JPH03197512A - 吸水性樹脂の製造方法 - Google Patents

吸水性樹脂の製造方法

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JPH03197512A
JPH03197512A JP33982789A JP33982789A JPH03197512A JP H03197512 A JPH03197512 A JP H03197512A JP 33982789 A JP33982789 A JP 33982789A JP 33982789 A JP33982789 A JP 33982789A JP H03197512 A JPH03197512 A JP H03197512A
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JP33982789A
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Tomoyuki Okazawa
岡澤 智之
Yasushi Takano
靖 高野
Hideo Ohira
英夫 大平
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Tosoh Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/30Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups
    • C08F8/32Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸水速度及び耐久性に優れ、かつ吸水過程で
「ままこ」を生じない吸水性樹脂の製造方法に関する。
さらに詳しく、α−オレフィンまたはビニル化合物と無
水マレイン酸との共重合体を主成分とし、表面層を2次
(追加)架橋することにより、吸水速度及び耐久性を向
上させ、かつ吸水過程での「ままこ」の発生を防止でき
る吸水性樹脂の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
吸水性樹脂は、生理用品、おむつ、使い捨て雑巾などの
衛生分野や、保水剤として農園芸分野で広く利用されて
いる。さらに、汚泥の凝固、建材の結露防止、油類の脱
水などにも有用である。
これまでに知られている吸水性樹脂としては、カルボキ
シメチルセルロース架橋物、ポリエチレンオキシド部分
架橋物、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加
水分解物、ポリアクリル酸塩部分架橋物、ビニルアルコ
ール−アクリル酸共重合体などがある。しかし、いずれ
も吸水能が低いか、あるいは吸水能は高くても吸水速度
が遅いか、耐久性に劣るという欠点を有していた。
そこで、吸水能が高く、吸水速度が速く、しかも耐久性
に優れた吸水性樹脂の出現が望まれている。また、この
ような性能を有する吸水性樹脂の出現は、吸水性樹脂の
用途をさらに広げることが期待されている。
本発明者らは、先に、α−オレフィンまたはビニル化合
物と無水マレイン酸との共重合体を主成分とし、吸水能
が高く、しかも耐久性に優れた吸水性樹脂の製造方法を
見出し、特許出願した〔特願平1−246211号〕。
ところが、この製造方法により得られる吸水性樹脂は、
吸水速度が遅いという欠点があった。これは、この発明
の目的の1つが、吸水時の「べたつき」や所謂「ままこ
」の発生を防止することにありこの目的を達成するため
に、吸水性樹脂の粒子径を比較的大きくしていることに
起因している。
粒子径を大きくすると、樹脂の表面積が減少し、吸水速
度は低下する。この製造方法において、粒子径を小さく
なるように調整することは可能であり、それにより吸水
速度を向上させることはできるが、そうすると、上記の
ような「べたつき」や「ままこ」の問題が生じる。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明は、α−オレフィンまたはビニル化合物
と無水マレイン酸との共重合体を主成分とする吸水性樹
脂について、「べたつき」や「ままこ」の問題を生じる
ことなく、吸水速度を向上させることができる手段を提
供することを目的とする。
吸水性樹脂の吸水速度を向上させる方法として以下の方
法が知られている。
まず、重合体表面を疎水化する方法がある。しかし、こ
の方法では、初期の水分散性は改善されるが、吸水速度
が大幅に改善されることはなく、吸水過程で「ままこ」
