JPH0320037Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0320037Y2
JPH0320037Y2 JP13614485U JP13614485U JPH0320037Y2 JP H0320037 Y2 JPH0320037 Y2 JP H0320037Y2 JP 13614485 U JP13614485 U JP 13614485U JP 13614485 U JP13614485 U JP 13614485U JP H0320037 Y2 JPH0320037 Y2 JP H0320037Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roll
bearing
roll
slab
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13614485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6246171U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13614485U priority Critical patent/JPH0320037Y2/ja
Publication of JPS6246171U publication Critical patent/JPS6246171U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0320037Y2 publication Critical patent/JPH0320037Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、連続鋳造により鋳型から流下する角
形断面を有する鋳片を支持して次工程に案内する
連続鋳造装置用鋳片案内ロール、特にその冷却装
置に関するものである。
(従来の技術) この種の連続鋳造装置は、第6図に示すよう
に、溶鋼11を鋳型12に通して所要断面形状の
鋳片13に連続的に成形するとともに、冷却ノズ
ル14から噴射される冷却水により前記鋳型12
から流下する鋳片13を冷却しつつ、鋳型12の
下方に列設した案内ロール15にて四方より支持
して次工程に案内するものである。そして、この
案内ロール15及びその軸受の温度上昇を防止す
るために、案内ロール15の中心に貫通孔16を
設けて冷却水により冷却するようになつている。
ところで、近年、鋳造の高速化のため鋳片が小
断面化され、また高級網も連続鋳造化されるよう
になる一方、連続鋳造された鋳片を圧延工程へ直
接搬送するスケジユール下において鋳片の品質検
査が省略されるようになつてきている。このた
め、連続鋳造装置における鋳片の品質が100%保
証される必要性が生じ、バルジング(案内ロール
間の鋳片の膨れ)bに起因する割れ、キズ等の発
生を防止するために、案内ロール15のロールピ
ツチpを小さくすることが要求され、第7図に示
すように小径ロールを採用してロールピツチpの
短縮化が行なわれている。また、品質保証上、案
内ロール15の面間寸法の長期維持を図るため、
案内ロール15の軸受にローラベアリングを採用
することも検討され、軸受部の新しい冷却方法の
開発が望まれている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ロールピツチpの短縮のため案
内ロール15をあまりに小径化すると、第9図中
A部に示すように、隣接する案内ロール15の軸
受17が近接し、第8図に示すような冷却水用の
ロータリージヨイント18を設けることができな
くなる。また、案内ロール15を通して熱の流動
が容易となり、案内ロール15及びその軸受17
が発熱してグリースの耐熱温度(120〜150℃)を
越え、グリースが炭化して回転不能となるうえ、
軸受17のローラ表面硬度が低下し、軸受寿命が
減少する等の問題が生じる。
本考案は、斯かる問題点に鑑みてなされたもの
で、ロール径を小さくしても取付可能で、かつ、
ロール及びその軸受の冷却が可能な連続鋳造装置
用鋳片案内ロールを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために本考案は、溶鋼を
鋳型に通して所要形状に連続的に成形した鋳片を
冷却しつつ多面的に支持して案内する連続鋳造装
置用鋳片案内ロールにおいて、案内ロール端面に
軸受が潜入する凹部を形成し、この凹部に冷却水
を噴射する第1冷却管を配設するとともに、鋳片
を支持する側と反対側より案内ロール表面に冷却
水を噴射する第2冷却管を配設したものである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は鋳型より流下した角形中空断面の鋳片
1の1/4部分、及び案内ロール2の片側部分を示
し、他の部分は省略してあるが同一の構成となつ
ている。第2図は、案内ロール2の部分破断平面
図であるが、軸受部の構造は単純化して表してあ
る。
第1図、第2図において、案内ロール2はその
両端に環状に形成した凹部4に軸受部3の一部を
潜入させた状態で支持され、鋳片1の四面に当接
して鋳片1をガイドするようになつている。そし
て、前記凹部4に冷却水を噴射して案内ロール2
及び軸受3を冷却する第1冷却管5が軸受3に取
り付けられている。また、案内ロール2が鋳片1
と当接する側と反対側より案内ロール2の表面に
冷却水を噴射して案内ロール2を冷却するスプレ
ーノズル6を有する第2冷却管7が外方より配管
されている。なお、8は軸受3のグリース充填用
パイプである。
以上の構成からなる案内ロール2は、ロール回
転時には第2冷却管7のスプレーノズル6を利用
し、ロール停止時には第1冷却管5と第2冷却管
7の双方を利用して冷却する。このため、案内ロ
ール2は常に冷却され、特にロール停止時には第
2冷却管7により軸受3が冷却されるので、軸受
3の発熱が防止され、グリース及び軸受ローラが
高熱から保護される。第4図は、ロールが停止し
て3分経過後の案内ロール2の温度分布を示す
が、ロール軸受部が100℃以下となつていること
がわかる。また、第3図に示すように、ロール軸
受部の温度は、軸受部を断熱した場合(図中、〇
印で示す)及びエア冷却した場合(図中、△印で
示す)には時間の経過とともに昇温するのに対
