤やFleckensteinの英国特許
第1405662号に記載のタイプのスルホンアミド
ナフトールレドツクス色素放出化合物を含有す
るカラー転写フイルムユニツトにおいて、カブ
リ防止剤あるいは現像抑制剤ならびにその加水
分解可能なプレカーサとしてこの技術分野にお
いて一般的に認められている種々の化学添加剤
を乳剤層中に混入することによつて、得ること
ができる。… 理解されるように、このリサーチ・デイスクロー
ジヤーは、Evansの米国特許第3761276号におい
てカブリ防止剤としてあげられている物質はまた
Dmax増大能を呈示するということを具体的に明
らかにしている。 以上の「最大濃度増大カブリ防止剤」の語の説
明から明らかにされるように、この技術分野で
は、大体1950年以降、特定のタイプのカブリ防止
剤は内部潜像減感型の直接陽画乳剤の最大濃度を
増大させ得るということがすでに認識されてい
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 直接陽画ハロゲン化銀乳剤は、ネガ作用ハロゲ
ン化銀乳剤に比べて技術的な認められた欠点を有
する。内部潜像減感像形成はハロゲン化銀乳剤を
用いる陽画形成に対する最高感度のアプローチで
あるが、直接陽画写真感度はネガ作用ハロゲン化
銀乳剤を用いて日常的に達成されるものに比べて
なお高くない。こうして、この分野においてこの
画像形成の写真感度を改良することが要求されて
いる。 内部潜像減感直接陽画形成の第2の欠点は、再
反転(rereversal)が露光過度の時起こることで
ある。 再反転の概略的な例示は濃度対露光量をプロツ
トした第1図に与えられている。特性曲線(考察
を簡潔化するために曲線の特徴を誇張するように
フオルム化した)は直接陽画乳剤について示され
ている。乳剤を支持体上に層として塗布し、露光
し、そして処理すると、ある濃度が生成される。
特性曲線は、処理時に生成される対応する濃度に
対して種々のレベルの露光量をプロツトした結果
である。レベルAより下の露光量において、露光
不足が起こり、そして露光の関数として変化しな
い最大濃度が得られる。AとBとの間の露光レベ
ルにおいて、濃度は露光量に逆に変化するので、
有用な直接陽画形成を達成できる。BおよびCで
示されるレベル間で露光を行う場合、露光過度が
生ずる。すなわち、濃度はこの範囲の露光におい
て露光の関数として変化することを停止する。写
真撮影すべき被写体が反射光のインテンシテイの
広い範囲にわたつて局所的に変化する場合、直接
陽画乳剤を含有する写真要素はAより小さくかつ
Bより大きいレベルで異る区域において同時に露
光されうる。しかしながら、結果はない審美的に
快いことがあるが、被写体の明部および暗部の両
者のデイテールが失われる。この被写体について
露光を増加し、暗部のデイテールをピツク・アツ
プしようと試みる場合、明部の露光をCより上の
レベルに増加することになりうる。これが起こる
と、再反転に直面する。濃度はここで直接露光と
ともに増加しているので、レベルCを超えて過度
に露光された区域は高度に好ましくないネガ像と
して現われる。有用な露光ラチチユードは露光レ
ベルを分離すると増加することができるが、これ
はコントラストをほとんどの被写体についての最
適レベルより下に減少するので好ましくない。し
たがつて、再反転の減少は、露光過度の領域がネ
ガ像を生成する可能性を少なくするように、露光
レベルBおよびCの間の分離を増加することに向
けられることが適切である。(実際の実施におい
て、特性曲線の種々のセグメントは図解するより
は平滑に没入する傾向がある。) 観察されるべき色素画像を形成するためのハロ
ゲン化銀写真要素において、現像された後の銀の
形態はさほど重要ではない。なぜなら、現像によ
つて形成せしめられる銀は不所望な色素形成時の
副産物であり、また、一般的に、漂白によつて写
真要素から脱銀されるからである。しかし、黒白
写真の場合には、通常の実施に当つて全体的又は
部分的に現像銀に依存するところが大である。な
ぜなら、これによつて可視像を形成することがで
きるからである。現像によつて形成される銀の形
態は、画像の品質や銀の必要量に対して重要な影
響を及ぼすことが可能である。黒白画像形成にお
ける銀の使用の1つの測度は、「被覆力
(covering power)」である。「被覆力」は、この
分野において種々の単位で表わされるが、ここで
用いるとき、最大濃度対銀(100cm2あたりのグラ
ム数)の比に100を掛けたものとして定義される。
この定義から明らかなように、銀の付着量を増加
させないで銀画像の最大濃度の増加を達成するこ
とは、被覆力を増加することとしてより簡潔に表
わされる。 本発明の目的は、写真感度の増加および再反転
が生ずる前の露光限界の拡大が実現される、支持
体と、内部潜像形成ハロゲン化銀粒子を含有する
1または2以上の感放射線乳剤層と、最大濃度増
大カブリ防止剤とから構成された、可視銀画像を
形成するための、黒白直接陽画写真要素を提供す
ることである。 〔問題を解決するための手段〕 上記した目的は、本発明によれば、可視銀画像
を形成するために用いられるものであり、そして
支持体、内部潜像形成ハロゲン化銀粒子を含有す
る1または2以上の感放射線乳剤層、及び最大濃
度増大型のアゾールまたはアジンカブリ防止剤で
あつてそのアゾールまたはアジン環の窒素原子が
水素またはアルカリ加水分解可能な基で置換され
ているものから構成されている黒白直接陽画写真
要素において、 前記最大濃度増大型のカブリ防止剤が、前記乳
剤層と前記支持体との間のオーバーコート中に配
されていることを特徴とする黒白直接陽画写真要
素によつて達成することができる。 本発明は、一般に、可視の保持された銀画像を
形成するとき使用するための黒白直接陽画写真要
素に適用できる。写真要素は、内部潜像形成ハロ
ゲン化銀粒子を含有する放射感受性乳剤層を支持
体上に1層または2層以上塗布して有する。本発
明の利点を達成するためには、最大濃度増大カブ
リ防止剤は1または2以上の乳剤層と支持体との
間のアンダーコート中に位置する。表現を簡潔と
するため、このアンダーコートを以後「カブリ防
止剤アンダーコート」と呼ぶ。 従来最大濃度増大カブリ防止剤は、黒白直接陽
画写真要素のハロゲン化銀乳剤層中に、あるいは
その処理溶液中に配置されたが、本発明の写真要
素は1または2以上のハロゲン化乳剤層と写真支
持体との間にこれらの最大濃度増大カブリ防止剤
を位置させる。換言すると、カブリ防止剤アンダ
ーコートはいかなる感放射線ハロゲン化乳剤画像
形成層よりも支持体に近接して配置される。 一般に、内部潜像減感直接陽画形成において有
用であることが認識されている最大濃度増大カブ
リ防止剤のいかなるものを、本発明の実施におい
て、単独であるいは組み合わせで使用できる。有
用な最大濃度増大カブリ防止剤はアゾール類およ
びアジン類である。このようなアゾール類および
アジン類は、 基をアゾール環またはアジン環中に有し、ここで
R1は水素またはアルカリ加水分解可能な基を表
わす。このような最大濃度増大カブリ防止剤の特
定の例は、米国特許第2497917号および同第
3761276号および前述のリサーチ・デイスクロー
ジヤー(Reserch Disclosure),アイテム15162
(各々引用によつてここに加える)中に開示され
ている。 特別に好ましい最大濃度増大カブリ防止剤は
1,2,3−トリアゾール類であり、融合芳香族
環構造を有するもの、例えばベンゾトリアゾール
類を包含する。特別に好ましい最大濃度増大1,
2,3−トリアゾールカブリ防止剤の例を表に
記載する。 表 AF−1 ベンゾトリアゾール AF−2 5−ブロモベンゾトリアゾール AF−3 5−メチルベンゾトリアゾール AF−4 4−ニトロ−6−クロロベンゾト
リアゾール AF−5 1−フエニルカルバモイル−5−
メチルベンゾトリアゾール AF−6 1−シクロヘキシカルバモイル−
5,6−ジクロロベンゾトリアゾー
ル AF−7 1−(p−ヘキサデカンスルホンア
ミドベンゾイル)ベンゾトリアゾー
ル AF−8 1,2,3−トリアゾール−4,
