JPH03194283A - 給湯・給水配管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は鞘管へンダー工法により施工される給湯または
給水配管に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、建物内の各所に給湯または給水を行う場合、幹り
Ｔを敷設し、この幹管の途中に、上記各所に対する枝管
を分岐接続した配管を用いている。

しかしながら、かかる配管構造では、多数の枝管におい
て、同時に通水を行うと、幹管遠端側の枝管に至る程、
吐出量が少なくなって、均等給湯または給水が困難とな
り、幹管長さが長く途中での枝管接続本数が多い、ホテ
ル、ビルあるいは高層集団住宅の場合、問題がある。

このため、近来、ホテル、ビル等における給湯または給
水配管には、第４図に示すように、給湯または給水近端
側に給湯・給水ヘンター４′を設け、このヘッダー４′
より、複数本の枝管３′・・・・・・を延設する所謂ヘ
ッダー工法が開発され、その施］二には、該ヘッダー４
′から上記各所に至る配管用鞘管３′、・・・・・・を
建築物の構築時に予め配設しておき、後目、その配設鞘
管内に給湯管または給水管３′、・・・・・・を通管す
る、所謂、鞘管工法が配管の更新作業の容易性等の有利
性から用いられている。

このように、ヘッダー配管方式と鞘管工法とを結合した
所謂、鞘管へンダー工法においては、鞘管の内部に給湯
管・給水管を通管した配管構造となる。

〈解決しようとする課題〉 しかしながら、鞘管ヘッダー］二法により施］二した」
１記の給湯・給水配管には、次のような問題がある。

（１）内管が鞘管内にルーズに収納されており、内管が
振動し易く、ウォターハンマー現象が強烈であり、衝突
音の発生が激しい。ウォターハンマー源の振動エネルギ
ーの多くを管材の歪エネルギーとして吸収できれば、そ
れだけつＡターハンマー現象を緩和でき、衝突音を小さ
くできるが、」１記の給湯・給水配管においては、鞘管
が管軸方向に歪変形し易い可撓管であるにもかかわらず
、振動エネルギーを鞘管に伝え難く、ウォクーハンマー
現象が強烈である。

（２）内管表面での結露によって鞘管内に水が溜り易く
、給湯管の場合、熱ＩＭ失の増加が著しい。内管と鞘管
との間に空気層が存在するが、鞘管内の溜り水のために
この空気層を有効な断熱層として利用し難い。

本発明の目的は、鞘管ヘッダー工法により、施工する給
湯・給水配管において、上記つォクーハンマー現象を軽
減でき、内管と鞘管との間の空気保有させる必要がある
。而るに、本発明においては、内管を支持する手段に管
軸方向に連続せる凹部を用いているので、四部の内側先
端と内管との接触圧力を低くでき、良好な通管性を保証
できる。

〈実施例の説明〉 以下、図面により、本発明の詳細な説明する。

第１図Ａは本発明の一実施例を示す説明図、第１図Ｂは
第１図へにおけるｂ−ｂ断面図、第１図Ｃは第１図Ｉ３
におけるｃ−ｃ断面図である。

第１図Ａ乃至第１図Ｃにおいて、１はプラスチック製（
例えばポリエチレン）の波付可撓性鞘管であり、リング
状の方形山部１１と方形谷部１２とを交互に有する方形
波状の波付けを施しである。

２、・・・・・・は管軸方向に連続せる凹部であり、周
方向間隔を等間隔にして３〜６個設けである。この四部
２を構成する管壁２１にも、上記の波付けを施しである
。３は給湯管、給水管としてのプラスチック製内管（ポ
リエチレン、架橋ポリエチレン、ボリブデン）であり、
凹部２．・・・・・・の内側先端２２、・・・・・・に
よって鞘管１とほぼ同心の位置に支持層を断熱層として
有効に利用できる給湯・給水管を提供することにある。

〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る給湯・給水配管は、外面に管軸方向に連続
せる凹部を三本以上有する波付可撓性プラスチック鞘管
内に、給湯管または給水管が上記四部の内側先端により
鞘管内にほぼ同心位置で支持されていることを特徴とす
る構成である。

