JPH03198682A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH03198682A
JPH03198682A JP1335515A JP33551589A JPH03198682A JP H03198682 A JPH03198682 A JP H03198682A JP 1335515 A JP1335515 A JP 1335515A JP 33551589 A JP33551589 A JP 33551589A JP H03198682 A JPH03198682 A JP H03198682A
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JP
Japan
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data
speed
motor
rotation speed
center
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Pending
Application number
JP1335515A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
博之 原田
Tetsuji Kajitani
梶谷 哲司
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、モータ制御装置に関する。
〈発明の背景〉 たとえば複写機等の原稿読取装置における光学系駆動用
のDCサーボモータ制御装置においては、光学系の移動
に伴ない摩擦抵抗等が変化してモータ負荷が変動しても
、追従性よくサーボモータを一定速度に保ち、光学系を
一定速度で移動させる必要がある。
サーボモータを一定速度に保つためには、その前提とし
て、サーボモータの実際の回転速度を正確に検出する必
要がある。
従来装置では、サーボモータに連結されたエンコーダな
どの速度検出器の出力(速度検出信号)に基づいて、所
定タイミングごとに、サーボモータの回転速度が検出さ
れていた。
しかしながら、従来装置における速度検出の仕方では、
検出された回転速度がノイズ等の影響を受けている場合
、正確にモータ回転速度を検出できないという欠点があ
る。
そこで、ノイズ等の影響による誤差をなくするために、
前回検出された速度と今回検出された速度との平均を求
め、それを現在の速度として取出す等の方法が採用され
ているものもあった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記検出速度の平均を求める方法では、
検出速度を平均化することによって誤差を小さくしよう
としているため、正確な回転速度が検出された場合にも
、その速度が平均化されることにより、本来の速度(実
際の速度)に対して一定の偏差を生じることになる。
また、−時的に大きなノイズが発生した場合は、平均化
されてもノイズ誤差を取除けず、平均化後の速度中に比
較的大きな誤差が残ったままである。
このため、たとえば、定常状態でこのような大きなノイ
ズが生じた場合、速度ムラが発生してしまう。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
ノイズ等によって、−時的に速度検出信号が大きく変動
しても、その変動の影響を受けることなく、正確な速度
を得られるモータ制御装置を提供することを目的とする
く課題を解決するための手段〉 この発明は、モータ回転速度が指令速度に等しくなるよ
うに、モータをフィードバック制御するモータ制御装置
において、所定タイミングごとに、モータ回転速度に関
するデータを算出する算出手段、モータ回転速度に関す
るデータを所定の複数回分、新しいもの順に記憶できる
複数の記憶エリアを有し、モータ回転速度に関するデー
タが算出されるごとに、すでに記憶されているデータを
順次1つずつシフトしかつ今回算出されたデータを最新
データ記憶エリアに記憶する記憶手段、記憶手段に記憶
されている複数回分のデータのうち、大小中央に相当す
