JPH03206467A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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Publication number
JPH03206467A
JPH03206467A JP7637490A JP7637490A JPH03206467A JP H03206467 A JPH03206467 A JP H03206467A JP 7637490 A JP7637490 A JP 7637490A JP 7637490 A JP7637490 A JP 7637490A JP H03206467 A JPH03206467 A JP H03206467A
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JP
Japan
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photoreceptor
image
transfer
toner
photosensitive body
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Pending
Application number
JP7637490A
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English (en)
Inventor
Hisao Oishi
大石 尚生
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03206467A publication Critical patent/JPH03206467A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感光体へ静電潜像を形威した後にこの静電潜像
を顕像化して形成されたトナー画像をアルミニウムの印
刷版用上へ転写する湿式電子写真装置に関する。
[従来の技術] 感光体上の静電潜像を液体現像剤で現像し、その現像さ
れた画像を転写紙等の転写材に転写する装置としては次
の様なものが知られている。
一つの装置として、感光体上の静電潜像を液体現像剤で
現像した後、感光体上の現像画像と転写材を担体液が十
分存在している間に重ね、コロナ転写又はバイアスロー
ラー転写により転写する装置が挙げられる。
この装置では、転写時に転写材と感光体間に存在する担
体液に流動が生じ、転写画像に流れが発生することがあ
る。
また別の装置として、現像された感光体と転写材をロー
ラーにより直接密着させて転写を行う装置もあるが、密
着時に感光体体上の担体液が流動し、感光体上の画像が
乱れたり、転写画像に流れが発生することがあるという
欠点がある。
この欠点を防止する手段として、特公昭46−1799
号では転写ローラを2本設け、1本目のローラーには2
本目のローラーとは逆のバイアスを印加する装置を示し
ている。この装置によれば転写画像の乱れはある程度防
止することが出来るが十分ではない。
また特公昭51−44654では、現像液、コロナ放電
により感光体上の担体液の液厚を5〜30μmに制御し
た後に転写する装置が提案されている。これによれば湿
式転写に必要にして十分な量の担体液を感光体と転写材
との間に介在させることにより、上記装置の欠点を改良
し、転写効率向上と転写材への不必要な液の浸み込みを
減少させたものである。
これによれば、転写時に存在する過剰な担体液による転
写画像の流れは、液厚コントロールにより、ある程度防
げるかもしれないが、一方で液厚コントロールの為に行
うコロナ放電により、感光体の画像が乱れるという欠点
を有している。特開昭5 5−9 5 9 7 1では
樹脂の溶液を感光体と転写シートの間に介在させ、転写
の付着量を均一にコントロールする装置が示されている
が、転写時の画像の乱れは十分に改良されない。
また本願出願人は特願昭6 3−0 5 2 9 3 
7において、トナー現像後に担体液をトナー1■当たり
