JPH0319886Y2 - - Google Patents

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JPH0319886Y2
JPH0319886Y2 JP15288282U JP15288282U JPH0319886Y2 JP H0319886 Y2 JPH0319886 Y2 JP H0319886Y2 JP 15288282 U JP15288282 U JP 15288282U JP 15288282 U JP15288282 U JP 15288282U JP H0319886 Y2 JPH0319886 Y2 JP H0319886Y2
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JP
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handle
drug
rubbing
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edge
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JP15288282U
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JPS5957949U (ja
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【考案の詳細な説明】 () 考案の背景 技術分野 本考案は、擦り込み後乾くと皮膚に薄い弾力性
のある被膜を形成して密着する薬剤を患部に擦り
込むとともに患部に形成された被膜を剥離するヘ
ラとして使用される薬剤の擦り込み具に関する。
従来技術及びその問題点 従来、軟膏やクリームやゲルなどの半固形製外
用薬剤は主にアルミニウムチユーブに充填されて
おり、使用時は患部にしぼり出し手、指によつて
患部に擦り込まれている。
ところが、擦り込み後乾くと皮膚に密着する薄
い弾力性のある被膜を形成する薬剤では手や指で
患部に擦り込もうとすると手や指にも被膜が形成
され、手や指に付着する分だけ余計に薬剤が必要
となるだけでなく、薄く延ばされた部分から早く
乾くので患部に均一に塗ることが困難である。ま
た、この薬剤は乾くと患部を覆つて皮膚に密着す
る被膜となるので擦り込み更新に際し、古い薬剤
の被膜を剥離することが容易とは言えない。この
為、爪等を立てて剥離することは患部への不用な
刺激を与えるばかりでなく新たな外傷を与えるこ
ともあり好ましくない。
() 考案の目的 本考案は上述した点に鑑み案出したもので、薬
剤を患部に擦り込むヘラとして使用でき、特に柄
部を患部に対し任意角度に保つて擦り込み往復動
しても良好に擦り込みができる使用機能が有り、
かつ薬剤の擦り込み更新時に患部を覆つて密着し
ている被膜を容易に剥離できるヘラとなる薬剤の
擦り込み具を提供するものである。
この目的は本考案によれば、柄部と該柄部の一
端に板状の塗布部を備えてなり、該塗布部は前記
柄部と反対側の端縁が該端縁に近づく方向に肉厚
が漸次小さくなつて表面と裏面が交わる直線状に
形成された剥離部とされ、かつ該剥離部を有する
前記柄部と反対側の端部の前記柄部と平行する厚
み方向断面が一面側へ湾曲していることを特徴と
する薬剤の擦り込み具によつて達成される。
また、柄部の他端に雌ねじ部を形成した薬剤の
擦り込み具を提供するものである。
() 考案の具体的な説明 この薬剤の擦り込み具は合成樹脂材料または金
属等の材料より成形され、第1図に示すように柄
部1の一端に薄い板状の擦り込み部2が有るとと
もに柄部1の他端に接続部として雌ねじ部3が有
る。雌ねじ部3は薬剤チユーブのキヤツプを兼
ね、第3図に示すように薬剤チユーブTが柄部分
を兼ねるので該柄部1は短かい長さとされてい
る。しかし、雌ねじ部3を無くし薬剤チユーブT
とは接続できないようにして該柄部1を長くして
も良い。また、雌ねじ部3と柄部1を嵌め込み構
造としても良い。さらに接続部として雄ねじ部が
形成されていても良い。該擦り込み部2は特定す
るものではないが、1本の指頭を当てうる面積を
有する第1図のような矩形に形成されているのが
好ましく、第2図に示すようにその一側面が薬剤
擦り込み面2aとされ他側面が指頭押当て面2b
とされ、前記柄部1と反対側の端縁2cが皮膚に
形成される薬剤被膜を剥離する剥離部とされてい
る。該擦り込み部2は薬剤擦り込み面2aの前記
剥離部2cを有する端部が指頭押当て面2b側へ
湾曲している。すなわち、該剥離部2cを有する
端部は柄部1と平行する厚み方向断面が一面側へ
湾曲している。そして、該剥離部2cを有する端
部は端縁に近づく方向に肉厚が漸次小さくなつて
表面と裏面、すなわち薬剤擦り込み面2aと指頭
押当て面2bとが実質的に交わつている。該剥離
部2cはペーパーナイフの如く、皮膚が切れ難い
安全性のある微視的な丸味をもつた直線状の刃と
なつている。
() 具体的な作用効果 以上説明してきたように本考案の薬剤の擦り込
み具は、柄部の一端に薬剤の擦り込み部が設けら
れ、該擦り込み部の柄部と反対側の一端が肉厚が
漸次小さくなり、一側面側に湾曲され該湾曲した