るデータと今回算出された最新データとを比較し、最新
データが大小中央に相当するデータに対して所定範囲内
であるか否かを判別する判別手段、最新データが大小中
央に相当するデータに対して所定範囲内であると判別さ
れたときに、最新データを、モータ制御に用いるべき速
度データとして取出す手段、および最新データが大小中
央に相当するデータに対して所定範囲外であると判別さ
れたときに、大小中央に相当するデータを、モータ制御
に用いるべき速度データとして取出す手段を備えている
ことを特徴とするモータ制御装置である。
く作用〉 所定タイミングごとに、モータ回転速度に関するデータ
が算出される。
モータ回転速度に関するデータが算出されると、記憶手
段にすでに記憶されている過去所定の複数回分のデータ
が順次1つずつシフトされ、最も古いデータは記憶され
なくなり、代わりに今回算出されたデータが最新データ
記憶エリアに記憶される。
次に、最新データが、記憶手段に記憶されている所定数
のデータ(これらデータ中には最新データも含まれてい
る。)のうち大小中央に相当するデータに対して所定範
囲内であるか否かが判別される。
最新データが、大小中央に相当するデータの所定範囲内
であるときには、最新データが、モータ制御に用いるべ
き速度データとされる。
一方、最新データが、大小中央に相当するデータの所定
範囲外であるときには、大小中央に相当するデータが、
モータ制御に用いるべき速度データとされる。
〈実施例〉 以下には、この発明の一実施例として、複写機の光学系
(照明ユニットおよび反射ミラー)駆動用のDCサーボ
モータの制御回路に適用する場合を例にとって説明をす
る。
第1図は、複写機の光学系を駆動するためのDCサーボ
モータの制御回路の構成例を示すブロック図である。こ
の制御回路では、DCサーボモータへの印加電圧として
PWM(pulse w4dth n+odulatj
on)信号が使用されている。
このDCサーボモータ10は永久磁石フィールド形であ
って、ドライバ部11によって回転駆動され、光学系1
7を移動させる。
サーボモータ10の回転軸にはロータリエンコーダ12
が連結されている。ロータリエンコーダ12は、既に公
知の通り、サーボモータ10が予め定める微小角度回転
するごとに、速度検出パルスを出力するものである。こ
の実施例のロータリエンコーダ12からは、互いに周期
が等しくかつ位相が90度ずれたA相とB相の速度検出
パルス(速度検出信号)が出力され、サーボモータ10
が1回転することにより、各相、たとえば200個の速
度検出パルスが出力される。
ロータリエンコーダ12から出力される速度検出パルス
は、エンコーダ信号入力部13へ与えられる。エンコー
ダ信号入力部13は、後に詳述するように、ロータリエ
ンコーダ12から与えられる速度検出パルスに基づいて
、サーボモータ10の回転速度を検出するための回路で
ある。エンコーダ信号入力部13の出力は制御部14へ
与えられる。
制御部14は、CPU、プログラムなどを記憶するRO
M、必要なデータを記憶するRAMなどを備えており、
指令速度と検出速度との差の算出処理、速度検出信号と
速度指令信号との位相差の算出処理、サーボモータ10
を制御するためのPWMデータの算出処理などを行う。
制御部14には、複写機本体の制御部(図示せず)から
、動作指令信号および速度指令信号(速度指令クロック
)が与えられる。
制御部14は、各入力信号に基づいて演算処理を実行し
、PWMデータを算出してPWMユニット16へ与える
と共に、前述したドライバ部11ヘドライバ部駆動信号
を与える。
PWMユニット16は、制御部14から与えられるPW
Mデータに応じたパルス幅(出力デユーティ)のPWM
信号を発生するためのユニットである。PWMユニット
16から出力されるPWM信号によってサーボモーター
0の回転速度が制御される。また、ドライバ部駆動信号
は、サーボモータ10の回転方向を決めたり、ブレーキ
ングしたりする。
ところで、サーボモーター0を所望の指令速度で回転さ
せるためには、前提として、サーボモータ10の回転速
度を正確に検出する必要がある。
そこで、この制御回路では、エンコーダ信号人力部13
