JPH03200735A - エチレングルコールの精製方法 - Google Patents
エチレングルコールの精製方法Info
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- JPH03200735A JPH03200735A JP33833989A JP33833989A JPH03200735A JP H03200735 A JPH03200735 A JP H03200735A JP 33833989 A JP33833989 A JP 33833989A JP 33833989 A JP33833989 A JP 33833989A JP H03200735 A JPH03200735 A JP H03200735A
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- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 93
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Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はエチレングリコールの精製方法に関する。さら
に詳しくは油分を含有したエチレングリコールから油分
を除去する方法に関するものである。
に詳しくは油分を含有したエチレングリコールから油分
を除去する方法に関するものである。
エチレングリコールには製造過程などにおいて種々の原
因により油分が混入してくる。このエチレングリコール
は、例えば種々のジカルボン酸またはそのエステル形成
性誘導体とともにポリエステルの主原料として使用され
、そのポリエステルは、例えばフィルム、繊維等の成形
物として広く使用されている。このポリエステルの製造
工程および成形工程では、これら工程において発生する
ポリエステル屑を回収し、これを解重合することにより
エチレングリコールを回収して再使用することが行なわ
れている。
因により油分が混入してくる。このエチレングリコール
は、例えば種々のジカルボン酸またはそのエステル形成
性誘導体とともにポリエステルの主原料として使用され
、そのポリエステルは、例えばフィルム、繊維等の成形
物として広く使用されている。このポリエステルの製造
工程および成形工程では、これら工程において発生する
ポリエステル屑を回収し、これを解重合することにより
エチレングリコールを回収して再使用することが行なわ
れている。
しかしながら、ポリエステル屑には底形の際に油剤を付
与する場合が多いため、解重合によって回収されたエチ
レングリコール中にはこれら油剤が混入する傾向がある
。また、ポリエステルを製造する際に回収されるエチレ
ングリコールには、ポリエステルの合成時に添加される
改質剤等が混入される場合がある。また、上述した以外
にエチレングリコールの輸送に使用する輸送容器は必ず
しも専用容器が使用されている訳ではないため、これら
容器中に残存する油分などの酸分が混入することも起り
得る。
与する場合が多いため、解重合によって回収されたエチ
レングリコール中にはこれら油剤が混入する傾向がある
。また、ポリエステルを製造する際に回収されるエチレ
ングリコールには、ポリエステルの合成時に添加される
改質剤等が混入される場合がある。また、上述した以外
にエチレングリコールの輸送に使用する輸送容器は必ず
しも専用容器が使用されている訳ではないため、これら
容器中に残存する油分などの酸分が混入することも起り
得る。
このように種々の油分や、改質剤がエチレングリコール
に混入していると、エチレングリコールの耐熱性が悪化
するとともに、このエチレングリコールを用いて製造し
たポリエステルは、その製品の品質低下、例えば色調悪
化等の好ましくない現象を引き起す。
に混入していると、エチレングリコールの耐熱性が悪化
するとともに、このエチレングリコールを用いて製造し
たポリエステルは、その製品の品質低下、例えば色調悪
化等の好ましくない現象を引き起す。
このため従来からエチレングリコールから油分を除去す
る方法が種々提案されている。例えば特公昭３Ｂ −６
７５４号公報には、繊維床を用いて濾過する方法が開示
されている。また特公昭３９−２３５４３号公報には珪
藻上および活性炭から成る濾床を用いて濾過する方法が
開示されている。
る方法が種々提案されている。例えば特公昭３Ｂ −６
７５４号公報には、繊維床を用いて濾過する方法が開示
されている。また特公昭３９−２３５４３号公報には珪
藻上および活性炭から成る濾床を用いて濾過する方法が
開示されている。
しかしながら上述した従来公知の方法では、エチレング
リコール中に溶解または微分散している油分を完全に除
去することは困難であり、さらには除去できたとしても
回収効率が非常に悪いためコスト的にも極めて不利にな
ることは避けられなかった。
リコール中に溶解または微分散している油分を完全に除
去することは困難であり、さらには除去できたとしても
回収効率が非常に悪いためコスト的にも極めて不利にな
ることは避けられなかった。
［発明が解決しようとする課題］
本発明の目的は、上述のような従来の問題を解消し、エ
チレングリコール中に溶解または微分散した油分を実質
的完全に、しかも極めて効率よく除去する精製方法を提
供することにある。
チレングリコール中に溶解または微分散した油分を実質
的完全に、しかも極めて効率よく除去する精製方法を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段］
上記目的を遠戚する本発明は、油分を含有したエチレン
グリコールを１０°Ｃ以下の液温において、濾過精度２
０ｍμ以下のフィルターで濾過することを特徴とするも
のである。
グリコールを１０°Ｃ以下の液温において、濾過精度２
０ｍμ以下のフィルターで濾過することを特徴とするも
のである。
なお、ここで本発明におけるフィルターの濾過精度（ｍ
μ）とは、次式で定める濾過効率η（ｘ）が９５％とな
る粒径Ｘを意味する。
μ）とは、次式で定める濾過効率η（ｘ）が９５％とな
る粒径Ｘを意味する。
２
η（Ｘ） ＝ Ｘ１００（％）Ｎま
ただし、
Ｎ１：フィルター人口側液体中の粒径Ｘの粒子数
Ｎ２：フィルター出口側液体中の粒径Ｘの粒子数
本発明において油分等を含有するエチレングリコールを
濾過するときの液温は１０°Ｃ以下にすることが必要で
ある。さらに好ましくは５°Ｃ以下にすることである。
