JPH0319349Y2 - - Google Patents

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JPH0319349Y2
JPH0319349Y2 JP1987028596U JP2859687U JPH0319349Y2 JP H0319349 Y2 JPH0319349 Y2 JP H0319349Y2 JP 1987028596 U JP1987028596 U JP 1987028596U JP 2859687 U JP2859687 U JP 2859687U JP H0319349 Y2 JPH0319349 Y2 JP H0319349Y2
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JP
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diameter
rotating shaft
gear
internal gear
pinion gear
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗たく機に関する。
〔従来の技術〕
洗たく機は周知のごとく洗たく槽の底部に回転
翼を設け、これをモータで回転させて洗たく水流
を得るものである。
ところで、回転翼はこれを一方向のみ回転させ
ていると渦水流も一方向のみで洗たく物の布がら
みが激しく、いたみ方も多い。そこで、時間を限
つて回転方向を変化させるようにしているが、こ
れでも不充分であつた。
かかる欠点を解消するものとして、特公昭51−
20826号公報で第2図に示すように、洗たく槽2
1の底部中央に第1の回転翼22を設け、かつこ
の第1の回転翼22と洗たく槽21の側壁との間
に第2の回転翼23を設け、第1の回転翼22を
翼軸25によつて駆動し、カツプリング26を介
して前記翼軸25の軸受を兼ねた回転軸27によ
つて第2の回転翼23を駆動すべく、その回転軸
27をモーターの回転に連動して、第1の回転翼
22と第2の回転翼23の回転数をそれぞれ異な
らせて同時にまたは交互に回転し、2つの水流を
得るようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような2個の回転翼を洗たく槽内に設ける
場合、該回転翼の駆動軸は多重構造となるが、そ
れぞれを1個のモーターで異なる回転数で駆動す
るには2種の減速装置を必要としていた。減速装
置の構成としては、プーリーとベルトの組合せに
よるものやギヤ比によるものなど色々考えられる
が、いずれにせよ2個の減速装置を使用するので
は設置スペースも大きなものとなり、故障も多
い。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
1個の減速機で2個の回転翼を異なる回転数で駆
動できる洗たく機を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は前記目的を達成するため、槽の底部に
パルセータとアジテータとの2個の回転翼を設け
る場合において、同一の回転軸に設けた大径の第
1ピニオンギヤ、小径の第2ピニオンギヤに、同
心状に配設した大径の第1インターナルギヤ、小
径の第2インターナルギヤをそれぞれ噛合し、こ
れら第1、第2のインターナルギヤから突出する
回転軸を多重軸とした減速機の該多重軸の各々
に、前記回転翼の各々を取付けたことを要旨とす
るものである。
〔作用〕
本考案によれば、モーターの回転は同一の回転
軸により第1、第2のピニオンギヤを同速度で回
転する。そして、これらに噛合する第1、第2の
インターナルギヤは前記ピニオンギヤとのギヤ比
の相違から異なる回転数で例えば第2インターナ
ルギヤが1回転する間に第1インターナルギヤが
2回転以上回転し、各インターナルギヤから突出
する回転軸に取付く回転翼も異なる回転数で回転
する。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の洗たく機の要部の縦断正面図
で、先に本考案の洗たく機で用いる減速機3につ
いて説明すると、上ケース3aのボス部と下ケー
ス3bのボス部を重ね合わせて下方から取付ネジ
11で締付け、そのネジ11の先端部をさらに洗
たく槽1の底部から下方に突出したボス部1aに
螺着して、洗たく槽1の底部に固定した。
この上下のケース3a,3b内では、大径の第
1ピニオンギヤ5bと小径の第2ピニオンギヤ5
cとを同一回転軸5aに設け、このうち第1ピニ
オンギヤ5bは第1インターナルギヤ6cの内歯
と噛合し、第2ピニオンギヤ5cは第2インター
ナルギヤ6cの内歯と噛合する。
第1インターナルギヤ6bは大径、第2インタ
ーナルギヤ6cはそれよりも小径で、第1インタ
ーナルギヤ6b内に第2インターナルギヤ6cが
入り込むように同心状に配設した。
また、これら第1インターナルギヤ6bと第2
インターナルギヤ6cの各内歯と第1ピニオンギ
ヤ5b、第2ピニオンギヤ5cとの関係は、第2
インターナルギヤ6cが1回転する間に第1イン
ターナルギヤ6bが2回転以上するように減速比
を設定する。
これら第1インターナルギヤ6bと第2インタ
ーナルギヤ6cの中心部から回転軸6dと回転軸
6aを立上げるが、第1インターナルギヤ6b側
の回転軸6dは中空軸とし、その内側にシール材
を介して第2インターナルギヤ6c側の回転軸6
aを支持するようにして多重軸構造とする。さら
に、回転軸6dの上端には取付段部6eを、回転
軸6aの上端はネジ部15として形成した。
前記ピニオンギヤ5b,5cの回転軸5aは減
速装置3の下ケース3bの下方に突出してここに
Vプーリー9を取付け、このVプーリー9は洗た
くモータ7の回転軸7aに取付けられたVプーリ
ー8とVベルト10を介して連結する。
なお、前記第1図の実施例では回転軸6dと第
1インターナルギヤ6bとは別体の組合せを示し
ているが、一体形成のものであつてもよい。
前記減速機3のアジテータ2を洗たく槽1の底
部を挿通して突出した回転軸6aにネジ部15を
介して固着し、その下方で回転軸6aの外周にあ
つて二重軸の外軸である回転軸6dの取付段部6
