JPH03197304A - 酸化物超電導薄膜の作製方法 - Google Patents
酸化物超電導薄膜の作製方法Info
- Publication number
- JPH03197304A JPH03197304A JP1336975A JP33697589A JPH03197304A JP H03197304 A JPH03197304 A JP H03197304A JP 1336975 A JP1336975 A JP 1336975A JP 33697589 A JP33697589 A JP 33697589A JP H03197304 A JPH03197304 A JP H03197304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- target
- bias voltage
- sputtering
- oxide superconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 34
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 claims abstract description 28
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 23
- 239000010408 film Substances 0.000 abstract description 15
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 10
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 abstract 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 8
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000002887 superconductor Substances 0.000 description 8
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 238000001755 magnetron sputter deposition Methods 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N Magnesium oxide Chemical compound [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 description 2
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 244000052616 bacterial pathogen Species 0.000 description 1
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 239000000395 magnesium oxide Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、酸化物超電導薄膜の作製方法に関する。より
詳細には、高品質な酸化物超電導薄膜を作製する方法に
関する。
詳細には、高品質な酸化物超電導薄膜を作製する方法に
関する。
従来の技術
YIBa2Cu30t−x系、Bi2Sr、Ca、Cu
、 011系およびT1.Ba2Ca2Cu、 Oや系
の各酸化物超電導体は、臨界温度が高く、実用化が有望
と考えられている。
、 011系およびT1.Ba2Ca2Cu、 Oや系
の各酸化物超電導体は、臨界温度が高く、実用化が有望
と考えられている。
これらの酸化物超電導体を、ジョセフソン素子、超電導
トランジスタ等の電子デバイスに応用するためには、薄
膜化することが必須である。
トランジスタ等の電子デバイスに応用するためには、薄
膜化することが必須である。
酸化物超電導体の薄膜作製方法としては、真空蒸着法、
MBE法、スパッタリング法、CVD法等が検討されて
いる。特にスパッタリング法は比較的簡便であり、且つ
真空蒸着に比べると酸素分圧の高い状態で成膜できる。
MBE法、スパッタリング法、CVD法等が検討されて
いる。特にスパッタリング法は比較的簡便であり、且つ
真空蒸着に比べると酸素分圧の高い状態で成膜できる。
そのため、超電導特性が良好な薄膜を作製し易く、ひろ
く酸化物超電導体の薄膜化の手法として用いられてきた
。
く酸化物超電導体の薄膜化の手法として用いられてきた