2〜20mgにするとにより、転写画像の画質が向上す
ることを報告している。ところがこの方法では担体液の
重量を制御するのが困難であり、転写画質も十分とは言
えなかった。
一方、一般に商業印刷と呼ばれている印刷の画像品質レ
ベルは、電子写真方式がよく使われている複写機の品質
レベルより高く、例えば200LP I  ( lin
e per inch )の1%網点は約16μm径に
相当し、3 5 i’ p/mm (line pai
r per mm)以上の解像力が必要とされる。
また特開昭61−18024によれば一般に湿式電子写
真装置は、乾式電子写真装置にくらべてトナー粒径が小
さく (〜1μm)、高解像力用途に適していると言わ
れている。
しかし、転写材へ画像を転写することによって大幅な解
像力の低下がおこり、印刷レベルの品質を得ることが困
難であった。
これを解決するため本出願人は、特願平1−94181
号で、少なくともトナー粒子及び担体液を含有する電子
写真液体現像剤によって像担持体(感光体〉上にトナー
画像を形成するトナー画像形戒手段と、トナー画像形戒
手段によって形威されたトナー画像を実質的に乾燥する
乾燥手段と、乾燥手段によって乾燥された像担持体上の
トナー画像を転写材に転写する転写手段と、転写時に転
写材と像担持体との間に非水溶媒を供給する供給手段と
、を有した構戒の湿式電子写真装置を提案している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、転写材へ感光体を密着する際に転写材と
感光体の間に大きなごみが介在すると転写不良を起こす
ことがある。
これを防止するため、転写電圧を高くして、トナー画像
の転写材への吸着力を強くすることが考えらえるが、こ
の場合には転写のための密着の際にまだ広いギャップの
うちからトナーが転写材へ飛んで転写が始まってしまい
、転写画像に乱れが生じる。
また上記転写不良を防止する方法として、トナー電荷と
同極性の電圧を印加するいわゆるプリチャージを強くか
けることが考えられるが、この場合、転写材が紙の場合
には問題がないが、転写材がアルミニウムの場合には感
光体の導電層に誘起されたプリチャージ電荷に対応する
逆の極性の電荷がアルミニウムに流れ、実質的に転写電
圧を高くした場合と同じと推定でき、この場合にも転写
不良が生じる。すなわち、第2図に示される如く、帯電
器によって帯電させた後、導電層のプラス電荷がアルミ
ニウム板へ移動するので、弱い転写電圧でトナーがアル
ミニウム板へ不規則に吸着されることになり、精密画像
の転写が不可能となる。
本発明は上記事実を考慮し、液.体現像剤で形成した画
像をアルミニウムの印刷版へ転写する際に画像の乱れの
生じることのない湿式電子写真装置を提供するとを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る湿式電子写真装置は、乾燥部と転写部との
間に配置されて前記感光体へ電圧を印加する前印加手段
と、この前印加手段と転写部との間に配置されて感光体
へ光を照射する前露光手段と、を設けたことを特徴とし
ている。
[作用コ 上記構或の本発明では、感光体への静電潜像を形成した
後に、この静電潜像を少なくともトナー粒子及び担体液
を含有する電子写真液体現像剤によって顕像化してトナ
ー画像を形戒する。トナー画像が形成された感光体はリ
ンス処理されて余剰に付着しているトナー粒子が除去さ
れる。余剰のトナー粒子が除去された感光体は乾燥部で
乾燥されて前印加手段によりプリチャージされる。前印
加手段によりプリチャージされた感光体は前露光手段に
より前露光される。
これによりプリチャージでトナーに帯電した電荷に対応
する電荷が感光体のトナー近傍まで移動する。また感光
体の非画像部に残っていた電荷が中和されて、密着時に
アルミニウムの印刷用刷版へ移動する電荷が無くなる。
したがって、良好な転写画像を得ることができる。
[実施例] 第1図及には本発明に係る湿式電子写真装置10の第1
実施例が示されている。なお第1図は湿式電子写真装置
IOを示す概略側面図である。
湿式電子写真装置10にはサクションドラム12、14
