JPH03206102A - 日焼け止めストッキング及びその製造方法 - Google Patents

日焼け止めストッキング及びその製造方法

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JPH03206102A
JPH03206102A JP2479890A JP2479890A JPH03206102A JP H03206102 A JPH03206102 A JP H03206102A JP 2479890 A JP2479890 A JP 2479890A JP 2479890 A JP2479890 A JP 2479890A JP H03206102 A JPH03206102 A JP H03206102A
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stockings
ultraviolet absorber
stocking
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Shunei Takeda
武田 俊英
Michio Ichikawa
市川 通夫
Toyohiro Tanaka
田中 豊宏
Toshiichi Nunoo
敏一 布生
Tadanao Yoshino
吉野 忠直
Kiyotaka Fukumoto
福元 喜代恭
Michio Tomaru
外丸 陸夫
Mika Yokote
横手 美香
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紫外線蕗蔽効果、即ち日焼け止め効果を有する
ストッキング及びその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来から太陽光線から身を護るために各種の衣料が考案
され、市場にも多く出廻っている。しがしこれらの多く
のものは単に布本来の遮蔽効果に頼るものであって積極
的に遮蔽効果を増大させる考慮や改善が殆どなされてい
なかった。強い直射日光を避ける手段として日傘や面覆
い等の製品があるが、これも布地の遮蔽効果をそのまま
利用するものであって積極的に紫外線を吸収せしめて遮
蔽効果を増大させるものではなかった.ストッキングと
りわけ婦人が着用するパンティーストッキングはその編
み地が極めて薄いものであり、強い直射日光のもとでは
、日焼けの原因である紫外線の殆どを透過させてしまい
日光による肌の色素沈着や著しい場合は紅斑現象の発生
さえ見られる。このため、脚部の日焼けを防止するには
厚地のスラックスやロングスカートを着用するか、紫外
線吸収剤を配合したクリーム等の化粧品を塗布するとい
うような方法しか従来なかった.(発明が解決しようと
する問題点) しかしながら、紫外線の透過を防止しようとして靴下の
編み地を厚くすると重量が増加するのみならず目的とす
る夏期の着用には適さず又、ストッキングの美観を損な
う等の実用上の問題を生ずる。
一方、紫外線吸収剤等の薬剤をストッキングに付与する
ことも考えられるが、紫外線吸収剤のなかには肌に有害
なものも多くそのままの状態で単にストッキングに付与
した場合は洗濯耐久性に問題を生じるのみならず安全性
に問題を生し商品自体が欠陥品となってしまう. 本発明者等は、上述のような事情に鑑み、安全で耐久性
のある紫外vA透遇防止効果をストッキングに付与する
ことを目的に鋭意研究を重ねた結果、次の知見を得たの
である。即ち、 ■ 、紫外線吸収剤を含有したマイクロカプセルを用い
ること ■ 紫外線吸収剤を乳化分散せしめた樹脂皮膜を用いる
こと ■ 紫外線吸収剤を繊維そのものに吸着させること ■ 前記Φ〜■を併用すること が、ストッキングの紫外線透過防止効果付与に好適であ
るとの知見である. 而して、かかる知見を得た背最には以下の如きストッキ
ングに特有の実状がある.つまりストッキングの場合は
、製品自体の耐久性を考慮すれば、20回5 30回も
の耐洗濯性を追求したものよりも、紫外!i3過防止効
果をある程度の期間、即ちその耐久期間分の洗濯回数で
ある数回程度持続しうるものが商品価値の高いものであ
ると判断できる.例えば、■マイクロカプセルの付与を
例にとると、マイクロカプセルに間しては従来から様々