し、本発明によれば常に100℃程度に押さえられ
ている。
案内ロール2の軸受3の一部は案内ロール2の
凹部4に潜入して出張りが少なくなつている。こ
のため、隣接する案内ロール2の相互間にて軸受
部が干渉したり、軸受3に接続するグリース充填
用パイプ8、又は第8図に示したような冷却水用
のロータリージヨイント18を設けることができ
ない等の問題が生じることはない。また、前記第
1冷却管5と第2冷却管7により案内ロール2及
びその軸受3の冷却が十分行なわれるため、軸受
3のグリースの劣化、軸受ローラの損傷等により
軸受寿命が低下することもない。
従つて、案内ロール2の大幅な小径化が可能と
なり、例えば155角ビレツト連続鋳造装置に本考
案を適用すると、案内ロール径d=80〓、ロール
ピツチp=97.5mmとすることができた。
なお、第5図に示すように案内ロール2の凹部
4の底面にフイン9を設ければ冷却効果をさらに
高めることが可能である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、案内ロール端面にその軸受が潜入する凹部を
形成し、この凹部に冷却水を噴射する第1冷却管
を配設するとともに、鋳片を支持する側と反対側
よりロール表面に冷却水を噴射する第2冷却管を
配設したものであり、これらの冷却管により案内
ロール及び軸受の温度上昇を防止することがで
き、さらに前記凹部に潜入した軸受の案内ロール
より出張る部分が少なくなる等により、案内ロー
ルの小径化が可能となつてロールピツチの短縮化
が図れる。このため、連続鋳造時における鋳片の
バルジングが小さくなつて品質が向上し、鋳造の
高速化、高級鋼の連続鋳造化が可能となる等の効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連続鋳造装置用案内ロー
ルの部分破断斜視図、第2図はその部分破断平面
図、第3図は案内ロールの軸受部の温度変化を示
す図、第4図は案内ロールの停止時の温度分布を
示す図、第5図は本考案に係る案内ロールの他の
実施例を示す部分破断斜視図、第6図、第7図は
連続鋳造装置の概略構成図、第8図は第6図の
−線断面図、第9図は第7図の−線断面図
である。 1……鋳片、2……案内ロール、3……軸受、
4……凹部、5……第1冷却管、7……第2冷却
管、11……溶鋼、12……鋳型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶鋼を鋳型に通して所要形状に連続的に成形し
    た鋳片を冷却しつつ多面的に支持して案内する連
    続鋳造装置用鋳片案内ロールにおいて、案内ロー
    ル端面に軸受が潜入する凹部を形成し、この凹部
    に冷却水を噴射する第1冷却管を配設するととも
    に、鋳片を支持する側と反対側より案内ロール表
    面に冷却水を噴射する第2冷却管を配設したこと
    を特徴とする連続鋳造装置用鋳片案内ロール。
JP13614485U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0320037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13614485U JPH0320037Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13614485U JPH0320037Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6246171U JPS6246171U (ja) 1987-03-20
JPH0320037Y2 true JPH0320037Y2 (ja) 1991-04-30

Family

ID=31038988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13614485U Expired JPH0320037Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0320037Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6246171U (ja) 1987-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0583867B1 (en) Method and apparatus for continuous casting of metals
JPS6245456A (ja) 双ロ−ル式連続鋳造機
US5363902A (en) Contained quench system for controlled cooling of continuous web
JPH0320037Y2 (ja)
JP2950152B2 (ja) スラブ用連続鋳造鋳型
JP2541962B2 (ja) 金属薄帯連続鋳造装置用注湯ノズル
JP2968103B2 (ja) 双ロール連続鋳造方法および装置
JPH0252148A (ja) 連続鋳造機、及びその方法
KR200188747Y1 (ko) 쌍롤식 연속박판주조 장치
JPH064181B2 (ja) 連続鋳造法および装置
JPH0270358A (ja) 連続鋳造用鋳型
JPH09150249A (ja) 連続鋳造機の2次冷却帯用ロールおよび連続鋳造方法
KR101353468B1 (ko) 연속주조장치의 가이드롤러 조립체
JPS6343748A (ja) 移動鋳型式連続鋳造用溶融金属注入ノズル
KR19980036145U (ko) 나선형 홈이 가공된 연속주조기의 롤
JPH049074Y2 (ja)
KR200333731Y1 (ko) 회전 불량 롤의 강제 구동용 더미 바
JPS63126645A (ja) 双ロ−ル式連続鋳造機
JPS63154245A (ja) 薄鋳片の連続鋳造方法
KR950003992Y1 (ko) 만곡형 연속주조기 주형의 측면지지 로울러장치
JPS6019801Y2 (ja) 高温物移送用ロ−ラ
JPS58145342A (ja) 連続鋳造設備用ロ−ル装置
JPH0399758A (ja) ロール間で薄い金属製品を連続鋳造するための装置
JPH0519165Y2 (ja)
JPS6195763A (ja) 鋼のデイツプ・フオ−ミング法