現象も起こる。
その他に、架橋密度を高めて樹脂の親水性を低下させる
方法がある。ところがこの方法では、確かに吸水速度は
向上するが、逆に吸水能が大きく低下してしまう。
また、吸水能を低下させずに吸水速度を向上させる方法
として、吸水性樹脂の表面を架橋剤により再架橋する方
法がある〔特公昭60−18690号、特公昭61−4
8521号、特公昭634843号、特開昭61−16
903号〕。しかし、ここで対象となっているのは、ア
クリル酸系の吸水性樹脂のみであり、この方法を直接α
−オレフィンまたはビニル化合物と無水マレイン酸との
共重合体を主成分とする吸水性樹脂に適用することは知
られていない。また、アクリル酸系の吸水性樹脂は、吸
水能には優れているが、耐久性が劣るという欠点もある
そこで、本発明の目的は、高吸水性及び耐久性を有し、
かつ吸水過程で「ままこ」を生じず、吸水速度も速い吸
水性樹脂の製造方法を提供するために、α−オレフィン
またはビニル化合物と無水マレイン酸との共重合体を主
成分とする吸水性樹脂に表面架橋層を形成する方法を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、α−オレフィンまたはビニル化合物と無水マ
レイン酸との共重合体のアルカリ金属塩、1次架橋剤、
水、分散剤及び有機溶媒を含む懸濁液を共沸脱水処理し
て1次架橋吸水性樹脂を得、この1次架橋吸水性樹脂に
2次架橋剤を含浸させ、次いで2次架橋剤を含浸させた
吸水性樹脂を加熱して表面層を2次(追加)架橋した吸
水性樹脂を得る吸水性樹脂の製造方法に関する。
本発明の吸水性樹脂は、α−オレフィンまたはビニル化
合物と無水マレイン酸との共重合体を主成分とする。
ここで、α−オレフィンとは、直鎖状または分岐状の炭
素数2〜12、好ましくは2〜8を有する不飽和炭化水
素を意味する。具体例としては、エチレン、プロピレン
、ブテン−11ブテン−2、イソブチレン、n−ペンテ
ン、イソプレン、2メチル=1−ブテン、n−ヘキセン
、2−メチル1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン
、4メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、
ジイソブチレン、■、3−ブタジェン、1゜3−ペンタ
ジェン、1,3−へキサジエン、1゜3−オクタジエン
、2−メチル−4−ジメチル1−ペンテン、2−メチル
−4−ジメチル−2ペンテン等が挙げられる。ここで、
イソブチレンとは、イソブチレンを含むリターンC4も
意味する。
また、ビニル化合物とは、無水マレイン酸と共重合し得
る不飽和化合物を意味する。具体例としては、スチレン
、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アク
リロニトリル、メチルビニルエーテル、アクリル酸エス
テル類等である。
これら単量体は、単独で用いても良いし、2種類以上を
組み合わせて用いても良い。これら単量体のうち、α−
オレフィンとしては、エチレン及びイソブチレンが、ま
たビニル化合物としては、スチレン及びメチルビニルエ
ーテルが好ましい。
特に、インブチレンが好ましい。
本発明で用いるα−オレフィンまたはビニル化合物と無
水マレイン酸との共重合体の重合度には特に制限はない
が、300〜10000の範囲にあることが、製造時の
操作性が良く、かつ充分な吸水能とゲル強度が得られる
という観点から好ましい。上記共重合体の重合度が30
0未満では、充分な吸水能とゲル強度を得難い。また、
10000を超えると製造時の操作性が悪くなる傾向が
ある。
尚、共重合体の製造方法には、とくに制限はなく、公知
の方法を用いることができる。例えば、特開昭4 !I
J−6396号公報に記載されている方法を用いて製造
することができる。
上記共重合体は、ナトリウム、カリウム、リチウム等の
アルカリ金属の水酸化物、酸化物または炭酸塩の水溶液
と接触させることにより、アルカリ金属塩とすることが
できる。アルカリ金属化合物の使用割合は、優れた耐久
性を維持するという観点から、共重合体中のカルボキシ
ル基の40〜95%、好ましくは50〜80%が塩とな
るようにすることが適当である。
本発明において使用する共重合体及びアルカリ金属の組
合せとして最も好ましいのは、イソブチレン−無水マレ
イン酸共重合体のナトリウムまたはカリウム塩である。
本発明の方法において、懸濁液には、1次架橋剤を含有
させる。この架橋剤は、親水性高分子であるα−オレフ
