JPH03203382A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH03203382A JPH03203382A JP1341964A JP34196489A JPH03203382A JP H03203382 A JPH03203382 A JP H03203382A JP 1341964 A JP1341964 A JP 1341964A JP 34196489 A JP34196489 A JP 34196489A JP H03203382 A JPH03203382 A JP H03203382A
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Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
C産業上の利用分野]
本発明は半導体装置、特に素子形成領域内におけるPN
接合によりフォトダイオードを形成してなる半導体装置
に関する。
接合によりフォトダイオードを形成してなる半導体装置
に関する。
[発明の概要]
本発明は、素子形成領域内に形成されたPN接合により
受光素子を形成して威る半導体装置において、上記PN
接合を有する一方の半導体領域の該PN接合に接する部
分に低濃度領域を有して構成する、あるいは上記PN接
合を形成する一方の半導体領域を表面部より深い位置に
形成して構成することにより、他素子の特性並びに集積
度を劣化させることなく、空乏層の広がりを増大化させ
て受光感度を向上させるようにしたものである。
受光素子を形成して威る半導体装置において、上記PN
接合を有する一方の半導体領域の該PN接合に接する部
分に低濃度領域を有して構成する、あるいは上記PN接
合を形成する一方の半導体領域を表面部より深い位置に
形成して構成することにより、他素子の特性並びに集積
度を劣化させることなく、空乏層の広がりを増大化させ
て受光感度を向上させるようにしたものである。
従来の半導体装置、特にフォトダイオードとトランジス
タ等の素子が共存する半導体装置は、第9図に示すよう
に、P型のシリコン基板(21)上に選択的にN型の埋
込み層(22)を形成したのち、全面にN型のエピタキ
シャル層(23)を形成し、その後、選択的に素子骨W
s%M域(24)を形成してこの素子分離領域(24)
で囲まれて成る複数の素子形成領域(25)及び(26
)を形成し、そして、一方の素子形tc 9M域(25
)に、N型のコレクタ取出し領域(27)と、P型のベ
ース領域(28)及び該ベース領域(28)で囲まれた
N型のエミッタ領域(29)からなるNPN )ランジ
スタ(Tr)を形成すると共に、他方の素子形成領域(
26)に、N型の不純物拡散領域(30)とP型の不純
物拡散領域(31)を形成することによって、PN接合
(PN)で構成されるフォトダイオード(PD)を形成
してなる。
タ等の素子が共存する半導体装置は、第9図に示すよう
に、P型のシリコン基板(21)上に選択的にN型の埋
込み層(22)を形成したのち、全面にN型のエピタキ
シャル層(23)を形成し、その後、選択的に素子骨W
s%M域(24)を形成してこの素子分離領域(24)
で囲まれて成る複数の素子形成領域(25)及び(26
)を形成し、そして、一方の素子形tc 9M域(25
)に、N型のコレクタ取出し領域(27)と、P型のベ
ース領域(28)及び該ベース領域(28)で囲まれた
N型のエミッタ領域(29)からなるNPN )ランジ
スタ(Tr)を形成すると共に、他方の素子形成領域(
26)に、N型の不純物拡散領域(30)とP型の不純
物拡散領域(31)を形成することによって、PN接合
(PN)で構成されるフォトダイオード(PD)を形成
してなる。
また、第10図(第9図と対応するものについては同符
号を記す)に示すように、他方の素子形成領域(26)
に、上記第9図で示すN型の埋込み層(22)及びP型
の不純物拡散領域(31)を形成せずに、P型のシリコ
ン基板(21)とN型のエピタキシャル層(23)によ
るPN接合(PN)で構成されるフォトダイオード(P
D)を形成してなる。
号を記す)に示すように、他方の素子形成領域(26)
に、上記第9図で示すN型の埋込み層(22)及びP型
の不純物拡散領域(31)を形成せずに、P型のシリコ
ン基板(21)とN型のエピタキシャル層(23)によ
るPN接合(PN)で構成されるフォトダイオード(P
D)を形成してなる。
また、第11図(第9図と対応するものについては同符
号を記す)に示すように、他方の素子形成領域(26)