とこれらのサクションドラム12、14間にプロセスド
ラム16がサクションドラム12寄りに配置されている
。これらのサクションドラム12、14及びプロセスド
ラム16には無端搬送ベル}18が巻き掛けられている
またプロセスドラム16の側方には無端搬送ベルト18
へ外側から当接する搬送ドラム20が配置されている。
この搬送ドラム20にはローラ22、24間に巻き掛け
られたサクションベルト26の中間部が当接している。
ローラ22、24は図示しない駆動手役の駆動力が伝達
されて回転し、サクションベルト26を図示矢印八方向
へ搬送させる。このサクションベルト26の搬送によっ
て無端搬送ベルト18が矢印B方向へ搬送される。
またサクションベルト26の上部には無端搬送ベル}1
8の内側へ当接して案内ローラ28が配置されている。
この案内ローラ28の上部にはシート上の感光体30が
収容されたマガジン32が配置されている。このマガジ
ン32の感光体30の出口側には搬送ローラ対34が配
置されている。
この搬送ローラ対34はマガジン32内の感光体30を
マガジン32内から引き出して無端搬送ベルト18上へ
搬送する。この感光体30は第3図に示されるように導
電層30A1感光層30B及び導電層30Aの下側に配
置される図示しない支持体で形成されている。
またサクションドラム14の下方には転写部36が設け
られており、無端搬送ベルト18の内側に押さえローラ
38及び転写ローラ40が配置されている。この転写ロ
ーラ40の下部には転写材であるアルミニウム板42が
配置される。
また押さえローラ38とサクションローラ14との間に
は一対の案内ローラ44が配置されている。これらの案
内ローラ44間には無端搬送ベルト18が貫通している
無端搬送ベルト18にはマガジン32内から引き出され
たシート状の感光体30が保持される感光体ホルダ46
が取り付けられている。この感光体ホルダ46は感光体
の左右に配置されており、感光体46を無端搬送ベルト
18へ保持する。
サクションドラム12の斜め上方には帯電器48が配置
されている。この帯電器48は感光体30の表面を帯電
する。またサクションドラム12には帯電器48の無端
搬送ベルト18の搬送方向下流側に画像露光位置50が
形威されている。この画像露光位置50にはレーザ52
から照射された画像に対応する光が照射される。なおレ
ーザ52から照射された光は図示しないレーザスキャナ
で副走査され、サクションドラムl2の回転によって主
走査がなされて、感光体30上へ画像に対応する光が照
射される。このレーザ52から照射された光によって、
感光体30上に静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体30はプロセスドラム16
へ搬送される。プロセスドラムl6には現像器52が配
置されている。この現像器52には液体現像剤である液
体トナーが循環されている。
この液体トナーは静電潜像の電荷と逆極性のトナー粒子
を含有しており、このトナー粒子が静電潜像が形成され
た感光体30の表面へ供給されて、静電潜像へ付着し、
静電潜像を顕像化して現像する(第3図(A)の状態〉
現像器52の無端搬送ベルト18の搬送方向下流側には
スクイズローラ54、56が配置されている。このスク
イズローラ54、56は感光体30をプロセスドラム1
6へ押圧して、感光体30の表面に残存している液体ト
ナーを除去する。
またスクイズローラ56の無端搬送ベルト18の搬送方
向下流側にはリンス装置58が配置されている。このリ
ンス装置58はリンス液を感光体の表面に供給して、余
分なトナーを除去する。
このリンス装置58は非水溶剤塗布機構の一部を構或す
るパイプ70及びポンブ72を介してリンス液供給部7
3へと連通されている。このポンプ72が駆動されると
リンス液供給部73内のリンス液の一部がパイプ70を
介して汲み出されるようになっている。リンス液供給部
73にはパイブ74及びポンプ75が連結され、このバ
イブ74は前記アルミニウム板42における、押さえロ
ーラ38が配置された側と反対側の端部へと延長され、
その先端部にはノズル76が取付けられている。このた
め、リンス液供給部73から汲み出されたリンス液はノ