5−ジカルボン酸 AF−9 5−ニトロベンゾトリアゾール AF−10 5,6−ジクロロベンゾトリアゾ
ール 最大濃度増大カブリ防止剤は任意の有効量で使
用できる。一般に、銀の1モルあたり0.1モル以
下の濃度を本発明の実施において用いる。最大濃
度カブリ防止剤、とくに前記1,2,3−トリア
ゾールカブリ防止剤は、他の最大濃度カブリ防止
剤源を供給しないとき、写真要素の感放射線ハロ
ゲン化銀乳剤の1または2以上の層より下のカブ
リ防止剤アンダーコート中に銀の1モルあたり5
×10-4〜0.1モル、好ましくは10-3〜5×10-2モル
濃度で混入される。他の最大濃度増大カブリ防止
剤源が供給されるとき、カブリ防止剤アンダーコ
ート中の最大濃度増大カブリ防止剤の濃度は減少
させることができるが、かならずしも減少させる
必要はない。例えば、最大濃度増大カブリ防止剤
を処理液中に約5×10-2〜3g/の濃度範囲で
混入することが一般に行われている。用いる処理
液中にこれらの濃度水準の最大濃度カブリ防止剤
を使用してさえ、カブリ防止剤アンダーコート中
に最大濃度カブリ防止剤を存在させることにより
利点を達成することができる。 最大濃度増大カブリ防止剤に加えて、カブリ防
止剤アンダーコートは所望の付着量で最大濃度増
大カブリ防止剤の被覆を捉進するために分散媒質
を含む。分散媒質は、以下に詳しく説明するよう
に、写真要素のハロゲン化銀乳剤および他の処理
液透過性層中に普通に用いられているものの中か
ら選択することができる。 カブリ防止剤アンダーコートに加えて、本発明
の写真要素は、内部潜像形成ハロゲン化銀粒子を
含有する1または2以上の感放射線ハロゲン化銀
乳剤層をさらに含む。 ここで使用するとき、「内部潜像形成ハロゲン
化銀粒子」および「内部潜像を形成できるハロゲ
ン化銀粒子」という用語は、塗布し、像露光し、
そして内部現像液中で現像したとき、同等に塗布
し、露光し、そして表面現像液中で現像したとき
より、実質的に高い光学濃度を生成するハロゲン
化粒子を区別するこの分野で認識されている意味
において用いる。好ましい内部潜像形成ハロゲン
化銀粒子は、正規の写真試験技術に従い、写真支
持体上の試験部分を塗布し(例えば、3〜4g/
m2の付着量で)、光−インテンシテイスケールに
固定時間(例えば、1×10-2〜1秒)露光し(例
えば、61cmの距離で500ワツトのタングステン燈
を用いて)、そしてコダツク社の現像剤デベロツ
パーDK−50(表面現像剤)中で25℃において5
分間現像することにより検査したとき、0.5g/
のヨウ化カリウムを含有するコダツク社現像剤
デベロツパーDK−50(内部現像剤)を前記表面
現像剤を代わりに使用して、この試験を反復した
ときより少なくとも0.5だけ低い濃度を与えるも
のである。本発明の実施において使用するために
最も好ましい内部潜像形成ハロゲン化銀粒子は、
先に示したように内部現像剤および表面現像剤を
使用して試験した場合、内部現像剤を使用したと
き、表面現像剤により生成される光学濃度の少な
くとも5倍の光学濃度を生成するものである。内
部潜像形成ハロゲン化銀粒子は、上記したように
塗布し、露光し、そして表面現像剤中で現像した
とき、0.4より小さく、最も好ましくは0.25より
小さい光学濃度を生成すること、すなわち、ハロ
ゲン化銀粒子は好ましくは最初に実質的にカブリ
を示さずかつそれらの表面上に潜像を含まないこ
とがさらに好ましい。 コダツク現像剤デベロツパーDK−50とここで
呼ぶ表面現像剤は、物理および化学のハンドブツ
ク(Handbook of Chemistry and Physics),
第30版,1947,ケミカル・ラバー・パブリツシン
グ・カンパニー(Chemical Rubber Publishing
Company),オハイオ州クレブランド、2558ペー
ジに記載されており、そして次の組成を有する: 水、約52℃ 500.0c.c. N−メチル−p−アミノフエノール羊水和物
2.5g 亜硫酸ナトリウム、乾燥 30.0g ハイドロキノン 2.5g メタホウ酸ナトリウム 10.0g 臭化カリウム 0.5g 水を加えて 1.0 本発明の実施において用いることができる内部
潜像形成ハロゲン化銀粒子は、この分野において
よく知られている。写真の乳剤および要素におけ
る内部潜像形成ハロゲン化銀粒子の使用を教示す
る特許は、次のものを包含する:米国特許第
2592250号、同第3206313号、同第3761266号、同
第3586505号、同第3772030号、同第3761267号、
同第3761276号および同第4035185号、それらの開
示を引用によつてここに加える。 好ましい内部潜像形成ハロゲン化銀乳剤はコア
−シエル乳剤である。このような乳剤は、内部が
増感された内部潜像粒子を含有する。増感された
ハロゲン化銀粒子の内部、すなわちコアは、シエ
ルと呼ぶハロゲン化銀の追加の部分でおおわれて
いる。シエルの主な機能は、内部の化学的増感の
理由により内部に位置する潜像部位への表面現像
剤の接近を防止することである。ここで用いると
き、「コア−シエル」という用語は、その製造法
に無関係にこれらの性質を有するいかなるハロゲ
ン化銀乳剤をも包含することを意図する。 有用なコア−シエル乳剤は、まず増感されたコ
ア乳剤を形成することにより調製できる。コア乳
剤は臭化銀、塩化銀、塩化臭化銀、塩化ヨウ化
銀、臭化ヨウ化銀または塩化臭化ヨウ化銀の粒子
から構成されることができる。粒子は粗大、中程
度の大きさ、または微細であることができ、そし
て{100}、{111}、{110}結晶面またはそれらの
組み合わせにより境界をなすことができる。コア
粒子の変動係数は、完成されたコア・シエル粒子
の所望の変動係数より大きくあつてはならない。 多分、増感されたコア粒子を形成するための最
も簡単な巧妙なアプローチは、コア粒子が形成さ
れつつあるときそれらの内部に金属ドピング剤
(ドーパント)を混入することである。金属ドー
ピング剤は、コア粒子を形成する反応器中に銀塩
の導入前に入れることができる。あるいは、金属
ドーピング剤は、沈殿の任意の段階においてハロ
ゲン化銀粒子の生長の間に、銀および/またはハ
ロゲン化物塩の導入を中断してあるいは中断しな
いで、導入することができる。 インジウムは金属ドーピング剤として特別に考
えられる。それは好ましくはハロゲン化銀粒子内
に銀の1モルあたり約10-8〜10-4モルの濃度で混
入する。イリジウムは便利には反応器中へ水溶性
塩として、例えば、ハロゲン−イリジウム配位錯
塩のアルカリ金属塩、例えば、ナトリウムまたは
カリウムヘキサクロロイリデートまたはヘキサブ
ロモイリデートとして混入することができる。イ
リジウムドーピング剤の混入の特定の例は、米国
特許第3367778号によつて提供される。 鉛もコア粒子増感のための特別に考えられる金
属ドーピング剤である。鉛はダイレクトプリント
および焼出し(プリントアウト)乳剤中の共通の
ドーピング剤であり、そして本発明の実施におい
て同様な濃度範囲で使用できる。鉛ドーピング剤
は銀の1モルあたり少なくとも10-4モルの濃度で
存在することが好ましい。銀の1モルあたり約5
×10-2モルまで、好ましくは約2×10-2モルまで
の濃度が考えられる。鉛ドーピング剤はイリジウ
ムドーピング剤と同様に水溶性塩、例えば、酢酸
鉛、硝酸塩、およびシアン化鉛の形で導入でき
る。鉛ドーピング剤は米国特許第3287136号およ
び同第3531291号により例示されている。 コア粒子を増感する他の技術は、コア粒子が生
成された後ハロゲン化銀粒子の沈殿を停止し、そ
してコアの表面に増感することである。その後、
ハロゲン化銀の追加の沈殿はコアを取り囲むシエ
ルを生成する。この目的に特に有利な化学的増感
剤は中間カルコゲン(周期律表の酸素族に属する
元素のうちで中間に位置する3種のカルコゲン元
素)、すなわち、イオウ、セレンおよび/または
テルルの増感剤である。中間カルコゲン増感剤は
好ましくは約0.05〜15mg/銀モルの範囲の濃度で
用いる。好ましい濃度は約0.1〜10mg/銀モルで
ある。それ以上の利点は金増感剤を組み合わせて
