JPH08231897A - 保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤及びその製造方法と加工繊維 - Google Patents

保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤及びその製造方法と加工繊維

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JPH08231897A
JPH08231897A JP7041082A JP4108295A JPH08231897A JP H08231897 A JPH08231897 A JP H08231897A JP 7041082 A JP7041082 A JP 7041082A JP 4108295 A JP4108295 A JP 4108295A JP H08231897 A JPH08231897 A JP H08231897A
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antibacterial
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mixture
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淳 岸本
Koji Ono
宏次 大野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣料の色合いや風合いを損ねることなく、綿
などの天然繊維への加工ならびに肌着への使用が可能
で、皮膚への安全性と耐久性が良好であり、さらに保温
性能、抗菌性能、防臭性能、消臭性能の全てを一度に糸
または布に付与することができるコーティング剤と、保
温性能、抗菌性能、防臭性能、消臭性能が付与された加
工繊維の提供。 【構成】 平均分散粒子径0.1μm以下で比表面積が20
2/g以上の亜鉛化合物微粒子と平均分散粒子径が0.
1μm以下で比表面積20m2/g以上のジルコニウム化合
物微粒子とからなる微粒子の混合物を主成分とし、上記
微粒子の混合物中の混合割合が亜鉛化合物微粒子:ジル
コニウム化合物微粒子=5:95〜95:5(重量比)であ
り、上記微粒子の混合物と、エマルションまたは水可溶
性バインダー樹脂との割合が微粒子の混合物:バインダ
ー樹脂=95:5〜5:95(重量比)で配合されてなるコー
ティング剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料の色合いや風合い
を損ねることなく、綿などの天然繊維への加工ならびに
肌着への使用が可能で、かつ皮膚への安全性ならびに耐
久性が良好であり、さらに保温性能、抗菌性能、防臭性
能、消臭性能を一度に糸及び布に付与することができる
後加工剤として好適に使用できるコーティング剤及びそ
の製造方法と、該コーティング剤によって保温性能、抗
菌性能、防臭性能、消臭性能が付与された加工繊維に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、保温衣料の分野においては、遠赤
外線放射能力を有する炭化系・窒化系セラミックス微粒
子を練り込んだ繊維を使用して保温効果を高める試み
が、多数提案されている。また、アルミニウムやチタン
等の金属を蒸着した繊維を裏地に用いることで、体から
の熱を裏地の表面で反射させ、衣服の保温効果を高める
試みもなされている。また、抗菌・防臭衣料の分野で
は、繊維に有機系、銀系抗菌剤を練り込んだり、塗布し
て加工したものが考えられている。また、消臭衣料の分
野においては、活性炭の物理吸着性能、ゼオライト・カ
オリンの物理吸着及び化学吸着性能が消臭性を付与する
ものとして利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年保
温衣料に使用されているセラミックス粒子は、可視光線
から近赤外線領域の光を吸収し熱エネルギーに変える目
的から炭化物・窒化物が殆どであり、これらは濃い色を
有しているため白色や淡色の繊維には用いることができ
ないばかりか、これらのセラミックス粒子の粒子径が数
ミクロンオーダーであるため練り込んだ繊維が太くな
り、肌着としての使用が困難である上に、主に肌着等に
多く使用されている綿等の天然繊維には加工することが