。
具体的に、酸化物超電導体をスパッタリング法で薄膜化
する手順の一例を簡単に説明する。まず、成膜しようと
する酸化物超電導体の構成元素が、スパッタ効率を考慮
した組成で含まれるターゲットを作製する。一般的には
、このターゲットは酸化物である。次にこのターゲット
を電極として、アルゴンおよび酸素を含む雰囲気でスパ
ッタリングし、400〜800℃程度に加熱したMgO
または5rTi03等の基板上に薄膜を形成する。必要
に応じて成膜しただけの薄膜に大気圧等の酸素雰囲気で
熱処理を施して、酸素を供給し超電導体化する。
する手順の一例を簡単に説明する。まず、成膜しようと
する酸化物超電導体の構成元素が、スパッタ効率を考慮
した組成で含まれるターゲットを作製する。一般的には
、このターゲットは酸化物である。次にこのターゲット
を電極として、アルゴンおよび酸素を含む雰囲気でスパ
ッタリングし、400〜800℃程度に加熱したMgO
または5rTi03等の基板上に薄膜を形成する。必要
に応じて成膜しただけの薄膜に大気圧等の酸素雰囲気で
熱処理を施して、酸素を供給し超電導体化する。
また、薄膜の組成を正確に制御する目的で、複数のそれ
ぞれ異なる単一の酸化物のターゲットを使用してスパッ
タリングすることもある。
ぞれ異なる単一の酸化物のターゲットを使用してスパッ
タリングすることもある。
発明が解決しようとする課題
上述のような、電子デバイスに使用するためには、単結
晶で、かつ平滑性に優れた酸化物超電導薄膜が好ましい
。
晶で、かつ平滑性に優れた酸化物超電導薄膜が好ましい
。
しかしながら、従来の方法では、成膜後に酸素雰囲気中
で高温(900℃前後)の熱処理を行わないと、超電導
特性のよい酸化物超電導薄膜が得られなかった。この熱
処理を行う前の薄膜を空気に曝すことは好ましくなく、
また、高温での熱処理により、基板元素の拡散が起こる
ため、酸化物超電導薄膜の基板近傍の部分はその超電導
特性が劣化する。さらに、成膜工程から熱処理工程の間
の搬送は煩雑でもあり、工程数も多く、それに伴い得ら
れる薄膜の超電導特性も安定しなかった。
で高温(900℃前後)の熱処理を行わないと、超電導
特性のよい酸化物超電導薄膜が得られなかった。この熱
処理を行う前の薄膜を空気に曝すことは好ましくなく、
また、高温での熱処理により、基板元素の拡散が起こる
ため、酸化物超電導薄膜の基板近傍の部分はその超電導
特性が劣化する。さらに、成膜工程から熱処理工程の間
の搬送は煩雑でもあり、工程数も多く、それに伴い得ら
れる薄膜の超電導特性も安定しなかった。
そこで本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し
て、結晶性のよい、高品質な酸化物超電導薄膜を成膜後
の熱処理なく作製可能な方法を提供することにある。
て、結晶性のよい、高品質な酸化物超電導薄膜を成膜後
の熱処理なく作製可能な方法を提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明に従うと、酸化物超電導薄膜を高周波スパッタリ
ング法で基板上に作製する方法において、スパッタリン
グ中のターゲットのセルフバイアス電圧が一200v以
上となるようにスパッタ電極に正のバイアス電圧を印加
することを特徴とする酸化物超電導薄膜の作製方法が提
供される。
ング法で基板上に作製する方法において、スパッタリン
グ中のターゲットのセルフバイアス電圧が一200v以
上となるようにスパッタ電極に正のバイアス電圧を印加
することを特徴とする酸化物超電導薄膜の作製方法が提
供される。
作用
本発明の方法は、高周波スパッタリング法で酸化物超電
導薄膜を作製する際に、ターゲットに正のバイアス電圧
を印加して、ターゲットのセルフバイアス電圧を0〜−
200 Vにするところにその主要な特徴がある。すな
わち、高周波スパッタリング法では、スパッタリング中
に自己バイアス効果でターゲットが負に帯電する。それ
に対し、本発明の方法では、ターゲットに正のバイアス
電圧を印加して、スパッタリング中のターゲットの電位
を−50〜−200V、好ましくは一100V程度にす
る。
導薄膜を作製する際に、ターゲットに正のバイアス電圧
を印加して、ターゲットのセルフバイアス電圧を0〜−
200 Vにするところにその主要な特徴がある。すな
わち、高周波スパッタリング法では、スパッタリング中
に自己バイアス効果でターゲットが負に帯電する。それ
に対し、本発明の方法では、ターゲットに正のバイアス
電圧を印加して、スパッタリング中のターゲットの電位
を−50〜−200V、好ましくは一100V程度にす
る。
本発明の方法では、成膜速度を遅くするためにターゲッ
トに正のバイアス電圧を印加して、ターゲット上での電