な製造方法が開発されており、代表的なものとしでは特
公昭37−7724号公報に記載された方法が挙げられ
、また、マイクロカプセルを繊維に適用することも特開
昭49−19197号公報等で種々提案されている。と
ころが、ストッキングは極めて高密度な編地からなり、
且つその編威原糸をナイロンを中心とする表面摩擦の少
ないフィラメントとしているため、マイクロカプセルを
付着せしめることが非常に困難であり、また付着量を多
くすることのみを目的として煩雑な加工を行なっても、
風合を劣化せしめる傾向があり、このようなものは、ス
トッキングとしては不適である.即ち、ストッキングの
商品価値を勘案すれば、その風合を損うことなく、ある
程度の洗濯耐久性を持って紫外線吸収剤を安全に付与し
たものが好適なものとなるのである. 本発明は、上述のような判断のもとでなされたものであ
って、ストッキング自体の柔らかい風合伸縮性等を損な
うことなく、肌に対する安全性と紫外線透過防止効果即
ち日焼け止め効果の両要件をバランス良く満足しうるス
トッキングの提供を目的とするものである. (問題点を解決するための手段) 本発明に係るストッキングは、紫外線吸収剤入りマイク
ロカプセルを編み地の略々全面に付着せしめたストッキ
ングであって、マイクロカプセルとバインダーとが2:
1〜1:5の割合(重量比)で与えられ、かつこれら両
者の付着量が乾燥状態のストッキング総重量の1〜15
%を占めている日焼け止めストッキング及び、紫外線吸
収剤を15〜65重置%均一に分散含有した樹脂皮膜を
、編み地の略々全面に有するストッキングであって、該
シリコン樹脂皮膜が乾燥状態のストッキング総重量のl
〜15%を占めている日焼け止めストッキング及び、紫
外&I吸収剤が編み地の略々全面に吸着したストッキン
グであって、吸着量が乾燥状態のストッキング重量の0
.1〜1%である日焼け止めストッキングであって、第
1のストッキングは、紫外線吸収剤入りマイクロカプセ
ルとバインダーとを2:l〜1:5の割合(重量比)で
混合した処理浴にストッキングを投入し、該処理浴の水
素イオン濃度を緩衝剤にて4〜5の範一内に設定雑持し
て、20〜60℃の加熱処理を行なうことにより、第2
のストッキングは、乳化せしめた紫外&!吸収剤と樹脂
とを2 j l−1 : 5の割合(重量比〉で混合し
た処理浴にストッキングを投入して、該処理浴を弱酸性
に設定雑持し、20〜100℃で浸漬処理を行うことに
より、更に第3のストッキングは紫外&ll@L収剤を
溶解した処理浴にストッキングを投入して、該処理浴を
弱酸性に設定雑持し、60〜130℃で浸漬処理を行う
ことにより夫々得られる. 一般に、紫外線は可視光線より波長の短い200〜40
0μmの電磁波であることは周知の通りであるがその波
長領域により物理学的,生物学的作用が異なり短波長紫
外線(UV−C:2 0 0〜2 9 0 nm),中
波長紫外線(UV−B:290〜320nm),長波長
紫外線〈320〜400nm)に区分される.このうち
UV−Cは大部分が大気中で吸収されて地上には到達し
ないので、太陽光線で人体に対して悪影響を与えるのは
、290nm以上のUV−A及びUV−Bである.特に
UV−Bは急性の炎症による紅斑生戒と色素沈着作用を
起こし極めて有害でその人体への作用はUV−Aの10
00倍にも達すると言われている. 従って、使用する紫外線吸収剤はこれらの波長の内少な
くともUV−Bに有効で且つ人体即ち人間の肌にアレル
ギー等を起こさない安全なものを使用しなければならな
い.又、ストッキングへの適用のためには黄変等の変色
の少ないものが好ましい. かかる紫外NIAv&収剤としては、たとえばp−アミ
ノ安患香酸誘導体.アンスラニル酸誘導体,サリチル酸
誘導体.桂皮酸誘導体.ペンゾフエノン誘導体等の単体
または、それらの混合物が好適に使用できる. 以下、各請求項の発明について詳説する.請求項1及び
2のストッキングにおけるマイクロカプセルとは、壁材
が尿素ホルマリン樹脂,アクリル樹脂,ウレタン系樹脂
等の有機合戒樹脂からなり粒子径が2〜50μm好まし
くは5〜20μm,壁厚が0.2〜30μm,好ましく
は0.5〜6μm程度のものである. かかるマイクロカプセルは、その組戒等にとくに限定さ
れないが、低ホルマリンマイクロカプセルが好ましい.