下に、上記第9図で示すN型の埋込み層(22)を形成
せずに、P型の不純物拡散領域(31)とN型のエピタ
キシャル層(23)による第1のPN接合(PNI)で
構成される第1のフォトダイオード(PD、)と、P型
のシリコン基板(21)とN型のエピタキシャル層(2
3)による第2のPN接合(PNz)で構成される第2
のフォトダイオード(pot)を形成してなる。
号を記す)に示すように、他方の素子形成領域(26)
下に、上記第9図で示すN型の埋込み層(22)を形成
せずに、P型の不純物拡散領域(31)とN型のエピタ
キシャル層(23)による第1のPN接合(PNI)で
構成される第1のフォトダイオード(PD、)と、P型
のシリコン基板(21)とN型のエピタキシャル層(2
3)による第2のPN接合(PNz)で構成される第2
のフォトダイオード(pot)を形成してなる。
上記第9図〜第11図で示す従来の半導体装置において
、フォトダイオード(PD) 、 (PD l )及び
(PD、)の受光感度を上げる場合、空乏層の広がりを
増大化させることが一般的である。そこで従来では、エ
ピタキシャル層(23)の濃度の低減化及びエピタキシ
ャル層(23)の膜厚の増大化という方法を採用してい
る。
、フォトダイオード(PD) 、 (PD l )及び
(PD、)の受光感度を上げる場合、空乏層の広がりを
増大化させることが一般的である。そこで従来では、エ
ピタキシャル層(23)の濃度の低減化及びエピタキシ
ャル層(23)の膜厚の増大化という方法を採用してい
る。
ところが、エピタキシャル層(23)の濃度を低減化し
た場合、例えばフォトダイオード(PD) 、 (PD
I)及び(PDz) と共存するNPN )ランジスタ
(Tr)のコレクタ飽和電圧V ce(sat) (コ
レクタ出力が定電流に移行する電圧)が増大化し、その
結果、NPNトランジスタ(Tr)の動作遅延につなが
って、NPN)ランジスタ(Tr)の周波数特性ftが
劣化するなど、他素子の性能を悪化させるという不都合
がある。
た場合、例えばフォトダイオード(PD) 、 (PD
I)及び(PDz) と共存するNPN )ランジスタ
(Tr)のコレクタ飽和電圧V ce(sat) (コ
レクタ出力が定電流に移行する電圧)が増大化し、その
結果、NPNトランジスタ(Tr)の動作遅延につなが
って、NPN)ランジスタ(Tr)の周波数特性ftが
劣化するなど、他素子の性能を悪化させるという不都合
がある。
また、エピタキシャル層(23)の膜厚を増大化させた
場合、エピタキシャル層(23)を貫く素子分離領域(
24)に対する深層拡散が更に必要となるため、各素子
形成領域(25)及び(26)間のトレランスが大きく
なり、その結果、セルサイズの増加につながって高集積
化が実現できないという不都合がある。
場合、エピタキシャル層(23)を貫く素子分離領域(
24)に対する深層拡散が更に必要となるため、各素子
形成領域(25)及び(26)間のトレランスが大きく
なり、その結果、セルサイズの増加につながって高集積
化が実現できないという不都合がある。
本発明は、このような点に鑑み威されたもので、その目
的とするところは、他素子の特性並びに集積度を劣化さ
せることなく、空乏層の広がりを増大化させて受光感度
の向上を図ることができる半導体装置を提供することに
ある。
的とするところは、他素子の特性並びに集積度を劣化さ
せることなく、空乏層の広がりを増大化させて受光感度
の向上を図ることができる半導体装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段]
本発明の半導体装置は、素子形成領域内に形成されたP
N接合(PNI)により受光素子(FDP)を形成して
戊る半導体装置(A)において、PN接合(PNI)を
形成する一方の半導体領域(エピタキシャル層(2)又
は不純物拡散領域(5))のPN接合(PNI)に接す
る部分に低濃度領域(6)又は(11)を有するように
構成する。
N接合(PNI)により受光素子(FDP)を形成して
戊る半導体装置(A)において、PN接合(PNI)を
形成する一方の半導体領域(エピタキシャル層(2)又
は不純物拡散領域(5))のPN接合(PNI)に接す
る部分に低濃度領域(6)又は(11)を有するように
構成する。
また、本発明は、上記半導体装置(A)において、PN
接合(PNI)を形成する一方の半導体領域(不純物拡
散領域(5))を表面部より深い位置に形成して構成す
る。
接合(PNI)を形成する一方の半導体領域(不純物拡
