JPH03193742A - アルコキシベンズアルデヒドの製造方法 - Google Patents

アルコキシベンズアルデヒドの製造方法

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JPH03193742A
JPH03193742A JP2269704A JP26970490A JPH03193742A JP H03193742 A JPH03193742 A JP H03193742A JP 2269704 A JP2269704 A JP 2269704A JP 26970490 A JP26970490 A JP 26970490A JP H03193742 A JPH03193742 A JP H03193742A
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JP
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carbonate
carbon atoms
alkali metal
copper
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JP2269704A
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Dominique Nobel
ドミニク・ノベル
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Rhodia Chimie SAS
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Rhone Poulenc Chimie SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • C07C45/70Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction with functional groups containing oxygen only in singly bound form

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、ハロゲノベンズアルデヒドからアルコキシベ
ンズアルデヒドを製造する方法に関する。更に詳しくは
、本発明は、3−ハロゲノ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒドから3−アルコキシ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒドを、そして5−ハロゲノ−2−ヒドロキシベンズ
アルデヒドから5−アルコキシ−2−ヒドロキシベンズ
アルデヒドを製造する方法に関する。
[従来の技術1 カナデイアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー (C
anadian Journal of Chemis
tryl、31 、第476頁(1953年)の文献に
は、メ、タノール中で銅(■)化合物の存在下での5−
へロゲノー4−ヒドロキシー3−メトキシベンズアルデ
ヒド(即ち5−ハロゲノバニリン)のナトリウムメチラ
ートによるメトキシ化が記載されている。臭素化誘導体
によって得られる収率は約60%である。
米国特許第4.218,567号には、3.5−ジメト
キシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒドの製造が記載さ
れている。
英国特許第2.089.672号には、蛯酸エステル及
び銅(1)塩から成る触媒の存在下における5−プロム
ー4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド及び
ナトリウムメチラートからの3.5−ジメトキシ−4−
ヒドロキシベンズアルデヒドの製造が記載されている。
この方法においては、アルデヒド官能基が前もってアセ
タールに変えることによって保護される。この反応は非
常に遅い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、アルデヒド官能基をアセタールの形で保護す
る必要もなく、溶媒、好ましくはアルコール中でハロゲ
ノベンズアルデヒドのアルコキシル化を実施することを
提案する。
本発明を以下で開示するにあたって、用語「ハロゲノベ
ンズアルデヒド」とは、少なくとも1個のアルデヒド官
能基と少なくとも1個のハロゲン原子を含有するあらゆ
る化合物を意味するものとする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、次の一般式(1) %式%(1) (ここで、Xはハロゲン原子、好ましくはよう素、臭素
、または塩素原子を表わし、 Roは、環内に少なくとも5個の炭素原子を有する置換
されていてよい芳香族環式基を表わし、好ましくは下記
の基、 ・単環式又は多環式の芳香族炭素環式基、・複素原子O
、N及びSのうちの少なくとも1個を含有する単環式又
