JPH03203832A - 情報記録媒体及び情報記録媒体の寿命検知方法 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録媒体の寿命検知方法

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JPH03203832A
JPH03203832A JP1343917A JP34391789A JPH03203832A JP H03203832 A JPH03203832 A JP H03203832A JP 1343917 A JP1343917 A JP 1343917A JP 34391789 A JP34391789 A JP 34391789A JP H03203832 A JPH03203832 A JP H03203832A
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Japan
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information recording
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JP1343917A
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English (en)
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Toyoyuki Nunomura
布村 豊幸
Tamotsu Iida
保 飯田
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、寿命検知用データが記録された情報記録媒体
、及びこのような情報記録媒体を用いた寿命検知方法に
関する。
〔従来の技術〕
近年、光学的手段もしくは光学的手段と磁気的手段との
組み合わせ、あるいは磁気的手段等によって情報を記録
する情報記録媒体(本明細書では、この種の情報記録媒
体を単に「情報記録媒体Jという。)が実用化され、紙
による情報記録にとって変わろうとしている。
情報記録媒体は、記録密度が桁違いに大きい等の点で紙
に勝るが、情報の長期保存性の点で紙よりも劣る場合が
ある。例えば、和紙は保存条件を良好に保てば1000
年以上の長期にわたって情報を保存することができるが
、情報記録媒体では現在のところ数十年のオーダーでし
か情報を保存することができないとされている。
従って、永久保存の必要がある情報をも安心して記録で
きるようにするためには、情報記録媒体の寿命を完全に
管理し、寿命がつきる以前に新たな情報記録媒体に情報
を移し換える等の手段がとれなくてはならない。
従来は、例えば特開昭63−220485号公報に記載
されているように、情報記録媒体の一部に製造年月日を
記録し、ユーザーにメーカーが定めた保証期間内で使用
するよう求める方法、あるいは、例えば特開昭61−4
2735号公報に記載されているように、情報記録媒体
より読み出される信号の振幅を検出し、信号振幅の大き
さから当該情報記録媒体の寿命を判断する方法などが提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、前者の方法は個々の情報記録媒体の寿命を直接
測定するものではないので、信頼性に乏しい。
すなわち、情報記録媒体の保証期間は、通常の使用環境
条件よりも格段に厳しい環境条件下に情報記録媒体を放
置して記録層などの劣化の程度を測定し、そのデータか
ら通常の使用環境条件下における寿命を推定し、それに
安全率を見込んで定められる。ところが、情報記録媒体
の寿命は使用される環境条件によって著しい差違を生じ
るから、使用環境条件によっては寿命が保証期間ぎりぎ
りまで低下するものもあるし、反対に保証期間よりもか
なり長い寿命を保持できるものもある。
かように、保証期間は、情報記録媒体の寿命を判断する
厳密な基準ではないので、寿命が保証期間ぎりぎりまで
しかないにもかかわらず保証期間を超えて使用されてし
