JPH031958A - 高速印字用グレイズ基板 - Google Patents

高速印字用グレイズ基板

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JPH031958A
JPH031958A JP13588789A JP13588789A JPH031958A JP H031958 A JPH031958 A JP H031958A JP 13588789 A JP13588789 A JP 13588789A JP 13588789 A JP13588789 A JP 13588789A JP H031958 A JPH031958 A JP H031958A
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JP
Japan
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layer
heating resistor
electrode layer
glazed
speed printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP13588789A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Takeda
幸弘 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速印字が可能で、かつ小型であるサーマル
ヘッドに使用されるグレイズ基板5こ関する。
〔従来の技術〕
データー2や図形などの情報を印字、記録するサーマル
プリンタは、無衝撃性で、騒音が少く、無臭であり、現
像定着などの操作が不要で、保守管理性が良いこと等の
特徴を有していることから、情報末端機器及びファクシ
ミIJ等に用いられている。このサーマルプリンタの記
録方式は、加熱fこより、発色する機能を有する感熱記
録紙にドツト状の発熱素子を有するサーマルヘッドにパ
ルス状の電力を印加して発熱させ、そこへ感熱記録紙を
定常的に供給することにより、その発熱エネルギーを感
熱記録紙に発色させるのである。従来使用されているサ
ーマルヘッドの断面図を第2図に示した。ここで、基板
1の上Iこ蓄熱することを目的としたグレーズ層13を
設置し、さらlこその上ζこ発熱抵抗体8と発熱抵抗体
に電力を供給する電極12を形成し、表面iこはトップ
コート層9を各々設置しである。
しかしながら、これ等のサーマルヘッドは、10rrL
see/ライン程度の低速印字、印刷の場合には使用可
能であるが、近年特に要求されている0、 1〜5 m
 see/ラインという高速で印字・印刷する際には大
電力を供給することlこなり、その結果、電力を供給す
る電極が過熱してしまい、感熱紙が接触することにエリ
黒変するとか、グレイズ層も高温破壊することにより、
印字は不鮮明になってしまうことが屡々生じている。
この問題の解決策として、電極を大型化することにより
、電気抵抗を低下させ電極の発熱を防ぐことが種々試み
られたが、いづれもグレイズ基板が大型化してしまうと
いう問題点が新たに生じ、未だに解決されないままとな
っている。
また、一部のグレイズ基板イこは、グレイズ層の下部に
別途電力を供給するための電極を配する試みはなされた
。例えば電極素材として、電気抵抗が低いAu、Ag及
びCu等を使用することにより電極が発熱することを防
止することができた。しかし、これら金属は溶融温度が
960〜1080℃と低いため、この金属の上層に形成
するグレイズドガラスは、一般的には軟化点700℃以
下のものしか使用できず、高速印字の際lこ発生する高
熱lこけ耐えられず、グレイズドガラスが軟化、発泡す
る結果となり、これまた実用性において問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、発熱抵抗体とこの発熱抵抗体に電力を供給するため
に、この発熱抵抗体の下部に設置され、発熱抵抗体と電
気的に接続された電極層(A)とを有するサーマルヘッ
ドにおいて、上記発熱抵抗体と電極1軌)との間に、少
くとも軟化点700℃以上のグレイズドガラス層(至)
を形成し、かつ、電極層(A)に効率的に電力を供給す
る機能を具備した電極層(B)を有することを特徴とす
る高速印字用グレイズ基板を提供するものである。
本発明Iこよる高速印字用ダイズ基板の断面を示す概念
図を第1図に示した。jなわち、発熱抵抗体8とこの発
熱抵抗体に電力を供給するだめの電極層(A)2との間
に、グレイズドガラス層3と結晶質ガラスN4とを形成
し、かつ電極層(A)に効率的lこ電力を供給する機能
を具備した電極層(B)5と、さらに電極層(B)の上
部に絶縁層6きから主としてなる小型でかつ高速印字が
可能なサーマルヘッドに使用するグレイズ基板を提供す
るものである。
本発明でいう「グレイズ基板」とは、主にアルミナ及び
窒化アルミ等のセラミックス基板上に、必要lこ応じA
g%Au、Pt、人1及びCu等金属線及び/又は金属
層を部分的に有し、さらjここれら金属線及び/又は金
属層の上面に(S i 02−PbO−B20s )系
及び(Si02−λ1203−BaO)系等のグレイズ
ドガラス層または、これら組成に酸化亜鉛(ZnO)、