できなかった。また、アルミニウムやチタン等の金属を
繊維表面に蒸着加工する場合、蒸着加工に伴うコストア
ップや、蒸着加工前の準備工程における繊維の微妙な取
り扱いによる蒸着斑の発生等の問題があった。
【0004】また、抗菌・防臭衣料で使用されてきた第
四級アンモニウム塩等の有機系抗菌剤は、皮膚への刺激
や耐洗濯性の点で問題があり、銀ゼオライト等の銀系抗
菌剤は、着色や粒子径が数μmあるため後加工で使用さ
れた場合、色合いや風合いを損ねるなどの問題があっ
た。また、消臭衣料で使用されている活性炭は、濃い色
を有しているため白色や淡色の繊維には用いることがで
きないばかりか色移りの問題があり、ゼオライト・カオ
リンの天然鉱物は、粉砕できる平均粒子径が0.1μm
以上で、通常は数μmであるため後加工で使用された場
合、色合いや風合いを損ねるなどの問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、衣料の色合いや風合いを損ねる
ことなく、綿などの天然繊維への加工ならびに肌着への
使用が可能で、かつ皮膚への安全性ならびに耐久性が良
好であり、さらに保温性能、抗菌性能、防臭性能、消臭
性能の全てを一度に糸または布に付与することができる
後加工剤として好適に使用できるコーティング剤と、保
温性能、抗菌性能、防臭性能、消臭性能が付与された加
工繊維を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究の結果、肌に直接触れること
の多い衣料等に求められる性能の保温性・抗菌性・防臭
性・消臭性・皮膚への安全性・色等の意匠性・風合いの
全てを満足しながら一度に糸または布に付与することが
できる後加工用コーティング剤とそれらの機能が付与さ
れた加工繊維が得られることを見出し、本発明に到達し
たのである。
【0007】すなわち、本発明の請求項1記載の保温・
抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤にあっては、平
均分散粒子径0.1μm以下で比表面積が20m2/g
以上の亜鉛化合物微粒子と平均分散粒子径が0.1μm
以下で比表面積20m2/g以上のジルコニウム化合物
微粒子とからなる微粒子の混合物を主成分とし、上記微
粒子の混合物中の混合割合が亜鉛化合物微粒子:ジルコ
ニウム化合物微粒子=5:95〜95:5(重量比)で
あり、上記微粒子の混合物と、エマルションまたは水可
溶性バインダー樹脂との割合が微粒子の混合物:バイン
ダー樹脂=95:5〜5:95(重量比)で配合されて
なることを上記課題の解決手段とした。
【0008】また、請求項2記載の保温・抗菌・防臭・
消臭性付与コーティング剤にあっては、上記請求項1記
載の保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤にお
いて、上記ジルコニウム化合物微粒子に代えて珪素化合
物微粒子が配合されたことを上記課題の解決手段とし
た。また、請求項3記載の保温・抗菌・防臭・消臭性付
与コーティング剤にあっては、上記請求項1記載の保温
・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤において、上
記ジルコニウム化合物微粒子に代えて、ジルコニウム化
合物微粒子99〜1重量%と珪素化合物微粒子1〜99
重量%が配合されたことを上記課題の解決手段とした。
【0009】また、請求項12記載の保温・抗菌・防臭
・消臭効果のある加工繊維にあっては、上記請求項1〜
9のいずれかに記載の保温・抗菌・防臭・消臭性付与コ
ーティング剤により糸または布に後加工が施され、上記
糸または布に上記コーティング剤中の微粒子の混合物と
エマルションまたは水可溶性バインダー樹脂からなる被
覆層が形成されてなることを課題の解決手段とした。ま
た、請求項13記載の保温・抗菌・防臭・消臭効果のあ
る加工繊維にあっては、上記請求項12記載の加工繊維
において、上記微粒子の混合物が、上記糸または布の重
量に対し0.05重量%〜20重量%付着されてなるこ
とを課題の解決手段とした。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のコーティング剤に使用される微粒子の混合物を構
成する、亜鉛化合物微粒子、ジルコニウム化合物微粒子
および/または珪素化合物微粒子は、それぞれ平均一次
粒子径が0.1μm以下、好ましくは0.003〜0.