端縁が表面と裏面が実質的に交わる直線状の刃で
ある剥離部とされた構成である。
したがつて、第3図に示すように擦り込み後、
皮膚に被膜を形成する粘状の薬剤を薬剤チユーブ
より押出して指で触れることなく患部Hに盛つた
後、本考案の薬剤の擦り込み具を使用し、その擦
り込み部2の凹曲面にそり返つた指頭押当て面2
bに指頭Fを当て、凸曲面にそり返つている擦り
込み面2aにて前記した患部Hに盛つてある薬剤
を患部に擦り込めば指頭Fに薬剤が付かない。
こうして使用される本考案の薬剤の擦り込み具
は、柄部の患部に対する角度θを20度ないし60度
位有して擦り込み部で薬剤を擦り込むものである
が、擦り込み面の柄部と反対側の端部が凸曲面に
湾曲しており、かつ端縁(剥離部)がギザギザで
なく直線状であるから前記のように柄部の患部に
対する角度θがある範囲であれば、柄部を傾きを
変化させつつ擦り込み往復動させても薬剤の引き
伸し擦り込みが均一かつ良好にできる。
患部に薬剤を擦り込んで暫くすると、患部に薬
剤の乾固した柔軟かつ強力に密着した被膜が形成
される。この被膜は数時間経て薬効がなくなつた
ら剥離するが、その際は第4図に示すように本考
案の薬剤の擦り込み具の剥離部2を使用する。該
剥離部2を有する端部は一面側へそり返つている
ので指頭り押当て面である凹曲面を患部Hに対向
させれば、端縁の剥離部2cが患部に刃を立てて
被覆との間に割り込み易い姿勢となり被覆を容易
に剥すことができる。
本考案の実施態様として、柄部の他端に雌ねじ
部3を形成した場合には、該雌ねじ部が薬剤チユ
ーブのキヤツプの役目を果し該柄部を短かくして
薬剤チユーブを実質的な柄とすることができ、該
薬剤の擦り込み具が薬剤チユーブと切り離されて
仕舞われるうちに紛失してしまうことがなくな
る。
本考案の薬剤の擦り込み具を用いることによ
り、薬剤の均一な擦り込みが可能となるだけでな
く剥離の際も患部に指を触れる必要がないので、
皮膚疾患の際、禁忌とされる接触等の刺激を少な
くでき、また傷等を与えたり二次感染の危険を低
減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる薬剤の擦り込
み具の正面図、第2図は同上の側面図である。第
3図は本考案の薬剤の擦り込み具で患部に薬剤を
擦り込んでいる状態を示す使用状態図、第4図は
本考案の薬剤の擦り込み具で患部を覆つて形成さ
れた被膜を剥離している状態を示す使用状態図で
ある。 1……柄部、2……擦り込み部、2c…剥離
部、3……雌ねじ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 柄部と、該柄部の一端に板状の塗布部を備え
    てなり、該塗布部は前記柄部と反対側の端縁が
    該端縁に近づく方向に肉厚が漸次小さくなつて
    表面と裏面が交わる直線状に形成された剥離部
    とされ、かつ該剥離部を有する前記柄部と反対
    側の端部の前記柄部と平行する厚み方向断面が
    一面側へ湾曲していることを特徴とする薬剤の
    擦り込み具。 (2) 柄部の他端に、雌ねじ部を形成した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の薬剤の擦り込み
    具。
JP15288282U 1982-10-08 1982-10-08 薬剤の擦り込み具 Granted JPS5957949U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15288282U JPS5957949U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 薬剤の擦り込み具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15288282U JPS5957949U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 薬剤の擦り込み具

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Publication Number Publication Date
JPS5957949U JPS5957949U (ja) 1984-04-16
JPH0319886Y2 true JPH0319886Y2 (ja) 1991-04-26

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ID=30338395

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JP15288282U Granted JPS5957949U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 薬剤の擦り込み具

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JPS5957949U (ja) 1984-04-16

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