の構成を第2図のようにし、かつ制御部14による信号
読出しを工夫して、正確な速度検出が行えるようにされ
ている。
第2図を参照して説明すると、エンコーダ信号入力部1
3は、ロークリエンコーダ12から送られてくる人相の
速度検出パルスの立上りを検出する立上り検出回路13
1、基準クロックをアップカウントするたとえば16ビ
ツト構成のフリーランニングカウンタ133および立上
り検出回路131の立上り検出出力をキャプチャ信号と
し、該キャプチャ信号をトリガとしてフリーランニング
カウンタ133のカウント数を読取保持するキャプチャ
レジスタ134を備えている。
基準クロックは、第1図に示す回路全体の動作タイミン
グの基準となる基準クロックであり、回路がマイクロコ
ンピュータで構成されている場合はマシンクロックが利
用される。また、そのような基準クロックがない場合、
基準クロック発生回路を設けてもよい。
エンコーダ信号入力部13は、さらに、アップダウン検
出部135およびアップダウンカウンタ136を備えて
いる。アップダウン検出部135は、立上り検出回路1
31からA相の速度検出パルスの立上り検出出力が与え
られた時にB相の回転パルスのレベルを判断し、B相の
回転パルスが0 ハイレベルかローレベルかによって、サーボモータ10
(第1図)が正転しているか逆転しているかを判別する
ものである。アップダウンカウンタ136は、アップダ
ウン検出部135の判別出力に基づいて、立上り検出回
路131の検出出力をアップカウントまたはダウンカウ
ントするものである。
次に、第2図の回路の動作説明をする。
キャプチャレジスタ134の内容は、キャプチャ信号、
すなわちA相の速度検出パルスの立上りが検出されるご
とに更新されていく。また、アップダウンカウンタ13
6は、速度検出パルスの立上り検出回数、言い換えれば
速度検出パルス数をカウントする。
それゆえ、所定のサンプル時間Δτ内において、アップ
ダウンカウンタ136で、回転パルスがn個カウントさ
れ、その間にフリーランニングカウンタ133でカウン
トされる基準パルスのカウント数を計測すれば、それに
基づいて回転数Nを算出することができる。
1 つまり、サーボモータ10の回転数N[rpm]は、基
準クロックの周波数をf[Hz]、サーボモータ10が
1回転することによりロークリエンコーダ12から出力
されるA相の回転パルス数をC[apr]、今回のキャ
プチャレジスタ131の内容をCPT、、前回のキャプ
チャレジスタ131の内容をCPTゎ、とすると、 ・・・ (1) で算出することができる。
ここで、式(1)は、基準クロック周波数fと回転パル
ス数Cとが定数であるから、 N −n A     −旦・・・(2)CPT、、−
CPT、、  X 但し、Aニー!−X60 X : CPTn  CPTn−+ となる。
2 第3図は、制御部14によるモータ回転速度検出処理手
順を示し、第4図は、この処理に用いられる2種類のメ
モリM1およびM2を示している。
第4図において、メモリM1は、5回分の回転数データ
を新しいものから順番に記憶するためのものであり、新
しい回転数データを記憶するためのエリアから古い回転
数データ記憶エリアに向って順に5つの記憶エリアE1
〜E5を有している。
すなわち、Elに今回の回転数データNnが、E2に前
回の回転数データNLn−1+が、E3に2回前の回転
数データN。−2,が、E4に3回前の回転数データN
(11−31が、E5に4回前の回転数データNLll
−41が、それぞれ記憶される。
メモリM2は、メモリM1に記憶された5つの回転数デ
ータN0〜Ntn−4+をソーティング、すなわち大き
さ順に並べ替えるためのもので、5つの記憶エリアE1
1〜E15を有している。メモリM1に記憶された5つ
の回転数データNfi〜N(n−41がソーティングさ
れ、メモリM2に記憶されると、たとえば、エリアE1
1に5つの回転数3 データNn” N + 11−41のうち最大のものが
、エリアE12に2番目に大きいものが、エリアE13
に3番目に大きいものが、エリアE14に4番目に大き
いものが、エリアE11に最小のものが記憶される。従
って、エリアE13には、メモリM1に記憶された5つ
