JPH03195787A - 被膜用組成物 - Google Patents

被膜用組成物

Info

Publication number
JPH03195787A
JPH03195787A JP1332862A JP33286289A JPH03195787A JP H03195787 A JPH03195787 A JP H03195787A JP 1332862 A JP1332862 A JP 1332862A JP 33286289 A JP33286289 A JP 33286289A JP H03195787 A JPH03195787 A JP H03195787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
acid ester
silicone oil
film
sucrose fatty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1332862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2783627B2 (ja
Inventor
Toshio Kawaguchi
俊夫 川口
Kazuyoshi Ishida
和義 石田
Yasuhiro Terauchi
靖弘 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP1332862A priority Critical patent/JP2783627B2/ja
Publication of JPH03195787A publication Critical patent/JPH03195787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2783627B2 publication Critical patent/JP2783627B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Preparations (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は良好な被膜を形成する組成物に関する。
該組成物は種々の成形体表面に被膜を形成し、保護膜と
することも出来るし、該被膜を離型剤として使用するこ
とも出来る。特に石膏模型表面に該組成物からなる被膜
を形成し、該被膜を介して模型に対応する型を作成する
とき、優れた離型剤の役目を発揮する0例えば代表的な
使用態様の1つは歯科用レジン離型剤である。即ち歯科
用コンポジットレジンを用いたインレー作成時に石膏模
型表面に本発明の被膜用組成物からなる被膜を形成し、
この被膜を介してコンポジットレジンでインレーを作成
すると該インレーの硬化形成後極めて容易に離型出来る
利点を有する。
(発明が解決しようとする問題点) 従来、被膜を形成する組成物は種々のものが知られてい
る。また該被膜は単なる保護膜とする用途のほかにしば
しば離型剤としても広(利用されている0例えば、金属
型枠で硬化性化合物例えば石膏等の無機質硬化物を硬化
させるときは離型剤として水、シリコーン樹脂、パラフ
ィンワックス類等が使用されるし、歯科用レジンの型ど
りをするときは例えば石膏模型とコンポジットレジンと
の離型剤としてアルギン酸ナトリウム水溶液、錫箔、セ
ロファンなどが使用されている。しかし、これら公知の
離型剤は離型するのに大きな力を必要としたり、分離さ
れた硬化物の表面が平滑でなかったり、寸法精度が良好
でない等、必らずしも満足の出来るものではなかった。
特に歯科用分野で使用されているアルギン酸ナトリウム
水溶液系の離型剤は塗布後の乾燥に長時間を要するため
作業効率も悪い欠点を有していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等はかかる欠点を補うべく鋭意研究を重ねてき
た。その結果ショ糖脂肪酸エステル及びシリコーンオイ
ルを特定量混合した組成物は被膜性に冨み、精度が高く
、しかも優れた離型性を有することを見い出し、本発明
を完成するに至った。
即ち本発明は、(a)ショ糖脂肪酸エステル100重量
部及び(ハ)シリコーンオイル10〜800f!量部か
ら成る被膜用組成物である。
本発明の組成物を構成する成分の一つは、ショ糖脂肪酸
エステルである。該ショ糖脂肪酸エステルは、公知な化
合物で、シatll!と脂肪酸のエステル化合物である
。上記脂肪酸としては、特に制限はされず公知のものが
単独あるいは、組合わせて用いることが出来る。一般に
好適に使用される脂肪酸は、酢酸、オレイン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸などの炭素原子数15〜20の脂
肪酸である。最も好適に使用されるシー!I糖脂肪酸エ
ステルを具体的に例示するとシg糖酢酸エステル、ショ
糖オレイン酸エステル、シgtljバルミチン酸エステ
ル、シ=I111ステアリン酸エステルなどが挙げられ
る。
本発明の組成物を構成する他の必須成分は、シリコーン
オイルである。シリコーンオイルとしては、特に制限は
されず公知のものが単独あるいは組合わせて用いること
が出来る。一般に好適に使用されるシリコーンオイルと
しては、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジエ
ンポリシロキサン、ハイドロジエンポリシロキサン、ジ
メチルジフェニルポリシロキサンフルオロシリコーンあ
るいは、アミノ変性、エポキシ変性シリコーン等の1〜
1000000 cSt  (25℃)の粘度のシリコ
ーンオイルが挙げられる0本発明の被膜用組成物を、例
えば離型剤として使用する場合は、通常後記有機溶媒に
溶解して使用するので高粘度のシリコーンオイルも何ん
ら制限なく用いられ本発明の効果を発揮するが、粘度が
余り高すぎると塗布時に被膜の厚さにムラが生じる傾向
があるため、1〜2000 cStの粘度のシリコーン
オイルが好適に採用される。
本発明のシリコーンオイルは、ショ糖脂肪酸エステル1
00重量部に対して、10重量部〜800重量部好まし
くは20重量部〜700重量部の範囲で用いる事が望ま
しい、上記下限値より使用量が少いと被膜形成が十分で
なかったり、離型剤とするときは離型性が低い傾向があ
る。また上記上限値より使用量が多いと被膜が不均一に
なったり、被膜の強度が不十分になる傾向があるので好
ましくない。
本発明の被膜用組成物を保護被膜あるいは離型剤として
の被膜に形成する態様は公知の使用態様から必要に応じ
て進んで決めればよい。一般には該組成物を有機溶媒に
溶解し、該溶液を塗布後膣溶媒を蒸発除去することによ
って被膜を形成さす手段が最も好適に採用される。
上記有機溶媒は一般に揮発性有機溶媒が好適に使用され
、ショ糖脂肪酸エステル及び前記シリコーンオイルの両
方を溶解する公知のものが特に限定されず単独又は、組
み合わせて用いられる。特に好適に使用される有機溶媒
はハロゲン系の有機溶媒とアルコール系の有機溶媒であ
る。該ハロゲン系有機溶媒は例えば塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、メチルクロロホ
ルム、フロン、等の低級炭化水素のハロゲン化物が、ま
たアルコール系有機溶媒はメタノール、エタノール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、1−7’
タノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール等の
低級アルコールが好適に使用される。
上記揮発性有機溶媒の使用量は必要に応じて決定すれば
よいが通常はシatll脂肪酸エステルとシリコーンオ
イルとの合計量100重量部に対して、200重量部〜