圧降下を小さくする。酸化物超電導体は、一般に低い成
膜速度で成膜すると、結晶性のよい高品質の薄膜が得ら
れる。しかしながら、通常のマグネトロンスパッタリン
グ法においては、成膜速度を遅くするためには、投入す
る高周波電力を小さくしなければならない。この場合、
得られる酸化物超電導薄膜は、結晶性は優れるものの酸
素不足の薄膜となる。従って、成膜しただけでは超電導
特性があまりよくないため、前述の900℃前後での熱
処理を行わなければならない。これは、高周波電力を小
さくすると、発生するプラズマの強度が弱くなり、十分
な酸素を含んだ高品質な酸化物超電導薄膜ができる際の
反応に最も寄与していると考えられているラジカルな酸
素(0“)が不足するからである。
トに正のバイアス電圧を印加して、ターゲット上での電
圧降下を小さくする。酸化物超電導体は、一般に低い成
膜速度で成膜すると、結晶性のよい高品質の薄膜が得ら
れる。しかしながら、通常のマグネトロンスパッタリン
グ法においては、成膜速度を遅くするためには、投入す
る高周波電力を小さくしなければならない。この場合、
得られる酸化物超電導薄膜は、結晶性は優れるものの酸
素不足の薄膜となる。従って、成膜しただけでは超電導
特性があまりよくないため、前述の900℃前後での熱
処理を行わなければならない。これは、高周波電力を小
さくすると、発生するプラズマの強度が弱くなり、十分
な酸素を含んだ高品質な酸化物超電導薄膜ができる際の
反応に最も寄与していると考えられているラジカルな酸
素(0“)が不足するからである。
従って、本発明の方法では、プラズマ強度を小さくせず
、十分な量のゲを発生させて、なおかつ成膜速度を遅く
するために、ターゲット表面に衝突するイオンの加速電
圧を下げるべく、ターゲットに正のバイアス電圧を印加
する。しかしながら、ある程度以上ターゲットの電位を
高くしてもその効果は変わらず、成膜速度が遅過ぎて、
実用性が失われるだけである。そこで本発明の方法では
、スパッタリング中のターゲットの電位が基板電位に対
して−50〜−200Vとなるようにバイアス電圧をか
ける。
、十分な量のゲを発生させて、なおかつ成膜速度を遅く
するために、ターゲット表面に衝突するイオンの加速電
圧を下げるべく、ターゲットに正のバイアス電圧を印加
する。しかしながら、ある程度以上ターゲットの電位を
高くしてもその効果は変わらず、成膜速度が遅過ぎて、
実用性が失われるだけである。そこで本発明の方法では
、スパッタリング中のターゲットの電位が基板電位に対
して−50〜−200Vとなるようにバイアス電圧をか
ける。
以下、本発明を実施例により、さらに詳しく説明するが
、以下の開示は本発明の単なる実施例に過ぎず、本発明
の技術的範囲をなんら制限するものではない。
、以下の開示は本発明の単なる実施例に過ぎず、本発明
の技術的範囲をなんら制限するものではない。
実施例
本発明の方法で、Y 1 Ba2CU30 ?−X酸化
物超電導薄膜およびBi2Sr、Ca2Cu30x酸化
物超電導薄膜を作製した。
物超電導薄膜およびBi2Sr、Ca2Cu30x酸化
物超電導薄膜を作製した。
第1図に、本発明の方法を実現する高周波マグネトロン
スパッタリング装置の概念図を示す。第1図の高周波マ
グネトロンスパッタリング装置は、内部を高真空に排気
可能で、スパッタリングガスを導入することができるチ
ャンバlを具備する。
スパッタリング装置の概念図を示す。第1図の高周波マ
グネトロンスパッタリング装置は、内部を高真空に排気
可能で、スパッタリングガスを導入することができるチ
ャンバlを具備する。
チャンバ1内には、下部にターゲット5が固定されるタ
ーゲット電極8が、また、上部には、基板2がターゲッ
ト5と向き合って保持される基板ホルダ3が設けられて
いる。ターゲット電極8は、高周波電源6および高周波
カットフィルタ9を介してバイアス電源7に接続され、
高周波電源6およびバイアス電源7は接地されている。
ーゲット電極8が、また、上部には、基板2がターゲッ
ト5と向き合って保持される基板ホルダ3が設けられて
いる。ターゲット電極8は、高周波電源6および高周波
カットフィルタ9を介してバイアス電源7に接続され、
高周波電源6およびバイアス電源7は接地されている。
バイアス電源7は、発生するバイアス電圧を任意に変え
ることができる。また、基板ホルダ3は、内部に基板2
を過熱するヒータ4を具備し、やはり接地されている。
ることができる。また、基板ホルダ3は、内部に基板2
を過熱するヒータ4を具備し、やはり接地されている。
実施例1
第1図の装置を用いて、Y、BaおよびCuを原子比1
:2:4.5で含む焼結体をターゲット5に用いて、Y
IBa2Cus 0t−x酸化物超電導薄膜を作製した