は多環式の芳香族複素環式基 のうちの少なくとも一つを表わす) のハロゲノベンズアルデヒドと次の一般式(n)M′″
”[0−R]、       (n)(ここで、Mはア
ルカリ金属又はアルカリ土金属を表わし。
mはアルカリ金属又はアルカリ土金属の原子価を表わし
、 Rはl−12個の炭素原子を含有する炭化水素2&(こ
れは線状若しくは分岐状の飽和若しくは不飽和の非環式
脂肪族基又は芳香族脂肪族基であってよい)を表わす) のアルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラートとを銅
及び(又は)銅化合物の存在下に反応させることにより
アルコキシベンズアルデヒドを製造するにあたり、有効
量の有機カーボネート、有機金属混成カーボネート、二
酸化炭素又は反応媒体中で二酸化炭素を形成できる化合
物の存在下に実施することを特徴とするアルコキシベン
ズアルデヒドの製造方法からなる。
本発明は、特に、基Reが下記のl)〜3)の意味を有
する化合物に適用される。
1) 単環式又は多環式の芳香族炭素環式基。
「多環式の炭素環式基」とは、 ・少なくとも2個の芳香族炭素環からなり、それらの環
の間でオルト縮合系又はオルト及びペリ縮合系を形成し
ている基、 ・少なくとも2個の炭素環からなり、それらの1個が芳
香族でありかつそれらの環の間でオルト縮合系又はオル
ト及びベリ縮合系を形成している基 を意味する。
2)単環式又は多環式の芳香族複素環式基。
「多環式の複素環式基」とは、 ・少なくとも1個の複素原子を各環内に含む少なくとも
2個の複素環からなり、それらの環の1個が芳香族であ
りかつそれらの環の間でオルト縮合系又はオルト及びぺ
り縮合系を形成している基 ・少なくとも1個の炭化水素環と少なくとも1個の複素
環とからなり、それらの環のうちの少なくとも1個が芳
香族でありかつそれらの環の間でオルト縮合系又はオル
ト及びペリ縮合系を形成している基 を意味する。
3) 前記のl)及び(又は)2)に定義したような基
を ・原子価結合、 ・1〜4個の炭素原子を含有するアルキレン又はアルキ
リデン基、好ましくはメチレン又はイソプロピリデン基
、 ・下記の基の一つ −o−−co−−coo − −s−、−so −−so、− (ここでR′は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル
基、シクロヘキシル又はフェニル基を表わす) によりて連結することにより構成される基。
前記の1)〜3)に列挙した基の例としては、下記のも
のがあげられる。
l) フェニレン、トリレン、キシリレン及びナフチレ
ン基。
2) ピロリジンジイル、イミダゾリジンジイル。
ピペリジンジイル、フランジイル、ビロールジイル、チ
オフェンジイル、イソオキサゾールジイル、フランジイ
ル、イソチアゾールジイル、イミダゾールジイル、ピラ
ゾールジイル、ピリジンジイル、ピリダジンジイル、ピ
リミジンジイル、1.8−ナフチリジンジイル、キノリ
ンジイル、インドールジイル及びベンゾフランジイル基
3) ビフェニレン、1.1 ’ −メチレンビフェニ
レン、1.1′  −イソプロピリデンビフェニレン、
1、1 ’ −オキシビフェニレン及び1.1 ’ −
イミノビフェニレン基。
前記したように、少なくとも1個のアルデヒド官能基と
少なくとも1個のハロゲン原子を持つ芳香族化合物であ
る基R0は、また、他のハロゲン原子であってよい他の
置換基又は任意の他の基をそれが反応中に競争しない範
囲内で持つことができる。
例示として示す置換基の例としては、下記のものがあげ
られるが、これらに限らない。
・1個以上の炭素原子数l〜4のアルキル基、・1個以
上の炭素原子数1〜4のアルコキシ基、 ・1個以上のヒドロキシル基。
−Mu式(r)に相当するハロゲノベンズアルデヒドの
例としては、特に下記のものがあげられる。
2−ブロムベンズアルデヒド、 3−ブロムベンズアルデヒド、 4−ブロムベンズアルデヒド、 5−ブロム−2−メトキシベンズアルデヒド、4−ブロ
ム−2−チオフェンカルボキサアルデヒド 5−ブロム−3−チオフェンカルボキサアルデヒド。
一般式(I)に相当する化合物のうちでも、本発明は、
特に、次の一般式 (式中、Xはよう素、臭素又は塩素原子を表わし、 R,は水素原子、よう素原子、臭素原子、塩素原子、1
〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、1〜4個の炭
素原子を含有するアルコキシ基又はヒドロキシル基を表
わす。
ヒドロキシル基はアルデヒド官能基についてオルト、メ
タ又はパラ位にあってよい) に相当するハロゲノヒドロキシベンズアルデヒドに適用
される。
さらに詳しくいえば、一般式(Ia)に相当する化合物
であって下記のグループ■〜Vに入るものがあげられる
グループI 基OHはCHO官能基に対してパラ位にある。
ハロゲン原子XはOH基に対してオルト位にある。
基R1は基OHに対してオルト位にある。
グループ■ 基OHはCHO官能基に対してオルト位にある。
ハロゲン原子Xは基OHに対してパラ位にある。
基R1は基011に対してオルト位にある。
グループII+ JiOHはC110官能基に対してオルト位にある。
ハロゲン原子Xは基OHに対してオルト位にある。
基R,は基OHに対してパラ位にある。