1μm、より好ましくは0.01〜0.04μmであ
り、比表面積が20m2/g以上、好ましくは20〜8
00m2/gで、より好ましくは100〜300m2/g
である。また、上記微粒子の混合物を構成する各微粒子
は白色微粒子である。
【0011】このように白色微粒子の平均分散粒子径を
0.1μm以下、より好ましくは0.04μmとするこ
とで、可視光の散乱が無くなり、また無色透明性となる
ので、本発明のコーティング剤を用いて糸または布に後
加工を施しても、上記糸または布の色等の意匠性に影響
を与えることがない。また、白色微粒子の比表面積を2
0m2/g以上にすることで消臭性も大幅に高くするこ
とができる。本発明のコーティング剤に使用される亜鉛
化合物としては、酸化亜鉛を用いることが好ましい。
【0012】このような上記微粒子の混合物を構成する
各金属化合物微粒子は、たとえば特開平2−31131
4号公報や特開昭59−107969号公報に記載され
ている方法で製造することができる。上記特開平2−3
11314号公報中には、特に、酸化亜鉛微粒子の製造
方法について言及されている。すなわち、亜鉛の酸性塩
と酢酸アンモニウムの混合溶液に硫化水素を通じて、得
られた沈殿物から可溶塩を除去し、次いで、この沈澱物
を有機溶媒に分散した後、これをオートクレーブにて2
50〜400℃で加熱してガス分を除去し、その後得ら
れた乾粉を500〜800℃で加熱処理することで酸化
亜鉛微粒子を得る。
【0013】また、上記特開昭59−107969号公
報中には、特に、ジルコニウム化合物微粒子の製造方法
について言及されている。すなわち、ジルコニウムの酸
性塩とイットリウムの酸性塩よりなる混合溶液にアンモ
ニウム水を添加し共沈ゲルを作成後、共沈ゲルを分離
し、濃塩酸で可溶物を溶解除去し、希塩酸で洗浄後、乾
燥することでジルコニウム系単結晶微粒子を得る。ま
た、珪素化合物微粒子はコロイダルシリカやアエロジル
シリカ等が液相法または気相法を用いて得ることができ
る。
【0014】上記酸化亜鉛は微粒子化されると、抗菌性
能ならびに防臭性能が発現するばかりか、体臭で汗の分
解に起因する酢酸・イソ吉草酸等の酸性ガスを化学的に
消臭する能力が高くなる。また、酸化亜鉛は化粧品の原
料に使用され人体に対する安全性が高いことが実証され
ており、皮膚と直接接触することの多い衣料の抗菌剤及
び酸性ガスの消臭剤として優れている。
【0015】本発明のコーティング剤で使用されるジル
コニウム化合物は、ジルコニウムの酸化物、水和物、イ
ットリウム・スカンジウム・稀土類元素添加物の非晶質
または結晶質のうちから選択された微粒子であり、体臭
のアンモニア・トリメチルアミン等の塩基性ガスを消臭
する能力が高い。また、ジルコニウム化合物は、酸化亜
鉛と同様に化粧品原料に使用され人体に対する安全性の
高いことが実証とれており、皮膚と直接接触することの
多い衣料で塩基性ガスの消臭剤として優れている。
【0016】本発明のコーティング剤で使用される珪素
化合物は、珪素の酸化物、水和物の非晶質のうちから選
択された微粒子で、体臭のアンモニア・トリメチルアミ
ン等の塩基性ガスを消臭する能力が高い。また、酸化亜
鉛と同様に化粧品原料に使用され人体に対する安全性の
高いことが実証されており皮膚と直接接触することの多
い衣料の消臭剤として優れている。
【0017】従って、酸化亜鉛微粒子と、ジルコニウム
化合物微粒子および/または珪素化合物微粒子が配合さ
れたコーティング剤により後加工された加工繊維は、ア
ンモニア・トリメチルアミン等の塩基性ガスならびに酢
酸・イソ吉草酸等の酸性ガスの両方の消臭に効果的であ
る。
【0018】ところで、肌着等の衣料で保温性を出すに
は、体からでる熱エネルギーを外部に漏れるのを抑制す
る必要がある。酸化亜鉛は赤外線領域で高い反射率を示
すため、これにより熱エネルギーが外部へ漏れるのを抑
制でき、高い保温性が確保できる。また、ジルコニウム
化合物ならびに珪素化合物は良好な赤外線放射性を有
し、人体から発生される熱エネルギーを吸収し赤外線を
放射するので、本発明のコーティング剤により後加工さ
れた加工繊維を衣料として使用すると、体の芯まで温か
くなる。このように赤外線反射性微粒子である酸化亜鉛
微粒子と、赤外線放射性微粒子であるジルコニウム化合
物微粒子および/または珪素化合物とを独立した微粒子
の複合体(微粒子の混合物)とすることで相乗的に保温
効果が高くなることを見出した。従って、遠赤外線反射
性を有する亜鉛化合物微粒子と遠赤外線放射性を有する
ジルコニウム化合物微粒子および/または珪素化合物微
粒子が配合されたコーティング剤により後加工された加
工繊維は、保温効果が優れる。
【0019】上記微粒子の混合物中の亜鉛化合物微粒子
と、ジルコニウム化合物微粒子および/または珪素化合
物微粒子のそれぞれの平均分散粒子径の比は10倍以内
とすることが好ましく、このようにすると特徴である保
温性、抗菌性、防臭性、消臭性効果が平均して得られ
る。平均分散粒子径の比が10倍をこえると、大きな粒
子に小さな粒子が付着する傾向が強くなり、全体的に小