まい、貴重な情報を消失してしまったり、反対に、保存
状態が良好で保証期間よりも十分に長い寿命を有するに
もかかわらず、保証期間ごとに情報を移し換えざるを得
ず、情報記録媒体や情報を移し換えるための手間が無駄
になるといった不都合を生じる。
一方、後者の方法は、個々の情報記録媒体について寿命
を検知しようとした点で前者よりも信頼性の高い寿命管
理を行うことができるが、再生信号の振幅は情報記録媒
体の寿命を代表するパラメータではなく、これによって
情報記録媒体の寿命を正確に判断することは難しい。
例えば、再生信号の振幅は低下しなくてもノイズが増加
することによって情報の再生が不可能になることもある
のであって、再生信号の振幅を測定するだけでは信頼性
の高い寿命評価を行うことができない。
本発明は、前記した従来技術の不備を解消するためにな
されたものであって、その第1の目的は、寿命検知手段
を備えた情報記録媒体を提供することにあり、またその
第2の目的は、そのような情報記録媒体を用いた寿命検
知方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記第1の目的を達成するため、記録領域の
一部にユーザー領域が設けられた情報記録媒体において
、前記記録領域中の前記ユーザー領域を除く部分に、当
該情報記録媒体の寿命を検知するための寿命検知情報が
書き込まれた寿命検知領域を設けた。
また、前記第1の目的を達成するための他の手段として
、前記と同様の情報記録媒体において、記録領域中のユ
ーザー領域を除く部分に、当該情報記録媒体の寿命を検
知するための寿命検知情報が書き込まれた寿命検知領域
と、前記寿命検知情報を当該情報記録媒体の使用時に書
き込む寿命情報追記領域とを設けた。
一方、前記第2の目的を達成するため、記録領域中のユ
ーザー領域を除く部分に寿命検知領域が形成された情報
記録媒体をドライブにかけて前記寿命検知領域より寿命
検知情報とエラー検出コードを読み出し、当該読み出し
信号のデータ誤り数を前記エラー検出コードに従って検
出し、データ誤り数が予め定められた基準値以上になっ
ているか否かを判断することによって当該情報記録媒体
の寿命を検知するようにした。
また、前記第2の目的を達成するための他の手段として
、記録領域中のユーザー領域を除く部分に寿命検知領域
が形成された情報記録媒体をドライブにかけて前記寿命
検知領域より寿命検知情報を読み出し、当該読み出し信
号と前記ドライブに予め登録された寿命検知情報とを比
較することによって、前記読み出し信号のデータ誤り数
を検出し、データ誤り数が予め定められた基準値以上に
なっているか否かを判断することによって当該情報記録
媒体の寿命を検知するようにした。
また、前記第2の目的を達成するためのさらに他の手段
として、記録領域中の前記ユーザー領域を除く部分に寿
命情報追記領域が形成された情報記録媒体をドライブに
かけ、当該寿命情報追記領域に対物レンズを位置付けし
て所定の寿命検知情報とエラー検出コードとを書き込み
、次いでこの寿命検知情報とエラー検出コードを読み出
し、当該読み出し信号のデータ誤り数を前記エラー検出
コードに従って検出し、データ誤り数が予め定められた
基準値以上になっているか否かを判断することによって
当該情報記録媒体の寿命を検知するようにした。
また、前記第2の目的を達成するためのさらに他の手段
として、記録領域中の前記ユーザー領域を除く部分に寿
命情報追記領域が形成された情報記録媒体をドライブに
かけ、当該寿命情報追記領域に対物レンズを位置付けし
て所定の寿命検知情報を書き込み、次いでこの寿命検知
情報を読み出し、当該読み出し信号と前記ドライブに予
め登録された寿命検知情報とを比較することによって、
前記読み出し信号のデータ誤り数を検出し、データ誤り
数が予め定められた基準値以上になっているか否かを判
断することによって当該情報記録媒体の寿命を検知する
ようにした。
〔作用〕
情報記録媒体の製造時に寿命検知情報を記録しておき、
当該情報記録媒体を使用するごとに前記寿命検知情報を
読み出してその誤り数を計測すると、記録された情報が