。基板2を基板ホルダ3を介して接地し、スパッタリン
グ中のターゲットの電位をそれぞれ−20、−50、−
100、−150、−200、−280V (バイア
ス電圧なし)として、成膜を行った。ターゲット電位以
外のスパッタ条件を以下に示す。
:2:4.5で含む焼結体をターゲット5に用いて、Y
IBa2Cus 0t−x酸化物超電導薄膜を作製した
。基板2を基板ホルダ3を介して接地し、スパッタリン
グ中のターゲットの電位をそれぞれ−20、−50、−
100、−150、−200、−280V (バイア
ス電圧なし)として、成膜を行った。ターゲット電位以
外のスパッタ条件を以下に示す。
基板 MgO
基板温度 600℃
RF電力 2.5 W / ctl
基板−ターゲット間距離 35 mm
ターゲット上での磁場強度200ガウススパツタリング
ガス Ar 8SCCM024SCCM 圧力 2 X 10−”Torr 膜厚 3000人 薄膜形成後に熱処理は行わず、超電導特性を測定した。
ガス Ar 8SCCM024SCCM 圧力 2 X 10−”Torr 膜厚 3000人 薄膜形成後に熱処理は行わず、超電導特性を測定した。
測定結果とターゲット電位との関係を以下の第1表に示
す。
す。
第1表
実施例2
第1図の装置を用いて、81% Sr、 CaおよびC
uを原子比2:2:2:3で含む焼結体をターゲット5
に用いて、Bi、5r2Ca、CI、 011酸化物超
電導薄膜を作製した。実施例1と同様、基板を接地し、
スパッタリング中のターゲットの電位を、それぞれ−2
0、−50、−100、−150、−200、−280
V(バイアス電圧なし)として、成膜を行った。ターゲ
ット電位以外のスパッタ条件を以下に示す。
uを原子比2:2:2:3で含む焼結体をターゲット5
に用いて、Bi、5r2Ca、CI、 011酸化物超
電導薄膜を作製した。実施例1と同様、基板を接地し、
スパッタリング中のターゲットの電位を、それぞれ−2
0、−50、−100、−150、−200、−280
V(バイアス電圧なし)として、成膜を行った。ターゲ
ット電位以外のスパッタ条件を以下に示す。
基板 MgO
基板温度 750℃
RF電力 2.5W/cat
基板−ターゲット間距離 35mm
ターゲット上での磁場強度200ガウススパツタリング
ガス Ar 8 SCCMO□ 4 SCCM 圧力 5 X 1O−2Torr膜厚 20
0OA 薄膜形成後、実施例1と同様熱処理は行わず、超電導特
性を測定した。測定結果とターゲット電位との関係を以
下の第2表に示す。
ガス Ar 8 SCCMO□ 4 SCCM 圧力 5 X 1O−2Torr膜厚 20
0OA 薄膜形成後、実施例1と同様熱処理は行わず、超電導特
性を測定した。測定結果とターゲット電位との関係を以
下の第2表に示す。
第2表
注:臨界電流密度は77にで測定。
この結果、本発明の方法に従って、磁場強度を小さくし
、遅い成膜速度で成膜した酸化物超電導薄膜は、成膜後
に熱処理を行わなくても優れた超電導特性を有すること
がわかる。
、遅い成膜速度で成膜した酸化物超電導薄膜は、成膜後
に熱処理を行わなくても優れた超電導特性を有すること
がわかる。
発明の詳細
な説明したように、本発明の方法に従うと、従来よりも
少ない工程で、高品質の酸化物超電導薄膜が作製可能で
ある。また、本発明の方法は、従来の方法で用いた装置
をそのまま使用することができる。従って、本発明によ
り高品質の酸化物超電導薄膜の生産コストも低減される
。
少ない工程で、高品質の酸化物超電導薄膜が作製可能で
ある。また、本発明の方法は、従来の方法で用いた装置
をそのまま使用することができる。従って、本発明によ
り高品質の酸化物超電導薄膜の生産コストも低減される
。
第1図は、本発明の方法を実施する高周波スパッタリン
グ装置である。 〔主な参照番号〕 1−@−チャンバ、 2・・・基板、 3・・・基板ホルダ、 4・・・ヒータ、 5・・・ターゲット、 6・・・高周波電源、 7・・・バイアス電源、 8・・・ターゲット電極、 9・・・高周波カットフィルタ
グ装置である。 〔主な参照番号〕 1−@−チャンバ、 2・・・基板、 3・・・基板ホルダ、 4・・・ヒータ、 5・・・ターゲット、 6・・・高周波電源、 7・・・バイアス電源、 8・・・ターゲット電極、 9・・・高周波カットフィルタ
Claims (1)
- 酸化物超電導薄膜を高周波スパッタリング法で基板上に
作製する方法において、スパッタリング中のターゲット
のセルフバイアス電圧が−200V以上となるようにス
パッタ電極に正のバイアス電圧を印加することを特徴と