使用することにより実現することができる。金増
感剤は、中間カルコゲン増感剤の0.5〜5倍の濃
度範囲で使用することが好ましい。金増感剤の好
ましい濃度は、典型的には、約0.01〜40mg/銀モ
ル、最も好ましくは約0.1〜20mg/銀モルの範囲
である。中間カルコゲン対金増感剤の比を調節す
ることによりコンラストを調節することは、先に
引用した米国特許第4035185号により教示されて
おり、特別にこの教示についてこれを引用によつ
てここに加える。先に引用した米国特許第
3761276号は、中間カルコゲンのコア粒子増感剤
の特定の例を記載している。 コア粒子を化学的に増感した後、シエルを形成
してコア−シエル粒子を完成することは好ましい
が、必須ではない。形成したばかりのコア−シエ
ル粒子が内部潜像部位を形成できることが単に必
要であるだけである。増感されたコア粒子のシエ
ル形成により、すなわち、コア−シエル粒子内の
異質(すなわち、銀およびハロゲン以外の)物質
の吸蔵により、形成される内部増感部位を、以
後、それを内部の物理的増感部位と区域するため
に内部の化学的増感と呼ぶ。コア−シエル粒子の
結晶格子中に不規則性を与えることにより、内部
の物理的増感部位を組み入れることが可能であ
る。このような内部の不規則性は、ハロゲン化銀
沈殿の不連続性により、あるいはコア−シエル粒
子のハロゲン化物含量の急激な変化によりつくる
ことができる。例えば、臭化銀コアの沈殿、引き
続く5モル%のヨウ化物より多い臭化ヨウ化銀を
用いるシエル形成は、直接陽画を生成するための
内部の化学的増感を必要としないことが観察され
た。 増感されたコア乳剤は先に引用した米国特許第
3206313号のオストワルド熟成技術によりシエル
形成されうるが、粒子のシエル部分を形成するハ
ロゲン化銀をダブルジエツト付加技術により増感
コア粒子上へ直接沈殿させることが好ましい。ダ
ブルジエツト沈殿は、リサーチ・デイスクロージ
ヤー(Research Disclosure),Vol.176,1987年
12月,アイテム17643,節(ここに引用によつ
て加える)に説明されているように、この分野に
おいてよく知られている。粒子のシエル部分のハ
ロゲン化物含量は、コア乳剤を参照して前述した
形のいかなるものであることもできる。現像性を
改良するために、粒子のシエル部分は少なくとも
80モル%の塩化物を含有することが好ましく、残
りは臭化物であるかあるいは臭化物および10モル
%までのヨウ化物である。(特別に示さないかぎ
り、すべてのハロゲン化物の百分率は考察する対
応する乳剤、粒子、または粒子区域中に存在する
銀に基づく。)コア−シエル粒子のシエル部分が
前述のように少なくとも80モル%の塩化物である
とき、低いインテンシテイの相反則不軌の改良が
また実現される。これらの利点の各々について、
塩化銀は特別に好ましい。他方において、最高の
実現された写真感度は、先に引用した米国特許第
3761276号により教示されるように、一般に主と
して臭化物粒子を用いて起こることが認められて
いる。こうして、コア−シエル粒子のシエル部分
について好ましいハロゲン化物の特定の選択は、
特定の写真用途に依存するであろう。同一ハロゲ
ン化物がコア−シエル粒子構造体のコア部分およ
びシエル部分の両者を形成するために選択される
とき、コアからシエル形成の移り変わりにおいて
銀およびハロゲン化物塩の導入を中断させない
で、粒子のコア部分およびシエル部分の両者を生
成するためにダブルジエツト沈殿を用いることが
特別に考えられる。 コア−シエル粒子のシエル部分を形成するハロ
ゲン化銀は、粒子の増感されたコア部分への現像
剤の接近を制限するために十分でなくてはならな
い。これは現像の間に粒子のシエル部分を溶解す
る現像剤の能力の関数として変化するであろう。
非常に低いハロゲン化銀の溶解性を有する現像剤
について、数結晶格子平面程度に小さいシエル厚
さがこの分野において教示されているが、コア−
シエル粒子のシエル部分は、先に引用した米国特
許第3206313号および同第4035185号により教示さ
れているように、粒子のコア部分とともに約1:
4〜8:1のモル比で存在することが好ましい。 再反転に直面しないで本発明の乳剤により許容
されうる露光過度の量は、この目的にコア−シエ
ル粒子中に金属ドーピング剤を混入することによ
つて増加することができる。ここで使用すると
き、「再反転」は過度に露光された直接陽画乳剤
により示されるネガ作用特性を呼ぶ。(反転は過
度に露光されたネガ作用乳剤が示すポジ作用特性
であるソラリゼーシヨンの逆である。)米国特許
第4395478号(引用によつてここに加える)は、
反転を減少するためにコア−シエル乳剤のシエル
中のドーピング剤として多価金属イオンの使用を
開示している。この目的に好ましい金属ドーピン
グ剤は、二価および三価の陽イオン性金属ドーピ
ング剤、例えば、カドミウム、亜鉛、鉛およびエ
ルビウムである。これらのドーピング剤は一般に
約5×10-4モル/銀モル以下、好ましくは5×
10-5モル/銀モル以下の濃度水準において有効で
ある。少なくとも10-6モル/銀モル、好ましくは
少なくとも5×10-6モル/銀モルの濃度でドーピ
ング剤はハロゲン化銀の沈殿の間に反応器中に存
在すべきである。再反転変性ドーピング剤は、ハ
ロゲン化銀沈殿の任意の段階で導入するとき、有
効である。再反転変性ドーピング剤はコアおよび
シエルの一方または双方に混入することができ
る。コア−シエル粒子が高いアスペクト比の平板
状粒子であるとき、ドーピング剤は沈殿の終りの
段階で導入する(例えば、シエルに限定する)こ
とが好ましい。金属ドーピング剤は反応器に水溶
性金属塩、例えば、二価および三価の金属ハロゲ
ン化物塩として導入できる。同様な濃度である
が、他の変性効果を達成するための、ハロゲン化
銀への亜鉛、鉛およびカドミウムのドーピング剤
は、米国特許第3287136号、同第2950970号、同第
3901711号および同第4269927号に開示されてい
る。後述する再反転特性を改良する他の技術を、
単独であるいは説明する金属ドーピング剤と組み
合わせて用いることができる。 シエル部分を増感されたコア粒子上へ沈殿させ
てコア−シエル粒子の形成を完結した後、乳剤
を、必要に応じて洗浄して可溶性塩を除去するこ
とができる。普通の洗浄技術、例えば、上に引用
したリサーチ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure),アイテム17643,節(ここに引用
によつて加える)に開示されているもの、を用い
ることができる。 コア−シエル乳剤は内部潜像を形成することを
意図するものであるので、コア−シエル粒子の表
面の故意の増感は必須ではない。しかしながら、
最高の到達可能な反転感度(リバーサルスピー
ド)を達成するためには、コア−シエル粒子を、
先に引用した米国特許第3761276号および同第
4035185号に教示されているように、表面を化学
的に増感することが好ましい。対応する表面潜像
形成ハロゲン化銀乳剤の場合に有用であることが
知られている任意の型の表面化学増感、例えば、
先に引用したリサーチ・デイスクロージヤー
(Research Disclosure),アイテム17643,節
に開示されているものを用いることができる。中
間カルコゲンおよび/または貴金属増感、例え
ば、先に引用した米国特許第4035185号に記載さ
れているものは好ましい。イオウ、セレンおよび
金は特別に好ましい表面増感剤である。 表面の化学的増感は、内部潜像形成乳剤の反転
感度を増加するが、露光時に形成される潜像中心
の位置を平板状粒子の内部から表面へシフトさせ
る程度に内部増感部位と拮抗しない程度に限定さ
れる。こうして、内部増感と表面増感との間のバ
ランスは最大感度のために好ましくは維持される
が、内部増感が主要比率を占める。表面の化学増
感の耐えられる水準は、前述のように表面現像を
内部現像に関係づけることによつて容易に決定で
きる。 1つの特別に好ましい形態において、本発明の
実施において用いるコア−シエル乳剤は、リサー