グループTV 基Of(はCHO官能基に対してメタ位にある。
ハロゲン原子Xは基OHに対してオルト位にある。
基R,は基OHに対してパラ位にある。
グループV 基OHはCHO官能基に対してメタ位にある。
ハロゲン原子Xは基OHに対してパラ位にある。
基R1は基OHに対してオルト位にある。
好んで使用される式(I a)の化合物は、さらに詳し
くは、次式に相当する。
IO 1 (式中、X及びR1は上で示した意味を有する)本発明
の方法において出発基材となる式(I a)に相当する
ハロゲノベンズアルデヒドの例としては、特に下記のも
のがあげられる。
3−ブロム−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ヨード−4−ヒドロキシベンズアルデヒド。
3.5−ジブロム−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3.5−ショート−4−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ブロム−5−メトキシ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド、 3−ヨード−5−メトキシ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド、 3−ブロム−5−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド、 3−ヨード−5−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアル
デヒド、 3−ブロム−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ヨード−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ブロム−2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ヨード−2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、 2−ブロム−4−ヒドロキシベンズアルデヒド。
2−ヨード−4−ヒドロキシベンズアルデヒ4−ブロム
−3−ヒドロキシベンズアルデヒド、 4−ヨード−3−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ブロム−2−ヒドロキシベンズアルデヒド、 3−ヨード−2−ヒドロキシベンズアルデヒド、 5−ブロム−2−ヒドロキシベンズアルデヒド、 5−ヨード−2−ヒドロキシベンズアルデヒド。
アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラートの定義に
関しては、特に、Rが好ましくは6個以下の炭素原子を
含有する線状若しくは分岐状のアルキル、アルケニル、
アルカジェニル若しくはアルキニル基又はベンジル基を
表わす式(Iりに相当するものが使用される。
上記のアルコラートのうちでも、本発明では、好ましく
は、アルカリ金属アルコラート、特に、1〜4個の炭素
原子を含有する第−又は第二アルカノールのナトリウム
又はカリウムアルコラートが使用される。
しばしば使用されるものはナトリウムメチラート及びナ
トリウムエチラートである。
本発明の方法によれば1式(1)のハロゲノベンズアル
デヒドと式(II)のアルカリ金属又はアルカリ土金属
アルコラートが銅触媒及び有効量の有機カーボネート、
有機金属混成カーボネート、二酸化炭素又は反応媒体中
で二酸化炭素を形成できる化合物の存在下に反応せしめ
られる。
本発明において用いられる有機カーボネート及び金属有
機混合カーボネートは、より特定的には、一般式(m)
: [R,−0−CO−0−] 、l−R,(III )(
式中、R2は ・1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状
のアルキル基、 ・アリール基。
・t−R2個の炭素原子を有する1個若しくは2個のア
ルキル基で置換されたアリール基、・5〜6個の炭素原
子を有するシクロアルキル基、 ・1〜12個の炭素原子を有する1個若しくは2個のア
ルキル基で置換された5若しくは6個の炭素原子を有す
るシクロアルキル基又は ・基 R,−0−CO− (ここで、R4は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若
しくは分枝鎖状のアルキル基、アリール基又は5若しく
は6個の炭素原子を有するシクロアルキル基を表わす) を表わし、 R3は ・1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状
のアルキル基、 ・アリール基。
・1〜12個の炭素原子を有する1個若しくは2個のア
ルキル基で置換されたアリール基。
・5若しくは6個の炭素原子を有するシクロアルキル基
、 ・1〜12個の炭素原子を有する1個若しくは2個のア
ルキル基で置換された5若しくは6個の炭素原子を有す
るシクロアルキル基或いは ・ナトリウム若しくはカリウムのようなアルカリ金属又
はアルカリ土類金属 を表わし、 nはl又はR3がアルカリ土類金属である場合には2で