さい粒子の性質に近くなるからである。それに対し、保
温性能を最大に引き出すには、赤外線反射性の高い亜鉛
化合物微粒子が核になり、その回りを赤外線放射性のジ
ルコニウム化合物微粒子および/または珪素化合物微粒
子が付着した構造が好ましく、このため、亜鉛化合物微
粒子の平均分散粒子径:ジルコニウム化合物微粒子およ
び/または珪素化合物微粒子の平均分散粒子径=10以
上:1とするのが望ましい。
【0020】上記微粒子の混合物中の亜鉛化合物微粒子
とジルコニウム化合物微粒子の混合割合は、亜鉛化合物
微粒子:ジルコニウム化合物=5:95〜95〜5(重
量比)程度である。また、上記微粒子の混合物中に、珪
素化合物微粒子が配合されている場合のジルコニウム化
合物微粒子と珪素化合物微粒子の混合割合は、ジルコニ
ウム化合物微粒子:珪素化合物微粒子=99〜1:1〜
99(重量%)程度である。
【0021】上記微粒子の混合物は、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリエスレルから選択され
た少なくとも一種を主成分とするエマルションまたは水
可溶性バインダー樹脂に平均分散粒子径が0.003〜
0.1μmで分散され、保温・抗菌・防臭・消臭性付与
コーティング剤として使用される。
【0022】ここで用いられるバインダー樹脂は、通常
繊維加工で利用されているものが使用でき、必要に応じ
てメラミン等の硬化剤を併用することができる。微粒子
の混合物とバインダー樹脂の混合比率は、微粒子の混合
物:バインダー樹脂=95:5〜5:95(重量比)、
より好ましくは微粒子の混合物:バインダー樹脂=8
0:30〜20:70(重量比)である。バインダー樹
脂の割合いが5重量%以下になると、糸または布の表面
に対する微粒子の混合物の定着力がほとんどなく、洗濯
で落ち易く耐久性が問題になる恐れがある。また、バイ
ンダー樹脂の割合いが95重量%以上になると、糸また
は布に十分な保温効果を付与させると大量のバインダー
樹脂も糸もしくは布に付着し著しく風合いを損ねる恐れ
がある。
【0023】また、糸または布の重量に対する微粒子の
混合物の付着量は、0.05〜20重量%で、より好ま
しくは0.2〜2重量%である。微粒子の付着量が0.
05重量%以下になると、機能が十分に発現できなくな
る恐れがある。また微粒子の付着量が20重量%以上に
なると顕著な効果の改善がないばかりか、糸もしくは布
の風合いを損ねる恐れがある。
【0024】ところで、正常皮膚細胞細菌は黄色ブドウ
球菌・枯草菌のグラム陽性菌や大腸菌・サルモネラ菌・
肺炎桿菌・緑膿菌のグラム陰性菌が上げられ、上述のよ
うに亜鉛化合物微粒子と、ジルコニウム化合物微粒子お
よび/または珪素化合物微粒子から構成される微粒子の
混合物が、上記糸または布の重量に対し0.05重量%
〜20重量%付着された加工繊維は、上記陽性菌・陰性
菌の両方の菌に対して効果が高い。このような効果を奏
する抗菌効果成分は、亜鉛化合物微粒子である。
【0025】次に、本発明の保温・抗菌・防臭・消臭性
付与コーティング剤の製造方法の一例について説明す
る。上記した平均一次粒子径0.1μm以下の微粒子の
混合物と水及びバインダー樹脂を界面活性剤と配合し、
サンドミル等の解砕力の高い分散機に掛けることで、平
均分散粒子径0.1μm以下の微粒子に分散された保温
・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤が得られる。
ここで用いられる界面活性剤は、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルりん酸エステル塩、ポリカルボン酸塩、脂
肪酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルス
ルホコハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフ
ォン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩、アルキルアリル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルりん酸エステル等のうちから選ばれた少なくとも一種
類のものである。
【0026】また、他の製造方法としては、上記平均一
次粒子径0.1μm以下の微粒子の混合物と、上記した
界面活性剤を水に添加し、サンドミル等に掛け予めサス
ペンジョンを作製し、使用時にバインダー樹脂を混合し
ても差し支えない。
【0027】次に、本発明の保温・抗菌・防臭・消臭性
効果のある加工繊維の製造方法について説明する。上記
した保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤を、
パッド法、沈漬法、コーティング法、印刷法等の通常繊
維加工法として利用されている方法を用いて糸または布
に後加工を施し、上記糸または布に上記コーティング剤