ィンまたはビニル化合物−無水マレイン酸共重合体のア
ルカリ金属塩を架橋するものである。
1次架橋剤は、共沸温度で架橋反応が進行するか否かに
より、高温反応型架橋剤と低温反応型架橋剤の2つに大
別できる。高温反応型架橋剤としては、多価アミン、多
価アルコール、アミノアルコールがあげられる。また、
低温反応型架橋剤としては、多価エポキシ化合物を例示
できる。なかでも、製造工程の簡便さからは、多価エポ
キシ化合物を用いることが好ましい。また、得られた樹
脂の耐久性が高いという点では、多価アミンを用いるこ
とが好ましい。
多価アミンとしては、例えば、エチレンジアミ0 ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンへキサミン
及び分子量が5000以下のポリエチレンイミンが挙げ
られる。
多価エポキシ化合物としては、例えば、グリセノンジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールングリシジルエ
ーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル
、グリセリントリジグリシンルエーテル、プロピレンジ
グリコールジグリシジルエーテル、及びトリメチロール
プロパントリグリシジルエーテルが挙げられる。
上記多価アミン及び多価エポキシ化合物は、イソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体と水酸化ナトリウムとの反
応物に用いると特に優れた効果を発揮する。
1次架橋剤の使用量は、使用する親水性共重合体の種類
、架橋剤の種類、架橋条件、得られる吸水性樹脂の吸水
倍率、及び吸水性樹脂の用途により異なるが、親水性共
重合体100重量部に対して、10重量部以下の範囲と
することが適当である。好ましくは、0.005〜2重
量部の範囲である。
本発明において用いる有機溶媒は、水に不溶であり、か
つ水と共沸するものである。そのような有機溶媒として
は、例えば、脂肪族炭化水素としては、n−へキサン、
n−へブタンを挙げることができ、脂環式炭化水素とし
ては、シクロヘキサンを挙げることができ、さらに、芳
香族炭化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
等を挙げることができる。
本発明に用いる分散剤は、非イオン性であり、HLBが
4〜IOの範囲のものが適当である。そのような分散剤
の例としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、セル
ロースエステル、セルロースエーテル等を挙げることが
できる。分散剤のHLBをコントロールすることにより
、得られる樹脂の粒径をコントロールすることができる
即ち、HLB値の小さい分散剤を用いれば大きい粒径の
樹脂が得られ、HLB値の大きい分散剤を1 2 用いれば小さい粒径の樹脂が得られる。分散剤の使用量
は有機溶媒100に対して、重量比で0゜1〜10の範
囲とすることが適当である。
本発明の製造方法では、α−オレフィンまたはビニル化
合物と無水マレイン酸との共重合体のアルカリ加水分解
物と1次架橋剤の水溶液を、分散剤を溶解した有機溶媒
中に攪拌しながら注入し、懸濁させる。次いで得られた
懸濁液を加熱して有機溶媒と水を共沸させて脱水する。
1次架橋剤として低温反応型架橋剤を用いた場合には、
共沸と同時に架橋反応も進行する。共沸脱水は、反応系
(樹脂)の含水率が20〜40%となるまで行うことが
好ましい。これは、続く2次架橋剤の含浸を容易にする
からである。
1次架橋剤として高温反応型架橋剤を用いた場合には、
共沸脱水に次いで、架橋反応を進行させるために加熱処
理する。加熱処理温度は、架橋剤の種類にもよるが、多
価アミンでは、約140〜180℃とし、この温度で2
〜10時間加熱する。
共沸脱水する懸濁液中の水の使用量は、懸濁液中のα−
オレフィンまたはビニル化合物と無水マレイン酸との共
重合体のアルカリ加水分解物水溶液の粘度を考慮して決
められる。即ち、球状の生成物を得るためには、この水
溶液が比較的高粘度、例えば、1000〜30万cPで
あることが好ましく、上記共重合体に対して、5〜10
倍(重量比)、好ましくは5〜7倍(重量比)の水を用
いることが適当である。水の使用量を変化させることに
より粒径をコントロールすることができる。
水の使用量を多くすると粒径を小さくすることができる
吸水性樹脂の平均粒径は、一般に吸水速度に影響を与え
、小さいほど、単位重量当たりの表面積が増して吸水速