あり、 R2及びR3は一緒になって2〜6個の炭素原子を有す
るアルキレン基を形成することもできる( のカーボネートである。
好ましくは、有機カーボネート及び有機金属混合カーボ
ネートは、一般式(■): R,−0−Go−0−Rm        (rV )
(式中、Rzは ・1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状
のアルキル基、 ・フェニル基、 ・1〜4個の炭素原子を有する1個若しくは2個のアル
キル基で置換されたフェニル基、・5若しくは6個の炭
素原子を有するシクロアルキル基、 ・1〜4個の炭素原子を有する1個若しくは2個のアル
キル基で置換された5若しくは6個の炭素原子を有する
シクロアルキル基 又は ・基 R,−0−CO− (ここで、R4は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若
しくは分枝鎖状のアルキル基、フェニル基又は5若しく
は6個の炭素原子を有するシクロアルキル基を表わす) を表わし、 R3は ・1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状
のアルキル基、 ・フェニル基、 ・1〜4個の炭素原子を有する1個若しくは2個のアル
キル基で置換されたフェニル基、・5若しくは6個の炭
素原子を有するシクロアルキル基、 ・1〜4個の炭素原子を有する1個若しくは2個のアル
キル基で置換された5若しくは6個の炭素原子を有する
シクロアルキル基 又は ・ナトリウム若しくはカリウム原子 を表わし、 R2及びR3は一緒になって2〜6個の炭素原子を有す
るアルキレン基を形成することもできるt のカーボネートである。
二酸化炭素は、液状反応用混合物中に、その中に循環さ
せることによって又は過圧によって溶解させることがで
きる。二酸化炭素圧を用いる場合、この圧力は一般的に
0.1〜5MPaである。
有機カーボネート又は金属有機カーボネートの例として
は、炭酸ジ−t−ブチル、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル
、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、炭
酸フェニルt−ブチル、炭酸t−ブチルナトリウム及び
ジ−t−ブチルジカーボネートを挙げることができる。
反応用混合物中で二酸化炭素を形成し得る化合物の例と
しては、 ・α−(又はβ−)ケトエステル及びα−(又はβ−)
ケト酸、 ・アミン炭酸塩、尿素及びカルボジイミド、・ジカルボ
ン酸(例えばマロン酸)、α−シアノ又はα−ニトロカ
ルボン酸 並びに β、γ−不飽和カルボン酸 を挙げることができる。
触媒として用いられる銅化合物は周知である。
これらは−船釣に言えば、全ての銅(I)又は銅(II
)の有機又は無機化合物である。
金属銅を使用することができるが、その作用は非常に遅
い、なぜならば、それは予め部分的に銅lr)又はfR
cll)に転化しなければならないからである。
非限定的な例としては、塩化第一銅、塩化第二銅、炭酸
第一銅、塩基性炭酸fliI(ff) 、硝酸第一銅、
硝酸第二銅、硫酸第二銅、酢酸第二銅、トリフルオルメ
タンスルホン酸第二銅、水酸化第二銅、ピコリン酸銅(
■)、銅(I)メチラート。
銅(n)メチラート、8−キノリン−銅(II)キレー
ト又は式CjCuOCHs若しくはCut (OCH*
l*(Acacl、の銅化合物を挙げることができる。
本発明の方法によれば、式(1)に相当するハロゲノベ
ンズアルデヒドのアルコキシル化は、最もしばしば、使
用するアルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラートに
相当するアルコールよりなる有機媒体中で実施される。
溶媒としては、好ましくはメタノール又はエタノールが
選ばれる。
式(1)の化合物の濃度は1式(I)の化合物と溶媒と
の総重量に対する式(I)の化合物の重量で表わして、
一般に3〜40%、好ましくは10〜30%である。
アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラートの使用量
は、一方では式(I)の化合物をアルカリ金属又はアル
カリ土金属フェナートに転化するのに(即ち、基OHを
塩形成するのに)、他方ではハロゲン原子をアルコキシ
基に転化するのに必要な化学量論的量に等しいか又はこ
の量よりも多い。
一般に、アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラート
の使用量は、上記のように定義された化学量論的量の1
〜4倍、好ましくは1.5〜3倍を表わす。
実際的には、アルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラ
ートは、過剰のアルコールを選ばれたアルカリ金属又は
アルカリ出金属と反応させることによってその場で形成
される。
本発明の方法で使用される銅触媒の量は広い範囲で変え
ることができる。
通常、銅触媒/式(I)の化合物のモル比は1〜50%
、好ましくは2〜20%である。
通常使用される式(m)又は(rV)の有機カーボネー