尚マイクロカプセルに関しては従来から様々な製造方法
が開発されており、代表的なものとしては、特公昭37
−7724号公報に記載された方法が挙げられる. 請求項1及び2のストッキングにおいて、バインダーと
して用いられる樹脂は、マイクロカプセルと編地との間
の接着剤としての役割を果たすものであり、特に水への
分散性に優れ水で容易に希釈可能なシリコン系水性エマ
ルジッン化合物、たとえばオルガノポリシロキサンを主
戒分とし乳化剤で乳化したものが好ましい.このタイプ
のエマルジッンは、水の除去により硬化し、シリコンゴ
ムの特長を有するゴム状皮膜を形成するものであり、耐
久性ある接着効果を得るものである.そしてこのバイン
ダーはマイクロカプセルの0.5〜5倍好ましくは1〜
2倍(重量比)で与えられ、十分な接着効果を発揮する
。0. 5倍よりも少なくするとハインダー効果が極端
に劣り、一方これを5倍よりも多く付与してもバインダ
ー効果は殆ど変わらず、逆に風合劣化を起こし好ましく
ない。
またこれら両者の付着量はストッキング重量の1〜15
%好ましくは2〜lO%が適当である。
これら両者の付着量が前記1%よりも少なければ紫外線
透過防止効果や耐久性が共に不十分であり一方これが1
5%を越える場合はストー/キングの風合を劣化させる
.即ち好ましい紫外線透過防止効果と風合及び柔軟性を
有し且つ優れた紫外vAi3過防止効果が適宜の耐久性
を有するという全ての要件を満たすものは、上記の付着
量である.次に請求項2のストッキングの製造方法につ
いて説明する。
この製造方法に於いて、紫外線吸収剤入りマイクロカプ
セルを付着せしめる処理は、ストッキングが染色され後
の柔軟処理時に行なうと、効率的に優れた処理効果が得
られ好適である。
まず処理機にマイクロカプセルとシリコン系ハインダー
とを2=1〜l:5の割合(重量比)で投入し、柔軟剤
と同浴の処理とする。薬剤を水で十分に溶解又は分散さ
せた後希釈した上で処理機に投入する。そしてこれらが
十分に均一になった時点でpH調整剤を投入する.pH
I整剤はその処理浴のpHを4〜6の範一内に設定雑持
しうるものであれば、特に限定されるものではない。即
ち処理浴を酸性浴にすることによりシリコン系ハインダ
ーが安定化され反応が促進されること等から結合力が強
化され吸尽性が向上することとなる。
pHが4未満となれば薬剤が凝集して好ましくないので
、処理浴のpHは4〜6に設定する必要がある。
この処理浴中にストッキングを投入し、20〜60℃に
加熱処理する。60℃より温度を高くすると、薬剤の分
散性が不良となり、とくに20〜40℃とすることが好
適である.処理時間は15〜30分程度で十分である。
このようにして処理したストッキングは脱水,乾燥,仕
上セソト工程の加工を行ない完戒品となる。
次に、l求項3及び4のストッキングについて説明を加
える。
請求項3及び4のストッキングについては、前記した紫
外線吸収剤のうち、特にペンゾフエノン誘導体が好まし
く、具体的には2−エチルヘキシp−ジメチルアミノベ
ンゾエート,エチルへキシルーp−メトキシサイナメー
ト等が挙げられる。
又、樹脂は種々のものが用い得るが、特に水への分散性
に優れ水で容易に希釈可能なシリコン系水性エマルジッ
ン化合物、例えばオルガノボリシロキサンを主戒分とし
たものが好ましい。これらのものはエマルジテン化する
と水の除去により硬化し、シリコンゴムの特長を有する
ゴム状皮膜を形或するものであり、耐久性ある接着硬化
を得るものである。
請求項3及び4のストッキングは、前記紫外線吸収剤を
均一に分散含有した樹脂皮膜を有するものである。ここ
で紫外線吸収剤を均一に分散含有したとは、紫外線吸収
剤がエマルジョン化する等により微粒子状となって樹脂
皮膜中に存在することを示す。かかる樹脂皮膜は、スト
ッキングの略々全面に亘って存在し、その量は乾燥状態
のストッキング重量の1〜15%好ましくは2〜10%
が適当である。これら両者の付着量が前記l%よりも少
なければ紫外線透過防止効果や耐久性が共に不十分であ
り一方これが15%を越える場合はストッキングの風合
を劣化させる。即ち好ましい紫外線透過防止効果と風合
及び柔軟性を有し且つ優れた紫外線透過防止効果が適宜
の耐久性を有するという全ての要件を満たすものは、上
記の付着量である。
更に、請求項4のストッキングの製造方法を説明する. この製造方法に於いて、紫外線吸収剤を付着せしめる処
