JPH0320293Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320293Y2 JPH0320293Y2 JP1984073985U JP7398584U JPH0320293Y2 JP H0320293 Y2 JPH0320293 Y2 JP H0320293Y2 JP 1984073985 U JP1984073985 U JP 1984073985U JP 7398584 U JP7398584 U JP 7398584U JP H0320293 Y2 JPH0320293 Y2 JP H0320293Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- container
- lid
- cosmetic
- spiropyran compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 claims description 20
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 14
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 14
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 11
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 2
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- 235000019646 color tone Nutrition 0.000 description 6
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- 241001237961 Amanita rubescens Species 0.000 description 1
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、化粧料を収納するのに適した化粧
料容器に関する。
料容器に関する。
化粧料容器では外観上の美観・デザインが非常
に重要な要素であり、顧客の関心を引きつけるよ
うに従来から様々なデザイン上の工夫がなされて
いる。また勿論であるが、デザイン面だけでなく
容器の本来の機能を満たすことも重要である。内
容物が光の照射をきらうものであれば、容器は遮
光性が要求される。また外側から内容物が確認で
きるようにするには、容器には透光性が要求され
る。
に重要な要素であり、顧客の関心を引きつけるよ
うに従来から様々なデザイン上の工夫がなされて
いる。また勿論であるが、デザイン面だけでなく
容器の本来の機能を満たすことも重要である。内
容物が光の照射をきらうものであれば、容器は遮
光性が要求される。また外側から内容物が確認で
きるようにするには、容器には透光性が要求され
る。
この考案は上記のような観点でなされたもので
あり、その目的は、蓋体に光をあてるとその外壁
の一部または全部の色調が変化し、斬新な美観を
発揮するようにした化粧料容器を提供することに
ある。また、その色調変化を美観的な面で利用す
るだけでなく、内容物の光からの保護や内容物の
透視性といつた機能面と組合わせ、機能面でも従
来にない効果を発揮するようにした容器を提供し
ようとするものである。
あり、その目的は、蓋体に光をあてるとその外壁
の一部または全部の色調が変化し、斬新な美観を
発揮するようにした化粧料容器を提供することに
ある。また、その色調変化を美観的な面で利用す
るだけでなく、内容物の光からの保護や内容物の
透視性といつた機能面と組合わせ、機能面でも従
来にない効果を発揮するようにした容器を提供し
ようとするものである。
上記の目的を達成するために、この考案は、化
粧料を収納する容器本体とこれに装着された蓋体
とからなる化粧料において、該蓋体の全部あるい
は一部が透光性のある合成樹脂にスピロピラン系
化合物を添加した光反応性樹脂部材で形成されて
なり、かつ、該光反応性樹脂部材は光照射時にそ
の光量に応じて透光性が徐々に低下するようにし
てなることを特徴とする。
粧料を収納する容器本体とこれに装着された蓋体
とからなる化粧料において、該蓋体の全部あるい
は一部が透光性のある合成樹脂にスピロピラン系
化合物を添加した光反応性樹脂部材で形成されて
なり、かつ、該光反応性樹脂部材は光照射時にそ
の光量に応じて透光性が徐々に低下するようにし
てなることを特徴とする。
≪実施例≫
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第１図はこの考案の一実施例による化粧料容器
を示している。この容器は、比較的偏平な四角の
容器本体１０と、容器本体１０と外形が等しい更
に偏平な蓋体１２とからなる。容器本体１０は顔
料によつて着色された不透明な合成樹脂の成形品
で、その上面側の凹部に頬紅などの化粧料１４が
収納されている。蓋体１２は、その一辺部分がヒ
ンジ軸１６で容器本体１０に結合され、このヒン
ジ軸１６を中心に回動して容器本体１０の上面側
を開閉する。また、蓋体１２の前縁は容器本体１
０の作動片１８の部分で係止され、作動片１８を
押込むことによりその係止が解除される。
を示している。この容器は、比較的偏平な四角の
容器本体１０と、容器本体１０と外形が等しい更
に偏平な蓋体１２とからなる。容器本体１０は顔
料によつて着色された不透明な合成樹脂の成形品
で、その上面側の凹部に頬紅などの化粧料１４が
収納されている。蓋体１２は、その一辺部分がヒ