散領域(5))を表面部より深い位置に形成して構成す
る。
上述の本発明の構成によれば、受光素子(FDP)を構
成するPN接合(PNI)に接する部分が低濃度となる
ため、PN接合(PNI)からの空乏層(8)の広がり
が増大化する。従って、エピタキシャル層(2)全体の
濃度及び膜厚を変えることなく空乏層(8)の広がりを
増大化させることが可能となり、他素子の特性並びに集
積度を劣化させることなく受光素子(FDP)の受光感
度を向上させることができる。
成するPN接合(PNI)に接する部分が低濃度となる
ため、PN接合(PNI)からの空乏層(8)の広がり
が増大化する。従って、エピタキシャル層(2)全体の
濃度及び膜厚を変えることなく空乏層(8)の広がりを
増大化させることが可能となり、他素子の特性並びに集
積度を劣化させることなく受光素子(FDP)の受光感
度を向上させることができる。
また、上述の本発明の構成によれば、PN接合(PN、
)を形成する一方の半導体領域(5)を表面部より深い
位置に形成したのでPN接合(PN 、 )からの空乏
層(8)を上下に延ばすことが可能となり、ト一タルの
空乏層(8)の幅を増大化させることができる。
)を形成する一方の半導体領域(5)を表面部より深い
位置に形成したのでPN接合(PN 、 )からの空乏
層(8)を上下に延ばすことが可能となり、ト一タルの
空乏層(8)の幅を増大化させることができる。
従って、エピタキシャル層(2)全体の濃度及び膜厚を
変えることなく空乏層(8)の広がりを増大化させるこ
とが可能となり、他素子の特性並びに集積度を劣化させ
ることなく受光素子(PDI)の受光感度を向上させる
ことができる。
変えることなく空乏層(8)の広がりを増大化させるこ
とが可能となり、他素子の特性並びに集積度を劣化させ
ることなく受光素子(PDI)の受光感度を向上させる
ことができる。
以下、第1図〜第8図を参照しながら本発明の詳細な説
明する。
明する。
第1図は、第1実施例に係る半導体装置を示す構成国で
ある。
ある。
この半導体装置(A1)は図示する如く、例えばP型の
シリコン基板(1)上にN型のエピタキシャル層(2)
を形成したのち、選択的に素子分離領域(3)を形成し
、この素子分離領域(3)で囲まれた素子形成領域(4
)内において、その表面部に、図示しない例えばNPN
トランジスタのベース領域と共にP型の不純物拡散領域
(5)を形成すると共に、高エネルギによるイオン注入
により、P型の不純物、例えばボロン(B゛)を導入し
て上記P型の不純物拡散領域(5)下にP型の低濃度領
域(6)を形成してなる。ここで、P型の不純物拡散領
域(5)及びP型の低濃度領域(6)とN型のエピタキ
シャル層(2)による第1のPN接合(PNI)で第1
のフォトダイオード(PD、)が構成され、P型のシリ
コン基板(1)とN型のエピタキシャル層(2)による
第2のPN接合(PNZ)で第2のフォトダイオード(
pot)が構成される。
シリコン基板(1)上にN型のエピタキシャル層(2)
を形成したのち、選択的に素子分離領域(3)を形成し
、この素子分離領域(3)で囲まれた素子形成領域(4
)内において、その表面部に、図示しない例えばNPN
トランジスタのベース領域と共にP型の不純物拡散領域
(5)を形成すると共に、高エネルギによるイオン注入
により、P型の不純物、例えばボロン(B゛)を導入し
て上記P型の不純物拡散領域(5)下にP型の低濃度領
域(6)を形成してなる。ここで、P型の不純物拡散領
域(5)及びP型の低濃度領域(6)とN型のエピタキ
シャル層(2)による第1のPN接合(PNI)で第1
のフォトダイオード(PD、)が構成され、P型のシリ
コン基板(1)とN型のエピタキシャル層(2)による
第2のPN接合(PNZ)で第2のフォトダイオード(
pot)が構成される。
尚、(7)は所定のバイアス電圧が印加されるN型の不
純物拡散領域を示し、(8)及び(9)は夫々第1及び
第2のPN接合(PN、)及び(PN、)から発生する
空乏層を示す。
純物拡散領域を示し、(8)及び(9)は夫々第1及び
第2のPN接合(PN、)及び(PN、)から発生する
空乏層を示す。
この第1実施例によれば、P型の不純物、例えばボロン
(B゛)の高エネルギによるイオン注入により、素子形
成領域(4)の表面部に形成されたP型の不純物拡散領
域(5)下におけるエピタキシャル層(2)のN型濃度
を完全にキャンセルして、該P型の不純物拡散領域(5
)下にP型の低濃度領域(6)を形成するようにしたの
で、第2図に示すように、第1のPN接合部分の濃度勾