正常に読み出せなくなるまでの寿命、いわゆるアーカイ
バル寿命を検知することができる。
また、情報記録媒体を使用するごとに寿命検知情報を記
録して当該情報を読み出し、その誤り数を計測すると、
情報が正常に記録できなくなるまでの寿命、いわゆるシ
ェルフ寿命を検知することができる。
本発明の情報記録媒体及び寿命検知方法は、個々の情報
記録媒体についてアーカイバル寿命および/またはシェ
ルフ寿命を検知するようにしたので、信頼性の高い寿命
検知を行うことができ、貴重な情報を消失してしまった
り、情報記録媒体及び情報を移し換えるための手間を無
駄にすることがない。
また、本発明の情報記録媒体及び寿命検知方法は、再生
信号の誤り数を計測するようにしたので、情報記録媒体
の寿命を直接検知することができ、信頼性の高い寿命管
理を行うことができる。
〔実施例〕
まず、本発明に係る情報記録媒体の第1例を第1図〜第
4図によって説明する。
第1図は、第1実施例に係る情報記録媒体の説切回であ
って、1は情報記録媒体、2はその記録領域、3はユー
ザーが独自の情報(ユーザー情報)を書き込むためのユ
ーザー領域、4は寿命検知情報が書き込まれた寿命検知
領域を示している。
情報記録媒体lとしては、例えば光ディスクのように記
録領域2が光学的手段もしくは光学的手段と磁気的手段
との組み合わせによって情報を記録できるようになって
いるもの、あるいは例えば磁気ディスクのように記録領
域2が磁気的手段によって情報を記録できるようになっ
ているものを用いることができる。また、情報記録媒体
1が光学的手段もしくは光学的手段と磁気的手段との組
み合わせによって情報を記録するものである場合には、
例えば孔あけ形の光ディスクのように1度かぎり情報の
追記が可能ないわゆるライトワンス形のものを用いるこ
ともできるし、光磁気ディスクや相変化形ディスクのよ
うに何度でも情報の書き換えが可能ないわゆるイレーザ
ブル形のものを用いることもできる。
記録領域2は、第1図に示すように、情報記録媒体lの
回転中心Pと同心のリング状に形成されており、その周
方向が複数個のセクタ5a、5b。
5c、  ・・・、5xに分割されている。なお、記録
領域2にはその半径方向に記録トラックが渦巻き状もし
くは同心円状に形成されており(図示せず)、各トラッ
クの各セクタごとにそのアドレスを指定することによっ
て情報を書き込めるようになっている。
各セクタ5a、5b、5c、  ・・・、5xは、第1
図の下段に拡大して示すように、当該セクタのアドレス
信号や当該セクタに対する情報の記録/再生に必要な同
期信号がプリフォーマットされたプリフォーマット領域
6と、後に詳述する寿命検知情報やユーザー情報を記録
するデータ領域7と、データ領域7に記録された情報に
対するエラー検出コードが書き込まれたエラー訂正コー
ド領域8とから構成されている。
寿命検知領域4は、少なくとも1セクタあれば足りるが
、ユーザー領域3の寿命を感度良く検知するためにはな
るべくユーザー領域3に近接して配置されることが好ま
しく、かかる観点より少なくともlトラックにわたって
形成することが好ましい。
寿命検知領域4のデータ領域7には、ユーザー領域3の
データ領域7にユーザー情報を書き込むのと同一の方式
で寿命検知情報が書き込まれる。
すなわち、孔あけ形の光ディスクについては孔の開設パ
ターンによって寿命検知情報を書き込み、光磁気形の光
ディスクについては磁気ドメインの配列パターンによっ
て寿命検知情報を書き込む。
また、相変化形の光ディスクについては相変化部の配列
パターンによって寿命検知情報を書き込み、磁気光ディ
スクについては反転磁区の配列パターンによって寿命検
知情報を書き込む。
寿命検知情報は、単に当該情報を再生する際のデータ誤
り数を検出するためのものであって、なんらの意味もな
い単なる記号の羅列であっても良い。
以下、寿命検知手段を備えたドライブ及びこのドライブ
を用いた寿命検知方法について説明する。
第2図は本発明に係るドライブの第1例を示すブロック
図であって、前記情報記録媒体1を駆動するモータ11
と、記録/再生用のヘッド装置12と、ヘッド装置12
によって読み出されたアナログ信号を2値化信号に復調