ズル76から噴射される。
ノズル76の噴射方向には、バイブ70及びボンブ72
と共に非水溶剤塗布機構を構或する塗布ローラ78が配
設されてノズル76と共に水平移動するようになってい
る 塗布ローラ78及びノズル76は、水平駆動手段79へ
支持されている。この水平駆動手段79はアルミニウム
板42の表面上を第1図水平方向へノズル76及び塗布
ローラ78を往復移動させるようになっている。この往
復移動時に塗布ローラ78の周面はアルミニウム板42
の表面と接触されており、これにより、アルミニウム板
42の表面にリンス液を塗布することができる。なお、
この塗布動作は、転写ローラ40の移動に先立って行わ
れ、この転写ローラ40とは干渉しないようになってい
る。
リンス装置58の下流側には乾燥装置60が配置されて
いる。この乾燥装置60には図示しない乾燥風供給手役
によって温風が供給され、この温風を感光体30の表面
に吹き付ける。これによりリンス装置58で湿潤した感
光体30が乾燥される。
乾燥装置60の下流側にはプリチャージ用帯電器62が
配置されている。このブリチャージ用帯電器62はトナ
ー画像(例えば第3図に示されるようにマイナスの帯電
されたトナー61で形戊される画像)が形成された感光
体30の表面に付着しているトナー画像をトナー粒子と
同極性に帯電する(第3図(B)の状態)。
プリチャージ用帯電器62の下流側には前露光装置64
が配置されている。この前露光装置64は帯電された感
光体30上のトナー画像へ光を照射することによって、
感光体30導電層30Aに存在している電荷(第3図(
B)に示される導電層30Aのプラスの電荷)が感光体
30の感光層30Bのトナー近傍まで移動すると共に非
画像部の電荷が中和される。これにより第3図(C)に
示される如く、トナー61と感光体30との静電吸着力
が強くなる。従って、転写電圧が低いうちに不必要にト
ナーがアルミニウム板42へ移動することがなく、高転
写電圧の印加でトナーが確実にアルミニウム板42へ転
写されることになる。
この前露光装置64は感光体30に透明な材質を用いた
場合には好ましくは感光体30の裏面側から光を照射す
ることが良い。
転写部36には図示しない載置台が配置されており、こ
の載置台上へアルミニウム板42が載置される。このア
ルミニウム板42上を転写ローラ40が矢印C方向へ回
転移動して無端搬送ベルト■8をアルミニウム板42上
へ密着させることによって、トナー画像が形成された感
光体30をアルミニウム板42上へ密着させる。
このアルミニウム板42は電源66と接続されており、
電圧が印加されている。
また案内ローラ28とサクションドラム14との間には
クリーニング部68が設けられており、トナー画像をア
ルミニウム板42へ転写した後の感光体30がクリーニ
ングされる。
なお本実施例で使用される感光体30としては、周知の
有機光導電体もしくは無機光導電体が挙げられる。また
帯電針によって帯電された誘電体も用いることも出来る
有機光導電体としては、周知の広範囲の有機光導電体が
ある。具体的には「リサーチ ディスクロージャーJ 
( Reserch Disclosure )誌#1
0938(1973年5月号61ページ以降、「電子写
真要素、材料及びプロセス」という表題の論文)等に記
載されている物質がある。
実用に供されているものとして例えば、ポ+J一N−ビ
ニル力ルバゾールと2.4.7−トリニトロフルオレン
ー9−オンとかなる電子写真感光体(米国特許3,48
4.237)、ポリーN−ビニルカルバゾールをピリリ
ウム塩系色素で増感したもの(特公昭48−25658
号)、有機顔料を主戒分とする電子写真感光体く特開昭
49−37543号〉、染料と樹脂からなる共晶錯体を
主或分とする電子写真感光体(特開昭47−10735
号〉、銅フタ口シアニンを樹脂中に分散した電子写真感
光体(特公昭52−1667号)等がある。その他、電
子写真学会誌、第25巻、第3号(1 9 8 6)の
62〜76頁に記載されている物質等が挙げられる。
また本発明に用いられる無機光導電体としては「エレク
トロ フ才トグラフィーJ  ( rlE1ectro
