JPH0320147A - クランク装置 - Google Patents

クランク装置

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JPH0320147A
JPH0320147A JP18979789A JP18979789A JPH0320147A JP H0320147 A JPH0320147 A JP H0320147A JP 18979789 A JP18979789 A JP 18979789A JP 18979789 A JP18979789 A JP 18979789A JP H0320147 A JPH0320147 A JP H0320147A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H21/00Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides
    • F16H21/10Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides all movement being in, or parallel to, a single plane
    • F16H21/16Gearings comprising primarily only links or levers, with or without slides all movement being in, or parallel to, a single plane for interconverting rotary motion and reciprocating motion
    • F16H21/18Crank gearings; Eccentric gearings
    • F16H21/22Crank gearings; Eccentric gearings with one connecting-rod and one guided slide to each crank or eccentric
    • F16H21/30Crank gearings; Eccentric gearings with one connecting-rod and one guided slide to each crank or eccentric with members having rolling contact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/02Construction of cranks operated by hand or foot of adjustable length
    • B62M3/04Construction of cranks operated by hand or foot of adjustable length automatically adjusting

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自転車および内燃機等のクランク装置に関する
. 従来の技術 従来のクランク装置では、自転車の場合、ペダル(内燃
機の場合はクランクピン)には水平位置附近を最大にし
て回転トルクに結び付がない上死点,下死点があり,そ
れに近ずくに従ってトルク効果が悪くなっている. 第4図は従来のクランクの運動を説明する図である。第
4図(a)〜(d)において、Fはペダル(クランクピ
ン)位置と力の方向を表し、クランク軸Cを回転させよ
うとする関係位置を示したものであり,Rはクランク腕
の長さを、CFはクランク腕の位置を表す. 発明が解決しようとする課題 上記従来の構成においては、第4図(a),(d)でF
の位置が上死点,下死点の位置にあり、この場合、Fの
力は回転トルクに結び付かず,甚だトルク効果の悪いも
のであった. 本発明は上記問題を解決するもので、同じ動作で上死点
,下死点でもなお回転トルクが得られ,トータルトルク
は勿論どの位置でもより大きなトルクを得ることのでき
るクランク装置を提供することを目的とするものである
. 課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明のクランク装置は,ク
ランク軸を中心に回転するクランク腕の端部に,該クラ
ンク腕に直角に支持される回転可能な遊星軸を設け,こ
の遊星軸に直角に固定された腕を設け、前記クランク軸
を回転可能に支持して機体本体に固定された固定スプロ
ケットと前記遊星軸に固定された同形の回転スプロケッ
トを設け,この両スプロケットの間にチェーンなどの無
端帯体を介装し,前記腕の先端に力を加えたときに,ク
ランク腕とともに回転する箭記腕の平行姿勢を維持する
ように構成したものである.さらに、本発明は、前記腕
の先端に力を加えたとき、クランク腕とともに回転する
前記腕の平行姿勢を維持するために、クランク軸を回転
可能に支持して機体本体に固定された固定歯車と遊星軸
に固定された同形の回転歯車を設け、この両歯車に噛合
う歯車を設けたものである. さらに,本発明は,前記腕の先端に力を加えたときに、
クランク腕とともに回転する前記腕の姿勢を維持するた
めに,クランク軸を偏心位置で回転可能に支持して機体