配が小さくなり、それに伴ない第1のフォトダイオード
(PD、)における空乏層(8)の広がりが増大化する
。従って、エピタキシャル層(2)全体の濃度及び膜厚
を変えることなく、空乏層(8)の広がりを増大化させ
ることが可能となり、他素子(図示しないNPN)ラン
ジスタ等)の特性並びに集積度を劣化させることなく第
1のフォトダイオード(PDI)の受光感度を向上させ
ることができる。
(B゛)の高エネルギによるイオン注入により、素子形
成領域(4)の表面部に形成されたP型の不純物拡散領
域(5)下におけるエピタキシャル層(2)のN型濃度
を完全にキャンセルして、該P型の不純物拡散領域(5
)下にP型の低濃度領域(6)を形成するようにしたの
で、第2図に示すように、第1のPN接合部分の濃度勾
配が小さくなり、それに伴ない第1のフォトダイオード
(PD、)における空乏層(8)の広がりが増大化する
。従って、エピタキシャル層(2)全体の濃度及び膜厚
を変えることなく、空乏層(8)の広がりを増大化させ
ることが可能となり、他素子(図示しないNPN)ラン
ジスタ等)の特性並びに集積度を劣化させることなく第
1のフォトダイオード(PDI)の受光感度を向上させ
ることができる。
次に、第2実施例に係る半導体装置の構成を第3図に基
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
この半導体装置(A2)は、上記第1実施例とほぼ同じ
構成を有するが、素子形成領域(4)の表面部における
P型の不純物拡散領域(5)下に、高エネルギによるイ
オン注入により、P型の不純物、例えばボロン(B゛)
を導入してN型のエピタキシャル層(2)のうち、P型
の不純物拡散領域(5)下のN型の濃度を所定量キャン
セルして該P型の不純物拡散領域(5)下にN型の低濃
度領域(11)を形成してなる。ここで、上記第1実施
例と同様に、P型の不純物拡散領域(5)とN型の低濃
度領域(11)及びN型のエピタキシャル層(2)によ
る第1のPN接合(PNI)で第1のフォトダイオード
(PDI)が構成され、P型のシリコン基板(1)とN
型のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合(P
Nりで第2のフォトダイオード(PIh)が構成される
。
構成を有するが、素子形成領域(4)の表面部における
P型の不純物拡散領域(5)下に、高エネルギによるイ
オン注入により、P型の不純物、例えばボロン(B゛)
を導入してN型のエピタキシャル層(2)のうち、P型
の不純物拡散領域(5)下のN型の濃度を所定量キャン
セルして該P型の不純物拡散領域(5)下にN型の低濃
度領域(11)を形成してなる。ここで、上記第1実施
例と同様に、P型の不純物拡散領域(5)とN型の低濃
度領域(11)及びN型のエピタキシャル層(2)によ
る第1のPN接合(PNI)で第1のフォトダイオード
(PDI)が構成され、P型のシリコン基板(1)とN
型のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合(P
Nりで第2のフォトダイオード(PIh)が構成される
。
この第2実施例によれば、P型の不純物、例えばボロン
(B+)の高エネルギによるイオン注入により、素子形
rfc6N域(4)の表面部に形成されたP型、の不純
物拡散領域(5)下におけるエピタキシャル層(2)の
N型濃度を、第4図にも示すように、一部キャンセルし
てP型の不純物拡散領域(5)下にN型の低濃度領域(
11)を形成するようにしたので、第1のフォトダイオ
ード(PDI)における空乏層(8)の広がりが、P型
の不純物拡散領域(5)下におけるエピタキシャル層(
2)の局部的な低濃度化に伴なって増大化する。従って
、エピタキシャル層(2)全体の濃度及び膜厚を変える
ことなく空乏層(8)の広がりを増大化させることが可
能となり、他素子の特性並びに集積度を劣化させること
なく第1のフォトダイオード(PDI)の受光感度を向
上させることができる。
(B+)の高エネルギによるイオン注入により、素子形
rfc6N域(4)の表面部に形成されたP型、の不純
物拡散領域(5)下におけるエピタキシャル層(2)の
N型濃度を、第4図にも示すように、一部キャンセルし
てP型の不純物拡散領域(5)下にN型の低濃度領域(
11)を形成するようにしたので、第1のフォトダイオ
ード(PDI)における空乏層(8)の広がりが、P型
の不純物拡散領域(5)下におけるエピタキシャル層(
2)の局部的な低濃度化に伴なって増大化する。従って
、エピタキシャル層(2)全体の濃度及び膜厚を変える