の回転数データのうち、大小中央に相当する回転数デー
タが記憶される。
第3図に戻って、モータ回転速度検出処理は、サンプル
時間Δtごとに行われる。
サンプル時間Δtは、 Δt≧X=CPT、、−CPT、、−r・・・(3)を
満足する適当な時間が設定されている。
次に、第1図〜第4図を参照して説明をする。
制御部14では、内部タイマが一定のサンプル時間Δt
に達するごとに(ステップS1)、タイマがリセットさ
れ(ステップS2)、キャプチャレジスタ134および
アップダウンカウンタ136の内容が読出される(ステ
ップS3)。
そして、今回読出されたキャプチャレジスタ134のカ
ウント数CPT、、から、すでに記憶され4 ている前回読出されたキャプチャレジスタ134のカウ
ント数CP T n−1を減じることにより、1サンプ
ル時間Δを内の基準クロック数Xが求められた後、CP
T、が記憶される(ステップS4)。
また、今回読出されたアップダウンカウンタ136のカ
ウント数UDC,から、すでに記憶されている前回読出
されたアップダウンカウンタ136のカウント数UDC
o−+を減じることにより、1サンプル時間Δを内の回
転パルス数nが求められた後、UDCnが記憶される(
ステップS5)。
その後、上述した式(2)に基づいて、サーボモータの
回転数N、(今回の回転数データN。)が算出される(
ステップS6)。
回転数データN、、が算出されると、メモリM1にすで
に記憶されている5つの回転数データN7〜N<1l−
4)がシフトされる(ステップS7)。この結果、それ
までの回転数データN7がN。−1)としてエリアE2
に、回転数データN(n−+>がN(n−21としてエ
リアE3に、回転数データN(。−2、がN(6−3)
としてエリアE4に、回転数データ5 N(II−3)がN(、、−4+としてエリアE5に記
憶され、それまでの回転数データN、−4,は記憶され
なくなる。
そして、今回算出された回転数データN。がエリアE1
に記憶される(ステップS8)。
次に、メモリM1に記憶されている5つの回転数データ
N。−Ntn−4〉が、ソーティングされ、メモリM2
に記憶される(ステップS9)。この結果、メモリM2
のエリアEll〜E15には、5つの回転数データN。
−Nlll−4)が、大きい順に記憶される。この場合
、エリアE13には、5つの回転数データN。−N(n
−41のうち大小中央に相当する回転数データ(中央デ
ータN、)が記憶される。
このメモリM2のエリアE13に記憶されている中央デ
ータN、Rは、今回および過去4回分の5つの回転数デ
ータのうちの、大小中央に相当する回転数データである
。よって、この回転数データNff1を現在の回転数N
として制御に用いれば、ノイズなどによって速度検出信
号が変動し、誤った6 回転数データN、、がステップS6で算出された場合で
も、その誤った回転数データN。を除去できる。
しかしながら、この方法だけでは、ノイズ等による突発
的な変動に基づく誤検出は防止できるが、モータ回転速
度が、長期的に、一方向に変化している場合(たとえば
回転速度が上昇している場合)等においては、次のよう
な問題がある。
たとえば、モータ回転速度が、第10図に示すように指
令速度N。に向かって上昇している場合、現時点tnて
、メモリM1には、時点1.〜時点t(n−4>の5回
分の回転数データN1〜Ntn−4)が記憶されている
そうすると、これらのデータのうち大小中央に相当する
データN。−2,は、最新データN0よりも必ず小さい
値であるため、実際のモータ回転速度がほぼ指令速度N
。に達しても、現在の回転速度は指令速度N。より低い
と判断され、モータ回転速度がさらに上昇するように制
御されてしまう。
この結果、モータ回転速度は指令速度N。より大きくな
ってしまう。すると今度は、速度が下降するように制御
されるが、この場合にも、実際のモータ回転速度がほぼ
指令速度N。に達しても、現在の回転速度は指令速度N
oよりも高いと判断され、モータ回転速度がさらに下降
するように制御されてしまう。
従って、モータ回転速度は、第11図に示すように、指
令速度N。を中心としたうねり(ハンチング)を生じて
しまう。