チ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure),Vol.225,1983年1月,アイテム
22534(ここに引用によつて加える)に開示されて
いるように、高アスペクト比の平板状粒子のコア
−シエル乳剤である。乳剤に適用するとき、「高
アスペクト比」という用語は、0.5ミクロン(好
ましくは0.3ミクロン)より小さい厚さおよび少
なくとも0.6ミクロンの直径を有するコア−シエ
ル粒子が8:1より大きい平均のアスペクト比を
有しかつコア−シエルハロゲン化銀粒子の合計の
投影面積の少なくとも50%を占めていることを要
求するものとして定義される。 ここで使用するとき、「アスペクト比」という
用語は粒子の直径対その厚さの比をいう。粒子の
「直径」は、乳剤試料の光学顕備鏡写真において
見たとき、粒子の投影面積に等しい面積を有する
円の直径として定義される。前出したリサーチ・
デイスクロージヤーのアイテム22534のコア−シ
エル平板状粒子は、8:1より大きい平均のアス
ペクト比を有し、好ましくは10:1より大きい平
均のアスペクト比を有する。調製の最適条件下
で、50:1あるいはさらには100:1のアスペク
ト比が考えられる。明らかなように、粒子が薄く
なればなるほど、所定の直径についてのそのアス
ペクト比は大きくなる。典型的には、所定のアス
ペクト比の粒子は、0.5ミクロンより小さい、好
ましくは0.3ミクロンより小さい、最適には0.2ミ
クロンより小さい厚さを有するものである。典型
的には平板状粒子は少なくとも0.05ミクロンの平
均厚さを有するが、これより薄い板状粒子さえも
原理的には使用できる。本発明の好ましい形態に
おいて、平板状粒子はコア−シエルハロゲン化銀
粒子の合計の投影表面積の少なくとも70%、最適
には少なくとも90%を占める。平板状粒子の平均
直径はすべての場合において30ミクロンより小さ
く、好ましくは15ミクロンより小さく、最適には
10ミクロンより小さい。 内部潜像形成乳剤を配合して特定の乳剤層の要
件を満足することが特別に考えられる。例えば、
平均粒子直径が異る2種以上の乳剤を配合するこ
とができる。配合において同様な粒度分布の内部
潜像形成粒子を用いて、異る粒子集団間の添加物
の移動(マイグレーシヨン)を最小とすることが
考えられる。同様な粒度分布の別々の乳剤を組み
合わせて用いるとき、それらの性能は表面増感レ
ベルの差、吸着された核生成剤に関する差または
内部増感剤の比率の差により変更することがで
き、後者は米国特許第4035185号により教示され
ている。 本発明の特別に好ましい形態において、第2乳
剤の粒子はまたコア−シエル粒子である。それら
は前述の考察に従う第1乳剤のコア−シエル粒子
と同一であることができる。一般に、第2コア−
シエル粒子の集団が2つの粒子集団の相対的大き
さの要件を満足するとき、他の考察は、第1およ
び第2の粒子集団が同一のハロゲン化銀の組成を
もちかつ同様に内部が増感されているとき、また
満足されるであろう。第2粒子集団を意図的な表
面の化学的増感が実質的に存在しないように維持
することは、配合された乳剤の直接陽画露光ラチ
チユード内に第2粒子集団の表面潜像形能力を減
少し、かつ配合された乳剤の反転感度を増加する
上でまた有利でなる。第1粒子集団を形成する、
上に引用した米国特許第3761176号および同第
4035185号が開示する型の表面の化学増感を有す
るコア−シエル乳剤を、第2粒子集団を形成す
る、同様な平均粒度を有しかつ表面の化学的増感
をもたないかあるいは減少した表面の化学的増感
を示す同様なコア−シエル粒子と配合することは
特別に好ましい。 内部潜像形成乳剤を、必要に応じて、分光増感
することができる。黒白画像形成の用途につい
て、分光増感は要求されないが、オルソパンクロ
マチツクまたはパンクロマチツク増感が通常好ま
しい。ネガ作用のハロゲン化銀乳剤の場合有用で
あることが知られている分光増感性色素または色
素の組み合わせを、内部潜像形成乳剤の場合に用
いることができる。分光増感性色素の例は、先に
引用したリサーチ・デイスクロージヤー
(Research Disclosure),アイテム17643,節
に開示されている。とくに好ましい分光増感性色
素は、先に引用したリサーチ・デイスクロージヤ
ー(Research Disclosure),アイテム15162(こ
こに引用によつて加える)に開示されているもの
である。乳剤は種々の部類からの色素で分光増感
することができるが、好ましい分光増感性色素は
ポリメチン色素類、例えば、シアニン、メロシア
ニン、シアニンおよびメロシアニン錯体(すなわ
ち、トリ−、テトラ−、およびポリ−シアニンお
よびメロシアニン)、オキソノール、ヘミオキソ
ノール、スチリル、メロスチリル、およびストレ
プトシアニン色素類である。シアニンおよびメロ
シアニン色素が特別に好ましい。表面カブリ直接
陽画乳剤を増感する分光増感性色素は、一般に、
ネガ作用乳剤および内部潜像形成乳剤の表面現像
の両者を減感し、それゆえ本発明の実施において
通常使用のため考慮されない。分光増感は、従来
有用であることが知られている乳剤調製の任意の
段階で実施することができる。最も普通の分光増
感は、この分野において化学的増感の完結後にな
される。しかしながら、分光増感は別法として化
学的増感と同時に実施できること、あるいは完全
に表面の化学的増感の前に実施できることが特別
に認められている。増感はpAgの調節、例えば、
サイクリングにより、化学的および/または分光
増感の間に高めることができる。 処理における均一な露光に対して核生成剤を優
先的に使用することは、有利であることがわかつ
た。「核生成剤」〔または「核化剤」〕は、ここで
はその分野で認められた用途において、画像方法
の露光により形成された内部潜像を有するハロゲ
ン化銀粒子の現像に先立つて、像露光されなかつ
た内部潜像形成ハロゲン化銀粒子の選択的現像を
許すことができるカブリ剤を意味する。 内部潜像形成乳剤は、好ましくは、処理時の直
接陽画の形成を促進するために核生成剤を含む。
核生成剤は処理の間に乳剤中に混入できるが、写
真要素の製造中に、通常被覆前に、混入すること
とが好ましい。これは核生成剤の必要量を減少す
る。核生成剤の必要量は、また、写真要素中の核
生成剤の移動を制限することにより減少できる。
少なくともある程度安定化(バラスト化)機能を
はたすことができる大きい有機置換基を通常用い
る。ハロゲン化銀粒子の表面への吸着を促進する
ために1または2以上の基を含む核生成剤は、き
わめて低い濃度において有効であることがわかつ
た。 本発明の実施において使用するために好ましい
核生成剤の好ましい一般的部類は、芳香族ヒドラ
ジド類である。とくに好ましい芳香族ヒドラジド
類は、芳香族核が移動を制限しかつ、好ましくは
ハロゲン化銀表面へのヒドラジドの吸収を促進す
る、1または2以上の基で置換されているもので
ある。より詳しくは、好ましいヒドラジド類は次
の特許に開示されているものである:米国特許第
3227552号、同第4030925号、同第4080207号、同
第4139387号、同第4276364号、同第4278748号お
よび同第4478928号、および英国特許出願第
2011391A号および同第2012443A号。なお他の有
用なヒドラジンおよびヒドラジン核生成剤は、
サーチ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure),Vol.235,1983年11月,アイテム
23510(ここに引用によつて加える)中に開示され
ている。 本発明の実施において使用するために好ましい
核生成剤の第2の好ましい一般的部類は、N−置
換シクロアンモニウム第四塩である。このような
核生成剤は、次の特許に例示されている:米国特
許第3759901号、同第3615615号、同第3719494号、
同第3734738号、同第4115122号および同第
4471044号。 核生成剤の特定の選択は、種々の因子によつて
影響を受けることがある。上記した米国特許第