本体に固定された固定偏心カムと遊星軸に偏心位置で固
定された回転偏心カムを設け,この両カムに外嵌されて
、両偏心カム間にわたり,かつ前記クランク腕に平行に
リンク腕を介装して設けたものである. 作用 上記構成により、第3図に示すように、クランク腕の端
部からLな−る腕を横に出し,この腕の先端にFなる力
を加えてかつその平行姿勢を維持しながら,クランク腕
とともに回転させると,第3図(a)〜(d)のように
なり,クランク軸CよりLだけ横位置を仮の中心C′と
した同じ半径Rの円周上を腕の先端が運動する。
第3図(a)は第4図(a)に相当する位置であって、
第4図(a)ではトルクが無くても,第3図(a)では
LXFなるトルクがある.また,第3図(d)のように
上にあがった反対側が死点の位置であっても,下側はま
だFよりCを通る鉛直線までの距離とFを乗じた分のト
ルクが存在し、トルクが無くなることはない. 実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する. 第1図は本発明の第1の実施例を示す自転車のクランク
装置の原理説明図、第2図は同クランク装置の部分切欠
き要部斜視図である.第1図において,Cはクランク軸
,Gは遊星軸,Dはペダル軸で、遊星軸Gは長さRのク
ランク腕CGを介してクランク軸Cに連結され,ペダル
軸Dは長さLの常に平行移動(図では水平姿勢を維持し
て移動)する腕GDを介して遊星軸Gに連結されている
.Fはペダル軸Dを踏む力、θはクランク腕CGが水平
面となす角度,θ、はクランク軸Cとペダル軸Dを結ぶ
線が水平面となす角度であり,MNをこのときのペダル
軸Dをクランク軸Cに対して回転させようとするトルク
とすると、 MN=cI)X Fcosθ1 =CDXF (L+RcosO)/CD=F  (L+
Rcosθ) となる.第4図に示す従来例の場合は、この式でL=O
のときであり、したがって、0が±7c/2のときにc
osθ=Oとなり、この点において死点となっていた。
本実施例の場合変数θが±π/2のとき,Rcosθが
OとなってもMIlはFLなる値を残して死点とはなら
ないとともに,どの角度でも、FLなるトルクが従来の
ものより余分に存在している.そこで、+π/2〜一π
/2の間のトルクの合計を求めるために積分すると =2F  (L・π/2 +Rsinπ/2 )=?c
LF+2RF ・・・(1) となる.従来のクランクのトルクはこの第1項のL=O
となる状態のときで2RFである.したがって本実施例
はπLFだけ大きいことが判る.これを具体的な計算例
で比較してみると,次のようになる.従来のもののトル
クをMP、本実施例のものをMNとしてR=20m. 
L=lOcm. F=30kgを代入してみると ΣMp:      2 X20X30=1200  
 kg−備ΣMn= yc X10X30+ 2 x2
0x30=2142.5  kg−01ΣMg/ΣMP
=1.785即ち、78.5%増加する.次に、自転車
のクランク装置の構造の一例を第2図によって説明する
.第2図は第3図(b)の第1象限でFの力が掛った状
態の自転車の右側ペダルの部分切欠き斜視図を示し、こ
のときの左側ペダルの位置は図示されていないが、第3
象限にある.第2図において,1は回転可能なクランク
軸(第1図のCに相当)で,このクランク軸1に固定さ
れてクランク軸1と直交する方向に延びるクランク腕2
(第1図のCGに相当)の先端に遊星軸3(第1図のG
に相当)がクランク軸1に平行でかつ回転可能に支持さ
れている.4は自転車本体に固定されてクランク軸1を
回転自在に同芯に支持する固定スプロケット,5は遊星
軸3に同芯に固定された、固定スプロケット4と同形の
回転スプロケットであり、これら固定スプロケット4と
回転スプロケット5の間にチェーン6が介装されている
。なお、チェーンは歯付ベルトであってもよい.また、
遊星軸3にはこの遊星軸3に固定されて遊星軸3に直交
する方向に延びる腕7(第1図のGDに相当)が設けら
れ,チェーン6が固定スプロケット4と回転スプロケッ
ト5に連結された状態では,腕7はクランク腕2と連動
した移動中は平行姿勢例えば水平姿勢を維持するように
構成されている.また、腕7の先端にはペダル軸8(第
1図のDに相当)が遊星軸3に平行に固定され、ペダル
軸8にペダル9が回転自在に取り付けられている。
いま、ペダル9を下方に踏むとペダル軸8が下方に押さ
れ,腕7は固定および回転スプロケット4,5とチェー
ン6の機構により水平姿勢を維持したまま,下方に移動
するように規制され,クランク腕2は遊星軸3により押
されてクランク軸1の周りを回転する. 以上は自転車のクランクを例に取って説明したが、内燃
機の場合はペダル9を内燃機のロンドに置換えると良い
.しかし、自転車が均一な力で駆動されるのと異り,従
来の内燃機は上死点近くで発火し,一番ガス圧の強いと
きに最も能率の悪いCosπ72近くでピストンに力が
加えられ、ピストンが順次降下して圧力が下ってしまう
ことを考えるならば、ガス圧の強い上死点でFLがトル
クとしてクランクに伝達出来るのであるから自転車の場
合以上の効果を期待できる. 次に,内燃機の場合について説明する.第5図は第2の
実施例を示す内燃機のクランク装置の原理説明図、第6
図は同クランク装置の要部の部分切欠き斜視図である.