photogrphyJR.M.Schaffert著
、Focal Press(London)出版)(1
975年)260頁〜374頁等に開示されている各種
の無機化合物が代表的である。具体例としては酸化亜鉛
、硫化亜鉛、硫化カドミウム、セレン、セレンーテルル
合金、セレンー砒素合金、セレンーテルルー砒素合金等
が挙げられる。
その他、アモルファスシリコンも挙げることが出来る。
さらに本実施例で使用される液体現像剤である液体トナ
ーとしては任意の公知の現像剤を使用することが出来る
。例えば特公昭35−5511号、特公昭35−134
24号、特公昭5 0−4 0 0l7号、特公昭4 
9−9 8 6 3 4号、特公昭58−129438
号、特開昭61−180248号、電子写真技術の基礎
と応用(電子写真学会編、コロナ社(1988))等で
開示された現像剤が挙げられる。
これらの液体現像剤は一般に担体液、トナー粒子を形成
する着色剤、着色剤の定着性を付与する高分子樹脂から
なる被覆剤、トナー粒子の分散を促進したり、分散の安
定化の働きをする分散剤及びトナー粒子の極性と荷電量
をコントロールする荷電調節剤からなる。
被覆剤としては、公知の種々の樹脂を用いることが出来
るが特に特開昭61−180248号、特願昭63−4
1272号、特願昭6 3−4 1 273号で開示さ
れたエチレンと(メタ)アクリル酸の共重合体、エチレ
ンと酢酸ビニルの共重合体、エチレンとエチルアクリレ
ートの共重合体やエチレンと(メタ〉アクリル酸エステ
ルの共重合体、エチレン・ (メタ〉アクリル酸・ (
メタ)アクリル酸エステルの三元共重合体などのエチレ
ン系共重合体が好ましく使用出来る。本実施例において
現像剤は担体液に下記一般式(I)及び(n)で表され
た共重合体を構或戒分として少なくとも一種以上含むこ
とを特徴とする特願昭6 3−4 1 272号及び特
願昭6 3−4 1 2 7 3号に記載されている静
電荷像用現像剤を用いた。
・ ・ ・ (n) 式中、R1は水素原子又はメチル基を表す。
R2は、アルキル基、アラルキル基、アリール基又はシ
クロアルキル基を表す。
XI s yl SZ+ はモル数を表し、x,  :
y,  :Z, =0.99〜0, 80:0. 005〜0. 195
 :0. 195〜0. 005である。
X2とy2はモル数を表し、 X2  : y2 =0.995〜0.go:o. 0
05〜0.2である。
上記現像剤は転写効率が特に高い、乾燥した時の画像の
凝集性に優れており画像の乱れが特におきにくい、転写
時に静電転写を行うことができ、より高画質な転写が可
能となる、感光体上での乾燥など本発明の装置による一
連の工程においてトナー荷電を失わない等などの利点を
有し、本発明である転写装置に特に適している。なお、
転写時に非水溶媒を供給することで、より転写性能が向
上できる。
担体液及びリンス液としては、電気抵抗が1×1090
・am以上かつ誘電率が3以下の無極性の非水溶剤を用
いることが出来る。該非水溶剤としては、直鎮状又は分
岐状の脂肪族炭化水素、脂環色炭化水素、芳香族炭化水
素、ハロゲン化炭化水素などの溶剤を挙げることができ
るが、揮発性、安全性、臭気等の点からオクタン、イソ
オクタン、デカン、イソデカン、ドデカン、イソドデカ
ン、ノナン、イソパラフィン系の石油溶剤であるアイソ
バーE1アイソバーG1アイソパーH1アイソパーL(
アイソパーrlsoperJはエクソン社の商品名)、
ソルベツソ100、シエルゾル71(シェル社製)など
が好適である。
液体トナー中のトナー粒子濃度は特に限定されないが、
液体トナー11当たり0.1〜10gである。(すなわ
ちトナー粒子1g当たり担体液100〜10000gと
なる。) 荷電調節剤としては公知の種々のものを用いることが出
来、その濃度は現像剤11当たり0.Ol〜10g1好
ましくは0.01〜1gである。また分散剤も公知の種
々のものを用いることが出来、その濃度は現像剤一l当
たり0.01〜50g好ましくは0.1〜Logである
なお本実施例で使用されるアルミニウム板42(印刷用
アルミ基板)は一般のプレセンシクイズイングプレー}
(PS版)に使用されているアルミ基板はすべて使用可