ンジ軸１６で容器本体１０に結合され、このヒン
ジ軸１６を中心に回動して容器本体１０の上面側
を開閉する。また、蓋体１２の前縁は容器本体１
０の作動片１８の部分で係止され、作動片１８を
押込むことによりその係止が解除される。
この実施例においては、上記蓋体１２の全体が
本考案による光反応性樹脂部材によつて構成され
ている。つまり、スチレン系、アクリル系、オレ
フイン系などの透明な合成樹脂にスピロピラン系
化合物を0.05〜1.0％、好ましくは約0.1％添加し
た樹脂材料で、蓋体１２を一体成形している。こ
のスピロピラン系化合物は紫外線があたると無色
から青色に変化する。その青色の濃度は紫外線の
照射量が多いほど濃くなる。従つて、蓋体１２に
光が照射されていない状態あるいは比較的弱い光
しか照射されていない状態では、蓋体１２はほと
んど透明で、内部の化粧料１４を透視することが
できる。このため店頭では、蓋体１２を開かなく
ても内部の化粧料１４の色などを確認することが
できる。また蓋体１２に比較的強い光（紫外線）
が照射されると、前述のスピロピラン系化合物が
紫外線を吸収して青色に発色し、容器内に強い光
が侵入するのを防止する。つまり内部の化粧料１
４が紫外線の照射によつて変色したり変質するも
のであつても、紫外線の強い所でもスピロピラン
系化合物が紫外線を吸収するので、化粧料１４を
良好な状態で長期保存することができる。
本考案による光反応性樹脂部材によつて構成され
ている。つまり、スチレン系、アクリル系、オレ
フイン系などの透明な合成樹脂にスピロピラン系
化合物を0.05〜1.0％、好ましくは約0.1％添加し
た樹脂材料で、蓋体１２を一体成形している。こ
のスピロピラン系化合物は紫外線があたると無色
から青色に変化する。その青色の濃度は紫外線の
照射量が多いほど濃くなる。従つて、蓋体１２に
光が照射されていない状態あるいは比較的弱い光
しか照射されていない状態では、蓋体１２はほと
んど透明で、内部の化粧料１４を透視することが
できる。このため店頭では、蓋体１２を開かなく
ても内部の化粧料１４の色などを確認することが
できる。また蓋体１２に比較的強い光（紫外線）
が照射されると、前述のスピロピラン系化合物が
紫外線を吸収して青色に発色し、容器内に強い光
が侵入するのを防止する。つまり内部の化粧料１
４が紫外線の照射によつて変色したり変質するも
のであつても、紫外線の強い所でもスピロピラン
系化合物が紫外線を吸収するので、化粧料１４を
良好な状態で長期保存することができる。
スピロピラン系化合物による光反応は可逆的で
あり、従つて蓋体１２の色調は光照射により可逆
的に変化する。
あり、従つて蓋体１２の色調は光照射により可逆
的に変化する。
また、蓋体１２の素材樹脂を例えば黄色に着色
しておけば、スピロピラン系化合物が発色してい
ない状態では蓋体１２は黄色に見え、紫外線照射
によりスピロピラン系化合物が青色に発色する
と、蓋体１２は黄色との混色により、緑色とな
る。同様に、素材樹脂を赤色に着色しておけば、
スピロピラン系化合物の発色時には青紫色に変化
する。このような色相の変化はもちろん可逆的で
あり、しかも照射される紫外線量によつて連続的
に変化する。このような色相の変化や前述した透
明度の変化は、この種の化粧料容器に従来にない
斬新な美観を与える。
しておけば、スピロピラン系化合物が発色してい
ない状態では蓋体１２は黄色に見え、紫外線照射
によりスピロピラン系化合物が青色に発色する
と、蓋体１２は黄色との混色により、緑色とな
る。同様に、素材樹脂を赤色に着色しておけば、
スピロピラン系化合物の発色時には青紫色に変化
する。このような色相の変化はもちろん可逆的で
あり、しかも照射される紫外線量によつて連続的
に変化する。このような色相の変化や前述した透
明度の変化は、この種の化粧料容器に従来にない
斬新な美観を与える。
また、紫外線照射量の変化に対応した蓋体１２
の色調変化（色相変化も含む）は、容器の利用者
に紫外線の強さを知らせるインジケーターとして
の役目も果たす。紫外線の強さに応じて化粧の仕
方や種類を変えたりするが、化粧料容器の紫外線
インジケーター機能はこのような利用面に有用と
なる。紫外線インジケーターとしての機能を更に
充実するためには、紫外線照射量によつて変化す
る色調と対比すべき基準色調を複数段階設定し、
それを容器の一部に固定的に着色形成しておけば
よい。
の色調変化（色相変化も含む）は、容器の利用者
に紫外線の強さを知らせるインジケーターとして
の役目も果たす。紫外線の強さに応じて化粧の仕
方や種類を変えたりするが、化粧料容器の紫外線
インジケーター機能はこのような利用面に有用と
なる。紫外線インジケーターとしての機能を更に
充実するためには、紫外線照射量によつて変化す
る色調と対比すべき基準色調を複数段階設定し、
それを容器の一部に固定的に着色形成しておけば
よい。
第２図はこの考案の他の実施例を示す。第１図
の実施例では蓋体１２の全体を本考案のスピロピ
ラン系化合物を添加した樹脂で構成しているが、
第２図の実施例では、蓋体１２の一部１２ａを着
色不透明樹脂で構成し、前縁側の一部１２ｂを前
記実施例と同様な光反応性樹脂部材で構成したも
のである。このように、光反応性樹脂部材を容器
の一部としてさまざまに形成することができ、デ
ザイン上の自由度は極めて高い。
の実施例では蓋体１２の全体を本考案のスピロピ
ラン系化合物を添加した樹脂で構成しているが、
第２図の実施例では、蓋体１２の一部１２ａを着
色不透明樹脂で構成し、前縁側の一部１２ｂを前
記実施例と同様な光反応性樹脂部材で構成したも
のである。このように、光反応性樹脂部材を容器
の一部としてさまざまに形成することができ、デ