第5図において、C ;クランク軸 G ;遊星軸 D ;クランクビン ?′ ;見掛上Dの回転中心 CG;クランク腕     長さR GD;平行移動する腕   長さL CO;見掛上の腕     長さγ T ;ピストンの上限位置 T,D  ;ピストンロツドの長さ 仮りに長さを3R TC” シリンダー軸線    仮りに長さを4 R F.;T■の位置でピストンを矢印方向に押す力 F1 ;ピストンロツドを押す力 F.の分力F2;C
Dを回転させようとする力 Fiの分力θ ;Cを通る
シリンダー軸線に平行な線と任意の位置のクランク腕と
のなす角 01 ;Cを通るシリンダー軸線に平行な線と任意の位
匿の見掛上の腕(長さγ)とのなす角 0■ ;シリンダー軸とピストンロンドのなす角o3’
,coに直角の線とピストンロンドの線とのM ;任意
角θの時のF0の力によりCDを回転させようとするト
ルク とすると、 M=γXF,一               ・・・
(2)・・・(3) ?2=F,Cosθ, =F,・Cosθ,/Cos(?.        ・
・・(4)で表される.また、Pを圧力、■を体積とす
ると,断熱膨膿の式から p vy= c 爆発行程中ポアソン指数γ=l.4 したがってpv”’=c、 圧縮行程中ボアソン指数γ= 1.38したがってpv
″4@=Cである. いま、燃焼室の初期体積をV.とじ,ピストンの移動に
よる体積をv1とし,シリンダー断面積をaとし、圧縮
比を8とすると, (V■+V.) /V,=8/1  シt:=がッテV
.=V./7 V.=2RaよりV. = 2 R a /7#  0
.3R−aストロークSなる位置のシリンダ一体積をV
Bとすると、 Vs= (4 R  3 RCosθ,−RCO8θ)
・aであるので,このときの燃焼室の体積Vは,V =
V a +V s = (4.3 − 3Cos (?,−Cosθ)R−
a  ・・・(5)点火時の圧力及体積条件より C=PX(0.3R−a)r       −(6)F
.=aPとすると、 pvy=cより F,,=ac/Vγ             ・・・
(7)故に(5) (6) (7)より F a = a X P X (0.3)γ/(4.3
−3Cogθ,−Cosθ)γ   ・(8)またRS
inθ=3RSinl?.よりSin 0 2=Sin
 O /3.したがって、 θ, =Sin−” (Sinθ/3)       
  −(9)故に(9)式より ?osθ, =Cos−Sin−’  (SLno/3
)      −(10)また’l Cotθ1 = 
R Cos Oよりθ1=Cos−”  ( R Co
sθ/ y )    −(11)o s = 9o 
− (θ1+02)よりCoiI O , =Sin 
(θ■+θ.)    ・(12)故に(9)(11)
(12)式より Cosθ, =Sin (Cos−” (RCosθ/
y) +Sin−1(Sinθ/3) )−(13)よ
って(2) (3) (4) (10) (13)式よ
りθの値をO−180°まで変化させた時のMの値を集
計して従来との違いを比較しようとするためaを計算よ
り除外して1として扱う。
腕のΦLとeLとはどのような意味を持つかを比較する
ために腕の長さをΦ1、e1とクランク腕を5、燃焼室
圧力、ポアソン指数及びシリンダー断面積をそれぞれ1
とし,Oより180゜までのMを(14)式を用いて計
算し集計してみると,表1のようになる.即ち Φの爆発行程では259.4のトルクが得られ、eの圧
縮行程では142.7のトルクで良いことになる. 表   1 腕による特性比較 %で比較したものである.ts発行程のモーメントより
圧縮行程のモーメントを差引いた差引有効モーメント及
びl1の時の初期のモーメントは著しい改善が見られる
. く以下余白〉 叩ち、■の爆発行程では大きく,eの圧縮行程における
トルク消費は小さくて済む。これは腕Lの長さが長くな
る程増々大きく現れる(表2).しかるに従来のは腕L
が無いのでこの機構による恩恵は受けてないのである.