1000重量部好ましくは、300重量部〜900重量
部の範囲から選べば好適である。
本発明の被膜用組成物を比較的低温(20℃以下)で保
存あるいは使用する場合には、ハロゲン系有機溶媒とア
ルコール系有機溶媒の混合溶媒が好適に採用される。単
独溶媒で溶解させた場合には、20°C以下で構成成分
のひとつであるショ糖脂肪酸エステルが析出し易く、冬
場などは使用する度に加熱する必要があるのに対し、上
記混合溶媒系では比較的低温においてもショ糖脂肪酸エ
ステルが析出しなくなる。たとえ析出しても20℃付近
に戻せば短時間で溶解させる事ができる。組合わせて用
いる該溶媒を具体的に例示すると、ハロゲン系有機溶媒
としては塩化メチレン、クロロホルム;アルコール系有
機溶媒としてはメタノール、エタノールが挙げられ、特
に塩化メチレン−エタノール系が人体に対する毒性の見
地から好ましい。これら両溶媒の混合割合は、ハロゲン
系有機溶媒100重量部に対してアルコール系有機溶媒
5〜70重量部、特に5〜40重量部にすることが、低
温でのショ糖脂肪酸エステルの析出を妨ぐ効果が著しい
ため好ましい。
本発明の被膜用組成物に、離型能の向上や、粘度調製の
ために、必要に応じて公知の樹脂や無機フィラーを適宜
加えることはしばしば好適な態様となる。該樹脂無機フ
ィラーは特に限定されず適宜選択して使用出来る。一般
に好適に使用されるものを具体的に例示すれば、該樹脂
としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、
ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルブチラール、ヒドロキシプロピルセルロースポリ
ビニルピロリドン等である。また無機フィラーとしては
例えば、石英、無定形シリカ、シリカジルコニア、クレ
ー、酸化アルミニウム、タルク、雲母、カオリン、ガラ
ス、硫酸バリウム、酸化チタン、チッ化ケイ素、チッ化
アルミニウム、炭酸カルシウムなどがある。
上記樹脂及び無機フィラーの添加量は、粘度や離型能に
悪影響を及ぼさない様に、適宜決定すればよいが一般に
はショ糖脂肪酸エステル100重量部に対して、それぞ
れ50重量部以下におさえるのが好ましい。
(発明の効果) 以上に述べたように、本発明の被膜用組成物は有機溶媒
に溶解し、被保護成形体又は型枠に塗布し、該有機溶媒
を除去することにより均一で強固な被膜を形成さすこと
が出来る。そのために種々の保護被膜に使用出来るだけ
でなく、離型剤として好適に使用出来る。特に石膏等の
無機硬化体に対する離型性が良好であるので、無機硬化
体の離型剤としては効果的である。該効果はシーItI
脂肪酸エステルとシリコーンオイルの両必須成分を併用
することによりのみ達成され、各成分を単独で用いても
発揮されない。即ち、シ=II!脂肪酸エステル単独の
場合には被膜形成能はあるが離型性が不十分であり、シ
リコーンオイル単独の場合には被膜形成能が無く石膏等
の無機硬化体の如き多孔質のものに対しては内部に浸透
してしまって離型性が発現しない。
〔実施例〕
以下、本発明を更に具体的に説明するために、実施例及
び比較例を示すが、本発明は、これらの実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1〜11 石膏(面至歯科工業■社製の超硬石膏)を用い、23°
C湿度50%の恒温室内で、練和後ポリプロピレン製フ
ィルム上に流す事によって、平板状の硬化体を得た。硬
化した石膏面には、第1表に示したシーII!脂肪酸エ
ステルとシリコーンオイルとを第1表の溶媒に溶解し、
小筆を用いて3度塗布し、エアーを吹きつけて乾燥した
次に、内径4mmの穴が開いた厚さ1.5閣のパラフィ
ンワックス板を石膏面に圧接し、その穴の中にコンポジ
ットレジン(徳山曹達■製パルフィークライト)を充填
した後、可視光線照射器(商品名:ホワイトライト)を
30秒間照射する事によってレジン硬化体を得た0石膏
面に形成された被膜の離型性は、石膏面と平行な方向に
力を加え、コンポジットレジンをはがすために必要な力
(せん断力)を測定する事によって評価した。その結果
は第1表に示す通りであった。
また、速乾性の評価は、石膏面に離型剤を小筆で3度塗
布した後、被膜表面のベトつきがなくなるまでの時間を
測定する事によって評価した。その結果は第1表にあわ
せて示した。
実施例12〜24 ショ糖脂肪酸エステルとシリコーンオイルを、第2表に
示した混合有機溶媒に溶解させた後、各温度にコントロ
ールした恒温水槽に20分間浸漬し、ショ糖脂肪酸エス
テルが析出する温度を測定した。
又、各組成物の分離能および速乾性については実施例1
〜11と同様な方法で評価し、その結果も第2表にあわ
せて示した。
実施例25〜32 被膜用組成物として、実施例12〜19に示した組成物
を用い、0℃の水槽で一旦シヨ糖脂肪酸エステルを析出
させた後に23°Cの恒温室に移し析出物の溶解するま
での時間を測定した。その結果は、第3表に示した。
実施例12〜24、及び同25〜32より、本発明の組
成物が離型性に秀れることのみならず、ハロゲン系有機
溶媒とアルコール系有機溶媒とを組合わせた混合溶媒を
用いた場合、シラ糖脂肪酸エステルの低温における溶解
性が向上することがわかる。
第 表 比較例1〜8 実施例1おける被膜用組成物の構成成分に代って第4表
に示す被膜用成分を用いた以外は実施例1と同様に実施
した。その結果は第2表に示す通りであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a)ショ糖脂肪酸エステル100重量部 及び b)シリコーンオイル10〜800重量部 から成ることを特徴とする被膜用組成物。
JP1332862A 1989-12-25 1989-12-25 被膜用組成物 Expired - Fee Related JP2783627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332862A JP2783627B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 被膜用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1332862A JP2783627B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 被膜用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03195787A true JPH03195787A (ja) 1991-08-27
JP2783627B2 JP2783627B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=18259634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1332862A Expired - Fee Related JP2783627B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 被膜用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2783627B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002081121A3 (en) * 2001-04-06 2003-10-23 Rag All S P A Releasing agent for die-cast moulding processes of nonferrous materials, composed of a mixture of silicone oils and biodegradable ester oil