する復調器13と、情報記録媒体1のエラー訂正コード
領域8に書き込まれたエラー訂正コードに基づいて復調
された再生信号の誤り数を検出するエラー検出回路14
と、再生信号の誤り数が予め定められた基準値以上にな
ったときユーザーに警報を発する警報装置15とから成
る。
第3図はこのドライブの動作手順を示すフローチャート
であって、ドライブに備えられたプログラムメモリ(図
示せず)に格納されている。
まず、手順S−1において情報記録媒体1がモータ11
にローディングされると、ヘッド装置12を寿命検知領
域4にアクセスする旨の信号が発せられ、寿命検知領域
4にヘッド装置12が位置付けされる(手順5−2)。
次いで、寿命検知領域4からの寿命検知情報の読み出し
とエラー訂正コードの読み出しとが行われ、エラー検出
回路14によって再生信号のデータ誤り数が検出される
(手順5−3)。
次いで、警報装置15によって、検出されたデータ誤り
数が予め定められた基準値以上か否かの判断が行われる
(手順5−4)。基準値は、ユーザー情報に許容される
データ誤り数よりも低く設定されており、ユーザー領域
3の寿命が尽きる前に警報を発せられるようになってい
る。
検出されたデータ誤り数が基準値以下である場合には、
情報記録媒体1の寿命にまだ余裕があるということであ
るので、ヘッド装置12をユーザー領域3の所望のアド
レスに位置付けすることによって、ユーザー情報の記i
/再生を行うことができる(手順5−5)。
所望のデータ処理が終了したら(手順5−6)、情報記
録媒体1をモータ11からアンロードしてシステムを終
了する(手順5−7)。
手順S−4において、検出されたデータ誤り数が基準値
以上であると判断された場合には、情報記録媒体1の寿
命がもうすぐ尽きるということであるので、警報装置1
5より警報を発してユーザーに注意を促す(手順5−8
)。
ユーザーはこれによって必要な処置、例えば当該情報記
録媒体に記録された情報を新たな情報記録媒体に移し換
える等の処置を行うことができ、貴重な情報の消失を防
止することができる。
前記実施例の情報記録媒体及び寿命検知方法は、個々の
情報記録媒体についてアーカイバル寿命を検知するよう
にしたので、信頼性の高い寿命検知を行うことができ、
貴重な情報を消失してしまったり、情報記録媒体及び情
報を移し換えるための手間を無駄にすることがない。ま
た、前記実施例の情報記録媒体及び寿命検知方法は、再
生信号の誤り数を計測するようにしたので、情報記録媒
体の寿命を直接検知することができ、信頼性の高い寿命
管理を行うことができる。
第4図に本発明に係るドライブの第2例を示す。
本例のドライブは、第2図のドライブに備えられたエラ
ー検出回路14に代えて、復調された寿命検知情報を格
納するデータメモリ21と、寿命検知情報が格納された
基準データメモリ22と、前記両メモリ21.22に格
納されたデータを比較して再生信号のデータ誤り数を検
出するエラー検出回路23と、データ誤り数の基準値が
格納されたエラー基準値メモリ24と、エラー検出回路
23によって検出されたデータ誤り数が基準値を超えて
いるか否かを判断する比較器25が設けられている。
本例のドライブによると、ヘッド装置12によって情報
記録媒体1から読み出された寿命検知情報が復調後デー
タメモリ21に格納され、エラー検出回路23にて基準
データメモリ22に格納された寿命検知情報との比較に
おいてデータ誤り数が検出されるので、寿命検知領域4
にエラー訂正コードを負荷する必要がない。
以下、本発明に係る情報記録媒体の第2例を第5図に基
づいて説明する。
第5図に示すように、第2実施例に係る情報記録媒体3
1は、記録領域2のユーザー領域3を除く部分に、当該
情報記録媒体31の製造時に寿命検知情報が書き込まれ
た寿命検知領域4と、当該情報記録媒体31の使用時に
前記寿命検知情報を書き込む寿命情報追記領域32とが
設けられている。
寿命情報追記領域32は、ユーザーが情報を記録/再生
できないことを除き、ユーザー領域3と同様に構成され
る。すなわち、ドライブに備えられたコントローラの指
令にしたがってヘッド装置をアクセスし、情報の記録/