表2はLに種々の長さを入れ他の項目はそれぞれ適当な
数字とθをO″より180mまで1°単位で入れてMの
値を集計したもので、従来のものを100%とし他をそ
の次に、内燃機のクランク装置の構造の一例を第6図を
用いて説明する.第6図は,第3図(b)の第1象限で
Fの力が掛った状態の部分切欠き斜視図を示し,第2図
と異なるところは、平行姿勢例えば水平姿勢を維持して
移動する腕l7は内燃機の性質上非常に短かくて良いこ
とと,水平姿勢を維持して移動する機構は2個の歯車と
これと噛合う内歯々車よりなることである. 第6図において. 11は回転可能なクランク軸(第5
図のCに相当)12はクランク軸1lに直角に固定され
たクランク腕(第5図のCGに相当)で、筐体に形成さ
れてフライホイールの役目を兼ねている. 13は遊星
軸(第5図のGに相当)で,クランク腕12にクランク
軸1lに平行でかつ回転可能に支持されている. 14
は内燃機本体に固定されてクランク軸11を回転自在に
同芯に支持する固定歯車、15は遊星軸13に同芯に固
定された、固定歯車l4と同形の回転歯車で,これら固
定歯車l4と回転歯車l5はクランク腕l2を構成する
筐体の内面に配置された内歯々車l6に噛合っている.
この内歯々車l6の筐体に対する摩擦を軽減させる必要
がある場合は,内歯々車16と筐体との間に二一ドルベ
アリングを使用してもよい, 17は遊星軸3に直角に
固定された腕で,クランク腕l2に連動した回転によっ
ても前記歯車14,15と内歯々車l6の機構によって
平行姿勢例えば水平姿勢を維持するように構或されてい
る.18は腕17に遊星軸13と位置をずらして遊星軸
l3と平行に固定されたクランクピンで、ピストン20
のピストンロツド19に枢着されている.その動作は自
転車のときと同じであるので、その詳細な説明は省略す
る. 表1,表2によると平行移動する腕l7の長さは性能向
上目的のためには出来るだけ長い方が良いが、この長さ
に比して歯車15の直径もまた出来るだけ大きくして歯
に掛る力を軽減したいところである.しかしながらクラ
ンク軸1lの径及びクランク腕l2の長さの制限上,歯
車l5の直径は余りに大きくすることは出来ず,出来る
だけコンパクトにしたいところである.したがって、歯
車の材質を上げるとか、平歯車よりハスバ歯車にとか,
歯巾を広くするとか、第6図のように歯車の配列を平行
にするとか、かっての日本航空機用エンジンに使用され
たハスバ傘歯車にすると良い.第7図は表2より作図し
た極座標によるトルク線図である.■は本実施例方式で
R=5,L=Φ1,P=SO,y:t.4,a=1とし
たときの爆発行程時のトルクカーブ,■は本実施例方式
でR=5,L=−1,P=8,y=13.8,a=7と
したときの圧縮行程時のトルクカーブを示し、各トルク
カーブにより閉じられる面積はそれぞれ膨張仕事および
圧縮仕事を表わし、■から■を差引いた面積が本実施例
で得られる有効なトルクである.また、■および■は従
来方式によるトルクカーブで,本実施例による方が大き
なトルクが得られることがわかる. 次に、腕の平行姿勢を維持する機構をリンク機構で構成
した場合の実施例について第8図の構成図および第9図
の運動説明図を用いて説明する。
ここで,第8図はクランク腕が第9図(b)と(c)の
中間で水平位置に来て,かつ腕がその延長線上の位置に
来たときの斜視図を示す. 第8図において,21はクランク軸,22はクランク軸
2lに直角に固定されたクランク腕、23はクランク腕
22の先端に、クランク軸21に平行でかつ回転可能に
支持された遊星軸である.24はクランク軸21に垂直
に機体本体に固定されたたとえば円板状の固定偏心カム
で,この固定偏心カム24の偏心位l!!(第8図では
円板状固定偏心カムの中心より水平方向にずれた位置)
に設けられた孔部24aにクランク軸21が回転可能に
嵌合されている.25はクランク腕22に平行に配置さ
れたリンク腕で、その一端に設けられた孔25aは固定
偏心カム24に回転可能に外嵌している.26はたとえ
ば円板状の回転偏心カムで,偏心位l!(第8図では固
定偏心カムと同様の水平方向にずれた位II!)で遊星
軸23に垂直に固定されており,リンク腕25の他端に
設けられた孔25bはこの回転偏心カム26に回転可能
に外嵌している.27は遊星腕23に直角に固定された
腕で,クランク腕22に連動した回転によっても,クラ
ンク腕22とリンク腕25のリンク機構により腕27の
姿勢たとえば水平姿勢は維持される構成になっている.