ことなく空乏層(8)の広がりを増大化させることが可
能となり、他素子の特性並びに集積度を劣化させること
なく第1のフォトダイオード(PDI)の受光感度を向
上させることができる。
上記第1及び第2実施例において、P型の不純物拡散領
域(5)下のP型の低濃度領域(6)及びN型の低濃度
領域(11)の形成は、P型の不純物拡散領域(5)の
形成(即ち、図示しないNPN)ランジスタのベース領
域の形成)と同時又は前、後を問わない。例えば、1つ
の例として素子分離領域(3)の形成後、高エネルギに
よるイオン注入により、P型の不純物、例えばボロン(
B゛)を素子形成領域(4)内に導入したのち、拡散し
て、ボロン(B゛)の注入層(6)又は(11)をでき
るだけ低濃度化し、その後、素子形成領域(4)の表面
部にP型の不純物拡散領域(5)を形成するようにして
もよい。
域(5)下のP型の低濃度領域(6)及びN型の低濃度
領域(11)の形成は、P型の不純物拡散領域(5)の
形成(即ち、図示しないNPN)ランジスタのベース領
域の形成)と同時又は前、後を問わない。例えば、1つ
の例として素子分離領域(3)の形成後、高エネルギに
よるイオン注入により、P型の不純物、例えばボロン(
B゛)を素子形成領域(4)内に導入したのち、拡散し
て、ボロン(B゛)の注入層(6)又は(11)をでき
るだけ低濃度化し、その後、素子形成領域(4)の表面
部にP型の不純物拡散領域(5)を形成するようにして
もよい。
次に、第3実施例に係る半導体装置の構成を第5図に基
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
この半導体装置(A3)は、P型の不純物拡散領域(5
)を高エネルギによるイオン注入によって、素子形成領
域(4)の表面部よりも深い位置に形成してなる。この
とき、P型の不純物拡散領域(5)上にN型のエピタキ
シャル層(2)が残るように、P型の不純物拡散領域(
5)をできるだけ深い位置に形成する。ここで、P型の
不純物拡散領域(5)とN型のエピタキシャル層(2)
による第1のPN接合(PN、)で第1のフォトダイオ
ード(pot)が構成され、P型のシリコン基板(1)
とN型のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合
(PNZ)で第2のフォトダイオード(PDz)が構成
される。尚、(12)はP型の不純物拡散領域(5)か
らの信号を表面上に取出すP型の取出し領域である。
)を高エネルギによるイオン注入によって、素子形成領
域(4)の表面部よりも深い位置に形成してなる。この
とき、P型の不純物拡散領域(5)上にN型のエピタキ
シャル層(2)が残るように、P型の不純物拡散領域(
5)をできるだけ深い位置に形成する。ここで、P型の
不純物拡散領域(5)とN型のエピタキシャル層(2)
による第1のPN接合(PN、)で第1のフォトダイオ
ード(pot)が構成され、P型のシリコン基板(1)
とN型のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合
(PNZ)で第2のフォトダイオード(PDz)が構成
される。尚、(12)はP型の不純物拡散領域(5)か
らの信号を表面上に取出すP型の取出し領域である。
この第3実施例によれば、第6図に示すように、P型の
不純物拡散領域(5)の上方及び下方にN型の領域(エ
ピタキシャル層(2))が存することとなるため、第1
のフォトダイオード(pot)における空乏層(8)が
P型の不純物拡散領域(5)に対しその下側だけでなく
その側面及び上面にも広がり、トータル的に空乏層(8
)の幅が増大化する。従って、エピタキシャル層(2)
全体の濃度及び膜厚を変えることなく空乏層(8)の広
がりを増大化させることが可能となり、他素子の特性並
びに集積度を劣化させることなく第1のフォトダイオー
ド(po、)の受光感度を向上させることができる。特
に、この第3実施例においては、素子形成領域(4)の
表面部においての受光が可能となるため、光電変換効率
が向上し、更に受光感度が向上する。
不純物拡散領域(5)の上方及び下方にN型の領域(エ
ピタキシャル層(2))が存することとなるため、第1
のフォトダイオード(pot)における空乏層(8)が
P型の不純物拡散領域(5)に対しその下側だけでなく
その側面及び上面にも広がり、トータル的に空乏層(8
)の幅が増大化する。従って、エピタキシャル層(2)
全体の濃度及び膜厚を変えることなく空乏層(8)の広
がりを増大化させることが可能となり、他素子の特性並