ト又は有機金属カーボネートの量は、式([1) 又@
i (IV) /銅触媒(7) モ)t/比が1〜50
゜好ましくは1〜10となるような量である。
アルコキシル化反応の温度は、一般に90〜220℃、
好ましくは1oo−iso℃である。
圧力は、二酸化炭素が使用される場合にこれを溶解させ
ることを除いてそれ自体臨界的なパラメーターではない
が、前記の温度を達成しかつ溶媒を損失させないために
は、本発明の方法は、通常、自然発生圧力下に実施され
る。
一般に1反応混合物の自然発生圧力は5MPa(50バ
ール)以下である。
アルコキシル化反応の時間は一般に2〜lO時間、好ま
しくは3〜5時間である。
本発明の方法は、3.4.5−)ジメトキシベンズアル
デヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒ
ド(バニリン)及び2−ヒドロキシ−5−メトキシベン
ズアルデヒドの製造に完全に適用される。
本発明の方法の特に重要な利点の一つは、アルデヒド官
能基を保護する必要もなくアルコキシル化反応を行なわ
しめることである。
本発明の方法の他の利点は、それほど高価でなくかつ容
易に再循環できる通常の溶媒に頼れることである。
[実施例] 以下の実施例は本発明を例示するためのものである。
加熱及び撹拌系を備えた40ccテフロン被覆反応器中
に3−ブロム−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズア
ルデヒド(BHMB)2.22g(9,62ミリモル)
、ナトリウムメチラート2g(37ミリモル)を含有す
るメタノール溶液25g及び塩化第一#0.099g(
1ミリモル)を導入した。
この懸濁液中に無水二酸化炭素を30秒間吹き込み1次
いで自然発生の圧力下で撹拌しながら125℃に3時間
加熱した0周囲温度に冷却し。
次いで蒸留水で希釈し、Wt#によって反応混合物のp
Hを4に調節し、不溶性部分を濾過した。
液体クロマトグラフィーによって分析した。
・BHMBの転化率(TR):   100%・シリン
ガアルデヒド(4−ヒドロ キシ−3,5−ジメトキシベンズア ルデヒド)の収率(Y)=     97.5%。
例」− 同じ装入物及び操作条件を用いて、但し窒素雰囲気下で
操作し且つ二酸化炭素をジーt−ブチルジカーボネート
4ミリモルに置き換えて1例1を繰り返した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:        100%・シリン
ガアルデヒドのY:    96%。
工致旦里A 同じ装入物及び操作条件を用いて、但しジーを一ブチル
ジカーボネートを蟻酸メチル0.70 g(11ミリモ
ル)に置き換えて1例2を繰り返した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:        68%・シリンガ
アルデヒドのY:    93%。
匠ユ 同じ装入物及び操作条件を用いて、但し二酸化炭素をエ
チレンカーボネー)0.440g(5ミリモル)に置き
換え且つ塩化第一銅を塩基性炭酸鋼(■)0.110g
に置き換えて1例1を繰り返した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:        98%・シリンガ
アルデヒドのY:    93%。
凱A 同じ装入物及び操作条件を用いて、但しエチレンカーボ
ネートをプロピレンカーボネート0.42g(4ミリモ
ル)に置き換え且つ150℃において反応を実施して、
例3を繰り返した。
処理後に次の結果が得られた: ・B II M BのTR:        100%
・シリンガアルデヒドのY−89%。
脛二 同じ装入物及び操作条件を用いて、但しエチレンカーボ
ネートを炭酸ジエチル0.5cc(4ミリモル)に置き
換えて、例3を繰り返した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:         97%・シリン
ガアルデヒドのY:    96%。
匠互 加熱及び撹拌系を備えた40ccテフロン被覆反応器中
に95%4−ヒドロキシ−3−ブロムベンズアルデヒド
(HBB)2.10g、ナトリウムメチラート2.16
g、塩基性炭酸鋼0.110g及びメタノール25mε
を導入した。
この溶液中に無水二酸化炭素を30秒間吹き込み1次い
で自然発生の圧力下で攪拌しながら125℃に5時間加
熱した0次いで周囲温度に冷却し、蒸留水で希釈し、硫
酸を用いて反応混合物のpHを4に調節し、不溶性部分
を濾過した。
液体クロマトグラフィーによって分析した。
・I(B BのTR:        too%・バニ
リンのY:         99%。
鳳l 加熱及び撹拌系を備えた400ccテフロン被覆反応器
中に3−ブロム−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズ
アルデヒド(BHMB)(純度98%)21.3g、ナ
トリウムメチラート21.6g、塩基性炭酸銅1.10
 g、エチレンカーボネート4.40g及びメタノール
250ccを導入した。
自然発生の圧力下で撹拌しながら125℃に3時間加熱
した0次いで40℃に冷却し、蒸留水で希釈し、濃硫酸