能であるがグレイングと称される砂目立て処理や陽極酸
化処理等で表面処理したアルミニウム基板が好ましいも
のとして挙げることが出来る。
次に本実施例の作用について説明する。
マガジン32内の感光体30を搬送ローラ対34によっ
て引き出して無端搬送ベルト18上へ載置し、感光体ホ
ルダ46によって感光体30の先端部両側を無端搬送ベ
ルト18へ保持する。
感光体30を保持した無端搬送ベルト18はサクション
ベルト26の搬送によって搬送され、サションドラム1
2へ感光体30を巻き掛ける。サクションドラム12へ
巻き掛けられた感光体30の表面は第3図に示されるよ
うに一例としてプラスの極性に帯電される。本実施例の
場合、感光体表面を200V 〜800V、望まし< 
lt300V〜600V,均一性は±10%以下、望ま
しくは±5%以下、さらに望ましくは±1%以下に均一
に帯電させた。
表面がプラスに帯電された感光体30は無端搬送ベルト
18によってさらに搬送されて、画像露光位置50で、
レーザ光が照射される。このレーザ光は画像に対応して
感光体30の表面へ光を照射する。レーザ光が照射され
た部分は導電性になり、表面の電荷が失われて、残留し
ている電荷によって静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体30は無端搬送ベルト18
の搬送によってプロセスドラム16の現像器52と対向
され、液体トナーが供給される。
この液体トナーの供給によって、マイナスに帯電された
トナー粒子が静電潜像を形成する電荷と中和して、感光
体30へ付着し、静電潜像が顕像化されて現像されトナ
ー画像が形成される(第3図(A)参照)。上記現像器
52により感光体状の静電潜像に従う形でトナーを最大
濃度(D,lAX〉画像部分でO. lmg/ crl
〜0. 3mg/ cut ,望ましくは0.2mg/
cIII〜0.25mg/cII!に付着させた。
トナー画像が形戒された感光体30はスクイズローラ5
4、56によって表面に付着している余分なトナーが除
去される。さらにリンス装置58によってリンス液が表
面に供給されて、余分なトナーが除去される。
リンス装置58によって余分なトナーが除去された感光
体30は乾燥装置60によって、リンス液で湿潤した表
面が乾燥される。
乾燥装置60によって乾燥された感光体30は第3図(
B)に示されるようにプリチャージ帯電器62によって
感光層30Bの表面がトナー粒子と同極性すなわちマイ
ナスの極性に帯電される。
このマイナス極性に対応したプラスの電荷が導電層30
Aへ生ずる。プリチャージで像担持体上に帯電させる表
面電位量は、トナーと同じ極性、すなわち正現像した場
合は帯電と逆の極性で帯電電位とほぼ同等の電位を乗せ
る。本実施例の場合一300v〜−600v程度を印加
した。
プリチャージ帯電器62によって帯電された感光体30
は前露光装置64によって光が照射されて、感光体30
の導電層30Aにあるプラスの電荷すなわちブリチャー
ジ用帯電器によって帯電されたトナーの電荷に対応する
電荷が感光体の感光層30Bのトナー近傍へ第3図(C
)に示されるように移動し、非画像部に残っていた電荷
が中和される。これにより、トナー画像と感光材30と
の静電吸着力が強くなり、トナーが弱い転写電圧で不用
意にアルミニウム板42へ移動することがない。従って
、所定以上の転写電圧でトナーが確実にアルミニウム板
42へと転写される。前露光の光照射量は露光光量とほ
ぼ同等でよい。本実施例では36V300W ハロゲン
電球を用い、10001u×sec程度の光を照射した
この前露光は感光体30の裏面側から照射することが望
ましい。しかし表面側から照射する場合でも、ベタ部分
すなわちトナーの付着量が多い部分ではベタ部分の画像
の乱れは凝集力が強いため起きにくく、ベタ部分の最適
転写条件に合わせてやれば低トナー付着部分や、細線部
分では密着力が弱まり、良好な転写をすることが出来、
裏面側から照射した場合と同様の効果が得られる。
ここで、この転写工程までの間に非水溶剤塗布機構のポ
ンブ75によってノズル76から噴射されたリンス液が
付着した塗布ローラ78をアルミニウム板42上へ1往