そこで、この実施例では、このようなハンチング現象を
防止するため、以下のステップSIO〜S12の制御が
行われる。
メモリM1のエリアE1に記憶されている今回の回転数
データN7は、メモリM2のエリアE13に記憶されて
いる中央データN、に対して一定範囲内か否かが判別さ
れる(ステップ510)。
つまり、最新回転数データN。が次式で示される範囲内
に入っているか否かが判別される。
Nff1 (1−p)≦N、、≦Nff1 (1+q)
(4) 7 8 但し、pおよびqは、モータ回転速度を変化させる場合
におけるモータの追従特性等を考慮して決められた値で
ある。
最新回転数データN。が式(4)で示される範囲内に入
っていない場合には(ステップSIOでNo) 、ノイ
ズ等の影響により、最新回転数データN、が正確なもの
ではないと判断され、メモリM2のエリアE13に記憶
されている中央データN、、、が現在のモータ回転数N
として取出され、たとえばバッファに記憶され、制御に
使用される(ステップ511)。このため、ノイズ等に
よって速度検出信号が突然大きく変動しても、それは回
転数Nとして制御に利用されないので、ノイズ等による
誤った制御動作を防止できる。
また、最新回転数データN4が式(4)で示される範囲
内に入っている場合には(ステップS10でYES)、
最新回転数データN、、は、ノイズ等の影響を受けたも
のではないと判断され、メモリM1のエリアE1に記憶
されている最新回転数データN0が現在のモータ回転数
Nとして取出さ9 れ、たとえばバッファに記憶され、制御に使用される(
ステップ512)。このため、第10図に示すように、
モータ回転速度が長期的に一方向に変化している場合に
おいても、正確な速度データが得られ、ハンチング現象
が生じるのを防止できる。
なお、速度検出パルスが出力されるごとに、キャプチャ
レジスタ134のカウント数CPTl、を読みだし、前
回のカウント数CPT、I、を減じて、最新の速度検出
パルスの周期を算出し、この周期に基づいて回転数デー
タN0を求めるようにしても良い。
次に、速度指令信号入力部15について詳しく説明をす
る。
第5図は、速度指令信号入力部15の具体的な構成例を
示すブロック図である。速度指令信号入力部15には、
速度指令クロックの立上りを検出するための立上り検出
回路151、基準クロックをアップカウントするフリー
ランニングカウンタ152、立上り検出回路151の立
上り検出出力0 をキャプチャ信号とし、該キャプチャ信号をトリガとし
てフリーランニングカウンタ152のカウント数を読取
保持するキャプチャレジスタ153および、立上り検出
回路151の出力パルスをアップカウントするためのア
ップカウンタ154を備えている。
フリーランニングカウンタ152は、たとえば16ビツ
ト構成のカウンタである。このフリーランニングカウン
タ152は、前述したエンコーダ信号入力部13のフリ
ーランニングカウンタ133と共用してもよい。
この回路の動作は、次の通りである。
装置本体側、たとえば複写機本体の制御側マイクロコン
ピュータから出力される速度指令クロックは立上り検出
回路151へ与えられ、立上りが検出される。立上り検
出回路151の出力はキャプチャ信号としてフリーラン
ニングカウンタ152へ与えられるので、キャプチャレ
ジスタ153の内容は、速度指令クロックの立上りに応
答して更新されて行く。よって、ある立上り検出信号に
1 基づいてキャプチャレジスタ153の内容を読出し、次
の立上り検出信号に基づいてキャプチャレジスタ153
の内容を読出して、その差を求めれば、速度指令クロッ
ク1周期におけるフリーランニングカウンタ152のカ
ウント数を計測することができる。つまり、指令速度で
ある回転数N。
を得ることができる。
なおこの実施例では、キャプチャレジスタ153の内容
が更新されるごとに、更新後のカウント数と更新前のカ
ウント数との差のカウント数を求めるというやり方では
なく、より検出精度を向上させるために、エンコーダ信
号入力部13におけるキャプチャレジスタ153のカウ
ント数読出しと同様の読出方法がとられている。
すなわち、制御部14は、所定のサンプル時間Δtごと
にキャプチャレジスタ153の内容およびアップカウン
タ154の内容を読出し、キャプチャレジスタ153に
おける今回読出したカウント数と前回読出したカウント
数との差を求め、その差を、アップカウンタにおける今
回読出した力2 ラント数から前回読出したカウント数との差で除算する
ことで、速度指令クロック1周期内におけるより正確な
基準クロック数を求めるようにしている。
第6図は、制御部14による速度指令クロックと速度検
出パルスとの位相差算出処理手順を示している。
まず、エンコーダ信号入力部13の立上り検出回路13
1によって速度検出パルスの立上りが検出されると(ス
テップ521)、フリーランニングカウンタ133のカ
ウント値が読込まれ、その値が位相比較値PDT、、と
して記憶される(ステップ522)。フリーランニング
カウンタ133は、モータ制御開始時から基準クロック
のカウントを開始しているので、位相比較値PDT、の
値は、モータ制御開始時から今回のパルス立上り検出時
点までの時間に応じた値となる。
次に、位相基準値PP1.が、次式により計算されかつ
記憶される(ステップ823)。
PPI、、=PP1.。−、、十SPD   ・・・(
5)3 ここで、 P P I (I+−11:前回記憶された位相基準値
SPD    :速度指令クロック1周期間の基準クロ
ック数(SPDは固定値 である。) である。
ただし、P P I (n−1)の初期値は、零である
ため、上記ステップS21で、モータ制御開始後第1回
目の速度検出パルスの立上りが検出されたときに対応す
る位相基準値PPI、、の値は、SPDとなる。
この後、位相差PHDTが次式により算出されかつ記憶
される(ステップ524)。
PHDT、PPl7−PDTll  、、、(6)SP
D そして、以上の処理が繰返される。すなわち、速度検出
パルスの立上りが検出されるごとに(ステップ521)
、フリーランニングカウンタ133のカウント値の読込
みおよび位相比較値PDT1の更新(ステップ522)
、位相基準値PPI4 ゜の計算および更新(ステップ823)ならびに位相差
PHDTの算出(ステップ524)が繰返し行われる。
モータ制御開始後、ステップS21で、第2回目の速度
検出パルスの立上りが検出されたときには、ステップ8
23で算出される位相基準値PP1、の値は2SPDと
なり、第3回目の速度検出パルスの立上りが検出された
ときには3SPDとなる。つまり、ステップ823で算
出される位相基準値PPI、の値は、モータ制御開始時
から今回の速度検出パルス立上り時点までの間に出力さ
れた速度検出パルス総数とSPDとの積値になる。
SPDは、速度指令クロックの周期に応じた固定値であ
るから、ステップ523で算出される位相基準値ppi
、は、モータ制御開始時から今回立上りが検出された速
度検出パルスに対応する速度指令クロックの立上がり時
点までの時間に応じた値となる。
そして、モータ制御開始時から今回の速度検出パルスの
立上り検出時点までの時間に応じた値5 (位相比較値PDTn)と、モータ制御開始時から今回
立上りが検出された速度検出パルスに対応する速度指令
クロックの立上がり時点までの時間に応じた値(位相基
準値PP1.)との差を、速度指令クロックの周期に応
じた値(SPD)で除することにより、位相差PHDT
が求められている。よって、速度指令クロックと速度検
出パルスとの位相差が、速度指令クロックの1周期以上
である場合でも、その位相差PHDTが正確に検出され
る。
次に、制御部14から出力されるPWMデータの算出方
法について説明する。
サーボモータ10の回転速度Nを指令速度N。
に追従させるためにサーボモータ10に出力すべき電圧
vOは、速度差ΔN (−N。−N)による制御電圧を
vl、位相差PHDTによる制御電圧をV2とすると、
次式で表される。
VO−V1+V2          ・ (7)つま
り、この実施例では、速度差ΔN (−N。
N)による制御電圧V1を、位相差PHDTに6 よる制御電圧■2で補正している。この理由は、速度差
ΔNによる比例制御だけでは、実際の検出速度から目標
速度までモータ速度を増加させる場合の加速度が、目標
速度の大小によって変わり、目標速度が大きい程加速度
が小さく、目標速度に達するまでの時間が長くなり、追
従性が良くないからである。
そこで、追従性をよくするため、この実施例では、速度
差ΔN (−N。−N)による制御電圧V1を、位相差
PHDTによる制御電圧V2で補正しているのである。
位相差PHDTによる制御電圧V2は、予め定められた
制御電圧v2の最大値をαとすると、たとえば次のよう
にして求められる。
(a)位相差が1周期より小さい場合 (−1<PI(DT<+1) V2−a ΦPHDT         −(8)(b
)位相差が1周期以上でありかつ速度検出信号の位相が
速度指令信号の位相より進んでいる場合 7 (PHDT≦−1) V2−−α                ・・・ 
(9)(c)位相差が1周期以上でありかつ速度検出信
号の位相が速度指令信号の位相より遅れている場合 (PHDT≧+1) V2=+α           ・・・(10)従っ
て、位相差PHDTと、制御電圧■2との関係は、第7
図に示される関係になる。
なお、速度差ΔNによる制御電圧V1は、次式%式% ( ) Ra:アマチュア抵抗[Ω] K7:トルク定数[kgm/A ] ・・・ (11) 8 Ke;誘起電圧定数[V/rpml ■o:無負荷電流[A] GD2  :負荷とモータによる慣性モーメント[kg
 m2] TBL:摺動負荷[kgm ] である。
制御部14は、サーボモータ10の回転速度Nを検出し
く第3図のステップS6)、指令速度N0との速度差Δ
Nを算出するごとに、または位相差PHDTを算出(第
6図のステップ524)するごとに、上記式(7)〜(
11)に基づいて、vOを算出して、これに応じたPW
Mデータを出力する。このPWMデータは、PWMユニ
ット16に送られ、ドライバ部11を介して、サーボモ
ータ10が制御される。
第8図は、PWMユニット16の具体的な構成例を示す
ブロック図であり、第9図はPWMユニット16の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
PWMユニット16には、セット信号発生部19 61と、PWMデータレジスタ162と、ダウンカウン
タ163とRSフリップフロップ164とが備えられて
いる。
セット信号発生部161は、一定の周期ごとにセット信
号を発生するものである。このセット信号発生部161
はたとえばリングカウンタで構成されており、一定数の
基準クロックを計数するごとにセット信号を発生するよ
うにされている。
PWMデータレジスタ162は、制御部14から与えら
れるPWMデータを保持するためのものである。制御部
14から与えられるPWMデータとは、前述した式(7
)によって求められた電圧データである。すなわち、式
(11)の電圧V1を位相差データPHDTによる制御
電圧v2で補正した電圧VOである。このPWMデータ
は、PWMユニット16から出力されるPWM出力信号
のデユーティを決めるのに用いられる。
ダウンカウンタ163は、PWM基準クロック(この実
施例では、PWM基準クロックは、エンコーダ信号入力
部13や速度指令信号入力部150 で用いられる基準クロックが共用されている。)が与え
られごとにダウンカウントをし、設定された数を計測す
るとリセット信号を出力するものである。
PWMユニット16の動作は次のようになる。
セット信号発生部]61からセット信号が出力されると
、・PWMデータレジスタ162の内容、つまり制御部
14から与えられたPWMデータが、ダウンカウンタ1
63にセットされ、また、セット信号によってフリップ
フロップ164がセットされる。従って、フリップフロ
ップ164の出力、つまりPWM信号はハイレベルとな
る。
次に、ダウンカウンタ163はPWM基準クロックに基
づいてダウンカウントを行い、設定されたカウント値が
「0」になると、フリップフロップ]64ヘリセット信
号を与える。よって、フリップフロップ164の出力は
ローレベルに反転する。
この結果、PWMユニット16からは、PWMデータレ
ジスタ]62で保持された値、つまり弐1 (7)で算出された電圧データでデユーティが決められ
、PWM信号が導出される。
この発明は、複写機の光学系制御用に限らず、ファクシ
ミリ装置の読取装置制御用モータ、ロボットの動作制御
用モータや、その他の一般的なモータ制御回路に採用で
きる。
また、この発明は、PWM信号以外で印加電圧を算出す
る場合にも適用できる。
〈発明の効果〉 この発明は、以上のように構成されているので、ノイズ
等によって、−時的に速度検出信号が変動しても、その
変動の影響を受けることなく、正確な速度を得ることが
でき、良好なモータ制御が可能である。
また、この発明によれば、長期的に、モータ回転速度が
一方向に変化している場合においても良好なモータ制御
が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例が適用された光学系駆動用
DCサーボモータの駆動制御回路の電気2 的構成を示すブロック図である。 第2図は、この発明の実施例に係るエンコーダ入力部の
電気的構成を示す回路ブロック図である。 第3図は、この発明の実施例における回転速度検出処理
手順を表わすフローチャートである。 第4図は、この発明の実施例における回転速度検出処理
に用いられる2つのメモリM1およびM2を示す図であ
る。 第5図は、速度指令信号人力部の電気的構成を示すブロ
ック図である。 第6図は、この発明の実施例における位相差検出処理手
順を表わすフローチャートである。 第7図は、位相差PHDTと位相差に基づく制御電圧V
2との関係を表わすグラフである。 第8図は、PWMユニットの具体的な電気的構成を示す
ブロック図である。 第9図は、PWMユニットの動作を表わすタイミングチ
ャートである。 第10図は、この実施例によって解決されている課題の
1つを説明するための図であって、長期3 的に、モータ回転速度が一方向に変化している場合のモ
ータ検出信号の内容を示す図である。 第11図は、ハンチング現象を説明するための図である
。 図において、10・・・DCサーボモータ、11・・・
ドライバ部、12・・・ロータリエンコーダ、13・・
・エンコーダ信号入力部、14・・・制御部、15・・
・速度指令信号入力部、16・・・PWMユニット、M
l、M2・・・メモリ、を示す。 4 2 2 回場蔭

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モータ回転速度が指令速度に等しくなるように、モ
    ータをフィードバック制御するモータ制御装置において
    、 所定タイミングごとに、モータ回転速度に関するデータ
    を算出する算出手段、 モータ回転速度に関するデータを所定の複数回分、新し
    いもの順に記憶できる複数の記憶エリアを有し、モータ
    回転速度に関するデータが算出されるごとに、すでに記
    憶されているデータを順次1つずつシフトしかつ今回算
    出されたデータを最新データ記憶エリアに記憶する記憶
    手段、 記憶手段に記憶されている複数回分のデータのうち、大
    小中央に相当するデータと今回算出された最新データと
    を比較し、最新データが大小中央に相当するデータに対
    して所定範囲内であるか否かを判別する判別手段、 最新データが大小中央に相当するデータに対して所定範
    囲内であると判別されたときに、最新データを、モータ
    制御に用いるべき速度データとして取出す手段、および 最新データが大小中央に相当するデータに対して所定範
    囲外であると判別されたときに、大小中央に相当するデ
    ータを、モータ制御に用いるべき速度データとして取出
    す手段、 を備えていることを特徴とするモータ制御装置。
JP1335515A 1989-12-25 1989-12-25 モータ制御装置 Pending JPH03198682A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101669896B1 (ko) * 2015-09-17 2016-10-28 주식회사 청광놀티르 놀이기구용 튜브 놀이대

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