再生を随時行えるようになっている。当該寿命情報追記
領域32には、寿命検知領域4に書き込まれた寿命検知
情報と同種の情報を記録することができる。
その他、記録領域2、ユーザー領域3、寿命検知領域4
については第1実施例の情報記録媒体1と同じであるの
で、重複を避けるため説明を省略する。
以下、第2実施例の情報記録媒体31を用いた寿命検知
方法を第6図により説明する。なお、本例の情報記録媒
体を用いた場合には、いわゆるア−カイパル寿命の検知
とシェルフ寿命の検知とを行うことができるが、アーカ
イバル寿命の検知については第2図または第4図のドラ
イブを用い、第3図の手順にしたがって行うことができ
るので、重複を避けるため、ここではシェルフ寿命の検
知方法についてのみ説明する。
第6図はシェルフ寿命の検知手順を示すフローチャート
であって、まず、手順S−1において情報記録媒体がモ
ータにローディングされると、ヘッド装置を寿命情報追
記領域にアクセスする旨の信号が発せられ、寿命情報追
記領域にヘッド装置が位置付けされる(手順5−2)。
次いで、寿命情報追記領域への寿命検知情報の追記が行
われ(手順5−3)、Lかる後に、再度ヘッド装置が当
該寿命情報追記領域にアクセスされて寿命検知情報の読
み出しが行われ、エラー検出回路14によって再生信号
のデータ誤り数が検出される(手順5−4)。
次いで、検出されたデータ誤り数が予め定められた基準
値以上か否かの判断が行われ(手順5−5)、検出され
たデータ誤り数が基準値以下である場合には、情報記録
媒体の寿命にまだ余裕があるということであるので、ヘ
ッド装置をユーザー領域の所望のアドレスに位置付けす
ることによって、ユーザー情報の記t&/再生を行うこ
とができる(手順5−6)。
所望のデータ処理が終了したら(手順5−7)、情報記
録媒体をモータからアンロードしてシステムを終了する
(手順5−8)。
手順S−5において、検出されたデータ誤り数が基準値
以上であると判断された場合には、情報記録媒体の寿命
がもうすぐ尽きるということであるので、警報装置より
警報を発してユーザーに注意を促す(手順5−9)。
ユーザーはこれによって必要な処置、例えば情報記録媒
体を新たなものに交換する等の処置を行うことができ、
貴重な情報の消失を未然に防止することができる。
本例の場合にも、個々の情報記録媒体についてシェルフ
寿命を検知するようにしたので、信頼性の高い寿命検知
を行うことができ、貴重な情報を消失してしまうおそれ
がない。また、再生信号のデータ誤り数を計測するよう
にしたので、情報記録媒体の寿命を直接検知することが
でき、信頼性の高い寿命管理を行うことができる。
前記したシェルフ寿命の検知方法は、第2図または第4
図のドライブによって実行することができる。
なお、本発明の要旨は、個々の情報記録媒体について寿
命を直接検知できるようにした情報記録媒体とそれを用
いた寿命検知方法を提供する点にあるのであって、情報
記録媒体及び寿命検知方法が前記実施例に挙げたものに
限定されるものではない。以下に、本発明の他の実施例
を列挙する。
■前記実施例においては、寿命検知領域4をユーザー領
域3の内周部に形成したが、第7図に示すようにユーザ
ー領域3の外周部に寿命検知領域4を形成することもで
きるし、第8図に示すようにユーザー領域を2つの領域
に分割し、その間に寿命検知領域4を形成することもで
きる。また、記録領域2に寿命検知領域4及び寿命情報
追記領域32が形成された情報記録媒体においては、寿
命検知領域4及び寿命情報追記領域32のうち少なくと
もいずれか一方を第7図または第8図の位置に形成する
ことができる。
■前記実施例においては、寿命検知領域4を1カ所に形
成したが、第9図に示すように複数箇所に寿命検知領域
4を形成することもできる。また、記録領域2に寿命検
知領域4及び寿命情報追記領域32が形成された情報記
録媒体においては、寿命検知領域4及び寿命情報追記領
域32のうち少なくともいずれか一方を複数箇所に形成
することができる。
■前記実施例においては、記録領域2に寿命検知領域4
のみを形成した場合、及び記録領域2に寿命検知領域4