する酸化物超電導薄膜の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336975A JPH03197304A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 酸化物超電導薄膜の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1336975A JPH03197304A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 酸化物超電導薄膜の作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03197304A true JPH03197304A (ja) | 1991-08-28 |
Family
ID=18304329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1336975A Pending JPH03197304A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 酸化物超電導薄膜の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03197304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018167895A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | キヤノンアネルバ株式会社 | スパッタリング装置 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1336975A patent/JPH03197304A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018167895A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | キヤノンアネルバ株式会社 | スパッタリング装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03197304A (ja) | 酸化物超電導薄膜の作製方法 | |
JPH0297427A (ja) | 酸化物超伝導薄膜の製造方法 | |
JPH03197306A (ja) | 酸化物超電導薄膜を作製する装置および方法 | |
JP2549894B2 (ja) | 高温超伝導セラミック薄膜の形成方法 | |
JPH06291375A (ja) | 薄膜超電導体の製造方法及びその製造装置 | |
JPH03197303A (ja) | 酸化物超電導薄膜の作製方法 | |
JPH0365502A (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
JP3105014B2 (ja) | 超伝導薄膜の製造方法 | |
JPH03197305A (ja) | 酸化物超電導薄膜の作製方法 | |
JP2818701B2 (ja) | 酸化物高温超電導体の表面処理方法 | |
JP3507108B2 (ja) | バイアススパッタリング法による堆積膜形成方法 | |
JP2916514B2 (ja) | 酸化物薄膜の製造方法 | |
JP2835235B2 (ja) | 酸化物超電導体薄膜の形成方法 | |
JP2567446B2 (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
JPH02120229A (ja) | 酸化物超伝導薄膜の製造方法 | |
JPH01112614A (ja) | 超電導薄膜の製造方法 | |
JPH0238310A (ja) | 酸化物高温超電導薄膜の製造方法 | |
JP2501615B2 (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
JP2525852B2 (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
JPS63283179A (ja) | ジョセフソン接合素子の製造方法 | |
JP2501616B2 (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
JPH01161628A (ja) | 酸化物超電導薄膜作成法 | |
JPH05166727A (ja) | 化合物薄膜の製造方法 | |
JPH0243357A (ja) | 超伝導薄膜の製造方法 | |
JPS63299019A (ja) | 薄膜超電導体の製造方法 |