びに集積度を劣化させることなく第1のフォトダイオー
ド(po、)の受光感度を向上させることができる。特
に、この第3実施例においては、素子形成領域(4)の
表面部においての受光が可能となるため、光電変換効率
が向上し、更に受光感度が向上する。
次に、第4実施例に係る半導体装置の構成を第7図に基
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
いて説明する。尚、第1図と対応するものについては同
符号を記す。
この半導体装置(A4)は、素子形成領域(4)の表面
部にP型の不純物拡散領域(5a)を形成すると共に、
このP型の不純物拡散領域(5a)よりも離間した下方
に高エネルギによるイオン注入により、別のP型の不純
物拡散領域(5b)を形成してなる。
部にP型の不純物拡散領域(5a)を形成すると共に、
このP型の不純物拡散領域(5a)よりも離間した下方
に高エネルギによるイオン注入により、別のP型の不純
物拡散領域(5b)を形成してなる。
ここで、一方のP型の不純物拡散領域(5a)とN型の
エピタキシャル層(2)による第1のPN接合(PN
、 )で第1のフォトダイオード(PD、)が構成され
ると共に、他方のP型の不純物拡散領域(5b)とN型
のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合(PN
Z)で第2のフォトダイオード(PDz)が構成され、
P型のシリコン基板(1)とN型のエピタキシャル層(
2)による第3のPN接合(PN3)で第3のフォトダ
イオード(PD3)が構成される。尚、(13)は他方
のP型の不純物拡散領域(5b)からの信号を表面上に
取出すP型の取出し領域である。
エピタキシャル層(2)による第1のPN接合(PN
、 )で第1のフォトダイオード(PD、)が構成され
ると共に、他方のP型の不純物拡散領域(5b)とN型
のエピタキシャル層(2)による第2のPN接合(PN
Z)で第2のフォトダイオード(PDz)が構成され、
P型のシリコン基板(1)とN型のエピタキシャル層(
2)による第3のPN接合(PN3)で第3のフォトダ
イオード(PD3)が構成される。尚、(13)は他方
のP型の不純物拡散領域(5b)からの信号を表面上に
取出すP型の取出し領域である。
この第4実施例によれば、実質的に上記第3実施例の構
造を利用して3つのフォトダイオード(PDI)、 (
poz)及び(PD3)を形成するようにしたので、受
光感度が向上すると共に、第8図に示すように、光吸収
波長領域が従来の場合よりも広がり、3つの帯域につい
ての波長λ1.λ2及びA3を有する光を受光並びに分
離することが可能となる。
造を利用して3つのフォトダイオード(PDI)、 (
poz)及び(PD3)を形成するようにしたので、受
光感度が向上すると共に、第8図に示すように、光吸収
波長領域が従来の場合よりも広がり、3つの帯域につい
ての波長λ1.λ2及びA3を有する光を受光並びに分
離することが可能となる。
特に、上記第3実施例の構造を利用した第2のフォトダ
イオード(PDz)を複数個形成すれば、1つの素子形
成領域(4)内に多数個のフォトダイオードを形成する
ことができ、多数の波長を有する光に対する波長分離素
子としての機能をもたせることが可能となる。
イオード(PDz)を複数個形成すれば、1つの素子形
成領域(4)内に多数個のフォトダイオードを形成する
ことができ、多数の波長を有する光に対する波長分離素
子としての機能をもたせることが可能となる。
[発明の効果〕
本発明に係る半導体装置は、素子形成領域内に形成され
たPN接合により受光素子を形成して成る半導体装置に
おいて、上記PN接合を形成する一方の半導体領域の該
PN接合に接する部分に低濃度領域を有して構成する、
あるいは上記PN接合を形成する一方の半導体領域を表
面部より深い位置に形成して構成するようにしたので、
他素子の特性並びに集積度を劣化させることなく、空乏
層の広がりを増大化させて受光感度を向上させることが
できる。
たPN接合により受光素子を形成して成る半導体装置に
おいて、上記PN接合を形成する一方の半導体領域の該
PN接合に接する部分に低濃度領域を有して構成する、
あるいは上記PN接合を形成する一方の半導体領域を表
面部より深い位置に形成して構成するようにしたので、
他素子の特性並びに集積度を劣化させることなく、空乏
層の広がりを増大化させて受光感度を向上させることが
できる。
示す構成図、第10図及び第11図は他の従来例を示す
構成図である。