と寿命情報追記領域32の双方を形成した場合について
説明したが、記録領域2に寿命情報追記領域32のみを
形成し、シェルフ寿命だけを検知できるようにすること
もできる。
■前記実施例においては、通常使用されない記録領域の
一部に寿命検知領域を形成したが、記録領域のユーザー
領域を除く部分に当該情報記録媒体の製造条件等を記録
する管理情報記録領域や当該情報記録媒体の欠陥管理に
用いられる初期欠陥情報記録領域が形成された情報記録
媒体においては、これらの領域を寿命検知領域として兼
用することもできる。
■前記実施例においては、寿命検知領域4への寿命検知
情報の書き込み及び寿命情報追記領域32への寿命検知
情報の書き込みを、ユーザー領域3へのユーザー情報の
書き込む方式と同一の方式で行ったが、寿命検知情報の
書き込み信号レベルをユーザー情報の書き込み信号レベ
ル(ノミナル値)よりも低レベルにしたり、あるいは寿
命検知情報として当該システムの最密パターンを書き込
むようにすることもできる。このようにしても、ユーザ
ー領域が破壊される以前に当該情報記録媒体の寿命を検
知することができ、貴重な情報を消失することがない。
■前記実施例においては、寿命検知領域4からの寿命検
知情報の読み出し及び寿命情報追記領域32からの寿命
検知情報の読み出しを、ユーザー領域3からのユーザー
情報の読み出し方式と同一の方式で行ったが、情報記録
媒体から読み出された寿命検知情報を2値化する際、第
10図に示すように、寿命検知情報41のスライスレベ
ルをユーザー情報のスライスレベル42よりも低いレベ
ル43に設定し、2値化信号44にノイズの影響が大き
く表れるようにすることもできる。また、第11図に示
すように、寿命検知領域4または寿命情報追記領域32
の同期信号から生成されたクロックのタイミングを遅延
回路45にて遅延させることによってウィンド46のマ
ージンを狭くし、もって再生信号にノイズの影響が大き
く表れるようにすることもできる。このようにしても、
ユーザー領域が破壊される以前に当該情報記録媒体の寿
命を検知することができ、貴重な情報を消失することが
ない。
■前記実施例においては、記録領域2の周方向が複数個
のセクタ5a、5b、5c、  ・・・5xに等分され
たいわゆるCAV (各速度一定)方式の光ディスクを
例にとって説明したが、CLV(線速度一定)方式の光
ディスクや、記録領域の半径方向が複数個のブロックに
分割され、各ブロックの周方向がそれぞれ異なるセクタ
数に分割されたいわゆるMCAV (Modified
CAV)方式の光デイスク媒体に適用することもできる
■その他、前記実施例においては、ディスク状記録媒体
を例にとって説明したが、例えばカード状記録媒体など
他種の情報記録媒体でも実施することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によると、個々の情報記録
媒体について寿命を直接検知するようにしたので、信頼
性の高い寿命検知を行うことができ、貴重な情報を消失
してしまったり、情報記録媒体及び情報を移し換えるた
めの手間を無駄にすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る情報記録媒体の第1例を示す説明
図、第2図は本発明に係るドライブの第1例を示すブロ
ック図、第3図はアーカイバル寿命の検知手順を示すフ
ロー図、第4因は本発明に係るドライブの第2例を示す
ブロック図、第5図は本発明に係る情報記録媒体の第2
例を示す平面図、第6図はシェルフ寿命の検知手順を示
すフロー図、第7図、第8図、第9図は本発明に係る情
報記録媒体の他の例を示す平面図、第10図は寿命検知
情報の再生方式を示す説明図、第11図は寿命検知情報
の再生装置を示すブロック図である。 1.31・・・・・・情報記録媒体、2・・・・・・記
録領域、3・・・・・データ領域、4・・・・・・寿命
検知領域、6・・・・・プリフォーマット領域、7・・
・・・・データ領域、8・・・・・・エラー訂正コード
領域、11・・・・・・モータ、12・・・・・ヘッド
装置、13・・・・・・復調器、14・・・・・・エラ