理は、ストッキングが染色され後の柔軟処理時に行なう
と、効率的に優れた処理効果が得られ好適である。
まず、前記紫外線吸収剤を乳化剤等を用いて乳化せしめ
る。該乳化剤としてはポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル及び/又はジオクチルスルホコハク酸ナト
リウム等が適当である.次に、該乳化剤と前記樹脂とを
2=1〜1:5の割合(重量比〉で投入し、柔軟剤と同
浴の処理とする。薬剤を水で十分に溶解又は分散させた
後希釈した上で処理機に投入する.そしてこれらが十分
に均一になった時点でpH調整剤を投入する.pH調整
剤はその処理浴を弱酸性域好ましくはpHを4〜6の範
一内に設定雑持しうるものであれば、特に限定されるも
のではない。即ち処理浴を酸性浴にすることによりシリ
コン系バインダーが安定化され反応が促進されること等
から結合力が強化され吸尽性が向上することとなる.p
HがilJtII域、例えば4未満となれば薬剤が凝集
して好ましくない。
この処理浴中にストッキングを投入し、20〜100℃
の温度で処理する。100℃より温度を高くすると、薬
剤の分散性が不良となる。処理時間はl5〜30分程度
で十分である。このようにして処理したストッキングは
脱水.乾燥,仕上セノト工程の加工を行ない完戒品とな
る。
尚、処理浴にはアクリルやウレタン等の多孔質樹脂やサ
イクロデキストリン等を0. 1〜3重量%程度併用す
ると紫外線吸収剤の耐久性がより向上する。更に、本発
明に前記した紫外線吸収剤を含有するマイクロカプセル
を併用することも可能である。
次に、請求項5及び6のストッキングについて説明する
. 請求項5及び6のストッキングについては前記した紫外
線吸収剤のうち、特にヘンゾフェノン誘導体が好ましく
、具体的には下記一般式で示される2−ヒドロキシ−4
−メトキシヘンゾフェノン−5−スルホン酸や で示される2.2′−ジヒドロキジ−4,4′ジメトキ
シヘンゾフエノン等が挙げられる。
請求項5及び6のストッキングはこれら紫外線吸収剤か
吸着したもので、ストッキングの略々全面に亘って紫外
線吸収剤の存在するものである。
該紫外線吸収剤の吸着量は乾燥状態のストッキング重量
の0.1〜1%が適当である。これら両者の吸着量が前
記0.1%よりも少なければ紫外線透過防止効果や耐久
性が共に不十分であり一方これが1%を越える場合はス
トッキングの風合及び強度を劣化させたり、洗濯時の吸
着剤脱落が著しくなり色落ちしたりする。即ち好ましい
紫外線透過防止効果と風合及び柔軟性を有し且つ優れた
紫外線i3i+!l防止効果が適宜の耐久性を有すると
いう全ての要件を満たすものは、上記の吸着量である。
該吸着量は、例えば、後述する紫外線吸収剤の吸着処理
前後のストッキング重量変化から測定することができる
次に請求項6のストッキングの製造方法を説明する。
この製造方法に於いて、紫外線吸収剤を吸着せしめる処
理は、染色時又は染色後のフィノクス処理時に行なうと
、効率的に優れた処理効果が得られ好適である。
まず、染液,フィノクス処理液等に、前述の紫外線吸収
剤を投入する。紫外線吸収剤の投入量は、処理液重量の
0.1〜15重量%より好ましくは1〜5重量%程度が
好ましい。処理液の水素イオン濃度は弱酸性域好ましく
は4〜5程度に設定することが必要で、例えば縮合燐酸
塩を主成分とする緩衝剤等により調整するとよい.かか
る範囲に処理液を調整することにより安定に処理を行な
うことができる.かかる処理液にはストフキングを適宜
量投入して80〜120℃で浸漬処理を行う。
浸漬時間は10〜90分間程度行なえば前記の如く、充
分に紫外線吸収剤が吸着される。
尚、本処理に柔軟剤を併用することは勿論可能であり、
更に、前記した紫外線吸収剤を含有するマイクロカプセ
ルを併用することも可能である。
本発明でいうストッキングとは、レノグ長が膝上までの
オーハーニーストッキング.大腿部付け根までのフルレ
ングスストッキング,及びパンティ部とストッキング部
とを一体化したバンティストッキング等、ストッキング
類全てを総称するものである。又、日焼け止めの目的と
その着用時期からみて薄地の夏期用ストッキングを用い
ることが好ましい。
更に、使用素材としては、ストッキングに一般的な6ナ
イロン,66ナイロン等のポリアミド類これらにスパン
デノクス.絹等を混用したもの更にポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル等種々のものが用い得、請求