4030925号および同第4276364号の核生成剤は、非
常に低い濃度において有効であるので、多くの用
途にとくに好ましい。銀1モルあたり0.1mg程度
に低い最小濃度、好ましくは少なくとも0.5mg、
最適には少なくとも1mgの核生成剤が開示されて
いる。これらの核生成剤は、感度の損失を減少す
るとき、ある場合において、処理温度を増加して
感度の増加を可能とするとき、とくに有利であ
る。 芳香族ヒドラジド核生成剤は、比較的高い水準
のPH、典型的には13以上において処理することを
意図する写真要素における使用に一般に好まし
い。アルキニル置換シクロアンモニウム第四塩の
核生成剤は、PH13以下における処理にとくに有用
である。米国特許第4115122号は、これらの核生
成剤が10〜13、好ましくは11〜12.5のPH範囲内の
処理において有用であることを教示している。前
述の核生成剤に加えて、約10〜13の範囲のPH水準
における処理に有用である他の確認されている核
生成剤の例は、次の通りである:米国特許第
4036016号(引用によつてここに加える)に開示
されている型のN−置換シクロアンモニウム第四
塩の核生成剤;米国特許第4306017号(引用によ
つてここに加える)に開示されている型のサリチ
ル酸無水物と少なくとも1種の複素環式アンモニ
ウム塩とのジヒドロスピロピランビス縮合生成
物;および米国特許第4315986号(引用によつて
ここに加える)に開示されている型のジフエニル
メタン核生成剤。 製造中に写真要素中に混入する代わりに、核生
成剤は現像剤溶液中に別にあるいは追加的に混入
することができる。ヒドラジン(H2N−NH2
は、現像剤溶液中に混入できる有効な核生成剤で
ある。ヒドラジンを使用する代わりに、広範な種
類の水溶性ヒドラジン誘導体のいずれをも現像剤
に加えることができる。現像剤溶液中に使用する
ための好ましいヒドラジン誘導体は、米国特許
2410690号、同第2419975号および同第2892715号
中に開示されているものである。現像剤中への混
入に好ましいヒドラジン類は米国特許第4269929
号に記載されている。現像中に混入することがで
きる核生成剤の他の好ましい部類は、米国特許第
4221857号および同第4224401号に開示されてい
る。 いつたん内部潜像形成乳剤が、前述のように、
沈殿手順により生成され、洗浄され、そして増感
されると、その調製は前述の核生成剤の任意の混
入、および慣用の写真の付属手順により完結さ
れ、そして生成すべき銀画像を必要とする写真の
用途、例えば、普通の黒白写真に有効に適用でき
る。 内部潜像形成乳剤は、粒子を内部に分散した分
散媒質から構成されている。写真要素のカブリ防
止アンダーコートを包含する乳剤層および他の層
は、種々のコロイドを単独であるいは組み合わせ
てビヒクル〔これは結合剤および解膠剤(ペプタ
イザ)を包含する〕として含有できる。好ましい
解膠剤は親水性コロイド類であり、これらは単独
であるいは疎水性物質と組み合わせて使用でき
る。好ましい解膠剤はゼラチン、例えば、アルカ
リ処理ゼラチン(牛の骨または皮のゼラチン)お
よび酸処理ゼラチン(豚の皮のゼラチン)および
ゼラチン誘導体、例えば、アセチル化ゼラチン、
フタル化ゼラチンなどである。有用なビヒクル
は、先に引用したリサーチ・デイスクロージヤー
(Research Disclosure),アイテム17643,節
(引用によつてここに加える)に開示されている
ものである。架橋可能なコロイドを含有する写真
要素の層、とくにゼラチン含有層は、先に引用し
リサーチ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure),アイテム17643,節に例示されて
いるように、種々の有機および無機の硬化剤によ
り硬化することができる。 前述のアンダーコート中の最大濃度増大カブリ
防止剤に加えて、内部潜像減感直接陽画形成との
組み合わせに有用であることが知られている他の
カブリ防止剤および安定剤を、本発明の写真要素
のいかなる有用な位置においても混入することが
できる。このような種々の添加物は、先に引用し
リサーチ・デイスクロージヤー(Research
Disclosure)、アイテム17643、節中に開示され
ている。乳剤中で有効であるカブリ防止剤の多く
は、現像中に使用することもでき、そしていくつ
かの一般的題目の下に分類することができ、これ
らはC.E.K.メーズ(Mees)、写真プロセスの理論
(The Theory of the Photographic Process)、
第2版、マクミラン(Mecmillan)、1954,677−
680ページに例示されている。 増感剤、硬膜剤、およびカブリ防止剤および安
定剤に加えて、種々の他の慣用の写真添加物が存
在することができ、添加物の特定の選択は、写真
用途の正確な種類に依存し、そしてこれはこの分
野においてよく知られている。種々の有用な添加
物は、先に引用したリサーチ・デイスクロージヤ
ー(Research Disclosure)、アイテム17643(引
用によつてここに加える)中に開示されている。
螢光増白剤を、アイテム17643、節に開示され
ているように、導入することができる。吸収剤お
よび散乱剤を、節に記載されているように、本
発明の乳剤中におよび写真要素の別々の層中に用
いることができる。XI節に記載されているよう
に、塗布助剤およびXII節に記載されているよう
に、可塑剤および潤滑剤を存在させることができ
る。静電防止剤を、節に記載されているよう
に、存在させることができる。添加物の添加法は
節に記載されている。艷消剤を、節に記
載されているように、混入することができる。写
真要素中に存在する1または2以上のハロゲン化
銀乳剤層、カブリ防止剤アンダーコート、ならび
に任意の中間層、オーバーコートおよび下塗り層
(存在するとき)を、アイテム17643、節に記
載されているように、塗布しかつ乾燥させること
ができる。 写真要素の層は種々の支持体上に塗布すること
ができる。典型的な支持体は、ポリマーフイル
ム、木材繊維、例えば、紙、金属のシートおよび
はく、ガラスおよびセラミツクの支持要素を包含
し、これらは支持体表面の接着性、静電防止性、
寸法性、摩耗性、硬さ、摩擦性、ハレーシヨン防
止性および/または他の性質を高めるために1ま
たは2以上の下塗り層を有する。適当な写真支持
体は、先に引用したリサーチ・デイスクロージヤ
ー(Research Disclosure)、アイテム17643、
節(引用によつてここに加える)に例示されて
いる。 1または2以上の乳剤層は典型的には対向する
平らな表面を有する支持体上へ連続層として塗布
されるが、これはかならずしも必要ではない。乳
剤層は平らな支持体表面上へ横方向に変位した層
のセグメントとして塗布することができる。1ま
たは2以上の乳剤層がセグメント化されていると
き、微孔質支持体を使用することが好ましい。有
用な微孔質支持体は米国特許第4387146号(引用
によつてここに加わる)に開示されている。微孔
は1〜200ミクロンの幅および1000ミクロンまで
の深さを有することができる。一般に、微孔は少
なくとも4ミクロンの幅および200ミクロンより
小さい深さをもつことが好ましく、最適な寸法は
通常の黒白画像形成の用途について、とくに写真
画像を引伸ばすことを意図する場合において、約
10〜100ミクロンの幅および深さである。 本発明の写真要素は、普通の方法で像露光する
ことができる。先に引用したリサーチ・デイスク
ロージヤー(Research Disclosure)アイテム
17643、節(引用によつてここに加える)参
照。存在する分光増感剤が吸収最大を示すスペク
トルの範囲内の電磁放射を用いて像露光が行われ
るとき、本発明はとくに有用である。写真要素が
青、緑、赤または赤外の露光に意図されるとき、
スペクトルの青、緑、赤または赤外の部分を吸収
する分光増感剤が存在する。前述のように、黒白
画像形成の用途について、写真要素をオルソクロ
マチツク的またはパンクロマチツク的に増感させ
て光を可視スペクトルの範囲内の感度に拡張する