復転勤され、アルミニウム板42上には、10〜100
μmの範囲の液厚のある厚みの非水溶剤を均一に塗布さ
れる。
前露光された感光体3!)はさらに搬送され、転写ロー
ラ40によってアルミニウム板42上へ展開される。こ
の時、転写ローラ40は0.5Kg/cat〜1.5κ
g/crlのやわらかな力で感光体30をアルミニウム
板42へ圧接している。このアルミニウム板42にはプ
ラスの極性の電圧が印加されてプラスに帯電されており
、この電荷によって感光体30上のトナーが吸着されて
、感光体30上のトナー画像がアルミニウム板42上へ
転写される。本実施例の場合、上記電圧は電圧源66か
ら供給され、300v〜350vがアルミニウム板へ与
えられている。
この転写では、トナー画像が形成された感光体30をト
ナーと同極性に帯電した後に、前露光しているので、感
光体30のアルミニウム板42への密着よりも前にトナ
ーが飛ぶことがなく、画像の乱れを防止することが出来
、良好な転写画像を得ることが出来る。
なお、本実施例ではアルミニウム板42上へリンス液を
塗布するために、ボンプ72及び塗布ローラ78を用い
、アルミニウム板42が所定位置く第1図に示される位
置〉へ搬送されてから塗布するようにしたが、この所定
位置へ配置される以前に塗布する工程を設けてもよい。
第2図は帯電器62によって帯電させ、、目露光をしな
いで転写を行おうとした場合であり、導電層30Aのプ
ラス電荷がアルミニウム板42へ移動するので、弱い転
写電圧でトナーがアルミニウム板42へ不規則に吸着さ
れることになり、精密画像の転写が不可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、乾燥部と転写部と
の間に印加手段と、この印加手段と転写部との間に配置
したので、液体現像剤で形成した画像をアルミニウムの
印刷版へ転写する際に画像の乱れの生じることがなく良
好な転写画像を得ることが出来るという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る湿式電子写真装置の実施例を示す
側面図、第2図及び第3図は転写時の電荷の状態を示す
転写原理図であり第2図は前露光をしない場合の電荷の
移動を示す原理図、第3図(A)、(B)、(C)は前
露光をした場合の電荷の移動を示す原理図である。 10・・・湿式電子写真装置、 30・・・感光体、 36・・・転写部、 40・・・転写ローラ、 42・・・アルミニウム板、 ・帯電器、 ・現像器、 ・リンス装置、 ・乾燥装置、 ・プリチャージ用帯電器、 ・前露光装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体へ静電潜像を形成した後にこの静電潜像を
    液体現像剤によって顕像化してトナー画像を形成し、ト
    ナー画像が形成された感光体をリンス処理して余剰に付
    着しているトナー粒子を除去した後に乾燥部で乾燥し、
    このトナー画像を転写部で予め非水溶媒を塗布したアル
    ミニウムの印刷版用上へ密着して転写する湿式電子写真
    装置であって、前記乾燥部と転写部との間に配置されて
    前記感光体へ電圧を印加する前印加手段と、この前印加
    手段と前記転写部との間に配置されて感光体へ光を照射
    する前露光手段と、を設けたことを特徴とする湿式電子
    写真装置。
JP7637490A 1989-10-20 1990-03-26 湿式電子写真装置 Pending JPH03206467A (ja)

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JP7637490A JPH03206467A (ja) 1989-10-20 1990-03-26 湿式電子写真装置

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JP1-272919 1989-10-20
JP27291989 1989-10-20
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