中の微粒子の混合物とエマルションまたは水可溶性バイ
ンダー樹脂からなる被覆層を形成する。
【0028】パッド法を用いる場合は、まず所定の濃度
に調整した保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング
剤と必要に応じて硬化剤を併用してディップ槽に入れ、
ついで加工したい糸または布を上記ディップ槽内のコー
ティング剤に浸漬した後、取り出してパッド率50〜1
00%で絞り、約100℃で5分乾燥させ、続いて約1
50℃で2分焼成することで簡単に加工することができ
る。
【0029】このようにすると本発明の保温・抗菌・防
臭・消臭性付与コーティング剤により糸または布に後加
工が施され、上記糸または布に上記コーティング剤中の
微粒子の混合物とエマルションまたは水可溶性バインダ
ー樹脂からなる被覆層が形成された加工繊維が得られ
る。このようにして得られた保温・抗菌・防臭・消臭効
果のある加工繊維にあっては、使用時に直接肌に触れる
衣料に好適に用いることができる。ここでの使用時に直
接肌に触れる衣料としては、靴下、肌着、シャツ、ズボ
ン、毛布、シーツなどが挙げられる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 [実施例−1] (配合) 酸化亜鉛微粒子(平均一次粒子径10nm) 10重量部 酸化ジルコニウム微粒子(平均一次粒子径10nm) 10重量部 スルコハク酸ジオクチルナトリウム(界面活性剤) 4重量部 純水 36重量部 アクリル系バインダー(樹脂分50重量%) 36重量部 メラミン硬化樹脂(樹脂分100重量%) 4重量部 上記配合品をボールミルにて24時間分散させコーティ
ング剤を作製した。そして得られたコーティング剤中の
微粒子の分散粒度分布を電気泳動光散乱光度計(大塚電
子(株)製)で測定した。その結果を下記表1に示す。
また、上記コーティング剤をポリエチレンテレフタレー
ト(PET)フィルムに乾燥膜厚1μmで塗布し、ヘー
ズ及び全光線透過率を測定した。その結果を下記表1に
示す。
【0031】[実施例−2] (配合) 酸化亜鉛微粒子(平均一次粒子径10nm) 10重量部 酸化珪素微粒子(平均一次粒子径10nm) 10重量部 スルコハク酸ジオクチルナトリウム(界面活性剤) 4重量部 純水 36重量部 アクリル系バインダー(樹脂分50重量%) 36重量部 メラミン硬化樹脂(樹脂分100重量%) 4重量部 上記配合品をボールミルにて24時間分散させコーティ
ング剤を作製した。そして得られたコーティング剤を上
記実施例−1と同様に評価し、その結果を下記表1に示
す。
【0032】[実施例−3] (配合) 酸化亜鉛微粒子(平均一次粒子径10nm) 10重量部 酸化ジルコニウム微粒子(平均一次粒子径10nm) 5重量部 酸化珪素微粒子(平均一次粒子径10nm) 5重量部 スルコハク酸ジオクチルナトリウム(界面活性剤) 4重量部 純水 36重量部 アクリル系バインダー(樹脂分50重量%) 36重量部 メラミン硬化樹脂(樹脂分100重量%) 4重量部 上記配合品をボールミルにて24時間分散させコーティ
ング剤を作製した。そして、得られたコーティング剤を
上記実施例−1と同様に評価し、その結果を下記表1に
示す。
【0033】[実施例−4]上記実施例−1、実施例−
2、実施例−3で作製したコーティング剤をそれぞれ純
水で10倍に希釈し、綿ニットにパッド絞り100%、
100℃で5分乾燥、160℃で1分焼成し加工繊維を
作製した。そして、得られた各々の加工繊維の抗菌性を
繊維製品衛生加工協議会(SEK)基準に基づき、黄色
ブドウ球菌の菌数測定法で評価した。その結果を下記表
2に示す。
【0034】[実施例−5]上記実施例−4で作製し得
られた各々の加工繊維の消臭性を3リッター臭い袋に
3.0gの加工繊維を入れ、50ppm濃度のアンモニ
ウム、トリメチルアミン、イソ吉草酸、酢酸、硫化水素
の各々のガスを充填し、時間経過に伴う残留ガス濃度を
ガス検知管にて測定した。その結果を図1〜図5に残存
ガス濃度と経過時間との関係を示す。ここでは残存ガス
濃度を初期ガス濃度の百分率で示す。
【0035】[実施例−6]上記実施例−4で作製し得
られた各々の加工繊維の保温性をASTM法に基づき、
20℃、60%RHの恒温室内において、鉄板を繊維で
被覆した状態で30℃に保持するのに必要なエネルギー
より保温率を求めた。また、意匠性、風合いを評価し
た。これらの結果を下記表3に示す。
【0036】[比較例−1] (配合) 酸化亜鉛微粒子(平均一次粒子径1000nm) 10重量部 酸化ジルコニウム微粒子(平均一次粒子径1000nm) 5重量部 酸化珪素微粒子(平均一次粒子径1000nm) 5重量部 スルコハク酸ジオクチルナトリウム(界面活性剤) 4重量部 純水 36重量部 アクリル系バインダー(樹脂分50重量%) 36重量部 メラミン硬化樹脂(樹脂分100重量%) 4重量部 上記配合品をボールミルにて24時間分散させコーティ
ング剤を作製した。そして、得られたコーティング剤を