ー検出回路、15・・・・・・警報装置、21・・・・
・データメモリ、22・・・・・・基準データメモリ、
23・・・・・・エラー検出回路、24・・・・・・エ
ラー基準値メモリ、25・・・・・・比較器、32・・
・・・・寿命情報追記領域。 第 5 図 第3図 第6図 第10図 第11図

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録領域の一部にユーザー領域が設けられた情報
    記録媒体において、前記記録領域中の前記ユーザー領域
    を除く部分に、当該情報記録媒体の寿命を検知するため
    の寿命検知情報が書き込まれた寿命検知領域を設けたこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  2. (2)記録領域の一部にユーザー領域が設けられた情報
    記録媒体において、前記記録領域中の前記ユーザー領域
    を除く部分に、当該情報記録媒体の寿命を検知するため
    の寿命検知情報が書き込まれた寿命検知領域と、前記寿
    命検知情報を当該情報記録媒体の使用時に書き込む寿命
    情報追記領域とを設けたことを特徴とする情報記録媒体
  3. (3)請求項1または2記載において、前記記録領域が
    光熱手段もしくは光熱磁気手段によって情報を記録でき
    るようになっていることを特徴とする情報記録媒体。
  4. (4)請求項3記載において、前記記録領域がライトワ
    ンス形の記録層にて形成されていることを特徴とする情
    報記録媒体。
  5. (5)請求項3記載において、前記記録領域がイレーザ
    ブル形の記録層にて形成されていることを特徴とする情
    報記録媒体。
  6. (6)請求項1または2記載において、前記情報記録媒
    体が磁気的手段によって情報を記録できるようになって
    いることを特徴とする情報記録媒体。
  7. (7)請求項1または2記載において、前記記録領域が
    リング状になっていることを特徴とする情報記録媒体。
  8. (8)請求項1または2記載において、前記寿命検知情
    報が、前記ユーザー領域に書き込まれるユーザー情報の
    記録レベルよりも低いレベルで書き込まれていることを
    特徴とする情報記録媒体。
  9. (9)請求項1または2記載において、前記寿命検知情
    報が、当該情報記録媒体に情報を記録するシステムの最
    密パターンで書き込まれていることを特徴とする情報記
    録媒体。
  10. (10)請求項1または2記載において、前記寿命検知
    領域が、当該情報記録媒体の製造条件等を記録する管理
    情報記録領域や当該情報記録媒体の欠陥管理に用いられ
    る初期欠陥情報記録領域と兼用されていることを特徴と
    する情報記録媒体。
  11. (11)請求項1または2記載において、前記寿命検知
    領域を、寿命検知情報の読み出しに必要なプリフォーマ
    ット信号が記録されたプリフオーマット領域と、寿命検
    知情報が書き込まれたデータ領域と、寿命検知情報に対
    するエラー検出コードが書き込まれたエラー訂正コード
    領域とから構成したことを特徴とする情報記録媒体。
  12. (12)請求項2記載において、前記寿命情報追記領域
    を、寿命検知情報の読み出しに必要なプリフオーマット
    信号が記録されたプリフォーマット領域と、寿命検知情
    報が書き込まれたデータ領域と、寿命検知情報に対する
    エラー検出コードが書き込まれたエラー訂正コード領域
    とから構成したことを特徴とする情報記録媒体。
  13. (13)記録領域中のユーザー領域を除く部分に寿命検
    知領域が形成された情報記録媒体をドライブにかけて前
    記寿命検知領域より寿命検知情報とエラー検出コードを
    読み出し、当該読み出し信号のデータ誤り数を前記エラ
    ー検出コードに従って検出し、データ誤り数が予め定め
    られた基準値以上になっているか否かを判断することに