eを利用してパルセータ12を取付ナツト13に
より締付固定した。
洗たく槽1の底部中央に立設されるアジテータ
2は、第2の回転翼として高さHが最大直径であ
る裾部の直径D2とD2<Hの関係にあり、このア
ジテータ2の下部でその外周を囲むように第1の
回転翼として偏平なパルセータ12が位置する。
このパルセータ12は、高さhが最大直径である
裾部の直径D1とD1>hの関係にあるものである。
そして、これらアジテータ2とパルセータ12
の羽根部12bを除いた外周面の形状は相互に重
合して連続した1つの裾広がりのなだらかな湾曲
凹面を形成するものとする。
また、アジテータ2の底部とパルセータ12の
上部の対向する部分は、それぞれ周縁から軸心に
向けて下降する傾斜部2aと傾斜部12aを形成
して、相互の狭小な隙間に傾斜をもたせる。
ただし、前記傾斜は周縁から軸心に向けて上昇
するものであつてもよい。なお、傾斜に代えて周
縁から軸心に及んで周方向に凹凸を設けて重合さ
せることも考えられる。
次に、動作について述べると、洗たくモータ7
を運転すると、第1ピニオンギヤ5bと第2ピニ
オンギヤ5cとが同一回転し、第2インターナル
ギヤ6cが1回転する間に第1インターナルギヤ
6bが2回転以上する。
これによりパルセータ12の羽根部12bの作
用で洗たく槽1内の円周向きでの洗たく物の動き
は従来のうず巻式洗たく機と同様に行われ、しか
もその中心部ではアジテータ2が洗たく物を一回
転させずに上下に大きく動かす。
特に、パルセータ12とアジテータ2は直径
D1>直径D2の関係に設定してあるので、遠心力
が半径D1側の方に大きく働くので、第1図の矢
印のように洗たく物を上下に動かして循環させ、
ムラなく洗浄を行なう。
しかも、このパルセータ12とアジテータ2は
外周面が重合して連続する裾広がりの湾曲凹面を
形成するものであり、パルセータ12の回転はア
ジテータ2による上下水流を阻害することなく、
むしろ助長する働きをし、前記洗たく物は上下に
大きく動かされて布がらみが防止される。
また、アジテータ2とパルセータ12の重合部
の隙間の傾斜は、水流の水平移動を減少させて洗
たく物がアジテータ2やパルセータ12に巻き付
いたり、間に食込まれたりすることを防止する。
〔考案の効果〕 以上述べたように本考案の洗たく機は、槽の底
部に2個の回転翼を設ける洗たく機において、1
個にまとめたコンパクトな減速機でこれらの回転
翼を異なる回転数で駆動できるものであり、洗た
く機の駆動部を小型化かつ単純化して組立が容易
になるとともに故障も減少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の洗たく機の1実施例を示す要
部の縦断正面図、第2図は従来例の洗たく機の要
部を示すの縦断正面図である。 1……洗たく槽、1a……ボス部、2……アジ
テータ、2a……傾斜部、3……減速装置、3a
……上ケース、3b……下ケース、5a……回転
軸、5b……第1ピニオンギヤ、5c……第2ピ
ニオンギヤ、6a……回転軸、6b……第1イン
ターナルギヤ、6c……第2インターナルギヤ、
6d……回転軸、6e……取付段部、7……洗た
くモータ、7a……回転軸、8……Vプーリー、
9……Vプーリー、10……Vベルト、11……
取付ネジ、12……パルセータ、12a……傾斜
部、12b……羽根部、13……取付ナツト、1
5……ネジ部、21……洗たく槽、22……第1
の回転翼、23……第2の回転翼、24……突出
部、25……翼軸、26……カツプリング、27
……回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽の底部にパルセータとアジテータとの2個の
    回転翼を設ける場合において、同一の回転軸に設
    けた大径の第1ピニオンギヤ、小径の第2ピニオ
    ンギヤに、同心状に配設した大径の第1インター
    ナルギヤ、小径の第2インターナルギヤをそれぞ
    れ噛合し、これら第1、第2のインターナルギヤ
    から突出する回転軸を多重軸とした減速機の該多
    重軸の各々に、前記回転翼の各々を取付けたこと
    を特徴とする洗たく機。
JP1987028596U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0319349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987028596U JPH0319349Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987028596U JPH0319349Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS6391290U JPS6391290U (ja) 1988-06-13
JPH0319349Y2 true JPH0319349Y2 (ja) 1991-04-24

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ID=30831706

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120826A (en) * 1974-08-13 1976-02-19 Fuji Photo Film Co Ltd Shashinyokapuraa

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5068568U (ja) * 1973-10-23 1975-06-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120826A (en) * 1974-08-13 1976-02-19 Fuji Photo Film Co Ltd Shashinyokapuraa

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JPS6391290U (ja) 1988-06-13

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