ザイン上の自由度は極めて高い。
なお、本考案は実施例として示した偏平な開閉
式の化粧料容器に限定されるものではなく、他の
形態の容器、例えば第３図に示すようなボルト型
の容器２０や或いはチユーブ型の容器にも本考案
は適用でき、上記と同様な作用効果を奏する。
式の化粧料容器に限定されるものではなく、他の
形態の容器、例えば第３図に示すようなボルト型
の容器２０や或いはチユーブ型の容器にも本考案
は適用でき、上記と同様な作用効果を奏する。
以上詳細に説明したように、この考案によれ
ば、光の照射により可逆的に色調が変化する斬新
な外観の化粧料容器を実現することができるとと
もに、その色調変化を透視性や遮光性の機能と結
合することにより、従来にない機能の容器を実現
することができる。
ば、光の照射により可逆的に色調が変化する斬新
な外観の化粧料容器を実現することができるとと
もに、その色調変化を透視性や遮光性の機能と結
合することにより、従来にない機能の容器を実現
することができる。
第１図乃至第３図は本考案を適用した容器のそ
れぞれの実施例を示す斜視図である。 １０……容器本体、１２……蓋体、１４……化
粧料、１２ａ……着色不透明部分、１２ｂ……光
反応性樹脂部材の部分。
れぞれの実施例を示す斜視図である。 １０……容器本体、１２……蓋体、１４……化
粧料、１２ａ……着色不透明部分、１２ｂ……光
反応性樹脂部材の部分。
Claims (1)
- 化粧料を収納する容器本体とこれに装着された
蓋体とからなる化粧料容器において、該蓋体の全
部あるいは一部が透光性のある合成樹脂にスピロ
ピラン系化合物を添加した光反応性樹脂部材で形
成されてなり、かつ、該光反応性樹脂部材は光照
射時にその光量に応じて透光性が徐々に低下する
ようにしてなることを特徴とする化粧料容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7398584U JPS60188143U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 化粧料容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7398584U JPS60188143U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 化粧料容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188143U JPS60188143U (ja) | 1985-12-13 |
| JPH0320293Y2 true JPH0320293Y2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=30613859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7398584U Granted JPS60188143U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 化粧料容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188143U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2580387B2 (ja) * | 1990-11-22 | 1997-02-12 | 株式会社テック | 電子写真装置の像担持体ユニット |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5161490A (ja) * | 1974-11-27 | 1976-05-28 | Fujikura Kasei Kk | Fuotokuromitsukufuirumusoseibutsu |
| JPS5161491A (ja) * | 1974-11-27 | 1976-05-28 | Fujikura Kasei Kk | Fuotokuromitsukufuirumusoseibutsu |
| JPS52130837A (en) * | 1976-04-27 | 1977-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Functional organic material |
-
1984
- 1984-05-22 JP JP7398584U patent/JPS60188143U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5161490A (ja) * | 1974-11-27 | 1976-05-28 | Fujikura Kasei Kk | Fuotokuromitsukufuirumusoseibutsu |
| JPS5161491A (ja) * | 1974-11-27 | 1976-05-28 | Fujikura Kasei Kk | Fuotokuromitsukufuirumusoseibutsu |
| JPS52130837A (en) * | 1976-04-27 | 1977-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Functional organic material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188143U (ja) | 1985-12-13 |
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