    よって当該情報記録媒体の寿命を検知するようにしたこ
    とを特徴とする情報記録媒体の寿命検知方法。
  14. (14)記録領域中のユーザー領域を除く部分に寿命検
    知領域が形成された情報記録媒体をドライブにかけて前
    記寿命検知領域より寿命検知情報を読み出し、当該読み
    出し信号と前記ドライブに予め登録された寿命検知情報
    とを比較することによって、前記読み出し信号のデータ
    誤り数を検出し、データ誤り数が予め定められた基準値
    以上になっているか否かを判断することによって当該情
    報記録媒体の寿命を検知するようにしたことを特徴とす
    る情報記録媒体の寿命検知方法。
  15. (15)請求項13または14記載において、前記寿命
    検知情報を再生する際、前記寿命検知領域より読み出さ
    れたアナログ信号のスライスレベルをユーザー領域より
    読み出されたアナログ信号のスライスレベルよりも低下
    し、データ誤り数が大きくなるようにしたことを特徴と
    する情報記録媒体の寿命検知方法。
  16. (16)請求項13または14記載において、前記寿命
    検知情報を再生する際、遅延回路にてクロックのタイミ
    ングをずらすことによってウインドマージンを狭くし、
    ユーザー情報の再生時よりもデータ誤り数が大きくなる
    ようにしたことを特徴とする情報記録媒体の寿命検知方
    法。
  17. (17)記録領域中の前記ユーザー領域を除く部分に寿
    命情報追記領域が形成された情報記録媒体をドライブに
    かけ、当該寿命情報追記領域に対物レンズを位置付けし
    て所定の寿命検知情報とエラー検出コードとを書き込み
    、次いでこの寿命検知情報とエラー検出コードを読み出
    し、当該読み出し信号のデータ誤り数を前記エラー検出
    コードに従って検出し、データ誤り数が予め定められた
    基準値以上になっているか否かを判断することによって
    当該情報記録媒体の寿命を検知するようにしたことを特
    徴とする情報記録媒体の寿命検知方法。
  18. (18)記録領域中の前記ユーザー領域を除く部分に寿
    命情報追記領域が形成された情報記録媒体をドライブに
    かけ、当該寿命情報追記領域に対物レンズを位置付けし
    て所定の寿命検知情報を書き込み、次いでこの寿命検知
    情報を読み出し、当該読み出し信号と前記ドライブに予
    め登録された寿命検知情報とを比較することによって、
    前記読み出し信号のデータ誤り数を検出し、データ誤り
    数が予め定められた基準値以上になっているか否かを判
    断することによって当該情報記録媒体の寿命を検知する
    ようにしたことを特徴とする情報記録媒体の寿命検知方
    法。
  19. (19)請求項17または18記載において、前記寿命
    検知情報を書き込む際の信号レベルを、ユーザー領域に
    ユーザー情報を書き込む際の信号レベルよりも低下し、
    寿命検知領域より読み出される読み出し信号のデータ誤
    り数がユーザー領域より読み出される読み出し信号のデ
    ータ誤り数よりも大きくなるようにしたことを特徴とす
    る情報記録媒体の寿命検知方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011204330A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Hitachi-Lg Data Storage Inc 光ディスクの記録品質評価方法及び光ディスクストレージ装置
US10783023B2 (en) 2017-09-04 2020-09-22 Fujifilm Corporation Recording control device, recording control method, recording tape cartridge

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