く作用〉 かかる構成とすることにより、振動エネルギーを波付ｈ
１撓性鞘管によく伝達でき、鞘管の可撓性のために鞘管
に大なる歪を発生さ・Ｕ得、その人なる歪エネルギーの
ためにウォターハンマー現象を緩衝できて、衝突音の発
生を軽減できる。更に、内管を鞘管内のセンターに位置
さ、ｔ！（’）るので、鞘管内に溜まる結露水程度では
、内管が溜水に接触するのを回避でき、給湯管を空気層
で良好に断熱できる。

本発明に係る給湯・給水配管は鞘管ヘングー工法におい
て使用するものであり、良好な通管性をされている。

上記の波付可撓性鞘管は、方形波と四部と付したプラス
チック帯条体を管状に形成し、その縦の合わせ目を溶接
等によって接合することによって製造できる。また、プ
ラスチック管を円形に四部を有する形状で押出成形し、
引続きコルゲータを用いて外周部を押出して円周方向の
凹凸を形成するか、又は、コルゲータを用いて減圧によ
り拡径して円周方向の凹凸を形成する事によって製造で
きる。史にプラスチック管の押出成形に連続してコルゲ
ータにより方形波の波付けを施し、更に、ロールによっ
て四部を形成してもよい。この凹部の形成時には、プラ
スチック管の同化が相当に進行しており、管壁がロール
によって凹まされても管壁の伸ひをよく防止でき、四部
における方形波付を充分に保持できる。

上記給湯・給水配管を施工するには、建物の構築時に鞘
管を配設し、後）」、鞘管内にプラスチック内管を通管
する。

この場合、曲がりルートにおいては、鞘管がやや偏平化
しているので、四部の内側先端間の間が挟まり、通管時
には、内管により鞘が拡径されて内管と凹部内側先端と
の間にその拡径反力としての接触圧力が作用することに
なる。また、直線ルートにおいても、凹部の内側先端と
それらの中心までの間隔が内管半径よりも小さいと、接
触圧力が作用する。しかしながら、鞘管の拡径には第２
図の点線で示すように、四部２の１」２３の拡開が大き
く寄与し、この拡開が比較的小さな先端押ｊ上刃Ｉ）で
生じるから、上記の接触圧力を小にとどめ（（す（例え
ば、内管支持体が拡開不司である場合、鞘管管壁を周方
向引張りにより伸長さなければならないので、上記接触
圧力は著しく人となる）、良好な通管性を保持できる。

また、四部２の形状を第：３図に示す形状にすると、通
管時の抵触圧力を更に小さくすることが出来る。

〈発明の効果〉 本発明に係る給湯・給水配管は上述した通りの構成であ
り、給湯・給水管の良好な通管性を保持させたままで給
湯・給水管を鞘管内に周りから支持し得、かつ、その支
持位置を鞘管内センターになし得るから、鞘管ヘッダー
工法のもとで、ウォターハンマー現象の振動エネルギー
をｉｉ月尭性鞘管に伝えてウォクーハンマー現象を歪エ
ネルギーによる吸収でよく緩衝でき、しかも鞘１（Ｃ内
結露による溜り水と内管との接触防止によって内管に対
する優れた断熱効果を保証できる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本発明の一実施例を示す説明図、第１図Ｂは
第１図へにお番）るｂ−ｂ断面図、第１図Ｃは第１図Ｂ
におけるｃ−ｃ断面図、第２図は本発明において、鞘管
と内管との間に作用する接触圧力を示す説明図、第３図
は本発明の他の実施例を示す部分断面図、第４図は公知
の鞘管ヘノダー工法を示す説明図である。 １・・・・・・鞘管、　　ｌ【・・・・・・波の山部、
　　１２・・・・・・波の谷部、　２・・・・・・凹部
、　３・・・・・・給湯管または給水管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外面に管軸方向に連続せる凹部を三本以上有する波付可
   撓性プラスチック鞘管内に、給湯管または給水管が上記
   凹部の内側先端により鞘管内にほぼ同心位置で支持され
   ていることを特徴とする給湯・給水配管。