濾過するときの液温は１０°Ｃ以下にすることが必要で
ある。さらに好ましくは５°Ｃ以下にすることである。
液温が１０″Ｃを越えると、油剤除去効率が著しく低下
し、本発明の目的は十分に遠戚されない。
し、本発明の目的は十分に遠戚されない。
またフィルターはメタルファイバーマット、多孔性焼結
金属などいずれでもよく、特に構造上の形式は問わない
が、濾過精度が２０ｍμ以下の高精度フィルターである
ことが必要である。
金属などいずれでもよく、特に構造上の形式は問わない
が、濾過精度が２０ｍμ以下の高精度フィルターである
ことが必要である。
さらに好ましくは濾過精度が１０ｍμ以下のフィルター
にするのがよい。濾過精度が２０ｍμを越えるフィルタ
ーであっては、油剤の除去効果が不十分となり、本発明
の目的は遠戚されない。
にするのがよい。濾過精度が２０ｍμを越えるフィルタ
ーであっては、油剤の除去効果が不十分となり、本発明
の目的は遠戚されない。
（実施例〕
以下本発明を実施例により説明する。
なお、以下の説明において耐熱性とは、エチレングリコ
ールを還流しつつ、常圧沸点で４時間加熱し、放冷後３
５０ｍμにおける透過率（％）で表わしたものである。
ールを還流しつつ、常圧沸点で４時間加熱し、放冷後３
５０ｍμにおける透過率（％）で表わしたものである。
実施例１
ポリエチレンテレフタレート屑を解重合することによっ
て得られ油分２３０ｐｐＩ１１を含有し、耐熱性２７％
のエチレングリコール１１を、濾過面積２ ｃＡ、濾過
精度３μｍの高精度フィルター（富士フィルターエ業ｅ
＠製メタルファイバーＦＡ −３）を用いて、液温５°
Ｃ１濾過圧力１ｋｇｆ／ｃｆｆｌの条件で濾過した。
て得られ油分２３０ｐｐＩ１１を含有し、耐熱性２７％
のエチレングリコール１１を、濾過面積２ ｃＡ、濾過
精度３μｍの高精度フィルター（富士フィルターエ業ｅ
＠製メタルファイバーＦＡ −３）を用いて、液温５°
Ｃ１濾過圧力１ｋｇｆ／ｃｆｆｌの条件で濾過した。
濾過後の精製されたエチレングリコールは、表に示す通
り油分１０ｐｐｍ以下、耐熱性は９５％であり、極めて
品質が向上していた。
り油分１０ｐｐｍ以下、耐熱性は９５％であり、極めて
品質が向上していた。
比較例１
実施例１と同しエチレングリコール１１を、液温を２５
°Ｃにした以外は実施例１と同様の条件にして濾過した
。濾過後の油分は、表に示す通り１４０ｐｐｍ、耐熱性
は４５％であり、油剤除去効果は極めて悪いものであっ
た。
°Ｃにした以外は実施例１と同様の条件にして濾過した
。濾過後の油分は、表に示す通り１４０ｐｐｍ、耐熱性
は４５％であり、油剤除去効果は極めて悪いものであっ
た。
比較例２
実施例１と同じエチレングリコールｌｌを、フィルター
の濾過精度４０ｍμに変更した以外は実施例１と同様の
条件にして濾過した。その結果は、表に示す通り、濾過
後のエチレングリコールの油分、耐熱性は共に悪く、油
剤除去効果は十分ではなかった。
の濾過精度４０ｍμに変更した以外は実施例１と同様の
条件にして濾過した。その結果は、表に示す通り、濾過
後のエチレングリコールの油分、耐熱性は共に悪く、油
剤除去効果は十分ではなかった。
比較例３
実施例１と同じエチレングリコールＩＮを、フィルター
の濾過精度を４０ｍμ、液温を２５℃に変更した以外は
実施例１と同様の条件にして濾過した。その結果は、表
に示す通り、濾過後のエチレングリコールの油分、耐熱
性は共に悪く、油剤除去効果は十分ではなかった。
の濾過精度を４０ｍμ、液温を２５℃に変更した以外は
実施例１と同様の条件にして濾過した。その結果は、表
に示す通り、濾過後のエチレングリコールの油分、耐熱
性は共に悪く、油剤除去効果は十分ではなかった。
しく向上し、好ましいポリエステル製造用原料とするこ
とができる。
とができる。
Claims (1)
- 油分を含有したエチレングリコールを、１０℃以下の液
温において濾過精度２０ｍμ以下のフィルターで濾過す
ることを特徴とするエチレングリコールの精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33833989A JPH03200735A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | エチレングルコールの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33833989A JPH03200735A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | エチレングルコールの精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03200735A true JPH03200735A (ja) | 1991-09-02 |
Family
ID=18317225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33833989A Pending JPH03200735A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | エチレングルコールの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03200735A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232093A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Ever Clean Kk | 高純度エチレングリコールの回収方法 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP33833989A patent/JPH03200735A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232093A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-02 | Ever Clean Kk | 高純度エチレングリコールの回収方法 |
| JP4675569B2 (ja) * | 2004-02-20 | 2011-04-27 | エバークリーン株式会社 | 高純度エチレングリコールの回収方法 |
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