JPH01104697A - 冷間鍛造型潤滑油の廃油の浄化方法 - Google Patents

冷間鍛造型潤滑油の廃油の浄化方法

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JPH01104697A
JPH01104697A JP26138087A JP26138087A JPH01104697A JP H01104697 A JPH01104697 A JP H01104697A JP 26138087 A JP26138087 A JP 26138087A JP 26138087 A JP26138087 A JP 26138087A JP H01104697 A JPH01104697 A JP H01104697A
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oil
waste oil
waste
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lubricating oil
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Mitsuo Nakajima
光夫 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷間鍜♂髄滑油の廃油の浄化方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
金型を用いる冷間鍛造加工は、型通りの形状の部品が素
材から直接製造することができるので生産性が高く、ま
た無駄になる材料の発生が少なく省資源の面でも有利で
あるため、自動車製造等において盛んに利用されている
加工法である。
冷間鍛造加工は常温で行なわれるので、熱間鍛造加工と
比べ金型と素材間に大きな摩擦力がかか)、金型rim
潤滑油を塗布しただけでは、油膜の形成不全と耐熱性不
足で焼付が起こシやすい。そのため冷間鍛造加工におい
ては、加工用素材に予めリン酸塩被膜処理を施し、素材
表面に潤滑性、耐摩耗性に優れる被膜を形成させてから
、加工している。この為、油タンクと冷間鍛造機の間を
循環させながら使用している型潤滑油にはリン酸塩粕(
通称:ボンデ粕)の混入が避けられず、スラッジ(沈殿
物)、スカム(浮遊物)分が多くなるにつれてマシント
ラブルが発生する。従って型潤滑油は所定期間使用され
たのち新油と交換され、その周期は使用状態で異なるが
2〜4力月が一般的である。
交排された使用済の型潤滑油、すなわち夾雑物を多く含
んでいる廃油には、他の廃液(例えば特開昭61−12
5639号公報参照)Kみられるような適切な処分方法
が見い出せなかったため、冷間鍛造型潤滑油の廃油は、
従来殆んど浄化再生されることなく焼却処分されていた
〔発明が解決しようとする問題点〕
冷間鍛造型潤滑油の廃油の浄化再生が困難であった理由
は、この種の廃油の場合、夾雑物が5%以上と多く、か
つ粘度が初期の高い粘度75 cstから更に100 
c3を以上へと、よシ高くなっているためである。
一般的な廃油浄化方法、例えば、廃油を加熱して粘度を
下げ、夾雑物を静置分離又は遠心分離する処理方法では
夾雑物除去率は50〜60チが限界であり(後記比較例
参照)、しかも−般的な加熱温度(約80℃)よりも2
0チ増の100℃前後まで加熱しなければならない。
また濾過助剤や吸着剤を廃油に加えて濾過する方法、例
えば珪藻土添加によるp過処理や活性白土添加によるフ
ィルタプレス処理4試みられたがいずれもp過膜の目詰
シによる処理トラブルが発生し、実用化に至っていない
なお加熱処理後の遠心分離処理油を更に濾過したシ静電
浄油処理すれば夾雑物を90チ以上除去することができ
るが、その反面、消耗品であるフィルターエレメント、
コレクターエレメントの多量な消費を必要とする。
以上のように従来の浄化方法によれば、浄化不十分とな
るか又は非常に高コストとなり、浄化不十分な再生油を
使用するとなれば鍛造機における油交換作業と再浄化処
理を頻繁に行なわなければならない。
従って再生油を使用するとなるさ、廃油浄化処理コスト
、交換作業コストを含めた鍛造コストは、新品の型潤滑
油を使用するより著しく割高となり、そのため上記のよ
うな再生処理は一部の極めて夾雑物の少ない廃油の浄化
再生に採用されているのみである。
本発明は以上のような状況に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは上記廃油から採算性良く浄化度
の高い再生油を得るための廃油の浄化方法を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的達成のため、本発明の冷間鍛造型潤滑油の廃油
の浄化方法は、廃油に珪藻土と活性白土の混合物を均一
に分散させた後、遠心分離処理して廃油中の夾雑物を除
去することを特徴とする。
珪藻土及び活性白土は一般的に濾過助剤、吸着剤として
使用できることが知られているが、遠心分離助剤として
使用された例はなく、特にそれらの混合物が廃油中の夾
雑物の遠心分離除去を著しく容易にすることは驚ろくべ
きことである。
上記混合物の珪藻土:活性白土の混合比は5:2乃至5
ニアであるのが好ましく、該範囲比から離れる程、分離
助剤としての効果が失なわれていく。該混合物は廃油に
対しα5wt%程度の混入から効果が顕著となるが5w
t%以上となると効果の増進はもはや見られず限界に達
する。
珪藻土と活性白土の混合物を高精度の廃油に均一に分散
させるためには、上記混合物添加廃油を高温で攪拌すれ
ばよく、その温度は通常80℃以上、好ましくは目視で
流動性が適当と確認できる95℃程度である。
遠心分離処理は、遠心力が大きいほど分際効果が高くな
るが、一般的な1000〜3000G程度で充分である
。近年5000Gを超える能力を有する遠心分離機が出
回っているが、それによれば非常に清澄な型潤滑油が回