ことが好ましい。露光のために用いる放射エネル
ギーは非干渉性(不規則位相)または干渉性(同
位相)であることができ、レンズにより生成する
ことができる。周囲、高いまたは低い温度およ
び/または圧力における像露光、例えば、高いま
たは低いインチンシテイーの露光、連続または不
連続の露光、数分からミリ秒ないしミクロ秒の範
囲の比較的短い期間までの範囲の露光時間を、慣
用のセンシトメトリー技術、例えばT.H.ジエム
ズ(James)、写真プロセスの理論(The
Theory of the Photographic Process)、第4
版、マクミラン(Macmillan)、1977、4,6,
17,18および23章に例示されているものにより決
定された有用な応答範囲内で用いることができ
る。 写真要素中に含有される感光性ハロゲン化銀
は、露光後、処理してハロゲン化銀を水性アルカ
リ性媒質と、媒質または要素中に含有される現像
剤の存在下に、関連させることによつて可視像を
形成できる。処理の処方および技術は次の文献に
記載されている:L.F.メイソン(Mason)、写真
処理の化学(Photographic Processing
Chemistry)、フオーカル・プレス(Focal
Press)、ロンドン、1966;処理の化学物質および
処方(Processing Chemicals and Formulas)、
刊行物J−1、イーストマン・コダツク・カンパ
ニー、1973;フオト−ラブ・インデツクス
(Phot−Lab Index)、モルガン・アンド・モル
ガン・インコーポレーテツド(Morgan and
Morgan Inc.)、ドツブス・フエリー(Doffs
Ferry)、ニユーヨーク(New York)、1977、お
よび写真およびリプログラフイーの材料、処理お
よび系のネブレツトのハンドブツク(Neblett′s
Handbook of Photography and Reprography
Materials,Processes and Systems)、バンノ
ストランド・ラインホルド・カンパニー
(VanNostrand Reinhold Company)、第7版、
1977。 処理法のなかに次のものが包含される:ウエブ
の処理、米国特許第3179517号により例示され
る;安定化処理、米国特許第3220839号、同第
3615511号および同第3647453号および英国特許第
1258906号により例示される;一浴処理、ハイス
ト(Haist)、モノバス・マニユアル(Monobath
Manual)、モルガン・アンド・モルガン・イン
コーポレーデツド(Morgan and Morgan,
Inc.)、1966、米国特許第3240603号、同第
3615513号、同第3628955号、同第3723126号に記
載されている;伝染現像、米国特許第3294537号、
同第3600174号、同第3615519号、同第3615524号、
同第3516830号、同第3615488号、同第3625689号、
同第3632340号および同第3708303号、および英国
特許第1273030号により例示される;硬膜現像、
米国特許第3232761号により例示される;ローラ
ー移送処理、米国特許第3025779号、同第3515556
号、同第3573914号および同第3647459号、および
英国特許第1269268号により例示される;アルカ
リ性蒸気処理、プロダクト・ライセンシング・イ
ンデツクス(Product Licensing Index)、
Vol.97、1972年5月、アイテム9711、米国特許第
3816136号および同第3985564号により例示され
る;金属イオン現像、プライス(Price)、写真の
科学および工業(Photographic Science and
Engineering)、Vol.19、No.5,19,75,283−
287ページおよびボウト(Vought)、リサーチ・
デイスクロージヤー(Research Disclosure)、
Vol.150、1976年10月、アイテム15034により例示
される;表面適用処理、米国特許第3418132号に
より例示される。 現像は、好ましくは、前述のように核生成剤の
存在下に実施されるが、写真要素が与えられる
と、現像の直前にあるいは、好ましくは、現像の
間にオーバーオール露光を別法として実施するこ
とができる。オーバーオールフラツシユ露光を用
いるとき、それは高いインテンシテイでありかつ
短時間であるか、あるいは低いインテンシテイで
ありかつ長い時間であることができる。 本発明において用いるハロゲン化銀現像剤は表
面現像剤である。「表面現像剤」という語は、ハ
ロゲン化銀粒子上の表面潜像中心を出現させる
が、表面感光性ハロゲン化銀乳剤の現像に一般に
用いられる条件下で内部潜像形成乳剤中の実質的
な内部潜像中心を出現させない現像剤を包含す
る。表面現像剤は一般に任意のハロゲン化銀現像
剤または還元剤を利用するが、現像の浴または組
成は粒子を崩壊または溶解して実質な内部潜像を
出現させるハロゲン化銀の溶媒(例えば、水溶性
チオシアネート、水溶性チオエーテル、チオサル
フエートおよびアンモニア)を一般に実質的に含
まない。過剰のハロゲン化物の少量は時には現像
剤中において望ましいか、あるいは乳剤中にハロ
ゲン化物解放化合物として混入されるが、多量の
ヨウ化物またはヨウ化物解放化合物は一般に粒子
の実質的な崩壊を防止するために回避される。 本発明の現像組成物中に使用できる典型的なハ
ロゲン化銀現像剤は、ハイドロキノン、カテコ
ール類、アミノフエノール類、3−ピラゾリジノ
ン類、アスコルビン酸およびその誘導体、リダク
トン類、フエニレンジアミン類、またはそれらの
組み合わせを包含する。現像剤は写真要素中に組
み入れることができ、ここで現像剤は画像方法の
露光後ハロゲン化銀と接触させられる;しかしな
がら、ある実施態様において、現像剤は好ましく
は現像浴中で用いられる。 いつたん録画像が写真要素中に形成されると、
未現像のハロゲン化銀の定着が普通に行われる。
高いアスペクト比の板状粒子の乳剤は、定着を短
時間で完結させることができるということにおい
て特に有利である。これは処理の促進を可能とす
る。 特記しないかぎり、本発明の黒白直接陽画写真
要素の残りの面および像露光後のこれらの写真要
素の処理による直接陽画の生成は、このような写
真用途のためにこの分野において認識されている
面を包むことを理解すべきである。 〔実施例〕 次の特定の実施例により、本発明をさらに説明
する。 実施例 1 塗布層 A 対照塗布層 0.8μmの八面体のコア・シエルAgBr乳剤をダ
ブルジエツト沈殿技術により調製した。コア粒子
は、0.78mgのNa2S2O3・5H2O/モルAgおよび
1.18mgのKAuCl4/モルAgで85℃において30分間
化学的に増感された0.55μmの八面体のAgBrから
成つていた。コア・シエル乳剤を1.0mgの
Na2S2O3・5H2O/モルAgで74℃において30分間
化学的に増感した。この乳剤をポリエステルフイ
ルム支持体上に7.02g/m2の銀および4.86g/m2
のゼラチンで塗布した。乳剤層は、また、分光増
感色素のアンヒドロ−5,5′−ジメトキシ−3,
3′−ビス(3−スルホプロピル)セレナシアニン
ヒドロキシド、ナトリウム塩(色素A)およびア
ンヒドロ−5,5′−ジクロロ−3,9−ジエチル
−3′−(3−スルホプロピル)オキサカルボシア
ニンヒドロキシド(色素R)を各々200mg/モル
Agでおよび核生成剤の6−エトキシチオカルバ
モイル−2−メチル−1−プロパルギルキノリニ
ウムトリフルオロメタンスルホネートを30mg/モ
ルAgで含有した。この要素を合計のゲル含量に
基づいて1.7重量%のビス(ビニルスルホニルメ
チル)エーテルを含有するゼラチンで1.08g/m2
において上塗りした。 B 実施例の塗布層 対照の塗布層を再び形成したが、乳剤層と支持
体との間のカブリ防止剤アンダーコート中に1.8
×10-2モル/銀モルのAF−3およびゼラチン
(1.29g/m2)を用いた。 処理 A 対照塗布層 対照塗布層の露光部分を現像剤(デベロツパ