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024018534A (ja) 2022-07-29 2024-02-08 株式会社ジーシー 歯科用分離材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5049325A (ja) * 1973-08-14 1975-05-02
JPS6243424A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 Shin Etsu Chem Co Ltd シルセスキオキサン乳濁液の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5049325A (ja) * 1973-08-14 1975-05-02
JPS6243424A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 Shin Etsu Chem Co Ltd シルセスキオキサン乳濁液の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002081121A3 (en) * 2001-04-06 2003-10-23 Rag All S P A Releasing agent for die-cast moulding processes of nonferrous materials, composed of a mixture of silicone oils and biodegradable ester oil

Also Published As

Publication number Publication date
JP2783627B2 (ja) 1998-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4657959A (en) Hydrophilic silicones
US5569691A (en) Hydrophilized polyethers
AU630055B2 (en) Articles having improved slip coatings
MX166928B (es) Mejoras a composiciones enlazables en forma cruzada conteniendo poliepoxidos y agentes de fraguado poliacidos
JPS60209507A (ja) 寸法安定な型組成物
JP2002504629A (ja) 揮発性腐食阻害剤に基づく組成物またはプレミックスの使用、該組成物またはプレミックス、この組成物を含む製品、及びその調製方法
ATE133333T1 (de) Pharmazeutische zubereitung mit verzögerter wirkstoffreigabe und verfahren zur herstellung derselben
ATE135393T1 (de) Polymerzusammensetzung zur herstellung einer trennfolie
JPH05245922A (ja) 離型性ポリエステルフィルムの製造方法
JPS6033858B2 (ja) コーテイング用組成物
JPH03195787A (ja) 被膜用組成物
US2941916A (en) Heat resistant decalcomania transfer and method of making and using the same
US4691039A (en) Ethoxylated siloxane surfactants and hydrophilic silicones prepared therewith
JPH0368823B2 (ja)
JP2783594B2 (ja) 被膜用組成物
JP2004082370A (ja) 離形フィルム
US2639241A (en) Nonfoggy moistureproof sheet
ES2282854T3 (es) Aditivo reologico.
JPS5821491A (ja) 離型剤組成物
JPS62130807A (ja) 離型性の向上方法
GB1593330A (en) Dental investment material
US3382128A (en) Heat sealable polystyrene pellicles
JPH0372609B2 (ja)
JPH08104535A (ja) 離型材スラリー
US3053695A (en) Heat sealable coated films of monoalkenyl aromatic polymerizates and a process for preparing the same

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees