JPH0319813Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はひな人形段飾り用サイドスクリーンに
関する。

ひな人形は棚段飾りとして豪華さを出すのであ
るが、正面の棚段には緋毛氈などが敷かれること
から見た目に大変綺麗であるが、横から見ると各
棚段が直接見えることから上記豪華さの損われる
ものとなる。

従来、これが対策は何ら講じられていないので
あり、本考案は斯有る現状に鑑み棚段側面部に対
し、これを隠すための側脇布地（サイドスクリー
ン）を簡単に脱着出来るように工夫したものであ
る。

以下、本考案実施の一例を図面にもとづいて説
明する。

第１図は本考案で使用される係止金具１の斜視
図であつて経が凡そ２〜３mmの金属線を使用し、
ム状の係合部１ａと該係合部を基台として横の水
平方向へ一定長ｌの突出状態となした竿部１ｂに
形成される。

このさい係合部１ａの巾寸法ｓは棚段の縦巾寸
法Ｈと凡そ同等となされるのであり、且つ竿部１
ｂの長さｌは係合部１ａの巾寸法ｓより少し長く
なる寸法となされている。

第２図はサイドスクリーンの取付状態を示す図
面であつて２ａ，２ｂ，２ｃ…は棚段、３は脚台
である。こゝに各棚段は軽金段製で両端がコ字状
に折曲げられて案内溝ｅの形成された構成であ
り、また脚台３も同様軽金属製で折畳み可能に構
成されてある。

本考案では上記の各棚段２ａ，２ｂ，２ｃ…に
対し、第１図示の係止金具１を摺動するように嵌
入させるのであつて、これには棚段の裏面側に形
成されてなるコ字状案内溝ｅに対しム状の係合部
１ａを嵌入して奥側へ押込むようにする。このさ
い係合部１ａがム状に形成されていることは弾撥
力が付与される状態となつて案内溝ｅ内に嵌入さ
れるものとなることから、止着が安全且つ確実に
行われるものとなる。

４はサイドスクリーンであつて竿部１ｂの巾方
向に対して高さ方向下部に至る間を被蔽するよう
に垂れ下がらしめるのであり、これが取付けには
サイドスクリーン４が畳面や床面に到達した状態
でサイドスクリーン４の上端を竿部１ｂを境に折
曲げ、該部をヘアーピン５で止着させるのであ
る。該止着にはヘアーピン５で止着させるのであ
る。該止着にはヘアーピン５を使用するものゝ外
に接着テープやマジツクテープなどを使用した
り、或は上端を筒状に縫製して竿部１ｂに挿入さ
せるなどの他の手段を採用することも差支えな
い。

第３図は使用状態を示しており、棚段の側脇面
部がサイドスクリーンで被蔽されていることによ
り側面部から見ても見苦しくないものである。こ
のさい竿部１ｂの長さｌが棚段の縦巾寸法ｓより
少し長くなる寸法となされていることは両隣間で
垂れ下がる側脇布地間で隙間の無いように綺麗に
被蔽されるようになることから優れるのである。

本考案は以上の如く構成せしめるものであつて
ひな人形段飾りの棚段が側面から見られても決し
て見苦しいものとならず、全体の豪華さを損わし
めたりしないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は係止金具、第２図はその取付状態図、
第３図は全体斜視図である。 １……係止金具、１ａ……係合部、１ｂ……竿
部、２ａ，２ｂ，２ｃ……棚段、３……脚台、４
……サイドスクリーン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 棚段の縦巾寸法と凡そ同等の巾寸法となしたム
   状の係合部１ａと該係合部１ａを基準として横の
   水平方向へ上記巾寸法より少し長くなる突出状態
   となした竿部１ｂとからなる係止金具を、棚段裏
   面部のコ合状溝へム状の係合部１ａが摺動するよ
   うに嵌入させ、竿部１ｂには側枠布地を畳や床面
   に到達する如く垂設係止させたことを特徴とする
   ひな人形段飾り用サイドスクリーン。