度は増大する。ただし、平均粒径が小さすぎると「まま
こ」が生じる。そこで、本発明においては、吸水性樹脂
の平均粒径は、約20〜200μmであることが好まし
く、この範囲であれば、「ままこ」が生じることなく、
高い吸水速度を得ることができる。
また、有機溶媒の使用量は、上記共重合体のア3 4 ルカリ加水分解物水溶液とほぼ当量(重量比)であれば
よく、生産性を考慮すると、この水溶液の1〜2重量倍
を用いることが適当である。
尚、共沸脱水は、充分な攪拌下で行うことが、懸濁状態
を適性に維持するという観点から好ましい。
上記のようにして得られた吸水性樹脂は、次いで表面架
橋工程に付される。即ち、吸水性樹脂は、次いで、2次
架橋剤を含浸させ、加熱して架橋反応させることにより
吸水性樹脂表面層を追加架橋する。
なお、1次架橋剤として高温反応型架橋剤を用いた場合
には、共沸脱水後に架橋反応のための加熱処理を行うた
めに、1次架橋吸水性樹脂の含水率が20%より低くな
ることがある。
その場合には、2次架橋剤の含浸の前に含水率を調整し
て、20〜40%の範囲にすることが、2次架橋剤の含
浸を容易にするという観点から好ましい。
2次架橋剤としては、前記1次架橋剤と同様のものを用
いることができる。2次架橋剤の添加量は、1次架橋に
より得られた吸水性樹脂100重量部に対して、0.0
05〜2重量部とすることが適当である。2次架橋剤の
添加量が、0.005重量部より少ないと、効果が不十
分な場合があり、また2重量部より多いと、吸水速度の
向上は頭打ちとなり、吸水能が低下する傾向がある。
2次架橋剤は、1次架橋終了後(即ち、共沸脱水終了後
または共沸脱水後の加熱終了後)に、溶液として添加す
ることが好ましい。溶媒としては、水またはアルコール
等の親水性有機溶媒を用いることができ、特に水を用い
ることが好ましい。2次架橋剤溶液の濃度は、0.1〜
5重量%、好ましくは0.3〜1重量%とすることが、
高い吸水速度を得るという観点から好ましい。また、2
次架橋剤溶液の1次架橋吸水性樹脂に対する添加量は、
2次架橋剤の添加量及び2次架橋剤溶液の濃度を勘案し
て決めることができる。但し、溶液量が多くなると1次
架橋吸水性樹脂粒子間の互着が生じることから、1次架
橋吸水性樹脂100重量5 6 部に対して、50重量部以下にすることが好ましい。尚
、50重量部以下であっても、1次架橋吸水性樹脂粒子
間の互着防止のために、必要により2次架橋剤溶液添加
後に再度共沸脱水することもできる。
2次架橋剤含浸後に、吸水性樹脂は、加熱処理して、架
橋反応させる。この加熱処理による架橋反応は、2次架
橋剤として低温反応型架橋剤を用いた場合には、2次架
橋剤溶液添加後に再度共沸脱水することにより行うか、
2次架橋生成物を乾燥することにより行うことができる
。乾燥方法には特に限定はないが、加熱乾燥及び減圧加
熱乾燥等を用いることができる。
また、2次架橋剤に高温反応型架橋剤を用いた場合には
、1次架橋剤と同様に、吸水性樹脂に含浸させた後に、
架橋反応を進行させるために、高温加熱処理する。加熱
処理温度は、架橋剤の種類にもよるが、多価アミンでは
、約140〜180℃とし、この温度で2〜10時間加
熱する。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法により2次(追加)架橋して得られる
吸水性樹脂は、1次架橋のみの吸水性樹脂に比べて吸水
速度が格段に高い。しかも、1次架橋のみの吸水性樹脂
が本来有する高い吸水能及び耐久性は維持している。さ
らに、本発明の製造方法により得られる吸水性樹脂では
、吸水初期に生じ易い「ままこ」が発生せず、しかも水
への分散性が飛躍的に高い。
本発明の製造方法により得られる吸水性樹脂は、吸水速
度が高いことから、高吸水速度を要求される使い捨てお
しめ、タンポン、衛生綿、ナプキン等への使用に適して
いる。
また、含水状態での耐久性に優れ、長期間使用してもゲ
ル強度が低下する恐れがなく、そのため吸水性及び保水
性を必要とする種々の産業用途に使用できる。例えば、
油中の水分の分離剤、脱水または乾燥剤、農園芸用の保
水剤、液体クロマト担体、吸水剤として好適である。
加えて、本発明の吸水性樹脂は極めて容易に製造するこ
とができる。
7 8 〔実施例〕 以下に本発明を実施例を挙げて説明する。ただし、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 イソブチレン−無水マレイン酸共重合体(分子量140
,000)41.7gと水酸化ナトリウム15.9gを
2507nlの水に添加し、90℃で2時間攪拌して溶