構成図である。
(A、)〜(A4)は半導体装置、(PDI)、(PD
り及び(PD3)はフォトダイオード、(PN+)、
(pNz)及び(PNs)はPN接合、(1)はシリコ
ン基板、(2)はエピタキシャル層、(3)は素子分離
領域、(4)は素子形成領域、(5)は不純物拡散領域
、(6)、 (11)は低濃度領域、<8)、 <9)
は空乏層である。
り及び(PD3)はフォトダイオード、(PN+)、
(pNz)及び(PNs)はPN接合、(1)はシリコ
ン基板、(2)はエピタキシャル層、(3)は素子分離
領域、(4)は素子形成領域、(5)は不純物拡散領域
、(6)、 (11)は低濃度領域、<8)、 <9)
は空乏層である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、素子形成領域内に形成されたPN接合により受光素
子を形成して成る半導体装置において、上記PN接合を
形成する一方の半導体領域の該PN接合に接する部分に
低濃度領域を有して成る半導体装置。 2、素子形成領域内に形成されたPN接合により受光素
子を形成して成る半導体装置において、上記PN接合を
形成する一方の半導体領域が表面部より深い位置に形成
されてなる半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341964A JPH03203382A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341964A JPH03203382A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03203382A true JPH03203382A (ja) | 1991-09-05 |
Family
ID=18350131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1341964A Pending JPH03203382A (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03203382A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0730143A (ja) * | 1993-07-13 | 1995-01-31 | Nec Corp | 光結合半導体装置 |
EP0778621A3 (en) * | 1995-12-06 | 1998-08-12 | Sony Corporation | Semiconductor device comprising a photodiode and a bipolar element, and method of fabrication |
US7009649B2 (en) * | 2000-06-06 | 2006-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solid-state image sensor device and solid-state image sensor apparatus including same |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1341964A patent/JPH03203382A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0730143A (ja) * | 1993-07-13 | 1995-01-31 | Nec Corp | 光結合半導体装置 |
EP0778621A3 (en) * | 1995-12-06 | 1998-08-12 | Sony Corporation | Semiconductor device comprising a photodiode and a bipolar element, and method of fabrication |
US7009649B2 (en) * | 2000-06-06 | 2006-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solid-state image sensor device and solid-state image sensor apparatus including same |
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