収できる。
〔作用〕
珪藻土と活性白土の混合物を廃油中に分散させると、活
性白土の吸着表面に活性白土の主成分の一つであるアル
ミニウム水和物の活性な表層が形成さね、核層に、油中
に存在しているリン酸亜鉛等のリン酸塩や低分子極性有
機化合物等の夾雑物がイオン結合又はキレート形成によ
り吸着する。また珪藻土も活性白土に吸着され、夾雑物
・活性白土・珪藻土吸着物の粒径は太き〈なって凝集す
る。該凝集白土は遠心分離され易く、従って夾雑物は効
率よく除去される。珪藻土又は活性白土の単独添加で効
果が劣るのはリン酸亜鉛粕等の夾停物の吸着又は付着の
結合力が小さい為と思われる。
〔実施例〕
以下、比較例(従来法)、参考例とともに本発明の浄化
方法の実施例を説明する。
比較例1 供試油は冷間鍛造型潤滑剤(協同油脂kk製:サルクラ
ッ)Y−5OA)の廃油で、その性状は第1表に示す通
シである。
第1表:供試油性状 (イ)SS値=118μミリポアフィルタを通過できな
い懸濁固形物(suspended 5olid)の廃
油1P中の存在ツ数。
上記供試油を種々の温度に加温し、その温度に保ったま
ま12時間靜漬した後、それらの上層油のSSS測測定
行なった。その結果を第3図に示す。読図から判るよう
に80〜100℃加熱靜置による廃装置の88分の除去
率は約30%であり、常温静置における除去率は約10
チであった。
比較例2 比較例1で用いたのと同じ供試油を卓上型遠心沈降機(
佐久間裏作所製:型式55−1 )で種々の時間処理し
た後、それらの上層油のSSS測測定行なった。なお遠
心力は2500G、油温は90°〜100℃である。そ
の結果を第4図に示す。読図から判るように、処理時間
が長い程夾雑物除去効果が高くなる傾向が見られるが約
60チ前後で頭打ちとなることが判明した。分離粕とし
て粘着性の泥状のものが得られた。
実施例1 第1図に示す70−チャートに従って廃油を浄化処理す
る。即ち、比較例1.2で用いたのと同じ供試油を90
〜100℃に加熱し、それに第を次V(ボーjA〜Uす
1億りか層甥押1刀り々V(コwtJ相当分添加し混合
攪拌した。次いでそれらサンプルを卓上型遠心沈降機で
、2500G、120秒間の条件で処理し、浄化具合を
調べた。その第  2  表 結果を第2図に1分離助剤の活性白土割合(残分は珪藻
土)ごとの88分除去率で示す。読図から活性白土及び
珪藻土は単独で用いる(参考例=A、B)よシは適当な
割合の混合物として用いた方が夾雑物除去には良いこと
が判る。
分離粕の外観性状については、活性白土割合の大きい分
離助剤(第2表のB、E、F、G)を添加した時は密度
の大きい堅い分離粕が得られた。
一方、珪藻±の割合が多くなると油分離の悪い粕が得ら
れた。
実施例2及び比較例3 分離助剤として珪藻土:活性白土=1:1の混合物(第
2表Eと同じ)を用いることとし、冷間鍛造型潤滑油(
協同油脂kk製/サイクラッ)Y−5OA)の廃油60
0!を横型連続遠心分離機(田辺鉄工製、型式218)
で以下の条件、油   温: 80℃ 送油・速度:  1007/hr 遠心カニ 3G00G 回転数:5,500ypr1 分離助剤添加割合:3wtJ(実施例2)及び0wt%
 (比較例5) で浄化処理し、分離助剤の添加有無による影響を比較評
価した。測定項目は分離油中の88分とSS除去率及び
分離粕の含油率であり、分離粕の外観判定もあわせて行
なった。その結果を第3表に示す。なお、処理前の廃油
中のSS濃度は18,500ppmである。
第  3  表 実施例2で得られた浄化油を再び冷間鍛造型潤滑油とし
て再使用したところマシントラブルを発生することなく
良好に冷間鍛造部品を製造することができた。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、廃油に珪藻土と活性白土の混合物
を均一に分散させてから遠心分離処理するようにしたた
め、廃油中の夾雑物を低コストで90%程度も除去する
ことができるようになった。
また廃油の遠心分離相は、本来粘着性の泥状物となるべ
きものが珪藻土と活性白土の混合物を添加したことKよ
り不粘着性のケーキ状のものとなり、後処理が非常に容
易となった。
また分離相の含有率が80%以下となり、浄化油の回収
率向上にも寄与することとなった。
一方、廃油を冷間鍛造型潤滑油として再度使用できるよ
うになったため、新油使用量の節約による原価低減を図
れるようになり、加えて廃油焼却量が減ることで廃棄物
処理費用も低減できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る廃油の浄化方法手順を
示すフローチャート、 第2図は他実施例に係る、分離助剤中の活性白土割合と
88分除去率との関係を示すグラフ、第5図は廃油の静
置温度と静置後の上層油のSS値との関係の一例を示す
グラフ、 第4図は遠心分離処理時間と処理油のSS値との関係の
一例を示すグラフである。 第1図 第2図 活性白土割合 (J、) 第3図 第4図 理Hut労都込埋閂げコ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷間鍛造で使用された型潤滑油の廃油に珪藻土と
    活性白土の混合物を均一に分散させた後、遠心分離処理
    して廃油中の夾雑物を除去することを特徴とする冷間鍜
    造型潤滑油の廃油の浄化方法。
  2. (2)珪藻土と活性白土の混合物が、重量比で珪藻土:
    活性白土を3:2〜3:7の割合で含む混合物であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP62261380A 1987-10-16 1987-10-16 冷間鍛造型潤滑油の廃油の浄化方法 Expired - Lifetime JPH0662990B2 (ja)

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