解させた。得られた溶液を室温まで冷却した後、1次架
橋剤としてポリエチレンイミン(PEI、分子量120
0)0.068gを添加し、均一に溶解させた。
これとは別に、攪拌翼と共沸脱水装置を付けた11の三
ロセパラブルフラスコにトルエン500−とソルビタン
モノラウレート(HLB=6)4.3gを入れ、溶解さ
せた。攪拌翼を50゜rpmで回転させながら、上記の
架橋剤を含む共重合体水溶液をトルエン溶液中に静かに
注入し、そのまま加熱し、水を共沸脱水により除去した
脱水は、脱水生成物(吸水性樹脂)の含水率が30重量
%になるまで行った。共沸脱水後、攪拌を停止すると球
状の樹脂が速やかに沈降してくるのでこれをろ過で分離
した。次いでこの樹脂を160℃で5時間熱処理して、
球状の吸水性樹脂を得た。得られた吸水性樹脂の平均粒
径は80μmであった。ここまでを1次架橋操作とする
ついでこの吸水性樹脂を2次架橋操作に付した。
1次架橋した吸水性樹脂3gを、攪拌翼と共沸脱水装置
を付けた50−ミロフラスコ中で、1重量%のソルビタ
ントリオレートを含有するシクロヘキサン201nlに
分散させた。ついでこの分散液に、純水0.6gを添加
し、2時間攪拌して吸水性樹脂の含水率を20重量%に
調整した。
つぎに、ここにトリエチレンテトラミン(TETA)0
.003gと水0.1gの水溶液を添加し、2時間攪拌
してTETAを吸水性樹脂に含浸させた後、共沸脱水を
1時間行った。生成物をろ過、乾燥、熱処理(160°
Cで5時間)して本発明の吸水性樹脂を得た。
本発明の吸水性樹脂(2次架橋したもの)及び9 0 2次架橋する前の吸水性樹脂の吸水速度及び吸水倍率を
測定し、結果を表1に示す。
尚、吸水性樹脂の吸水速度は、以下のように測定した。
グラスフィルターを介して純水に接している濾紙上に吸
水性樹脂0.025gをのせ、吸水に伴う重量変化を一
定時間毎に記録して吸水性樹脂が自重の100倍(2,
5g)の純水を吸収する時間(秒)を求めた。この時間
の逆数を吸水速度とした。
実施例2 2次架橋操作において、TETAを水に代えて0.16
gのメタノールに溶解し、TETA含浸後の共沸脱水を
行わなかったこと以外は、実施例1と同様に操作した。
結果を表1に示す。
実施例3 1次架橋剤であるPEl0量を0.044gとし、2次
架橋操作におけるTETA水溶液の水の添加量を0.2
gとしたこと以外は、実施例1と同様に操作した。尚、
1次架橋により得られた吸水性樹脂の平均粒径は95μ
mであった。結果を表1に示す。
実施例4及び5 1次架橋剤であるPEIの量を0゜033゜gとしく実
施例4及び5)、2次架橋剤であるTETAの量を0.
0015g(実施例4)または0゜003g (実施例
5)とし、TETA水溶液の水の添加量を0.4g(実
施例4)または0.6g(実施例5)としたこと以外は
、実施例1と同様に操作した。尚、1次架橋により得ら
れたヒドロゲルの平均粒径は95μmであった。結果を
表1に示す。
実施例6 2次架橋剤であるTETAに代えてPEIを用い、2次
架橋操作におけるPEI水溶液の水の添加量を0.4g
としたこと以外は、実施例1と同様に操作した。結果を
表1に示す。
1 2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)α−オレフィンまたはビニル化合物と無水
    マレイン酸との共重合体のアルカリ金属塩、1次架橋剤
    、水、分散剤及び有機溶媒を含む懸濁液を共沸脱水処理
    して1次架橋吸水性樹脂を得る工程、 (b)1次架橋吸水性樹脂に2次架橋剤を含浸させる工
    程、及び (c)2次架橋剤を含浸させた吸水性樹脂を加熱して架
    橋反応を行う工程、 の各工程を含む表面層を2次架橋した吸水性樹脂の製造
    方法。
  2. (2)1次架橋剤が共沸脱水温度より高い架橋温度を有
    し、共沸脱水生成物を1次架橋剤の架橋温度以上に加熱
    して架橋反応を行い1次架橋吸水性樹脂を得る請求項1
    記載の製造方法。
  3. (3)2次架橋剤が共沸温度以下の温度で架橋反応を起
    こすものであり、工程(c)の加熱架橋を共沸脱水と同
    時に行う請求項1記載の製造方法。
  4. (4)2次架橋剤が共沸温度より高い温度で架橋反応を
    起こすものであり、工程(c)の加熱架橋を2次架橋剤
    の架橋温度以上に加熱にすることにより行う請求項1記
    載の製造方法。
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