28はペダル軸またはクランクピンで,ペダルまたはピ
ストンロンドが枢着される.上記構或による動作を第9
図により説明する.第9図(a)〜(f)はクランク腕
22がそれぞれ上死点,第1象限,第2象限,下死点,
第3象限および第4象限に位置するときの図であり,C
はクランク軸21の軸心、C′はリンク腕25の固定偏
心カム24による回転中心、C′は腕27先端のペダル
軸またはクランクピン28の見掛上の回転中心である.
第9図において、腕27は水平姿勢に設定されている.
いま、ペダル軸またはクランクピン28を下方に押すと
、クランク腕22およびリンク腕25はそれぞれCおよ
びC1を中心に互いに平行を保った状態で回転し、腕2
7は水平姿勢を維持したまま下方に移動するように規制
され,クランク腕22は遊星軸23に押されてクランク
軸2lの周りを回転する。
第lO図(a)〜(f)は腕27が水平姿勢より僅かの
角度βだけ上向きに設定されて,この姿勢が維持されて
平行移動するリンク機構を示す.第lO図(.)〜(f
)において,第9図(a)〜(f)と同様にクランク腕
22がそれぞれ上死点,第1象限,第2象限,下死点,
第3象限および第4象限に位置するときの図で、Cはク
ランク軸21の軸心、C′はリンク腕25の固定偏心カ
ム24による回転中心,C′は腕27先端のペダル軸ま
たはクランクピン28の見掛上の回転中心である.ここ
で、クランク軸2lの軸心Cは、第9図のようにリンク
腕25の回転中心C′に対して水平方向にずれるのでは
なく,上記角度β方向にずれた位置になるように固定偏
心カム24は機体本体に固定される。この場合、第9図
のものより大きい有効1〜ルク量が得られる.このとき
の角度βの大きさはクランク腕22の長さRと腕27の
長さLによって決まる。
また、カム24 . 26の形状およびこのカムに外嵌
するリンク腕25の孔25a,25bの形状によって、
腕27の姿勢を僅かの範四で変化させることも可能であ
る. 上記実施例によれば、次のような効果が得られる. (^)自転車の場合 l)従来の自転車に比較してペダルの回転半径が同じで
あるので,入力条件は同じである. 2) 同じ入力に対して.L=2R/ス:0.64R腕
を設けると、(1)式より2倍の回転力を持つことが分
かる.したがって,変速ギャーを入れて走行する場合は
2倍の速度が得られる。
3) トータルトルクは勿論,ペダルのどの角度で比較
してもトルクは大きい故に軽く運転出来る. 4)上死点,下死点は無く登坂時のように速度が遅くな
りふらつくことがなくなる.(B)内燃機関の場合 l)爆発行程では腕がクランク腕に対しての即ち長くな
るのでトルク吸収する場合にΦになり,圧縮行程では腕
がクランク腕に対してe即ち短かくなるので従来より強
い力を生じ、トルクを消費する場合少くてすみ爆発圧縮
行程のあるこのケースではその何れにも好都合である. 2)従来の腕の無いものを100%とし、クランク腕の
長さRに対して0.IR及び0.2Rの腕の長さを持つ
ものと比較すると、表2において、初期角1@の時のト
ルクは529%および960%である.この差は最大圧
力時クランクピンに負荷として掛っていた力が回転に向
けられたことを意味するのであるから、圧力の面から考
えると,その分だけクランクピンとクランク腕に掛る力
が軽減されることになり、設計上小さくすることが出来
る。
3)同様にして合計トルクは124.7%および148
.6%であり、単純に考えるならば車の場合同量のガソ
リンで1.25倍および1.5倍だけ走行距離を延ばす
ことが出来る。
4) また、トルクが大きいことは回転しやすいことを
意味し,回転数が上ることになり,これもまた上記トル
ク以外に出力上昇に役立つ. 5)参考までにトータルトルクを2倍にするには,表2
から分るように,0.4Hの腕が必要である. (C)蒸気機関の場合 (14)式のMの計算で(0.3)γ/(4.3−3 
Cosθ,−Cosθ)γ=lとして計算すれば表3の
ようになる. l) この場合,同じ入力に対して0.628Hの腕を
設けた時に表3に示すように従来に比して2倍の出力が
得られる。
2)初期角1″の時のモーメントは従来に比して33.
00倍あり,死点の心配は少い.〈以下余白〉 (D)圧縮機ポンプの場合 内燃機の1)の箇所の説明及び表1よりeLの場合を利
用すると,同じストロークでは、少いトルクで大きな力
を生ずることになり,省エネルギーの圧縮機またはポン
プが得られる. (V)其の他の応用例 1)東南アジアで見掛ける三輪自転車 2)レジャー用足踏式水上ボート 3)入力飛行機 等に応用される性能が向上する。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来の死点においても.