上記実施例−1と同様に評価し、その結果を下記表1に
示す。
【0037】[比較例−2]上記比較例−1で作製し得
られたコーティング剤を純水で10倍に希釈し、綿ニッ
トにパッド絞り100%、100℃で5分乾燥、160
℃で1分焼成し加工繊維を作製した。そして、得られた
加工繊維の抗菌性を繊維製品衛生加工協議会(SEK)
基準に基づき、黄色ブドウ球菌の菌数測定法で評価し
た。その結果を下記表2に示す。
【0038】[比較例−3]上記比較例−2で作製し得
られた加工繊維の消臭性を3リッター臭い袋に1.5g
の加工繊維を入れ、50ppm濃度のアンモニウム、ト
リメチルアミン、イソ吉草酸、酢酸の各々のガスを充填
し、時間経過に伴う残留ガス濃度をガス検知管にて測定
した。その結果を図1〜図5に残存ガス濃度と経過時間
との関係を示す。
【0039】[比較例−4]上記比較例−2で作製し得
られた加工繊維の保温性を上記実施例6と同様に測定し
た。また、意匠性、風合いを評価した。これらの結果を
下記表3に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の保温・抗菌
・防臭・消臭性付与コーティング剤は、亜鉛化合物微粒
子と、ジルコニウム化合物微粒子および/または珪素化
合物微粒子とからなる微粒子の混合物を、エマルション
または水可溶性バインダー樹脂に高分散状態で配合され
てなるものであるので、衣料の色合いや風合いを損ねる
ことなく、綿などの天然繊維への加工ならびに肌着への
使用が可能で、かつ皮膚への安全性ならびに耐久性が良
好であり、さらに保温性能、抗菌性能、防臭性能、消臭
性能の全てを一度に糸または布に付与することができる
後加工剤として好適に使用できるという利点がある。ま
た、本発明の保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティン
グ剤を用いて糸または布に後加工を施し、上記糸または
布に上記コーティング剤中の微粒子の混合物とエマルシ
ョンまたは水可溶性バインダー樹脂からなる被覆層を形
成することにより、保温性能、抗菌性能、防臭性能、消
臭性能の全てが付与された加工繊維が得られるという利
点がある。従って、本発明の保温・抗菌・防臭・消臭性
付与コーティング剤を用いて得られた加工繊維は、靴
下、肌着、シャツ、ズボン、毛布、シーツなどの使用時
に直接肌に触れる衣料として好適に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 残存アンモニウム濃度と時間との関係を示し
たグラフである。
【図2】 残存トリメチルアミン濃度と時間との関係を
示したグラフである。
【図3】 残存イソ吉草酸濃度と時間との関係を示した
グラフである。
【図4】 残存酢酸濃度と時間との関係を示したグラフ
である。
【図5】 残存硫化水素濃度と時間との関係を示したグ
ラフである。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均分散粒子径0.1μm以下で比表面
    積が20m2/g以上の亜鉛化合物微粒子と平均分散粒
    子径が0.1μm以下で比表面積20m2/g以上のジ
    ルコニウム化合物微粒子とからなる微粒子の混合物を主
    成分とし、上記微粒子の混合物中の混合割合が亜鉛化合
    物微粒子:ジルコニウム化合物微粒子=5:95〜9
    5:5(重量比)であり、上記微粒子の混合物と、エマ
    ルションまたは水可溶性バインダー樹脂との割合が微粒
    子の混合物:バインダー樹脂=95:5〜5:95(重
    量比)で配合されてなることを特徴とする保温・抗菌・
    防臭・消臭性付与コーティング剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保温・抗菌・防臭・消臭
    性付与コーティング剤において、上記ジルコニウム化合
    物微粒子に代えて珪素化合物微粒子が配合されているこ
    とを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティ
    ング剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の保温・抗菌・防臭・消臭
    性付与コーティング剤において、上記ジルコニウム化合
    物微粒子に代えて、ジルコニウム化合物微粒子99〜1
    重量%と珪素化合物微粒子1〜99重量%が配合されて
    なることを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭性付与コ
    ーティング剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の保温・抗菌・
    防臭・消臭性付与コーティング剤において、上記亜鉛化
    合物が酸化亜鉛であることを特徴とする保温・抗菌・防
    臭・消臭性付与コーティング剤。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の保温・抗菌・防臭・消臭