項5及び6のストッキングについても、紫外線吸収剤の
吸着性に優れたボリアミドスパンデソクス,ポリブチレ
ンテレフタレート等が好ましい。又、酸化チタンを2〜
5重置%程度含有した所謂七短ダル糸は、紫外wA’a
@効果を有するため本発明に用いると更に効果が増大す
る。
尚、請求項2.4.6の製造方法を併用して、紫外線吸
収剤を付与することも可能であり、特に紫外線吸収剤を
ストッキングに吸着付与した後、紫外線吸収剤入りマイ
クロカプセルを付与すると耐久性のある日焼け防止効果
が得られて好ましい.(実施例〉 次の2種類のストッキングを編立て、紫外線吸収剤付与
加工を行った。
■パンティーストッキング レノグ部 1 5 d/3 fケンネル糸パンティー・
トウ部 3 0 d/8 fウーリー糸■パンティース
トッキング(サポートタイプ)レソグ部 (20X13
X13DCY)X13d/3f生糸 パンティ一部 (20x30POY) X30d/8fウーリー糸 トウ部 1 3 d/3 f生糸x30d/8fウーリ
ー糸x70d/18fウーリー糸 尚、洗濯耐久性はJIS  L217  103法に準
して行ない紫外線透過防止効果が消失するまでの回数で
表示した。
又、紫外線透過防止効果は次の2法で測定しUV抑制率
を算出した。
UV抑制率(%)= A法 UV照射装置:東芝製UV照射装置に20WのSE−3
0 (UV−B)ランプ を24本装着したものを用いた。
照射方法  :ランブ下70cmの所に2台のUV積算
計ABを設置し、Aの センサ一部に試験サンプルを取 りつけた.Bの紫外線積算量が 53/cm”(35分間)にな るまで照射した。Aの試験サン プルを取り外し同様に未処理品 を取り付けその積算量を計測し た。
B法 日立557型波長分光光度計を使用し紫外線吸収剤を付
与したストッキングと未処理のストッキングのUVi3
過度(290 〜320nm)を測定しその透過度の比
により、紫外線抑制率を算出した。
C法 島津製作所自記分光光度計UV2100を使用して36
0nm (UV−A).305nm (UVB)のUV
透遇度を測定しその平均値を用いて、UV抑制率を冨出
した. 実施例1 ストッキング■,■を編立てて、染色,フィックス処理
終了後、下記m威の柔軟浴に浸漬して処理を行った。
柔軟浴 ハインター:水性シリコンハインダー 信越シリコーンKM2002T (信越化学工業株式会社製〉 pH調整剤:ウルトラMT (御幣島化学工業株式会社製) 柔軟剤  :吸水柔軟剤 2%owr サンソフナー タフA (三洋化成工業株式会社製) マイクロカプセル:壁剤−尿素ホルマリン樹脂紫外線吸
収剤    2−エチルヘキシーp(カプセルの20重
量%)ジメチルアミノヘンゾエート 平均粒子径  10μ 実施例2 ストッキング■.■を編立てて、染色,フィックス処理
終了後、下記組或の柔軟浴に浸漬して処理を行った。
柔軟浴 吸水柔軟剤  サンソフナー タフA (=洋化成工業株式会社製) 2%owf 水性ノリコン樹脂  KM2002T (信越化学工業株式会社製) pHjl!整剤  ウルトラMT (′4′B幣島化学工業株式会社製) 紫外線吸収剤は2−エチルヘキシーp−ジメチルアミノ
ーベンゾエート■又はエチルヘキシルp−メトキンサイ
ナメート@に対して 25%Owfの乳化剤ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル及びジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウムを添加5て乳化せしめたものを用
いた。
処理は浸漬法により40℃で20分間行なった。
結果を第2表に示す。
実施例3 ストッキング■を編立てて、染色時又は、フィソクス処
理時に、下記組戒の処理浴に浸漬して処理を行った。
処理浴 〔染色〕 染料    酸性染料 三井Nylon Black 
GL4.5%owf 染色助剤 ニューボン TS−400 0.5%owf pHm整剤 酢#0.5%owf 分散剤 非イオン・マニオン系 3.0%owf 〔フィノクス〕 フィフクス剤     ハイフィンクスGM3. 0%
owf pHm整剤      ギ酸 0. 6%owf紫外線
吸収剤は、2−2′ジヒドロキシ−4−4′−ジメトキ
シベンゾフェノン(ウルトラファースト830  BA
SF製)を用いた.処理は染色時は浸漬法により95℃