LXFになるトルクが得られるので、効率のよい運転を
でき、さらに早い速度で走行が可能である。また,内燃
機に使用するときは,爆発圧縮行程のいずれの行程の場
合でも,従来のものより効率のよいエネルギーが得られ
、燃費の面からも格段の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す自転車のクランク
装置の原理説明図,第2図は同自転車のクランク装置の
部分′切欠き要部斜視図,第3図は同クランク装置のク
ランク腕と延綾された腕との関係を示す運動説明図、第
4図は従来のクランク装置のクランク腕の運動説明図,
第5図は第2の実施例を示す内燃機のクランク装置の原
理説明図、第6図は同内燃機のクランク装置の部分切欠
き要部斜視図,第7図は極座標によるトルク線図,第8
図はリンク機構を用いた場合の第3の実施例を示すクラ
ンク装置の要部分解斜視図,第9図および第lO図はそ
れぞれ同クランク装置のリンク機構の運動説明図である
. 1 , 11.21・・・クランク軸,2, 12.2
2・・・クランク腕、3,13.23・・・遊星軸,4
・・・固定スプロケット、5・・・回転スプロケット.
 14・・・固定歯車、l5・・・回転歯車、24・・
・固定偏心カム、25・・・回転偏心カム、6・・・チ
ェーン. 16・・・内歯々車、26・・・リンク腕、
7,17.27・・・腕、8・・・ペダル軸,18・・
・クランクピン,28・・・ペダル軸またはクランクピ
ン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クランク軸を中心に回転するクランク腕の端部に、
    該クランク腕に直角に支持された回転可能な遊星軸を設
    け、この遊星軸に直角に固定された腕を設け、前記クラ
    ンク軸を回転可能に支持して機体本体に固定された固定
    スプロケットと前記遊星軸に固定された同形の回転スプ
    ロケットを設け、この両スプロケットの間にチェーンな
    どの無端帯体を介装し、前記腕の先端に力を加えたとき
    に、クランク腕とともに回転する前記腕の平行姿勢を維
    持するように構成したクランク装置。 2、クランク軸を中心に回転するクランク腕の端部に、
    該クランク腕に直角に支持された回転可能な遊星軸を設
    け、この遊星軸に直角に固定された腕を設け、前記クラ
    ンク軸を回転可能に支持して機体本体に固定された固定
    歯車と遊星軸に固定された同形の回転歯車を設け、この
    両歯車に噛合う歯車を設け、前記腕の先端に力を加えた
    ときにクランク腕とともに回転する前記腕の平行姿勢を
    維持するように構成したクランク装置。 3、クランク軸を中心に回転するクランク腕の端部に、
    該クランク腕に直角に支持された回転可能な遊星軸を設
    け、この遊星軸に直角に固定された腕を設け、前記クラ
    ンク軸を偏心位置で回転可能に支持して機体本体に固定
    された固定偏心カムと前記遊星軸に偏心位置で固定され
    た回転偏心カムを設け、この両カムに外嵌されて、両偏
    心カム間にわたり、かつ前記クランク腕に平行にリン々
    腕を介装し、前記腕の先端に力を加えたときに、クラン
    ク腕とともに回転する前記腕の姿勢を維持するように構
    成したクランク装置。
JP18979789A 1989-03-08 1989-07-21 クランク装置 Expired - Lifetime JPH0678783B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18979789A JPH0678783B2 (ja) 1989-03-08 1989-07-21 クランク装置
EP19900200521 EP0386847A3 (en) 1989-03-08 1990-03-06 Crank mechanism

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5560689 1989-03-08
JP1-55606 1989-03-08
JP18979789A JPH0678783B2 (ja) 1989-03-08 1989-07-21 クランク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0320147A true JPH0320147A (ja) 1991-01-29
JPH0678783B2 JPH0678783B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=26396495

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JP18979789A Expired - Lifetime JPH0678783B2 (ja) 1989-03-08 1989-07-21 クランク装置

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EP (1) EP0386847A3 (ja)
JP (1) JPH0678783B2 (ja)

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Publication number Publication date
EP0386847A2 (en) 1990-09-12
JPH0678783B2 (ja) 1994-10-05
EP0386847A3 (en) 1991-06-26

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