酸化ジルコニウム(ZrOz)及び酸化チタン(Ti0
2)等を添加して成る結晶質ガラス層を全面もしくは部
分的に形成した基板であり、ガラスの持つ耐熱性、表面
平滑性St気P3縁性及び低熱伝導(保熱)性から主に
サーマルヘッドの部材として広く使用されろものである
本発明でいう「電極(A)」とは、高融点で、かつ低電
気抵抗性を有jる金属から成っており、具体的には融点
が1100℃以上、好ましくは1300℃以上で、かつ
電気抵抗率(mQ/[ゾ10μ)が100以下、好まし
くは50以下、さら?こ好ましくは10以下の金属であ
り、さらに具体的にはPt%Pd、 W、Mo及びこれ
ら金属からなる合金等であり、中でもPt%Pd及び(
Pt−Ag )合金が好適である。また電極N(A)の
層厚は特に制限はないが、好ましくは0.1〜100μ
、さらに好ましくは1〜50μ、特に好ましくはlO〜
40μである。
また、本発明でいう「グレイズドガラス層」とは、高速
印字の際、発熱抵抗体より発生する熱を保持する一方、
その高熱によって軟化することなく、また表面に微細な
印刷による配線が可能となる程度の粗度を具備している
グレイズドガラスから成っている。その軟化温度は70
0℃以上、好ましくは800℃以上、さらlこ好ましく
は900℃以上で、その組成は主番こシリカ(Si02
)、アルミナ(Al g O3)  酸化バリウム(B
ad)、酸化カルシウム(Cab)及び酸化ストロンチ
ウム(SrO)等からなる高温特性に優れたガラスであ
る。また、グレイズドガラス層の層厚は特に制限はない
が、好ましくは10〜60μ、ざらに好ましくは30〜
50μである。
さらに本発明でいう「結晶質ガラス層」とは、基板1と
上記グレイズドガラス層との間に有り、両者との接着性
が優れ、なおかつ、グレイズドガラス層を焼成する際(
こ、形状変化を起さない高温特性が優れたガラスから成
っており、その溶融温度は900℃以上、好ましくは1
200℃以上、さらに好ましくは1400℃以上である
。このガラスの組成は主にシリカ、アルミナ、酸化バリ
ウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛(Zoo)及び酸化チ
タン(Ti Oa )等である。結a1□質ガラス層の
層厚は特に制限はないが、好ましくは5〜40μ、さら
に好ましくは10〜20μである。
また本発明でいう「電極層(B)」とは、前記電極層(
A)に効率的に電力を供給する目的で形成されるもので
ある。よって電極層(B)に使用されろ素材としては、
低電気抵抗性を有する金属が好適であり、その電気抵抗
率(mΩ/D/10μ)が10以下、好ましくは5以下
、さらlこ好ましくは2以下の金属で、具体的にはAg
s Cu、 Au。
AI、 W、 Pt、 Zn、Ni%re%Sn、 P
b、 Pd及びこれら金属から成る合金等であり、中で
もAg、 Cu1Au及びAlが好ましく、特lこAg
が好ましい。
また電極#(B)の層厚は特に制限されるものではない
が、O11〜100μ、好ましくは1〜50μ、特に好
ましくは10〜40μである。
さらに、電極層(B)の上層に形成される絶縁層は、さ
らに上部に配置される導線8と電極層(B)とを絶縁す
る目的で使用されるものであれば、その素材は特に制限
されろものではないが、各種ガラス及びセラミックス等
が使用され、中でも結晶質ガラスが好適である。
さらに本発明高速印字用グレイズ基板による高速印字サ
ーマルヘッドには、発熱抵抗体8、導線7及びオーバー
コート層9等、公知のものが使用されろ。例えば発熱抵
抗体としては、Rung、ニクロム系、Ta系のもの、
導線としてはAI 、Au、 Ag等、またはそれらの
ワイヤー状のものが使用でき、オーバーコート材をして
は、8i0aを主成分としたガラス質のものが使用でき
る。好適な例としては、抵抗体としてILL102を5
〜15μm1導線として1〜2μの人U、オーバーコー
ト材として5iOzに加えpbo、B、O,等を含んだ
ガラス等が挙げられる。
実施例−1及び比較例−1〜2(グレイズ基板の調製) 以下、本発明の実施例を図面を診照して、本願高速印字
用グレイズ基板の調製方法(こついて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すグレイズ基板の断面図
であり、第2〜4図は比較対象のグレイズ板の断面図で
ある。
(1)  第1図において、基板1として96%焼結ア
ルミナ基板(20X 230 % )を使用し、基板1
上にpt含有ペーストを印刷し、1600℃、2時間常
法fこより焼成し、層厚20μ、簿「112〜の電極層
(A)2を作成した。さらIこ結晶質ガラスペーストを
電極層(A)2上に印刷し、1200℃、1時間焼成し
、層厚15μの結晶質ガラス784を得、同様lこして
1250℃、1時間焼成して層厚40μのグレイズドガ
ラス7@3を結晶質ガラス/li4の上に形成させた。
次いで、λg含有ペーストを基板1上に電極層(幻と実
質的に接触するように印刷し、850℃、10分間焼成
し、膚厚20μm層中17♂の電極層(B)5を形成さ
せた。さらに電極層(B)5上に結晶質ガラスペースト
をコートし、900℃、10分間焼成することで、層厚
15μの絶縁層6を作成し、本発明による高速印字用グ