を用いて反応混合物のpHを4に調節し、を濾過し、真
空下で溶媒を蒸発させた。加熱トルエンで2回抽出し1
次いで2戸遇し、真空下でトルエンを蒸発させた。
シリンガアルデヒドt7.2sg(純度95%)が得ら
れた。シリンガアルデヒドの収率91%。
分析 実測(ti : C59,13%、85.60%計算値
:C59,33%、85.53%匠溢 同じ装入物及び操作条件を用いて、但しエチレンカーボ
ネートを炭酸ジメチル5cc (59ミリモル)に置き
換えて1例7を繰り返した。加熱は150℃において3
時間実施した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:        98%・シリンガ
アルデヒドのY:    94%。
厩旦 同じ装入物及び操作条件を用いて、但し炭酸ジメチルを
炭酸ジエチル5cc (40ミリモル)に置き換えて、
例8を繰り返した。加熱は150℃において3時間半実
施した。
処理後に次の結果が得られた: ・BHMBのTR:        99%・シリンガ
アルデヒドのY:    92%。
匠エユ 加熱及び撹拌系を備えた40ccテフロン被覆反応器中
に3.5−ジブロム−4−ヒドロキシベンズアルデヒド
(DBHB)2.79g、トリフルオルメタンスルホン
酸銅(n)0.406g、ナトリラムメチラート2.7
0 g及びメタノール35ccを導入した。
この懸濁液中に無水二酸化炭素を30秒間吹き込み、次
いで自然発生の圧力下で撹拌しながら150℃に4時間
加熱した6次いで、例1におけるように操作した。
次の結果が得られた: DBHBのTR:        100%・シリンガ
アルデヒドのY二    87%・ブロムバニリンのY
:       9%。
匠上ユ 加熱及び撹拌系を備えた40ccテフロン被覆反応器中
に5−ブロム−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(BH
B)4.1g (20ミリモル)、炭酸第二銅Cu(O
H)mCuCO−0,221g (1ミリモル)及びメ
タノール15ccを導入した。
撹拌下でナトリウムメチラーt−4,32g(80ミリ
モル)を含有するメタノール溶液14.4gお添加した
この溶液中に無水二酸化炭素を30秒間吹き込み、次い
で自然発生の圧力下で撹拌しながら125℃に4時間加
熱した0周囲温度に冷却し、蒸留水で希釈し、硫酸を用
いて反応混合物のpHを4に調節した。不溶性部分を枦
遇した。
液体クロマトグラフィーによって分析した。
・BHBの転化率(TR):      58%・2−
ヒドロキシ−5−メトキシ ベンズアルデヒドの収率(Y):   79%手続ネ甫
正書(方式) %式% 補正の対象 願書の特許出願人の欄 明細書 代理権を証明する書面及びその訳文 各1通 事件の表示  平成2年特許願第269704号発明の
名称 アルコキシベンズアルデヒドの製造方法補正をする者 事件との関係 名称

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式( I ) X−R_0−CHO( I ) (ここで、Xはハロゲン原子、好ましくはよう素、臭素
    、または塩素原子を表わし、 R_0は、環内に少なくとも5個の炭素原子を有する置
    換されていてよい芳香族環式基を表わし、好ましくは下
    記の基、 ・単環式又は多環式の芳香族炭素環式基、 ・複素原子O、N及びSのうちの少なくとも1個を含有
    する単環式又は多環式の芳香族複素環式基 のうちの少なくとも一つを表わす) のハロゲノベンズアルデヒドと次の一般式(II)M^m
    ^+[O−R]_m_−(II) (ここで、Mはアルカリ金属又はアルカリ土金属を表わ
    し、 mはアルカリ金属又はアルカリ土金属の原子価を表わし
    、 Rは1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素基(これ
    は線状若しくは分岐状の飽和若しくは不飽和の非環式脂
    肪族基又は芳香族脂肪族基であってよい)を表わす) のアルカリ金属又はアルカリ土金属アルコラートとを銅
    及び(又は)銅化合物の存在下に反応させることにより
    アルコキシベンズアルデヒドを製造するにあたり、有効
    量の有機カーボネート、有機金属混成カーボネート、二
    酸化炭素又は反応媒体中で二酸化炭素を形成できる化合
    物の存在下に実施することを特徴とするアルコキシベン
    ズアルデヒドの製造方法。
JP2269704A 1989-10-09 1990-10-09 アルコキシベンズアルデヒドの製造方法 Pending JPH03193742A (ja)

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BR9005018A (pt) 1991-09-10
IL95925A0 (en) 1991-07-18
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PT95536A (pt) 1991-08-14

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