ー)中で38℃において75秒間処理し、この現像
剤は0.10g/のAF−3および0.16g/の1
−フエニル−5−メルカプトテトラゾール(以後
PMT)をさらに含有した。 B 実施例の塗布層 実施例の塗布層の露光部分を現像剤中で38℃
において75秒間処理し、この現像剤は0.15g/
のAF−3および0.11g/のPMTをさらに含有
した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を第2図および表に
示す。 【表】 結果が示すように、アンダーコート中のAF−
3の作用は、対照に比較して、感度、コントラス
トおよびD-nax(最大濃度)を増加し、そして
D-nio(最小濃度)を減少することであつた。より
低い現像されたAgにおいてより高いD-naxが得ら
れるので、現像されたAgの被覆力は本発明につ
いてより大きかつた。また、実施例の塗布層は、
第2図において見ることができるように、対照塗
布層におけるよりも、陽画と再反転陰画との間の
大きい分離を示す。 画像の品質 塗布層の部分を上と同様であるが、段階タブレ
ツトの代わりに微小画像のターゲツト
(microimage target)を通して露光し、そして
画像の品質の推論を導き出した。第3A図は段階
No.7(第2図)に等しい露光において対照塗布層
および段階No.9において本発明の塗布層を露光し
た結果を示す(光学顕微鏡写真は100Xの倍率で
ある)。400Xの対応する光学顕微鏡写真は第4A
図および第4B図に示されている。これら結果か
ら、本発明の塗布層は対照よりも改良された画像
の品質ならびにより備細に分散したフイラメント
状の銀を示す。 約0.4の濃度の段階から取つた露光しかつ処理
した塗布層の電子顕微鏡で見た断面を、22000X
の倍率でそれぞれ第5A図および第5B図に対照
塗布層および本発明の塗布層について示す。 これらの結果が示すように、対照塗布層に比較
して、本発明の塗布層において乳剤層を通してて
現像された銀のより均一な分布(2aおよび2b)
ならびにより微細に分散したフイラメント型銀が
存在し、これらの塗布層は支持体(1aおよび1b)
表面付近における現像された銀の集中を示した。 現 像 剤 成 分 g/ 水道水 850.0 エチレンジアミノ四酢酸 1.0 KOH,45% 22.0 5−メチルベンゾトリアゾール
{必要に応じて調節 1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール
〃 無水Na2SO3 75.0 4,4′−ジメチル−1−フエニル−3−ピラゾリ
ジノン 0.4 NaBr 8.0 2−エチルアミノエタノール 58.6 3,3′−ジアミノジプロピルアミン 4.0 ハイドロキノン 40.0 KOH,45% 7.0 (27℃においてPH10.7に調節) 水道水を加えて 1 実施例 2 塗布層 対照および実施例の塗布層を実施例1のそれら
と本質的に同様に調製したが、ただし1重量%の
ホルムアルデヒドをビス(ビニルスルホニルメチ
ル)エーテル硬化剤の代わりに使用してオーバー
コートを硬化し、そして前記核生成剤の代わりに
1−〔4−(2−ホルミルヒドラジノ)フエニル〕
−3−ヘキシル尿素(276mg/Agモル)および1
−ホルミル−2−{4−〔2−(2,4−ジ−tert
−ペンチルフエノキシ)ブチルアミド〕フエニ
ル}ヒドラジン(78mg/Agモル)を使用した。 処理 対照および実施例の塗布層を露光し、そして現
像剤プラス0.05g/のAF−3+0.08g/
のPMT中で38℃において104秒間現像した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を第6図および表に
示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載する通り
である。
表および第6図の結果が示すように、アンダ
ーコート中のAF−3の作用は、対照に比較して、
感度およびD-naxを増加し、D-nioを減少し、そし
てポジの応答およびネガの応答の間の感度の分類
を増加することであつた。 画像の品質 実施例1におけると同様な方法で取つた光学顕
微鏡は、対照と比較して実施例の画像品質の同様
な改良を示した。 現 像 剤 成 分 g/ 水道水 850.0 エチレンジアミノ四酢酸 1.0 KOH,45% 22.0 5−メチルベンゾトリアゾール
{必要に応じて調節 1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール
〃 無水Na2SO3 60.0 4,4′−ジメチル−1−フエニル−3−ピラゾリ
ジノン 0.6 NaBr 3.0 2−エチルアミノエタノール 58.6 3,3′−ジアミノジプロピルアミン 4.0 KOH,45% 7.0 (27℃においてPH10.9に調節した) 水道水を加えて 1 実施例 3 塗布層 A 対照塗布層(C−2) 実施例2の対照塗布層を再び調製した。但し、
本例の場合、6.73g/m2の銀および157mg/銀モ
ルの色素Aを使用した。 B 対照塗布層(C−3) この対照塗布層は対照塗布層C−2に類似した
が、6.9g/m2の銀を含有しかつさらにハロゲン
化銀乳剤層中に1.76×10-2モル/銀モルのAF−
3を含有した。 C 実施例の塗布層(E−3) この塗布層は実施例2の塗布層E−2に類似す
るが、6.69g/m2の銀を含有しかつアンダーコー
ト中に1.85×10-2モル/銀モルのAF−3を含有
した。塗布層C−3およびE−3における銀の付
着量およびAF−3の濃度は実質的に一致し、こ
れらの塗布層間の唯一の物質の差はAF−3が塗
布層C−3においてハロゲン化銀乳剤層中に存在
し、これに対して塗布層E−2においてアンダー
コート中に存在したことであつた。 処理 すべての塗布層を露光し、そして現像剤中で
75秒間(38℃)処理した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を第7図および表に
示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表および第7図の結果が示すように、アンダ
ーコート中にAF−3を含有する実施例の塗布層
E−3は、AF−3を含有しない対照塗布層C−
2およびハロゲン化銀乳剤層中にAF−3を含有
する対照塗布層C−3に比較して、より高い感
度、より高いコントラスト、より低い最小濃度
(D-nio)、および再反転画像の増大した露光分離
を生じた。 実施例 4 塗布層 A 対照塗布層(C−4a) この塗布層は対照塗布層C−2に記載のように
して調製したが、6.47g/m2の銀を乳剤層中に含
有した。 B 対照塗布層(C−4b) この塗布層は対照塗布層C−4aに類似したが、
乳剤層中に3.76×10-3モル/銀モルのベンゾトリ
アゾール(AF−1)を含有した。 C 実施例の塗布層(E−4) この塗布層は対照塗布層C−4bに類似したが、
上記と同量のベンゾトリアゾール(AF−1)を
1.29g/m2のゼラチンともどもアンダーコート中
に含有した。 処理 すべての塗布層を実施例1に記載のようにして
露光し、そして現像剤中で75秒間(38℃)処理
した。 アンダーコート中の最大濃度増大カブリ防止剤
の位置は性能におけるこれらの差を生成した。 現 像 剤 成 分 g/ 水道水 850.0 エチレンジアミノ四酢酸 1.0 KOH,45% 22.0 AF−3 0.05 1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール0.08 無水Na2SO3 60.0 4,4′−ジメチル−1−フエニル−3−ピラゾリ
ジン 0.6 NaBr 3.0 2−エチルアミノエタノール 58.6 3,3′−ジアミノジプロピルアミン 4.0 ハイドロキノン 40.0 KOH,45% 7.0 (27℃においてPHを10.9に調節した) 水道水を加えて 1 センシトメトリー センシトメトリーの結果を表に示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表の結果が示すように、アンダーコート中に