レイズ基板を調製した(以後、本グレイズ基板をG−1
と呼び、参考実施例として使用する)。
t2)G−1と同一素材で、かつ同一焼成条件により、
第2図に示すグレイズ基板(以櫃、本グレイズ基板なG
−2と呼び、参考比較例として使用する)を調製した。
第2図において、グレイズドガラス層13の突起部の厚
さは70μ。
平坦部の厚きは40μ、1巾は2Xであり、またAgか
らなる2個の電極1f112の層厚及び層中はそれぞれ
30μ、2)である。
(3)第3図1こおいて、G−1と同一の基板1の上に
Au含有ペーストを印刷し、850℃、10分間焼成し
て、層厚及び層中がそれぞれ20μ及び19への電極層
22を形成し、さらに、この電極層22の上に結晶質ガ
ラスペーストを印刷し、900℃、10分間焼成して、
層厚及び層中がそれぞれ15μ及び18への結晶質ガラ
ス層24を作成し、次いで、上記結晶質ガラス層24上
にグレイズドガラスペーストを印刷し、900℃、1時
間焼成し、層厚及び層中がそれぞれ40μ及び27X、
のグレイズドガラス層23を作成した。このようにして
得られたグレイズ基板を以後本グレイズ基板をG−3と
呼び、参考比較例として使用する。
参考実施例−1及び参考比較例−1〜2(グレイズ基板
の評価) +11  サーマルヘッドの調製 実施例で調製したグレイズ基板01〜3にそれぞれAu
含有ペーストを印刷して850℃、10分間焼成して厚
さ1μのAu線7を形成し、次いで厚さ20μ、巾0.
5 vsの発熱抵抗体層を印刷、850℃、10分間焼
成した後、ガラスペーストをコーティングし、800℃
×10分間焼成して、厚さ10μのオーバーコート層9
を形成した。
次いで、上記基板薔こそれぞれドライバーIC10を搭
載し、サーマルヘッドを調製した。
(2)回路抵抗値の測定 上記のとおり得られたサーマルヘッドの発熱抵抗体8を
Au線で短絡させて、それぞれのサーマルヘッドの端子
110回路抵抗値を測定し、その結果を表−1に示した
(3)印字試験 前項(1)で得られたサーマルヘッドをプリンター1こ
搭載し、低速印字(10m see/ライン)及び高速
印字(0,5m see/ライン)試験を行い その結
果を表−1に示した。
表−1 (簀1)電極層12が異常に発熱し、これ1こ感熱紙が
接触したため、感熱紙が黒変した。
(簀2)印字開始後10分頃から、発熱抵抗体8による
高熱のため、グレイズドガラス層23が高熱破壊され、
不鮮明な印字となった。
表−1から判るとおり、本発明による高速印字用グレイ
ズ基板により、大型化することなく、小型で、かつ低速
印字性は当然のこと、高速印字性にも極めて優れたサー
マルヘッドが得られるようになったことがわかる。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一例である高速印字用グレイズ基板
及びそれを使用したサーマルヘッドの断面図であり、第
2〜3図は、比較対象となるグレイズ基板及びそれを使
用したサーマルヘッドの断面図である。 図面において、1は基板、2は電極tvi (A)、3
はグレイズドガラス層、4は結晶質ガラス層、5は電極
層CB)、6は絶縁層、7は導線、8は発熱抵抗体、9
はオーバーコート層、10はIC。 11は端子、12は電極層(A)、13はグレイズドガ
ラス層、22は電極層(A)、23はグレイズドガラス
層及び24は絶縁層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発熱抵抗体とこの発熱抵抗体に電力を供給するため
    に、この発熱抵抗体の下部に設置され、発熱抵抗体と電
    気的に接続された電極層(A)とを有するサーマルヘッ
    ドにおいて、上記発熱抵抗体と電極層(A)との間に、
    少くとも軟化点700℃以上のグレイズドガラス層を形
    成し、かつ電極層(A)に効率的に電力を供給する機能
    を具備した電極層(B)を有することを特徴とする高速
    印字用グレイズ基板。 2、該発熱抵抗体と該電極(A)との間に、該グレイズ
    ドガラス層と溶融温度900℃以上の結晶質ガラス層(
    B)とを有する特許請求の範囲第1項記載の高速印字用
    グレイズ基板。 3、該グレイズドガラス層及び結晶質ガラス層のそれぞ
    れの層厚が10〜60μ及び5〜40μである特許請求
    の範囲第1乃至2項記載の高速印字用グレイズ基板。 4、該電極層(A)が白金(Pt)であり、層厚が0.
    1〜100μである特許請求の範囲第1項記載の高速印
    字用グレイズ基板。 5、該電極層(B)が銀(Ag)であり、層厚が0.1
    〜100μである特許請求の範囲第1項記載の高速印字
    用グレイズ基板。
JP13588789A 1989-05-31 1989-05-31 高速印字用グレイズ基板 Pending JPH031958A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002639A (ja) * 2007-05-02 2009-01-08 Air Products & Chemicals Inc 溶融炉への熱供給方法

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