    性付与コーティング剤において、上記ジルコニウム化合
    物が、酸化物、水和物の非晶質または結晶質のうちから
    選択されるものであることを特徴とする保温・抗菌・防
    臭・消臭性付与コーティング剤。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の保温・抗菌・防臭・消臭
    性付与コーティング剤において、上記珪素化合物が、酸
    化物、水和物の非晶質のうちから選択されるものである
    ことを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーテ
    ィング剤。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の保温・抗菌・防臭・消臭
    性付与コーティング剤において、上記エマルションまた
    は水可溶性バインダー樹脂が、アクリル樹脂、エポキシ
    樹脂、ポリウレタン、ポリエステルのうちから選択され
    る少なくとも1種を主成分とするものであることを特徴
    とする保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7記載の保温・抗菌・防臭・
    消臭性付与コーティング剤において、上記微粒子の混合
    物を構成する亜鉛化合物微粒子と、ジルコニウム化合物
    微粒子および/または珪素化合物微粒子が白色微粒子で
    あることを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭性付与コ
    ーティング剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8記載の保温・抗菌・防臭・
    消臭性付与コーティング剤において、上記微粒子の混合
    物中の亜鉛化合物微粒子と、ジルコニウム化合物微粒子
    および/または珪素化合物微粒子のそれぞれの平均分散
    粒子径の比が10倍以内であることを特徴とする保温・
    抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤。
  10. 【請求項10】 上記微粒子の混合物と、上記エマルシ
    ョンまたは水可溶性バインダー樹脂と、水と、界面活性
    剤を混合した後、解砕力の高い分散機に掛けることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の保温・抗菌・
    防臭・消臭性付与コーティング剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記微粒子の混合物と、水と、界面活
    性剤を混合した後、解砕力の高い分散機に掛けて予め分
    散し、この後上記エマルションまたは水可溶性バインダ
    ー樹脂を混合することを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載の保温・抗菌・防臭・消臭性付与コーティン
    グ剤の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれかに記載の保温
    ・抗菌・防臭・消臭性付与コーティング剤により糸また
    は布に後加工が施され、上記糸または布に上記コーティ
    ング剤中の微粒子の混合物とエマルションまたは水可溶
    性バインダー樹脂からなる被覆層が形成されてなること
    を特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭効果のある加工繊
    維。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の加工繊維において、
    上記微粒子の混合物が、上記糸または布の重量に対し
    0.05重量%〜20重量%付着されてなることを特徴
    とする保温・抗菌・防臭・消臭効果のある加工繊維。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13記載の加工繊維
    が、使用時に直接肌に触れる衣料に用いられるものであ
    ることを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭効果のある
    加工繊維。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の加工繊維において、
    上記使用時に直接肌に触れる衣料が、靴下、肌着、シャ
    ツ、ズボン、毛布、シーツのうちから選ばれるものであ
    ることを特徴とする保温・抗菌・防臭・消臭効果のある
    加工繊維。
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