AF−1を含有する実施例の塗布層E−4は、AF
−1を含有しない対照塗布層C−4aおよびハロ
ゲン化銀乳剤層中にAF−1を含有する対照塗布
層C−4bに比較して、より高い感度、そしてよ
り低いD-nioを生じた。さらに、再反転画像の露
光分離の増大もまた確認された。 実施例 5 塗布層 A 対照塗布層(C−5a) 対照塗布層C−4aに同じ。 B 対照塗布層(C−5b) この塗布層は対照塗布層C−5aに類似したが、
乳剤層中に7.0×10-4モル/銀モルの5−クロロ
ベンゾトリアゾール(AF−11)を含有した。 C 実施例の塗布層(E−5) この塗布層は対照塗布層C−5bに類似したが、
上記と同量の5−クロロベンゾトリアゾール
(AF−11)を1.29g/m2のゼラチンを塗布したア
ンダーコート中に含有した。 処理 本例のすべての塗布層を実施例4に記載のよう
に露光及び処理した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を表に示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表の結果が示すように、アンダーコート中に
AF−11を含有する実施例の塗布層E−5は、AF
−11を含有しない対照塗布層C−5aに比較して、
より高い感度およびより低いD-nioを生じた。AF
−11をハロゲン化銀乳剤層中に含有する対照塗布
層C−5bは、表に示す通り、一定なD-nax濃度を
示すのみであり、画像識別力を有しなかつた。 実施例 6 塗布層 A 対照塗布層(C−6a) 実施例1に記載のような化学増感コア・シエル
AgBr乳剤をポリエステルフイルム支持体上に
5.33g/m2の銀および3.99g/m2ゼラチンで塗布
した。この乳剤を200mg/銀モルの色素Bおよび
156mg/銀モルの色素C、アンヒドロ−1,3′−
ビス−(3−スルホプロピル)ナフト〔1,2−
d〕チアゾロチアシアニンヒドロキシド、トリエ
チルアミン塩で分光増感し、そして276mg/銀モ
ルの核生成剤、1−〔4−(2−ホルミルヒドラジ
ノ)フエニル〕−3−ヘキシル尿素を添加した。
この乳剤はまた、アレントツフ(Allentoff)及
びミンスク(Minsk)の米国特許第3271158号に
記載のような低分子量ポリアクリルアミドを36.4
g/銀モルの量で含有した。この乳剤に1.08g/
m2のゼラチンをオーバーコートし、そしてゼラチ
ンの合計含有量を基準にして1重量%のホルムア
ルデヒドで硬化させた。 B 対照塗布層(C−6b) この塗布層は対照塗布層C−6aに類似したが、
乳剤層中に2.0×10-3モル/銀モルの5−メチル
ベンゾトリアゾール(AF−3)を含有した。 C 実施例の塗布層(E−6) この塗布層は対照塗布層C−6bに類似したが、
上記と同量の5−メチルベンゾトリアゾール
(AF−3)を1.29g/m2のゼラチンを塗布したア
ンダーコート中に含有した。 処理 本例のすべての塗布層を実施例4に記載のよう
に露光および処理した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を表に示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表の結果が示すように、アンダーコート中に
AF−3を含有する実施例の塗布層E−6は、AF
−3を含有しない対照塗布層C−6aよりも一層
高い感度を生じた。AF−3を乳剤層中に含有す
る対照塗布層C−6bと比較した場合、実施例の
塗布層E−6は、高い感度、コントラストおよび
D-naxを示した。さらに加えて、再反転画像のよ
り大きな露光分離もまた観察された。 実施例 7 塗布層 A 対照塗布層(C−7a) この塗布層は対照塗布層C−6aと同様にして
調製した。 B 対照塗布層(C−7b) この塗布層は対照塗布層C−7aに類似したが、
乳剤層中に4.6×10-3モル/銀モルのベンゾトリ
アゾール(AF−1)を含有した。 C 実施例の塗布層(E−7) この塗布層は対照塗布層C−7bに類似したが、
上記と同量のベンゾトリアゾール(AF−1)を
1.29g/m2のゼラチンを塗布したアンダーコート
中に含有した。 処理 本例のすべての塗布層を実施例4に記載のよう
に露光および処理した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を表に示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表の結果が示すように、アンダーコート中に
AF−1を含有する実施例の塗布層E−7は、AF
−1を含有しない対照塗布層C−7aと比較して、
より高い感度および低いD-nioを生じた。この実
施例の塗布層E−7は、AF−1を乳剤中に含有
する計照塗布層C−7bと比較して、より高い感
度、コントラストおよびD-nax、そして低下せし
められたD-nioを示した。さらに、再反転画像の
より大きな露光分離もまた観察された。 実施例 8 塗布層 A 対照塗布層(C−8a) この塗布層は対照塗布層C−7aと同一であつ
た。 B 対照塗布層(C−8b) この塗布層は対照塗布層C−8aに類似したが、
乳剤層中に1.8×10-3モル/銀モルの5−クロロ
ベンゾトリアゾール(AF−11)を含有した。 C 実施例の塗布層(E−8) この塗布層は対照塗布層C−8bに類似したが、
上記と同量の5−クロロベンゾトリアゾール
(AF−11)を1.29g/m2のゼラチンを塗布したア
ンダーコート中に含有した。 処理 本例のすべての塗布層を実施例4に記載のよう
に露光および処理した。 センシトメトリー センシトメトリーの結果を表に示す。 【表】 * 感度は実施例1に記載されている通
りである。
表の結果が示すように、アンダーコート中に
AF−11を含有する実施例の塗布層E−8は、AF
−11を含有しない対照塗布層C−8aと比較して、
より高い感度および低いD-nioを生じた。AF−11
をハロゲン化銀乳剤層中に含有する対照塗布層C
−8bは、AF−11を乳剤層中に含有する対照塗布
層C−5bと同様、ただ一定のD-nax濃度を示し、
画像識別力を有しなかつた。 〔発明の効果〕 本発明による直接陽画写真要素によれば、多く
の非常な利点を得ることができる。先ず、写真感
度における増大が観察された。また、ある場合に
はコントラストにおける望ましい増加も実現され
た。また、再反転を被る以前に、露光過度の限界
がさらに拡張されたことが観察された。さらにま
た、最小濃度における望ましい低下と被覆力の増
大が両方とも実現された。形成された銀画像を顕
微鏡で検査したところ、処理によつて形成せしめ
られた銀のフイラメント状物がより微細でありか
つその分布がより均一であるために、画像の品質
が改善されていることが判つた。
【図面の簡単な説明】
第1図、直接陽画乳剤のフオルム化した特性曲
線、第2図、第6図および第7図は、それぞれ乳
剤の濃度vs.露光量の特性曲線、そして第3A図、
第3B図、第4A図、第4B図、第5A図および
第5B図は、それぞれ画像形成した要素の被膜の
銀フイラメントの粒子状態を示した顕微鏡写真で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可視銀画像を形成するために用いられるもの
    であり、そして支持体、内部潜像形成ハロゲン化
    銀粒子を含有する1または2以上の感放射線乳剤
    層、及び最大濃度増大型のアゾールまたはアジン
    カブリ防止剤であつてそのアゾールまたはアジン
    環の窒素原子が水素またはアルカリ加水分解可能
    な基で置換されているものから構成されている黒
    白直接陽画写真要素において、 前記最大濃度増大型のカブリ防止剤が、前記乳
    剤層と前記支持体との間のオーバーコート中に配
    されていることを特徴とする黒白直接陽画写真要
    素。
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