で60分間,フィソクス時は浸漬法により80℃で20
分間行なった. 実施例4 ストッキング■を編立て、実施例3と同様に、ウルトラ
ファースト830を2.0重量%添加した染色浴で染色
を行った後、フィックス処理を経て、実施例1と同$1
1 : 1に混合したマイクロカブセルーシリコンバイ
ンダーで柔軟処理を行った.得られたストッキングは紫
外線抑制率において実施例1.3と同等の性能を示すと
共に、耐洗濯性は6回と耐久性に優れるものであった。
(発明の効果) 本発明は紫外縞吸収剤による日焼け防止効果がストッキ
ング耐用期間に亘って持続する.又、マイクロカプセル
を使用したものは、肌への安全性の面でも紫外MAW&
収剤がマイクロカプセルに封入されているため極めて好
適である. 一方、紫外線吸収剤を分散含有したもの又は吸着したも
のの日焼け防止効果はストッキング全面に存在するため
、透過紫外線も殆どない.更に、本製造方法は煩雑な加
工工程を必要とせず、紫外線防止効果を有するストッキ
ングを安定して製造することが可能な方法である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紫外線吸収剤入りマイクロカプセルを編み地の略
    々全面に付着せしめたストッキングであって、マイクロ
    カプセルとバインダーとが2:1〜1:5の割合(重量
    比)で与えられ、かつこれら両者の付着量が乾燥状態の
    ストッキング総重量の1〜15%を占めている日焼け止
    めストッキング。
  2. (2)紫外線吸収剤入りマイクロカプセルとバインダー
    とを2:1〜1:5の割合(重量比)で混合した処理浴
    にストッキングを投入し、該処理浴の水素イオン濃度を
    緩衝剤にて4〜5の範一内に設定雑持して、20〜60
    ℃の加熱処理を行なうことを特徴とする請求項第1記載
    の日焼け止めストッキングの製造方法。
  3. (3)紫外線吸収剤を15〜65重量%均一に分散含有
    した樹脂皮膜を、編み地の略々全面に有するストッキン
    グであって、該シリコン樹脂皮膜が乾燥状態のストッキ
    ング総重量の1〜15%を占めている日焼け止めストッ
    キング。
  4. (4)乳化せしめた紫外線吸収剤と樹脂とを2:1〜1
    :5の割合(重量比)で混合した処理浴にストッキング
    を投入して、該処理浴を弱酸性に設定維持し、20〜1
    00℃で浸漬処理を行うことを特徴とする請求項3記載
    の日焼け止めストッキングの製造方法。
  5. (5)紫外線吸収剤が編み地の略々全面に吸着したスト
    ッキングであって、吸着量が乾燥状態のストッキング重
    量の0.1〜1%である日焼け止めストッキング。
  6. (6)紫外線吸収剤を溶解した処理浴にストッキングを
    投入して、該処理浴を弱酸性に設定維持し、60〜13
    0℃で浸漬処理を行うことを特徴とする請求項5記載の
    日焼け止めストッキングの製造方法。
JP2024798A 1989-08-01 1990-02-02 日焼け止めストッキング及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0711081B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998042909A1 (en) * 1997-03-21 1998-10-01 Koala Konnections Ultraviolet ray (uv) blocking textile containing particles

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JPS6375178A (ja) * 1986-07-29 1988-04-05 フエイドガ−ド,インコ−ポレ−テツド 有機及び類似の繊維、布帛などに紫外線安定性及び吸収性並びに撥油性を同時に付与する方法及び材料、並びに紫外線遮断性及び撥水性を有する薄い固化被膜

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JPH0711081B2 (ja) 1995-02-08

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